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【まったりと「奇面組」創作小説を創ろう・2組】
- 1 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 10:37
- 進行中の作品もあることですし立てますた。
某板の企画によって誕生しました。
基本ルールは次の通り:
1.ジャンルはギャグ、シリアス、恋愛物など
2.恋愛物は原則的に男x女で
3.エロは禁止、別スレへ
前スレ【まったりと「奇面組」創作小説を創ろう】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/977199357/
- 2 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 11:43
- ララ
LOVE ME うしろ指
HOLD ME さされ組
あいつはだめな奴と
レッテル 貼られたって
LOVE ME うしろ指
HOLD ME さされ組
世界で私だけは
あの人を好きでいたい
うしろ指(うしろ指)
さされ組(さされ組)
- 3 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 12:05
- アラ立ったのネー
スゴいワ、電光石火ヨー
- 4 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 12:15
- できれば>>1にSAGE進行と書いて欲しかった。
- 5 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 13:33
- age
- 6 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 14:02
- オンライン作家は出て行け!!オンライン作家は出て行け!!オンライン作家は出て行け!!
オンライン作家は出て行け!!オンライン作家は出て行け!!オンライン作家は出て行け!!
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- 7 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 14:11
- もう粘着が来たのか
お疲れさん(プ
- 8 :>>6:02/09/06 16:08
- アラ来たのネー
スゴいワ、電光石火ヨー
- 9 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 20:59
- さあ今日もサクサクいこうな。
エロも新作出たようだしここも冷越、いやさレッツGOスよ。
- 10 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 20:59
-
- 11 :9:02/09/06 21:02
- よし>>10、ケコーンだ!ケコーンしる!
- 12 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 21:25
- >>1さん乙彼〜
サゲ進行中
- 13 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 21:57
- で、誰か作家さんを誘導しる。
あと
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/985070387/l50
に話題の彼が。(彼でいいんだよな?
- 14 : :02/09/06 22:14
- 下がってるね
- 15 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 22:15
- >>13
たぶんそう。
早く戻ってきてくれないかな。
- 16 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 22:27
- そんなに激しく叩かれてたかなぁ・・・
早よ戻ってこ〜い
- 17 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 22:32
- 前スレ825氏も他の文転載しておくれ
- 18 : :02/09/06 22:35
- たぶん2ch来てまだ浅いんだろ
みんな叩かれて大きくなるんだ
がんばって這ってでも来い>とおりすがり
通り過ぎていくな。せめて終わらせてからー
- 19 :名無し物書き@推敲中?:02/09/06 22:55
- http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1026269310/49
紹介される罠
- 20 :とおりすがり:02/09/06 23:21
- 来ました。大体の奇面組スレは見てます。エロもね。
読んでくれてる人がいるみたいなので一応最後までやります。
あとsageで行きましょう。
- 21 :とおりすがり@やっと下がった:02/09/07 00:03
- 日曜日。一通りいつものように食事の用意と家事をして、一息ついた頃に電話が掛かってきた。
「…説明させてもらえるかな?」
照れたような声で物月さんがそう言ったので、喜んでと返事をした。
「本当は会って話したかったんだけど、会っちゃうとちゃんと言えないような気がして」
そう言ってゆっくり話し始めた。
「零さん、わたしのこと最初から知ってたみたい。
でもフラれてすっきりしたのよ。今までの呪縛が解けたっていうか…わたしと零さんのね。
……羨ましかったの。零さんはもちろんだけど、なにより唯さんが。
長年悩ましてごめんなさいって零さんに伝えてくれる?」
電話の向こう側の声は明るくて、それが切なかった。
- 22 :名無し物書き@推敲中?:02/09/07 00:08
- sageを半角にしないとだめですよ。
- 23 :名無し物書き@推敲中?:02/09/07 00:14
- サゲてやんないと二次創作厨が荒らすぞ。
- 24 :とおりすがり@すいません勉強不足でした:02/09/07 00:32
- 「わっわたし…わたしの方こそはっきりした物月さんにあこがれてたんだから」
「そう?こんな性格だから結構敵も居るんだけどね、高校のときみたいにはいかないわ…
……零さんはね、辛いことみんな溜め込んじゃうと思うの。でね、それを上手に隠せちゃうの。わたしは開き直っちゃったんだけど、零さんは優しいから全部隠しちゃったんだわ。
現にわたしのことだって全然気付かなかったでしょう?」
毎日会っていたのにそんな素振りを見せなかった。いつも笑ってて。…気付かなかった。
「優しいの。その優しさに甘えちゃったバツね。」
からっと笑って大人になるわ、最後に言い残して電話は切れた。
電話の向こう側の声がちっとも湿っぽくないのが彼女らしいと思った。
「物月さんだって優しいよ…すごく……」
そう呟いた時に、出かけた涙を食いしばった。
- 25 :名無し物書き@推敲中?:02/09/07 02:37
- とおりすがりさんエロスレまで読んでるのか…サスガ
- 26 : :02/09/07 19:47
- アラ、前スレ読めないワヨー
誰かログ持ってないのー
- 27 :名無し物書き@推敲中?:02/09/07 23:11
- 無駄にageてみる。
今日もこねぇのかあの野郎観念して書き込んでくださいコノヤロウ。
- 28 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 00:36
- age
- 29 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 00:48
- >>20ね。
- 30 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 02:10
- ここの住人の数=エロパロスレ住人の数
- 31 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 13:55
- 日曜なので無駄に期待age
- 32 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 18:44
- age
- 33 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 20:58
- 通りすがらないね。誰か他に書く?
- 34 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 21:59
- 下がるの待ってるんでしょ
当分書けないと思うが…
- 35 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 22:06
- ageちゃマズいのか。当分書けないっていうより
当分こなさそう。書いてることは書いてるんだよな
かけたからウプって前スレで言ってたし。。。
- 36 :名無し物書き@推敲中?:02/09/08 23:55
- とりあえず今日は寝ます。
- 37 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 00:20
- 今日はもう通りすがってくれないのかな。
続きが気になるのに・・・。
- 38 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 00:30
- ここに何人くらい来てるんだろう・・・
とりあえず22歳男求職中が一人。
- 39 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 09:01
- え、エロパロスレが…
たった12時間前に書きこんだのに…
- 40 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 12:45
- >>38
中年会社員男性が一人
- 41 :38:02/09/09 13:07
- ageちゃマズいスよ>>40
エロパロ板は不具合かなんかでdat落ちが乱発してるそうな。
- 42 :40:02/09/09 15:06
- サゲ忘れた。ごめん。
BBSPINK鯖は総壊滅状態らしいね
- 43 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 18:26
- 少なくともエロパロスレは壊滅。
エロ作者氏の新作をひそかに期待してた俺の立場は?
- 44 :40:02/09/09 19:10
- >>43
そんなあなたはエロパロ板へGO!
- 45 :43ではないが:02/09/09 22:50
- えらいことになってました。住人はとっとと確認しる!
- 46 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 23:20
- >>38
23歳フリーター女が一人。
通りすがり氏は今日も来ないのかな・・・。
- 47 :名無し物書き@推敲中?:02/09/09 23:21
- >>43
復活してたよ
- 48 :芳名集計:02/09/09 23:54
- ・22歳男求職中
・中年会社員男性
・23歳フリーター女
ただいま3人。
- 49 :825:02/09/10 00:57
- そろそろ次いってみよーか。
Hさんのしかないケド
- 50 :名無し物書き@推敲中?:02/09/10 01:03
- 深夜捕手
- 51 :とおりすがり@PCがツブれますたしばらくこれない予感:02/09/10 01:31
- 「やぁ唯ちゃん、迎えに来たよ」
今日はいつものジャンパーにジーンズじゃなくて、珍しく柄もののTシャツにYシャツなんか羽織っちゃっててなんだかおかしい。いや、おかしいっていうのはヘンって意味じゃなくて……
そういうわたしも出勤するのよりもいい服なんか出してきて、メイクだっていつもより時間をかけていたりしててね。
「じゃあ行きましょうか」
玄関でそんな会話なんかしてると、奥から歯ブラシをくわえたお父さんが出てきた。
「なんだ昨日は夜遅く帰ってまだ出かけ…おや零くん、おは…………………デっデートか!?」
パジャマのままわけの分からないテンションでお父さんが聞くので、私が言い返そうとした次の瞬間に零さんが遮って言った。
「デートです。娘さんお借りしますのだ。」
- 52 :とおりすがり:02/09/10 01:36
- レスをつけていただいた方
お絵かき掲示板で応援してくださった方
本当にありがとうございます。
明日修理に出すので帰ってきたらすぐ完結させます。
ウザいとは思いますが今しばらくお待ちください。
- 53 :名無し物書き@推敲中?:02/09/10 18:58
- 待ちます。
- 54 :芳名集計:02/09/10 22:28
- ・22歳男求職中
・中年会社員男性
・23歳フリーター女
・某作者(!)さん
ただいま4人。
- 55 :名無し物書き@推敲中?:02/09/10 22:38
- >>54レスで4人なら、1000レスまでには800人近くまで達成する計算になるな(笑
- 56 :名無し物書き@推敲中?:02/09/10 22:55
- ゲラゲラゲラいいなぁそれ>>54
ガンガン本誌見てる人口を追い抜こうぜ!
- 57 :↑:02/09/10 22:56
- >>55な罠。行ってきます
- 58 :名無し物書き@推敲中?:02/09/10 23:14
- >>825様
次があるんですね!
さすが神(w
是非お願いしたいです。
- 59 :↑:02/09/11 00:26
- 825て誰?とおりすがりタソ?
- 60 :名無し物書き@推敲中?:02/09/11 00:44
- でも奇面ファン社会って狭いからあまりプロフィールを詳しく書くと誰かばれてしまう罠
- 61 :名無し物書き@推敲中?:02/09/11 01:12
- でも人数が知りたいなどといってみるテスト。
- 62 :名無し物書き@推敲中?:02/09/11 01:46
- 絵掲から来まつた。
5人目?
- 63 :芳名集計:02/09/11 01:50
- ・22歳男求職中
・中年会社員男性
・23歳フリーター女
・某作者(!)さん
・絵掲から来まつた。
ただいま5人。
- 64 :名無し物書き@推敲中?:02/09/11 15:58
- 18歳高3、今日就職試験でしたが何か?
- 65 :芳名集計:02/09/11 20:48
- 素晴らしい奇面ヴァカ(褒め言葉)ハケーン。
・22歳男求職中
・中年会社員男性
・23歳フリーター女
・某作者(!)さん
・絵掲から来まつた。
・18歳高3、今日就職試験
ただいま6人。
- 66 :名無し物書き@推敲中?:02/09/11 23:31
- >>59
前スレよりの神
- 67 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 00:18
- >>65
いいペースだ!
一人一回ジサクジエンだとしても既に3人!(w
- 68 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 00:18
- 芳名集計だけで100ゲトできそうな鬱
- 69 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 00:19
- うわっケコンだケコーンしよう!>>67
- 70 :とおりすがり@PC帰ってきました:02/09/12 02:16
- 「もう、あんなこと言って!」
「恥ずかしかったら帰らなきゃいいのだ。手狭でよければウチは大歓…………あいやその」
しばらく他愛のない話をしながら電車に乗った。
「ところで唯ちゃん」
「なんですか?」
「電車で一体どこに行くのだ?」
ばたっ
「おおっ唯ちゃんどうしたのだ急に倒れて!?」
「れっ零さんが久しぶりにどこか行こうって誘ったんでしょ!?」
「ははっそうだったっけ?」
「もう、せっかくのよそ行きが…
で、みんなはどこで待ってるの?」
「みんなって?」
ずざー
「…唯ちゃん朝から元気だねぇ」
「誰のせいですか!」
「今日は二人だけなのだ。たまにはいいだろう?」
- 71 :とおりすがり:02/09/12 02:17
- デパート、遊園地、レストラン、動物園、喫茶店……目が回りそうなくらいに走り回ってぐったりしながら夕方の電車に乗った。
一応市に向かう人々はこの時間帯少ないらしく車内はがらんとしていて、ほんの二、三人が椅子に座っているだけだった。
揺れる電車の振動が懐かしくて、少し目を閉じる。何か変な感じだ。零さんと二人でこの電車に乗るなんて、高校のときは思ってもみなかった。
「いやー今日は久しぶりに遊んだのだ」
満足そうにニコニコしながら零さんがそう言いながら動物園のパンフレットを読んでいる。
まったくもう、こんなに走り回るんだったらもっと動きやすい服装で来たのに。
「唯ちゃんもしばらくぶりに走り回って疲れたんじゃないか?」
「あ…あら、保育士の基礎体力ってけっこう凄いのよ」
このくらいでへばったとあっては、昭和の根性娘の名が廃る。
「…じゃあもう一軒行こう!」
しゅぴっと人差し指を立てて、零さんが提案した。
……い、いいけどね……
- 72 :とおりすがり:02/09/12 02:18
- 駅に着いて見渡すと、そこはなつかしの通学路だった。
「うわっ懐かしー。ねっみて零さん、あそこの駄菓子屋まだやってるよ。
ホラあのラーメン屋さん、みんなでラーメン食べたとこ」
懐かしい建物を指差しながら思い出に浸っていると、ようやく校門にたどり着いた。長く見なかった学校は少し古くなっていたようだが、あのときのままそこに佇んでいる。
「ねぇみて零さん、この桜。おっきくなってるー
うわーすごいねぇ、卒業式のときは咲いてなくて残念だったけどまだ元気なんだ」
見上げる葉桜は枝葉を伸ばし、随分大きな影を地面に落としていて時間を感じる。
「……ここで気付いたのだ」
振り返ると、懐かしそうな顔をほころばせて彼がわたしを見ていた。
「今でもその場所に焼きついてるよ、そうやって桜の木を見上げる女の子が涙を拭くのを見てたのだ。
風が吹いて髪が舞い上がる。左手で髪を押さえながら呟いてた。
……よく覚えてる」
遠くでクラブの掛け声が途切れ途切れに聞こえる。零さんの視線は高い桜の木から動かない。
「……みてたんですか?」
「見てたよ。」
「なんて言ってたか、分かった?」
「…いいや」
まだ零さんの視線が桜の木に向かっている。夕日が零さんの影を長くしている。
影を見て、思い出す。
奇面組と並んで話をしながら帰っていく零さんの後姿を、千絵と一緒に何度も追いかけたこと。
くせっ毛の影を遠くから見ていたこと。
- 73 :とおりすがり:02/09/12 02:19
- 「……零さんのこと、考えてた」
なんて考えてたっけ……もう毎日会えなくなるなぁって……ううん、それも考えてたけど……もっと……
「……そう……」
零さんはそれ以上何も聞かなかった。黙って桜の木を見ていた。
さわさわと風に揺られて桜の葉が静かに音を立てる。
「そ、そう言えばここで何に気付いたんですか?」
沈黙を破って尋ねてみる。感傷に耽って桜を見つめていた零さんが急に現実に引き戻されたような顔をして、照れ笑いをした。あの時と同じ、でもあの時と違う……零さんの照れ笑い。
「唯ちゃんが好きってこと」
自分でも鈍いなぁって思うのだ。認めるのに6年掛かるのはいくらなんでものんびりしすぎかな?言うのに5年もかけてりゃ世話ないのだ。
零さんがそう言って頭の後ろを掻いた。
「気付かなかった?
ずっと見てたのに。……物月さんも……」
ふとその名前が思いがけず口からとび出る。慌てて手で口を押さえるも時既に遅し……
「……唯ちゃんは物月さんが好きなんだね。
だからそんなに辛いのだ。」
今日あっちこっち走り回ってもちょっと上の空だったしね。
「わたしが物月さんにフラれるのが一番いいかなと思ったんだけど、それは卑怯だと千絵ちゃんに怒られちゃったのだ。
ちゃんと三人とも傷つきなさいって……ははっ、千絵ちゃんには敵わないな」
- 74 :とおりすがり:02/09/12 02:21
- 「……千絵が……」
いつも迷うと、困ると、強く手を引いてくれた友人を思い浮かべる。
「きっと豪くんが言いつけたのだ。全くあの夫婦は人の騒動が好…」
ぽたり。
「……あ、あれ?
おっおかしいな……あれ?
……なんで涙なんか……」
慌てて手で拭っても、後から後から涙が出てくる。溢れて……止まらない……
「……辛かった?泣けなくて……」
呟く零さんの声が優しくて、もっと泣けてきた。優しい手がハンカチで頬を拭いてくれる。ため息と小さな嗚咽で窒息しそうになる。
「確かに卑怯なのだ。唯ちゃんまで泣かしてしまうとは」
違う、違うの……
物月さんの優しさにも、零さんの優しさにも、千絵の優しさにも……気づかなかった自分が情けなくて……
「……物月さんに唯ちゃん泣かしたら承知しないからって言われたのだ。もう破ってしまった」
- 75 :とおりすがり:02/09/12 02:27
- 家に帰りたくないと言ったワガママを、零さんがきいてくれた。
初めて家に連絡も入れずに外泊をした。
優しくすべる零さんの手を本当にいとおしいと思った。
手のひらを合わせて二人の弾む鼓動を聞く。
心臓の鼓動とは裏腹にひどく落ち着いている自分のココロがおかしかった。
この人を好きになってよかった。変な実感だけれど、そう感じる。
……零さんも不安だったんだろうか……
『……零さんはね、辛いことみんな溜め込んじゃうと思うの。でね、それを上手に隠せちゃうの。わたしは開き直っちゃったんだけど、零さんは優しいから全部隠しちゃったんだわ。』
ふと物月さんの言葉が蘇る。
わたしなんかより、よっぽど零さんを分かってた。
でも……
「ね、零さん」
「……ん?」
背中から優しく抱きしめられているからよく分かる。返事をする彼の声がすこし沈んでいた。
「零さんもこれからは一人で辛いこと溜めなくてもいいのよ。
一人で泣くより、二人で泣いた方が賑やかでいいじゃない?」
そういうと、背中で小さく「うん」と聞こえた。
- 76 :とおりすがり@ご清聴ありがとうございました:02/09/12 02:32
- 辛かったことも
悲しかったことも
ぜんぶぜんぶ、大丈夫。
今日、わたしは、しあわせなからだになった。
涙も痛みも全部詰まったしあわせなからだになった。
だからもう、大丈夫。
おわり。
- 77 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 03:12
- とおりすがりさん、サンクス。
- 78 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 11:52
- 乙彼〜>とおりすがり殿
楽しく読ませていただきました。最後は意外とあっさり風味でしたね。
次回も期待してます。
- 79 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 14:24
- 途中で書くの嫌になってんな。
>>70の会話ばっかなところで顕著にわかる。
あとエロ部分ないね。削った?
- 80 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 16:22
- 乙カレー
とおりすがりタンって男性ですよね?
唯ちゃんがえらい繊細に書かれてますな。
この感じで別カプルものも読んでみたい・・
- 81 :78:02/09/12 17:38
- やっぱこっちのスレのほうがあっちより住人多いのな
いや、分かりきってた事だが
- 82 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 20:09
- まぁまぁそう腐るな。>>81
今日新作発表かもしんないんだから。
- 83 :名無し物書き@推敲中?:02/09/12 20:44
- うぇぇぇっぇんオンライン作家コロスー
。 ∧_∧。゚ ド
゚(゚ ´Д`゚ )っ゚ ド
( つ / ォ
( | (⌒)`) ォ
(´ ´し'⌒^ミ `)`)ォ
!!
- 84 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 00:11
- 無目的に上げちゃえ☆
- 85 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 00:33
- キモいよお前。
あとageんじゃねえ糞。
- 86 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 00:42
- >>とおりすがりさん
乙です!
最後まで楽しませていただきました。
唯ちゃんがとてもかわいらしくてよかったです。
できれば次回もお願いします!
- 87 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 01:17
- 珠美はこのあと真実に走るんだろうか。
コレの真実と珠美の続き話、誰か書いてくれんかね。
- 88 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 16:14
- とおりすがりさん乙彼です。
面白かったですよ。後半は一気の展開でしたね。
ところでエッチシーンが無かったのはカットしたからでしょうか?
- 89 :64:02/09/13 16:45
- 合格した〜〜〜〜〜!!
これでやっと気が楽になる・・・。
- 90 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 17:31
- >>64さんお目出当〜♪
これでここでのテンプレも立派な「18歳社会人」だね。
- 91 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 19:42
- 「オンライン作家は出て行け! 以上」
俺たち『才能ある将来の作家』が、こうして暗いところで苦労しているというのに
才能の無いオンライン作家達が評価されているのは不公平だろう?
某スレ一よ。なあ、そうは思わないか?
- 92 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 20:23
- ・・・ああ、連休前だねぇ・・・
- 93 :とおりすがり@64さんおめでとうございます:02/09/13 22:12
- ども。とおりすがりです。みなさん感想ありがとうございます。
>>79・>>88
その通りです。削りました。話がつながる様にと切ったつもりですが
やはり後半が味気ないものになってしまったところは反省してます。
いつか時間があったら完全版をどっかにウプしてここに貼りに来たい
です。が、あまりこれと変わらない罠。あとエロくない。
あと、やっぱりこれもエロ部分削ったものですが、チャコ×零×唯です。
エロ部分削ったんですっかりチャコ×零な罠。よかったら感想ください。
- 94 :とおりすがり:02/09/13 22:14
-
- 95 :名無し物書き@推敲中?:02/09/13 22:56
- >>とおりすがりさん
できればあっちのスレでエロ部分削ってないバージョンをみてみたいです・・・。
- 96 :とおりすがり:02/09/13 23:05
- その関係は14の時からのもので、すっかり4年も経ってしまった。
「最近機嫌いいわねえ」
「そっそうか?そんなことはないのだ」
小さい頃から、土曜日になるとどちらかがどちらかの布団にもぐりこんでいて、日曜日の朝早くからやってる特撮ものを一緒に見るのが習慣だった。
「何か楽しいことあったんでしょ、白状なさい!」
「こっこらチャコなにするのだ手をはなしぇ!」
「きゃはは『はなしぇ』だって、鈍ちゃんみたい」
けらけら笑ってる自分をどこか遠くで自分が見ていた。
このままこいつが変わっていくのを見続けなきゃなんないのか、と。
- 97 :とおりすがり:02/09/13 23:06
- 小さな頃、暴力を受けた。
その暴力は小さなあたしには受け入れられなかった。
親が離婚して引っ越して、今の家に越してきたのが13歳の頃だ。
学校にはほとんど行かずに、公園や家の前でうずくまって地面に絵を書いていた。
ある日同じ場所に行くと昨日描いた絵に付けたしみたく、へたくそなロボットが描かれていた。そのロボットは言葉を喋り「なにものだ なをなのれ」と言った。
あたしは小さく、チャコ、と書いてその隣に「そういうおまえ 名はなんという」と書いた。遠目で見ると、スカートをはいた女の子の隣にいびつなロボットがいて、話をしていた。
あたしは初めて友達を作った。
- 98 :とおりすがり:02/09/13 23:07
- 地面での文通が一週間もする頃、返事を書いていたあたしの背中から声がした。
「なかなかうまいのだ」
振り返ってみるとくせっ毛の男の子がいた。そいつは白墨を握り締めていて、直感的にコイツだと思った。
「お前、隣に越してきたやつだろ」
あっけに取られるあたしを尻目に、返事も聞かず握り締めた白墨で地面に「学校行かないのか」と書いた。
「がっこうきらい」
「わたしもきらいだ」
「おとこのくせにわたしだなんてへんなの」
「へんじゃないのだ」
「へん」
「へんじゃない」
「へん」
「へんてなんだ?」
あたしは返事を書けなかった。
- 99 :とおりすがり:02/09/13 23:08
- 公園から家に帰る途中、話をした。
「あんたん家、お母さん見ないね」
「5年位前に死んだのだ」
「へぇ…あたしん家は父ちゃん居ないよ。……死んでないけど」
「弟がいるんだろ?」
「あんたん家は妹」
「そっくり逆なのだ」
「あんたは学校行くけどあたし行かないし」
「でもどっちにも友達いないのだ」
「…学校行っても友達居ないの?」
「中学に行ったら出来ることを祈るよ」
「ふうん」
「チャコは学校行かないのか?」
「行かない。友達いないし、勉強きらい」
「わたしも勉強はきらいだけど学校に行くのだ。
学校は面白いのだ、いろんな人がいる。友達になれなくても見てるだけで楽しいのだ」
それに、と彼は続けた。
「友達ならわたしがいるじゃないか」
その日、わたしには友達が二人になった。
へたくそなロボットと、零。
- 100 :とおりすがり:02/09/13 23:09
- 零とはいろんな遊びをした。
声を上げて笑った。
零は強いと思った。あたしは父ちゃんに会えるけど、零はお母さんにもう絶対会えない。
目の前で母ちゃんが死んだら、あたしはきっと泣くだろう。泣いて、ないて、その後が思いつかない。
「ねえ零、あんたお母さん居なくて寂しくない?」
その時あたしには母ちゃんと健一が世界の全てだったから、零がことさら不憫に思えて、平気な顔をしている零が分からなかった。
しばらく返事が返ってこなくて、顔を覗き込むとちょっと困った顔をして「寂しいよ」と言った。
その顔がちゃんと笑っていたので、あたしは零に言った。
「いっつも笑ってて、バカなことばっかやってて、お父さんに怒られてて、そんで、そんで、あんた泣きもしないの?
