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『読みました』報告・海外編Part.2

1 :名無しのオプ:03/12/24 20:30
海外ミステリーの読了報告、感想などお寄せ下さい。
基本的にsage進行で。
なお国内作品は、国内編のスレッドにお願いします。

【前スレ】
『読みました』報告・海外編
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/984541588/l50

932 :名無しのオプ:2006/01/27(金) 03:52:03 ID:+vVYzekr
『読みました』報告・国内編Part.3
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1138283365/l50

こっちと掛け持ちしてる人が居るかもしれないので報告。

933 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/01/28(土) 13:25:18 ID:LHNzg9mK
ヴァン・ダイン「誘拐殺人事件」を読んだ。
前作「ガーデン殺人事件」も初期作と比較して異色な面が目立つ作であったが、
ファイロ・ヴァンス・シリーズ第10作となる本作では、よりその面が強まっている。
クライマックスのガンファイトは、いかに新趣向を狙ったものとはいえ、
本格ミステリとしてはやり過ぎという感が強い。
梯子に関するファイロの推理等は、論理的でなかなか面白いのだが、全体を通して見ると、
この事件ならハードボイルド・ミステリに登場する探偵で十分、かつ、その方が適役
という感がある。
原書の責めに帰すべきものではないが、
「ばかのこっちょう」「けろりかんとして」「風馬牛のよう」等々、
奇妙な語が散見されるのは井上勇訳のご愛敬といったところか。

934 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/01/29(日) 19:56:54 ID:d+KPkpDM
ヴァン・ダイン「カシノ殺人事件」を読んだ。
既に論考済みの「ガーデン殺人事件」の前作、ファイロ・ヴァンス・シリーズ第8作だが、
ミステリとしては毒殺事件というメーンストーリーは単純ながら、
先が読めない(読ませない)展開で最後まで読ませるし、
特にファイロ&ヴァンによる工場潜入シーン到るストーリーは、トンデモSFを読むかの
ような楽しさに溢れている。
華やかなカシノの描写ひとつとっても、まだまだ筆の冴えた走りを感じさせるものがある。
しかし、クライマックスには、本作あたりからどうもハードボイルド・ミステリ風の
アクションが顔を出し始めており、この辺は評価が分れるところであろう。
おなじみ検死医ドアマスが外科医を称した「骨木挽き」の訳は面白いが、
「…ひょっくり帰って来ました…」「…あの男は鼻汁もひっかけなかったでしょうな…」
「…思い切った、最後的な手段に出ようとは予期していなかった。それで最初はとまどい
したのだ。…」等々、相変わらずな奇妙な井上節も全編に渡って炸裂している。

935 :名無しのオプ:2006/01/30(月) 10:38:57 ID:uwxGGmsk
ノーマン・ベロウ「魔王の足跡」(国書刊行会)

この本が出るのを首を長くして待っていました。
欠点を先に言うと、登場人物の描き方が薄っぺら。探偵役にも全く魅力なし。
長所は、第一の殺人に至るまでの盛り上げ方の上手さと、足跡トリックが
面白くて、やや力技ながらも納得がいった点。
真犯人の肝心な部分に、アンフェアな箇所があったような気がするが、何気
ない伏線が効いているので帳消しにしようかと。
J・D・カーのA級作品にも劣らないと思う。

