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2ちゃんだけのかまいたちの夜 Part3

1 :前スレ915:2005/10/05(水) 21:40:29 ID:PontakWi
◆「かまいたちの夜」を題材にしたリレー小説のスレ、Part3です。◆

・かまいたちの夜なら1でも2でもかまいません。オリジナルストーリーも歓迎です。
・基本的には以下のようなリレー形式ですが、書き手の意思優先です。

 1.書き手が選択肢でレスを締める。
          ↓ ↑
 2.ROMが選択肢からストーリーを選択する。
   あるいは、書き手本人か他の書き手が1の選択肢から選んで継続する。

・自分で続きを書く気のある人はその旨を宣言して続けて下さい。
・選択肢に至るまで複数のレスを消費してもOKです。
・ゲームのネタバレは出来るだけ控えて下さい。
・何日たっても話の続きが書かれない場合、ほかの未選択の部分から始めても構いません。
・複数シナリオの並行もOKですが、混乱を避けるためにアンカーで継続元を明示して下さい。
・煽り、荒らしは厳禁。現れても構わず、スルーを心がけて下さい。


【過去スレ】
Part1 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1072705225/
Part2 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1086859860/


2 :前スレ915:2005/10/05(水) 21:41:30 ID:PontakWi

【「かまいたちの夜」関連スレ】
《ゲームサロン》 ★★★かまいたちの夜2総合スレ★★★
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1127059925/
《ゲームサロン》 一行ずつ書いてかまいたちの夜の世界を再現するスレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1120747758/
《ゲームサロン》 リアルかまいたちの夜やってみようぜ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1128235587/
《家庭用ゲーム》 かまいたちの夜統合-91-
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1127327208/
《家庭用ゲーム》 かまいたちの夜2〜賞賛篇〜
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1126616758/
《レトロゲーム》 かまいたちの夜 第21章
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/retro/1126270150/
《ゲームキャラ》 かまいたちの夜の美樹本は残酷ホモカコイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1124802433/
《携帯電話ゲーム》 かまいたちの夜
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/appli/1079670868/
《ゲーム音楽》 【街】サウンドノベルの音楽【かまいたちの夜】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamemusic/1115439701/


3 :前スレ915:2005/10/05(水) 21:42:56 ID:PontakWi
【参考】
かまいたちの夜〜AA編〜
http://aa.2ch.net/aastory/kako/1028/10281/1028195077.html
かまいたちの夜AA版〜ドーナツ島のわらび唄〜
http://aa.2ch.net/aastory/kako/1037/10375/1037536178.html
かまいたちの夜 〜AA編〜 Part3
http://aa.2ch.net/aastory/kako/1045/10459/1045925675.html
かまいたちの夜〜戦国篇〜
http://hobby.2ch.net/warhis/kako/1027/10273/1027307722.html
リアル かまいたちの夜(サウンドノベルツクール)
http://www7.ocn.ne.jp/~trance/snt.htm
犬小屋
http://inuhei2004.hp.infoseek.co.jp/
「鳩のなく夜」
http://www.h6.dion.ne.jp/~yatufusa/
かまいたちのペンション
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2693/kamai.htm
万年床
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/6071/
煉獄-かまいたちの夜2 another-
http://homepage3.nifty.com/varitra/kama2another/index.html

4 :前スレ915:2005/10/05(水) 21:44:14 ID:PontakWi
【公式】
チュンソフト
http://www.chunsoft.co.jp/
テレビドラマ版「かまいたちの夜」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/kamaitachi/

【その他】
2ちゃんだけのかまいたちの夜(意見・要望・感想)掲示板
http://9028.teacup.com/kamaitati/bbs
8音ラジオ(midi)
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/8705/

5 :前スレ915:2005/10/05(水) 21:45:42 ID:PontakWi
以上テンプレ。

続きをどうぞ↓

6 :名無しのオプ:2005/10/05(水) 23:01:27 ID:ktQbZ2Gz
即死回避支援

7 :名無しのオプ:2005/10/06(木) 00:16:54 ID:jPsQCGml
1さん乙!
私も即死回避支援。

8 :名無しのオプ:2005/10/06(木) 04:12:58 ID:G+NqJD5s
1さん乙です!

9 :名無しのオプ:2005/10/06(木) 07:17:49 ID:t/hgXSXe
即死回避がてら、前スレで進行中だったシナリオのあらすじを投下。
シナリオ名は便宜上なんで、好きに変更して下さい。


◆『真奈美編』 ――――――――――――――――――――――――――
夕食後、僕が部屋に戻るとベッドカバーが切り刻まれていた。
その切れ端はほとんどがきれいな三角形をしている。
ナイターに出かけたメンバー(僕、真理、俊夫、みどり、美樹本)以外の誰かの
犯行と推察するが確証はない。
とりあえず真理を部屋に呼んで見せたところ、真っ青になって震えだした。
かつてここで自殺があった時の光景に酷似しているらしい。
小林さん夫婦の話によると、自殺したのは小林さんの前妻である真奈美さん。
バスルームで首を切ったそうだ。
バスルームで首を切るのにベッドを切り刻むのはおかしい、と思った僕が
問いただすと、小林さんは言葉を濁す。
そこで真理は自殺は殺人の偽装じゃないのかと指摘した。
黙り込む小林さん。
そのとき俊夫さんが血相を変えて飛び込んできた。
田中さんが行方不明らしい。
急いで探索しようとするといつの間にか後ろに…。
釈然としないが、まあ見つかったんだからと部屋に戻る田中さんを見送ると、
腹痛のはずの美樹本さんが入れ替わるように姿を現した。
あからさまに怪しい。あんた田中さんだろ。
…と、指摘してはみたものの真理に一蹴されてそれっきり。
あーあ、部屋でふて寝でもするか。

10 :名無しのオプ:2005/10/06(木) 07:20:54 ID:t/hgXSXe
◆『白雪村編』 ――――――――――――――――――――――――
僕、真理、俊夫さん、みどりさん、美樹本さんの五人でナイターに出かけた
ところ、美樹本さんがいなくなった。
探索も空しく警察に通報しようかというところでひょっこり戻る美樹本さん。
抗議する僕をいさめつつ、凄いものを見つけたと告げる。
それはフリーライターである美樹本さんが予てから目星をつけていた
“白雪村”だった。
なんでも、幽霊の目撃情報を何件も抱える廃村だとか。
とりあえず一人で行くのは怖いので僕について来て欲しいという。
内心ビビりまくりの僕だったがとりあえず承諾。
残る三人も同行の意思を示し、いざ廃村へ。
ちなみに、僕のポケットに売店で買ったお守りが入っているのは内緒だ。
白雪村についた僕らは、手始めに南側の井戸を調べる。
底に光るものを見とめた僕の報に、俊夫さんが調査に乗り出す。
井戸の底で俊夫さんが見たものは血のついた包丁だった。
逃げるように井戸から這い出す俊夫さん。ビビる僕。
「…やっぱりここには何かあるんだ…。」
つぶやく美樹本さんとともに、次は東側にある自動車へと向かった…


11 :悪霊編:2005/10/06(木) 16:13:19 ID:Y/8L0Adu
B:自分の部屋に戻ってふて寝しよう。

僕は楽しそうな面々に背を向けて談話室を出ると、
階段をかけあがり、自分の部屋のベッドに倒れこんだ。
ベッドカバーが切られたままのベッドに。
普通交換してくれるものジャマイカ?まったく小林さんたちは気がきかない。
僕は胸のむかつきを抑えるために、無理やりに目を閉じ、眠ろうとした。
時計は、まだ9時をさしたばかりだったが、眠りはすぐに訪れた・・・。

・・・・

「透、透、寝てるの?」
真理がドアをたたきながら僕を呼んでいる。
「ケーキ、食べないの?」
「ケーキ?朝からケーキ?」
僕はききかえした。
「何ねぼけたこと言ってるの、8時30分になったら、
談話室でケーキ食べようって、さっき約束したでしょ」
???
カーテンを引くと、外は真っ暗で、雪が激しく降っていた。
どう見ても夜の8時30分だ。僕はきっと慣れないスキーで疲れ、一日中寝てしまったのだ。
「真理、どうして起こしてくれなかったんだよ」
ドアの鍵を開けて真理を招きいれながら、僕は文句を言った。
「せっかく真理と旅行に来たのに、一日も無駄にしたジャマイカ!」
「まだ寝ぼけてるの」
真理は心底呆れた目で僕を見た。

12 :悪霊編:2005/10/06(木) 16:29:30 ID:Y/8L0Adu
(書き忘れてスイマセン、前スレ、960の続きです)

「僕は一日中寝てたんじゃないの? あ、時計が狂ってるのか」
「狂ってるのは透よ。いーい?私たちは、今日このペンションについたの。
そして今から焼きたてのケーキを食べようってところなの」
???
なんてことだ、時間が・・・巻き戻ってる!
「真理、先に行ってて」
混乱した僕は、とりあえず真理を追い出した。
そして、切られたベッドカバーの上に座り込んで考えた。
時間が逆戻りなんてことが起こるわけないな。
これは夢なのだろう。
僕はもう一度ベッドに横になり、瞳を閉じた。
もう一度寝れば、夢が覚めるだろう。
またすぐに睡魔がやって来た。

・・・・

「透、透、寝てるの?」
真理がドアをたたきながら僕を呼んでいる。
「ケーキ、食べないの?」
まったくさっきと同じだ。また時間が巻き戻ったのか?
どうなってるんだ・・。

13 :悪霊編:2005/10/06(木) 16:59:47 ID:Y/8L0Adu
僕はまた真理を追い払い、今度は椅子に座って考えた。
こんなことになった心あたりといえば・・7年前にこの部屋で死んだ真奈美さんだ。
ただの推測でしかないが、真奈美さんは自殺したのではなく、実は、殺されていた・・。
無念が真奈美さんを悪霊にし、ここに泊まった僕を、
永遠に繰り返す時間の中に閉じ込めた。
ここから抜け出すには、真奈美さんを殺した犯人を、捕まえてあげるしかないのでは?
無念が晴れれば、真奈美さんは成仏し、このループも解けるのでは?
疑問は刻々と確信に変わり、僕は真奈美さんを殺した犯人を探すことを決意した。
もし、それが間違いだったら、そのときはまた別の脱出方法を考えればいい。
それにしても、今ここにいる人たちの中に、犯人がいるのだろうか。
たぶんいる、と僕は思った。だから真奈美さんは僕を今ここに閉じ込めた・・のだろう。
とにかく、考えるだけじゃ始まらない。行動を起こすことにした僕は・・

Aみんなとケーキを食べながら情報収集することにした。
B真理とふたりきりになって、情報を聞き出すことにした。
C小林さんとふたりきりになって、情報を聞き出すことにした。

14 :名無しのオプ:2005/10/06(木) 17:11:08 ID:oSjsJ/TK
面白い展開ですね
Aでお願いします

15 :悪霊編:2005/10/06(木) 18:23:33 ID:xWj+8xYL
Aみんなとケーキを食べながら情報収集することにした。

僕がケーキを食べに、談話室に顔を出すと、そこには田中さんをのぞく全員がそろっていた。
「はい、透のぶん」
ソファに座った僕に、真理が笑顔でケーキを差し出してくれた。
「ありがとう」
お礼をいって受け取り、僕はさりげなくみんなの顔をながめわたした。
OL三人は、犯人から除外していいだろう。
7年前は、三人とも小学生だし、真奈美さんとの接点もなさそうだ。
あとの人たちには、犯人の可能性がある。
僕はみどりさんと俊夫さんにきいてみた。
「おふたりは、ここで何年くらい働いてるんですか?」
「そうねえ、もう8年になるわ」
みどりさんが答えた。
真奈美さんが死んだときも、ここで働いていたのか。
「高校一年のときから、ここのペンションには何度もお世話になってたけど、
バイト始めたのは、2年前だ」
と答えたのは俊夫さん。
真奈美さんと面識があったのか。
しかし、こうして遠まわしに聞いても、らちが明かないな。
ナニこの電波と叩かれても、基地外と蔑まれても、
どうせ寝ればやり直しなんだから、思い切ったことを言おう。

A「真奈美さんのことを教えてください」
B「ぶっちゃけ、真奈美さんを殺した犯人は誰だと思いますか」
C「てめーらが真奈美さんをヌッコロしたんじゃねーのか、ああ?」

16 :遅テンプレ:2005/10/06(木) 18:59:04 ID:iJCAdbIu
☆このスレのルール

・選択肢は一番最初にレスした人のものを採用する

・進行中のシナリオは、最新の筆者が特別の意思を示していない場合は、
(このシナリオは一人で書かせて下さい、等)
誰でも途中から参加し、創作することができる

・シナリオを続きから書く場合は、何番のレスからの続きなのか明記する

………………………………………………………………………………

※かまいたちの夜風の文章では、「僕」ではなく「ぼく」の方が
  原作に忠実です(強制ではなく推奨)

※ゲームオーバーになったら、直前の選択肢に戻ってやり直しましょう

※誰でも参加できます。
 別にレベルの高い文章じゃなくても大歓迎です。
  どんどん投稿してスレを盛り上げましょう

17 :名無しのオプ:2005/10/06(木) 23:38:00 ID:GMPMQPqp
>>15Bで

18 :名無しのオプ:2005/10/07(金) 00:30:34 ID:JSuWnqQJ
個人意見なのだけども、一言良いかな。
なるべくリアルに再現するため、いくらここが2chのスレッドだからって、2ch染みた表現は止したほうが良くないかな。

19 :名無しのオプ:2005/10/07(金) 01:28:36 ID:J6d+drvR
前スレ>>963の続き(選択肢は前スレ>>964氏の選択)

C. 東側にある自動車…、なんだかあれが怪しい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

車の前まで来た。
きちんと手入れをされた普通の自動車だ。
ナンバーを見ると、どうやらこの辺りの車のようだった。
鍵はささっていないが、ガソリンメーターを見るとまだ入っている。
「これって…、もしかして先客がいるってことかな?」
真理が言った。
実際、それしか考えられなかった。
周りは朽ちた家しかないような廃村にこのような車があるのは不自然だ。
「強盗か何かが隠れてたりして…。」
俊夫さんだ。
「さっきの包丁も…、先客が捨てたのかも…。」
みどりさんも青ざめた表情で言った。
「ますます面白そうじゃないか。
特ダネの臭いがするよ、…こっちは5人もいるんだ。
大丈夫大丈夫!」
美樹本さんは場の空気を察して、明るく振舞ったようだ。
しかし、このまま村にいて本当に大丈夫なのだろうか…?