バカじゃないの?泣きゃいいじゃん、黙っててあげるよ、泣きなよ。」
そう言っても、零はやっぱり困った顔をしながら笑ってた。
本当にバカな奴だと思った。
周りばっかり気にして、自分にやさしくしないバカなヤツだ。
- 101 :とおりすがり:02/09/13 23:11
-
- 102 :とおりすがり:02/09/13 23:12
- 目を覚ますともうすっかり真夜中で、カーテンも閉めずに寝ていたもんだから満月の明かりが眩しかった。
隣で寝ている零がいつものようにあたしの手を握ってイビキをかいている。
この関係の始まりがいつだったか覚えてはいない。ただ、零と寝るようになってあたしは学校へ行くようになった。高校へもなんとか進学した。
自分の後ろにぽっかり空いた空間を、零はあっという間に埋めてしまった。
でもこの空間に零を閉じ込めることは出来ないだろうと、漠然と理解している自分もいた。
零は手を引いてここまで連れてってくれた。あとは自分でなんとかするしかない。
「結局あんた、最後まであたしに泣き顔見せてくんなかったね」
頬を撫でる。にやけた顔。あの女の子の夢でも見てるのだろう。
「……あたしもそろそろ、自立しなきゃねぇー……」
呟いて月を仰ぎ見る。
月がにゃははは、と笑ったような気がした。
- 103 :とおりすがり:02/09/13 23:13
- 朝早くに電話が鳴って、あたしは飛び起きた。電話の主が分かってたからだ。
「どうしたのだチャコ、夜のうちに帰ったのか?」
「別に。なんでもないわよ。ただ夜に目が覚めたらあんたのしまりない顔があったんで呆れて帰っただけ」
寝ぼけたままの声で返す。
「いつもは無理に起こしてでもTV見ようと言うくせに横に居ないから驚いたのだ」
相変わらず面倒見のいいことだ、これがちっとも社交辞令じゃないのだからすごい。
「たまには一人で見るのもいいもんよ。
……あたしもそろそろ零から一人立ちしなきゃね」
そう言うと、電話の向こう側は少し長く黙ってしまった。
「そうか、じゃあわたしもチャコから一人立ちするのだ。」
優しい声が聞こえて、最後にすまない、とあのバカが言った。
「ばか、謝るくらいなら感謝しなさいよ」
あたしはそう言って電話を切った。最後の言葉を聞かずに切った。
外に出るともう日は昇り始めていて、手をかざして太陽を見上げると、まるで太陽より遠くに月が出ていた。
相変わらず月は笑っていた。
ふんだ、あたしだって変わってくんだからねっ
おわり。
- 104 :とおりすがり:02/09/13 23:15
- 話が途切れ途切れで目も当てられんなぁ…
すいません沈みます。お目汚し申し訳ありません。
名無しに戻ります。ありがとうございました。
- 105 :名無し物書き@推敲中?:02/09/14 00:44
- いやいや、なかなか楽しめたよ>とおりすがり
えらそ〜なこといってスマソ
- 106 :名無し物書き@推敲中?:02/09/14 01:19
- とおりすがり様、連投乙彼〜。結構面白く読めましたよ。
ていうかこの流れならエロ含めた『完全版』でもよかったと思います。
名無しにもどるなんていわないで、このまま続けてくださいな。
- 107 :名無し物書き@推敲中?:02/09/14 01:30
- >>とおりすがり様
乙です〜。
チャコがすごくいいかんじでした!
また新作が見たいです。お願いします!
- 108 :名無し物書き@推敲中?:02/09/14 01:35
- しかし電話ネタすきだね。>とおりすがり
個人的に>>106氏に同意。
エロパロじゃなくて性表現があるパスティシュを目指してるくさい。
ので完全版降臨キボンヌ。
さて、創作板スレなかなかいい滑り出しですよ。
この調子でトントンといくのだ皆の衆!
- 109 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 00:35
- ところで前スレ825さんはどこ行った?
- 110 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 00:44
- そーだそーだ、825さんを召喚しる!
- 111 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 00:56
- この時間は予定を変更して安来節をお送りします
/ ヾ ::::: \_ 安〜〜来〜〜〜〜♪
// ヾ ::::: イ //\______|ヽ
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| イ ,,,,;;::'''''ヽ / / - |
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\_ヽ | ヽ.__,-| |ニ.| |ヽノ / / ./ -- - - -- - ,,,|
.. `、ヽ| | ヽ | |__|_| ,| / / / - - - - - -- ( |)
ヽ\| ヾニ -ー' / _ / / /ヽ - -- - -- - - ( |)
l ヽ`ー-::、_ ,,..'| / 丿 / | |、 - -- -- _ - - ( |)
- 112 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 01:05
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- 113 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 02:21
- 不覚にも>>111に笑ってしまったので逝って来ます。
- 114 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 11:41
- >>111-112の流れが80年代ギャグマンガだ(笑)
- 115 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 13:36
- 織田さんと唯ちゃん
ttp://43.233.104.250/otakara/cgi-bin/img-box/img20020911015249.jpg
- 116 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 13:58
- >>115
ただ髪が派手なブ(以下略)
- 117 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 13:58
- >>115
わははは似てねぇー!(・∀・)イイ!
アンタ最高だぁー
- 118 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 16:53
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- 119 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:12
- 691 名前:名無し物書き@推敲中? :02/09/15 17:08
え?
うさぴょん=Neoじゃないの?
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- 120 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:25
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- 121 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:28
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- 122 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:30
- 国信慶時と中川典子は七原の死にもやっと受け止め理解し移動を開始した。
「秋也のためにも生き残るしかないよっ、典子さん」
典子は笑顔で頷いた。
しかしその笑顔は一瞬に冷やつく。
ガァアアン!!
突然の銃声。それは自分達を狙撃したのかは理解できなかった。その銃弾は
国信の視線前方10メートルの地面を抉っていた。
「危ない!典子さん逃げよう!」
国信と中川は走り出すと足音で追ってくるのがわかった。さっきのも狙撃された!
そして中川は走りながら振り向くと信じたくない光景だった。
クラスの委員長―――
内海幸枝はこちらに銃口を向け走ってきていた。しかし中川は何かの間違いだろうと
「慶時くん!!幸枝よ!待って幸枝なのよ!」
その言葉に反応し身を翻すと幸枝も立ち止まり銃を握る右腕を下ろした。
「さっきのは何かの間違いよね?怖くて・・・、咄嗟に逃げちゃったけど…。」
内海は反応しない。顔は下を向き揃った前髪で目も確認できず感情が読み取れない。
「? ゆきえ・・」ガァァアアアン!!
内海は突然またも銃口を定めると引き金を絞った。
- 123 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:32
- 重っ!
- 124 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:33
- さっきから荒らしてるのはオンライン作家なんだろ?
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- 125 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:35
- だまれ
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- 126 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:36
- さっきから荒らしてるのはオンライン作家なんだろ?
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- 127 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:38
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- 128 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:39
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- 129 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:39
- だまれ
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- 130 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:40
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- 131 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:42
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- 132 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:43
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- 133 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:43
- だまれ
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- 134 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:43
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さっきから荒らしてるのはオンライン作家なんだろ?
お前らはさっさと隔離板言ってくれよ。
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- 135 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:45
- だまれ
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- 136 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:46
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- 137 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:49
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- 138 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:52
- 愚者/発展の為の再出発 冒険の始まり 逃避する 逆転の機会あり 精神の開放 駈け落ち /愚かな行い 間違い 中断する 見落とし 袋小路 執着 方向を見失う
魔術師/自信 想像力 柔軟性 決断力 策略 商才あり 魔法 技術的な成功 神託 隠された 真実 幸先よし 発展/臆病 独創性なし 周囲への悪影響 意志薄弱 技術力なし 機会を失う ペテン師 想像力の欠如
女教皇/良識 聡明 理解力 正確な判断 理知的 天啓 教育 知恵 女性 自立 清純 /利己的 無理解 不妊 女性問題 非情 不公正 裏切り 病気になる
女帝/理解力 才能あり 優雅なこころ 思いやり 家庭的な幸福 進歩 豊かな結婚 繁栄 広がり /過保護 怠惰 軽率な行動 偏愛 望まない妊娠 迷いあり 散漫 虚栄 倦怠期 出費 不注意
皇帝/意志の力 行動力 物質的な豊かさ 成功 統率者 権力を得る 大器 男性 孤独 支配力強し /論争あり 自己中心的 未熟 愛情の欠如 精神的な弱さ 不安定 判断力なし
法皇/信頼を得る 慈悲のこころ 正しい忠告 強い愛 協力者が現れる 思いやり 橋渡し 良縁あり 厳正 /孤立無援 押し付け 信頼を失う 視野の狭さ 恨まれる 周囲からの無視 離別 縁が薄い
恋人/愛の強さ 魅力的 結合 決着 直感を信じる 転機をつかむ 生命力 迷い解消の時 恋の始まり /不信 背信あり 離別する 干渉される 移り気 誤解される 機会を逃す 迷いあり 集中できない
戦車/勝利 独立してよし 確信できる 複数の力を手に入れる 適応性あり 征服 障害を克服 自制心 旅立ちよし/失敗する 停止状態 感情の優先 敗北 挫折する 失恋 先走り 能力の衰退
- 139 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:53
- 力/勇気 危険を伴う決断 和解 強い意志の力 本能を制する 支配と女性の関係 独立心 隠された能力 /敬遠される 実力なし 誘惑に乗る 無能 臆病なこころ 独立心の欠如 本能優先 賭けに負ける
隠者/助言 深い知識 闇が晴れる 英知 過去の行い 真実を照らす光 自制 沈黙を守る 見えないものを探す 分別 /孤独 疑い 暗礁 真実は闇の中へ 中傷あり 分別なし
運命の輪/幸運の始まり 周りから認められる 良い方向への進展 救いあり 物事の好転期 収入あり 分かれ道 決断してよし /誤算 衰退期 望まない変化 批判される 打撃をうける 不運 計画の放棄 失恋
正義/公明正大な考え 寛容するこころ 平等な精神 均衡 調和 誠実さ 正義が行われる 慈悲のこころ 法律/冤罪 不道徳 損失あり 偏見 不平等 正義感なし 一方的な恋 不公正
吊し人/試練に耐える 自己犠牲を強いられる 不滅の魂 難問題に出会う 復活 変転の時 極限の選択 /無意味な犠牲 不本意な出来事 不利な立場 役不足 無効になる 報われない
死神/突然の事故 絶対的な公平 変化の時 別離 損失あり 物事が停止する 思わぬ失敗 死 /好転する 変化 開放 再生 再出発の機会 生還する 利益の運用
節制/受容する 中庸 意識の移り変わり 調整力 成長 時の流れを見直す 自制心 忍耐 倹約 /調整不足 衝突あり 機会を逃す 不和 不手際 分解する 可能性の消失 愛情の行き違い 不健康
悪魔/屈従する 没落 誘惑 束縛される 病気 浮気 心の弱さ 醜悪 破壊 盲従 堕落 /束縛からの開放 病気の回復 生活の荒廃 楽天的 離婚 無気力 誘惑
- 140 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:55
- 太り過ぎだよ。お前はw 気持ち悪い。孤独なでぶおた。荒らすしか能のない、気ちがい豚。ゴミでも食べて、もっと太れよ。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。
- 141 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:56
- だまれ
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- 142 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:56
- 塔/崩壊する 突発事故 壊滅する 突然の発病 倒産 脆い愛情 解散 友人との決別 /不幸になる 中断 窮地に陥る 投獄される 別れ 自壊する 未解決
星/明るい未来 光明 洞察力 充足する 誕生 奇跡 創造 恋愛の成就 自由 希望 階段を登る /願い事叶わず 不信 理想のつまずき 不運 創造力の枯渇 不協和音 逆流する 周囲との断絶 安らぎなし
月/曖昧 危険な予感 偽りの愛 欺瞞 残虐性 不安定 迷妄 臆病 悪意あり 裏切り /誤解が解ける 不安解消 事前に予告あり 危険を回避 偽りに気付く
太陽/創造する 進歩 友情の始まり 活動的 誕生 報酬あり 勝利の道 命の源 幸福 /破局 離別 不安 取り消しになる 健康不良 報酬なし 減衰する 損失あり
審判/復活する 物事の好転 償い 決断 病気が治る 転生 生の喜び 自由 道が開ける 叡智に触れる /見当違い 不本意な選択 心残り 不満 拘束 知識不足 間違った方向
世界/完成する 目標を達成する 上昇する機運 昇華 繁栄 成功する 良い結婚 往生 /幸先悪し 停滞する 衰退する 失恋 失敗 調和が崩れる 未完成
- 143 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:58
- 太り過ぎだよ。お前はw 気持ち悪い。孤独なでぶおた。荒らすしか能のない、気ちがい豚。ゴミでも食べて、もっと太れよ。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。
太り過ぎだよ。お前はw 気持ち悪い。孤独なでぶおた。荒らすしか能のない、気ちがい豚。ゴミでも食べて、もっと太れよ。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。
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- 144 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:58
- >>143 自分のこと言ってる(爆)
- 145 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:59
-
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...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐............どがああああああん!
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.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ____
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::::日日II[][]'l*:::::::::::::::::: ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ :::::::::::::::::::j;‘日/ .|[][]|::::
::::口旦 E=Д;‘`::::::::::::::::::::: /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙ ::::::::::::::::::::::"‘、Дロ::::
::::Д日T† ;j;::::::::::::::::::::::: `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ :::::::::::::::::::::::・;日日T::: 日::::
- 146 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 18:03
- だまれ
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- 147 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 18:04
- ホラサス大賞スレの1は2度とここに書き込まないで下さい。
はっきり言って名前語りとかつまらないし、陰湿だし、気持ち悪いです。
お願いですからホント2度と書き込まないでください。
そんな下らないことしてるヤシは作家になんかなれませんし、
自信過剰のキチガイは見てるだけで吐気がします。
もうアンタだけはこの盤を荒らさないでください。
消えろゴミ野郎
ホラサス大賞スレの1は2度とここに書き込まないで下さい。
はっきり言って名前語りとかつまらないし、陰湿だし、気持ち悪いです。
お願いですからホント2度と書き込まないでください。
そんな下らないことしてるヤシは作家になんかなれませんし、
自信過剰のキチガイは見てるだけで吐気がします。
もうアンタだけはこの盤を荒らさないでください。
消えろゴミ野郎
- 148 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 18:42
- うわー荒れてますなー
さすが連休だー
アハハハあったまワリー
- 149 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 18:47
- みんなーーーーー、おまんこやっとるかーーーー!
松本は作務衣着て今日もオマンコに執筆に、ハゲんどるゾ!
炬燵を先週ようやく片付けたら、文芸板のバカどもの顔を急に見てみたくなった。
そしたら、やはり、このザマだ。
バカの名無しがよくもここまでそろったものだ!
やってらんねーーーーーよ。
やはり、ここらで松本がこの活気のない板を元気づけなきゃ、マズイでしょう。
みんなーーーーー、おまんこやっとるかーーーー!
松本は作務衣着て今日もオマンコに執筆に、ハゲんどるゾ!
炬燵を先週ようやく片付けたら、文芸板のバカどもの顔を急に見てみたくなった。
そしたら、やはり、このザマだ。
バカの名無しがよくもここまでそろったものだ!
やってらんねーーーーーよ。
やはり、ここらで松本がこの活気のない板を元気づけなきゃ、マズイでしょう。
みんなーーーーー、おまんこやっとるかーーーー!
松本は作務衣着て今日もオマンコに執筆に、ハゲんどるゾ!
炬燵を先週ようやく片付けたら、文芸板のバカどもの顔を急に見てみたくなった。
そしたら、やはり、このザマだ。
バカの名無しがよくもここまでそろったものだ!
やってらんねーーーーーよ。
やはり、ここらで松本がこの活気のない板を元気づけなきゃ、マズイでしょう。
- 150 :名無し物書き@推敲中?:02/09/15 19:42
- だまれ
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- 151 :名無し物書き@推敲中?:02/09/16 01:17
- 115 :名無し物書き@推敲中? :02/09/15 13:36
織田さんと唯ちゃん
ttp://43.233.104.250/otakara/cgi-bin/img-box/img20020911015249.jpg
- 152 :名無し物書き@推敲中?:02/09/16 01:27
- 荒れてるねぇ・・・
とおりすがりさん&825さんの光臨キボン
- 153 :名無し物書き@推敲中?:02/09/16 03:13
- 荒れてるねぇ・・・
ところで825さん降臨キボン。
とおりすがりはもういい。
- 154 :名無し物書き@推敲中?:02/09/16 13:01
- やぁな感じ。
- 155 :825:02/09/17 00:58
- ↓結構好きなんよね、この話。
↓突っ込みどころ満載だけど…
- 156 :825:02/09/17 00:59
- 「時を越えて」
ここは今ではない一応町・・・随分昔の一応町・・・
チリィ・・・ン
強い陽射しが部屋に差し込む中、時折心地よい風が窓を拭き抜け、風鈴を揺らす。
アパートの一角、デビルマンのような髪、定規で引いたような顎、六角目・・・その部屋に男は横になっていた。
そしてその男を心配そうに見守る一人の女。
男はうっすら目を開ける。
(ここは・・・何処だろう・・・見慣れない天井・・・見慣れない部屋・・・聞き慣れない音・・・声・・・
私は・・・一体・・・)
「・・・う・・・」
「よかった・・・気が付いたのね」
ゆっくりと体を起こそうとしてみる。
(重い・・・まるで体が鉛でできているようだ・・・)
「まだ起きちゃ駄目よ、あなた1週間も眠りっぱなしだったのよ」
「1週間・・・」
「あ、もうこんな時間!気が付いたばかりなのにごめんなさいね私大学行かなきゃ」
そう言うと部屋を出ていってしまった。
「あ、お粥作ったの、よかったら食べてね」
そう言い残して。
見るとちゃぶ台の上には湯気を上げたお粥が置かれていた。
ふとTVに目をやると、モノクロの映画だろうか?
雷の鳴るシーンが音も無く流れていた。
(どこかで・・・)
- 157 :825:02/09/17 01:00
- 大学。
「ねぇ聞いたわよ」
「何を?」
「あんた、男と同棲してるんだって?」
「な!何よそれ?」
「構内でちょっとした噂になってるわよ、あんたが男と同棲してるって」
「ち、違うわよ、あの人は・・・あ!」
「へ〜あ・の・ひ・とねぇ」
「あ〜んもう!誰にも言っちゃ駄目よ?信じてもらえないかも知れないけど・・・」
「うんうん」
「ほら、1週間前位に凄い雷の日があったでしょ?」
「あったあった、雨も降ってたわよね、何処かに落ちたって話も聞いたわよ」
「うん、あの雷ね・・・私の目の前に落ちたの」
「え?うそ!」
「その時さしてた傘がね風で飛ばされてその傘にドカン!って・・・場所は、ほらあの急な坂のてっぺん」
「あ〜あの町が見渡せる所、危ないわね〜それでよく大丈夫だったわね〜」
「うん、それでその雷が落ちた所に倒れていたのがあの人なの」
「え?じゃぁ雷に乗って降ってきたっての?その人」
「たぶん・・・」
「ちょっと信じらんない話ね・・・それ」
「でも、回りには人がいなかったし・・・そうとしか・・・」
「ふ〜ん・・・で?何であんたがその人と住んでるわけ?」
「え?あ、え〜と・・・なんか・・・気になっちゃって・・・と言うか・・・その・・・」
「赤くなってからに、コノ!」
(でも、本当に何でだろ・・・気になるのは確かだけど・・・他に何か・・・!・・・まさかね・・・)
- 158 :825:02/09/17 01:00
- 夕方、女の部屋。
ちゃぶ台の上のお粥はすっかり無くなっている。
壁に寄りかかり窓から見える風景を男は眺めていた。
(この風景・・・何処かで見たことがあるような・・・懐かしい感じがする・・・でも、私が居るべき場所じゃ
ないような・・・そんな感じもする・・・一体ここは・・・私は・・・誰なんだろう・・・)
「ただいま〜、あ、駄目じゃない寝てなきゃ」
「あ、色々とありがとう・・・もう大丈夫です」
「まだ顔色が良くないみたいだけど・・・あ、全部食べてくれたのね、初めて作ったんだけどどうだった?変な
味しなかった?」
「いえ、美味しかったです」
「そう?ありがとう!・・・ねえ、あなた何処から来たの?名前は?」
「・・・何も思い出せないんだ・・・何処から来たのか・・・自分が誰なのか・・・」
「そう・・・記憶が無いのね・・・そうだ!じゃあうちにいなよ、どうせ行くところも無いんだろうし、記憶も
ゆっくり思い出せばいいじゃない、ね?そうしなよ」
「でも、それじゃ・・・」
「いいのいいの気にしないで!私も田舎から出てきて大学行ってるんだけど、一人暮らしじゃなんか寂しいと思
ってたところなのよ」
「ところで・・・ここはなっていう所なんですか?」
「ここ?ここはね一応町って言うのよ」
「一応町?・・・一応町・・・一応町・・・なんだか懐かしい名前・・・」
彼女は色々と記憶の無い私に教えてくれた、自分の事、大学の事・・・でも、名前だけはお互い名乗らなかった
・・・別に不自由も無かったし・・・第一記憶の無い自分にはまったく意味の無い物だったからだ・・・
- 159 :825:02/09/17 01:01
- そして1年が過ぎた。
相変わらず記憶は戻らない・・・彼女に迷惑を掛けっぱなしでは悪いとこの部屋を出ると言ったが、出て行かな
いで欲しいと言われた。
だが、居候するとなるとやはり気が引けるので私もアルバイトをする事にした。
今日はそのアルバイトも休みの日、彼女は大学に行っている。
(天気が悪いせいか頭がぼ〜っとする・・・このところずっとだ・・・)
ゴロゴロ・・・
もうすっかり見慣れてしまった風景は分厚い雲に覆われ今にも泣き出しそうな様子だった。
つけっぱなしのTVからは天気予報が雷注意報を告げていた。
チャンネルを変えてみるとモノクロの映画がだろうか?
(これ見たことあるな・・・)
雷の鳴るシーン。
その時。
ピカッ!!!・・・ゴロゴロゴロゴロ!!!
眩しいばかりの光とけたたましい音が響き渡る。
TVの映画でも丁度同じ様に大きな音を立てて雷が鳴っている。
しかし現実の雷の音に完全にかき消される。
ゴロゴロゴロゴロ!!!
「雷・・・雷・・・!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ただいま〜」
「ぐ・・・ぐわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ど、どうしたの?ねぇ!ちょっと!」
「ぐ・・・ぎ・・・お・・・ハァハァ・・・記憶が・・・」
「え?記憶がどうしたの?」
「記憶が・・・戻った・・・」
「・・・え?・・・」
ちらっとカレンダーに目をやる。
「私は・・・この時代の人間じゃ・・・ないのだ・・・」
ザーーーーーーーー
外は遂に雨が降り出した。
- 160 :825:02/09/17 01:07
- ・
・
・
そして戻った記憶を少しづつ話しはじめた。
・
・
・
その日も今日みたいに一応町は厚い雲に覆われ雨が降っていた。
一堂家。
「行ってきま〜す」
昼間からTVに没頭している琢石。
「お、零、こんな雨の日に出かけるのか?」
TVから目を離さず言う。
再放送だろうか、TVではやけに古い映画。
雷のシーンが印象に残る。
「ああ、皆と遊ぶ約束をしてるのだ」
「じゃあ、これ持ってけ」
CMに入りやっとTVから目を離した琢石が言う。
「?何なのだ?これは」
「うちの店の割引券だ、皆にあげるといい」
「わかったのだ・・・それにしても今時手書きなのか?」
そういいながらポケットに割引券を押し込む。
「うるさい!さっさと行け!」
「わ、分かったよ父ちゃん、腕を飛ばすなよ〜」
「それにしても、古い映画見てるな、父ちゃん。白黒だし」
「ああ、なんだか懐かしくてな。ある男が雷に打たれた拍子にな・・・」
「内容はいいのだ。券ありがとうなのだ」
「そうか?面白いのに・・・気をつけてな」
そう言って再びTVの方を向いてしまった琢石を尻目に家を出ていった。
- 161 :825:02/09/17 01:08
- ゴロゴロゴロ・・・
「ん?雷?急ごう」
走って集合場所に向う途中、急な坂道を登り切った時、皆の姿が見えた。
「お〜い皆〜」
「あ、リーダーだ」
「あ、零さ〜ん」
皆が手を振るので自分も手を振ろうと傘を持った手を上げた・・・その時!
ピカ!!ゴロ!ドッカーーーン!!!!!
一瞬の出来事だった。
雷がその上げた傘を直撃した。
「リーダー!!!」
「零さん!!!」
その言葉が微かに聞こえたきり私は意識を失った・・・
・
・
・
・
・
・
- 162 :825:02/09/17 01:09
- 「それから・・・気が付いた時には何も覚えてなくて・・・この部屋に寝かされてい
た・・・」
「・・・それで一応町の名前を聞いて懐かしいって言ったたのね・・・」
「・・・そう・・・もともと私はこの町に住んでいたのだ・・・それが雷に打たれたせいで・・・過去に飛ば
された・・・そして記憶も・・・」
「・・・それで・・・これからどうするの?」
「・・・記憶が戻ったといっても完全じゃないみたいなんだ・・・今話した事より以前の事はまだ思い出せない
・・・その記憶を戻すには・・・」
「!!そんな!危険すぎるよ!」
「でも、やらなきゃ・・・それに記憶が無くなったのも、こっちに来たのもすべての始まりは雷だ、もしかした
ら帰れるかも知れない」
そう言って零は部屋から出ていった。
「・・・そんな・・・」
一人残された部屋・・・しばらく立ち尽くす・・・
机の中からずっと・・・あの時からずっとしまっていた物を取り出す・・・それは・・・
「解ってた・・・この時代の人じゃ無いって事は・・・ただ信じられなかった・・・ううん・・・信じたくなか
ったのかな・・・」
それは零の財布だった。
そしてテーブルの上に中身をすべて撒き散らす。
「こんなお金・・・見たことないもの・・・日付もずっとずっと先の日付・・・」
その財布を胸に抱く。
「行かなきゃ」
そして傘を持って部屋を出ていった。
- 163 :825:02/09/17 01:10
- その頃零はあの場所・・・自分がこっちに来た時倒れていた場所・・・元の世界で雷に打たれた場所・・・
その場所に立っていた・・・雨が降る中・・・空を見上げて。
空は時折光り、遠くで雷の鳴る音が聞こえる。
・・・すっ・・・
女がさす傘で視界から空が消える。
「ね・・・帰ろ・・・」
「・・・・・」
「雷なんてそうそう落ちるもんじゃないよ・・・ね?帰ろ?」
「・・・・・」
「それに、もし雷が落ちたとしても記憶が戻って元の時代に帰れる保証なんて何処にも無いじゃない!お願いだ
から止めて!来んな危険な事!じゃないと・・・私・・・私・・・」
「・・・そういえば・・・」
「え?」
「まだ自己紹介・・・してなかったね」
「何言ってんの?今更そんなのどうでもいいじゃない!ね?帰ろ?いいじゃない今までだって何とかやってきた
じゃない・・・これからも二人でやっていこうよ・・・ね?」
「私の名前は一堂零!通称『まゆなしの零』!・・・それに向こうには私を待っている人達が居る・・・すまな
い・・・」
「・・・・・」
「それに・・・何故だか・・・君とはまた会えるような気がするんだ・・・その時のために・・・君の名前が知
りたいんだ・・・」
「バカ・・・」
- 164 :825:02/09/17 01:11
- そう言うと女は零の胸座を両手で掴みぐいっと顔を近づけた。
手から傘が離れ風に舞い上がる。
「私の名前は・・・」
そして目を閉じて唇を重ねた・・・
(!!!!!)