936 :名無しのオプ:2006/01/31(火) 19:28:04 ID:ai24Hen0
Yの悲劇

メル欄という煽りから、あの人物が犯人かと考えてた。
こっちのことか…。
なんていうか、時代の違いを感じる。
面白かったけど


937 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/04(土) 16:02:50 ID:lFJFX1vC
「マルセル・エメ傑作短編集」を読んだ。
俺のようなハイブラウなミステリファンには非常に面白い、
いわゆる「奇妙な味」の類に属する作品集である。
収録作品に関し簡単に紹介しておくこととする。
「こびと」
突然、サーカスのこびとが成長しだした…
人間の「存在」というものを考えさせる幕切れが深い余韻を残す。
謎解きのみに耽溺するアホなミスヲタに突きつけて読ませたい文学的な一編である。
「エヴァンジル通り」
執筆当時のフランスにおけるイスラム系住民の生態を描いて間断するところがない
迫力に富む作だが、ミステリ性は無い。
「クールな男」
ジョゼ・ジョヴァンニを想起させるようなハードボイルドタッチのノワール。
短めの作だが強烈な印象を残す。
「パリ横断」
2次大戦ドイツ占領下のパリ、密売用の豚肉運搬をユーモアもまじえてスリリング
に描いたノワールの佳作として読み得る。
「ぶりかえし」
もし、子供に戻ってしまったら…
ありがちな寓話だが、フランス人作家らしい軽い艶笑も散りばめて面白く読ませる。
「われらが人生の犬たち」
これも短めの作だが、どこかE・D・ホックのサム・ホーソーンものを想起させる
まったりとした語りが良い。
「後退」
収録作品中では一番の小品ながら、シニカルな味わいの逸品。
階級社会化へと進めつつある現代日本で読むと面白いものがあるやに思う。

938 :名無しのオプ:2006/02/04(土) 16:09:42 ID:KcM8W04n
>>936
今だったら(メ欄)なのが怖いよね。

939 :名無しのオプ:2006/02/05(日) 01:21:47 ID:u4xNMnWN
>俺のようなハイブラウなミステリファン
額が広いの?禿げはじめたの?

940 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/05(日) 21:53:50 ID:uO2FM4Yy
ジム・トンプソン「ゲッタウェイ」を読んだ。
サム・ペキンパー監督、スティーブ・マックイーン主演、
今や古典となったアクション映画の原作である。
主人公のドク・マッコイは、今でも精悍なマックイーンのイメージが
鮮明にあるため、原作の設定「白いものがまじりかけている砂色の髪は、
てっぺんがかなり薄くなっていた」、つまり白髪混じりの脳天禿な四十男には意外な感が
を受けるが、このルックスゆえ若い妻との心理的葛藤も腑に落ちるものがあるのだ。
映画とは大きく異なる最終章(14章)のエル・レイの王国を描いたくだりは、
資本主義社会を諷刺した寓話とも読め、それまでの典型的なノワール、クライムノヴェル
の展開からの一転には驚かされる、ある意味トンデモなストーリーである。
コンパクトにまとまっており、ツイストも効いた作であり、数年前のさざ波のような
ジム・トンプソンを筆頭にしたノワール・ブームの時、あるいはリメーク版映画の公開時に、なぜ再刊されなかったのかが不可思議になる良い出来栄えの作である。

941 :名無しのオプ:2006/02/06(月) 01:37:26 ID:2eVjZuEY
マイクル・コナリー「シティー・オブ・ボーンズ」読んだ。

タイトルの意味は、骨の街。
20年前に埋められた子供の骨が見つかり、骨には、40箇所以上
の虐待の痕跡が残っていた。怒りに燃えて捜査にとりかかる刑事たち
に降りかかる災難や上司からの妨害。

主役は、ボッシュ刑事で、この人をはじめとして登場人物が、かなり
感情的な人ばかり。すぐに、泣くし、叫ぶし。
ネオ・ハードボイルドにありがちな事だけど、主役の恋愛や組織内
での葛藤を描きすぎ。
事件そのものは、意外に地道に、足で稼ぐ捜査方法で解決する。
う〜ん。少し過激な主人公の警察小説と言ったほうがいいのでは?
クロフツ的な匂いもします。

942 :名無しのオプ:2006/02/08(水) 15:09:10 ID:YLMY2UbZ
クリフォード・ウィッティング「同窓会にて死す」(論創社)

本国イギリスでは高い評価がなされているのに、我が国では未紹介だった。
伝統のイギリスのミステリならではの香気漂う名作で、
どうして今まで無視されていたのか不思議な気さえした。