A. ここまで来て途中で投げ出すのは、何か気持ちが悪い気がした。
B. シュプールに帰ろう。

20 :名無しのオプ:2005/10/07(金) 01:31:25 ID:+6wSYoUD
俺は2chなんだし別にいいじゃん、と思ってるクチ。
過度に連発されたら萎えるけど、>>11-15くらいなら逆に楽しめる。

21 :名無しのオプ:2005/10/07(金) 01:35:34 ID:+6wSYoUD
>>19
Aでお願いします。

22 :名無しのオプ:2005/10/07(金) 04:50:02 ID:tl1OGzcI
B「ぶっちゃけ、真奈美さんを殺した犯人は誰だと思いますか」

僕がそう尋ねると、さっとみどりさんの顔色が変わった。
「透君…何を言ってるの?真奈美さんは自殺だったのよ、警察の人もそう言ったわ」
「でも、真理が言ってましたよ。本当はあの部屋のドアの鍵は開いていたって。
 警察が謝った判断をしたかも知れないじゃないですか」
「え?ドアの鍵、開いていたのかい?」
俊夫さんがすっとんきょうな声を出した。どうやら俊夫さんはこの話題に少し興味があるようだ。
「俊夫さんは知らなかったんですか?」
「僕は前の奥さんと会ったことはほとんどないから…」
「ドアの鍵なんて関係ありません!」
僕達の会話を遮ってみどりさんが出した大声に驚いたのか、OL3人組がこちらを向いた。
みどりさんは僕達を睨みつけるようにして
「変な噂を流すのはやめてください、他のお客様が知ったら嫌な気分になるでしょうから」
とぴしゃりと言うと、そのままさっさとキッチンに引っ込んでしまった。

「何だか、あの人怒っちゃってましたよ?」
OLの1人、河村さんが不思議そうに話し掛けてくる。
「なんや、女の子に嫌われてもうたなぁ?兄ちゃん何やらかしたん?」
香山さんも豪快に笑いながらこちらにやって来て、僕の向かいのソファにどっかりと
腰を下ろす…どうやら酔ってるみたいだ。さて、どうしようか。

A・「さぁ、何でしょうね」と曖昧に誤魔化した
B・「ここで女の人が自殺したって知ってますか?」とストレートに聞いてみた
C・「香山さん…もう全部分かってるんですよ」と適当に言ってみた

23 :名無しのオプ:2005/10/07(金) 07:15:33 ID:Gh9NHxPW
>>22Aで

24 :元の方とは別人です。:2005/10/08(土) 01:30:10 ID:dEd1zXJu
A・「さぁ、何でしょうね」と曖昧に誤魔化した

 なんだかこの場でこれ以上込み入った話をするのはまずい気がしたのだ。
 それに、酔ってる人相手に真面目に相手をするのは疲れる。付き合わされたら堪ったもんじゃない。僕はそう思った。
「なんやなんや。教えてくれへんのか。非情やなあ」
 幸いな事に、香山さんはそれ以上口を突っ込まずに、そう言ってフラフラと2階へ上がっていってくれた。
「…透くん、みどりの様子…気に掛からないか?」
 タイミングを見計らい、俊夫さんが口を開いた。
「ええ。何か、隠してると言うか話したくないと言うか…そんな感じがしましたね。」
 しかし、本当に何かを隠してる訳じゃなく、従業員としてペンションの印象を下げてもらいたくないからあんな事を言った可能性も否めないが…。
「それにしても、鍵が開いてた…のか。何で俺はどこかで聞き違えたのかな…。」
 俊夫さんはかなり“鍵が開いてた事”が気に掛かっているみたいだ。
 それにしても、何故鍵がかかっていた、などと嘘が出回っていたのだろう…?

A:犯人が自殺に見せかける為に嘘を付いたに違いない。
B:もしかして、真理が嘘を付いていたなんて事は…。
C:鍵が開いていた…これは何が何を意味しているか良く思案してみよう。

25 :名無しのオプ:2005/10/08(土) 01:40:43 ID:J/YRsVQk
Cで。

26 :元の方とは別人です。:2005/10/08(土) 02:38:35 ID:dEd1zXJu
C:鍵が開いていた…これは何が何を意味しているか良く思案してみよう。

 …僕は自分の中で推理を展開していった。
 何故鍵がかかっていたのか…ではなく、鍵がかかっていないというのは、どういう事か…これを考えよう。
 『鍵がかかっていない』という事は、他殺の線ももちろん考えられるだろう。
 そもそも、何が理由で他殺ではなく自殺と言う見解に辿り着いたんだ?
 待てよ…?
 犯人が殺害現場を自殺したかのように見せかけようとしたのか…?
 いや……それはオカシイ。
 自殺したかのように見せかけるのならば、鍵を開けておく必要がない。
 ここのトビラは全て押しボタン式だ。密室にすることも可能だったはずだ…。
 …ということは…犯人が故意的に鍵を閉めなかったのか…?

 違う!そうだ。犯人は恐らく、鍵を閉める『余裕が無かった』のだ。そうとしか考えられない。
 自殺に見せかけるなら鍵を閉めておくのが基本だろう。
 
 …怪しい。怪しすぎる。絶対にこれには訳があるはずだ。

 しかし、事件は何年も前の事だ。今となってはぼくの力だけではその訳も知る事は出来そうにもない…。
 でもあの人なら…詳しく知ってそうだ。

A:真理に詳しく聞く事にした。
B:みどりさんに詳しく聞く事にした。
C:俊夫さんに詳しく聞く事にした。

27 :名無しのオプ:2005/10/08(土) 03:19:13 ID:J/YRsVQk
Aで!

28 :名無しのオプ:2005/10/08(土) 13:38:12 ID:iuhS8XS3
>>26の続き

A:真理に詳しく聞く事にした。

みどりさんは、事件のことにあまり触れたくないふうだったし、
単なる客だった俊夫さんは、ろくな情報を持っていないだろう。
かといって、今のところ一番犯人に近い小林さんと今日子さんにはきけない。
となると、真理しかいなかった。
鳩時計は9時半をまわり、春子さんは香山さんを追って2階に、
OL三人も見たいテレビがはじまるといい、引き上げていった。
小林さん夫婦と俊夫さんみどりさんは、後片付けのために台所に。
談話室に残っているのは、ぼくと真理と美樹本さんだけになった。
早く真理に事件のことをききたいのだが、
美樹本さんと真理はやけに盛り上がっている。
「へえー、美樹本さんはカメラマンなんですね」
「まだ駆け出しだけどね。真理ちゃん、今度モデルになってくれないかな」
なんか調子のいいことも言っている。
美樹本さんは田中さんと中の人が同じかもしれない、危険人物なのに。
ぼくは真理とふたりきりになるために、こう言った。

A「美樹本さん、悪いんですけど、真理に話があるので席をはずしてもらえませんか」
B「真理、ぼくの部屋に行ってふたりだけで話さないか」
C「田中さんにききたいことがあるから、あとで田中さんの部屋に行こう」

29 :名無しのオプ:2005/10/08(土) 16:31:00 ID:w1LlbZGa
Cで

30 :名無しのオプ:2005/10/08(土) 18:41:30 ID:0LNQPhn0
>>28の続き

C「田中さんにききたいことがあるから、あとで田中さんの部屋に行こう」

美樹本さんと田中さんが同一人物というぼくの予想が正しいなら、
こう言えば美樹本さんはでていくと、見込んだのだ。
案の定、美樹本さんがぎょっとしてぼくを見つめ、たずねた。
「田中さんに何をきくんだ?」
「田中さんがかけてたサングラス、あれは、ぼくの理想のサングラスなんです。
色といい、形といい、申し分ない。どこで買ったのか教えてもらいたいんです」
ぼくは適当に言った。
「そうか・・サングラスか」
美樹本さんは急にどぎまぎして、せわしなく紅茶のカップを取ったり置いたりしはじめた。
「どうしたんですか、美樹本さん、お腹でも痛いんじゃないですか?」
「ん?実は・・そうなんだ。あいたた、少し横になろう」
わざとらしくお腹をおさえ、美樹本さんは立ち上がった。
「大丈夫ですか?」
真理が心配そうに言った。
「よくあることさ。寝れば治るんだ。じゃあ、また明日」
そういい残し、美樹本さんは出て行った。
これで、美樹本さんと田中さんが一人二役であることが、ほぼ決定したな。
いったい何のために、こんなことをしているのだろうか。

Aなんか気になる。ぼくはその理由をつきとめたくなった。
Bそれより、今は真理に話を聞くことのほうが重要だ。

31 :名無しのオプ:2005/10/08(土) 19:06:13 ID:J/YRsVQk
Aは別ルートっぽいのでBで。

32 :名無しのオプ:2005/10/09(日) 21:09:09 ID:t0fwbBhv
誰か書こうぜ…!書き始め主さんもガンバレ!

33 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 11:28:07 ID:Lg8k8MLI
>>30の続き

Bそれより、今は真理に話を聞くことのほうが重要だ。

美樹本さんなどどうでもいい、今は少しでも真奈美さんの情報を聞き出さなくては。
そう思って口を開きかけたとき、真理がぼくに向かってきいた。
「紅茶のおかわりいる?」
そうだな、紅茶を飲んで少し気をもちつけたほうがいいかもしれない。
「うん。もらうよ」
ぼくは真理がいれてくれた紅茶に、砂糖とミルクをどっさり入れて飲んだ。
甘い香りが口の中に広がる。
「あーおいしい。真理の紅茶はおいしい」
「よかった。もう一杯どう?」
「うん・・」
あれ、急に、眠気が・・。

・・・

「透、透、寝てるの?」
真理がドアをたたきながらぼくを呼んでいる。
「ケーキ、食べないの?」
目を開けると、ぼくはまたまた、切られたベッドカバーの上で寝ていた。
時計は8時30分。なんてことだ、またやりなおしだ。
「どうしたの透、ケーキいらないの?」
ケーキはさっき食べたばっかりなのに、またケーキか。

A「ちょっと待ってて、すぐ行くから」ぼくはまたケーキを食べることにした。
B「ケーキはいらないよ」もうケーキは食べたくなかった。
C「ケーキよりも真理を食べたいな」とりあえず言ってみた。

34 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 11:35:37 ID:wDw1oDx1
C

35 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 14:02:40 ID:FbNd2FXu
C「ケーキよりも真理を食べたいな」とりあえず言ってみた。

ケーキなど、そうたくさん食べられるものではない。
今だって、少し胸焼けがしているのだ。
ケーキはもういい、それより、真のデザートの真理が欲しかった。
しかし真理は・・
「ふざけないで!置いてくわよ」
ぷんぷん怒って談話室に行ってしまった。
どうしよう

Aおいかける
Bそのまま

36 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 15:00:20 ID:FCCV79jX
書き手さん乙!
Aでおながいしまつ。

37 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 15:22:51 ID:FbNd2FXu
>>35の続き

Aおいかける

真理を怒らせたままにしてはおけない。
ぼくは名誉を挽回するべく、大急ぎで部屋を出た。
ぼくが談話室についたとき、そこには田中さんをのぞく全員がそろっていた。
「はい、透君のぶん」
ソファに座ったぼくに、今日子さんが笑顔でケーキを差し出してくれた。
「・・ありがとうございます」
正直、もうケーキはいらなかったが、ぼくはお礼を言って受け取った。
真理は、美樹本さんと楽しそうにしゃべっている。
「へえー、美樹本さんはカメラマンなんですね」
「まだ駆け出しだけどね、真理ちゃん、今度モデルになってくれないかな」
さっきとまったく同じことを言って盛り上がっている。
ぼくは失言のことを謝りたかったが、真理と美樹本さんの会話は途切れずに続いており、
なかなか割って入るタイミングをつかめなかった。
「なんや、しけた面しとるなあ、兄ちゃんなんかあったんか?」
香山さんが豪快に笑いながらこちらにやって来て、ぼくの向かいのソファにどっかりと
腰を下ろす…どうやら酔ってるみたいだ。さて、どうしようか。

A・「いえ、べつに」と曖昧に誤魔化した
B・「ここで女の人が自殺したって知ってますか?」とストレートに聞いてみた
C・「香山さん…もう全部分かってるんですよ」と適当に言ってみた

38 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 15:41:02 ID:wDw1oDx1
C

39 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 16:00:36 ID:FbNd2FXu
C・「香山さん…もう全部分かってるんですよ」と適当に言ってみた

同じことをやったりいったりしても、道は開けないだろう。
ぼくはさっきのように、曖昧にごまかすことはせず、
思わせぶりなことを言って香山さんをつってみた。
「分かっとるって、何がや?」
香山さんは興味を引かれたほうに、ぼくを見た。
「それは…真奈美さんのことですよ」
うまくいけば、真奈美さんの情報を引き出せると思い、ぼくはそういってみた。
「な、なんやて!」
香山さんの酔って赤い顔が、みるみるうちに青くなった。
「透君、ここはあかん。わしの部屋に行って話そう、な?」
「わかりました」
やった。香山さんは、真奈美さんについて何か知っていそうだ。
「さ、はよ行こ」
香山さんは、今の会話を聞かれていはしまいかと恐れるように、
皆の様子をうかがいながら、よろけた足取りで二階に向かって歩き出した。
しかし、ほいほいついていっていいものだろうか。

A罠かもしれない、行くのはよそう。
B自分の部屋に寄って何か武器を取ってから行こう。
C人を疑うのはよくない、素直について行こう。

40 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 16:41:54 ID:bvoJkqTz
Bで

41 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 18:14:09 ID:3O7R8saS
B自分の部屋に寄って何か武器を取ってから行こう。

備えあれば憂いなしというし、そうしよう。
ぼくは談話室を出ようとしている香山さんに言った。
「すみません、ちょっとトイレに行きたいので…香山さん、先に行っててください」
「はよしてな」
ぼくは頷いた。
台所に行ってみたが、小林さんたちが頻繁に出入りしており、包丁を持ち出すのは無理だった。
しかたなく、自分の部屋で、荷物をあさり、武器になりそうなものを探した。
しかし、ぼくは常にナイフを持ち歩くようなワルではなく、
善良な小市民なので、あまりいい武器は見つからなかった。
見つかったのはこれだけか。さて、どれにしようか・・・

Aカミソリ
Bハサミ
Cライトセーバー

42 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 19:10:45 ID:bpt3WoBF
マジメにA

43 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 19:59:08 ID:+anQckHW
Aカミソリ

単なるヒゲ剃り用のカミソリだが、この中では一番まともだ。
ハサミはソーイングセットに入っていた、極小のものだから、役にたたないだろう。
ライトセーバーは、スイッチを押すとレーザー光線が垂直に立ちのぼるだけの、おもちゃだものな。
ぼくはカミソリをポケットの中に入れ、香山さんの部屋に入った。
香山さんは窓のそばに立っていた。
「どうも」
「まあ座れや」
ぼくは椅子に腰を下ろした。
「兄ちゃん、どこまで知っとるんや」
香山さんはさっそく、凄みのある眼光をほとばしらせ、ぼくにつめよった。
何も知らないのだが、そんなことを白状できる雰囲気ではなかった。
ぼくは気を奮い立たせ、香山さんを睨み返した。
「全部って言ったでしょう。香山さんがどうやって
真奈美さんを殺したのか、ぼくはすべて知ってますよ」
ぼくは精一杯虚勢を張り、かまをかけてみた。
香山さんはひるみ、ふうっとため息をついた。
「・・・何が望みや、金か」
否定しないということは、香山さんが犯人なのか?
ぼくが混乱して汗をかいているのを見て、香山さんは疑い深そうにぼくにたずねた。
「兄ちゃん、ほんまに知っとんか。あのこと知っとるのは
春子と真奈美さんの妹だけのはずやで…どこで誰にきいたんや」
やばい、どう答えよう…

A「春子さんに教えてもらったんですよ」
B「真奈美さんの妹さんに教えてもらったんですよ」
C「香山さんが自分で言ったんですよ」

44 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 20:35:55 ID:bpt3WoBF
うーんこの緊張感がいいねぇ
Bで

45 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 21:13:40 ID:oYS4SJXU
>>43の続き
B「真奈美さんの妹さんに教えてもらったんですよ」

適当に僕はこう答えてみた。
もちろん、実際に真奈美さんの妹さんを知っている訳ではない。
だが春子さんに教えてもらった、と言っても香山さんが後で春子さんに確認すればすぐにバレてしまうかもしれない。
だから、敢えて真奈美さんの妹さんに教えてもらった事にしようと思ったのだ。
「……そうなんや」
香山さんは大きなため息の後そう言うと、ゆっくりとその場から立ち上がり、じっと僕を見下ろしてきた。
段々と近付いてくる香山さん…。
その顔付きは…まるで…。
!!
次の瞬間、香山さんはポケットからナイフを取り出した!
僕のカミソリなんかより、何倍も鋭そうなナイフだ!まさか…僕を!?
「なあ兄ちゃん。大人をからかうと痛い目に遭うで?」
…!
「…どういう事です」

46 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 21:14:26 ID:oYS4SJXU
「…こうも上手く行くなんて思いもせんかったわ。ホンマは真奈美の妹はこの事実なんて知らへん。わしのでっちあげや」
な、なんだって…!僕は香山さんに諮られたのか…!
「もし、兄ちゃんがホンマモンの事を知ってるっちゅうなら他のヤツにもそれを伝えてる可能性がある。せやけど、ホンマは事実を知らんのやな?やったら…まだこの事は誰にも言ってないはずや」
「そ、それは…」
僕が必死に妥協策を練っている間、香山さんは段々とこちらへ近付いてくる。手には、あのナイフを持って…。
「ホンマ冷や汗かいたで。コソコソ嗅ぎ回られんうちに、殺っとくのがベストっちゅうもんや。悪いな、兄ちゃん」
「か、香山さんまさか…あなたが、はんに…!!」
既に、遅かった。
香山さんのナイフは僕の胸部を深く、深く突き刺していた。
僕は胸を押さえながら、その場に崩れた。
胸が熱い。どくどくと温かいものが流れていくのが分かる。
香山さんが犯人…これが真相のはずだ。
でも…待てよ?
本当に香山さんが犯人なのか?もしかしたら、誰かに利用されて…。

で…も…それ以上…ぼくは何も考える事が…できな…く……


                                               終

47 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 21:16:58 ID:b7i4KbmU
B「真奈美さんの妹さんに教えてもらったんですよ」

苦し紛れに、ぼくはそう答えた。
香山さんは、また、ため息をついた。
「兄ちゃん、真奈美さんはなあ、一人っ子やで…」
ぼくは凍りついた。かまをかけられていたのは、ぼくもだったのか。
「ほんまは何も知らんのやなあ」
ぼくは思わずポケットの中のカミソリを握り締めたが、
香山さんの険しかった顔はだんだんに緩んでいった。
「出て行ってくれ…」
しぼりだすように言うと、香山さんはぼくから目をそらした。
そして窓の外の吹雪を見つめ、黙り込んでしまった。
ぼくは香山さんと真奈美さんの間に何があったのか、
どうしても知りたいのだが…

Aもう引き下がったほうがよさそうだ。寝て、また8時30分からやり直そう。
Bここまできたんだ、なんとかして聞き出そう。

48 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 21:18:42 ID:oYS4SJXU
>>47
スマン

49 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 21:25:47 ID:b7i4KbmU
こちらこそスミマセン、リロードしてなかった。
>>33からずっとひとりで書いていて、むなしいので、
気にせずにどんどん参加してください>>48さん

50 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 22:08:22 ID:oYS4SJXU
…ああ、ドンマイね。
それより、俺のを採用して>>43からコンティニューにするか、そちらのを採用して続けるか…どうしましょう。

51 :名無しのオプ:2005/10/10(月) 22:55:54 ID:wDw1oDx1
>>47
Bで>>46のBADも面白かったよ

52 :名無しのオプ:2005/10/11(火) 23:20:02 ID:kT4cjcd+
丸24時間放置されているのはなぜ?