(なに?この感じ)
女の方からそっと離れ一歩下がる。
「・・・・・」
「・・・・・」
「私の名前は・・・」
風に舞った傘が零の頭上に来たその瞬間!
ピカ!!ゴロ!ドッカーーーン!!!!!
傘が避雷針となり零を雷が直撃した。
「キャッ!」
一瞬辺りは眩しい光に包まれ零の姿は消えていた。
「・・・そんな・・・」
その雷を最後に雨はすっかり止み・・・雲の切れ間から光が射しはじめた。
「・・・行っちゃった・・・名前も・・・結局聞かずに・・・」
しばらくその場に座り込んでしまっていると空から何か降ってくる事に気付く。
「なに?あれ・・・紙?」
それは一枚の紙切れ・・・それには「おもちゃの一堂 特別割引券」と書かれていた。
「・・・また・・・会えるよね・・・零・・・」
誰もいなくなった部屋。
つけっぱなしのTVからは男が雷に打たれ、消えるシーン・・・。
そして雨の中、座り込んで無く女の姿が流れていた。
・
・
・
- 165 :825:02/09/17 01:16
- 光に包まれて薄れゆく意識の中で零は夢とも現実とも思えない光景を目にしていた。
何処か懐かしい感じがする家とその前で話す男女。
・・・あの、この券、こちらでよろしいんでしょうか?・・・
・
・
・
病院で赤ん坊を抱える女の人とそしてそれを優しく見守る男の人。
・・・この子の名前はもう決めていたの、ね?零・・・
・
・
・
そして、二人の子供と男の人の前でそっと息を引き取る女の人・・・
・
・
・
- 166 :825:02/09/17 01:16
- その後・・・
「・・・ん・・・」
うっすら目を開ける。
(また・・・見たことない天井だ・・・病院?・・・そうか・・・戻ってきたんだ・・・)
体を起すと激痛が全身を走り向ける。
「つ・・・ん?」
ふと横を見ると丸椅子の上にちょっと大き目の封筒が置かれていた。
「何だろう?」
それを手に取ってみるとそれがかなり古い物と言うのが解る・・・しかし宛名は自分になっていた。
開けて中を見るとこれもまた古い手紙が一通入っていた。
その内容は・・・
- 167 :825:02/09/17 01:18
- ”お久しぶりです。
私の事覚えていてもらえたでしょうか?
あなたと過ごした1年と少しの時間、とても楽しかったです。
その間、私はあなたに恋をしていると思っていました、でも違ったんですね・・・それがあの時良く解
りました・・・あの感情は恋じゃなかったと言う事が。
あなたが居なくなる寸前・・・唇を重ねた時に、あなたの記憶が私の中に流れ込んできました。
そして私は自分の運命と、私にとってのあなたと、あなたにとっての私・・・それがどんなものなのか
解ってしまいました。
それは若かった私にとっては辛い物でした・・・自分の死を知ってしまったのですから・・・
でも、私はその運命に従う事にしました・・・そうしないとあなたと過ごした日々を全部否定してしま
う事になるから。
でも、そのおかげで私は本当の恋ができました。
あの時・・・あなたが居なくなった時空から一枚の割引券が降ってきました。
そして私はその裏に書かれた住所を訪ね、一人の男の人と出会いました。
その人は何処となくあなたに似ていて・・・そしてこの人が私の運命の人だと言う事を感じて・・・
・・・そのきっかけを作ってくれた割引券とあなたの忘れ物を同封しておきます。
それと・・・もう解っているとは思いますが、あの時最後に言えなかった事・・・私の名前・・・
当時の私の名前は『善院 直利』それとも『一堂 直利』と言った方がわかりやすいでしょうか?
・・・あなたの母です。
記憶の後先逆になってしまいましたが、大きくなりましたね、零。
本当は直接会って話したかったけれど、私は自分の運命に従い、お別れしなくてはなりません。
でも、成長したあなたに会えて、一度は憎んだこの運命にも今ではとても感謝しています。
それでは、体に気を付けて、父さんと、霧をよろしく頼みます。
〜母より〜”
- 168 :825:02/09/17 01:18
- そして封筒には手紙の他にに古くなった零の財布とぼろぼろの割引券が入っていた。
「・・・母ちゃん・・・」
キィ・・・
「おお〜零、気が付いたか!」
「父ちゃん・・・」
「いや〜心配したんだぞ〜零が雷の直撃を食らったって聞いた時は!」
「父ちゃん・・・これ・・・」
「あ・・・読んだか・・・それはな、お前の母ちゃんが死ぬ前に、零が雷に打たれる時が来たら渡してくれって
頼まれてた物なんだ・・・当時は訳が分からなかったがな・・・本当にこんな日が来るとは夢にも思わなかった
よ」
「父ちゃんは読んだのか?この手紙」
「いや・・・お前以外には読ませないでくれときつく言われたんでな」
「そうか・・・父ちゃん・・・私は・・・いや、止めとくよ・・・」
「なんだ?変な奴だな」
「そうかな・・・そうだ・・・久しぶりに母ちゃんの話してくれよ・・・」
「何だよ急に」
「聞きたいんだ・・・頼むよ」
そして二人は母・・・一堂零、一堂啄石・・・この二人を愛した女性の話で夜を徹した。
永遠に心の中に残る母の想い出とともに・・・
〜おわり〜
- 169 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 01:25
- おおっ825さんではないかっ!
この話もよいね
- 170 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 02:23
- >>825さん
ありがとうございます!
直利さんがでてくる話は泣きそうになる・・・。
とおりすがりさんもお待ちしております!
- 171 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 02:32
- お絵かき掲示板のURLがわからなくなって
しまったのですが、誰か教えてもらえませんか?
- 172 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 03:06
- >>171
ほい
http://oekakies.com/p/ichido/p.cgi
- 173 :825:02/09/17 12:54
- 私はこの話初めて読んだときは泣きますた。
- 174 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 17:06
- 昔ドラマかなんかで似た話を見たことがあるんだけど。
タイムスリップした男が母親と恋人関係になってキスするけど
恋人同士ではない妙な感覚を覚えるとかいうような…。
別にパクり云々文句つけるつもりはないよ。
直利さんが登場する話は切ないね。
- 175 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 18:07
- ドラマじゃないよ、それは
バック・トゥ・ザ・フューチャー
だよ。
- 176 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 18:12
- >>174
そんなドラマがあったんだぁ
でも私はこの話読んでバック・トゥ・ザ・フューチャーを思い出したよ(藁)
なんにせよ、直利さん話は切ないね。
他にもなかったっけ?直りさんの話。
- 177 :171:02/09/17 18:20
- >172
どうもありがとーう!
- 178 :174:02/09/17 18:36
- おれ「バック〜」見てないんだよね。
ゆるい内容の単発ドラマだったと思うから、それがパクったんだろう。
まあどうでもいいや、他の話もお願いします。
- 179 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 21:32
- 遅レスですがとおりすがりサンのチャコと零の話って
「花の慶次」の“待ち続けた恋一輪”“莫逆の友ゆえに”を踏まえた
話ですか?慶次を読み返したら気に止まった2編だったので。
チャコを加奈、零を慶次と脳内変換したら結構オモシロカタです。
- 180 :わおわお:02/09/17 21:45
- お聞きしたい事があります?
ある小説で (新道少年野球団)が 出てくる小説の題名を
教えて下さい・
- 181 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 23:03
- 慶次好きです。
- 182 :名無し物書き@推敲中?:02/09/17 23:55
- さっぱりわがんね
- 183 :名無し物書き@推敲中?:02/09/19 13:23
- うーん止まったね・・・
- 184 :名無し物書き@推敲中?:02/09/19 18:42
- まあいいコテ
- 185 :名無し物書き@推敲中?:02/09/20 00:40
- まったりしてるなあ…
- 186 :名無し物書き@推敲中?:02/09/21 00:07
- ほんとまったり。てか新作キボンヌ。
- 187 :名無し物書き@推敲中?:02/09/22 04:21
- また〜りage。
- 188 :名無し物書き@推敲中?:02/09/22 08:38
- オンライン作家は出て行け!!
- 189 :名無し物書き@推敲中?:02/09/22 22:10
- よーどうかしたのか
朝っぱらから変態だな
- 190 :名無し物書き@推敲中?:02/09/25 23:59
- 死にましたか?
- 191 :名無し物書き@推敲中?:02/09/26 00:41
- もう眠いので寝ますね。
- 192 :名無し物書き@推敲中?:02/09/26 18:30
- なんかあっという間に寂れましたなぁ。
- 193 :名無し物書き@推敲中?:02/09/26 23:13
- 「推敲中」ってなんて読むの?
- 194 :名無し物書き@推敲中?:02/09/27 01:13
- すいこう
- 195 :名無し物書き@推敲中?:02/09/28 15:19
- このまま落ちていくのだろうか
- 196 :名無し物書き@推敲中?:02/09/29 00:09
- やだからAGEようぜぇ。
エロパロに通りすがりタンが逝ってしまったからな…
- 197 :名無し物書き@推敲中?:02/09/29 13:43
- >>196
本人が偽者だと告白してたが…
- 198 :名無し物書き@推敲中?:02/09/30 07:15
- マジで?
でも本人降臨までいっそのこと居てくれ。
- 199 :名無し物書き@推敲中?:02/09/30 23:31
- サゲつつ199
- 200 :名無し物書き@推敲中?:02/10/01 23:52
- んじゃ漏れ上げつつ200ゲトズサー
- 201 :名無し物書き@推敲中?:02/10/02 00:22
- 何かリクエストあったらだれか書いてくれるかもしれん。
- 202 :名無し物書き@推敲中?:02/10/02 00:42
- リクエストならあっちの方でも募集してたsage
- 203 :名無し物書き@推敲中?:02/10/03 00:04
- あっちの方、ねえ…
- 204 :名無し物書き@推敲中?:02/10/03 14:44
- SAGE
- 205 :名無し物書き@推敲中?:02/10/05 02:14
- あっちの方もマターリしてきたね…
- 206 :名無し物書き@推敲中?:02/10/05 19:26
- あんましまったりし過ぎてるので漏れ書くよ。
なんかリクエストあるか?
- 207 :名無し物書き@推敲中?:02/10/05 22:16
- ラブコメ物を一つ。
- 208 :名無し物書き@推敲中?:02/10/06 00:04
- >>206
できれば豪×千絵のラブコメでお願いします。
- 209 :名無し物書き@推敲中?:02/10/06 00:32
- 豪×千絵は書き尽くされた感があるしな。
何か斬新な可プリン具ないもんかね。
ラブ米ものリクエストは盛れもですが。
- 210 :名無し物書き@推敲中?:02/10/06 00:52
- じゃあ、二階堂×織田とか?
- 211 :名無し物書き@推敲中?:02/10/06 01:02
- 大×千絵。
- 212 :名無し物書き@推敲中?:02/10/07 00:08
- 唯x一平。
- 213 :名無し物書き@推敲中?:02/10/07 00:10
- 唯x千絵 のエロで。
- 214 :206:02/10/07 01:11
- よし。したら、大×千絵×豪の三角関係ラブ米だな。
しばし期待も希望も持たずに待て。忘れた頃にウプする。
あと漏れエロは管轄外。
- 215 :>>206:02/10/07 23:37
- エロが管轄内の書き手って今何人いるんだよ…
- 216 :206:02/10/08 19:23
- 恐ろしくて数えられません。
- 217 :名無し物書き@推敲中?:02/10/09 01:08
- 答え1、答え1、答え1・・・・・
- 218 :名無し物書き@推敲中?:02/10/09 18:59
- んじゃー・・・
- 219 :名無し物書き@推敲中?:02/10/10 01:12
- エロスレマターリ化してるな…
職人が新作書き込むまでこうなんだろうな
- 220 :名無し物書き@推敲中?:02/10/11 21:11
- ここもたいがいマターリだけどねッ!
- 221 :名無し物書き@推敲中?:02/10/11 21:33
- なんで今ごろ鬼面組みなんですか?
いや、素人ですが。
- 222 :名無し物書き@推敲中?:02/10/11 21:50
- >>221
ガンガン読んでみなよ
- 223 :名無し物書き@推敲中?:02/10/11 22:07
- 過疎になるのは、こういうスレのせいだよ。
せっかく書いても荒らしても、誰も見てない。
- 224 :名無し物書き@推敲中?:02/10/11 22:33
- エロスレに新作が
- 225 :名無し物書き@推敲中?:02/10/11 23:29
- ↑もう大半が飽きた罠。
- 226 :名無し物書き@推敲中?:02/10/12 22:24
- ソウデモナイ
- 227 :河川 唯:02/10/14 01:52
- ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~gehi/image3/hard.jpg
- 228 :名無し物書き@推敲中?:02/10/14 23:26
- www002.upp.so-net.ne.jp/otomeya/index.html
- 229 :名無し物書き@推敲中?:02/10/19 00:34
- age
- 230 :名無し物書き@推敲中?:02/10/19 21:42
- AGE
- 231 :名無し物書き@推敲中?:02/10/21 21:14
- アゲ
- 232 :名無し物書き@推敲中?:02/10/24 22:22
- あ
- 233 :名無し物書き@推敲中?:02/10/26 00:24
- 2ちゃんねらーの力で河川唯を一位に!!
isweb46.infoseek.co.jp/computer/fumiso/cgi-bin/tvote.cgi?event=fumi01
- 234 :名無し物書き@推敲中?:02/10/28 02:46
- とおりすがりがエロスレに・・・。
このスレにはもうだれもいないの?
- 235 :名無し物書き@推敲中?:02/10/28 07:03
- まさしく皆様「通りすがって」いらっしゃるご様子。
文芸板に帰ってきて通りすがりタソ!
- 236 :某作者です:02/10/28 22:09
- とおりすがりました(笑)
- 237 :名無し物書き@推敲中?:02/10/29 01:29
- >>某作者様
こちらでもひとつお願いします。
- 238 :某作者です:02/10/29 23:20
- すみません。違うところにウプしてしまいました。
- 239 :名無し物書き@推敲中?:02/11/01 15:36
- 創作スレもエロスレもマタ〜リしてんな
- 240 :名無し物書き@推敲中?:02/11/04 21:15
- おいおい妙に下がってますねというわけで救済age
- 241 :名無し物書き@推敲中?:02/11/06 18:20
- おいおい妙に下がってますねというわけで救済age
- 242 :名無し物書き@推敲中?:02/11/07 17:52
- おいおい妙に下がってますねというわけで救済age
- 243 :いかり:02/11/09 00:29
- ワンパ・ターン
- 244 :名無し物書き@推敲中?:02/11/09 20:38
- 原作者の同人誌はまだやってるのかなーっと
- 245 : :02/11/11 01:04
- んなもん最初からないだろ
- 246 :名無し物書き@推敲中?:02/11/11 12:16
- ラメーン
- 247 :名無し物書き@推敲中?:02/11/11 12:32
- >>244ガンガンて同人誌で掲載してるYO
- 248 : ◆EEwxzaMYVU :02/11/11 20:06
- うーしろゆび、うーしろゆび♪
- 249 :名無し物書き@推敲中?:02/11/13 17:26
- ララ・・・
- 250 :名無し物書き@推敲中?:02/11/15 19:39
- エロパロスレ盛況…
- 251 : :02/11/16 08:35
- エロパロスレ屯弗…
- 252 : :02/11/17 22:31
- 依然エロパロスレ屯弗…
- 253 : :02/11/22 12:37
- 依然…
- 254 :名無し物書き@推敲中?:02/11/24 23:26
- エロパロスレ復活!
・・・これしか話題がないのか・・・
- 255 : :02/11/25 00:29
- …ないな。
- 256 :こんなのはどう?:02/11/26 00:11
- 4月。
一応高校を卒業してから4年。
あたしはなんとか無事に専門学校を卒業して、去年、都内の服飾メーカーに就職した。
仕事は結構忙しくて、地元の友達と会う機会もだいぶ減ってしまった。
親友の唯とですら、ここ一ヶ月、電話で何度か話しただけ。
奇面組にいたっては、ウワサすらあまり聞かなくなった。
もっとも、零さんのことは唯が話すから多少は、彼の現状について知ってはいるんだけど…。
問題は、あいつよ。
会おうと思えば、いつでも会える。
話そうと思えば、電話すればいい。
なのに、ここ2、3ヶ月あいつを見かけることすらない。
・・・あたし達の関係って、いったいなんなんだろう。
高校を卒業する頃には、自分の気持ちを自覚してた。
あいつの気持ちには、実は、それよりかなり前から気がついていた。
でも、4年たった今も、あたし達の関係はあのころから変わらない。
あたし達は未だに、一歩前へ踏み出す勇気をもてないでいる。
…4年の間に、気持ちが変わってしまえば楽だったのに。
ううん。
もしかしたら、あいつの気持ちは、もう、変わってしまっているのかもしれない。
…そんなのは嫌。
あいつの、今の気持ちを知るのが怖い。
…ねぇ…、今でも、あたしのことを思っていてくれてるの…?
- 257 : :02/11/27 00:40
- イイ!続き早くキボンヌ
- 258 :こんなのはどう?:02/11/27 23:38
- 「宇留さん、この後、イタリアンでもどう?」
金曜日の午後5時。
珍しく就業時間内に仕事が片づいたあたしの後ろから声がかかった。
最近、よくあたしの前にあらわれるこの営業の人…名前はなんだったかしら。
「最近、新宿にできた新しいイタリアンレストランがすごくいいって聞いてさ。
一緒にどう?」
あぁ、思い出したわ。
この人、確か久保田さんとか言ったっけ。
顔はまあまあ、スタイルもまあまあ。
少なくとも人間以上に毛深いってことはなさそうな人。
「イタリアンですか〜。う〜ん・・・」
…いい人そうだし食事くらいならいいかな。
当然おごりでしょうしね。
「いいですよ。」
「よかった〜。もう出られる?早速行っちゃって大丈夫?」
「は〜い」
・・・この時、なぜかちらっとゴリラ顔の男の顔が浮かんだけど・・・気の
せいだと思うことにした。
- 259 : :02/11/27 23:43
- コスプレスレ、なんと二周年です。
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/cosp/975332212/l50
- 260 :名無し物書き@推敲中?:02/11/28 00:10
- おお、久々に新作か?
- 261 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 00:45
- …と思ったら止まった
- 262 :こんなのはどう?:02/12/01 01:45
- 連れて行かれたイタリアンレストランはとてもおしゃれな雰囲気のお店だった。
明るすぎない照明の中、あたしの向かいに座っている人は笑顔を絶やさず、社内
の噂話を延々としゃべり続けている。
「宇留さんは彼氏いないの?」
ブッ。
突然、話題が変わったせいで思わず飲んでいたワインを吹き出しちゃったじゃ
ない。
「か、彼氏ですか〜。・・・募集中ってとこで〜す」
・・・だって、あいつは“彼氏”じゃないもの。
募集中なのも嘘じゃないわ。
かっこよくてセンスがよくて、優し〜い彼氏が欲しいな〜って思ってるわよ。
そうよ、思ってるわよ!
「じゃあ、俺、立候補しちゃおうかな〜」
冗談ぽく笑いながら、久保田さんが言った。
「あははは。またまた〜!!」
「いや。まじめな話、俺、宇留さんのこと前からいいなって思ってたんだよ。
かわいいのになんで彼氏がいないのかすごく不思議だった」
「そ、そんな〜。かわいいだなんて〜!!」
って、ほめられたことに浮かれてる場合じゃなくて!
あたし、もしかして今、告られてる?!
確かにこの千絵ちゃんの魅力にまいってしまうのはしょうがないけど・・・、
あたしには・・・。
- 263 :こんなのはどう?:02/12/01 01:52
- 「久保田さん、いろんな女の子にそんなこと言ってるんじゃないんですか〜?」
「宇留さん・・・。俺の名前、太井っていうんだけど・・・」
あら。
「ごめんなさ〜い!なんか久保田と太井って似てません?!」
「そ、そうだね。似てるかもね・・・。で、俺、今、宇留さんに告白してるん
だけど・・・あ、もしかして誰か好きな人がいるとか?」
ドキッ。
「え・・・」
ひきつった笑顔なのが自分でもわかる。
「そっかぁ・・・。好きなやつがいるのか〜。・・・そいつのこと忘れて、俺の
ことを好きになるっていうのは無理なの?」
「えっ・・・」
忘れる?あいつを?
・・・そうね。
もうそろそろ、そうしたほうがいいのかも。
だってもう4年も進展がないのよ?
こんなにかわいい千絵ちゃんがいつまでも一人でいていいはずないし・・・。
「俺、そいつのこと忘れさせてみせるよ」
にっこり笑った太井さんはそれなりに魅力的に見えるし。
この人を、好きになった方がいいのかな・・・?
「返事は今日じゃなくてもいいから、考えておいてくれると嬉しいな」
「・・・はい・・・」
- 264 :こんなのはどう?:02/12/01 02:05
- この先に桜の名所がある、という太井さんに誘われて駅まで遠回りをすることに
なった。
今年は桜の開花が遅くて、今が丁度満開みたい。
そういえば、高校を卒業した春に、唯の家でお花見をしたこともあったわね。
なんだかすごく昔の事みたい。
「でさ、今年はやっぱりパステルカラーがくると思うんだよね〜」
流行のファッションの話。
社内の噂話。
最近のテレビの話。
嫌いじゃないけど、なんとなく物足りないのはなんでだろう・・・。
「・・・宇留さん。あいつ知り合い?」
「へっ?」
あたし達の斜め前方に、立ち止まってこちらを見ている一組のカップルがいた。
女の子の方は見たことのない人。
男の方は・・・
「豪くん・・・?!」
ど、どうしてここに・・・?!
それよりも、一緒の女の子は誰?!
「宇、宇留さん・・・?」
太井さんの声に、あたしはハッと我に返った。
「知り合い?」
「・・・」
女の子が、豪くんに何か問いかける。
豪くんが、それに答える。
それだけの場面に、自分でも信じられないくらい心が痛い。
豪くんの視線があたし達からはずれ、女の子に向く。
女の子が、豪くんの腕に触れた。
・・・やめて!やめて!やめて!!
彼に触れないで!!
気が付くと、あたしは彼らに背を向けてその場から走り去っていた。
- 265 : :02/12/04 22:28
- いいんでない?
- 266 :名無し物書き@推敲中?:02/12/05 02:52
- どうでも。
- 267 :こんなのはどう?:02/12/07 01:02
- 続きはいる?
- 268 : :02/12/07 21:50
- 宇留
- 269 :名無し物書き@推敲中?:02/12/08 00:11
- 密かに奇態しとる
- 270 :名無し物書き@推敲中?:02/12/15 01:05
- age
- 271 : :02/12/15 01:28
- あげ
- 272 :名無し物書き@推敲中?:02/12/18 00:13
- 止めたのか、執筆中なのか・・・?
- 273 :名無し物書き@推敲中?:02/12/20 20:14
- hoshu
- 274 : :02/12/23 00:20
- ほ
- 275 : :02/12/27 01:20
- し
- 276 : :02/12/27 01:37
- ひ
- 277 : :02/12/30 21:55
- ゅ
- 278 : :03/01/02 17:51
- あけをめ
- 279 :山崎渉:03/01/06 15:59
- (^^)
- 280 : :03/01/08 23:19
- hoshu
- 281 : :03/01/19 01:38
- あ
- 282 :山崎渉:03/01/19 03:41
- (^^)
- 283 : :03/01/19 23:43
-
- 284 : :03/01/30 23:30
-
- 285 : :03/02/01 01:58
- 本日、日本テレビとフジテレビで報道されました、京浜急行八丁畷駅万引き書店閉鎖問題でインターネットサイト2ちゃんね
るで話題が沸騰し、2月1日の午前10時30分に八丁畷駅にてOFF会をする運びとなっているようです。詳しくは
古書店へ本を買いに行くオフ■2冊目■
http://life2.2ch.net/test/read.cgi/offevent/1044016408/
を御参照ください。
どうやらフジテレビで万引き少年の父親が<本屋が閉鎖されて嬉しい>と発言したことが発端らしく犯罪者の父
親らしからぬ発言に抗議をするということです。
川崎市川崎区の古書店で同区内に住む中学3年の男子生徒(15)が万引きした後、近くの京浜急行踏切内で電車にはねられ死亡した事故で、警察に通
報した古書店に対し、「人殺し」「配慮が足りない」などと非難する電話やファクスが相次いで寄せられていたことが30日、わかった。ショックを受
けた店長の男性(44)は近く閉店する意向を漏らしており、店頭に謝罪文を張り出した。
一人でも多くの参加者を求めています。
同意のある方は2ちゃんねる他スレへコピペお願い致します。
- 286 : :03/02/06 22:30
- hage
- 287 : :03/02/13 23:38
- あげ
- 288 :史上 ◆3jSEXDYw/w :03/02/25 00:26
- 糞スレはよ落ちロ
- 289 : :03/02/27 23:16
- なんの
- 290 : :03/03/01 23:56
- 290
- 291 : :03/03/09 11:49
-
- 292 : :03/03/15 00:01
- 【宇留千絵ちゃんの一応町レポ】
皆さんおはようございまっす!今回レポーターを担当します宇留千絵(16)でっす。
よろしくお願いしま〜す。
さて皆さん「スタンド使いとスタンド使いはひかれあう」ということわざ(誤)をご存知ですか?
