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話をドンドン展開するスレ。【一人一文】

1 :三上佑介。:02/07/24 00:34 ID:???
昔昔、エロ河童ことサダキヨがいました。

158 :さく・え/ななし:03/11/03 23:35 ID:eR8+ZWXM
やはり河童は、村の大人どもが言うとおりの悪者だったのだ。
人をたぶらかして泥漬けにして殺していたのだ。
こんなものにわずかなりとも憧れを抱いたおのれが情けなく、サチは杭に頭を打ちつけました。
「よせ。そんなことをしても何にもならん」
見上げると、あの背の高い河童です。
「それよりも、この坊主を受け取れ」
と、腕に抱いた坊を泥牢に漬けようとします。
「やめろ!死ぬのはオレだけでいい!坊は助けてやってくれ!」
「ん? 何を言ってる?」
「お前たち、この泥牢に人を沈めては殺してきたんだろう、
オレと坊も同じ目に合わせるつもりなんだろう!」
「ハ!ハハハハ、それは違うぞおなご」
河童は天を仰いで笑うと、蜷のような目をキラリとさせてサチを見つめました。


159 :さく・え/ななし:03/11/04 22:14 ID:4u7RvZR7
「この泥牢は、誤って渕に落ちてきた者の傷を癒す、
人間の世界で言うなら温泉のようなものだ。
見ろ、さっきまで死にかけていた者が泥をかき分けて歩いている」
河童の指すほうを見ると、確かにそのとおり。
「では、あのミイラのような人はどうしたんだ?!」
「あれは命数が足りなかったのだ。
泥牢に入るだけで命数を使い果たしてしまったのだ。
まあ、運命とも言えるが。
この坊主も命数さえ足りれば助かるが、足りなければこの幼さで死ぬまでのこと。
受け取れっ!」
言うが速いか、河童は坊をサチの近くに投げ落としました。
サチは片手で杭をつかみ、片手で坊のからだを引き寄せて、沈まぬように支えました。
「死なないで、坊!!」


160 :さく・え/ななし:03/11/05 19:10 ID:YU7N8TM2
やがて坊はうっすらと目を開け、母親にするようにサチの胸にすがりつきました。
「坊!」
サチは泣きそうになりながら、冷えきった坊の手足に泥をすりつけます。
その様子を背の高い河童はじっと見下ろしていましたが、
「そろそろ上がれ。それ以上はむしろ身の毒」
と言い、サチに手を差し伸べました。
それでもサチはしばらく坊をさすっていましたが、坊の様子に変わりがないのを見てとると、
河童の手につかまって泥牢を出ました。
「急げ。悪河童どもに見つからぬうちに此処を出るんだ」
背の高い河童に導かれ岩屋を出てゆく人の列に、サチも素直に加わりました。
(あの河童、どこかで遭ったような気がする……)

161 :さく・え/ななし:03/11/06 21:16 ID:w+jrg7B6
岩屋を出ると、地下水脈の迸るほとりを岩につかまりながら歩かねばなりません。
中には水に足をとられて、声上げる間もなく流されてゆく者もあります。
「坊主をよこせ。俺が背負うてやる」
サチは河童の背中に坊を乗せます。
そのとき、ふとサチの指が河童の背に触れました。
はっ・・・。
立ち止まるサチを河童がせかします。
「何をしている、速く歩け!」

やがて。
一行はひときわ明るい場所に出ました。
見上げれば天井にぽっかりと穴が開き、雲の流れる空が見えます。
「おうーい、野火坂の!!」
河童が呼ぶと、穴から一匹の狐が顔を出し、すぐ引っ込み、
続いてスルスルと縄梯子が下りてきました。
そこへ皆、ワッと我先にとりついて登ってゆきます。
「おなご、お前はこうして行け」
河童は腰に巻いた芋の蔓を解き、それで坊をサチの体にしっかりと結わえつけました。
「さぁできた。気をつけて行くのだぞ!」
ひらり、と破れ衣の裾を翻して去ろうとする河童に、サチは声をかけました。
「そなた、名はあるのか?・・・オレの名はサチ!」