53 :名無しのオプ:2005/10/11(火) 23:37:22 ID:fz3IN06v
>>43さん
>>47さん
は一体どこへ…。


54 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 00:08:53 ID:8y85Db34
>>52-53
一日更新がないだけでせっ突きすぎ。
職人さんにだって色々と都合があるんだろうから催促は(・A・)イクナイ
一週間とか当たり前に待つくらいの気構えで行こうよ。

55 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 00:27:50 ID:xQ5D9dyG
43の続きから書いてもいいですかー?

56 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 00:49:56 ID:wm6EhNn/
>>55どうぞー

57 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 01:06:09 ID:zfOSWlw0
>>53
多分、43と47は同一人物だよ。バッドエンド作った人が別人だから。

書き手側が止む理由としては、選択肢の範囲が狭いから、かな。
次に書く人がなるべく話題を作りやすい(?)選択肢配分をするのも技術です。

58 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 01:06:39 ID:xQ5D9dyG
それでは>>43の続き書かせてもらいます。
A 春子さんに教えてもらったんですよ

「春子がわしがやったと言うたんか?」
「はい。そうです」
しばらく沈黙が流れ、香山さんが呻くように呟く。
「真奈美さんをやったのはわしやない」
「じゃあ誰だっていうんですか!」
僕が強気に攻めると、香山さんはうなだれ身を縮こませた。
「わしやない…わしやない…わ…っひいっ!!」
突然香山さんの顔が恐怖に引きつる。
「どうしたんですか!?」
「く…くるなぁ!!」
何かを振り払うように暴れる香山さん。
ぼくの姿が目に入っていないのか、
「うわぁぁー!!」
香山さんは叫びながら部屋を飛び出して行ってしまった。

A 香山さんの後を追う
B 部屋の荷物を調べる
C 談話室に戻る

59 :書いてみるか…。:2005/10/12(水) 02:37:56 ID:zfOSWlw0
C 談話室に戻る

香山さんの様子がオカシイ。あの様子を見る限り、事件と重大な接点があるのは明確だ。
ぼくは、それを突き止めるべく一瞬追いかけようと足を動かした。
が…かと言って、下手に深追いして取り返しのつかない事になったりでもしたら…。
ぼくは考えただけでもぞっとした。香山さんが殺人犯なのかもしれないのだ。
しかし、あの香山さんの脅え様は一体なんだったんだ…?単なる演技…それとも……。

いや、そんな事はどうでもいい。香山さんが危険な人物であることに変わりは無い!
こうしちゃいられない。談話室に戻ろう…!みんなに話すんだ…!
ぼくは急いで部屋を飛び出し、階段に差し掛かった。
「と、透?そんな急いでどこに行くの」
真理だ。真理と丁度階段ですれ違ったのだ。早い所真理にも話しておこう。
「真奈美さん…真奈美さんを殺した犯人が分かったかもしれない…!」
「…!!ちょ…バカ!落ち着いて、透…。そんな話をもしかしてみんなにする気で走ってきたの?」
「そうだよ!当たり前じゃないか!」
「そんな話をみんなが聞いたら、パニックになっちゃうじゃない…」

60 :書いてみるか…。:2005/10/12(水) 02:38:57 ID:zfOSWlw0
…言われて見れば、それもそうだ…。
大体まだ深夜と言うには程遠い時間だし、皆が談話室で固まってさえいれば安心な気もする。
逆に無理に刺激してしまう方が返って混乱を招くかもしれない…。
「じゃ、じゃあどうしろって…?」
「そうね…。とりあえず、あたしの部屋に来てくれる?」
僕はコクリと頷くと、真理の部屋へ向かっていった。
そこで、僕は全てを真理に話した…。

 
「―――そう…。香山さんが…」
「…うん。多分そうだ…」
真理はまだ信じられない様子だ。
「ねえ…本当に香山さんなの?香山さんに何か変わった様子は無かった?」
疑い深いというか慎重というか…。
変わった様子…確か香山さんは…

A「僕以外の何かに脅えて、慌てて部屋を出て行ったような…」
B「一応、容疑は否認してたような…」
C「真奈美さんの妹さんも事実を知ってるって言ってたような…」

61 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 04:16:15 ID:wm6EhNn/
Bで

62 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 08:54:24 ID:9doe0wuM
B「一応、容疑は否認してたような…」

確か香山さんは、事件についてカナリ重要な事を知っている様子だったが、犯行までは認めなかった。
これにはどういう意図があったんだろう?
ただ単に犯行を認めてないだけなのか、本当に真奈美さんを殺してはいないのか…。
少なくとも、ぼくにはあれが演技には見えなかった。
「……まさか…」
「どうしたの?真理」
真理がおもむろに口を開いた。その顔は、何かに感付いたように見える。
「香山さんは……本当にやってないのかもしれないわ」
「…なんだって!どういう事だ!」
思わぬ真理の発言。ぼくは少し怒鳴ってしまった。
真理はぼくの証言を聞いただけでそんな事まで分かってしまうのか。
「……あの晩の話、少しならあたしも知ってるの。それで、叔父さんも言ってたんだけど……『記憶がない時がある』って」

63 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 09:06:14 ID:9doe0wuM
「な…!」
ぼくは真理から聞いた新しい事実に驚いた。
『記憶がない時がある』…?そんな上手い話があるか…?口実に過ぎないかもしれないじゃないか。
「それがどう香山さんの無実に繋がるんだ」
「…あの晩、この症状が出たのは叔父さんと叔母さんだけだって聞いたけど…まさか香山さんや他のお客さんにも…?って事よ」
ありえない。ありえない話だ…全員が一斉に記憶喪失なんてありえるはずがない。
が、真理の顔は真剣そのものだ。真理はその顔付きのまま続ける。
「…香山さんはあの晩、気付いたら真奈美さんの部屋に居た。おそらく記憶がない間に訪れたんでしょうね。
…そのあと、たまたまバスルームを覗いたら真奈美さんの死体を見つけて…」
「……このままその場にいたら自分が犯人だと疑われる。だから慌てて鍵も閉めずに逃げた……」
「その通りよ、透」
真理は頷くと、考え込むようにベッドに腰をかけた。

64 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 09:13:09 ID:9doe0wuM
何人もの人間が一斉に記憶喪失…。
あまりにも不可解な現象だ。ぼくは未だに信じれなかった。
もしかしたら全員で記憶をなくしたフリをして真奈美さんを……なんて事もあり得る。
だが、それを否定し続けても始まらない。何より真理はぼくより事件当日の事を良く知っているはずだ。
そこで、僕は頭の中に1つの推理が閃いた。
「真理、もしそれが本当だとすると…」

A:「もしかして、催眠術じゃ…?」
B:「もしかして、食事に睡眠薬でも…?」
C:「もしかして、真奈美さんは生きてるんじゃ…?」

65 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 09:45:35 ID:x0FinrQ3


66 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 09:53:39 ID:9doe0wuM
B:「もしかして、食事に睡眠薬でも…?」

記憶がない、と言う事は一種の仮眠状態にあったんじゃないか…?
ぼくはそう思った。
そして、泊まりに来た全員にその症状が出たとしたら……やはり、食事が怪しい。
食事に睡眠薬でも入れれば、簡単に全員を眠らす事が出来るだろう。
「透…その当日食事を作ってたのは叔父さん本人よ?なのに何故叔父さんまで記憶が…?」
「真理、それは簡単な事だよ」

A:「小林さんは嘘をついてる。彼だけ別のものを食べたんだ」
B:「小林さんが犯人だからだ」
C:「料理を作ったのは小林さんじゃないからだ」

67 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 10:08:26 ID:wm6EhNn/
Cで

68 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 10:48:02 ID:9doe0wuM
C:「料理を作ったのは小林さんじゃないからだ」

ぼくはこの推理に割りと自信があった。
そうじゃなければ、小林さんまで記憶がなくなるのはオカシイ。ツジツマがあわなくなるからだ。
もちろん、小林さんが嘘をついていなければの話だが…。
「じゃあ誰が作ったって言うのよ。叔母さんは料理なんて全然出来ないのよ」
それもそうだ。たしか今日子さんは料理なんて出来なかったはずだ。
だとすると…
「真理…」

A:「小林さんが犯人だ」
B:「みどりさんが犯人だ」
C:「今日子さんが犯人だ」
D:「やっぱりこの時点では分からない…。談話室へいこう」

69 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 13:05:53 ID:x0FinrQ3
Dで

70 :書いてみるか…。:2005/10/12(水) 16:10:04 ID:zfOSWlw0
D:「やっぱりこの時点では分からない…。談話室へいこう」


「…この事を、全員に話すの?」
「…うん。じゃなきゃ話が進まないじゃないか」
「そう……ね」
ぼくは真理を渋々説得すると、談話室へと向かっていった。
賑わっている談話室。とてもこの中に殺人を犯すような人が居るとは思えない。
でも、絶対にこの中にいるはずなんだ…。

談話室には、ペンションの客全員の姿があった。丁度良い。
あれ?美樹本さんはさっき部屋に戻ったんじゃ…あ、そうだ。また8時30分からやり直しになったんだっけ…。
さっき逃げ出した香山さんもそこに居た。僕とは目を合わせようとしない。
僕はそこで言った。
「…皆さん、聞いてください」

A:「真奈美さんを殺した人がこの中に居ます」
B:「真奈美さんを殺した人は誰ですか?」
C:「真奈美さんを殺した人を知ってますか?」


71 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 18:33:14 ID:wm6EhNn/
Cで

72 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 20:22:41 ID:zfOSWlw0
C:「真奈美さんを殺した人を知ってますか?」

僕のこの言葉を聞くや否や、談話室が一瞬にして静まり返った。
さっきまでの賑わいが嘘のように沈黙が場を支配する。
「透くん!その話はみんなの前でしちゃ…!」
その沈黙を破るように小林さんが言う。
「いえ。みんなの前だからこそ、するべきじゃないでしょうか」
「し、しかし!この中に犯人が居るとは…」
「可能性は高いです。もちろん、当てずっぽうって訳じゃありません。ぼくの部屋のベッドシーツを思い出して下さい。見るも無残に切り刻まれていました。そう…ちょうど7年前になくなった真奈美さんの部屋と同じ様にね」
「……」
小林さんからはもう何も返って来ない。半ば諦めかけているのだろう。
「ちょ、ちょっとさっきから何よ?殺しただの7年前だの…悪い冗談のつもり?」
「…真奈美さんって誰?殺されたって?誰に?」
「嘘…このペンション、そんな話があったの…?」
可奈子ちゃん達三人組が疑問を次々にぶつけてくる。そうえば彼女たちや美樹本さんはこの話を知らないんだった。
僕は、この事件の経緯を説明した。
真奈美さんが小林さんの前妻である事…
事件が起こった当日と同じ様に、ぼくの部屋のベッドシーツが切り刻まれていた事…
そして、その事件は自殺で片付けられたが、部屋の鍵は開いていたので、他殺の線がある事…

ぼくは全てを打ち明けた。

73 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 20:23:24 ID:zfOSWlw0
…ぼくが話し終えた頃、場には重々しい空気が流れる。7年前の話とは言え、こんな事があっては動揺も隠せないのは当然だ。
気付くとぼくらは全員で、談話室にあるテーブルを囲むように座っていた。
「ちょっと嘘でしょ…。何でそんな事が今日に限って起きるのよ!」
可奈子ちゃんが他の日に起きてくれ、と言わんばかりの迷惑そうな発言をした。
「やだ…やだ…帰りたい…」
啓子ちゃんはもう放って置いたほうが良さそうだ。
「…」
亜希ちゃんは何も言わずにじっと身を固めている。恐怖の余りに、かな。

「確かに、それが本当ならイタズラにしては陰湿過ぎるな…」
美樹本さんは事件の重さを良く理解しているようだ。表情からも伝わってくる。
「みどり、事件の事何か知らないか…?」
相変わらず俊夫さんは事件の事が気になって仕方がないみたいだ。
「あれは…あれは自殺だったのよ!警察だってそう言ってるじゃない!」
「お、おい、落ち着けよ。警察には『鍵は閉まってた』って言ったんだろ?ですよね、オーナー?」
「…ああ。実際は開いていたが、あれは見た限り絶対に自殺だった。鍵が開いていたなんて言っても、色々尋問や捜査があって面倒だからね」
小林さんが言う。
「面倒…?人の命…それも、自分の前妻が死んだのに面倒ですって?」
真理が怒りを露にしだした。
「…それより、透くん。きみにベッドカバーを切り刻んだ犯人の目星はついたかい?」
小林さんは話を逸らすように僕に話を振ってきた。

A:「…あれは、真奈美さん本人の仕業です」
B:「…あれは、僕の仕業です」
C:「誰がやったかは分かりませんが、この中に居る誰かに間違いありません」

74 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 21:08:30 ID:2BG55EhK


75 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 21:42:28 ID:zfOSWlw0
C:「誰がやったかは分かりませんが、この中に居る誰かに間違いありません」

物理的に、この中の誰かがやったとしか考えられない。
それにこの吹雪の中、第三者がベッドシーツだけ破いてぼくらに見つからないよう隠れている、なんて事は考えられない。
そして、それは事件と何らかの接点を持っているはず…。ぼくはそう思った。
「ちょっと良いか、透くん。つまり、俺たちの中に殺人鬼がいるって事だよな…?」
「…そういう事になります。」
俊夫さんの問いにぼくが答える。
「叔父さん、ずっと気になってたんだけど…」
真理が小林さんに更に言及しようとする。
「…真奈美さんが死んだ晩に、シュプールに泊まってた人は、この中の誰?」
「…私と今日子。それに、香山さん、俊夫くん、みどりくんだ。あ、それとあの田中さんって人も居たかな、今日来たのは偶然みたいだけど…。後は一般客が2,3人だ。」

76 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 21:43:11 ID:zfOSWlw0
…!!
驚いた。ぼくと真理、そして三人組と美樹本さん以外はこの事件の当事者じゃないか。
という事は、当然そのメンバーが怪しくなる…。
待てよ…?
『田中さんって人も居た』…?
田中…まさか美樹本さんまで…?
なんてこった…怪しい人の方が多いじゃないか。