これは、一人一人は特異でも、同じように特異な能力を持った人たちは無意識に同じ場所に集まるという意味なんですが(そのまんま)、
ここ一応町は「淫乱と淫乱がひかれあう町」として、ヤリチン、ヤリマンの人たちの間で知られているんですね。
今日はここ一応町を皆さんにご案内します。
淫乱の皆さん期待して、男のコは勃起して、女のコはおまんこを濡らして、待ってて下さいね♪
(CM)
まずやってきたのはここ「一応高校」です。ここには普通の高校にはない、あるユニークな部活があるんです。
では中に入ってみましょう…。
さて一見普通の校舎のようですが…(画面モザイク)校舎の裏の物置の中の、この隠し扉を開けると…(モザイク外れる)
「ああ〜ん、あっあっあっ…」
「あっ、ああん、やんやん…」
さっそく聞こえてきました。そう、ここ一応高校には、全国でも屈指のレベルを誇る「一応エロスクラブ」、
通称エロクラという乱交部があるんですね〜。
- 293 : :03/03/21 12:21
- あげ
- 294 :本スレフカツ:03/03/26 00:26
- http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1048605498/l50
- 295 : :03/03/26 21:27
- 14 :新スレおめでと@扉絵風 :03/03/26 20:56 ID:Ih0mgi1+
____________________
| 二三゙|,|||| -−- - 、._ |
| ヲ|ミl,,,,. / ,i' /`,! ,ハ / `7丶, .|
| 巛i. 〔 ( 〔l ( ,_〔 |l:. ト | ヽ|
| ''ヲ|||i ` ,i'`| / r'`j.从_,エ、| | |
| ''゙ヲ||i从tl `-' .r' Y ! |
| ソ 'ー, 、.ノ!ヽr|
| l ゙ ‐‐ t|
| '、 `---‐‐ ノY.|
| ヽ _,.. イノ /..|
| __ l `i ̄ l/ / |
| _,. ‐'´ ``>| |ノノ .|
| _,. ‐ ' ´ ./イ] , ゝ-‐.|
| _,. - ' ´ .// ,. '´ |
|,. -‐' ´ / / _,. ' |
| _,.. -/ `‐'- ;:‐ '´ .|
| __,.-‐' ´ f _, . ‐'´ ,/|
| ,.. ‐ ' _.└''"´ ,、-‐'_,./ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
新 沢 基 栄
- 296 :こんなのはどう?:03/04/02 03:52
- ずいぶん久しぶりですが続きです。
興味のある方は読んでみてください。
ただしSS書くの初なんでお見苦しい点が多々あると思います。ごめんなさい。
どこをどう走ったのかよく憶えていない。
気が付いたら、自分の部屋のベットに潜り込んでいた。
・・・胸が痛い・・・。
見知らぬ女の子が豪君に触れた場面が、思い出したくないのに何度も頭の中で
繰り返される。
今時珍しい、黒髪の清楚な感じの美人だった。
豪君と並べるとまさに美女と野獣って感じなのに、なぜだか笑えない。
・・・中学2年で初めて唯と奇面組・・・豪君と出会って、高校を卒業するまで
ずっと一緒にいた。
だから、あいつが女の子と全く縁がなかったことを知ってる。
たまにあいつと女の子が喋っていても、その子は必ず知っている子だった。
考えもしなかったの。
あいつがあたしの知らない女の子と二人でいるなんて。
あいつに触れる女の子が現れるなんて、考えもしなかったの。
・・・あたし・・・ばかみたい・・・。
流れ出た涙が、枕を濡らしていく。
・・・たったあれだけの場面がこんなに苦しいなんて・・・こんなにあいつを
好きだったことを今更自覚するなんて・・・ばかみたい・・・。
あいつを好きになる女の子が現れるなんて、ありえないと思っていたのよ。
だって、見た目もアレだし中身もアレだし。
私だけがあいつの不器用な優しさとかシャイなところとか…いいところを知って
ると思ってたのよ。
…結局、私だけが変わらない思いを抱えていたんだ…!!
- 297 :こんなのはどう?:03/04/02 03:54
- _____________寒い。
あ…。あたし、いつのまにか寝てたのね…。
時計を見ると、午前一時を指している。
はっ!!やだ、あたしったら!!
服は帰ってきたときのままだし、メイクも落としてない!!
ぼーっとする頭でのろのろとベットから起きあがると、ドレッサーの鏡の中に
いるあたしと目があった。
…ひどい顔…。
中途半端にメイクが落ちている上に散々泣いたせいでまぶたが腫れている。
ぼんやりと自分の顔を見つめるうちにだんだんと不思議な気持ちになってくる。
あたし、どうしてこんなひどい顔をしているのかしら?
どうしてあんなに泣いたのかしら?
どうしてあんなに苦しい気持ちだったのかしら?
…そうよ。
全部、全部あいつのせいよ!!
不思議な気持ちが怒りに変わった。
あたしは勢いよく部屋を飛びだすと、自転車で夜の町へ全力疾走を始めた。
目指すところはもちろんこの怒りの原因のいる家よ!!
- 298 :名無し物書き@推敲中?:03/04/02 04:57
- すんげ〜空いたな
がんがってくれ
- 299 :名無し物書き@推敲中?:03/04/02 07:02
- 待ってた(むしろ来なかったら勝手に続き書こうかとオモタw
がんがれ!
- 300 :こんなのはどう?:03/04/02 22:38
- 見えた!と思ったときにはもう止まらなかった。
全力疾走の勢いにブレーキが負けて…ガッシャーン!!!
あたしと自転車は派手な悲鳴を上げながらシャッターへ突っ込んでしまった。
いたたた…。
うう…おでこが痛い…。
お店の奥からどたどたと物音がして、シャッターが上げられた。
「この夜中になにやってやが…」
あいつの怒鳴り声が唐突に途切れる。
「おめぇ…」
どうやら二の句が継げないみたいね。
口をパクパクさせてあたしを凝視するあんたを見るのはおもしろいけど、あたしの
用事は別の所にあるのよ。
「話があるのよ。家に入れてちょうだい」
「お…おお…」
豪くんはやや気圧された感じであたしを招き入れてくれた。
階段を上りながらあたしはすっごく重大なことに気が付いた。
「豪くん!おじさんとおばさんは?!」
「ああ…。先月からおばさんの実家の酒屋やってんだよ」
そうだったのね…。知らなかったわ…。
豪くんは居間に入ると、ちゃぶ台の脇にどかっと腰を下ろした。
「で、なんなんだよ。話ってのは」
「…豪くんのせいよ」
「あぁ?」
「あたしがあんなに苦しかったのも、泣いたのも、今おでこが痛いのも全部豪くんの
せいなのよ!!どう責任取ってくれるのよ?!」
「久しぶりに会ったかと思ったら何わけわかんねぇこと…」
「だって豪くんのせいなんだもの!!あたしがひどい顔してたのも彼氏ができないのも
全部、全部あんたが好きだからなのよ!!高校卒業して4年もたってるのによ?信じら
れる?!いったいどうしてくれるのよ!!」
一気にまくしたてたせいで息が荒いあたしに対して、豪くんは呆然としている。
- 301 :こんなのはどう?:03/04/02 22:43
- さりげなく300ゲトでした…
>>298>>299
ありがとうございます
こんな拙いものを読んでもらえてうれしいです
>>299
むしろ書いて欲しいですw
- 302 :名無し物書き@推敲中?:03/04/03 14:12
- 速攻挿し絵キタ-
- 303 :エ(略)です:03/04/04 19:35
- 凄いっす
- 304 : :03/04/06 12:08
- 保守
- 305 : :03/04/08 23:55
- Wさん復活AGE
- 306 : :03/04/14 23:23
- 保守でつ
- 307 :山崎渉:03/04/17 13:05
- (^^)
- 308 : :03/04/17 21:45
- 308
- 309 : :03/04/19 22:03
- 308
- 310 :真・スレッドストッパー:03/04/19 22:04
-
(・∀・)ノ ニヤリッ!
- 311 :山崎渉:03/04/20 01:32
- ∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
- 312 : :03/04/20 14:16
- age
- 313 :名無し物書き@推敲中?:03/04/21 00:13
- 頼む。書き込んでくれ。
- 314 :エ(ry :03/04/22 00:22
- 別スレのでガマンしてくだちい
- 315 :名無し物書き@推敲中?:03/04/23 19:44
- 乱交エロなんざ読みたかないんだよ。。。
- 316 : :03/04/23 23:04
- 読んでんじゃんw
- 317 :こんなのはどう?:03/04/25 02:39
- 久しぶりにまともに会う豪くんはちっとも変わってない。
この個性的な顔もあの毛深さもあのころのままだ。
でも…
「…この4年の間に…気持ちが変わっちゃえば楽だったのに…」
小さな声でそうつぶやくと、あたしは少し目を伏せた。
「…千絵…」
「…うそよ。ほんとは、この気持ちが変わるわけないってわかってたのよ。
それぐらい惚れちゃってたんだもの。なのに…」
瞳を上げてあたしは豪くんを正面から見つめた。
「4年もぼんやりしてたあたし自身に一番腹が立つのよ!あんたを誰かに取ら
れそうになるまで言えなかったなんて…。これまでの関係を壊すのが怖いっ
て…。あんたが他の女の子を好きになることに比べたら何も怖くなんかない
のに…!!」
「千…」
豪くんが何か言おうとしたけど、あたしはお構いなしに彼のTシャツの胸ぐら
をつかんだ。
「だから言うわよ!!あたし、あんたのことが」
唐突に途切れた声の原因は、豪くんの手があたしの口をふさいだから。
- 318 :こんなのはどう?:03/04/25 03:18
- ちょ、ちょっと!
「くうひいはない!はにすんのお!(苦しいじゃない!なにすんのよ!)」
「うっせぇ!俺から言うから黙って聞きやがれ!!」
「…」
あたし達の視線がぶつかる。
目がそらせない。
ほんの数十秒が永遠に感じられる。
豪くんの手が、あたしの口から離れた。
そして…次の瞬間、あたしは彼の腕の中にいた。
「…まだ、食わせてやるほどの稼ぎはねぇが………」
この前置きの後に耳元でささやかれた言葉を聞いた時、あたしの運命が決まったわ。
「豪くん…!!」
胸がいっぱいで、言葉が出てこない。
痛いくらいにあたしを抱きしめる彼を、あたしも力一杯抱き返す。
どうしようどうしようどうしよう!!
あたし、生きてきたなかで、今が一番嬉しいって言えるわ!
…でもなにか………なにか、忘れてるような気がするんだけど……。
- 319 :こんなのはどう?:03/04/26 02:21
- 「あーっ!!!ちょっと、あんた!あの女の子はいったい誰なのよ?!」
ベリッと音がするほどの勢いで豪くんを突き放すと、再び彼の胸ぐらを引っ張り下げる。
「いきなりなにしやがんだ!」
「あの女の子よ!いったい誰なのよ?!」
「あぁ?」
「とぼけた声だしてんじゃないわよ!今日、さっき、あんたが一緒にいた女の子のことよ!!まさかまさか、今更あの子が恋人とか言い出すんじゃ…!!」
「おめぇはどうして、そう先走るんだ。あの子はただの親戚だ!」
「親…戚?ほんとに?」
「あぁ、なんでも結納とかってやつをやりに上京してきたから顔を見せに来たんだとよ」
「…そ、そうなの…」
思わず、大きな安堵のため息を漏らす。
なんだ…。
あたしったら一人で勘違いしてつっぱしちゃって…。
はっ!!
あの子が豪くんとそういう関係じゃないんだったらあたしの今夜のこの行動は…。
- 320 :こんなのはどう?:03/04/26 02:26
- 「そういうおめぇはどうなんだ」
豪くんの大きな手が、あたしの手首をつかんだ。
「あん時…その…だれかと一緒にいただろ?」
「へっ?」
あたしと一緒にいた誰か?
………あ。
「あ〜っ!そういえば、あたし、あの人に『つき合ってくれ』って言われてたっけ」
「な、なに〜!!」
あたしの手首をつかむ豪くんの手に力が入る。
「ちょっと!痛いじゃない」
「なんて返事したんだ」
珍しく有無を言わせぬ口調とあたしをまっすぐに睨む瞳に、不覚にも…ドキドキしてしまう。
「…知りたい?」
胸の鼓動を気づかれるのが恥ずかしくてわざと意地悪な笑みを浮かべて豪くんを見上げると、彼の力が少し緩んだ。
「べ別に知りたくなんかねぇよ!!」
「何が知りたいの?」
「一緒にいた男との関係なんて知りたくねぇよ!」
ふふふ。ほんと、相変わらずね。
「あの人はただの同じ会社の人よ。あたしの返事も知りたい?」
「べ別に気になってなんかねぇ!」
へぇ〜。
- 321 :こんなのはどう?:03/04/26 02:28
- 「返事は…あんた次第ね」
「…」
ほら。気になるでしょ。
あたしは腕を伸ばして、ゆっくりと豪くんの首にからめた。
耳元で、正直な気持ちをささやく。
「もし、あんたがあたしを嫌いになったとしても…あたしは一生、あんたのそばにいるわ」
「千絵…」
「だって、あたしの気持ちはもう変わらないもの。これが返事よ」
「…」
無言で豪くんがあたしを抱きしめた。
………そして………。
この後の数時間の出来事は、唯、あんたには話せないわ。
だってこの先は、お子様は立ち入り禁止なんだもの。
- 322 :こんなのはどう?@へたれ作者:03/04/26 02:31
- 思いつくままに書いたのでかなり読みにくかったかと思います。
それでも読んでくださった方、ありがとうございます。
もっと精進して出直してきます。
スレ汚し、失礼いたしました。
- 323 : :03/04/26 09:24
- >322
いいんじゃない?漏れは好きよこういうの。
個人的には、エンディングの2行はいらないと思った。
- 324 : :03/04/28 21:36
- いったんAGE
- 325 : :03/04/30 19:52
- hoshu
- 326 :名無し物書き@推敲中?:03/04/30 19:53
- 漫画系板にかけないのでこっちに書くが、奇面組のパチンコ台が出るそうで。
あのお方が変にハマってしまわないか心配。
- 327 :こんなのはどう?@へたれ作者:03/05/01 03:46
- 桜も散り終わり、これから一年で一番爽やかな季節を迎える頃。
親友が恋人と一緒に住むということになった。
わたしの親友―──宇留千絵はとても個性的な人間で、今でも会うたびに、わたし達は大声で笑い合える。
彼女の恋人はわたしもよく知っている人で、いろいろな意味で本当におもしろい。
わたしたちが一緒に学生時代をすごしたあのメンバーはみんなとても個性的だったけど、中でも特に目が離せなかった人…。
一堂零さん。
彼への想いが他の人に対する気持ちと違うと気が付いたのはいつだろう。
自然に、いつのまにか、始まっていた。
「まだ将来食べさせてやれるか自信が持てないのだ!」
河川唯、23歳。
あの日、ドア越しに聞いた言葉を信じて、わたしはまだ彼を待ち続けている。
夜ごと日ごとに募る想いを抱えたままで…。
- 328 :ないしょ:03/05/01 16:07
- >>327
わりと良いと思う。ただいささか短すぎるかも。
長編がいいとは限らないけど、これの3倍くらいあってもいいのでは?
- 329 :名無し物書き@推敲中?:03/05/01 16:10
- おまえらオッサンですか?いわゆるキモオタですか?
- 330 :名無し物書き@推敲中?:03/05/01 16:16
- 零さん?唯ちゃん?何言ってんだお前ら?そこから間違ってるだろ?
- 331 : :03/05/02 16:35
- まったり
- 332 :名無し物書き@推敲中?:03/05/02 16:52
- http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
- 333 : :03/05/03 10:34
- 奇面組パチンコ台スレ
http://gamble.2ch.net/test/read.cgi/pachi/1051127490/
- 334 : :03/05/05 02:39
- 捕手
- 335 :広井ました:03/05/05 18:37
- 〜かしこ〜
拝啓 一堂零様
お元気ですか?早いものであなたがこの街から旅立って、1年がたとうとしています。
この1年、本当に長かったです。あなたがいない暮らしがまだ慣れません。
いえ、慣れたくないです。
皆も同じみたいで、逢うたびにあなたの事を話しています。
でも、あなたが笑顔で旅立ったあの日が、つい最近の様にも感じます。
話がかみ合ってませんが、心の整理がまだ出来ていないからでしょう。
皆は、相変わらず元気です。
千絵と豪くんが、この前結婚しました。
千絵らしく豪華で、千絵が堂々としていたのに対して豪くんがとても緊張していたのが
印象的でした。あなたが参加していなかったので、とても残念そうでした。
結婚といえば、事代先生と若人先生も結婚するんですよ。
千絵と豪くんの結婚式の時に、事代先生が嬉しそうに喋っていました。
結婚式は来年、とても巨大な結婚式になりそうです。
私達「3年10組」のクラスメイト全員招待してくれるそうです。
しかし、私達の周りの人が結婚する年頃になったんだなぁと感じています。
私も22才ですから・・・。
- 336 :335:03/05/05 18:37
- 潔くんと仁くんは、アルバイトの日々が続いているみたいです。
潔くんはいつになったら、番台に座れる日がくるのでしょうか?
やはり、あの性格を治さないと中々無理でしょうね。
大くんは千絵と仲良く会社に行ってます。やはり私達と奇面組のみなさんとは
くされ縁なんでしょう。
おじさんと霧ちゃんも元気です。(仕事帰りによく寄ります)
今でも仕事が休みの時は、手伝いに行く時があります。
4年も、つまり高校を卒業してからですから、習慣となってしまいました。
「零がいなくても一人で大丈夫」とおじさんは言ってますが、やはり寂しそうです。
霧ちゃんは、3年生になりました。大学進学を希望していて、時々ですが私が
勉強を見ています。霧ちゃんは、のみこみが早いので大学進学は大丈夫でしょう。
- 337 :335:03/05/05 18:38
- 最後に私の事を書きます。
私も保母さんになり、2年が経ちます。
最近、やっと保母としての自身がついてきました。
私のクラスに、一人あなたに性格がそっくりな男の子がいます。
「あなたが幼稚園の時、こうだったのかな?」と一人で勝手に思って、ついつい
顔がほころんでしまいます。違っていたらごめんなさい・・・。
でも本当にそっくりなんですよ。
あなたが私に告白してくれて4年が過ぎようとしています。
あの時は本当に嬉しかった・・・。その気持ちは今でも変わりません。
旅立ちの前夜。いきなり旅立つ事、そして当分は帰らないと言う事・・・。
私思わず泣いちゃいましたが、その時あなたがそっと私を抱きしめて言ってくれた事
私は忘れません。そして、あなたが笑顔で帰ってくる日をいつまでも待ってます。
身体にはくれぐれも気をつけて下さい。また手紙を書きます。
かしこ
唯
- 338 :名無し物書き@推敲中?:03/05/05 19:03
- とってもいいですが、1つだけ、唯ちゃんが「くされえん」なんて言葉
使うかな?
- 339 :名無し物書き@推敲中?:03/05/06 00:57
- >335-337
懐かしいな。
空想の部屋だったっけ?
あそこ時々名作があったなぁ
漏れ全然保存してなかった・・・
- 340 :名無し物書き@推敲中?:03/05/06 19:45
- >338
こらまた微妙なツッコミをw
- 341 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 15:14
- お昼寝中
- 342 : :03/05/10 23:34
- 起床
- 343 : :03/05/14 00:33
- 就寝
- 344 :シャア板コピペ:03/05/19 00:49
- 437 :通常の名無しさんの3倍 :03/05/18 01:23 ID:???
>>432
29話:一堂零、3輪車で引き回され、河川唯爆笑(好きじゃなかったの?)
30話:雲童塊バスケで死亡。一堂零失踪。出瀬潔何故か表賞台に。
31話:小蝶校長、色音、石砂に問題児の素行調査を依頼後、家庭科海部ツヤと茶を飲み雑談。
32話:奇面組ひとまず受験へ(名物集団も受験、骨組以外全員失敗&留年
33話:奇面組、猪狩せんせえのはからいにより新幹線にのり3度目の修学旅行。
34話:奇面組旅館到着後に腕組とまくら投げ。全員死亡。
35話:奈良到着。零ちゃんと鹿が急接近。(ひまわり★ちゅ〜りっぷ顔見せ
36話:簡単な寺見学の後、京都へ向かう。零が二条城でおいてけぼり。仁くん飯を平らげる
37話:番組が夜の町に戻り御女組と再開。そこで何故か零ちゃんも。
38話:修学旅行シリーズ突然終了。名物集団まだ京都(単行本丸々一冊半修学旅行
39話:奇面組と千絵ちゃんが交戦するが決着つかず。
40話:奇面組と唯、千絵が猪狩せんせえお見舞い。しかし石砂との逢い引きの邪魔。
41話:真実一路、3年10組に合流。しかし唯、真実より零ちゃんへ。
42話:水泳大会が行われるが零と塊が戦ってプール崩壊。(豪、足の裏毛で水面に立つ
43話:真実一路のアパートに極秘に潜入。零ちゃん、一路、共に独り遊び。
44話:奇面組がひまわり★ちゅ〜りっぷと再対決。番組も参戦、全員死亡。
45話:運動会、名物集団集結。雲童塊、零ちゃんに戦線布告。零ちゃん、筋肉大移動か?
46話:番組、奇面組のため参戦(おなじ白組)。妖死亡。他も撃墜。色男組は逃亡。
47話:零と塊交戦、ともに死亡。(零ちゃんはフェイク)御女組も混ざって滅茶苦茶。
48話:学校が乱心して受験前にスキー旅行。雪女に扮した邪子、雪魔人の零ちゃんを見て精神崩壊。
49話:受験シーズン到来。奇面組いまだ変態。
50話:太子田琴仲朗率いる他組、3年10組の背景キャラが一先高校受験を放棄。
51話:受験
52話:主にうかんむり。ハイスクール 奇面組へ
- 345 :名無し物書き@推敲中?:03/05/21 01:07
- 就寝
- 346 :名無し物書き@推敲中?:03/05/21 01:08
- 北朝鮮が攻撃してくるわけない!!!有事法制絶対ダメ!
オイルも食料もねえのにどうやって戦争するんだよ!!!
もし、一発でもミサイル射してきたら
アメリカに攻撃されて、金正日政権が崩壊してしまうんだから
北朝鮮(金正日)が日本を攻撃してきて
北朝鮮(金正日)にとって良いことなんてひとつもないんじゃー!!
だから、北朝鮮が攻撃することはない!!!
本当の問題は、北朝鮮問題を利用して
政治家の権力乱用に都合が良く、
市民の生活の中の多くの自由を制限しようとする
ムチャクチャな法案を作ろうとしていることなんだよ!!!
有事法制が参議院でもしも可決されたら、
反対していなかったことを後で後悔しますよ。絶対!!
今の政治家が本当に国民のことを考えて政治をしているんなら
日本が今、社会的にも、経済的にもこんなに情けない国になるわけないでしょ!!
軍事で平和になることはない!
有事法制絶対ダメ!!
そのことは声を大にして言いたい!!!!
- 347 :名無し物書き@推敲中?:03/05/21 01:15
- 僕も無料会員になってるんですけど、結構いいですよ!これ↓
http://voo.to/yujie/
- 348 :_:03/05/21 01:19
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( ・∀・)/< こんなの見つけたっち♪
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- 349 :名無し物書き@推敲中?:03/05/21 01:28
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- 350 :山崎渉:03/05/22 02:40
- ━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
- 351 :名無し物書き@推敲中?:03/05/22 18:44
- 500まで墜ちていた・・・一端AGEるか
- 352 :名無し物書き@推敲中?:03/05/23 00:13
- 352
- 353 :へたれ作者:03/05/23 01:19
- >>327の続きの零×唯書いてもいいですか?
- 354 :名無し物書き@推敲中?:03/05/23 03:03
- おう、どんどん頼む
- 355 :名無し物書き@推敲中?:03/05/23 09:10
- >353
行っちゃってください
- 356 :名無し物書き@推敲中?:03/05/24 12:55
- 機体AGえ
- 357 :名無し物書き@推敲中?:03/05/24 12:56
- ここみて♪
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- 358 :へたれ作者:03/05/25 02:32
- とりあえず途中までです。
>>327な状況です。
______________________________________
キッときしんだ音を立てながら、一台の自転車がわたしの目の前に止まった。
息を弾ませながら
「やぁ唯ちゃん。今出勤かい?」
最近の日課となったシチュエーションに思わず苦笑してしまう。
「グーゼンだね。よかったら後ろに乗ってかないか」
いつもと同じ言葉に、わたしもいつもと同じ言葉を返す。
「ありがと。でもいいの?お店の手伝いしなくて」
「ははっ。今日は休みだからヒマなのだ」
ふふ。零さんてばこの言い訳もいつもと同じね。
座布団の敷かれた荷台に腰掛けると、わたしはいつもと同じように彼の服の端をつまむ。
零さんの漕ぐ自転車が軽やかに走り始めた。
頬をかすめる風が気持ちいいなぁ。
いつもと同じ会話。同じ道。同じ景色。いつもと同じ彼の笑顔。
いつまでも、わたしの見る風景の中に零さんの笑顔があって欲しい。
零さんも、そう思っていてくれてるのかしら…。
「…ちゃん?唯ちゃん?」
「えっ?」
「もう幼稚園に着いたよ。どうしたんだい?ぼんやりして」
「あ、なんでもない!送ってくれてありがとう、零さん」
「はは。おやすいご用さ。今日もがんばって」
「うん。零さんもね」
- 359 :へたれ作者:03/05/25 02:34
- 笑顔で振り返り振り返り去っていく零さんを、姿が見えなくなるまで見送るのも日課になったな。
もちろんとても嬉しい日課なんだけど…最近、時々不安になるの。
いつまで、零さんはわたしの風景の中にいてくれるのかな。
ドア越しに聞いたあの言葉を信じてはいるけれど…いつまで待てばいいのかな、わたし。
それに…あの言葉だって、わたしが直接言われた訳じゃない。
零さんがわたしに、直接気持ちを示してくれたことはない。
わたし、本当にこのまま待ってていいのかな…。
「おはようございます、河川先生。どうしたんですか?ぼーっとしちゃって。入らないんですか?」
ハッと現実に引き戻されると、目の前に同僚の先生の顔があった。
「どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」
「えっ?!ううん!元気元気!今日も張り切っていこ〜!」
「わっ!急に走り出さないでくださいよ〜」
今は余計なことを考えるのはよそう。
今日もお仕事がんばらなくっちゃ!!