最近刊行された中では、ノーマン・ベロウの「魔王の足跡」が、
禿人のようなトリック”だけ”を好む読者に受けそうなのに対して、
このウィッティングの「同窓会にて死す」はより一般的なミステリ・ファン向き。

禿人のHPの日記を見ると、ベロウはすでに読んだみたいだが、
おそらくウィッティングは読む気が無いだろう。
あいつはこういうタイプの話は嫌いだろうから。
同じ論創社のでもスカーレットの「ローリング邸」には熱を入れてたが、
スカーレットにベロウと、いかにも禿人が好きそうなタイプだし。

943 :名無しのオプ:2006/02/09(木) 22:42:32 ID:QkgtcQj+
「死の蔵書」ジョンダニング
途中だれたが読了。
おもろかったす。
本好きは楽しめるよ。

944 :名無しのオプ:2006/02/10(金) 01:43:25 ID:svCbUDH9
ABC殺人事件 なんか金田一で見たことあるような気がした

945 :名無しのオプ:2006/02/10(金) 03:24:48 ID:RnuIyQtS
>>944
金田一少年はほとんどパクリだお
笹沢左保とかもパクってたお
金田一少年ファンはご愁傷さまだお

946 :名無しのオプ:2006/02/10(金) 22:04:57 ID:PDGrgT7m
トリックをパクるのは著作権違反にならんのかね

947 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 12:49:42 ID:lGH2aYvS
>>946
なるわけねえw
そんなことできたら新刊なんてなくなる

948 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 13:01:58 ID:feqW9ZoP
>>947
それは極論すぎ

949 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 14:19:02 ID:Ldf/44mq
>>946
著作物の定義は、「思想又は感情を創作的に表現したもの(以下略)」(著作権法2条1項1号)であって、
思想そのものではないから、パクってもならないわな。
(トリックを思想と言えるかという論点自体もあるが、まあ分類するとしたら思想だろうということで)

950 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/11(土) 16:13:57 ID:XdWdgz+U
ヴァン・ダイン「グレイシー・アレン殺人事件」を読んだ。
ファイロ・ヴァンス・シリーズ最終作(12作)目前の第11作であり、
いかにミステリのネタが尽きたとはいえ、およそ有り得ない偶然性に頼った謎解き
(殺害方法)、ミステリの禁じ手を使用した密室トリック等は頂けないものがある。
そもそも、タイトルに反してグレイシー・アレンは殺されないのである。
事件全体もS・Sの後期作品に共通することだが、
ギャング絡みのハードボイルド・ミステリの方が適した素材であり、
ファイロの事件としては違和感が大きいものがある。
グレイシー・アレンという萌えキャラ投入が、新書ミステリを読み狂っているような
アホなミスヲタにどの程度受けるかが、評価を左右する可能性はあろう。
「ぼくは、まったく、とまどいしてしまって、…」等、井上節は相変わらず。
「名詮自姓」なる読者無視とも思える訳も登場。

951 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 20:49:13 ID:rz5Fby3w
トリックは思想というよりは技術だろ
ということで特許申請
そのトリックを一部利用改変して自著書で使用する場合は原著者に利用料を払う

952 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 21:26:15 ID:Mu63nX7c
特許法
>第2条 この法律で「発明」とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう。
>2 この法律で「特許発明」とは、特許を受けている発明をいう。

無理だな。

953 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 22:29:05 ID:0zdNx4uP
ピーター・ラヴゼイ『暗い迷宮』(ハヤカワ文庫)読了。【7.5点】

ダイヤモンド警視シリーズの1作。
記憶喪失の女性のパートと農夫の死亡事件をめぐる物語。
話としては地味だがあいかわらず構成が上手いなあと感じる。
女ホームレスのエイダのキャラがいい味出してる。