「言っとくがね、殺人なんて本当にありえないんだ。真奈美は誰からも恨みを買うような事はしていない…。ただ、私と今日子の関係に………」
「あなた…そんな…」
小林さんは思いつめたように言う。真理もこればかりは、下を向くだけだ。
人間、振り返りたくない過去を、時間が経つにつれどうしても美化しようとする。
やがて、その忌まわしかった過去は、何事もなかったかのように脳内で処理されるのだ。
この事件…この機会に解決しなかったらもはや誰も触れようとしないだろう。
そうか。だから、ぼくはループしてるのか…真奈美さんの力で。
とりあえず、もっと詳しい話を聞かなきゃ…。

A:「記憶がなくなったこと、話してもらえますか」
B:「春子さんは来なかったんですか」
C:「香山さんは何でさっきから黙ってるんですか」

77 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 21:48:29 ID:wm6EhNn/
Bで

78 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 22:03:41 ID:zfOSWlw0
B:「春子さんは来なかったんですか」

香山さんが来てたというのに、春子さんが来てないのはオカシイ。
もしかしたら、春子さんが…。なんて考えていたぼくだったが、この考えは外れていた。
「春子とはそん時まだ出会ってなかったんやで。やから当然春子は、ペンションにも来てへん」
「ええ、そうです。ですから事件の事に関しては何も存じません」
今までずっと黙ってた香山さん夫妻が思わず口を開いた。
「そ、そうなんですか…」
ぼくはその言葉に納得してしまった。
が、真理がぼくに耳打ちをしてくる。

「ねえ、透…。今の話、おかしくない?」
「え、そうかな?」
「だって、香山さんは自分以外にも春子さんは事件について何かを知ってる、って…」
「…そうだった!」
確かに香山さんも春子さんも事件の事を知っている、というのはオカシイ。夫婦の余興話でもこんな話題を出すべきじゃない。
では、何故春子さんまで事件の事を知ってると香山さんは言ったんだろう。
僕は香山さんに思い切って尋ねてみる。


A:「香山さん、春子さんはあの晩ここに居ましたね?」
B:「香山さん、春子さんは当然事件について何も知らないんですよね?」
C:「香山さん、春子さんは何故事件の事を知っているんですか?」

79 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 22:20:39 ID:zfOSWlw0
少し休みます…。
レスが遅れる事があっても温かくお待ちしていてください。

80 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 22:42:46 ID:/Q2tZM/Y
>79
GJー!乙です。サントラ欲しくなってきた

81 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 23:34:02 ID:1tvoar+C
Bで。この文体は学生さんだと邪推してみたり。

82 :名無しのオプ:2005/10/12(水) 23:45:33 ID:xQ5D9dyG
>>79さん
毎度乙!続き楽しみにしてます。

83 :名無しのオプ:2005/10/13(木) 08:55:21 ID:NkFp1dkn
B:「香山さん、春子さんは当然事件について何も知らないんですよね?」

「ああ…知らん。春子は関係ないで」
「……では、さっきぼくと二人きりで話した時と話が変わってきますね」
「な、なんやて?二人きり?最近物忘れが激しくて困ってるねん」
香山さんはわざとらしくとぼけている。それに対し、春子さんは何も言わずずっと目を瞑っている。
そんな香山さんにぼくは容赦なく突っ込んだ。
「とぼけないで下さい。犯人とまでは言いませんが、あなたと春子さんが事件について何か知ってる事は分かってるんですよ。さっき自分で白状したじゃないですか。なんで話してくれないんですか」
「………なんの事や」
香山さんは段々といっぱいいっぱいな表情になってきた。
皆は疑いの眼差しで香山さんを見る。ぼくは香山さんを追い詰めた。
「あなた…話してしまったのね…」
「ちゃ、ちゃうねん春子!」
その時、春子さんは諦めたように言葉を漏らす。

84 :名無しのオプ:2005/10/13(木) 10:01:19 ID:NkFp1dkn
「どういう事です。春子さん」
「…この際です。皆さんに本当の事をお話しておきます」
「春子…あかん!」
「あなた、今言わずにいつ言うんですか。それに、何より疑われたくありませんし…」
疑われたくない…?では別に犯行に絡んでる訳じゃないのか…?
春子さんは香山さんを黙らすと、息を飲んで続ける。
「…実は、あの晩私も一般客としてペンションにいました。主人と出会ったのもそこです。
信じられないかもしれませんが、私はその晩急に意識がなくなって…気付くと何故か私は真奈美さんの部屋に居たんです。」
…出た。意識がなくなったと言うのは『記憶がない』って事か…。
「……そこで春子さんは真奈美さんを…」
「そんな訳ないやろ!」
香山さんが怒りながら口を挟む。
「いえ…そう思われても当然です。なんせ、私が真奈美さんの部屋で意識を取り戻した時、既に真奈美さんは……」
「死んでた、って事か」

85 :名無しのオプ:2005/10/13(木) 10:09:02 ID:NkFp1dkn
俊男さんだ。
「しかし、だとしたら…香山さんがこの事を隠していたかが不可解じゃないか?」
俊男さんは香山さん夫妻を疑っている。
「こないな事言っても、どうせ皆信じてくれんやん。春子に疑いがかかるのが嫌やったんや…」
「……なるほどね」
俊男さんはそう言うと、コーヒーを一口すすった。香山さんはそれを恐れて今まで何も話さなかったのか?
「…その後、急いで部屋を飛び出て客である今の主人に相談しました。そしたら『お前は犯人やない。黙っとけば疑いもかからん』と…」
「……」
皆は黙るしかなかった。あの日の記憶が鮮明に蘇ってきたんだろうか?

それより…


A:春子さんは記憶がないうちに真奈美さんを殺したんじゃないか?
B:春子さん以外にも記憶をなくした人を確認すべきだ。
C:これで当然春子さんは犯人じゃなくなった。

86 :名無しのオプ:2005/10/13(木) 10:12:29 ID:GYcECjSJ
Bで

87 :名無しのオプ:2005/10/14(金) 20:13:18 ID:M8Y5A6bq
B:春子さん以外にも記憶をなくした人を確認すべきだ。

記憶をなくした人は、犯人から除外できると思った。
といっても、自己申告にどれだけの価値があるかは、あやしいものだが…。
「それで、春子さん以外で記憶が…」
「もうやめてくれ」
小林さんが、静かだが、怒りを秘めた声で言った。
「この中には殺人犯なんていない。ただ、7年前のことを知って、面白半分に
ベッドカバーを切った人がいるだけだ。その人も、ほんの軽い気持ちでやったことが、
こんなに大事になってしまって、今さら言い出せないんだろう」
「そうよ。むやみに人を疑うのはやめて、楽しくやりましょうよ」
今日子さんが小林さんに同調する。
「そうだ、せっかく旅行に来たっていうのに、殺人だのなんだの、気分が悪い」
美樹本さんまでぼくを非難しだしてしまった。
真理が同情するような目で、ぼくを見て言った。
「透、少し熱くなりすぎじゃない?紅茶でも飲んで落ち着きなさいよ」
ぼくは…

A:真理の言うとおり、紅茶を飲んだ。
B:さっき紅茶を飲んで眠くなったので、飲まなかった。

88 :名無しのオプ:2005/10/14(金) 20:22:03 ID:sNxGII5E


89 :名無しのオプ:2005/10/14(金) 21:44:03 ID:C/MVJ7FE
B:さっき紅茶を飲んで眠くなったので、飲まなかった。

紅茶はヤバイ、ぼくの本能がそう告げていた。
「紅茶はいいよ。あんまり好きじゃないから」
「なら、コーヒーにする?それともお茶?」
「じゃあコーヒー貰おうかな」
「OK」
真理はキッチンにコーヒーを淹れに行った。
談話室には、気まずい沈黙が流れた。
「あのう…」
おずおずと、啓子ちゃんが口を開いた。
「もう部屋に戻っていい?見たいテレビあるし」
「だいたい、あたしたちは関係ないんでしょ」
可奈子ちゃんが口を尖らせる。
「あたしたちは7年前のことなんて知らないから、ベッドカバーを切った犯人じゃないです」
亜希ちゃんが毅然と言った。
「ああ、変な話に巻き込んで悪かったね」
小林さんが申し訳なさそうに言って談話室のドアを開けた。
「おやすみなさーい」
能天気に声をそろえて、三人組は可奈子ちゃんを先頭に、談話室を出て行く。
ぼくは…

A:「よくないことが起こる気がするから、みんな一緒にいたほうがいい」あわててひきとめた。
B:無言で見送った。
C:真理がなかなか帰ってこないのが気になったので、キッチンに行った。

90 :名無しのオプ:2005/10/14(金) 21:48:14 ID:1o3pue+h
Aで

91 :名無しのオプ:2005/10/14(金) 22:26:11 ID:C/MVJ7FE
A:「よくないことが起こる気がするから、みんな一緒にいたほうがいい」あわててひきとめた。

切られたベッドカバー、あれは何か不吉なことが起こる前兆に違いない。
「はぁ?よくないことって何よ」
可奈子ちゃんがすごむ。
「とにかく、みんな一箇所に固まっていたほうがいいと思うんです…」
ぼくは少し弱気になってもごもご言った。
それが、可奈子ちゃんの怒りに火をそそいだようだった。
「気楽な大学生にはわかんないでしょうけど、あたしたちにとって、休みの日は
とっても貴重なわけ。つまんないゴタゴタでつぶされたくないのよね」
そう言い捨て、可奈子ちゃんはさっさと部屋を出て行った。
啓子ちゃんと亜希ちゃんも、後について行ってしまった。
「俺も部屋に行っていいかな、スキーやりすぎて疲れてるんだ」
美樹本さんまで…。このままでは、みんなバラバラになってしまう。
「ちょっと待ってください…」
ぼくが頭をかかえてソファに身を沈めたとき、コーヒーを手にした真理が戻ってきた。
コーヒーのおいしそうな香りが部屋中に広がる。
ぼくは…

A:コーヒーを飲んだ。
B:紅茶があやしいならコーヒーもあやしい、飲んだふりをした。
C:「やっぱり、OLさんたちを連れ戻してくる」と言って二階に走った。

92 :名無しのオプ:2005/10/14(金) 22:47:42 ID:1o3pue+h
C

93 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 00:22:49 ID:IT74VZww
C:「やっぱり、OLさんたちを連れ戻してくる」と言って二階に走った。

彼女達が部屋に入って、寝てしまってからでは遅い。
何か…何かとんでもなく嫌な予感がする。
このままではいけない…直感だがぼくはそんな感じがした。

ぼくには、今夜大事件が起きるような気がしてならなかったのだ。
そう…皆が次々と殺されていく、殺人事件のような…。

「透!どこいくのよ!」
「可奈子ちゃんたちの部屋だ!連れ戻してくる」
真理の言葉を遮り、ぼくは可奈子ちゃんたちを追いかけた。
可奈子ちゃんたちが犯人じゃないにしろ、3人だけで固まっていては危険な事に代わりはない。
何故なら3人とは言え、全員女の子だから逆にターゲットにされやすいかもしれないからだ。

ぼくはやっと可奈子ちゃんたちに追いついた。幸いなことに、彼女たちはまだ自分の部屋に入ってはいなかった。
「みなさん、まだ談話室に居てください。お願いします…危険なんです」
ぼくは頭を下げて頼み込んだ。
「はあ…。なんなのよ。一体…」
可奈子ちゃんはカナリうんざり来てる。
「可奈子、ほっとこ?早くしないとテレビ始まっちゃうし」
啓子ちゃんも全く危機感を感じていないみたいだ。
「ねえ、透さん。お言葉だけど、わたしたちはくだらない名探偵気取りの子と遊んでたくないのよ。分かってくれるかしら?」
亜希ちゃんまでもがぼくに反抗的な態度を見せる。

94 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 00:38:14 ID:IT74VZww
「遊びでここまで引き止めたりしますか?ぼくは真剣です。…どうかお願いします」
ぼくは深々と頭を下げた。
「…じゃあ聞くけど、透さんは何でわたしたちを止めるの?」
可奈子ちゃんが睨みながら言ってきた。
「さっきも言ったじゃないですか!この中に7年前に殺人を犯した犯人が居るんですよ。ですから皆で固まってないと…」
「もうウンザリよ!大体、そんな根拠あるの?ただ単にイタズラがされてあっただけで、それがこの中に殺人犯がいるって証拠になってるとでも思ってるわけ?言い掛かりも程ほどにして欲しいわ。サスペンス劇場の見すぎじゃないの?」
……もうボロクソだ…。
そんなにぼくの言葉は信憑性がないか?何故信じてもらえないんだ?
可奈子ちゃんがぼくの膠着具合に苛々してる。他の2人も同じく苛立ってる表情を見せる。
だけど、どうにかして止めなければ…。
何か良い方法はないか…

A:「あ、そうだ。全員でトランプでもやりません?楽しそうだし」
B:「そんなに拒絶するって事は…まさかキミらの中の誰かが?」
C:「…死んでしまってからじゃ遅いんですよ?」

95 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 01:31:20 ID:vvx8Lf40
Aで

96 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 01:47:33 ID:IT74VZww
A:「あ、そうだ。全員でトランプでもやりません?楽しそうだし」

トランプぐらいなら…可奈子ちゃんたちも乗ってくれるだろう。ぼくはそう思ったのだ。
突然のぼくの打って変わってな話に、彼女たちはポカンとしてる。ぼくは続けた。
「カリカリさせちゃって申し訳なかったんですよ…。やりませんか?リフレッシュとでも思えば案外楽しめますよ」
躊躇いながらも、可奈子ちゃんたちはぼくの提案について相談し出す。
そして、結論が出た。
「…しても良いけど、気分次第ではすぐ部屋に戻るからね。あと、啓子がテレビを見たいらしいからそれが後30分あるの。その後で良い?」
「ええ、全然良いです。じゃあ30分後に談話室で」
話が良い方向にまとまったようだ。とりあえず安心した…。30分程度ならぼくがその間全員の行動を見張ってれば良いだけのことだ。平気だなはず。

ぼくはホッとして、再び談話室への階段を下る。一体この階段を何往復しただろう。
談話室へ着くとすぐに真理が駆け寄ってきた。
「透…何か、凄い言い合ってたけど…どうだった?」
「言い合ってたんじゃなくて、一方的に言われ続けたんだよ。大丈夫、彼女たちはテレビを見終わった後にまた戻ってくるってさ」
「そう。良かった」
真理はこの事を心配してくれていたみたいだ。
「なあ、透くん。ぼくも部屋に戻っちゃダメかな?疲れてるんだよ」
美樹本さんが不満そうにぼくに問いかけてきた。

97 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 02:00:40 ID:IT74VZww
そうえば…美樹本さんは田中さんと同一人物なんだろうか?
普通なら、『なんだこの変な人』で済む話だが、こんな日にとても易々と見過ごせるぼくではなかった。
美樹本さんと入れ違いに田中さんが現れているので、同一人物なのは確かなはずだ。
けど、問題はそこじゃない。
何故そんなことをしているのか…これだ。
この事件との関連性が0とは言えないんじゃないか?
あまりにも怪しすぎる美樹本さんの不信な行為に、ぼくの疑いの念は強まるばかりだった。

ここは…聞くしかないだろう。
「美樹本さん、あなた実は…」
「透くん!いい加減にしてくれないか!」
談話室内が轟然とした。小林さんが叫んだのだ。ぼくは押し殺されたように黙る。
「…なあ、こんな話をいつまでする気なんだい?美樹本さんだって迷惑そうじゃないか…疲れているというのに」
「あ、いや…ぼくはその話をしようとしたんじゃなくて田中さんと美樹本さんが」
「もうやめてくれ。美樹本さんに留まらず田中さんまでに迷惑を掛けるわけにはいかん。オーナーの気持ちも分かってくれ…」
…迷惑、か。確かにそういわれれば…。
ぼくは意を決した。
「…分かりました。では、最後に一つだけ確認させてください」

A:今から田中さんの部屋に田中さんがいるか確かめる。
B:美樹本さんに田中さんを呼んできてもらう。
C:美樹本さんのヒゲは本物か?

98 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 03:30:55 ID:vvx8Lf40
Cで。
この話オチ難しそうですね

99 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 09:35:29 ID:xtUTmNJ0
遅くながらも、前スレに熱烈に書いてあった【透の殺人編】を見たんだけど
凄い面白かった。内容と良いオチと言い良く出来てるなってオモタよ。ああいう視点でプレイしたくなった。
あれって誰かが全部一人で書いたの?だとしたら大したもんだ。
そうゆう訳で今作も期待&支援

100 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 20:05:01 ID:iD/l592K
C:美樹本さんのヒゲは本物か?