162 :さく・え/ななし:03/11/08 21:26 ID:J2hyCopH
河童は一度大きく口を開き、何か言いかけて、やめました。
それからじっとサチを見つめ、
「河童の名は河童にしか教えられぬのじゃ。
知りたければお前は河童になるしかない。
それでよければ、またここへ来い!」
そう言うと、岩穴の奥へと走り去ってゆきました。


163 :さく・え/ななし:03/11/09 11:09 ID:7dqyntOk
しかし走り去ったその先には落とし穴が仕掛けてあったのです。

河童は穴の中に真っ逆さまに落っこちてしまいました。

164 :さく・え/ななし:03/11/09 16:56 ID:/lPNYi8N
されど落ちた先には、トランポリン。
びよよん。
びよよん。

165 :さく・え/ななし:03/11/09 21:26 ID:???
お、久しぶりに来たら話が進んでる。

166 :さく・え/ななし:03/11/10 12:18 ID:8Gl16nNX
サチは縄梯子を登って外に出ました。
そこは田圃の真ん中の小さな御堂の裏手でした。
一匹の古狐が何か言いたげに座っていましたが、サチは目もくれずに走り出します。
(一刻も早く、坊を送り届けなければ!!)
サチの背で、坊の息はだんだん細く小さくなってゆきます。

何度も転びながら、やっと庄屋の家の前まで来ました。
「おお!坊!」
中から庄屋夫婦がまろび出てきて、奪うように坊をサチの背からおろします。
「一緒に深泥ケ渕に落ちて、それから・・・」
というサチの説明もそこそこに、座敷に寝かせ、医者を呼び、蔵からとっときの薬を出して飲ませ・・・
とさんざんに介抱しましたが。
三日後、坊はむなしく、あの世へ旅立ちました。

167 :さく・え/ななし:03/11/10 16:39 ID:???
>>166
×御堂→○お社
お稲荷さんなのを忘れていました。訂正。

168 :さく・え/ななし:03/11/11 21:54 ID:???
(やはり命数が足りなかったのか……)
とサチは心中つぶやきました。
が、村の大人どもはそうは思いません。
「深泥ケ渕に落ちても生きて帰った者はいる」
「きっとサチの介抱が悪かったのだろう」
「おのれが助かることばかり考えて、坊のことなど二の次にしたのだろうよ」
などと言いふらし、更に口さがない者は、
「サチが坊を渕へ突き落としたのかもしれんぞ」
とまで言い出して、サチも両親も肩身の狭いことこのうえありません。
果ては、サチの家に石つぶてを投げる者、田植えを待つばかりの苗代を荒らす者まで現れる始末。
「サチ、サチ、これもお前が金持ち長者の縁談を渋るからじゃ。
どうか一刻も早く話を承けて、親孝行をしておくれ」
二親に手をすり合わせて頼まれれば、サチも断わりきれません。
とうとう
「縁談承知いたします、万事よろしくお進めください」
と庄屋に返事をいたします。


169 :さく・え/ななし:03/11/12 00:29 ID:???
しかしそれは親をだます為のフェイク!!

皆が寝静まった丑三つ時にサチは夜逃げをしました。

サチには心の中で一生を共にすると決めた人がいたのです。

それは。。。

170 :さく・え/ななし:03/11/12 22:04 ID:???
サチの胸とは裏腹に縁談はどんどん進められ、いよいよ明日は婚礼という日の夜。
サチは家を抜け出して、田圃の真ん中の稲荷へ走りました。
「たしか、このあたりに穴があったはず!」
捜しまわるが見当たりません。
膝をついて縁の下を覗いたそのときです。
「お前、やっぱり来たのか」
「!」
見上げると、お社の屋根の上に件の狐がおります。
「いよっ」
かけ声とともにサチの前に飛び下り、
「長者の息子より河童がよいとはのう。お前も変わった娘だな」
「そんなんじゃない!!」
「ほう、どんなんじゃ?」
「あいつに・・あの河童に返さなければならないものがあるの!
お願い、もう一度、あそこへの道を開いて!」
野火坂は黒い前足で耳の穴をほじりながら言いました。
「タダで、というわけにはいかんのう・・・」


