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★★ ビール暗号 ★★

1 :名無しのオプ:2005/08/23(火) 20:29:27 ID:EaHbvTIa
サイモン・シン著 青木 薫氏訳 暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで ) 
                             より 抜粋

バージニア州リンチバーグのワシントンホテルのオーナーであるロバート・
モリスは「親切な人柄で、経営能力も素晴らしい。」と、町での信頼も厚く、
他州にまで評判の広がるほどの人物であった。1820年1月、ロバートのワシ
ントンホテルに、トマス・J・ビールという名の男が宿泊の手続きをした。
「身長は180センチくらい。均整のとれた体つき、黒い目と黒髪、そして黒く
日焼けした肌、これほどの美男子は見た事が無い。そして誰からも好かれたが、
特にご婦人方には人気があった。」モリスは当時の様子を述べたという。
しかし彼は、生まれや育ち、家族の事、なぜこの土地を訪ねたかについ
ては、一切語る事は無かった。彼はその年の3月末頃まで滞在し、前触れ
も無く立ち去った。

2年後の1822年1月、ビールは再びワシントンホテルにやってきた。
この時も冬をリンチバーグで過ごし、春になると姿を消す。しかし
今度は、ホテルを立ち去る前に、錠前のかかった鉄の箱を「非常に価
値のある重要書類が入っている」と言い、モリスに託した。モリスは
箱を金庫にしまうと、そのままにしていおいた。


2 :続き2:2005/08/23(火) 20:32:48 ID:EaHbvTIa
 ところがその後、モリス宛にビールから手紙が届いた。投函日は1822年
5月9日付けでセントルイスから投函された物であった。その手紙の内容は、
「その箱には、私と大勢の商売仲間の財産に関する重要書類が入っています。
私が死んで、それが失われたりすれば取り返しのつかない事になるでしょう。
どうか用心してその箱を守り、くれぐれも無くしたりしないようお願いしま
す。仲間が一人も戻らなかった場合、あなたはこの手紙の日付から10年間
その箱を保管してください。そして、もしもその10年間に、私、又は私に
委託された人物が返却を求めなければ、あなたは錠前を壊して箱を開けてく
ださい。箱の中には、あなた宛の手紙が一通と文書が何枚か入っていますが、
手がかりとなるものの助けがなければ文書を読む事は出来ないでしょう。
その手がかりとなるものを、私は封印してあなた宛にしたうえで、この土地
の友人に預けました。その封書は1832年の6月以前には配達されない事にな
っています。その手がかりを使えば、われわれがあなたにお願いしたい事は
全てわかるはずです。」

 モリスは箱を守り、ビールが来るのを待ったが、二度と彼がモリスの前に
姿を見せる事は無かった。10年が過ぎたが、彼は錠前を壊して中身を見る気
になれなかったようである。そして、1832年6月に届くはずの「手がかり」
も、ついに届く事は無かった。モリスが箱の中身を初めて確認したのは、18
45年の事だった。箱の中には暗号化された三枚の紙と、英語で書かれたビー
ルの手紙が入っていた。


3 :?続き3:2005/08/23(火) 20:36:06 ID:EaHbvTIa
英語の手紙には、ビール自身の事、箱の事、暗号の事が書かれており、
「1817年の4月からビールと29人の仲間たちはアメリカ横断の旅に出た。
その旅の途中のサンタフェのとある渓谷の地域で、金や銀を仲間が発見した。
18ヶ月その場所を掘り続けると大量の金銀がたまった。そのうちに財宝を安
全な場所に移そうという事になり、バージニアに持ち帰って秘密の場所に隠
そうという事になった。1820年金銀を持ってリンチバーグにやってきたビー
ルは、適当な場所に宝を埋めた。」という内容が書かれていた。

 そしてホテルオーナーのモリスと知り合いになったというのである。彼は
3月の末にホテルを出て、採掘中の仲間と再び合流する。18ヶ月後ビールは
再びリンチバーグを訪れ、宝を埋めた。しかし、今回はもう一つ目的があった。
手紙によると、

「大平原で仲間と別れる前(1820年の事と思われる)に、不測の事態に備え
るべきだという話になった。もしも我々に万一のことがあれば財宝は、親類
縁者の手に渡らなくなってしまうからだ。そこで私は、信頼できるという点
で申し分ない人物を選び出してくるように言われた。もし、そんな人物が見
つかったら、そして全員がその人物で納得するなら、各人の分け前のついて
書かれたものを託す事になった。」

以上のような訳でモリスに箱が委ねられた。

4 :続き4:2005/08/23(火) 20:38:32 ID:EaHbvTIa

第一の暗号文には「宝の隠し場所」。第二の暗号文には「宝の内容」。
そして、第三の暗号文には、「分け前を受け取るべき親類縁者」がリスト
されているとのことだった。

モリスはビールたちが死んだのなら、親類縁者たちに金を分配しなくては
との思いから暗号解読を始めたが、届くはずの「手がかり」が無かった為、
モリスは暗号を解く事が出来なかった。1862年、84歳になったモリスは、
暗号の秘密を誰かに伝えなければと思うようになった。そこでモリスは一
人の友人に事情を打ち明けた。その友人の名は知られていない。ただ一つ
彼についてわかっている事は、1885年にビール暗号についての「小冊子」
を書いたのはその人物であるという事だけである。

現在、ビール暗号の物語を知る事が出来るのも、その小冊子が存在する為
である。そして、小冊子の「筆者」は、全くのゼロからの出発ながら、第
二の暗号文はいわゆる「書籍暗号」と言われるもので、アメリカ独立宣言
書がそのキーである事を発見している。

5 :名無しのオプ:2005/08/24(水) 08:15:54 ID:3bgDi1Ci
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