田中さんはヒゲをはやしてなかったから、田中さんと美樹本さんが同一人物だとすると、
美樹本さんのヒゲはニセモノということになる。
「美樹本さんのヒゲ、つけヒゲなんですか?」
「ああ、そのとおり、つけヒゲだよ」
ぼくがひょうし抜けするほど、あっさり肯定されてしまった。
「こう見えてもヒゲが薄くてね、立派なヒゲに憧れて、たまにつけヒゲなんかしてるんだ。おかしいかい?」
「いえ、別に…」
たしかに、つけヒゲは特別に不審なことではない。
「じゃ、部屋に戻るよ。みなさんお休みなさい」
美樹本さんは、残っていたコーヒーを飲み干して、立ち上がった。
このまま美樹本さんを帰してしまうのは、少しまずくないだろうか。
二階にいるOL三人が心配なぼくは言った。
「そういえば、田中さんは部屋にこもったままですよね。どうしたんですか」
美樹本さんがぴくりと反応した。
「気分がすぐれないから、もう休むとおっしゃっていたよ」
小林さんが答えた。
ぼくはそれを聞いて…

A:「田中さんにも一応、ベッドカバーの件を伝えたほうがいい。今から田中さんの部屋に行ってきます」と早口で言った。
B:「田中さんって、なんかあやしくないですか」と同意を求めるように一同を見渡して言った。
C:「実は初めて見たときから、あなたのことが気になっていたんです」と小声で美樹本さんに言った。

101 :名無しのオプ:2005/10/15(土) 20:45:36 ID:JPnm1r/c
Aで

102 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 09:20:57 ID:JJxCB+ZQ
A:「田中さんにも一応、ベッドカバーの件を伝えたほうがいい。今から田中さんの部屋に行ってきます」と早口で言った。

「その前に、コーヒー飲んでいったら?さめちゃうわよ」
真理が言った。そういえば、真理がコーヒーを淹れてくれてたんだっけ。
ぼくはコーヒーを飲んだ。

・・・

「透、透、寝てるの?」
真理がドアをたたきながらぼくを呼んでいる。
「ケーキ、食べないの?」
なんだ?また寝てしまったのか?ぼくは。
畜生、コーヒーのせいだ。コーヒーといい、紅茶といい、飲むとすぐ眠くなる。もう怒った。
これからは勧められても飲まない。のどが渇いたら水を飲もう。
「どうしたの透、ケーキいらないの?」
ケーキか、こうケーキばっかり食べさせられたら、夢でケーキにうなされそうだ。

A「ちょっと待ってて、すぐ行くから」ぼくはまたまたケーキを食べることにした。
B「ケーキはいらないよ」もうケーキはたくさんだった。
C「ケーキよりも真理を食べたいな」やっぱり言ってみた。

103 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 11:22:28 ID:UD7vRPO5
久しぶりですね
Cで

104 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 11:36:11 ID:JJxCB+ZQ
C「ケーキよりも真理を食べたいな」やっぱり言ってみた。

人が見たら、また同じ失敗を繰り返すのか、愚かなやつだと思うかもしれない。
しかし、それは違う。ぼくの心に、ある計画があったのだ。
それは、またさっきと同じように、香山さんと部屋で一対一で話すというものだ。ぼくはもう多くの情報を仕入れた。
今度はより深く香山さんを追い詰め、より有益な情報を引き出すことができるはずだ。
香山さんと部屋に行くには、さっきとまったく同じ行動をとらなければならない。
つまり、真理に失言、嫌われる→ひとりしょんぼりケーキを食べる→辛気臭いぼくに香山さんが話しかけてくる
というルートを通らなければならないので、ぼくはまた真理を怒らせることを言ったのだ。
「ふざけないで!置いてくわよ」
真理はぷんぷん怒って談話室に行ってしまった。
ぼくはおいかけた。
ぼくが談話室についたとき、そこには田中さんをのぞく全員がそろっていた。
「はい、透君のぶん」
ソファに座ったぼくに、今日子さんが笑顔でケーキを差し出してくれた。
「・・ありがとうございます。うえっぷ」
正直、もうケーキはうんざりだったが、ぼくはお礼を言って受け取った。
真理は、美樹本さんと楽しそうにしゃべっている。
「へえー、美樹本さんはカメラマンなんですね」
「まだ駆け出しだけどね、真理ちゃん、今度モデルになってくれないかな」

105 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 11:55:55 ID:JJxCB+ZQ
何回同じことを言えば気がすむのだろう。
ぼくがみんなの前とまったく同じ会話に飽き、本日3個目の、
食べる気がしないケーキをフォークでもてあそんでいると、
啓子ちゃんが物欲しそうな目でぼくのケーキを見ながらやってきた。
「ねえ、そのケーキ、食べないの?」
そう言って、ぼくの向かいのソファにどっかりと腰を下ろす。
マズイ、そこに座られると、香山さんが座れなくて困る。
なぜだ、ぼくは同じ行動をとったはず…そうだ、ケーキの食べ方が違ってしまったんだ。
まずそうにケーキを食べているのが、食いしん坊の啓子ちゃんの目にとまってしまったんだ。
「いらないんなら、あたし食べてあげるけどぉ」
「ちょっと啓子、何ナンパしてるのよ?」
可奈子ちゃんと亜希ちゃんまで、ニヤニヤしながらやってきた。
「ナンパじゃないわよ。あたしはケーキを」
「ケーキにかこつけてナンパしてるんでしょう」
可奈子ちゃんがからかう。
香山さんが向こうからぼくをひやかした。
「なんや、美女三人に囲まれて、楽しそうやなあ」
ヤバイ、このままじゃ、まったく違う展開になってしまう。早く修正しなきゃ…

A:「違いますよ、ブス三人に囲まれて、しけた面してるんです」しけた面をしてみた。
B:「香山さん…もう全部分かってるんですよ」さっきと同じことを言ってみた。

106 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 12:32:22 ID:YbezIVll
Bで!

107 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 13:01:02 ID:JJxCB+ZQ
B:「香山さん…もう全部分かってるんですよ」さっきと同じことを言ってみた。

香山さんはぎくりと肩をふるわせたが、でてきた言葉は、さっきとまったく違っていた。
「そうか、わかってしもたか…わしも若いOLさんに、ちやほやされたいんやってこと」
「いえ、違います。真奈美さんのこと…」
ぼくは急いで軌道修正を図ったが、香山さんはもう聞いていなかった。
「なあ、わしのケーキやろか?」
酒臭い息をしながら、OL三人に近寄っていく。
「やだ、あっちいってよ、酔っ払い」
「そんなこといわんといてーや」
そこに、春子さんが割って入った。
「どうもすみません。あなた、飲みすぎよ、もう寝たほうがいいわ」
OLたちに謝り、申し訳なさそうに、香山さんをひっぱって二階に連れて行こうとする。
このままでは…サシで香山さんを追い詰める計画は頓挫してしまう。
「ちょっと待ってください、春子さん」
ぼくは春子さんを呼び止めた。
「なんですか?」

A:「大事な話があるので、香山さんとふたりきりで話し合いたいのですが…」普通に頼んだ。
B:「春子さんは真奈美さんが死んだ晩、一般客としてペンションにいましたね、香山さんとと出会ったのもそこですね。
その晩急に意識がなくなって…気付くと何故か真奈美さんの部屋に居たんですね」さっき得た知識を得意げに披露した。

108 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 14:12:16 ID:UD7vRPO5
Aで

109 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 18:12:06 ID:xBvm0gJG
A:「大事な話があるので、香山さんとふたりきりで話し合いたいのですが…」普通に頼んだ。

「一体、何のお話なの?」
春子さんがいぶかしげにぼくを見つめてきいた。
「それは、まな…」
「わかっとる。わしの会社に入りたいいうんやろ、ええで」
説明しようとしたぼくを、香山さんがさえぎった。
「普通いいねえちゃん見ると、若い者はすぐでれでれするで。けど君は違った…気に入ったわ!
どやうちこんか?うちは中小企業やけどな、実力主義や根性あるもんは沢山金もだすで!」
かなりいい話だと思ったが何しろ、香山さんは真奈美さんを殺した犯人かもしれない。
そんな人が経営する会社に入るわけにはいかなかった。
「いいえ、せっかくですけど、遠慮します」
「なんやて、わしの会社をバカにするんか!」
香山さんは顔を真っ赤にしてあばれ出した。
「あなた、やめてください。みなさんすみません、すみません」
四方八方に頭を下げながら、春子さんは急いで談話室を出て行く。
ぼくも急いでふたりの後を追おうと思ったが…

A罠があるかもしれない、行くのはよそう。
B自分の部屋に寄って何か武器を取ってから行こう。
C人を疑うのはよくない、そのままついていこう。

110 :名無しのオプ:2005/10/17(月) 19:59:29 ID:UD7vRPO5
Bで

111 :名無しのオプ:2005/10/20(木) 00:47:02 ID:A10vYwtj
保守

112 :新ストーリー一人で書きます。:2005/10/20(木) 10:16:03 ID:uPfI7/I8
心地のよい春風がぼくの体を吹き抜ける。
だが、春になったばかりなせいか、その風はどことなく冷たくも感じた。
今日は花見だ。もちろん、ただ単に花見だけをするわけじゃない。
その後、真理とその叔父さんが経営しているペンションに宿泊会があるのだ。
桜吹雪が舞う中、ぼくらは桜の木の下に居た。
「あはっ、透ったら、毛虫みたい」


A:「そんなに毛深くなったかな?」
B:「どうせぼくはクネクネしてますよ」

113 :名無しのオプ:2005/10/20(木) 15:17:22 ID:bL3lQeXw
>>112Aで

114 :新ストーリー一人で書きます。:2005/10/20(木) 20:26:54 ID:tKNMt81Y
A:「そんなに毛深くなったかな?」

「そういう意味で言ったんじゃないんだけど…でも、確かにちょっと毛深くなったかもね」
花見と言えば桜の木。
桃色で、なんとも美しい花びらの舞に見惚れてしまうのが本来の花見の傾向だが、今のぼくは違った。
桜よりも魅力がある女性が一人、ぼくと同じ木の下にいるのだ。

真理とは去年の夏に近くのコンビニで知り合った。
偶然、ぼくと真理は残り一冊の週間雑誌を二人同時に手に取ろうとしたのだ。
その後、二人でその雑誌について熱く語り合ったのを覚えている。
気が合うことを理由にぼくは真理とまた会う約束をした。
それから、ぼくの執拗かつ果敢なアタックでなんとか今は週末に二人でデートをするぐらいの関係にまで辿り着いたのだ。
中々自分からデートの誘いをしてこない真理であったが、この花見へ誘ってきたのは真理の方だった。
今までこんな事はなかったので『これは…!?』と、思い、遥々真理の実家の方まで車でやってきた。
これを機に真理と正式なカップルになれたら…ぼくはそんな期待を胸に、花見を楽しんでいる最中である。

115 :名無しのオプ:2005/10/20(木) 21:18:09 ID:KNXELlN6
なんかいいねぇw
季節はずれだけど初プレイのときのワクワク感があるよ
がんばって書いてくれ!

116 :新ストーリー一人で書きます。:2005/10/20(木) 23:19:16 ID:tKNMt81Y
ぼくたちだけでなく、周りも老若男女関係なく派手に盛り上がっていた。
この辺りは東北地方で、まだ時々雪が降る事もあるみたいだが、例年より少し早く桜が咲いたと聞いた。
地元では『花見の名所』と言われている場所で、毎年人が集まってくる。時折テレビ撮影なんかもされるらしい。
それにしても…かなりの広さがある。ちょっと人ごみの中に入ったりでもしたら、簡単に迷子になりそうだ。

―――ぼくは久々にノンビリとした時間を過ごし、真理との貴重な時間を堪能した。
不思議な事に、桜の木を前にすると普段話さないような話題が次々と出てくる。
気付いた時には夕日が沈みかけ、辺りが暗くなろうとしていた。周りはぞろぞろとシートを片付け出している。
「さて…そろそろ小林さんのペンションに戻ろうか」
「…ねえ、透。せっかくだからもうちょっと遅くまで居ない?」
「え…」
真理はどうやらもう少しこの場に居たいらしい。
今すぐに帰らなかったら渋滞に巻き込まれる可能性もある。
だが、ぼくとしても真理ともう少しここに居座るのも悪くない気もする…。

A:「…もう少しだけだぞ」
B:「早く帰らないと叔父さんが心配するよ」

117 :名無しのオプ:2005/10/20(木) 23:31:48 ID:+XZumks+
Bで

118 :新ストーリー一人で書きます。:2005/10/21(金) 00:19:47 ID:vHpl7Gwi
B:「早く帰らないと叔父さんが心配するよ」

「それは、そうだけど…」
真理もそれは気にしていたみたいだ。
「話なら後でいくらでも聞くからさ。とりあえずペンションに行こうよ。待たせるわけにもいかないし」
「…そうね。分かったわ」
真理は居残る事を渋々諦め、シートを畳み始めた。ぼくもそれを手伝う。
シートを畳み終えると、ぼくは真理を助手席に乗せ、車へ乗り込む。
ぼくの思惑とは違い、ペンションは山奥の方にあるので、思ったより渋滞に巻き込まれずスムーズに車を走らせることが出来た。
「ねえ、透って花見した事ある?」
車内で真理が口を開く。
「そりゃ…何回かはあるよ。でも今日は割りと久々だったかな」
「この辺はね、あそこしか花見スポットがなくて、桜が咲いたとしてもいつも混んでるの」
「へー…。今日は運が良かったのかな。それほど混んでもなかったし」
「そうね。まだテレビでも情報が流れていないせいじゃないかしら?とにかく、あたし久々に花見出来てほんと満足してるわ」
「やめてくれよ、照れるじゃないか」
真理に褒められ、ぼくは顔が赤くなるのを必死に隠した。
そうえば…真理に聞いておきたいことがあったのを思い出した。

A:「ところで、なんでぼくを花見に誘ってくれたんだい?」
B:「どうしてあの場にもう少し長く居たかったんだい?」
C:「宿泊先には何人ぐらいの人が来るんだい?」

119 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 01:28:30 ID:dDV5kD4/
Bで

120 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 10:03:44 ID:GjAIVVvP
B:「どうしてあの場にもう少し長く居たかったんだい?」

真理にとって、花見には何かしら深い思い入れが違いない。ぼくにはそう思えた。
ぼくはその理由が何かと気になっていたのだ。
真理は少し表情を曇らせたが、ぼくにその訳を教えてくれた。
「…昔、一度だけあそこで花見をした事があるらしいの」
「『らしい』…?」
「うん。まだ小さい頃だから全然あたしの記憶にはないのよ。けど…その時あたしのお母さんも一緒だったんだって。叔父さんから聞いたの」
「…!」
そうだったのか…。確か真理の両親はまだ小さいうちに亡くなったって言ってたっけ…。
その為、実質は真理の叔父さんである小林さんと、叔母さんである今日子さんが真理の育ての親と聞いた。
それにしても、悪い事を聞いてしまったかな…。真理に何て声をかけようか思案してると、真理が続ける。
「ここで花見をしたのはそれ以来で…記憶には残ってないけど、何故か懐かしいっていうかなんていうか…不思議な感じがして…」

121 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 10:22:33 ID:GjAIVVvP
「そうだったんだ…。真理の気持ちも知らずに早く帰ろうなんて言ってごめん。今から戻ろうか…?」
ぼくは真理の心意に全く気付いてあげられない自分に嫌悪感を抱いた。
「いや、良いのよ。透の言ってた事の方が正しいわ。叔父さんに心配かける訳にはいかないものね」
真理はぼくを気遣うように軽く笑いながら言ってくれた。車内では沈黙が流れ、ぼくの耳にはラジオ放送だけが聞こえる。
『気象情報です。只今、台風が東北地方に接近中。極めて強い台風のようです。外出の際には注意してください』
「東北地方…?もしかしてここにも来るのかな」
ぼくは小言を漏らす。
「多分…ほら、少しだけ雨も降って来たわ。急いだ方が良さそうね」
真理に言われて、ぼくは初めて車の窓に水滴がついてるのに気付いた。
ぼくは急いで車を走らせ、やっとの思いでペンション「シュプール」へ到着した。