954 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/12(日) 21:18:29 ID:HqYl4r2g
ヴァン・ダイン「ウインター殺人事件」を読んだ。
フィギュアスケートが上手な萌えキャラが登場、
最近のアホなミスヲタは「キター!!!…」で大満足なのだろうが(w
俺のようなハードなミステリファンには、構成、トリック共に納得が
いかない短小な凡作と言い得る。
舞台は郊外の大邸宅、登場人物も個性的なメンツなのだが、
なにせ文庫本150頁強の中編のボリュームでは「館もの」の面白さも発揮出来ない
ままに終わっている。
ファイロ・シリーズ最終話なのだが、管轄外のため、おなじみヒース部長刑事も
ドアマス医師も登場せず、盟友マーカム検事も冒頭部分のみの登場と非常に寂しい
幕切れとなってしまった。

955 :名無しのオプ:2006/02/13(月) 18:23:11 ID:CLBwY4VF
ピーター・ラヴゼイ『地下墓地』(ハヤカワ文庫)読了。【8点】

ダイヤモンド警視シリーズの第6作。
メアリ・シェリーが『フランケンシュタイン』を執筆した
地所から発見された人骨と、シェリーの遺品をめぐって起こる殺人。
最後にぴたりと収まる構成が相変わらず見事。
新作の文庫落ちが待ち遠しい。


956 :読後感:2006/02/13(月) 21:55:57 ID:PLHxdcqD
「十二の秘密指令」ブライアン・フリーマントル(新潮社)

組織内に裏切り者がいる!
本部長ベルは二重スパイを探り出すため部下に
試験を組み込んだ任務を遂行させ「もぐら」を焙りだそうとするが…。

なぜつまらないのか今から説明します。これ連作短編集なんですね。
そんで目的はもぐら探し。ということはつまり失敗11連発ってことで、
ラストと、ま、せいぜい最初の1話でも読んどきゃ事足りるわけよ。
これで一つ一つの話に独自のオチでもありゃ問題ないんだけど
戦前産まれの悲しさでそんなハイカラな機能はついてない。
読まずに死ねるわ!

957 :読後感:2006/02/14(火) 22:26:55 ID:1x5usmg0
「火の玉イモジェーヌ」シャルル・エクスブライヤ(早川書房)

英国の情報局のタイピストイモジェーヌは生粋のスコットランド人で
他地方に対する敵慨心が頗る強いオールドミス。
その彼女が久方ぶりの里帰りをしたはいいが、終始付きまとう男の影。
何らかの陰謀と見た彼女は敵の尻尾を掴むべく同僚と連携して
悪事を暴こうと決意する。

このネーミングセンスいいよなぁ。これが
「夜明けのメイジー」に受け継がれているわけだな。
内容はスパイ+ユーモアミステリて感じで、まあ大したことはない。
ま、でもかなりの多作家らしいんで質に波があるのは仕方ない。
他にも読んでみようと思ふ。

958 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/18(土) 15:02:55 ID:iT/uMvCX
ジョルジュ・シムノン「雪は汚れていた」を読んだ。
ミステリファンには、メグレ警部もので知られる作者の純文学の代表作、
第2次大戦ドイツ占領下、娼婦の家に生まれた青年の行き場が無い屈折した心理を描いた
作品だが、メーンストーリーには複数の殺人事件が絡むため、クライムノヴェルとして
読むことも可能である。大衆向きの娯楽作であるメグレ警部シリーズでは、
やや簡略化されている感がある心理・情景描写が丁寧になされており、
中盤まではフランス文学らしいムーディなタッチで読ませるものがあるが、
終盤はややだれ気味、冗長な感さえ受けるのが惜しまれる。
この板は純文学嫌いの連中が大半を占めるが、本作あたりを手にしてみたら良い
かと思う。
人生は思いの外短いのである、漫画のような謎解き小説にばかり耽溺していてよい
はずがないのである。こうった点、十二分に心しておけ。