171 :さく・え/ななし:03/11/13 20:56 ID:???
「何が望みじゃ」
「そうさなぁ、まずは酒を一升もらおうか。肴はうまいものをみつくろって」
難儀な注文ですが仕方ありません。
サチは家へ駈け戻り、婚礼用の一斗樽から酒をくみ、
結納品からスルメを抜き取って、軽くあぶりました。
それから何を思うたか、花嫁の仕度の中から懐剣だけを持って戻ります。
「おう来たか。どれどれ。ほほーう、これはうまいうまい」
野火坂狐はスルメをしゃぶりながら、ぐびぐびと飲みます。
「のう早く道を開いておくれ。もうあんなに月が傾いた」


172 :さく・え/ななし:03/11/13 20:59 ID:/5blS4kf
「うまい肴にうまい酒、とくりゃ、次は歌が聞きたいのう。
おなご、何か一節やっとくれ」
サチは急く心を抑えて、喉を聞かせます。
「ほうほう、 なかなかよい声じゃ。うっとりしてまいる。
次は舞だ、ワシの拍子で踊ってみせよ」
狐は尻尾でお社の戸を、テンテンテテン、テテレコテテンとたたきます。
テンテンテテン、テテレコテテン、
テレツクテレツクテンテンテン・・・・
「おうおう、舞も上手じゃのう。
それそれ、手を振れ、跳ねてみよ!」
そんなことをしているうちに、月は山の端に沈み、
あたりはとっぷり春の闇。
「ああっもう!お前の相手をしているうちにこのざまじゃ!
早く道を開けったら!!」
サチはお社の灯明を頼りに狐を捕まえ、懐剣を突きつけました。
「お、おい、手荒な真似はよせ。
それもこれも、あの河童から頼まれたことなんじゃ。
お前が会いに来たら、無理難題をふっかけて、時を稼いで諦めさせろと・・・」



173 :さく・え/ななし:03/11/14 21:10 ID:WtF3bMlS
「いい加減なことを言うな!」
「ほんとじゃ、ほんとじゃ、あいつは前に、人間のおなごに惚れて、
人間になろうとしよったじゃ。
そんとき、随分とつらく痛い思いをした。
お前にはそんな思いをさせとうない。
だから河童になるのは諦めさせよと、そう言っておったんじゃ」
サチの目がふっと潤みました。
ジジッと胸の奥が熱くもなって、一層、あの河童に会いたくなりました。


174 :さく・え/ななし:03/11/15 01:05 ID:???
そしてサチは河童に会いに行きました!!

175 :さく・え/ななし:03/11/16 19:52 ID:9SaDUi3g
サチは狐に再び懐剣を突きつけて言いました。
「河童になりたいんじゃない!
あれをアイツに返したいだけ。
さっさと開けるのよ!!」
「わかった、わかった。
そういうことなら仕方ないの・・」
と言うと、狐は前足で印を結んで
「すんだらばだら かっぱふみのり エイエイヤッ!!」


176 :さく・え/ななし:03/11/16 20:00 ID:9SaDUi3g
ぼわん。
そんな音がして、闇のなかに丸い明かりが現れ、
稲荷の境内に穴ボコひとつ開きました。
サチは持参の風呂敷包みを背に結んで入ろうとしますが、
穴は思いのほかに深くて、落ちたら命がなくなりそうです。
「縄梯子を出して!」
「そんなものはない」
「こないだはあったわ」
「あれは・・・ワシが化けとったんじゃ」
「じゃあ、今夜も化けてよ」
「・・・まったく狐使いの荒いおなごじゃ」
狐は不満そうでしたが、サチが再び懐剣を構えるので渋々、
ひゅうどろんっっ
と縄梯子に化けて、穴に垂れ下がります。
「さっさと下りてくれよ、重い遅いは勘弁じゃ」