122 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 10:38:10 ID:GjAIVVvP
「着いたわね」
「ああ。早いとこペンションに入ろう。雨が酷くなってきそうだ」
ぼくと真理は車からおりると駆け足でペンションへと向かった。
インターホンを押し、ペンションの扉をあける。
中に入ると早速小林さんが暖かく迎えてくれた。
「あ、透くん。真理。早かったね」
「お久しぶりです。小林さん」
「叔父さん、他のお客さんは?」
「とりあえず、あと三人を除いては全員いる。もうすぐ台風がくるらしいから心配だよ。それで…透くん。真理との花見、どうだった?」
小林さんが肘で軽くぼくを押しながら言ってきた。


A:「いやあ、真理の食欲には驚かされっぱなしでしたよ」
B:「いやあ、桜の美しさに魅了されっぱなしでしたよ」
C:「いやあ、桜より真理の体にみとれっぱなしでしたよ」

123 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 14:07:21 ID:eKJdXt/x
Aでお願いします

124 :新ストーリー一人で書きます。:2005/10/21(金) 16:47:19 ID:vHpl7Gwi
A:「いやあ、真理の食欲には驚かされっぱなしでしたよ」

ぼくは軽く冗談染みた事を言ってみた。
「ははは!そりゃ驚くだろうね」
小林さんは愉快そうに真理を見て笑った。ぼくもそれに釣られて笑ってしまう。
と…その時、横から凍てつくような冷たい視線を感じた。
「……透。ちょっと大事な話があるの。後であたしの部屋に来てくれるかしら?」
真理は指の骨をボキボキとならしながらぼくに問いかけてきた。
間違いない。怒ってる…。
「え?あ…いやだなー!今のは冗談だよ。ねえ小林さん?」
「あ、冗談だったのかい?」
「……」
真理の視線は相変わらずぼくに突き刺さったままだ。
…今度から小林さんに冗談を言うのはよそう。ぼくは心にそう誓った。
「ま、いいわ。それより早く談話室に入りましょ。ここで立ち話もなんだし」
「そ、そうだね。行こうか」
「そうか。ま、積もる話は後にしようか。私もペンションの仕事があるのでね」
そうえば、小林さんはエプロン姿のままだ。食事を作っている最中だったのだろうか。
ぼくと真理はは談話室へ、小林さんは厨房に向かった。どうにか難は逃れる事が出来た…。

談話室。
天井も高く広々とし、落ち着いた雰囲気を作っている。
一つのテーブルを囲うようにソファが置かれていた。6、7人は座れそうだ。
早速ぼくと真理はそのソファに腰掛ける。談話室に人の姿はない。他の客は部屋にいるのか?
「…そうえば真理。台風の事だけど、大丈夫かな?」
「大丈夫って、何が?」
「他のお客さんだよ。小林さんが残りは3人いるって言ってたじゃないか」
「そうね…。強くなるのは午後9時ぐらいからって言ってたわ。…まだまだ時間あるみたいだし、大丈夫だと思うけど」
真理にそう言われると、ふと談話室に掛けられたいた時計を見る。
時刻は7時ちょっと前を指していた。後2時間…か。多分大丈夫だろう。

125 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 17:11:45 ID:vHpl7Gwi
そんな事を話していると、階段の方から数人の足音と楽しそうな話し声が聞こえてきた。
「ちょっとー。啓子ったら!」
「何よー!加奈子こそ!」
「あはは。どっちもどっちじゃない」
なんの話題かは知らないが、なにやら仲が良さそうな三人組だ。三人組は階段を下り、こちらへ向かってきた。
「あ…ちょっと!新しいお客さんいるじゃない!」
彼女達は階段を下り終えると、ぼくと真理の存在に気付いたらしく。三人でヒソヒソと何かを話し始める。
「すいませーん。一緒に写真撮らせてくれませんかー?」
と、急に一番背が高い女の子が話しかけ来た。
「あ、はいはい!全然オッケーですよ!もし良ければポーズとかも決めますけど」
何を話していたのかと思えば、こういう事だったのか…!さっそく僕は女の子に写真撮影を依頼されてしまったのだ。いやあ、容姿が整っていると辛いな…僕はそう思っていた。
「はい?あの、マネージャーに用はないんですけど…」
「…へ?マネージャー?」
マネージャーって僕の事か?だとすると、この女の子達は誰を……?
「そこの、美人さんよ。どっかの女優さんでしょ?」
そう言うと、三人のうち一人の女の子が真理を指差す。
どうやら、彼女達は真理を写真に撮ろうとしてたらしい…。
「あら、もしかしてあたしかしら。じゃ、撮影お願いね。マネージャー」
真理はそう言って僕ににっこりと微笑むと、ソファから立ち上がり、三人組に混じっていった。
何か…途轍もなく悔しい。
僕はそう思っていたが、口に出して言わなかった事は言うまでもない。

「はい、チーズ!」
僕は三人組と真理を写真に撮った。腹が立っていたので、少しピントをずらして撮影してやったのはここだけの話だ。
そうえば……
「…君たち、名前は?」
僕は三人組にそう聞いた。
「あたしは加奈子。よろしくね」
三人の中で一番スタイルも顔も良いスラっとした女の子が言った。加奈子ちゃんと言うらしい。

126 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 17:12:37 ID:vHpl7Gwi
「私は亜希って言います。で、こっちの子が…」
「啓子です!よろしくお願いしますね、女優さん!」
加奈子ちゃんに続くよう、立て続けに自己紹介する三人組。
啓子ちゃんに関しては、真理を本気で女優だと思ってるようだ。
亜希ちゃんと啓子ちゃんか…覚えておこう。
「ぼくは透です。よろしくお願いします」
「あたしは真理。皆よろしくね」
ぼく達は軽く自己紹介をすると、5人で会話を弾ませていた。どうやら加奈子ちゃんたちは19歳という若さで、OLをやっているという。
偶然三人とも今日が休みだったので、このペンションに泊まる事にしたらしい。しばらくすると…奥の方から背が高く、いかにもスポーツマンといったような体格の男の人が出てきた。
「こんばんわ、皆さん。シュプールへようこそ。ここで働いてる俊夫ってもんだ。よろしくな」
…俊夫さん、か。いきなりの登場にしてはキザな感じがする。
僕はこういう格好良い男前の人を前にすると、どうしてもたじろいでしまうのだ。

「ふふふ。俊夫くん、ナンパかしら?」 
すると、更に奥の方から女の人が出てきた。この人もシュプールで働いてる人だろうか。
「おいおい。みどりが居る中で、堂々とナンパなんてする根性は俺にはないよ」
「まあ、相変わらずね」
みどりさん、と言うのか。どうやら俊夫さんの恋人…らしい。綺麗な人だ。
「ここで働いてるみどりって言うわ。みんなよろしくね」
容姿とは裏腹に、中々大人っぽいしっかりとした口調だった。何歳ぐらいなんだろう。
ぼくは少し気になった。ちょっと話しかけてみよう。

A:「すいません。みどりさんはいくつですか?」
B:「みどりさんって綺麗ですよね。良かったら今度プライベートでお茶でもしません?」
C:「もしかして俊夫さんとは恋人同士ですか?」

127 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 20:10:18 ID:Vf24ExKX
Cお願いします

128 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 21:33:42 ID:vHpl7Gwi
C:「もしかして俊夫さんとは恋人同士ですか?」

ぼくの言葉と同時に、全員の視線がみどりさんと俊夫さんに集中する。
「あ、ああ…。な…?みどり」
「ふふ。俊夫くんったら妙に照れちゃって」
どうやら二人の反応を見る限りぼくの推測は当たりらしい。
「…みどりとは、このペンションでバイトを始めた時に知り合ってね。それから、長い歳月を経て今の関係に至る、ってわけだ」
「すごーい!恋愛ドラマみたいね!」
啓子ちゃんが目をキラキラさせながら叫ぶ。偶然バイトや仕事で知り合った男女が恋に落ちる…確かに、恋愛ドラマなんかじゃありがちの設定だ。啓子ちゃんはこういう恋愛に憧れてるのだろうか。
「随分と長い間みどりと過ごしてきたけど、正式に交際を始めたのは割と最近なんだ。…一つ言っておくが、愛は時間じゃない。……心さ」
「ちょ、ちょっと!俊夫くん何言ってるのよ!聞いてるこっちまで恥ずかしくなってくるじゃない!」
みどりさんが赤面しながら軽く俊夫さんの背中を叩く。二人とも笑顔だ。
…幸せそうな光景……。
近い将来、この二人は結婚するんだろうなあ。ぼくはそんな事を思いながら、真理の方を見つめた。
「…何見てるの?透、変よ?」
「……はい。すいませんね」
ぼくは、真理との今後がうまくいくか段々と不安になってきた…。


ピンポーン


インターホンが鳴る。新たに客がきたみたいだ。

129 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 21:43:56 ID:vHpl7Gwi
奥から小林さんが走ってくる。そして、急いで玄関の扉を開けた。
と…そこには小太りの中年男性と、その奥さんらしき人が立っていた。
「あ、香山さん。お久しぶりです。お待ちしておりましたよ」
「お、小林くんやないか!ホンマ久々やなあ!もう2年にもなるか?」
「んー…かれこれ3年ぶりぐらいですかね。以前はホントにお世話になりました」
「いやいや。わしはちょっと手を貸しただけで、後は全て小林くんの力や。このペンションがこうやって今立派に仕上がってるのも小林くんならではの根気とちゃうか?大した男やで、小林くんは」
「そ、そんな…!香山さんの投資が無ければこんな立派なペンションの経営なんて…。恐縮です…」
小林さんはそう言って何度も香山さんにお辞儀をする。
会話の内容からして、以前から面識があったように見えるが…。
「…以前、叔父さんが大阪でお世話になったらしいわ。よく叔父さんが言うもの、『シュプールがあるのは香山さんのおかげだ』って」
真理がぼくに耳打ちを立ててくれた。なるほど…大阪か…。小林さんは意外と顔が広いのかもしれない。
「にしても、荷物を持ってきすぎて運ぶの大変やったわあ。なあ春子?」
「…無駄に物を持って来すぎですよ」
「何をゆうてん。わしが持ってくるものは全て必需品やで!」
奥さんのほうは春子さんと言うみたいだ。
香山さんは春子さんにそう言うと、ズカズカと談話室へ上がってきた。
「お、ちょうどええ。人が揃ってるやん。ほな、軽く自己紹介な。わしは香山。香山誠一や。大阪である会社の社長をしとる。よろしくな!」
「透です…。よ、よろしくお願いします…」
「真理です。叔父が前はお世話になりました。香山さん」
「おお、この姉ちゃんが真理ちゃんっちゅうんか。小林さんの言うとおり、かなりの別嬪やな。透くんの婚約者なんか?」
「…え、いや……。まぁその…」
「ちょうどええやん!透くん、真理ちゃん、二人揃ってうちで働いてみん?うちの会社は、仕事の出来る奴が生き残るんや。若い奴で、ベテラン社員の給料を軽く越えてる奴もおるんやで!小林くんの知り合いなら大丈夫や!やる気があるなら――――――」
な、なんだこの人は…。初対面だってのにいきなりそこまで深い話されても…。
ぼくはただ戸惑うしかなかった。真理も同じである。

130 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 21:45:59 ID:vHpl7Gwi
「やめなさいよ、あなた。ここで仕事の話なんてしたら迷惑じゃない」
香山さんの後ろの女性が首を出してきた。春子さんだ。
「…す、すまん春子。つい癖が出てもうて…」 
「仕事とプライベートは別にする。そういう約束でここに来たんですよ」
「…堪忍や…」
春子さん。
あのペラペラ喋る香山さんとは対照的に、割と物静かそうな人だ。
「申し遅れました…妻の春子です。不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします」
奥さんは丁寧に挨拶すると、深くお辞儀をした。ぼくも釣られてお辞儀をしてしまったほどだ。
「ささ、香山さん、春子さん。とりあえず部屋に荷物をお置きになってはいかがでしょうか。案内しますよ」
「そやな。頼むで、小林くん」
香山さんと春子さんは小林さんに案内され、階段を上っていった。
社長ともなると、やはり勧誘力も凄い。ぼくはあのまま話をされ続けてたら断れない空気になっていただろう。
「みどりさんも春子さんも…ここにいる人って綺麗な女の人ばかりね」
「え…?」
いきなり真理がぼくと目を合わせずに妙な事を言ってきた。確かに綺麗だったけど…

A:「う、うん。そうだね…」
正直に真理に同意した。
B:「大丈夫。ぼくには真理しか目に入らないよ」
ちょっと格好付けた事を言ってみた。
C:「あ、まさか嫉妬?」
少し真理をからかってみた。

131 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 22:13:45 ID:dDV5kD4/
Cで

132 :名無しのオプ:2005/10/21(金) 22:48:18 ID:vHpl7Gwi
C:「あ、まさか嫉妬?」
少し真理をからかってみた。

ちょっとした冗談で言ったつもりだったんだが…どうやらそうはいかなかったようだ。
「ねえ…なんでそうなる訳?もう。透のバカ!」
真理は急にソファから立ち上がり、怒って階段へ上っていってしまった。
しまった…!ちょっと場違いな冗談だったかもしれない。早く謝らねば…。
「ごめん、真理!冗談だよ冗談!」
ぼくは真理を追いかける。そして階段へ上り終わる頃に真理に追いついた。
「…本当に嫉妬だと思ってるでしょ」
「まさか。そんな事ないって」
「じゃあ何であんな事言うの。気分を害すに決まってるじゃない」
「いや…なんて言えばいいのか…。うん。ほら、良くあるじゃん。能ある鷹は爪を隠すって…」
ぼくは弁解するのに必死で自分でも何を言ってるか良く分からなかった。
「意味が分からないわ。もうあたし自分の部屋に戻るから。しばらく話しかけないで」
…まずい。真理と正式なカップルになるため…もっと親密な関係になるためにここに来たっていうのに…これじゃあぶち壊しじゃないか。
どうにかして真理を宥めなければ…。

A:「真理…本気でぼくがあんな事言うわけないだろう?本当はちょっと真理の気を引きたかったんだ」
B:「何も嫉妬を隠すことをそんなに恥ずかしがらないで良いじゃないか」
C:「もうすぐ夕食だよ。怒ってばっかじゃ折角のディナーも不味くなっちゃうんじゃないかな」

133 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 00:37:41 ID:HQiWtcgd
Aで

134 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 21:19:52 ID:+tE9Ppag
A:「真理…本気でぼくがあんな事言うわけないだろう?本当はちょっと真理の気を引きたかったんだ」

ぼくは本当のことを言った。
「…そうなの?」
「うん、そうだよ。だってぼくは……」

「お、透くんに真理ちゃん。こんな所で何やってるん?」
ぼくが真理に対し言葉を言いかけたとき、後ろからさきほど嫌というほど聞いた覚えのある声が聞こえた。
香山さんだ。後ろには小林さんと春子さんもいた。三人ともキョトンとした顔でぼくと真理を見つめている。
そうだ…ぼくは真理を追いかけて2階に来てたんだった。
そこへ、ちょうど荷物を置き終わり部屋を出てきた香山さんと立ち至ったのだ。…タイミングが良いのか、悪いのか…。
「あ…いや、ちょっと部屋に忘れ物があって…ね?真理」
「…え、ええ。そうえば叔父さん、もうすぐ夕食よね?」
ぼくと真理は口を合わせ、どうにか場をごまかす。
「ああ…そうだな。あと10分ぐらいで用意が出来る。食堂は篠崎くんに案内させるから、お客様にはまだ談話室に居てもらおうかな」
小林さんは真理に言われ、はっとした表情でつぶやく。
「分かったわ。戻りましょ、透」
「う、うん」
ぼくは真理に言われ、階段を下っていく。後ろには香山さんたちも続いた。
「あれ?部屋に忘れ物したんじゃ…」
「もういいの」
小林さんが真理に突っ込むが、真理は素っ気無くそれをかわした。

135 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 21:21:11 ID:+tE9Ppag
談話室へ戻り、ぼくは再びソファに座った。
真理も座ったが、若干さっきよりぼくとの距離が遠い気がする…。
可奈子ちゃんたちは何やら芸能人のスキャンダル話題で盛り上がっていたが、ぼくと真理は目を合わせることもなくずっと黙っていた。
…しばらくすると、みどりさんが顔を出してきた。
「みなさん、お食事の準備が出来ました。食堂へ案内します」
待っていました、と言わんばかりの勢いで全員は立ち上がる。
慣れた感じで食堂へと案内するみどりさん。
その手際の良さから、みどりさんの仕事はウェイター専門のようだ。
食堂へついた。
俊夫さんが各テーブルに料理を並べている。
「あ、各自好きな席に座ってくれて構わないよ」
ぼくたちの存在に気付いた俊夫さんが一声掛けてきた。
好きな席…か。
ぼくは当然真理と向かい合いの席に座ろうと思った。
が…彼女はもう既に近くの席に座っていた。向かい合いの席は空いている。
気まずい空気のまま座るものなあ…。どうしようか?