わたしの勤める一応幼稚園には、園長先生の他に8人の先生がいる。
全員女性で、そのうちわたしを含めた4人が独身だから、こんなお誘いは今までも時々あったんだけど…困ったなぁ…。
「河川先生ぇ〜!お願いしますぅ!」
園児が帰った後のガランとした教室を掃除してる最中にそう言って両手を合わせだしたのは、今年新任できた若井先生。
- 360 :へたれ作者:03/05/25 02:37
- 「どうしても人数が足りないんですぅ!ほら、明日お休みじゃないですかぁ。飲みに行くなら今日ですがチャンスですよぉ!」
「わたしお酒飲まないし」
あっさりとした返事にズッとこけながらも、若井先生はめげずに話を続ける。
「河川先生って彼氏いないんですよねぇ?!だったら問題ないじゃないですかぁ〜!今日だけ、助けると思ってお願いします〜!!」
「え〜…」
困ったなぁ。
彼女のお願いっていうのは、「今夜、合コンに参加して欲しい」っていうことなんだけど…。
今までお誘いは何度か合ったけど、まったく興味がないんで行ったことないんだよね。
「今日のメンバーは期待していいと思いますよぉ!なんとW大卒のお医者さんがくるんですぅ!!他にもS社の人とかぁ、B社の人とかぁ、とにかく!今日はあたし、気合い入ってるんですぅ!!興味がなかったら始めだけいてくれればいいのでお願いしますぅ〜」
はっきり言ってW大にも何とか社にも興味はないんだけど。
若井先生のキラキラした瞳が必死にわたしを見つめてて…。
…。
…。
…しょうがないなぁ…。
「…ほんとに最初だけいればいいんだよね?」
「きゃ〜!やったぁ!河川先生、ありがとうございます〜!!」
…どうしてわたし、未だに頼まれたこと断れないのかな…。
でも、若井先生よろこんでくれてるみたいだし、ま、いっか。
寝たきりだったお母さんも回復してきたとはいえやっぱり心配だから早く帰りたかったんだけど…。
少しいて、すぐに帰ればいいよね。
一応、お母さんにお夕飯いらないって電話しておこうかな。
手早く掃除を終わらせたわたしは、電話をかけるために教室を後にした。
- 361 :へたれ作者:03/05/25 02:39
- 午後6時。都内の居酒屋。
わたしを含む一応幼稚園の先生4人は席について合コン相手を待っている。
早く始まって早く帰りたいなぁ…なんてわたしがボーっと考えている隣で若井先生がお化粧の最終チェックをしている。
他の先生もなんとなくそわそわしてる。
そんなに楽しいのかな、合コンって。
男の人と飲むのって、楽しいのかな。
零さんや千絵や、奇面組のみんなとお酒を飲むのだったらきっとすごく楽しいんだろうけど…。
そういえば、来る前に若井先生が「河川先生みたいなタイプって、速攻でお持ち帰りとかされちゃいそうですよね」なんて言ってたけど、どういう意味なんだろう…。
「あっ!来ましたよ〜」
その囁き声につられて入り口を見ると、こちらに向かって来る男の人が4人。
スーツの人が2人にゴルフやるような服のひとが一人。
そして最後尾にいたのはTシャツ・ジーパンの…
「れれれ零さん?!」
「ゆゆゆ唯ちゃん?!」
- 362 :名無し物書き@推敲中?:03/05/25 22:31
- いいぞいいぞ
- 363 :名無し物書き@推敲中?:03/05/27 23:41
- 捕手
- 364 :へたれ作者:03/05/28 02:56
- どこからどう見ても合コンの真っ最中の男女8人の中にうつむいたままの人間が二人。
他の6人はそんな二人を横目で見ながらおきまりの話を弾ませているけれど、当人達にその会話は聞こえていなかった。
ま、まさかこんなところで零さんと会うなんて…。
いつも零さんと会うのは朝だから、こんな所でお酒を目の前にして会うなんて変な感じで落ち着かないなぁ…。
チラッと零さんを見て、零さんと目が合ってしまい慌ててそっぽを向く。
さっきから何度もこれの繰り返し。
いつもだったら話は尽きないのに今に限って話題が見つからないよ〜。
どうしよう…。
また、目が合う。そっぽを向く。…顔が熱い。
零さん、どうしてここにいるんだろう?
…『合コン』って、恋人を見つける集団お見合いみたいなもの…だよね…。
ここに零さんがいるってことは…
「あ、あのぉ〜…お二人、知り合いなんですかぁ?」
おそるおそる若井先生がわたしに聞いた。
「えっ…。うん…。そうなんだけど…」
わたしと零さんの関係ってなんて言うんだろう。
…友達…なのかな、やっぱり。
「唯ちゃんとは中学と高校で同じクラスだったのだ」
なんて答えていいかわからないわたしと不思議顔の若井先生に向かって、にっこりと笑いながら、零さんが言った。
- 365 :へたれ作者:03/05/28 02:58
- 『同じクラス』…。
零さんにとってわたしは、それ以上でも、それ以下でもないってことなの…?
「そうだったんだぁ。あれ?でもぉ、年がぁ…?」
「こいつさぁ〜、なんと中学で3年も留年してんだよ」
「えぇ〜!!」
男の人の一人の言葉に、先生達が驚きの声をあげた。
「俺たちはこの一堂の最初のクラスメイトなんだ。こいつすっごい非常識なやつでさ〜」
スーツの人がなんだか得意そうに零さんの中学時代の話をし始める。
零さんがテストでオール0点を取ったときのこと。
伊狩先生に怒られてばかりだったこと。
1時間目の授業中に登校して2時間目から4時間目までずっとトイレにいたこと。
零さんと同じ年に留年した豪くん・潔くんと授業中に立たされてばかりだったこと。
どれもこれも、わたしは零さんから聞いたことのある話だった。
その時の零さんはとても懐かしそうに、大切な思い出として話をしてくれたけど、この人の話のは…なんか違う…。
零さんの話はおもしろかったのに、今、この人がする同じ話はちっともおもしろくない。
おもしろくないどころか…なんだか…これ以上聞いていたくない…。
わたし…どうしちゃったのかな。
人の話を聞いていてイライラしたことなんかなかったのに。
チラッと零さんを見ると、ニコニコ笑顔のまま。
なんだかその笑顔にも穏やかでいられなくなっていく…。
「…わたし、ちょっとお手洗いに…」
小さくつぶやきながら、わたしは席を立った。
- 366 :山崎渉:03/05/28 10:18
- ∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
- 367 :名無し物書き@推敲中?:03/05/28 20:20
- age
- 368 :名無し物書き@推敲中?:03/05/28 20:26
- ヽ ノ `ヽ r´ ヾ ソ
~ヽヽ U /ノ
ヽノ
.∧_∧ニ、ニダッ!?
-´⌒二⊃ < `Д´> ⊂二⌒丶
_ソ. (つ つ ヾ__
人 Y
レ (_フ
空ageがいるぞ!
- 369 :名無し物書き@推敲中?:03/06/01 11:30
- age
- 370 :↑:03/06/01 11:31
- 悔しかったらしい・・・
- 371 :名無し物書き@推敲中?:03/06/02 17:32
- 続き早く読みたいなあー
- 372 :へたれ作者:03/06/03 01:18
- >>371
ありがとうございます。
がんばって今日中に仕上げます。
- 373 :371:03/06/03 09:35
- >>372
まさか返事がくるとは・・
ありがとう!がんばってね〜
- 374 :名無し物書き@推敲中?:03/06/03 15:41
- 急がんでもいいから良作を書いてくれとえらそうなことを言ってみるぶわさ
- 375 :名無し物書き@推敲中?:03/06/03 21:12
- >>374
・゜・(ノД`)・゜・。
- 376 :名無し物書き@推敲中?:03/06/03 21:29
- 別に今までのがだめだと言ってるのではないとフォローしてみるしぱた
- 377 :へたれ作者:03/06/04 00:05
- ごめんなさい。
今日お休みだったのに急に仕事になっちゃって仕上げられませんでした。
本当にごめんなさい。
- 378 :名無し物書き@推敲中?:03/06/04 00:13
- 気にすんな!
過去ログ見たけど、
唯と御曹司の見合いに零が乱入して唯を救出する話が、
雰囲気がホントの奇面組っぽくてすごい面白かった。
- 379 :へたれ作者:03/06/04 00:43
- >>378
ありがとうございます(ノД`)。。。
私もあの話すごく好きです。
あれ書いた人、また書いてくれないかな。
ちょっとだけですけど、とりあえず続きです。
- 380 :へたれ作者:03/06/04 00:45
- 「ふぅ〜…」
手を洗い、鏡に向かうとそこには変な顔の私が写っている。
わたし、どうしちゃったのかな…。
「河川先生ぇ〜。大丈夫ですかぁ?」
トイレのドアからひょこっと若井先生が顔をのぞかせた。
「なんだか具合が悪そうだったから心配でぇ…」
「大丈夫!」
不安顔の若井先生に笑ってみせる。
「…そうですかぁ?そういえばぁ、あの一堂さんって人、おもしろいですねぇ。なんだか信じられないような話ばかりでしたけど、
あれって本当なのかなぁ?」
「本当だよ。あの話だけじゃなくて…本当にいろいろあったの。すっごく楽しかったなぁ…」
「へぇ〜。河川先生、あの人と仲良かったんですかぁ?あっ、まさか彼氏だったとかぁ?」
「彼氏…ではないけど…」
彼氏ではないけど…とても大切な人で…昔も今もわたしが思い続けいている人…。
「そろそろ戻ろっか」
笑顔で若井先生を促してトイレを出ようとしたその時、
「一堂に偶然会ってラッキーだったな」
「ほんとほんと。あれ以上の引き立て役はいないもんな」
壁の向こうから聞こえてきた声で、わたしの体は動かなくなってしまった。
- 381 :名無し物書き@推敲中?:03/06/04 17:50
- kita-----
- 382 :名無し物書き@推敲中?:03/06/04 22:07
- 続き北〜〜〜〜〜〜
- 383 :名無し物書き@推敲中?:03/06/04 22:22
- このサイトいいよ!
http://zoetakami.fc2web.com/
- 384 :へたれ作者:03/06/05 01:36
- …ヒキタテヤク…。
「…か河川先生ぇ?」
「…えっ?」
若井先生の声に我に返る。。
「河川先生ぇ、今、すっごい怖い顔してましたよぉ。どうしたんですかぁ?」
「…」
若井先生には聞こえなかったんだ。
『引き立て役』…。
なんで…あの人の話で嫌な気持ちになったかわかった…。
あの人が、零さんをバカにしてたから。だから…
「河川先生ぇ。お迎えが来てますよ」
いったんトイレの外に出たはずの若井先生がドアから顔を意味ありげな笑顔をのぞかせた。
お迎え…?いったい何のことだろ?
首をかしげながらトイレの外に出てみると、そこには心配顔の零さんがいた。
「なんだか様子がおかしかったから…。具合でも悪いのかい?」
「…ううん。大丈夫だよ」
「でも…」
さっきの笑顔とは全く違う、本当に心配してくれている零さんの顔。
こんなこと思ったらいけないのかもしれないけど…嬉しいな…。
思わず顔を赤くしちゃったわたしを、今度は不思議そうな顔で見つめてくれる。
どうして零さんといると、こんなに嬉しいんだろう…。
ずっと、ずっと、零さんの視界にいたい。
「唯ちゃん。あの…」
「河川先生ぇ!早く戻りましょうよぉ。ほら、一堂さんもぉ!」
「え。えぇっと、わたし、もう…」
帰ろうと思ってたのに。
- 385 :へたれ作者:03/06/05 01:39
- 「もうちょっとだけ居てください!そしたら一堂さんにお持ち帰りされちゃってもいいんで!」
なんでだか、後半が小声の若井先生。
零さんは「?」って顔をしながら、わたしと若井先生を見ている。
なんだか大声で聞いちゃいけないような気がして、そっと若井先生に質問してみる。
「ねぇ、お持ち帰りってどういう意味?」
「えぇ!二人で消えちゃうって意味ですよぉ!」
「消えちゃう?」
「そうですねぇ、もっとわかりやすく言うと『合コンであった好きな人と二人で帰る』って感じですかねぇ」
「へ〜」
そんな意味があったんだ。
「あ、でもぉ、それだけじゃなくってぇ」
唐突に若井先生の小声が止まった。
彼女の視線は足下。
「ふんふん」と二頭身零さんがわたし達の足下でいじけていた。
「きゃぁ〜!!」
思わず飛び退く若井先生。
あ、そっか。二頭身の零さん見たことないんだっけ。
「仲間はずれにした訳じゃないからね」
零さんと同じ目線になって頭をなでてにっこりする。
こんなにかわいいのになんでみんな驚くのかなぁ。
「と、とりあえず戻りましょぉっ」
- 386 :へたれ作者:03/06/05 01:40
- 若井先生に引っ張られてまた席に戻っちゃった。
零さんも向かいの席に座る。
そういえば零さん、さっき何を言いかけたんだろ。
「河川先生って下の名前、唯ちゃんだよね?」
キラッと白い歯を光らせたスーツの人がいつのまにか隣に座っていた。
…さっき、零さんの中学時代の話をした人だ…。
「ね、一堂と同じクラスだったってほんと?」
「はい」
何でこの人、こんなに顔を近づけてくるんだろう。
まっすぐ座ってたのが上半身が45度斜めに追いやられる。
「あいつ、唯ちゃんと同じクラスだったときも変態だったの?」
なんだか…あまり零さんに対して友好的な感じがしないな、この人。
「変態…かな…」
「でもさぁ、中学生とかならともかくこの年になってああなんじゃちょっとやばいよね」
「…どういう意味ですか?」
「だってさ〜、あいつ、人より秀でたモノなんかくせに顔も性格もああじゃん」
明らかに、わたしの同意を求める話し方。
どうしよう…。イライラする…。
「しかもおもちゃ屋を継ぐとか言ってるしさ。今時おもちゃ屋なんか流行らないじゃんね」
心がプツッと音をたてるのと、両手がテーブルを激しく打つのは同時だった。
「零さん!!わたしにお持ち帰りされて!!」
- 387 :名無し物書き@推敲中?:03/06/06 20:34
- は、早く続きうぉ…
- 388 :名無し物書き@推敲中?:03/06/08 18:28
- koi
- 389 :名無し物書き@推敲中?:03/06/10 00:45
- kininaru!
- 390 :へたれ作者:03/06/10 01:53
- 駄文を待っていてくださる方がいるようでかなり嬉しいです。
大変申し訳ないのですが続きはもうちょっとお待ちください。
文章って難しい…(;つД`)
気晴らしに書いた小ネタをうpしてみます。
- 391 :サイズ測り編@へたれ作者:03/06/10 01:55
- 「ちょっと唯!これかわいくない?!」
「どれ?これ?…う〜ん…。ちょっと派手じゃない?」
「ばっかね〜。これぐらいじゃないと誘惑できないわよ。零さんを」
「なっっ!誘惑なんかしないもん!」
気象庁が梅雨明けの宣言をして3日。
真夏の太陽が照りつける中、わたしは久しぶりに親友・千絵と買い物に都内に出てきた。
実は、一週間後に千絵・豪くんカップルと…零さんと4人で旅行に行くことになっていて、
今日はそのために必要なモノを買いに来てるんだけど…。
水着を買い、千絵が洋服を買うのにつき合って一息ついた後につれてこられたのが、この
ランジェリーショップだった。
ランジェリーショップって言っても、カジュアルな感じで値段も手頃。
高校生くらいの女の子からわたし達と同じくらいの20代前半の頃の人までいて、店内は
かなりにぎわっていた。
千絵なんて水を得た魚のようにはしゃぎまわっている。
「そちら、よろしかったらご試着できますよ〜♪」
にこやかな店員さんがわたしたちに話しかけてきた。
「試着できるんですか?やった〜!唯、何着る?」
「えっ!わたしはいいよ〜」
「何言ってんのよ!サイズはいくつ?あんた胸大きいしDカップくらい?」
「わたしサイズってよくわからないんだよね。いつも適当に買っちゃうから」
「よろしければお測りいたしましょうか?」
「そうよ!測ってもらいなさいよ!あ、わたしもついでに測ってもらいたいんですけどいいですか?」
え〜っ!!
「はい。奥でお測りいたしますのでどうぞこちらにお願いいたします」
- 392 :サイズ測り編@へたれ作者:03/06/10 01:58
- 「まず、お客様からお測りいたしますね」
千絵が店員さんの前に立つ。
「お洋服の上からお測りいたします」
「は〜い」
千絵は前にも測ってもらったことがあるのか、落ち着いている。
「アンダーバストから失礼します」
千絵の胸のすぐ下にメジャーが巻かれる。
アンダーバストって、ここのことだったんんだぁ。
「苦しい感じはございますか?」
「あ、平気です」
「アンダーバストは…65センチになりますね。次に、トップバストをお測りします」
今度は、千絵の胸の上にメジャーが巻かれる。
「トップは…80.5センチになります。そうしますと…お客様はC65になりますね」
「やった〜!!わたし、前に測ってもらったとき、Bだったのよ〜!!ちょっと唯!聞いた?!Cカップだって!!」
千絵ったら、今にも踊り出しそう…。
胸が大きくなるのってそんなに嬉しいのかなぁ?
「次はお客様をお測りしますね」
- 393 :サイズ測り編@へたれ作者:03/06/10 02:00
- 店員さんが笑顔でわたしの方に振り向いた。
…なんか…測ってもらうのって恥ずかしいなぁ。
おずおずと店員さんの前に進み出る。
横から千絵が興味津々って感じでのぞいていて、恥ずかしさが大きくなる。
「アンダーバストから失礼します」
メジャーが、わたしの胸のすぐ下に巻かれて、少し強めに引っ張られた。
「苦しい感じはございますか?」
「ちょっと…」
メジャーが少し緩くなる。
「このくらいで大丈夫ですか?」
「はい」
「そうしますと…アンダーは69センチになりますね。次、トップバスト失礼します」
今度は、わたしの胸の上にメジャーが巻かれる。
「トップは…88センチになりますね。…今お測りしたところ、お客様のサイズはE70になりますね」
「Eぃ〜?!」
横でのぞいていた千絵が素っ頓狂な声を上げた。
「あんた、それ大きすぎるんじゃないの?!」
「ちょ、ちょっと千絵!声大きいよ〜」
「ブラジャーの形とお胸の形には相性がありますので、なるべくご試着された方がよろしいですよ♪」
大騒ぎするわたし達をにこにこと眺めていた店員さんがそう付け加えた。
「そうね。唯、試着してみよう!」
「え〜っ!!」
- 394 :へたれ作者:03/06/10 02:06
- 小ネタは以上です。…続く?かも。
これからはちょっとですが零×唯の続きです。
「ゆ、唯ちゃん?!」
「河川先生ぇ?!」
「そういうことだから、先に帰ります!零さん、行こう!!」
その場の人たちの驚いた顔がチラッと視界に入ったけど、わたしは構わずに零さんを店の外まで引っ張っていった。
「唯ちゃん?唯ちゃん?!」
今まで引っ張っていた力以上の強さで逆に引っ張られる。
「落ち着いて!一体どうしたんだい?」
…どうしよう、どうしよう、どうしよう!
目の奥が熱い。
涙が我慢できない!!
「唯ちゃん?!」
「うっ…えっ……」
悔しい!悔しい!!
零さんは確かに優等生じゃなかったけど、あんな言い方されるような人じゃない!!
零さんは…零さんは…。
「…もしかして、さっきの彼に何かされたのかい?」
言葉が言葉にならなくて首を横に振るしかできない。
そうじゃないの。わたしは何をされたわけではないの。零さんがされたの。
ふと、頭に温かさを感じる。
零さんの手がわたしの髪の毛をなでてくれている。
その手があまりに優しくって…
そっと、零さんの腕の中に入り込んだ。
少しして…ためらいがちにわたしの背中に手が回った。
都内の繁華街、夜の雑踏の中で、わたしが泣きやむまで零さんはずっとそうして髪をなで続けてくれた…。
- 395 :名無し物書き@推敲中?:03/06/10 10:46
- 遅くまで、乙。
ありがとう。
- 396 :別スレの某奇面小説作者です:03/06/10 22:41
- 唯零編お疲れでした
唯ちゃんの気持ちの揺れ動きがとても上手く表現されてたと思います
ストーリーの流れも自然に練られていますね
突然の番外編も面白かったですよ
コネタも続き書きましょうよ
一応市も「都内」だという点は突っ込まないでおきますw
- 397 :名無し物書き@推敲中?:03/06/10 23:56
- いや、これまだ続くのでは?w
唯たんの気持ち考えたら泣きそうになりますた…⊃д`)
- 398 :へたれ作者:03/06/11 01:39
- 読んでくださった方、ありがとうございます。
零×唯、もうちょっと続かせてください。
>>396
>一応市も「都内」だという点は
Σ(゚Д゚ )ソ、ソウデシタッケ。。。ゴメンナサイ・・・
小ネタは試着編まであったりします。
大変遅くなりましたが、前作で押し絵を書いてくださった方、この場でもお礼を
言わせてください。
ありがとうございます。ほんとに感涙でした(ノД`)。。。
- 399 :挿絵:03/06/11 02:28
- 見ていらっしゃらないと思っていたのでビクーリでつ…
今回もまた描きましたので献上いたします。
続き楽しみにしております。
- 400 :へたれ作者:03/06/11 02:40
- >>399
拝見させていただきました。
あちらの方でも言わせてもらいましたが、改めて、ありがとうございます!!
もうどうお礼を言っていいかわからないです(汗
続きもがんばります。
- 401 :名無し物書き@推敲中?:03/06/11 21:50
- がんばれー。
色んなサイト見てきたけど、小説の零さんて妙にりりしく優しいよね。
んで唯は少女漫画モードで千絵と豪はすでに結婚してる場合が多い。。
そんな中、とある邪子押しサイトの小説は奇面組の世界観そのままで
小説としても完成度高くてびびった。特に時代劇のがおもろかった。
- 402 :名無し物書き@推敲中?:03/06/11 23:44
- 唯ちゃんの心情がなんだか切ないな…
続きが楽しみです。
>>401
そうそう、零×唯の小説はそういう印象を受ける作品が割とあって
原作とのギャップを感じて読むのがちょっとつらい事もある。
それにキャラの性格を考えると千絵と豪の方が進展遅いような
気がするんだけどなあ。
- 403 :名無し物書き@推敲中?:03/06/13 02:20
- 千絵たちのほうが進展遅そうか?どうしてどうして??
- 404 :名無し物書き@推敲中?:03/06/13 10:47
- 売り言葉に買い言葉で結婚しちゃいそうだけどね。千絵と豪。
唯と零は周り(主に千絵)が煽らないと親展なさそう。
- 405 :402:03/06/13 14:00
- >売り言葉に買い言葉
その展開もいいですよね〜ってどっちなんだよと言われそうですが
まどろっこしい零唯の話の隣でいとも簡単にくっついたような
千絵と豪の描写にはどうも違和感を感じるんです。
千絵ちゃんは豪くんに好意を持ってるけど豪くん一筋ってわけでは
ないよなと。あくまでも私がそう感じただけなので…。
へたれ作者さんの書かれた千絵と豪の話好きでした。
零唯編の続きも楽しみにしてます。
- 406 :名無し物書き@推敲中?:03/06/14 03:30
- 〜生井気奈子、生意気ですか?〜
聞こえる・・・
歓声と、選手の声・・・
感じる・・・
全身から吹き出す汗と、その熱さ・・・
見える・・・
高く舞い上がる、白いボール・・・
今・・・
「いくっぺ気奈子!」
「オーライ!」
「「ツープラトンアターック!!」」
ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
・
・
・
・
・
- 407 :名無し物書き@推敲中?:03/06/14 03:30
- 選手控え室。
今は一人、椅子に座り床を見つめている。
どれくらいの時間こうしているのかは解らない。
ほんの数分のようにも何時間のようにも思える。
他の選手はもうコートに入りアップを始めているだろう。
私も行かなきゃならないのに、本当なら真っ先に・・・でも、足が動かない。
腕のキャプテンマークが重い。
胸・・・痛いほどの鼓動・・・
「・・・零さま・・・」
(!!!)
自分でも驚いた。
まさかこんなところでその名前を口にするなんて。
一年前の試合以後、卒業してしまったこともあり、殆ど忘れてしまっていた筈なのに。
・・・いや、忘れたと言うよりは強引に何処かへしまい込んだ・・・そんな感じだろうか。
「・・・・・」
思えば、バレーを始めたのも、続けられたのも零さまがいたから・・・
「バレー部に入って、河川先輩を陥れようとしたのがきっかけ・・・零さまを忘れるためってのが
続けた理由・・・不純よね・・・」
頭にもやもやができた気分。
そのせいか、余計な考え事のせいか、いつの間にかふらふら歩きだし、控え室を出ようとしていた。
「最悪ね・・・コンディション・・・」
がちゃ・・・
扉を開けて控え室を出ると、そこには累がいた。
通路の壁に寄りかかり腕組みをして。
「遅い!」
「累・・・」
「キャプテンがそんな事でどうする!」
「ごめん・・・」
- 408 :名無し物書き@推敲中?:03/06/14 03:31
- キラーン
累のメガネが光り、口元が少しつり上がる。
「決勝戦!!相手は去年と同じ、札仁姉妹の愚奈印南高!相手にとって・・・」
そう言って累は手を顔の前に差し出す。
ガシ!
「不足無し!!!」
気奈子はその手を力強く握る。
「それでこそ気奈子だわ」
「ふっ、当然よ」
胸の中のモヤモヤと下がったテンション。
今の自分に一番要らないもの。
それらが一気に何処かへ飛んで行ったような・・・そんな気分。
「それから・・・」
「なによ」
「愛しの零さま・・・来てるわよ」
「え?」
「今まで頑張ってきたんだもん、いいところ見せなさいよ」
そう言うとさっさと通路を歩いていく。
「る、累・・・私!」
「・・・・・」
クイクイ、と歩きながら振り返りもせずに、早く来いと言わんばかりに手で合図をする累。
その背中は気奈子の言いたいことはすべて解ってる・・・そんな大きさと安心感を持っていた。
(ありがと・・・累、本当はあなたがキャプテンやるべきだったのかもね・・・)
「ふぅ、やっぱり・・・凸凹コンビかな・・・私達・・・」
「もう!さっさと来なさいよ!この色ボケキャプテン!お客さんがおまちだよ!」
「い、色・・・くぉらぁ〜〜!累ぃ〜!!」
(前言撤回じゃぁ!)