959 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/19(日) 21:02:58 ID:CvV1GO21
前述したとおり、俺の個人的な嗜好にマッチする「ドラゴン殺人事件」はともかくと
して、ヴァン・ダインの後期6作を読んでいると、やはりがっかりとさせられる面が
多い。S・Sってこんな程度の作家だったのかと。
そこで、口直しと言うか、名作の誉れ高い「グリーン家殺人事件」を再読。
あらためて後続のエル作品との類似性を感じたが、第三の殺人のトリックゆえ、
アンフェアになっている点が惜しいものがある。

960 :名無しのオプ:2006/02/20(月) 11:29:19 ID:RSH6kGSr
S・Sはそんな程度の作家です。今はアメリカ本国でも大して評価されていません。
クイーンは別格として、今でもアメリカ国民に好まれるそのその頃の作家と言うと
レックス・スタウトみたいな作風の作家です。

961 :名無しのオプ:2006/02/21(火) 22:52:54 ID:2+kku84y
「天国の発見」
読んだ奴、誰か俺に解説してくれ・・・・

962 :読後感:2006/02/21(火) 23:06:18 ID:tPL+C9pe
「帰ってきたイモジェーヌ」シャルル・エクスブライヤ(早川書房)

情報局を退職し故郷に戻ったイモジェーヌ。
しかし厄介事が彼女を放っておくはずもなく、
今度はペンバートン校の教師の殺人事件を調査することになる。
コネを使って教師に成り済ましたイモジェーヌは同僚や生徒と
トラブルを引き起こしながらも犯人を突き止めようとするが…。

チャ〜ンチャラッチャッチャ〜ン(パ〜)
いやあ前作でゼットンに殺された時はどうなるかと思いましたが
無事帰ってこれてよかったですね。
今回は一作目と違って本格風味のユーモアもの。
伏線もあまりないし推理による解決もないので本格とは言えませんが
読みやすくて良い。ツンデレのかほりもするしw
つかこれ3作目なんですよね。何で2作目飛ばすんだ!
主人公の私生活に関するイベントも含まれていた様なのに。
こういうのはほんと迷惑だね。

963 :読後感:2006/02/23(木) 16:45:27 ID:uALqvs1w
「笑うきつね」フランク・グルーバー(早川書房)

二人組の小悪党ジョニーとサムが流れついた田舎町では
家畜共進会を間近に控えどこもかしこも賑わっていた。
酒場に行った二人はそこで泊まる所がなくて困っている男に出会い
相部屋を提案する。しばらくして部屋に戻ったサムとジョニーは
そこで先程の男が殺されているのを発見する。容疑者扱いを受けた
二人は事件解決に乗り出すが―。

小悪党というと語弊がありそうに感じるがここではあくまでも
ちょこっとした悪事(賭事など)に携わってる輩という意味。

一つの殺人から町に集まっていた養狐業者達の秘密が
明らかになっていき再び殺人が…という風な展開に
ユーモアが交じってずんずん読ませる。
好みのトリックもあって好印象。
解決にロマンスを絡ませているのもマル。
「フランス鍵の秘密」も読みたくなった。

964 :読後感:2006/02/23(木) 17:28:11 ID:uALqvs1w
「闇のアンティーク」サルヴァトーレ・ウォーカー(扶桑社)

美貌の骨董商スーザンはメイヤーと名乗る客から絵画の手付金を
渡される。ところがその後メイヤーは彼女に会うことはなく、
メイヤーに商品を売った彼女の同業者が殺された。
そして彼女もまた執拗に後を付け狙われることに。
事件を担当したFBIの警部補ダナヴァンは本件と
別口の娼婦の惨殺事件との間につながりを見い出すが…。

作者は有名な骨董商の変名だとか。骨董に関するうんちくや裏事情が
語られており興味深いが、警察に関する記述が劇画調というか
大袈裟なのは門外漢ならでは。
二つの事件から明らかになる真相は
やや不格好だがまあ意外ではあったかな。
ハーレクイン地味たロマンスは評価するw