177 :さく・え/ななし:03/11/16 20:08 ID:9SaDUi3g
うなずく間も惜しんで、サチはズンズン下りてゆきます。
「おいっ、もそっと静かに足を運ばんか。
体がよじれて痛むじゃないか!」
そーっ、そーっ。
「おいっ、もそっと早く下りてくれんか。
腕がもげそうじゃ」
「そんなこと言ったって・・」
言った瞬間、サチの足がもつれ、梯子は大きく揺れます。
「わっ、だめじゃ、何をする、あ、あ、あーっ!!!!」
そう叫ぶと、梯子は狐に戻ってしまい、
サチはまっ逆さまに地の底へ。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・・」




178 :さく・え/ななし:03/11/17 20:52 ID:XABP1b7H
どさっ。

179 :さく・え/ななし:03/11/17 21:49 ID:XABP1b7H
サチが落ちたのは、背の高い河童、サダキヨの腕の中でした。
「やっと会えた・・・」
ふたりはじっと見つめ合いました。

180 :さく・え/ななし:03/11/18 20:55 ID:obrcOsGB
「ゴルァ!お前ら、いちゃつくなら、この年寄りを救ってからにしろや!」
足元を見ると、野火坂狐が腰をぬかしておりました。

181 :さく・え/ななし:03/11/18 21:02 ID:obrcOsGB
「どうしよう?」
「これを使えば?」
サチはスルリとサダキヨの腕を抜け、背負ってきた風呂敷包みをおろしました。
ふたりはそれに狐を乗せ、泥牢へと運んでゆきました。
「そーれ!!」
「わっ!手荒にすなっ!!もっと年寄りをいたわらんか!!」
わめく狐を泥に漬けると、ふたりはかたわらの岩に並んで腰掛けました。


182 :さく・え/ななし:03/11/19 17:54 ID:7RchUcwL
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と入れると凄い情報が見られます。
友達から聞き早速私も落札してしまいました!
落札しなくても見られる無料情報もありましたよ!!
とりあえずウォッチリストに入れておけばいつでも見られますね。

183 :さく・え/ななし:03/11/19 21:04 ID:???
サダキヨは軽く触れ合った腕に、サチの体温を感じていました。
けっして水より熱くなることのない河童のからだには、
人の体温はまるで火のように感じられました。
その腕を、サチの肩に回そうかなとサダキヨが思ったとき、
サチが口を開きました。
「オレ・・・あたし、明日、嫁に行くの」
「?!」
「嫌だけど、お父とお母のため、断わるわけにはいかないの。
あたしが嫁に行けば近々必ず深泥ケ渕は埋められるわ。
ほかの河童を連れて、早く逃げて!」
サダキヨはすっかり落胆し、サチのそばを離れました。
「お前、それを言いにわざわざここまで来たのか・・・」



184 :さく・え/ななし:03/11/19 21:22 ID:???
サチはかぶりを振りました。
「初めは、あんたに河童にしてもらおうと思ってた。
でも、狐にあの話を聞いて、気が変わったんだ。
河童から人になろうとして苦しんだ、あんたの話・・・」
サチは立ち上がり、サダキヨの手をとりました。
「わかったの。
あんたのミズカキがなぜ破れているのか。
あんたの背中になぜ甲羅がないのか。
あんたが好きになった女が誰なのかは知らないけど、
あたし、あんたがどれほど痛かったかはわかるつもり」
(その女はお前だ!!)
とサダキヨは心の中で叫びました。

185 :さく・え/ななし:03/11/19 21:44 ID:???
「あんたはいつも救ってくれたわ。
坊と落ちたときも、悪河童たちに襲われたときも。
そして、今度は河童に変わる痛みからも。
でも、あたしは誰も救ってない。
坊の命も、庄屋様の悲しみも、お父お母の苦しみも。
このまま河童になったとしても、人の世界に心が残る。
心残したまま、あんたに頼って生きていくだけのダメ河童になってしまう。
だから・・・」
(あのときの俺と同じだ・・・)
サダキヨは1年前、野火坂狐と飲み明かした夜のことを思い出していました。