- 409 :名無し物書き@推敲中?:03/06/14 03:31
- 水銀灯のあわい光・・・選手達、観客の熱気・・・一歩足を踏み入れる。
一年ぶりに見るコートは、変わりなく、私の魂に炎を灯す。
瞬間、テンションが一気に上がる。
ろくにアップもしてないのが嘘のように体が軽く、そして熱い。
円陣の中央でみんなの視線を受けながら天井を見上げる。
「ス〜〜〜ッ・・・・・ハァ〜〜〜・・・」
自分の中で何かが暴れだしそうで、それをしばし落ち着かせる深呼吸。
「よし!いくよ!みんな!」
「「「「「ハイッ!!!」」」」」
かけ声とともにコートに散るメンバー。
少し遅れて噛み締めるようにコートに入るキャプテンマーク。
それを待つ累が力強く親指を立て、メガネも光る。
累に笑顔を返し、一周見渡すと観客席には懐かしい横断幕。
”がんばれ期待の星!”
下手くそな字と下手くそな絵・・・そして・・・
「・・・・・」
(零さま・・・見てくれてますか?
零さま・・・今の私はどう見えますか?
私・・・河川先輩に少しは近づけましたか?
普段、あなたの視界の隅にも入らない私だけれど・・・
この時間・・・この試合の間だけでいい・・・あなたの視線を私にください。
そうすれば・・・そうすれば・・・
この試合・・・一緒に頑張ったチームのみんなと、大好きなあなたのために!!!)
ピピーーーーーーーーー!!
いざ!決勝戦!!
「さぁーーーーーーー!かかってらっしゃい!札仁姉妹!!!」
〜おわり〜
- 410 : :03/06/14 20:33
- >>406-
なかなか、いいんでない?
- 411 :名無し物書き@推敲中?:03/06/15 22:56
- 以前どこかで見たような気が汁
- 412 :名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:01
- >>406-
空想の部屋じゃないの?
- 413 :小説:03/06/17 00:22
- 世にも奇妙な出来事
1話
俺は現在23歳の萩原大助。見た目は残念ながら不細工だ。そんなわけで彼女も今まで1度すらいない。でも俺は大の女好きだ。今日もバイクで俺はアルバイトに向かった。俺はこの年にもなってアルバイトしかしてない毎日だ。
アルバイトは有名なファミレスだ。俺はいつもどうり店に入った。
店長「萩原くん、おはよう。」
俺「おはようございます。」
普通の会話だ。俺が更衣室に入ろうとすると、足元には小さめのローファーが置いてある。
俺「ん?」
店長「あぁ、今はアヤちゃんが入っているんだ、ちょっと待ってくれ。」
俺「はい。」
俺はドキっとした。今更衣室にいるアヤちゃんは高校3年で凄い可愛い女の子なのだ。見た目は
今時のギャルな感じの女子高生だ。もちろんバイトのなかでもマドンナだ。俺は彼女に惚れていた。
しかし性格だけは悪い。
バタン!
彼女が出てきた。
あや「おはようございます。」
小さい声で俺に言った。
俺「お・・・おはよう。」
彼女のウェイトレスの姿はとても色っぽい。ミニスカからのぞく脚は白く輝きとても綺麗だ。俺は自分も着替え様と更衣室に入った。中は狭いが壁には大きな鏡が全身を映している。着替えようとしたら、あるものが目に付いた。
彼女の制服が綺麗にたたんで置いてあるのだ。俺はつい触ってしまった。まだ脱ぎたてで暖かい。俺は急いでルーズソックスを履いてみてしまった。そして彼女のミニスカを押えつけた。しかし、我にかえり急いで元どうりにした。
そのとき彼女のミニスカのポケットから携帯が落ちた。俺はいけないと思いながらもメールを見てしまった。
とてもショッキングなメールだった。友達とのやりとりだった。
{今日もバイトだよ。楽だからいいけど、前にも言った萩原ってキモイ男と今日一緒なんだよね。辞めないかな?アイツ絶対あたしに惚れてるよ。マジ最悪。}
そんな内容のメールだった。俺はかなり落ち込んだが、バイトだけはやらなくてはと、頭が真っ白なまま仕事をした。なにをやったかは覚えていない。
- 414 :小説:03/06/17 00:24
- 俺はかなり落ち込んだが、バイトだけはやらなくてはと、頭が真っ白なまま仕事をした。なにをやったかは覚えていない。とりあえずバイトは終わった。彼女はもう帰っていた。
俺はバイクのエンジンを掛け落ち込んだまま走り出した。店から100メートルほど走ると、そこには一人でアヤちゃんが歩いていた。俺はアヤちゃんを見ながらメールを思い出し、泣いてしまった。
ププ−!!!
突然横からトラックが飛び出してきた。よそ見していた俺は慌ててハンドルを切る。だが間に合わない。あっと思うと目の前にはアヤちゃんが!キキー!!ドドン・!目の前が真っ暗になった。俺のミスでアヤちゃんまでも巻き添えにしてしまったのか。
俺は深く罪悪感を感じ。気を失った。
……どのくらいたっただろう。俺は眩しくて目をあけた。白衣を着たオッサンが俺にライトを当てている。
オッサン「お!!気づいたか!!君は事故に遭ったが運よく無傷で気絶しただけですんだんだ。良かったね。」
と優しく俺に声を掛ける。どうやらオッサンは医者のようだ。信じられないあれだけの事故で無傷とは。俺はすぐにに起き上がった。
俺「?????????????????」
おかしい。何かがおかしい。事故で神経が狂ったか。いつもと感覚が全く違うのだ。
俺「まだ調子が…」
言い掛けて驚いた。俺の声じゃない、凄い可愛らしくセクシーな声が俺から出たのだ。下を向くと胸が大きい。焦って触ると柔らかく大きい胸がある。わけがわからず下を触ると大切なものがない。
壁にある鏡を急いで見た。俺がアヤちゃんになっていた!!
アヤ(俺)「どういうことだ??」
- 415 :小説:03/06/17 00:28
- 2話へ続く
- 416 :名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:29
- 続かない
- 417 :名無し物書き@推敲中?:03/06/17 23:17
- 何もこのスレでなくても
- 418 :名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:58
- 保 守
- 419 :名無し物書き@推敲中?:03/06/21 21:53
- さげ
- 420 :エ:03/06/23 00:39
- 新作ウプしました
- 421 :_:03/06/23 00:45
- http://homepage.mac.com/hiroyuki44/
- 422 :名無し物書き@推敲中?:03/06/25 22:34
- あげとこう。
- 423 : :03/06/29 23:51
- あげ
- 424 : :03/07/05 00:00
- ホH素
- 425 : :03/07/12 01:13
- ねむい
- 426 :山崎 渉:03/07/12 10:50
-
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
- 427 :へたれ作者:03/07/13 01:14
- 電車の中では、二人とも無言だった。
…こんなに長い時間、零さんと沈黙するなんて初めてだ…。
そして、一応町駅に降り立つ。
「零さん、ごめんなさい…。泣いたりして…」
零さんと肩を並べて歩きながらそっとつぶやく。
人前で泣いたことなんかなかったのに…。
どうしても、抑えられなかった。
悔しくて、反論しなかった自分に腹が立って…。
うつむくわたしの頭を、零さんが優しくポンポンとたたいた。
見上げるとそこには。
「ぷ〜っ!!」
顔を3倍にふくらませた二頭身零さんが!!
パァン!
風船のようだった顔が破裂して、その後にはいつもの零さんの笑顔。
「やっと笑ってくれたのだ」
「零さん…ありがとう…」
零さん、優しいな…。
わたしやっぱり、零さんとずっと一緒にいたい…。
零さんは…零さんも、まだそう思ってくれてるのかな。
知りたいけど…知るのが怖い。
今までの関係が壊れてしまったら、わたし、もう笑えなくなってしまう。
わたしの笑顔の元は、零さんだから…。
- 428 :へたれ作者:03/07/13 01:15
- 「唯ちゃん。あの…ありがとう…」
「えっ…」
「私のために、怒ってくれたんだろう?」
「どうしてそれを…。零さん、聞こえてたの?!」
コクンと零さんがうなずく。
…零さんには聞かれたくなかったのに…。
「私は、人にどう思われても構わないんだ。私は私だからね」
「…」
笑顔でそう言う零さんは、やっぱりすごい…。
『世の中の歯車になるより調味料になる』って言ってた通り、零さんは何事にも揺るがない「自分」を持ってる。
なのに私は…。
「でも…唯ちゃんが怒ってくれて…店から連れ出してくれて…すごく嬉しかったよ。…ありがとう」
「零さん…」
わたし、お礼を言われる様なことしてないよ。
むしろ何で言い返さなかったのか後悔してるのに…。
「ところで唯ちゃん。『お持ち帰り』ってなんのことだい?」
「そ、それは…」
『合コンであった好きな人と二人で帰る』意味なんて…言えないよ〜。
しかもわたしから誘っちゃうなんて…。
「あ!わかったのだ!唯ちゃん、わたしに内緒で何かおつまみを持ち帰ってきたんだろう?!」
「そ、そうなの!」
「ずるい」〜と騒いでいる零さんに気づかれないようにそっと安堵のため息を漏らす。
よかったぁ…。ばれないで。
「唯ちゃん。ひとつ、聞いていいかな?」
笑いを含まない、突然のまじめな零さんの声。
ジッと目を見つめられて思わず息を止めてしまう。
「唯ちゃんは…その…恋人が欲しいのかい?」
- 429 :へたれ作者:03/07/13 01:21
- えっ?!
「な、なんで?!」
「いや、合コンってそういうモノなんだろう?」
「それはそうだけど…。わたし、恋人が欲しかった訳じゃなくて若井先生に誘われて断れなくって!」
「そうだったのか」
フッと零さんの顔が緩んだ。
「よかった…」
零さん。小さくつぶやいた今の言葉にはどういう意味があるの?
零さん。零さん。零さん。
わたし、あなたを待ち続けていいんですか…?
「…零さんは…恋人、欲しくないの…?」
目を合わせられなくてうつむいてしまったから、零さんの表情はわからない。
「恋人が欲しいと思ったことはないよ」
「それは…」
どういう意味?
「ある一人以外、好きになれないから…。『恋人』という存在を欲しいと思ったことはないんだ」
「零さん…」
『ある一人』って誰?
それは、わたしだと思っていいの?そう思うのはうぬぼれなのかな…?
「…帰ろうか」
うつむいたままうなずく。
零さんと並んで歩き出す。無言で歩く道のりがひどく長く感じられる。
不意に、零さんの手がわたしの右手をつかんだ。
思わず顔を上げると、夜目にも零さんの耳が赤く染まっているのがわかった。
「もう少ししたら…迎えに行くから…」
そっぽを向きながら小さく小さく零さんが言った。
…その言葉の意味は…。
右手の暖かさが胸にも流れ込んでくる。
「…うん…。待ってるから…」
あなたが「迎えに行く」と言ってくれるなら、いつまでも待ってる。
- 430 :へたれ作者:03/07/13 01:24
- 間があきましたがひっそりと続きです。
久しぶりすぎてsage忘れちゃいました…。ごめんなさい。
零唯、もうちょっとだけ続かせてください。
- 431 : :03/07/13 11:26
- ウフフフフどぞどぞお待ちしております
- 432 :へたれ作者:03/07/14 01:22
- 「いってきま〜す!」
外に出ると、まぶしい日差しがわたしを包んだ。
空を見上げて思いっきり深呼吸をすると、自然に笑顔になる。
今日もまた、いつものわたしの日常が始まる。
「今から出勤かい?!」
「あら、潔くんおはよー」
「あれ〜。唯ちゃんじゃないか」
「あ、仁くんおはよー。元気?!」
「いつも仲がいいわね、おふたりさん」
「よぉ、唯ちゃん。冗談はよしてくれよ、ひとごとだと思って!」
「そーぞーしくて悪かったわね」
「あいかわらずね、千絵」
「おっはよ」
「みんな変わってないわね」
そして―──。
「やぁ唯ちゃん。今出勤かい?」
今朝もいつもと同じ、わたしの大好きな人のいる風景。
この風景を生涯続かせると誓われるのは、もうすぐのこと―──。
- 433 :へたれ作者:03/07/14 01:26
- 一応、これで零唯は終了です。
なんだか微妙な終わり方ですが彼らはこんな感じなんじゃないかと思いまして…。
時間ができたらまた書きたいです。
次はもうちょっと人に楽しんでいただけるようにがんばります。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。
- 434 :エ :03/07/14 21:51
- へたれ作者さん>
おつかれさまでした。
各キャラの心理描写と、場面描写が上手く書けていた良作だと思います。
とくに合コンという、なんとも「若い大人」らしい設定を選んだあたり、
センスのよさを感じます。
これからも期待してますのでぜひまた書いて下さい。
- 435 :山崎 渉:03/07/15 11:39
-
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
- 436 :名無し物書き@推敲中?:03/07/19 09:06
- age
- 437 :名無し物書き@推敲中?:03/07/26 00:22
- 補修します
- 438 :名無し物書き@推敲中?:03/07/31 23:23
- あげ
- 439 :山崎 渉:03/08/02 01:01
- (^^)
- 440 :名無し物書き@推敲中?:03/08/04 23:56
- が
- 441 :名無し物書き@推敲中?:03/08/07 00:16
-
- 442 :( `.∀´):03/08/10 03:33
- 2ちゃんでHTMLタグが使えればひまわり・ちゅーりっぷ兄弟のお話できるのにね。
- 443 :名無し物書き@推敲中?:03/08/11 00:58
- ほかんだ
- 444 :名無し物書き@推敲中?:03/08/12 02:40
- >>442
保田!?
- 445 :名無し物書き@推敲中?:03/08/14 17:33
- 一平くんと霧ちゃんの淡いラブストーリーキボンヌ。
- 446 :山崎 渉:03/08/15 11:58
- (⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
- 447 :名無し物書き@推敲中?:03/08/16 23:37
- zべ
- 448 :名無し物書き@推敲中?:03/08/21 01:25
- 霧ちゃん萌え
- 449 :名無し物書き@推敲中?:03/08/21 14:12
- ´*:;,. ★ 〜☆・:.,;* http://www.gals-cafe.tv ´*:;,. ★ 〜☆・:.,;*
夏なのにカノジョがいなくてこまってるそこのアナタ!
同じくカレシのいないなつきちゃんに会いにこないっ?
一週間の間、10分間はカクジツにさんごはあなたのもの♪
え?それ以上?それはぁ・・・えへっ(≧▽≦)~~*
アナタがなつきにもっと会いたくなってくれたら、かな☆
ここで待ってるから、必ず来てね!来てくれないなら…おしかけちゃうぞ♪
´*:;,. ★ 〜☆・:.,;* http://www.gals-cafe.tv ´*:;,. ★ 〜☆・:.,;*
- 450 :名無し物書き@推敲中?:03/08/22 07:40
- 清ちゃんにも萌え。
- 451 :名無し物書き@推敲中?:03/08/28 05:15
- 一平、霧、清の三角関係に萌え。
でも想像できない…
- 452 :名無し物書き@推敲中?:03/08/30 00:29
- >451
エロパロスレの過去ログへレッツ豪
- 453 :名無し物書き@推敲中?:03/08/31 07:00
- >>452
エロじゃない普通の三角関係誰かキボンヌ。
- 454 :名無し物書き@推敲中?:03/09/02 09:42
- あげ
- 455 :名無し物書き@推敲中?:03/09/07 00:33
- >>452
ダイジェスト版ウプきぼん
- 456 :名無し物書き@推敲中?:03/09/09 00:43
- >>451
こんな感じですかね?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
初めて親友に秘密を持ったのは中学校に入学してすぐのこと。
仲のいい男の子との交換日記。
彼とあたしだけの二人だけの秘密っていう優越感と。
彼女が彼を好きなことを知っていてこんなことをしている罪悪感と。
ふたつの気持ちの間で揺れながら、あたしは今日もノートを開く。
三人でいる時間も、清ちゃんも大好きなの。
でも、それでも…あたしも一平くんが好きなんだ。
もう少しだけこのままでいたいって思うのは、いけないことなのかな…?
- 457 :名無し物書き@推敲中?:03/09/10 22:20
- >456
グッド!
そのまま15禁な展開キボン
- 458 :名無し物書き@推敲中?:03/09/12 20:39
- >>456
まさにそんな感じです。
短い文章なのにその情景が思い浮かんできます。
まぁ>>457様のいう通り15禁な展開もまた良しですが。
仲の良い集団の中での恋愛は発展しにくい。
ましてや三角関係になるならなおさらですね。
でも一平君は清ちゃんとも密かに交換日記してて
ある意味二股かけている形になってしまっているかも。
唯ちゃんが聞いたら激怒しそう…
- 459 :えらそーなヒント屋:03/09/12 22:57
- 恋愛系書く時は、若干ホラーとかミステリーって感じのエッセンスを入れて
あげると美味しく仕上がります。
「ストーリーくっきんぐ」 でした。
- 460 :名無し物書き@推敲中?:03/09/17 02:56
- 奇面の中の恋愛関係は、なんだかんだいって零×唯が原点だったりする。
コミックス見ながら考えていたが、あとのカップルは零×唯に何らかの影響を受けてないと成立し無さそうだと思う。
その最たる例が豪×千絵(零と唯の親友同士)、一平×霧(零と唯の弟妹同士)。あと真実×物月(零と唯に何らかのアタックを掛けた者同士)も。
例外としては二階胴×織田(お互いに人に言えない事情を抱えている者同士)や切砂夫婦くらいか。
ファソサイトでよく見かける妖×邪子は、設定の上でかなり無理しないと出来ないカプともいえる。(否定するつもりは毛頭無いが。)
『気がついたらアイツがそばにいた』的なカプだな。見た感じ。
- 461 :名無し物書き@推敲中?:03/09/18 22:52
- >>459
それが出来たら苦労はない
- 462 :名無し物書き@推敲中?:03/09/23 01:19
- 462
- 463 :名無し物書き@推敲中?:03/09/26 00:29
- 保守
- 464 :名無し物書き@推敲中?:03/09/28 03:19
- http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1063034930/l50
SS紹介スレ
- 465 :名無し物書き@推敲中?:03/10/02 23:49
- エロパロスレ更新AGE
- 466 :名無し物書き@推敲中?:03/10/15 20:23
- 新作来ないね
- 467 :名無し物書き@推敲中?:03/10/15 20:38
- こんな可愛い子が・・・
http://www.nukix.net/index2.html
- 468 :名無し物書き@推敲中?:03/10/15 23:56
- 新沢先生、なんちう災難だ…
- 469 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 20:54
- あげ
- 470 :名無し物書き@推敲中?:03/10/24 21:13
- age
- 471 :名無し物書き@推敲中?:03/10/25 14:50
- アニマックスで登場人物みて、カキコしにきます。
ムカシみたけど忘れた。おもしろい名前だったことはしってるけど。
>>1さん、人物紹介リンク這っておいてください。
ttp://members.edogawa.home.ne.jp/y-sny/kimen/
- 472 :名無し物書き@推敲中?:03/10/28 21:53
- あげ
- 473 :へたれ作者:03/10/29 01:33
- お久しぶりです。
豪×千絵×大と>>456な状況、どっちが読みたいですか?
>>434
物凄い遅レスですが、ありがとうございます。
こっちの板にも書いてくださると嬉しいです。
- 474 :名無し物書き@推敲中?:03/10/30 22:34
- >へたれ作者さん
やっぱ>>456な状況ですね。青春物万歳
できれば、あえて難しい15禁な展開希望です
最近あまり15禁な作品見かけてないなあ
バトロワは全然興味ないしw
- 475 :へたれ作者:03/11/02 00:30
- >>474
了解しました。
書き始めてみたんですが…一平くんの性格がつかみづらい(ノД`)。。。苦戦中です。
15禁もがんばってみますが、あまり期待しないで待っていてください。
- 476 :474:03/11/02 00:42
- >475
気長に待ってます。
一平クンの性格は某スレを…参考にしないように!w
- 477 :474:03/11/05 23:38
- 保守
- 478 :名無し物書き@推敲中?:03/11/07 22:22
- あげ
- 479 :名無し物書き@推敲中?:03/11/09 03:30
- 保守
- 480 :ユウ:03/11/24 20:59
- 機動戦士ガンダム逆襲のシャア
アムロ>雲童命
シャア>雲童塊
ブライト>事代先生
チェーン>宇留千絵
カミーユ>河川唯
ジュドー>天野邪子
ファ>若人先生
リィナ>一堂霧
ギュネイ>似蛭田妖
クェス>出瀬清
その他
キャスティング以上
- 481 :ユウ:03/11/24 21:08
- 一堂零「おーい皆、演劇で私達がガンダムの劇場版をやる事になったぞ〜」
皆「やった〜」
豪「それで主役は誰なんだリーダ」
零「主役はアムロ=レイ役の雲童命さんなのだ」
命「やったわ」
塊「ずるいぞ姉貴、大体なんで俺がシャアなんだよ納得いかないぞ」
命「塊、日頃の行いが悪いせいよ諦めなさい」
塊「しょうがねえな、ったく」
唯「私は何の役なの零さん」
零「唯ちゃんはニュータイプのカミーユ=ビダンの役だよ」
唯「やった〜」
- 482 :ユウ:03/11/24 21:22
- そして、一応高校での演劇が始まろうとしていた
命「何だ、妙にジオンのMSが少ないぞ(νガンダムに乗りながら)」
妖「あれは、ガンダムか行けファンネル」
命「なんのフィンファンネル(Iフィールドを作りながら)」
妖「バ、バカなファンネルがあんなにもつ事なんてあるのか」
命「νガンダムは伊達じゃない、何なのこのプレッシャーは塊か」
塊「待たせたな妖、サザビーの準備が遅れた」
妖「大佐、あのガンダムはただの普通のガンダムとは違いますよ」
一方ラーカイラムにいる唯と邪子はというと
唯「このプレッシャー、艦長Zガンダム3号機で雲童大尉の援護に行ってきます」
邪子「私もフルアーマZZで援護に行ってきます」
事代「そうか、では頼むぞ2人共」
唯・邪子「了解」
唯「河川唯Zガンダム3号機、行きまーす」
邪子「天野邪子フルアーマZZガンダム出る」
こうして2人は雲童命の援護に向かったのであった
- 483 :名無し物書き@推敲中?:03/11/27 00:03
- うーん・・・
- 484 :ユウ:03/11/27 17:43
- 魁男塾(奇面組編)
剣桃太郎>雲童命
富樫>宇留千絵
J>天野邪子
虎丸>冷越豪
飛燕>河川唯
雷電>一堂零
月光>切出翔
伊達臣人>雲童塊
秀麻呂>河川一平
田沢>出瀬潔
松尾>物星大
邪鬼>繁在家豊
その他
キャスティング以上
- 485 :ユウ:03/11/27 17:55
- 志村けんのバカ殿様(奇面組編)
バカ殿>雲童命
田代>河川唯
爺>宇留千絵
ダジョウ倶楽部>雲童塊
>似蛭田妖
>切出翔
家来 >天野邪子
>若人蘭
>河川一平
>一堂霧
>一堂零
その他以上
- 486 :ユウ:03/11/27 18:03
- 雲童命のバカ殿様
命「ふぁ〜寝ちまったね、ありゃ家来がいないな」
千絵「殿〜起きてますか〜」
命「お、爺あんた早いね」
唯「殿〜〜」
命「お、田代どうしたの」
命が廊下を歩くと何故か先に進めないのである
命「何だ、こりゃ」
千絵「どうしました、殿」
命「いや、何か変なのこれ(そうだ爺にケーキを投げてみようっと)」
そして命は爺に向けてケーキを投げた
千絵「あ〜と、殿〜〜〜もう殿のバカヤローーー」
- 487 :ユウ:03/11/27 21:45
- そして演劇も無事に終わり61回の卒業式がやってきたのであった
若人「もうすぐ、卒業式ですね事代先生」
事代「そうですね、確か若人先生は司会をやるんでしたんだっけ」
若人「あ、それと日本海軍大臣官様の繁在家豊さんもきますって言っていました」
事代「あ、あの最後の海軍大臣官の繁在家様が来てくれるんですか」
若人「ですから、これから準備が必要なのです私は準備がありますから失礼します」
そして卒業式の日がやってきた
若人「え〜これから第61回目の卒業式を行います卒業生入場」
唯「見て見て千絵、バレー部の雲童命先輩だよ」
千絵「雲童先輩ーー」
命「・・・(笑顔で手を振りながら)」
若人「え〜これから校長のご挨拶を・・・ありません」
校長「え〜それは本当ですか」
若人「やっぱり、ありません最初は卒業証書です」
校長「いきなりか」
- 488 :ユウ:03/11/27 22:05
- 若人「え〜ではまず渡竹勝利くん、良いポーズで取りに行って下さい」
渡竹「・・・(卒業証書をもらいながら)」
若人「次は雲童命さん」
こうして卒業生の卒業証書の手渡しが終わった
若人「では、次はあの日本海軍初代大臣勝海舟様の子孫にあたる最後の海軍大臣の繁在家豊様から嬉しいお言葉をもらいます」
唯「ええ〜勝海舟様の孫だって千絵」
千絵「聞いたわ唯、よほど偉い人ねその人は」
若人「え〜では、卒業生代表雲童命さん前に」
命「は、はい(緊張しながら)」
唯「見て千絵キャプテンが緊張してるよ」
千絵「それはそうよ海軍大臣っていったら階級の中だどトップクラスの人よ」
唯「無理もないか」
千絵「そいう事」
若人「では、雲童さん礼を」
命「は、はい(礼をしながら)」
豊「雲童命殿、あなたはバレー部を愛し後輩のことを強く思う誇り私はそれを見てあなたに日本政治大臣賞を託す良い心意気だったぞ」
命「あ、ありがとうございます・・えっぐひっぐこんな嬉しい事はありません」
唯「泣いてるねキャプテン」
千絵「まあ、あれぐらいとなると当然でしょ」
- 489 :名無し物書き@推敲中?:03/11/30 23:50
- うーん、一生懸命なのは解るのだけど…
- 490 :名無し物書き@推敲中?:03/12/09 00:33
- 保守
- 491 :名無し物書き@推敲中?:03/12/13 02:48
- 小説を読みたいんであって
台本を読みたいわけじゃないんだが
- 492 :名無し物書き@推敲中?:03/12/31 00:05
- 来年もよろしく
- 493 :名無し物書き@推敲中?:04/01/08 01:41
- ことよろ
- 494 :名無し物書き@推敲中?:04/01/21 00:58
- あげ
- 495 :名無し物書き@推敲中?:04/01/26 23:57
- がげ
- 496 :名無し物書き@推敲中?:04/01/31 22:51
- ごげ
- 497 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 23:06
- まんこ
- 498 :名無し物書き@推敲中?:04/02/18 00:44
- エロパロスレが人大杉なんでこっちにエロ小説ウプしていいですか
- 499 :名無し物書き@推敲中?:04/02/18 12:17
- エロ度合いによると思う
でも他に書く人もいないしね・・・
- 500 :名無し物書き@推敲中?:04/02/19 00:18
- >498
2chブラウザ使えばいいだけやん
- 501 :61.195.35.23.eo.eaccess.ne.jp:04/02/20 23:54
- 節穴さんTesuto
- 502 : :04/03/02 23:54
- あげ
- 503 : :04/03/14 21:19
- まずキーボードの「Q」のところに右手の中指、
そして「A」のところに右手の人差し指をおいて、
その指をガーーって右にスライドさせると、かなりの確率で「ふじこ」が登場!!