965 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/23(木) 22:35:56 ID:lTOtbvD9
>>963
>「フランス鍵の秘密」も読みたくなった。
まずまず面白いし、都会をメーンな舞台にした本作の方がこのシリーズの持ち味が
良く発揮されているという感もある。
俺が書いた論考等を参考にしながら読んでみろ。

966 :名無しのオプ:2006/02/24(金) 06:41:54 ID:AbDk2NWi
>>954
ウィンターって膨らませる前に作者死んじゃったんじゃなかったっけ。
まあ完全版があったとして、後期のヴァンダインだから期待はできないが・・・
あほなミスオタ的にはグリーン家の犯人以外はあんま来なかったけどね。




このコテってレス返していいんだっけ?

967 :名無しのオプ:2006/02/24(金) 07:06:36 ID:CMolorjI
そいつにはスルーでお願いします。

968 :名無しのオプ:2006/02/24(金) 08:30:14 ID:k5vPX1uo
>966
上の書き込み見ればどーいう種類の人間か分かるだろ

969 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/02/25(土) 17:01:04 ID:u3KsJB+j
ジム・トンプスン「おれの中の殺し屋」を読んだ。
うーん、数年前に話題になった「ポップ1280」を読んだ時と同様なイマイチ感がある。
テキサスの田舎町、逝っちゃてる男ルー・フォード(保安官助手)による悪行の日々、
トンプスンは筆力がある作家ゆえ、最後まで読ませることは読ませるのだが、
なにしろ逝っちゃてる男の犯罪だけあって、良く見りゃ穴だらけ。
いかに謎解き主眼のミステリではないとはいえ、ミステリ的面白さがないがしろに
され過ぎているという感を強く受けた。
巻末のS・キングの解説中には、「モービー・ディック」「ハックルベリー・フィンの冒険」
「日はまた昇る」等に比肩する作とあるが、いくらセールストークとは言え、いい加減に
しろという感が強い。「喪前はおとなしくお化けの本でも書いていろ!」とまで言いたく
なってしまうのであった。
やはり、トンプスン作品で絶賛に値する作は、このスレで前に紹介した「ゲッタウェイ」
であろう。(この作は軽くJ・M・ケイン作品あたりは凌駕する哲学的な示唆をも含む佳作
と言い得る)

970 :名無しのオプ:2006/02/25(土) 21:35:23 ID:VsbikT3P
「Mr.クイン」ジェイマス・スミス

麻薬王のプレーンとして完璧な犯罪計画を立てる―俺にとって犯罪はビジネスだ。計画を売るだけ
、実行はしない。今度の仕事は大物だった。裕福な不動産業者の一家を事故に見せかけて殺し
全財産を乗っ取るのだ。
全ては順調だった。新聞記者に尻尾をつかまれそうになるまでは・・・・・
究極のアンチ・ヒーロー

悪者目線の一人称
胸糞悪い。人が死にすぎ。ただ、読みやすいし、計画は緻密でよく練りこんである。
気分が落ち込んでる時に読まないほうが吉


971 :名無しのオプ:2006/02/26(日) 13:38:00 ID:TFvFRZ1i
「弁護」D・W・バッファ 文春文庫

裁判では負け知らず、どんな被告をも無罪にして来た辣腕弁護士が、ひょんな事から引き受けた
継父による少女レイプ事件の裁判。
誰が見ても有罪な父親の弁護をしたことから、事件をめぐる人々を巻き込む巧妙な犯罪計画が
動き出した――
法と正義という重厚なテーマに挑んだ第一級のリーガルサスペンス

法廷物と言うと、スコット・トゥローの推定無罪を思い浮かべながら読んだ。
法廷物の醍醐味と言えば、弁護士と検察などの駆け引きや、裁判中の新たな証拠発見だと
思っていたのに、これは法廷などおざなりに書いてあるだけ。10年間の月日の流れの中で起こる
事件を取り扱ってるんだけど、どの事件も出来事もぼやけてる。
この本の中に正義はない。