A:一声掛けて向かい合いの席に座ろう。
B:黙って勝手に向かい合いの席に座ろう。
C:諦めて違うところに座ろう。

136 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 21:28:00 ID:UrcoQY5q
Bで

137 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 22:19:39 ID:+tE9Ppag
B:黙って勝手に向かい合いの席に座ろう。

わざわざ声を掛けるのも変だと思ったので、ぼくは黙って勝手に座る事にした。
ぼくは席につき、真理を見つめる。
次第に真理はぼくの視線に気付いたのか、目を合わせてきた。
「透…」
「…は、はい!」
突然口を開いた真理。
何を言われるか分からなかったので、ぼくは覚悟を決めるのと同時に、気合を入れて返事をした。
「…さっきは、ごめんね」
…!!
思いがけない謝罪の言葉が真理の口から発せられた。ぼくは少し戸惑ったが、この空気を解消すべく口を開く。
「…え?あ、全然気にしてないよ!謝る必要もないのに…。そんなの真理らしくないじゃないか」
「うん…。ありがとう」
真理の顔に少し笑顔が戻った。ぼくもそれに釣られて笑みを見せる。
女性の感情とは複雑なものだ。ちょっとした事が切欠で大きく乱れるが、それを回復させるのは難しい。これからは気をつけよう…。
ぼくはそう誓った。

138 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 22:20:41 ID:+tE9Ppag
と、そこへ料理を手に俊夫さんがやってきた。
「はい、真理ちゃん。透くん。熱いうちに召し上がってくれよ」
美味しそうなスープが運ばれてきた。良い匂いが辺りに充満する。
「美味しそうね。いい匂いだし」
真理もぼくと同感みたいだ。
「そうだね。俊夫さんに言われた通り、早い所食べようよ」
「ふふ。透ったら。急いで食べるとお腹痛くなるわよ」
真理は微笑みながらも、スプーンを手にとってスープを口にした。なんだかんだ言って自分のほうが急いでるんじゃないか…?
「美味しい!叔父さん、また料理の腕上げたわね」
ぼくも早速スープに口を付けてみる。
……。普通に美味しい。…プロか?
「…これ、ほんとに美味しいや。小林さんが作ってるのかい?」
「そうよ。一応調理師の免許も持ってるらしいわ。このペンションを経営する前は、結構有名なレストランの店長をやっていたのよ」
「へー!有名店の店長って事は…真理のうちって結構金持ちなんだね!」
ぼくはちょっと気が咎めたが、本音を事を言った。
「…そうでもないのよ。チェーン店だったし、店長とは言えそこまで大した収入じゃなかったみたいなの…。実際このペンションを購入したことによって、ほとんど貯金は残らなかったって聞いたわ」
「…そうなんだ。…チェーン店の店長からこれだけ立派なペンションのオーナーか…」


A:「ぼくは、まだ店長やってたほうが良かったと思うな」
B:「なんで小林さんはペンションを経営しようと思ったんだい?」
C:「小林さんって、苦労人なんだね」

139 :138の訂正です。すいません。:2005/10/22(土) 22:22:37 ID:+tE9Ppag
と、そこへ料理を手に俊夫さんがやってきた。
「はい、真理ちゃん。透くん。熱いうちに召し上がってくれよ」
美味しそうなスープが運ばれてきた。良い匂いが辺りに充満する。
「美味しそうね。いい匂いだし」
真理もぼくと同感みたいだ。
「そうだね。俊夫さんに言われた通り、早い所食べようよ」
「ふふ。透ったら。急いで食べるとお腹痛くなるわよ」
真理は微笑みながらも、スプーンを手にとってスープを口にした。なんだかんだ言って自分のほうが急いでるんじゃないか…?
「美味しい!叔父さん、また料理の腕上げたわね」
ぼくも早速スープに口を付けてみる。
……。普通に美味しい。…プロか?
「…これ、ほんとに美味しいや。小林さんが作ってるのかい?」
「そうよ。一応調理師の免許も持ってるらしいわ。このペンションを経営する前は、結構有名なレストランの店長をやっていたのよ」
「へー!有名店の店長って事は…真理のうちって結構金持ちなんだね!」
ぼくはちょっと気が咎めたが、本音を言った。
「…そうでもないのよ。チェーン店だったし、店長とは言えそこまで大した収入じゃなかったみたいなの…。実際このペンションを購入したことによって、ほとんど貯金は残らなかったって聞いたわ」
「…そうなんだ。…チェーン店の店長からこれだけ立派なペンションのオーナーか…」


A:「ぼくは、まだ店長やってたほうが良かったと思うな」
B:「なんで小林さんはペンションを経営しようと思ったんだい?」
C:「小林さんって、苦労人なんだね」


140 :名無しのオプ:2005/10/22(土) 22:49:55 ID:B+BFgVg8
>>138>>139のどこが違うか分からないが、Bで。

141 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 00:18:22 ID:BObZ3qFb
B:「なんで小林さんはペンションを経営しようと思ったんだい?」

店長ならそれなりに所得はあっただろう。生活に特に不自由はないはずだ。
なのに何故大金を出してペンションを購入したのか…。
ぼくにはそれが少し気掛かりだった。
「レストランで働いてる時に思ったらしいわ。『もっと客をもてなしたい。もっと客と仲良くなりたい』って。それでちょっと無理をして、料理できるのはそのままで…更に客との交流もあるペンションを開いたらしいのよ」
真理は少しだけ自慢げに話した。
「へー…そうなんだ。小林さんって、なんか自分に目標を持っていて素敵だね。意外だったよ」
「そうでしょ。普段は釣りばかりしてるけど、目標にはまっすぐな人なの」
大金を犠牲にしてまで目標を達成した小林さんを、ぼくはちょっと凄いと思った。
ぼくも若いうちに何か目標を見つけないとな…。

「えー!私が呼んでくるの?ちょっと嫌だなあ…」
「わがまま言うなよみどり。ウェイトレスなら当然の仕事だぜ?」
「そうだけど…相手があの人じゃねえ…」
ぼくと真理が食事をしてる横で、俊夫さんとみどりさんが軽くもめていた。
「どうしたのかしら…」
真理が心配そうにそちらを向く。
ぼくは…


A:「二人とも、どうしたんですか?」
会話に割って入った。
B:話を盗み聞きした。

142 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 00:41:02 ID:NjP6ermV
Aで。

143 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 01:13:56 ID:BObZ3qFb
A:「二人とも、どうしたんですか?」
会話に割って入った。

「あ、透くん。いやさ…みどりがどうしても嫌だって言うもんで…」
俊夫さんが困ったように頭をかきながら言った。
「え?何が嫌なんですか?」
ぼくは当然の質問をする。
「…田中さんだ。田中さんを呼びに行くのが嫌らしい」
「田中…さん?そんな人談話室に居ましたっけ」
ぼくの記憶が正しければ、みんなで自己紹介をした時に田中さんなんて人は居なかったはずだ。
いや…下の名前で自己紹介をしたから名字は分からないだけか?
「田中一郎、って人よ。何かヤクザみたいでチェックインの時もほとんど喋らなかった人よ。何か呼びにいくの怖くて…」
みどりさんが不満そうに言う。
「しかしなあ…交通の不具合でまだ来てない美樹本さんはともかく、彼は部屋に居るんだから食事に呼ばないわけにはいかないじゃないか…」
「いやよ。たまには俊夫くん行ってくれくれない?」
「…おいおい、俺はウェイトレスなんてガラじゃないぞ」
俊夫さんがもどかしげな面持ちでみどりさんに言うと、再び頭をかいた。
どうやらここには『田中さん』と言うが居て、それとは別に『美樹本さん』と言う人が遅れて来るらしい。
二人とも困ってそうだ。

A:「なんなら、ぼくが田中さんを呼んできましょうか?」
B:「小林さんに頼むのはどうでしょうか?」
C:「良いじゃないですか、別に呼ばなくても」

144 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 08:48:19 ID:LegU2RCB
Aで

145 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 10:21:07 ID:BObZ3qFb
A:「なんなら、ぼくが田中さんを呼んできましょうか?」

困ってる人を見ると放っておけないのがぼくだ。
思わず自然と口に出てしまった。
「あら、本当?悪いわね」
そう言うと、みどりさんは手を合わせて喜ぶ。
「しかし…透くんに悪いなあ。従業員は俺たちなのに」
それに対し、俊夫さんは意外と遠慮がちな態度だ。堅実な人なんだろう。
「大丈夫ですよ、ちょっと呼んでくるだけですし」
「…うーん。悪いね。俺が行ってもよかったんだが、まだ仕事があるんだ。頼んだよ、透くん。田中さんは廊下を突き当たって一番奥の左側の部屋だ」
「分かりました。待っててね真理。すぐ戻るから」
「うん。早く戻ってきてね」
ぼくは席を立った。
食堂から談話室へ。談話室から階段を上り、客室部屋がある廊下へ向かう。
一番奥で左側の部屋…ここだ。ぼくは田中さんの部屋の前にやってきた。
みどりさんは『ヤクザみたい』って言ってたけど…大丈夫だろう。いきなり襲い掛かってくるなんて事は…ないよな。
ぼくは恐る恐る田中さんの部屋をノックする。
「田中さん!夕食の時間ですよ!」
ぼくはノックをしながら大声で田中さんを呼びかける。
すると、中で少しギシっと音が聞こえた。ベッドから起き上がる音だろうか…?

ガチャ。

部屋の鍵が開く。ぼくはついに田中さんと顔合わせをした。

146 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 10:22:06 ID:BObZ3qFb
「…すまない。寝ていた」
田中さんは小さい声でぼくにボソッとつぶやく。小さい上に、低くて聞き取りにくい感じの声だ。
田中さんはみどりさんの言った通り、全身を黒いスーツで覆い、サングラスと帽子をしているヤクザみたいな感じの人だった。ほとんど顔が見えない。
そしてかなり大柄な身体だ。
「寝ていたんですか。起こしてしまってすいません。夕食みたいなので、食堂へいきましょうよ」
「…ああ。案内してくれ」
ぼくは田中さんの言われた通りに、食堂まで案内する。
…何も喋らない。思い足取りでぼくの後ろへとついてくる田中さん。
無言のまま食堂へ向かうのも気まずいので、田中さんと軽く会話を交えてみる事にした。


A:「田中さんは、ここへ一人で来たんですか」
B:「田中さんって、ヤクザですよね」
C:「田中って名前、在り来たりですよね」

147 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 10:25:01 ID:BObZ3qFb
>>146の訂正

「…すまない。寝ていた」
田中さんは小さい声でぼくにボソッとつぶやく。小さい上に、低くて聞き取りにくい感じの声だ。
田中さんはみどりさんの言った通り、全身を黒いスーツで覆い、サングラスと帽子をしているヤクザみたいな感じの人だった。ほとんど顔が見えない。
そしてかなり大柄な身体だ。
「寝ていたんですか。起こしてしまってすいません。夕食みたいなので、食堂へいきましょうよ」
「…ああ。案内してくれ」
ぼくは田中さんの言われた通りに、食堂まで案内する。
…何も喋らない。重い足取りでぼくの後ろへとついてくる田中さん。
無言のまま食堂へ向かうのも気まずいので、田中さんと軽く会話を交えてみる事にした。


A:「田中さんは、ここへ一人で来たんですか」
B:「田中さんって、ヤクザですよね」
C:「田中って名前、在り来たりですよね」

148 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 12:53:46 ID:LegU2RCB
Aでお願いします

149 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 18:28:05 ID:BObZ3qFb
A:「田中さんは、ここへ一人で来たんですか」

ぼくはとりあえず単純な質問をしてみた。
「…ああ。変か?」
田中さんは少しむっとした感じで答えた。
「いえ…別にそういう訳じゃ…。一人で来るなんて珍しいなって思って」
ぼくは田中さんを怒らせないよう慌てて答える。
「そうか。たまにはこういう場所でのんびりしたいと思ってね」
田中さんは少し笑いながら話す。
ぼくと田中さんがこんな会話をしているうちに、再び食堂についた。
「さ、ここですよ。田中さん」
「わざわざすまないな」
田中さんは軽く頭を下げると、キョロキョロと自分の座るべき席を探し出した。
「あ、お待ちしておりました…。た、田中さんの席はこちらですよ…」
待ち構えていたかのように、みどりさんが田中さんを空いてる席まで案内する。どこか嫌がってそうなのは言うまでもない。
ぼくもさっきまでいた真理の前の席に戻る事にした。
「おかえり、透。…田中さんって、みどりさんの言うとおりほんとにちょっと怖そうな人ね。大丈夫だった?」
ぼくが席につくなり、いきなぎ真理が小声で田中さんの方を横目で見ながらぼくに囁いた。

A:「もうほんと怖かったよ。…犯罪者とかじゃなきゃいいけど」
B:「やだなあ。ぼくにとって一番怖いのは今ぼくの目の前にいる人だよ」
C:「いや、意外と大人しい人でさ。少し話しただけだけど、怖いとは全然思わなかったよ」

150 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 21:13:33 ID:LegU2RCB
Bですね

151 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 22:30:07 ID:BObZ3qFb
B:「やだなあ。ぼくにとって一番怖いのは今ぼくの目の前にいる人だよ」

ぼくはスープを軽く一口口につけると、真理を見つめ、笑いながら言った。
「…ちょっと、それどういう事よ!」
真理が凄い勢いで席から立ち上がる。
ガタンという音が鳴り、食事中の客全員がぼくと真理の方をびっくりしたように凝視してきた。
「お、おい真理…。周り見て…」
ぼくはそのみんなの視線に恥ずかしくなり、小声で真理に呟く。
すると、真理はぼくの言葉の意味に気付くと、赤面しながらその場に再びゆっくりと座りこんだ。
「ははは。食事中ぐらい素直に仲良くするんだぞ、透くん。真理ちゃん」
俊夫さんがそう一声かけると、一同はガヤガヤとぼくたちの事を笑い出した。
真理はもうお手上げといった感じで、下を向きながら首を横に振っている。
「…で、ほんとに田中さんはどんな人だったの」
真理は開き直り、冷めたような感じでぼくに再び質問をしてきた。
「いや、意外と大人しい人でさ。少し話しただけだけど、怖いとは全然思わなかったよ」
「そうなの?意外ね…。風貌だけはどう見てもヤクザなのに」
真理は再び田中さんの方を見た。
…たしかに、あれはどう見てもヤクザだ。
あ、それとももしかして、ただの成り切りか?
ぼくも真理も田中さんの素性が何故か気になっていた。
ここは思い切って彼に尋ねてみよう。
ぼくは席を立つと、田中さんの方へと向かっていった。そして、田中さんの目の前に立つと…

A:「あなた、ヤクザですよね?」
B:「どうしてヤクザがこんな所にいるんですか?」
C:「遥かカナタのタナカさん、って番組知ってます?」

152 :名無しのオプ:2005/10/23(日) 23:27:02 ID:hHp7g8EL
期待あげ

153 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 01:13:36 ID:wHQ7xgye
>>151
Aで

154 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 01:55:58 ID:JaiBKtjw
A:「あなた、ヤクザですよね?」