- 504 :名無し物書き@推敲中?:04/03/14 22:04
- >>503
ほ、ほんまやー!
ふじこ登場はスーパーリーチ確定だからおいしいよな!
こんな攻略法があったとは!
- 505 :名無し物書き@推敲中?:04/04/20 23:02
- あげ
- 506 :名無し物書き@推敲中?:04/04/26 23:39
- hoshu
- 507 :名無し物書き@推敲中?:04/05/11 22:30
- 新板移転記念AGE
- 508 :童貞勇者:04/05/12 16:09
- 奇面組って懐かしいな。
昔、ひたすら変態を目指していた時期がありますた。
そのおかげで今がありまつ…
- 509 :名無し物書き@推敲中?:04/05/25 00:03
- あqwせdrftgyふじこlp
- 510 :名無し物書き@推敲中?:04/05/26 23:27
- 誰かKさんが運営している女性向けサイトのURL教えて下さい
- 511 :名無し物書き@推敲中?:04/05/29 00:11
- 誰かKさんが運営している女性向けサイトのURL教えて下さい
- 512 :名無し物書き@推敲中?:04/06/06 14:32
- 新作希望
- 513 :名無し物書き@推敲中?:04/06/12 01:38
- エロパロ板へ行け
- 514 :織田さんの秘密:04/06/16 02:02
- 織田魔利の実家が貧乏であることを知ったその日から唯と千絵のイビリによる始まった。
とかく女というものは裏切りというものには厳しい。
魔利が唯達に嘘を付いていたというのは裏切り行為にほかならなかったのだ。
そのうえ魔利は虚構の上に築いたプライドで今まで好き勝手をしてきたのである。
唯達が彼女のわがままに振り回されたことも一回や二回ではない。
そういった事情があるだけに、女の復讐はすさまじいものになった。
思いつくままにあげるだけでも相当のものである。
魔利と唯と千絵で喫茶店に入り、さんざん魔利の実家の貧乏さを罵倒して嘲笑う。
そのうえ、喫茶店の会計は当然魔利に払わせる。
この時に、唯は「お勘定は魔利お嬢様がお願いしますね」と必ず嫌味をいった。
また、魔利がバイトしている中華料理屋にクラスの友達を大量に連れていき、
「あーっ、偶然ねーっ、織田さんじゃないーっ」とわざとらしく千絵が大声で叫ぶ。
そしてこのあと、織田がクラスのみんなに(彼らは織田が貧乏であることをしらない)
理由を言い訳をするのを見て楽しむのだ。
もちろん、この時に絶妙のタイミングで織田をフォローしてみたり、
あるいはそう見せかけて窮地に陥らせるようなチャチャを入れることも忘れない。
そして、当然、支払いは織田魔利のバイト代から天引きにされることになる。
そのほか、千絵がお腹が空いたときなどには絶対織田がお菓子などを買いに行かされる。
もちろん織田持ちで。
- 515 :織田さんの秘密:04/06/16 02:03
- 千絵と唯による織田イビリの中でもっともむごいものはお嬢様ごっこと呼ばれる遊びである。
本当は貧乏な織田に一週間の間、二人が指定したブランド物を身につけて登校させるという遊びだ。
たとえば月曜はエルメスでかためてこい、火曜にはプラダを三つ以上身につけてこい、というもの。
かつて織田がクラスメートを騙しおおせていたのは、
千絵や唯をはじめとするクラスの女たちがブランド物に疎く、それっぽい安物でごまかせたからである。
しかし、いまや正体がばれた千絵や唯を安物でごまかすのは至難のわざである。
とうてい本物など買うことのできない織田魔利はレンタルで借りて凌いだり、
偽物を購入したり、別のクラスメートから借りたりして魔の一週間を乗り切るのだ。
本物を買わないとはいえ、この間には相当の出費が伴う。
体の弱い母と病身の父を持つ身である、収入を減らすわけにもいかず、
自然、魔利の労働時間は増える。いまや一日12時間労働の魔利であった。
ここまで追い込まれても千絵や唯のイビリに反抗できなかったのは魔利の悲しいプライドだった。
彼女はもし逆らえば、クラス全員、いや街中に真実をばらすと言い含められていたのだった。
すでに存在しない城、幻影の楼閣に生きる魔利にとって、
自分が大金持ちのお嬢様であるということは現実以上の意味を持つ虚構であり、
それを瓦解させるということはみずからの死に等しい意味をもっていたのである。
今日も魔利は働く。幻が消えてしまわないように彼女は働くのだ。
なぜなら彼女にとって虚栄心こそがなにより大事なものだったからである
- 516 :織田さんの秘密:04/06/16 23:12
- 織田イビリについて唯は虐めではなく高尚な精神的遊技であるとうそぶいていた。
確かに傲慢な言いようではあるかも知れないが、果たして彼女の言葉を否定できるだろうか。
唯と千絵は決して織田の肉体を傷つけるようなことはしなかった。
精神的迫害を加えるようなこともしていない。
彼女らはただ、織田のプライドのみに徹底的な攻撃を加えていただけのことである。
しかも、そのプライドたるやまったくの虚栄であり、同情の余地はない。
唯と千絵の攻撃が正当なのか、織田魔利を支持すべきなのか、それは誰にも分からないことだった。
さて。
人間は常に飽きる動物である。
どんなに楽しい出来事でも、いかに刺激的なことであろうと、最後には必ず飽きてしまう。
唯と千絵もその例外ではなく、楽しい楽しい織田イビリにもマンネリの時期が訪れようとしていた。
一つには織田魔利が苛められるたびにボロボロになる身の程知らずのプライドを守ろうとして
そうとうの精神力を消費するためにかなりの疲労状態に陥っていたことがある。
もはや魔利の精神は崩壊寸前であった。
頭の良い唯はすばやくそのことを察知した。
もうそろそろ終わりにしなくてはならない・・・・・・・・
追いつめられたネズミは最後にどんなことをしでかすかわからないのだ。
魔利の桁外れのプライドが精神の崩壊を押しとどめてきたが、それもそろそろ限界である。
唯は最後のゲームをはじめようとしていた。
ある日、唯と千絵は例によって友達数人を誘って、なにげなく魔利を喫茶店に連れだした。
もちろん一緒に来たクラスメートは魔利の秘密を知らない。
唯たちは喫茶店で他愛のない会話をしばらく楽しんだが、
魔利もときおり疲れた表情を見せながらも仕方がないので明るく振る舞って会話に加わっていた。
- 517 :織田さんの秘密:04/06/16 23:13
- するととつぜん、唯があどけない笑顔で魔利に尋ねた。
「ねぇねぇ、織田さん。織田さんの家ってすごいお金持ちなんだよねー?」
来たっ、と魔利は内心思ったが、この程度のことなら慣れっこである。
「そ、そうよ。ま、この町にはわたしの家より大きなお屋敷はないわね。
どんな大きな家だって、あたしの家に比べたら物置クラスよっ!」
と、無理をして自慢してみせた。みんなの前ではこうするのがルールなのである。
何も知らないクラスメートは純粋に驚いて見せる子が1名、羨ましがっているのが1名、
やれやれまた始まったという感じでよそ見をしてため息をついているのが1名、
あきらかに織田の発言にむかついている女子が1名だった。
唯は続けて織田に向かって言う。
「織田さん、一度でいいから織田さんの実家に紹介して!お願い!」
おや?という感じで事情を知っている千絵が唯に顔を向ける。
そして二人は目と目で合図を送り合う。
そのほかの女子は何も知らないので、唯の意見に大賛成し、招待しろコールの大合唱である。
織田は不安になりながらも、
「で、でも、わたしの家はいま大改装中で・・・・」
と、適当な嘘をつきかけると、唯が発言をさえぎって、
「ねっ!お願いだよ。」
と、たたみかける。有無を言わせない雰囲気であった。
魔利は顔面蒼白になりながらも、唯のただならぬ様子を察し、力なく承諾するよりすべはなかった。
訪問の日も一週間後と勝手に話は進められ、魔利は完全に追いつめられてしまった。
彼女はいったいどうするつもりなのだろうか。
- 518 :名無し物書き@推敲中?:04/06/17 10:00
- 正統派ファンは激怒しそうな内容だけど結構おもしろいよ
- 519 :名無し物書き@推敲中?:04/06/17 20:41
- イジメ役が唯と千絵ってのに若干違和感が…
織田はかわいいが。
- 520 :名無し物書き@推敲中?:04/06/18 21:59
- 続きまだ?
- 521 :名無し物書き@推敲中?:04/06/18 23:10
- 面白い。続き読みてえ。
- 522 :織田さんの秘密:04/06/20 00:19
- 「おつかれさまでしたあ!」
魔利は華奢な体だったが、過酷な長時間労働にもよく耐え、
健気にも元気な声を振り絞って挨拶をすると、バイト先の中華料理店を出た。
午前0時。すっかり深夜である。
これから自転車に乗って自宅まで帰るのだが、彼女は疲れ切っていてペダルを漕ぐ力もなかった。
あさってには唯と千絵が数人の友達を連れて魔利の豪邸を見ようとやってくる。
魔利の豪邸・・・・・そんなものがあればの話であるが。
魔利は肩を落とし、自転車を押して歩きながら、とつぜん大きく頭を振った。
(いったい、どうしたらいいのよ・・・・・・・!)
すべては身から出たさび、そんなことは百も承知である。
だが、嘘と自慢だけはどうすることもない彼女の業なのである。
魔利は特別わがままで自分勝手な人間というわけではなかった。
中華料理店でも真面目な働き者と重宝されているし、家族思いの娘と近所でも評判である。
学校の友人とも心を開いてからはうまくやっている。
そんなにわがままなつもりはない。自分勝手なつもりもない。
しかし、プライドがあまりにも高すぎるのである。そして虚言癖があった。
自らのプライドを守るために嘘をつき、それがうまくはまるとさらに嘘をついた。
嘘がばれぬよう嘘を重ね、そして彼女の作り上げた虚構は虚栄心を頑強なものにした。
織田魔利はすでに自分の嘘に支配されていたのである。
- 523 :織田さんの秘密:04/06/20 00:20
- だから本来なら彼女には到底持ち得ぬようなブランド物などを何とか工面して手に入れ、
真実と嘘を織り交ぜることによって、無知な友人を騙しおおせてきたのだった。
確かに彼女の身につけているものはすべて外国製(made in Taiwan or Hongkong)だった。
しかし。
しかし、あさっての難関は絶対に乗り越えることはできないだろう。
なぜなら、魔利は本当は大金持ちのお嬢様でもないし、豪邸に住んでいるわけでもないのだから。
彼女は庶民にドのつく下層の出身で、本当は崩れかかったボロアパートに住んでいるだけなのだから。
魔利は大きくため息をつき、歩く力も消え失せてその場に座りこんでしまった。
(も、もうだめよ・・・・・・わたしの嘘はあさってになれば全部ばれてしまうのよ・・・・・)
彼女にとって一番おそろしいことは貧乏な生活ではなく、プライドが保てなくなることだった。
しかし、嘘を隠し通すことはできないことはわかっている。
となれば、やるべきことは一つしかない。
(すべてを・・・・本当のことを話すのよ・・・・・そう、つまらないプライドなんて捨てて・・・・
みんなをわたしのアパートに招待してあげればいいじゃない!
みんながバカにするならすればいいんだわ!
それより、わたしが嘘がばれることをびくびくせず、堂々と振る舞うことこそ大事なのよ!)
それまでうじうじと悩んでいた魔利はそう強く決心すると、うつむいていた顔を上げた。
すると、彼女の目に、一軒の大きな家が目に入った。
いや、家なんてもんじゃない、それはいわゆるお屋敷、邸宅であった。
中華料理店のバイトからの帰り道に必ず通りがかって見ている豪邸である。
思えば魔利の妄想の中の屋敷も、実在するこの豪邸のイメージなのだった。
- 524 :織田さんの秘密:04/06/20 00:21
- 魔利がぼんやりと眺めていると、屋敷の中から楽しそうな三人の親子づれが出てきた。
幼い男の子はきゃっきゃきゃっきゃとうれしそうな声を張り上げて騒いでいる。
そして姉らしい少女がはしゃぐ男の子をたしなめると、母親らしい大人が
「今日は大目にみてあげましょうよ。ひろゆきにとってははじめての家族旅行ですもの。
ここのところパパの仕事が忙しくて旅行なんていけませんでしたから。」
「でも、ママ、三日間も留守にして大丈夫かな?」と、娘。
「大丈夫よ、それくらいなら。この町は平和で泥棒が入ったなんて聞いたことがありませんからね。
ほら、パパの車が出てきましたよ。さあ、乗りなさい。」
こうして、三人はパパが運転するやたらに長い黒塗りの高級外車に乗り込んで行ってしまったのである。
賢明なる読者諸君であれば、織田魔利はこういった光景を一通り眺めたあと、
やさしい微笑を口元にたたえ、何事もなかったように立ち去るだろうと、お考えであろう。
なぜならば、彼女はついさっき、いろいろと悩んだあげくに、
ついに人間として一回り成長し、あらゆる苦難にも負けない覚悟を胸に、
みずから招いた災難に勇気をふるって立ち向かう決心をしたばかりだからである。
だが織田魔利はどういうわけか、このとき、別のことを考えていたのだった。
(三日間の家族旅行ですって・・・・・・・・!
それって・・・・・・・屋敷が三日間留守になるってことじゃない!!
い、いけるわ・・・・・・この屋敷を使って明後日を乗り切ることができるかもしれないわ!)
まったく困った織田魔利であった。
- 525 :名無し物書き@推敲中?:04/06/20 22:19
- おおっ
面白いなこれ
- 526 :名無し物書き@推敲中?:04/06/20 23:04
- どうなるんだろう?
ワクワク
- 527 :名無し物書き@推敲中?:04/06/20 23:20
- 2ちゃんねら専用 メル友募集 掲示板!
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/computer/8154/1061819320/r62
- 528 :○:04/06/24 20:57
- しばらくの間奇面組から遠ざかってましたが、
久しぶりにこのスレを見つけ熱が再燃したので投下させていただきます。
とりあえず、出来た分だけ…。続きはまた書いて投下します。
恋愛要素はほんのり香る程度の妖&邪子です。
以前どっかでこの原案みたいなのを発表したかもしれませんが、
よろしくお付き合いください。
- 529 :○:04/06/24 20:59
- 似蛭田妖
一応ボクシングジム期待の星と呼ばれ、
アマチュア時代、非公式ではあるが何度も自分より高い級のプロボクサーをリングに沈めた。
異例の速さでプロテストに合格。
プロテスト合格後の戦績
――― 0勝14敗
- 530 :○:04/06/24 21:00
- テーピングされた拳が空を切るたびに床に汗のシミが増え、そして消えていく。
減量中のために着込んだウエアは容赦なく妖の身体から水分と残りわずかな脂肪を奪っている。
長い前髪に隠された瞳は何もない空間に対戦相手を見つめ、
ただただそれをノックアウトするために妖は一心不乱に拳を繰り出す。
「 次試合に負けたら、うちのジムをやめてもらう 」
試合とその対戦相手をトレーナーから言い渡されたとき付け加えられた言葉は、
ここ数日彼の頭にこびり付き、普段から人並み以上の練習量をさらに増加させていた。
妖と一緒にジムのドアを叩いた中須藤臣也は、
自分にボクサーの道は合わないと早々にセコンドへと転向した。
今ではいくつものバイトを掛け持ち、「うだつの上がらない鳴り物入りの期待はずれの連敗中ルーキー」を
高校卒業と同時に借りたボロアパートの一つ屋根の下で養っている。
- 531 :○:04/06/24 21:01
- 時折自暴自棄になり、何処かの居酒屋で酒を飲み暴れている妖を迎えに行き取り押さえ、
そのままつれて帰るのも臣也の役目だった。
「 荒れるなリーダー。 」
番組は事実上解散し、更に飲んだくれて暴れている勝ちなしのプロボクサーにリーダーの威厳など
欠片も残ってはいないが、長年の癖は抜けない。
臣也は意識を手放しかけている妖を半ば引きずるように連れて帰る途中、何度も何度も言った。
「 荒れるな、リーダー。 」
その言葉を受け取ったのかはわからないが、普段妖は練習には真摯に打ち込んだ。
- 532 :○:04/06/24 21:01
- 周囲が「いつか倒れる」と噂をしても妖はそれらにまったく耳を貸さず、
ただ自分を痛めつけるかのようにトレーナーが言い渡した練習量を遥かにしのぐ量を自分に科し、こなしていた。
「 でも、あの成績じゃあな。 」
妖がランニングに出かけた後のジム内で、どこからともなく声がした。
「 マゾなんじゃねぇの?苦しいのも痛いのもだいちゅきなんですボクー、ってか。 」
「 うえー気持ち悪ィ。しかもホモだろ?一緒に暮らしてる男と、絶対ぇデキてるって! 」
笑い声をあげる男の背後で、バイトを終え妖の様子を見に来た臣也がなまっていた拳を鳴らした。
- 533 :○:04/06/24 21:07
- 「 あ、れ。何? 」
長距離のランニングを終えジムに戻ってきた妖は道の真ん中に立っていた臣也を見つけ、上がった息で聞いた。
「 バイト早めに終わってさ。
ジム、もう今日は閉めるんだってよ。帰るぞ。 」
「 閉めるって…シャワーくらいあびれねぇかな。 」
額の汗を拭いながら、妖は言った。
「 銭湯でいいだろ。奇面組のヤツがやってるとこなら、安くしてもらえっから。 」
自分の横をすり抜けドアに手をかけようとした妖のウエアをつかみ、そのまま臣也は足早に歩き出した。
必然的に後歩きをさせられた妖の足は少しだけもつれたが、何とか体勢をととのえ前を向く。
- 534 :○:04/06/24 21:08
- 「 …オマエ、何か機嫌悪くねぇか? 」
その一言で、臣也はぎくりとした。
( さすがはリーダー、大正解。 )
心ではそう思うが、表には出さずに笑顔で言う。
「 気のせいだっつーの。 」
臣也の言葉を聞くと、妖は納得したような声を上げた。
疲れた体ではそれ以上思考回路が回らないのだろう。
そのまま二人は言葉なく、臣也は追求されなかったことに胸をなでおろした。
- 535 :○:04/06/24 21:10
- * * *
天野邪子が一時帰国する、と臣也が耳にしたのは米利堅作の口からで、
その堅作は、そのニュースが嬉しくてたまらず誰彼とわず言いまわしていた左真紀から強引に聞かされた。
堅作もジムのドアを一緒に叩いた仲間であったが、彼もまた既に辞めていた。
「 すぐにでも言いに行こうと思ったんだけど、リーダーは試合前で減量中で邪魔しちゃいけないだろうし、
オマエはオマエでバイトしてるか寝てるかでつかまんねぇし。 」
伝達できなかったのは自分のせいではないと暗に愚痴をこぼす堅作に、
すまん、と臣也は苦笑して言った。
「 で、次の試合って明日だろ?勝てんの? 」
- 536 :○:04/06/24 21:11
- 「 …実力的には圧勝だろうな。 」
堅作の言葉に、臣也は少し間を置いて、ここにはいない妖に言い聞かせるように言った。
「 それ、この前の試合の前にも言ってたけどよ、結局勝てなかっただろ。
…やっぱり、天野がいなくなったのが原因? 」
「 女一人に振り回されるほど、うちのリーダーはまだ男じゃねぇよ。 」
笑いながら臣也が答える。
それにつられ堅作も笑うが、ふいに真面目な顔になった臣也に再びつられ、
堅作は黙り、臣也の言葉を待った。
「 まあ、今のリーダーを変える一番のキッカケになるのは、天野だろうなぁ。 」
- 537 :○:04/06/24 21:13
- 高校卒業後、邪子は御女組以外の誰にも告げずに渡米した。
御女組は「渡米のことは番組には言うな」と強く言われていたので、
妖の耳にその事実が入るのには時間がかかった。
突然の渡米を聞かされ、更にはもう日本にはいなく当分帰ってこないと聞いた妖の落胆振りは
周囲の人間、誰が見ても明らかだった。
それを打ち消すかのように妖はボクシングの練習に打ち込み、
その練習量が数々の伝説と異例の早さでのプロテスト合格をもたらしたのだが、
妖の心は晴れなかった。
- 538 :○:04/06/24 21:14
- * * *
「 これね、堅作がくれたの。似蛭田の試合のチケット。
邪子が日本にいる間に開催されるから、一緒に行けばって、2枚くれたの。 」
中学高校時代によくたまっていた喫茶店のいつもの席で、邪子は真紀からチケットを渡された。
親友と知った顔の間が接近していることに気づいた邪子は、
過ぎた時間を自分の中で消化し切れていないことに違和感を感じた。
しばらくすれば大場加世も本場出須子も三段腹幾重もここに来て、
自分だけが久しぶりに会う顔から同じように違和感を感じるのだろうと思うと、少し気が滅入る。
- 539 :○:04/06/24 21:15
- そして手に取ったチケットからも同じように、違和感を感じた。
自分が勝ちたかった相手が、誰か知らない男とルールの敷かれたリングの上で戦う。
そして自分の知らない大勢の誰かが、それを娯楽の一つとして見て楽しむ。
怒りや嫉妬や、少しの恍惚感とが入り混じった複雑な感情が邪子の中で交錯する。
アメリカにいる間妖の話は一切聞かなかったせいもあり、そこに懐かしさも感じた。
「 で、アイツはどう?アイツのことだから負け知らずじゃない? 」
自分の言葉が高揚しているのを感じて、邪子は慌てて押さえ込んだ。
感情をストレートに表現する国に住んで邪子の天邪鬼も影を潜めるようになっていたが、
やはり懐かしい顔の前では天邪鬼も顔を出してくる。
「 …それが、そうでもないんだよね…。 」
- 540 :名無し物書き@推敲中?:04/06/24 22:10
- 結構いいよ。邪子の話は好き。
妖と邪子以外は名前と顔が一致しないところがつらい(w
- 541 :○:04/06/24 22:25
- >540
ありがd
落ち着いて読み返したら時間軸がめちゃくちゃ(´Д`;
>>535の
「天野邪子が一時帰国する、と臣也が耳にしたのは米利堅作の口からで、」
を
「天野邪子が一時帰国している、と臣也が耳にしたのは米利堅作の口からで、」
に脳内変換してください。スマソ
- 542 :名無し物書き@推敲中?:04/06/26 00:18
- いいね>O
- 543 :名無し物書き@推敲中?:04/06/29 22:38
- 続き待ち保守
- 544 :名無し物書き@推敲中?:04/06/30 19:34
- 続きが読みたい。急がなくていいから、じっくり書いてくださいね。楽しみにしています>妖邪子
- 545 :名無し物書き@推敲中?:04/07/03 23:57
- 実写版平成奇面組とも言える「ウォーターボーイズ」が今日TVでやってますたね
- 546 :名無し物書き@推敲中?:04/07/07 22:36
- あげ
- 547 :○:04/07/08 09:43
- 続き遅くてすみません;´Д`)
- 548 :名無し物書き@推敲中?:04/07/09 10:19
- かまへん!
待っとるよ
- 549 :名無し物書き@推敲中?:04/07/12 23:39
- 捕手
- 550 :名無し物書き@推敲中?:04/07/27 19:36
- http://f17.aaacafe.ne.jp/~nihiruda/bcss
- 551 :218.231.156.216.eo.eaccess.ne.jp:04/08/07 00:10
- 節穴さんてすと
- 552 :名無し物書き@推敲中?:04/08/10 16:03
- まだかな
- 553 :○:04/08/11 19:31
- スンマソン(;´Д`)
何かが降りてこなきゃ書けないのにその何かが降りてこない。
- 554 : :04/08/27 22:55
- あげ
- 555 :名無し物書き@推敲中?:04/08/31 23:15
- あげとこう。
- 556 :名無し物書き@推敲中?:04/09/01 16:12
- へたれ作者さんへ
零唯編拝見しました。唯ちゃんの気持ちに感情移入してしまい、思わず目に涙がたまりました。
読んでいて、その場の状況が目に浮かんでくるくらい話に引き込まれました。
一平霧編も期待しています。気長に待ってるんで零唯編のクオリティでお願いします。
- 557 :名無し物書き@推敲中?:04/09/08 21:37
- ちょっと暗めの話を行きます。
人によっては後味が悪いかもしれませんので、その辺は個人のご判断でお願いいたします。
- 558 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/08 21:38
- ある冬の帰り道…奇面組はいつものように雑談を楽しみながら下校していた。
突然潔が話題を切り替える。
「ところでリーダー、清から聞いたんだけど…おじさん寝込んじゃったんだって?」
「ん〜、やっぱりショックは大きかったみたいなのだ」
大と仁も話題に加わる。
「あの火事以来、おじさんずっと頑張って店を建て直したのにね。かわいそう……」
「じゃあさ〜、うちの売れ残りのケーキでも持ってお見舞いに行く?」
「おおーっ仁くん!そりゃ名案なのだ!」
病人の見舞いに腐りかけのケーキが適当なのかという当たり前の疑問には誰も気づいていない。
その時、一人黙っていた豪がやっと口を開いた。
「しっかし、あのボランティア兄弟にはえらい目にあわされたぜ」
「まーまー豪くん、もう彼らには関わりを持たないようにしようじゃないか。
彼らはわたし達とは違う世界の人間なのだ……」
その時、脈絡も無く黒塗りのベンツが突っ込んできた!