186 :さく・え/ななし:03/11/19 21:54 ID:???
「……ま、河童よりかは人間の方がええ、かも、しれんのう。
だが、大事なことを見落としとりゃせんか?
おまえが嫌われていたのは、おまえが河童だからなのかのう?
よく考えた方がええぞ」
野火坂狐にそう言われ、サダキヨは頭を抱えて三日三晩考えたのでした。
そして気づいたのです。
「俺はエロ河童のサダキヨ。
このまま人になったとしても、ただのスケベ男にしかなれん。
人になるのは、サチに好かれるような立派な河童になってからじゃ!!」

187 :さく・え/ななし:03/11/20 22:11 ID:TFj3JO0u
それからのサダキヨは人が・・いえ、河童が変わったようによく働きました。
誰よりも速く泳ぎ、誰よりも速く走って、溺れた人やケモノを助け、
泥牢を使って傷を癒しました。
川のこと、地底のこともよく学びました。
そうするうちにサダキヨは、河童でいることがこのうえなく楽しいと
感ずるようになりました。
「俺は河童がよい。もう、人になどならなくてもよい」
そう考えるようになったのです。

188 :さく・え/ななし:03/11/21 21:00 ID:Yhzj5zX6
サダキヨは言いました。
「俺はもう人になるのはやめた。お前も河童になるのはよせ。
いつか、人は人のまま、河童は河童のままでつき合える日がくる。
俺の名はそのときに教えてやろう」
サチはこっくりうなずくと、風呂敷包みをほどいて見せました。
「これ、あんたの甲羅でしょう?」
「おお!!」
サダキヨは思わず手にとりました。
あの日、兄にだまされて外した甲羅に間違いありません。
「お前、これをとっておいてくれたのか・・・ありがとうよ。
・・・でもな、俺の背中にはもうこいつはくっつかねえぜ」
「なぜ?」
サダキヨは少しためらいましたが、くるりと背を向けると黙って衣を脱ぎました。
すると、ウナギと唐辛子に灼かれ、ただれ、傷ついた、カサブタだらけの背中が現れました。
「ああ!!」
サチはたまらない思いがして、甲羅をサダキヨの背中に押し当てました。
自分の顔も押し当てて、シクシクとしばらく泣きました。


189 :校長が強盗:03/11/22 17:30 ID:???
この事件は報道されていません。教育委員会も校長を処分しません。
 皆様の力でこの事件を広めてください。
被害者先生のサイト
 http://www.geocities.co.jp/NeverLand/8595/
 事件究明を求める署名サイト
 http://chiba_273.at.infoseek.co.jp/
   ∧_∧
  (  ^^ )< ひろめよう
ここはまじめなサイトです。事件をひろめるために
 このコピーをあちこちにはってください。<(_ _)>

190 :さく・え/ななし:03/11/23 22:43 ID:342Ec4R2
「あたしがもっと早く返しに来れば・・・ごめんね、ごめんね」
サチはサダキヨの胴に腕を回して泣き続けました。
サダキヨはボーッとする頭を振りながら、このままでいようか、
振り向いてサチを抱き締めてしまおうか、考えていました。

「ふっふぅーい、年寄りには目の毒じゃわい」
泥の中から耳と目だけ出して、ふたりの有り様を眺めていた野火坂狐は、
身震いして泥の中に沈みました。

191 :さく・え/ななし:03/11/24 22:55 ID:r728sJRt
次の日、からだについた泥を洗い流して、サチはまばゆいばかりの花嫁になりました。
長者の差し向けた駿馬に揺られ、庄屋や村の世話役たちに守られて、
土手をテクテク参ります。
そんな花嫁行列を、田圃の真ん中の稲荷から、サダキヨと野火坂狐が眺めておりました。
誰が供えたものか、大きな油揚げと太いキュウリをかじりながら。



192 :さく・え/ななし:03/11/24 23:04 ID:r728sJRt
「まったくよう、なんであそこで何もせんのじゃ!
ワシのお膳立てが水の泡じゃ」
「な〜にがお膳立てじゃ!
さんざ酒盛りした挙句、腰を抜かしただけではないか」
「ふん!意気地のないやつが」
「あのおなごはまだ子どもじゃ。
もう少し熟らしてからいただくまでのこと」
「やせ我慢しおって。エロ河童の名が泣くぞ」
「俺はもうエロ河童でない!」
「ほーう、ではそれは何じゃ?」
サダキヨのかいたアグラの中に、レンゲの花が一本咲きいでて、
真ん中あたりで左のほうに傾いておりました。
「あっ、わっ、わっ」
「ほーほほほ、やっぱりお前はエロ河童のサダキヨじゃ」
「うるさいっ!!!」