972 :名無しのオプ:2006/02/28(火) 12:43:47 ID:HUSSFvwN
「探偵になりたい」パーネル・ホール

おもろい。弁護士代行調査員が、麻薬取引の殺人に巻き込まれちゃう話。
主人公が普通の人。普通の人なりに頭脳働かせて、本人の活躍は地味のまま事件が解決する
ユーモアミステリ。
これ有名だよね。

973 :名無しのオプ:2006/02/28(火) 22:40:28 ID:Z3Wk1MyB
「最後の一瓶」スタンリイ・エリン

ビッグネームの割にこのミスでの順位も大したことなかった
(といっても10位だが)のでそれほど期待しないで読んだが、こりゃとんでもない。
これまで読んだ短編集の中でもベスト3にはいる出来。
同じ作家の代表作とも言われる「特別料理」とくらべても遜色無い出来といえるだろう。
今年のこのミスでは、ある意味同じような立ち位置にあったといえる「クライム・マシン」
も確かに良かったが、俺的にはこちらの方が遥かによいと思ったが、どうだろう。

974 :973:2006/03/01(水) 06:43:02 ID:hnS+kFtO
あ、正しくは「最後の一壜」
でしたね。スマソ

975 :名無しのオプ:2006/03/02(木) 22:16:31 ID:N/Hbpv6k
ポール・アルテ 『第四の扉』

凄い凄いと言われてるので楽しみにしてて読んでみた。
確かに派手な謎がバンバン出ると面白いんだが
全体的に退屈だな、と読み進めていった。
しかし第三部の場面転換で一気に物語全体に興味が出て
そっからの盛り上がりは素晴らしい。
最終的な結末もいいけど、とにかく第三部がよかった。

これだけのものがたったの200頁ってのも凄いよね。



タイトルはあんまり相応しくないように思った。

976 :ロム者:2006/03/03(金) 13:35:32 ID:aJjJCCOG
「逸脱者」  グレッグ・ルッカ著/講談社文庫

○世界的に著名な用心を救ったとで注目を集めたアティカス・コディアックは
 再び同じ人物の警護を依頼される。
 狂信的ストーカーが危険人物として浮かび上がるが、実は・・・・

いやぁ、面白い!!
もともとアティカスシリーズは好きで読んでたんだけど、その全てがこの上下巻に集約されてる感じ。
いわゆるハリウッド的な面白さなので、そういうノリが嫌な人は駄目かも
まあ作者が31歳ってのが一番驚いたけど

予断だけど、読書後には必ずダイエットをはじめたくなるはず

977 :名無しのオプ:2006/03/06(月) 13:07:49 ID:F2K7qeTb
クリスティ「アクロイド殺人事件」(新潮文庫)

・・・子供の頃、乱歩と藤原×太郎にネタバレされ、「記憶から消えたら読もう」
と思って、かれこれ30年が経ちました。
でもこの作品の犯人が誰か、忘れることができないまま、限界に達し、読みました。
・・・・・なるほど、犯人を知った上で読むのも、まあ面白いか。意外と、伏線の
数が多くないのですね。30年前の子供の頃にネタバレを知らずに読んでいたら、
驚天動地の結末だったのに・・・・、乱歩と宰×郎を恨みます。

978 :名無しのオプ:2006/03/07(火) 09:31:46 ID:fAWgTCAe
>>977
評論「アクロイドを殺したのはだれか」によれば、犯人は別にいるとの
ことなので、そこを念頭に置いて自分も再読してみようと思ってます。

979 :名無しのオプ:2006/03/07(火) 13:12:53 ID:3qXvgMrt
ジョン・コリア「炎の中の絵」

「死者の悪口を言うな」秀逸

980 :名無しのオプ:2006/03/08(水) 17:44:29 ID:r40mCOlw
(゚д゚)ウマー

981 :名無しのオプ:2006/03/08(水) 17:45:14 ID:r40mCOlw
|∀・)

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