「のわ〜っ!!」
ベンツは奇面組をかすめて走り去っていった。
「バカヤローッ!!どこ見て運転してやがんでぃ!!」
豪の罵声も空しく、ベンツは見る見るうちに遠ざかっていった……。
あっけに取られる奇面組一同、そこへ一人の男が息を切らせて走ってきた。
噂のボランティア兄弟の兄、募乱亭矢である。
「き…君達…今、黒塗りのベンツが走って行かなかったか?」
- 559 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/08 21:41
- 突如現れた募乱亭矢。
先ほどまでの話題が話題なので、奇面組は気まずそうに顔を見合わせる。
リーダーとしての責任感か、零が口を開いた。
「ああ…確かに黒いベンツがすごいスピードで走っていったな……」
「ナンバーは!?ナンバーは見たのかっ!?」
「い、いや…あまりにいきなりの事だったから、はっきりとわからなかったのだ」
他のメンバーもそれは同様であるという意味で口々に零に同意する。
興奮した亭矢は零の胸倉を掴んで、激しく揺さぶりながら怒鳴る。
「それじゃ困るんだよぉ!!千矢が…妹の千矢がヤクザにさらわれたんだ!!
そんな緊急時なのに、のんきに見てなかっただと!?ふざける…」
「いいかげんにするのだっ!」
普段は暴力など振るわない零が怒声と共に亭矢を突き飛ばした。
不意の出来事に亭矢はたまらず尻餅をつく。
「はぁ…はぁ…あの後、父ちゃんは店のおもちゃのほとんどをタダで持っていかれたショックで寝込んでしまった。
君達から見れば小さくて辛気臭いおもちゃ屋かもしれないが……、
父ちゃんが…死んだ母ちゃんと二人で苦労してやっと構えた店なんだぞ!!」
零の気持ちを噛み締めたように、豪が彼の肩にポンと手を置く。
「…スマン…わたしらしくもなく、ついカッとなってしまった……」
「リーダー…おめーの気持ちはよくわかった……。みんな行こうぜ、どの道おれ達には関係ねぇ話だ」
豪の冷たい言葉に、亭矢は顔を真っ青にして叫ぶ。
「そ、そんな!君達は僕ら兄弟が普段から人の為にどれだけ頑張ってるか知っているだろぉっ!?
それなのに…こんな時に何もしてくれないだなんて…薄情者っ!!」
「あのな!頼んでもいない親切の押し売りでさんざん人に迷惑かけておいて、
恩着せがましく『助けてくれ』なんてムシが良すぎるんだよ!!」
亭矢のあまりの身勝手な理屈にたまりかねたのか、潔が亭矢を怒鳴りつける。
- 560 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/08 21:43
- それを見た豪も、嫌悪感をむき出しにして毒づく。
「ケッ、何がボランティアだ。けったくそわりぃ!
おいリーダー!仁!大!何ボサッとしてんだ!?さっさと行くぞ!!」
うなだれる亭矢に零は苦虫を噛み潰したような表情でこう言い残した。
「…本当になんとかしたいのならば、まずは警察にでも行くといい。
さすがにこういった問題はわたし達でもなんともできない。
それじゃあ…妹さんが無事戻る事を祈っているのだ……」
亭矢は、去っていく奇面組の背を呆然と見つめていた。
────────────────
今日はここまでです。
続きは近日中に貼らせていただきます。
- 561 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/09 17:54
- パトロールにでも出ているのか、交番に警官はいなかった。机上の電話には「修理中」と張り紙がしてある。
交番から一応警察署まではかなりの距離がある上に、このあたりにタクシーは滅多と通らない。
電話で110番やタクシーを呼ぶにも、募乱家の教育方針で携帯電話を持つ事は許されていない。
近年の携帯の普及で一応町からも電話ボックスはすっかり減ってしまった。
その辺の家で電話を借りようと亭矢は走ったが、折り悪く曲がり角から出てきた男達とぶつかってしまった。
「あいたた…ぼくは急いでいるんだ。気をつけたまえ!」
「なんだとコラァ!!」
パンチパーマが悪名と共に知れ渡った珍平高校の生徒達である。
「おいおい兄ちゃん、人にぶつかっておいて詫びもなしかぁ!?」
「あいてて…肩の骨が外れちまったよ…こりゃ慰謝料をもらわねぇとな……」
一刻も早く警察署へ行かねばならない今は、こんな連中に構っているヒマは無い。
気が立っていた亭矢は生来の坊ちゃん気質を悪い方向に出してしまった。
「金なら財布ごとくれてやる!!さっさとそこを通せ!!」
彼はプライドを保つように財布をリーダー格の男に乱暴に投げつけた。
だが、勢い余った財布は男の顔面に直撃し、男は鼻血を垂らした。
「てめぇ…死にてぇらしいなぁ……!!」
…どれぐらいの時間が経っただろうか……?
亭矢は薄汚い廃工場に倒れ伏していた、彼の顔は見る影も無く無残に腫れている。
「おい…その辺にしとけ」
- 562 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/09 17:55
- こへ農耕馬のフランケンシュタインとでも形容できそうな顔をしたモヒカン頭のヤクザが現れた。
間違いなく千矢を拉致した男である。どうやら珍平高のヤンキーどもと顔見知りらしい。
「あっ、政さん!お久しぶりッス」
「おれらが見つけてきた、あの一応高の女はどうでした?」
「へへ…なかなかの上玉で組長もえらく喜んでたぜ。
組長のおもちゃにした後は、薬漬けにして海外に売り飛ばすつもりだ。
さすがはおれの後輩、おれも鼻が高いぜ。こいつはおれからの小遣いだ、取っときな」
ヤンキーどもは卑しい愛想笑いをしながら、政と呼ばれたヤクザから一人につき数万円ほどを受け取った。
彼らの言う女とは、間違いなく千矢の事であろう。
最愛の妹がヤクザの慰み者となりそうな現実に亭矢は怒りを露わにした。
「きさま〜…!!千矢を返せぇっ!!」
「てめぇ!!政さんになんて口利きやがるんだ!!」
亭矢はヤンキーどもに何発も蹴りを入れられる。
「ん?ちょっと待ちな。顔が腫れちまってるからわかりにくいが…てめぇはあの女の身内か?」
「そ、そうだ!!同じ日に生を受けた…かけがえの無い双子の妹なんだ!!
頼む…ぼくはどうなってもいいから…妹だけは家に帰してやってくれ……」
絶体絶命の状況で発揮された自己犠牲精神。
まさに命がけのボランティアであった。
それを聞いた政の表情が緩む。
「へへへ…そうか、おめぇは妹思いの兄貴なんだな。
そんな気持ちを見せられちゃあ、ますますひどい目にあわせてやりたくなるぜ…!!
安心しな、兄弟仲良く薬漬けにして海の向こうへ送ってやるぜ!!ケヘヘヘヘ!!!」
まさに悪魔の形相であった。
それを見た亭矢は自分達が地獄へとまっ逆さまに落ちていくのをはっきりと実感した。
- 563 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/09 17:59
- 今日はここまでです。
次回完結&エピローグ予定です。
- 564 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/09 20:15
- >>562一行目訂正
「こへ農耕馬のフランケンシュタイン」
↓
「そこへ農耕馬のフランケンシュタイン」です。
失礼いたしました。
>>1にある
>3.エロは禁止、別スレへ
ですが、直接的な性描写は今後もありません。
この程度なら大丈夫でしょうか?
- 565 : :04/09/11 00:57:30
- 大丈夫です!
- 566 :名無し物書き@推敲中?:04/09/11 05:38:40
- 無問題
- 567 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/11 10:13:32
- >>565
>>566
ありがとうございます。
今回で一応完結ですので、いましばらくお付き合いください。
- 568 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/11 10:14:25
- 政は鼻歌を歌いながら手持ちのアタッシュケースから薬品のアンプルと注射器を取り出す。
「今から事務所へこいつを連れて行くが、暴れられちゃ厄介だ。
この薬でしばらくオネンネしててもらうとするか。おい、おめぇらの誰かにやらせてやる」
3人は一瞬戸惑ったが、やがてリーダー格の男が一番に立候補した。
「政さんっ!おれにやらせて下さい!」
「おう、ノブか!さすがは珍平高の切り込み隊長だな(鉄砲玉にはちょうどいいか…)」
ノブと呼ばれた男は必死に抵抗する亭矢を嬉々として押さえつける。
「う…うわぁぁぁぁ!!やめてくれ!!やめろぉぉぉぉぉ!!!」
「オラァ!!おとなしくしやがれ!!おれは極道の世界でビッグになりてぇんだ。
てめぇや妹にゃ地獄だろうが、おれの天国への階段になってもらうぜぇ……」
学生服の袖を引きちぎられ、むき出しになった亭矢の腕に注射の針が突き刺さる。
それを見た政はサディスティックな笑みを浮かべた。
「なにしろ強力な薬だからなぁ…麻酔の効き目が切れても、後遺症で確実にラリる。
可愛い妹に会えても、多分誰だかわかんねぇと思うぜぇ!?」
政に阿諛追従するようなヤンキーどもの下卑た笑いが廃工場内に響き渡る。
「やめろ!!やめろぉ!!や…め……」
亭矢の意識はみるみる朦朧としていく。
「へへ…手こずらせやがって…どうっスか政さん?」
「初めてにしちゃあ上出来だ。…おい、ヒデにヤス。こいつを車に積みな」
- 569 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/11 10:17:04
- ……脳裏に昔の記憶がよみがえる…………。
『千矢は今月のお小遣い全部を募金したのか、えらいぞ』
『えらいわね千矢ちゃん、お弁当を全部お乞食さんにあげるなんて』
幼い頃の自分に向けられる父や母の優しい声。
『よし!パパからの特別ボーナスだ、お小遣いの二ヶ月分をさらにあげよう』
『ご褒美にママと一緒に高級フランス料理店にお食事に行きましょうね。
あら、あのお乞食さん吐いてらっしゃるわ。少々古くなってるからって大げさな……。
千矢ちゃんは、あんな人の親切を無駄にする大人になってはいけませんよ?』
両親の愛情を受け、人の為になる事を率先して行ってきた自分がなぜこんな目に遭わなければならないのか?
今日もいっぱい慈善活動を行い、最愛の兄と楽しく下校していた。
そこへ脈絡無く現れたヤクザに拉致された後、千矢は女としての地獄を味わった。
身も心もすっかりボロボロとなったが、あちこち破られ汚れた一応高校の制服を再び身に纏っているのは
良家に生まれた彼女のプライドであると同時に、必ず兄が自分を助けに来るという希望を捨てていない証であった。
そんな事を考えている時、部屋の扉が荒々しく開かれ、兄が自分のもとへとたどり着いた…のだが。
「感動のご対面〜ってか?」
自分を拉致したヤクザが投げ捨てた物体…まさしく兄の亭矢であった。
- 570 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/11 10:17:56
- 顔は無残に腫れあがり、土と埃にまみれた学生服の袖も破かれた無残な姿である。
「いやぁぁぁーっ!!お兄さま!!」
千矢は泣き叫びながら兄の体を揺り動かす。
「安心しな、とりあえず死んではいねぇからよ。それじゃ、旅立ちまで仲良くしてな」
政が部屋を出るのにも構わず千矢は兄を呼び続けた。
「う…う…」
「お兄さま!」
どうやら兄の意識が戻ったようだ。千矢の顔に喜びの色が浮かぶ。
しかし、大好きだった兄の眼にはもはや正気は残っていなかった……。
「……ち……千矢……えへら!!えへへへへへ!!」
部屋の中から悲しみと絶望に満ちた悲鳴が上がる。それを聞いた政は満足げに笑っていた。
「売り物の女にあまり薬を使うと、価値が下がっちまうからな。
しかし、逃げ出さねぇようにある程度ぶっ壊す必要がある。
それには…やはりこの手が一番よ。
おい、今から1時間後に奴らを港へ運ぶから準備しとけ」
政は部屋の前に控えていた若衆にそう命じて上の階へ上がっていった。
- 571 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/11 10:20:36
- ──エピローグ
ここは一堂家、腐りかけのケーキを病人の啄石に食べさせた奇面組が霧と千絵に大目玉を食らっていた。
「なに考えてんのよっ!!病気の父ちゃんに痛んだケーキを食べさせるなんて!!」
「あんたら前にもバレー部で同じ事したじゃないの!!ちょっとは学習しなさいっ!!」
奇面組は全員二頭身で正座させられている。
「しかしだな霧に千絵ちゃん、わたし達は仁くん家の古くなったケーキを食べてもなんともないぞ?」
「兄ちゃん達は特別っ!!」
唯が二人をなだめる。
「まあまあ二人とも…零さん達も反省してるんだし、その辺で許してあげようよ……。
でも零さん、こんな事はもうやっちゃダメよ?」
「は〜い!」
「まったく…我が息子ながらこれで二十歳過ぎなんだから、頭が痛いよ……」
やっとの思いでトイレから戻った啄石がぼやく。
「あの…おじさん」
「ん?なにかね唯ちゃん」
- 572 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/11 10:21:45
- 「うちのお父さんが、デッサン用の人形がいくつか欲しいって言ってたんです。
おじさんのお店ではそういった商品を扱っていますか?」
唯がこの店でおもちゃを買おうとするのは初めてである。
きっと自分を元気づける為、半ば無理に板造から聞き出してくれたのだろう。
例の火事で霧が世話になった件といい、啄石は唯の優しさに感激した。
瞳にこみ上げてくる熱いものをこらえつつ、心当たりの商品を説明する。
「え、え〜と…それならダカラという会社のGIチョーという商品が手ごろな値段で
多彩なポーズが取れて、さらにはリアル造型の優れモノだったな!
(唯ちゃん…ありがとう……)
よ〜し、いつまでもクヨクヨしていては『おもちゃの一堂』の名がすたる!
零!明日にでもおもちゃの仕入れに行くぞ!!」
それを聞いた零は、二頭身のまま伊達眼鏡をかけ『わたしのよていちお』と書かれた手帳をパラパラと見る。
「え〜、わたしは明日予定があるのだ……」
「毎日日曜日男のおまえが言っても説得力ないわ〜っ!!」
「のわ〜っ!!病み上がりでロケットパンチは無茶なのだ〜っ!!」
一堂家に温かい空気が戻ってきた。
そんな中、家の前を寒風と共に軽トラックが通り過ぎる。
しかし、それに気づく者は誰一人としていなかった……。
完
- 573 :名無し物書き@推敲中?:04/09/11 18:22:13
- 乙!
エピローグのほのぼのした一堂家と、兄弟の悲惨な末路の落差がいいね。
モヒカンの政とか珍平高校といったマイナーどころを使ったのも面白いし、
奇面組や他のレギュラーの動かし方もうまい。
多分見落としだと思うけど>>570の
>顔は無残に腫れあがり、土と埃にまみれた学生服の袖も破かれた無残な姿である。で、
「無残」が二回入ってるのはちょっと違和感を感じたかな。
揚げ足取るようで申し訳ないけど、それ以外はいい感じの作品だったよ。
- 574 :もう許して…ボランティア兄弟:04/09/12 08:56:41
- >>573
感想ありがとうございます。
お褒めにあずかり、嬉しく思います。
>>570はご指摘の通り見落としミスです_| ̄|○
「顔は無残に腫れあがり、土と埃にまみれた学生服の袖も破かれた無残な姿である」
↓
「顔は腫れあがり、土と埃にまみれた学生服の袖も破かれた無残な姿である」
以上のように訂正いたします。教えていただいて感謝です。
- 575 : :04/09/23 00:24:52
- 保守
- 576 :名無し物書き@推敲中?:04/09/24 17:22:17
- うしろゆびさされ組あげ
- 577 : :04/10/19 23:14:07
- あげ
- 578 : :04/10/28 23:07:47
- まんこ
- 579 : :04/11/01 21:56:18
- おまんこ
- 580 : :04/11/12 23:44:54
- manko
- 581 :罧原堤 ◆mm/T2n8mWo :04/11/13 01:14:02
- マンコ
- 582 :名無し物書き@推敲中?:04/11/15 07:04:18
- ----------早朝保守age----------
- 583 : :04/11/20 21:48:24
- さらに801捕手
- 584 :名無し物書き@推敲中?:04/11/21 15:28:32
- 10回完結とか決めて、リレー小説とかどうよ?
- 585 : :04/11/23 00:24:17
- 無理ぽ
- 586 :罧原堤 ◆mm/T2n8mWo :04/11/23 01:47:03
- かいかぶるな
- 587 : :04/11/30 00:18:21
- Wのエロネタ復帰祈願あげ
- 588 :名無し物書き@推敲中?:04/12/12 13:55:27
- 久々にカキコ保守あげ
- 589 :名無し物書き@推敲中?:05/01/10 18:04:49
- 新年あけおめage
- 590 :名無し物書き@推敲中?:05/02/12 17:15:32
- 保守あげしときますね
- 591 :名無し物書き@推敲中?:05/02/23 20:23:05
- 神降臨期待保守あげ
- 592 :名無し物書き@推敲中?:05/03/06 10:02:53
- クラスメイトの二階堂だと笑うと顔が激しく崩れる事の他は性格は普通だから
真実と違って創作小説には難しいキャラだよな
- 593 :名無し物書き@推敲中?:2005/03/25(金) 18:52:54
- 普通というかなんというか
- 594 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/03(日) 21:34:17
- a g e
- 595 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/17(日) 12:29:35
- 保守っとく
- 596 :名無し物書き@推敲中?:2005/05/10(火) 18:32:09
- フラッジュも味のあるキャラ増えてきたな
- 597 :名無し物書き@推敲中?:2005/06/01(水) 13:33:52
- 江川華乱とか?
- 598 :名無し物書き@推敲中?:2005/06/15(水) 17:55:32
- hoshu
- 599 :名無し物書き@推敲中?:2005/07/09(土) 04:36:36
- 保 守
- 600 :名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 19:45:12
- 保守〜
- 601 :名無し物書き@推敲中?:2005/08/13(土) 14:42:15
- お盆ですよ
- 602 :名無し物書き@推敲中?:2005/09/13(火) 04:00:28
-
保守
- 603 :名無し物書き@推敲中?:2005/09/13(火) 21:05:33
- 本スレはファンサイトや二次創作や同人ネタはダメらしいけど、ここで語るのは?
- 604 :名無し物書き@推敲中?:2005/09/14(水) 11:38:34
- 創作小説スレだからここならいいんでないか
- 605 :名無し物書き@推敲中?:2005/09/14(水) 22:55:39
- 本人に感想を書いても「ありがとうございます」とか制作裏話とかしかないだろうし、
おなじ二次創作本(話)を読んだ人同士の話がしてみたかったんだが…いいよね?もちろん伏せ字推奨で。
とは言ってもKさんの本しか知らないので情報交換も兼ねたい。
- 606 :名無し物書き@推敲中?:2005/09/30(金) 21:08:52
- 住人いないのか?
- 607 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/02(日) 22:34:07
- いないみたいだね
- 608 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/03(月) 16:22:21
- ここ知ってる椰子少ないんじゃあるまいか
本スレでもたまにファンサイトや同人の話したがる椰子がいるから誘導してみては?
- 609 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/04(火) 22:34:12
- ファンサイトや同人の話したがる人がいたら
スレ貼って声かけてみるかね。
せっかくあるからもったいない。
- 610 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/15(土) 22:33:29
- 新沢がどっかの同人誌に原稿描いたって聞くけど詳細わかる人いる?
- 611 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/23(日) 23:12:13
- いつ頃の話かね?
- 612 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/23(日) 23:14:31
- 23年前
- 613 :610:2005/10/24(月) 14:28:24
- 友達がコミケで見かけた奇面組の同人紙に描いてたってだけで、発行時期はわかりません…。
でも少なくともここ1〜2年内のコミケで売られていたみたいです。
それともほかにもしょっちゅう色んな所で描いているのでしょうか?
- 614 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/25(火) 08:36:43
- 最近はイラストエッセイをトヨタホームのサイトで描いたり
YJ増刊やお笑芸人の本にちょっと描いたりの話は聞くが
奇面組の同人紙に、は初耳だな。
しかも最近の事か。
- 615 :610:2005/10/25(火) 13:23:21
- 自主解決しました、Kさんの本でした。
いつも買ってたのに見逃してた・・・_| ̄|○
関係者か誰かの本だと思い込んでました。
必殺早変わり5人叩きで逝ってきます
- 616 :名無し物書き@推敲中?:2005/11/09(水) 22:34:14
- 誰もいないのか・・・
もうすぐ冬祭りもあるというのに
- 617 :名無し物書き@推敲中?:2005/11/14(月) 19:26:57
- 創作系自体の人が少ないからな
- 618 :名無し物書き@推敲中?:2005/11/22(火) 01:41:17
- 体ががくんっと揺れてハッと顔を上げると、見慣れた景色が横に流れていく。
左には零さんの背中。
今のはなに?―――白昼夢?
「どうしたのだ?唯ちゃん。ちゃんとつかまっていないとあぶないのだ」
「えーと、その…ちょっとタイムスリップしてたの」
「体毛スリッパ?それをはくと豪くんのように水上を歩けるのか?」
「そうじゃなくて……昔のことを想いだしてたの」
「昔のこと?」
「そう。零さんたちとはじめて会ったころ」
そうだ。それまで灰色だった学校生活が、ぱぁっとひらけたようになったんだ。
あれからいろいろあったなぁ……
べつべつの進路のはずが、思いがけずいっしょの高校になったり。
プロポーズのカン違いなんてこともあったなぁ。ふふっ。
「ん?なにがおかしいのだ?」
「ううん、なんでもないの」
「ふーん……ところで唯ちゃん」
「なあに?零さん」
「実は…きみにたのみがあるんだ」
ええっ前とおんなじシチュエーション?
- 619 :名無し物書き@推敲中?:2005/11/22(火) 01:41:41
- 「やだなぁ零さんたら、あらたまっちゃって…いいよ、なに?わたしでできることなら…」
「よかった。いつ切り出そうか悩んでたんだ。実は唯ちゃん、きみに…」
わ〜っますますおなじだよ!まさか…
「きみに…わたしのごはんを作ってほしいんだ!」
え―――?!…って、今度はだまされないぞ。
「あ、わかった!また霧ちゃんが病気で寝込んでるんでしょう?」
「霧はつつがなく元気なのだ」
「じゃあ、旅行で留守とか…?」
「ちがう、そうじゃなくて…今日だけでなく…これからもずっときみの手料理がたべたいんだ!」
それって…今度はホントにプロポーズなの?そう思っちゃうよ、わたし。
背中を向けているから、零さんの顔が見えない。
と、急に零さんがペダルをぐんぐんこぎだした。
「零さん?」
―――あっ零さんの耳が…真っ赤!
じゃあ、本当に……
「零さん、わたし……あぁっ零さん!そっちは…」
ゴォ―――ッバシャ――――ン!カラカラカラ…
わたしたちは、つきあたりの土手から川に落ちてしまった。
川は浅かったけど、2人とも頭からずぶぬれ。夏でよかった。
「いや〜ごめん唯ちゃん、目をつぶって走ったものだから」
零さんたら……
全身びしょびしょなのに、胸のなかがあたたかくなっていく。
「とにかく、家に行こう。きがえは霧のを勝手に借りればいいから」
「じゃあ、おことばに甘えて。それじゃ、さっそく今日の晩御飯について考えましょうか?」
おしまい
奇面組を読み返したら、無性に書きたくなったのでカキコ。
お目汚し失礼しました。
- 620 :名無し物書き@推敲中?:2005/11/26(土) 22:58:50
- GJ!
短くともすっきりほのぼのでいいな
- 621 :名無し物書き@推敲中?:2005/11/29(火) 22:09:49
- 夢か現かの世界を行ってみたり戻ってきたりの不思議ワールドは
いじりがいがありそうだ。
- 622 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/08(木) 16:10:01
- 保守あげ
- 623 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/15(木) 19:03:56
- 冬コミ逝く奴いる?
- 624 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/21(水) 12:52:54
- いなさそう
- 625 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/21(水) 15:33:53
- むしろ1/8の大阪のコミック(?イベント名失念)じゃね?
そっちの方が奇面組サークルが多いらしい。
- 626 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/22(木) 13:17:44
- 西日本の方が多いのか
- 627 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/27(火) 19:23:40
- 西高東低の配置とは冬の気圧みたいだ
- 628 :名無し物書き@推敲中?:2006/01/01(日) 02:44:26
- / / / / / / / / / / / / /
(\/)/|/|∧|\__)V(_ノ)__ /
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| ノノヽ ノ/^\/^! ( (⌒)ノノノ /\/ヽ | ヽ
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(6 ~ ~ | 、_` !´_,| ´ 」` | (⌒゜ ⌒゜| (= '(=| /
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ヽ_ ^_ノ\__/ \__/ \__/\__/__| \
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- 629 :名無し物書き@推敲中?:2006/01/03(火) 17:27:31
- \p^
- 630 :名無し物書き@推敲中?:2006/01/15(日) 19:16:41
- ラウンジャーで寄せ書きしたノートが全国を旅するPart8
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1136733536/
現在位置
北ノート=青森
南ノート=宇都宮
この近辺でお手伝い、参加できる方募集中です。
- 631 :名無し物書き@推敲中?:2006/01/19(木) 14:14:06
- 奇面フラッシュは初期にしかなかったな
- 632 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 21:38:57
- たまにしかないから価値がある
- 633 :名無し物書き@推敲中?:2006/03/13(月) 19:51:27
- それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
- 634 :名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 06:16:08
- ”インテリジェント・ゴリラスーツ”を常に身に着けることが、この未来社会での第一のルールだった。
それを着用しない外出は、まさしく死を意味した。ゴリラスーツに装備された高価な機械が発見次第
すぐ反応し、パワーアームで、即撲殺。辺り一面が肉片や汚物で汚れても、パワーアームできれいに
掃除するから手は汚れずに済む。未来社会では水は人の命よりも高価だから、それは環境にも
やさしい。指先すべてに仕込まれた、肉食の昆虫が全ての肉片や汚物を食べてしまうのだ。その後、
今度は虫が排泄した糞がゴリラスーツの動力となるのである。何と合理的であろうか。
このゴリラスーツを開発した、J・チャリティ博士はその為に大いに苦労した。
- 635 :名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 17:08:40
- なんだこの駄スレわ
- 636 :名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 18:42:11
- 奇面あげ
- 637 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/08(金) 19:25:27
- 残飯上げ
- 638 :なな:2006/10/12(木) 06:21:49
- あげ
- 639 :名無し物書き@推敲中?:2007/01/04(木) 19:54:54
- >>621
不思議ワールドに留まるか、外に出るか
そこがポイントだよね。
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