そんなふたりの声が聞こえたかどうか、花嫁行列はゆっくりと陽炎の中へ消えてゆきました。


193 :さく・え/ななし:03/11/24 23:07 ID:r728sJRt
この後、深泥ケ渕をめぐって、人と河童の激しい争いが起き、
サダキヨとサチは、ひと働きもふた働きもすることになるのですが。
それはまた別のお話。
どんとはれ。

194 :さく・え/ななし:03/11/24 23:11 ID:r728sJRt
ふと立ち寄って、1-111を読み、あまり面白いので続きを書いてしまいました。
前半を書かれた方、すみません。

195 :さく・え/ななし:04/01/31 15:52 ID:bZyYEeJN
終了サレチャッテルシー!!

196 :さく・え/ななし:04/02/03 08:54 ID:Mko6dylL
サダキヨは憤慨した。かの邪知暴虐な>>1を頃さなければならない。


197 :さく・え/ななし:04/11/08 23:10:24 ID:ub+L8Q0g
51 :読者の声 :04/11/08 23:06:20 ID:4qOuXsMz
     __-=ニ二ニ=-_
   //       ヽ
   | 彡        |;
   iヽ / -ー /| ー-..j   
   ヾ_i|   、__, . i/      
    リi  、__,__,  /   
   ノ リヽ  ー / 、    
 /     ヽ---'    ヽ
/   ,ィ -っ、        ヽ
|  / 、__ う 人  ・ ,.y  i
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ヽ、__ノ          ノ  ノ
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   |   ヽ、鬱鬱_,ノ彡 イ
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   ヽ、__ノ| |   |_ノ
    ヽ ̄ ̄ノ ∪ / ノ i
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198 :さく・え/ななし:2006/03/24(金) 20:52:59 ID:???
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199 :さく・え/ななし:2006/03/24(金) 20:54:26 ID:???
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200 :さく・え/ななし:2006/03/24(金) 20:55:24 ID:???
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201 :さく・え/ななし:2006/03/24(金) 20:56:12 ID:???
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202 :さく・え/ななし:2006/03/24(金) 20:57:22 ID:???
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203 :さく・え/ななし:2006/03/24(金) 20:58:10 ID:???
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204 : ◆tl.jk88isg :2006/04/04(火) 03:42:40 ID:???
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205 : ◆7M4GrOPyjw :2006/04/04(火) 03:44:48 ID:???
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206 :さく・え/ななし:2006/05/05(金) 07:45:50 ID:yH9xfw89
50分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走る音
18時35分頃ドン、ドン、ドン、ドンという音断続的に続く
43分頃ドンドンドンドンドンと歩く音
48分頃ドンドンドンドンドンと走る音
19時00分頃ドン、ドンという音数回
2分頃ドンドンドンドンドンと歩く音
09分頃ドンドンドンドンドンと走る音数回
11分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走る音数回
19分頃ド、ドーンという音数回
20分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走る音数回
22分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走る音数回
40分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走る音数回続く
ドン、ドンという音断続的に続く
46分頃ドーンと大きな音
20時05分頃ドーン、ドーンという音数回
16分頃ドーンと大きな音ドンドンドンドンドンドンドンと走る音数回続く
19分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走る音数回続く
23分頃ドン、ドンという音数回
24分頃ドンドンドンドンドンドンドンと走
33分数回
ドンドンドンドンドンドンドンと走る音
53分頃ドンドンドンドンドンドンドンと歩く音連続して数回続く

207 :さく・え/ななし:2006/05/07(日) 01:10:23 ID:???
>>206
おお・・・これは涙なくしては読めない書物なり。
万村の上の住人の騒音に日夜困り果ててる御方の、
いちゃもんを付けに行く時のための
騒音記録ノートとお見受けしやした。


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