ぼくは田中さんと先程少し会話をした。
本来、ヤクザに『あなた、ヤクザですよね?』なんて恐ろしくて言えたものじゃないが、田中さんなら平気な気がしたのだ。
「……」
「ねえ。田中さん。そうなんですよね?」
「……」
「あ、もしかして本当はヤクザじゃないんですか?」
「……」
「分かった!分かりましたよ、田中さん。ちょっとヤクザになりきって、ぼくたちを脅かそうとしたけど、いざとなると上手く演じれなくて何も言えなくなったんだ!どうです?」
「……部屋に戻る」
田中さんは、ぼくが一人で喋ってるのを無視し、食事を全て平らげると立ち上がり、部屋へと戻っていった。
「…田中さん。どうしてあんな喋らないんだろう?」
ぼくは独り言をその場でぽつりとつぶやくと、再び席に戻った。
夕食だけで何度席については戻り、戻っては立ちを繰り返した事だろう。
「…変わった人ね」
真理はそういったが、もう気にしてはいないみたいだ。
と、そこへ小林さんがやってきた。
「どうだ?透くん、真理。今日のスープの味は」
小林さんはにやにやしながらぼくらに質疑する。

A:「とっても美味しかったです。舌が肥えているぼくが認めます。間違いありません」
B:「まあまあでした。満足です」
C:「とてもじゃないですけど、もう客には出さない方が良いですよ。これは…」

155 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 10:36:59 ID:2EoGG/vL


156 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 12:26:41 ID:JaiBKtjw
A:「とっても美味しかったです。舌が肥えているぼくが認めます。間違いありません」

ぼくは本音を言った。大袈裟すぎるかもしれないが、本当にそれぐらい美味しかったのだ。
「わはは。そうだろう。今日はこのシュプールで初めてコンソメスープを作ったんだ。初めて客に出すものだから、口に合うか不安だったんだが…私の腕なら問題なかったようだな」
小林さんはそう言って、自慢げに腕で力こぶを作るポーズをして見せると、満足そうに厨房へと戻っていった。

ぼくはふと窓の外を見る。
風が強くなり、窓ガラスがガタガタと揺れていた。
いよいよ台風が迫ってきたか…。
「凄い風ね」
真理もぼくと同じように、窓の外を見ていた。
「ああ。あれじゃあさっきの桜も今日限りで散っちゃうだろうな…」
「そうね…。台風がこないうちに行っといて正解だったみたい」
真理はほっとしたようにコーヒーを口にした。
「さてと…」
「そろそろ戻る?」
「うん」
食事も食べ終わり、ぼくたちは談話室に戻ろる事にした。
談話室に戻ると、そこには今のところ来ている、宿泊客全員が集まっていた。…田中さん以外は。
再びソファに座ろうとしたが、OL三人組が幅広く使ってしまってて座れる状況ではないので、ぼくと真理は仕方なく階段の一段目に座ることにした。
鳩時計を見る。もう8時か。そろそろ最後のお客さんが来る頃だろう。

157 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 12:33:36 ID:JaiBKtjw
ぼくがそう思った矢先であった。


ピンポーン。
ガチャ。


「こんばんわ!美樹本です!どなたかいらっしゃいませんか!」
インターホンが鳴ると同時に、玄関のドアが開けられ、力強そうな男性の声が聞こえた。美樹本さんと言うらしい。
…我ながら凄い勘だ。
ぼくが思った瞬間に客がやってきたのだ。
小林さんが急いで玄関へと駆けつけた。
「あ、美樹本さん。お待ちしておりました。あ、体がびしょ濡れですね」
「そうなんですよ。凄い雨と風で…車から降りて駐車場からここへやってきただけなのにこの有り様さ」
「それはそれは…わざわざこの台風の中ご宿泊ありがとうございます。今タオルを持ってきますね」
「大丈夫ですよ。ほら、上着を脱げばあとはそんな濡れてませんから」
美樹本さんは上着を脱ぐと、それをカバンの中にしまった。
ズシリズシリと美樹本さんが談話室へと入ってくる。
フサフサしたヒゲに、山男のような服装。まるで狩人みたいだ。

美樹本さん、か…。あれ…?
何か美樹本さんの声を聞くのはこれが初めてじゃない気がする。何故だろう…。

A:美樹本さんと会うのはこれが初めてじゃないからか?
B:きっと有名人か何かなんだ、美樹本さんは。
C:気のせいだろう。ぼくは自分の考えを引っ込めた。

158 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 12:46:13 ID:ChXJMq0u
Aでお願いします

159 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 12:59:01 ID:JaiBKtjw
A:美樹本さんと会うのはこれが初めてじゃないからか?

ぼくの気のせいでなければ、そうとしか考えられなかった。
「お、女の子達もいるしちょうどいいや。自己紹介をするね。ぼくは美樹本。美樹本洋介だ。フリーのカメラマンをしている。普段は自然をテーマに色々撮影してるけど、これを機にヌードが撮りたいって言う子がいれば遠慮なく言ってくれていいよ」
美樹本さんは手を頭の後ろにやりながら自己紹介を始めた。
口調や性格からして、物凄い温厚な人だというのが分かる。
そして人生相談などにものってくれそうな、頼もしい男性にも見えた。
「やだー。可奈子、ヌードだって!撮ってもらえば!」
「何言ってんのよ、啓子!啓子が撮ってもらえばいいじゃない!」
啓子ちゃんたちがキャーキャーと騒ぎ出す。
「ぼくはそんな彼女達を横目に、さっきの疑問を晴らすべく美樹本さんの隣まで歩いていった。
…近くで見ると、かなり大柄な人だ。185センチぐらいはあるだろう。
「あの…美樹本さん。ぼくは透と言います。いきなり失礼かもしれませんが…前にお会いしませんでしたか?」
ぼくは真面目な目で美樹本さんを見つめ、質問をした。
美樹本さんは少しびっくりしたように目を大きくした。
「透くん…って言ったね。急にびっくりするじゃないか、多分気のせいだと思うが」
美樹本さんは本当にびっくりしたような調子で答える。
「…そうですか。すいません」
やはり気のせいだったのだろう。ぼくは美樹本さんに言われ真理の元へ戻っていった。
「どうしたの?透。知り合い?」
「そうそう、知り合いだと思ったんだよ。美樹本さんってどっかで見た気がしてさ…。でも気のせいだったみたい」
「ドジねえ。一度会った人と会った事ない人の区別ぐらいつけなさいよ」
「…はーい」
ぼくはふて腐れたような返事をすると、再び美樹本さんに注意を戻した。何やら小林さんと会話をしている。

160 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 13:11:20 ID:JaiBKtjw
「小林さん、そうえば少しお腹がすいてるんですよ」
美樹本さんはお腹に手を当てていかにも空腹そうなジェスチャーをした。
「…あ、さきほどのスープの残りならありますけど…。それでよろしければ…」
「それで全然構いませんよ。ここのコンソメスープは美味しいって聞きましたし」
「それはそれは…ありがたいお言葉ですね。とりあえず、皆さんとお話しながら待っていてくれませんか?今すぐお持ちいたしますから」
言い終わる前に、小林さんは急いでキッチンに戻っていった。
…今の会話、何か引っかかる…。
なんでだろう?頼りがいがありそうな美樹本さんだが、どうも不信感は否めない。
ぼくはそう思い込んでいた。
「ねえねえ、美樹本さんって彼女いるの?」
啓子ちゃんが早速美樹本さんに話しかけた。
「それがね、今はいないんだよ。最近は仕事が忙しくてね」
美樹本さんは苦笑しながら続ける。その温厚そうな顔は、とても偽りとは思えない。
……ぼくの思い過ごしか…。
「透?さっきから何怖い顔してるのよ」
横から真理が話しかけてきた。
そうだ。美樹本さんの事は今はどうでも良い。
ぼくは真理と正式なカップルになるためにここへやってきたのだ。この機会を逃すわけには行かない。
何事も早いうちに仕掛けなければ…。
「いや…なんでもないんだ。それより真理…」
「…何?」


A:ぼくは黙ってキスをしようとした。
B:「ぼくの部屋に来ないかい?」
C:「真理の部屋に行かないかい?」

161 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 17:15:58 ID:ChXJMq0u
Bでお願いします。

>>…今の会話、何か引っかかる…。
こういうのって、読んでる側がどの部分を指してるのか気付いてしまうと、
その伏線をどこで回収してくれるのか気になってしょうがない。
まあ気長に待ちます。

162 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 19:47:16 ID:JaiBKtjw
>>161
あらあ…気付いてしまいましたか^^;必死にやっていきますので、仰られた通り気長に待っていて下さいね。

163 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 19:48:41 ID:JaiBKtjw
B:「ぼくの部屋に来ないかい?」

「ええ、別にいいわよ」
ぼくの急な誘いに対して、真理は意外な事にあっさりとOKしてくれた。
ぼくと真理は立ち上がると、そのまま階段を上り、ぼくの部屋へとやってきた。
この部屋は一人部屋で、バスルームと小さいクローゼットがついているだけの、客室としては至って普通の部屋である。
真理はぼくの部屋に入ると、窓際に立ってじっと外を見つめ出した。
「真理。外なんて見てどうしたんだい」
ぼくは喋りながら真理に近付いた。
「…変ね。さっき美樹本さんの上着はびしょ濡れだったというのに、外はそこまで雨が降ってないわ。風はかなり強いけど…」
「あ…ほんとだ」
そう言われて見れば、確かにそれほどまでに酷い雨は降っていなかった。風の強さはかなりのものだったが、雨自体は霧雨程度だ。
それに対し美樹本さんの上着は、水が滴り落ちるほどびしょびしょに濡れていた。
どう考えても不自然だが…一体何故?上着だけが暴雨を浴びたとでもいうのか?
ぼくと真理はしばらく黙りこくって、その理由を突き止めようとしていた。
「…って、こんな事考えても意味ないわね」
「そ、それはそうだけど…」
真理は途中まで真剣にその理由を考えていたみたいだが、思い当たる節がなかったのか、やがてベッドに腰を下ろしてしまった。
それに習い、ぼくも真理の隣に腰を下ろした。
そっと真理の肩がぼくの肩と当たる…。
ぼくは一つの部屋に真理と二人きりというシチュエーションに少しだけ緊張して、中々言葉が出なかった。
何か…何か言い出さなきゃ!


A:「このペンションって、冬の方がやっぱり人気あるのかな?」
適当にペンションの話をし、緊張をほぐそうと思った。
B:「…やっぱり、談話室に戻ろっか」
ぼくは緊張に耐えられなくなった。
C:「……」
ぼくは何も喋らずに黙っている事しか出来なかった。

164 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 21:35:20 ID:WJED8HAR
Aで

165 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 21:37:27 ID:2EoGG/vL
Cでお願いします

166 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 21:44:40 ID:JaiBKtjw
ど、どうしよう…。笑

167 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 22:26:50 ID:JaiBKtjw
A:「このペンションって、冬の方がやっぱり人気あるのかな?」
適当にペンションの話をし、緊張をほぐそうと思った。

「そりゃそうよ。『スキーシーズンが勝負』って叔父さんが言ってたわ。スキーって結構疲れるから、日帰りしないで疲れを癒すために一晩泊まって行こうって考える人のほうが多いのよ。幸いシュプールは、この辺のスキー場から割と近い所にあるしね」
「そうなんだ…。ぼくの場合、スキーシーズンに来なくて正解だったかもしれない」
「どうして?」
「スキー苦手だから、多分客同士の会話に入れないと思う…。ボーゲンすら出来ないしさ…」
ぼくは下を向きながら不貞腐れて言った。
「……透がスキーしてる所、見てみたくなってきちゃった」
それに対し真理はいやらしい笑顔でぼくの方を見つめてくる。
「や、やめてくれよ!スキーだけは勘弁だからな!」
「ふふ、冬に機会があったら行きましょうね」
「えー!本気かよ…。どうしよっかなあ…」
…と、口では言ったものの、ぼくは真理にさり気無く再度二人でここにやってくる事を誘われて、嬉しかった事は否めなかったのが恥ずかしい。


「何よこれー!?」
その時、急に廊下で女性の声が聞こえた。啓子ちゃんだろうか?
「誰よこんな紙切れ置いていったの。気分悪いわね」
これは、亜希ちゃんの声だ。
「透、行ってみましょう」
「そうだね」
ぼくと真理は何があったのか気になり、廊下に出ることにした。

168 :名無しのオプ:2005/10/24(月) 22:28:31 ID:JaiBKtjw
廊下に出ると、三人組の姿が見える。
何やら紙切れを覗き込んでるみたいだが…。
「あの、どうしたの?」
ぼくがそれに首を突っ込む。
「あ、透さん。ちょっとこれ見てよ!」
可奈子ちゃんがそう言ってぼくに紙切れを渡す。
ぼくは早速その紙切れを見る。
その紙切れには素っ気無い字でこう書かれていた。

『こんや12じ だれかが しぬ』

……ぷ。
ぼくは心の中で少し笑ってしまった。
不幸の手紙や呪いのメールと似たようなものじゃないか。どう見てもただのイタズラだ。
「透、ちょっと見せて」
真理が見たがってたようなので、ぼくは真理に紙切れを渡す。
「…今夜12時…誰かが死ぬ、ですって?」
三人組はその真理の半ば呆れかかった言葉に頷く。
「子供っぽいイタズラね。誰がこんなもの書いたのかしら…。透、思い当たる?」
真理がぼくに尋ねる。

A:「もちろん。あの人しか居ないじゃないか」
B:「犯人はぼくだ」
C:「犯人は真理だ」

169 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 00:20:47 ID:VFDOjPQI
Aで

170 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 01:17:18 ID:xiLM3i5G
A:「もちろん。あの人しか居ないじゃないか」

「誰よ。誰だって言うのよ」
真理はぼくをまだ信じていないみたいだ。可奈子ちゃんたちも半信半疑な表情を浮かべる。
「そう…この紙切れを仕掛けた犯人は…」

※名前を入力してください※

171 :坂チュウ ◆SAKACH97/s :2005/10/25(火) 09:58:08 ID:VFDOjPQI
>>170かやま

172 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 13:06:09 ID:xiLM3i5G
かやま


「香山さんだ。香山さんがやったに違いない」
ぼくは犯人を断定した。
「…何で分かるの?」
「それを今から証明するんだよ。ついてきて」
イタズラとは言えど、これは悪質なものだ。許しがたい。
ぼくは階段を下り、談話室まで向かった。真理とOL三人組もついてくる。
階段を下りると、ぼくたちの異様な雰囲気に、談話室にいた人たちもただ事じゃないと気付いたんだろう。全員がこちらを向いてきた。
相変わらず田中さんは部屋にいるのか。それ以外は全員揃ってるみたいだ。
「ど、どうしたの。透くん」
と、みどりさん。
「…可奈子ちゃんたちの部屋で、こんな紙切れが発見されました」
ぼくは紙切れをみどりさんに渡す。それを全員が覗き込むような形になった。
「まあ、嫌なイタズラね」
「…実にな。誰がこういうくだらない事をするんだ」
みどりさんは眉を顰めた。俊夫さんも全員を見渡しながらそれに同調する。
ぼくはそこで静かに口を開いた。
「ぼくの推理だと…犯人は香山さんです」
途端に全員がいっせいに香山さんを見る。
「な、なんやて…?なんでや。わしはやっとらん」
「そうだ。香山さんがこんな事するわけないじゃないか」
香山さんは馬鹿馬鹿しいといった感じで手を横に振った。小林さんも香山さんを庇う。
ぼくはそれを裏付けるべく話を進めることにした。
「…可奈子ちゃん、この紙切れが発見される前だといつ部屋にいましたか?」
「確か…透さんたちが帰ってくる少し前ぐらいだと思う。夕食の時以外は談話室にずっといたから。で、今三人で戻ってみたら部屋の入り口にこれが…」
可奈子ちゃんは記憶を辿り、ぼくに経緯を説明してくれた。
「今の話を聞いて確信がつきました。…やはり、犯人は香山さんです」
ぼくは再度香山さんの方を見た。
「…だから、なんでや。そこまで自信があるなら説明してもらおか」
香山さんは腕を組みこちらを睨む。

173 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 13:23:09 ID:xiLM3i5G
「…まず、ぼくと真理は昼前に一度ペンションに来ています。その時荷物は部屋に置きました」
「それがどうしたんや」
「ですから、その後再び部屋に入ったのは今さっきの事なんですよ。ぼくらは荷物を部屋に置きに行く必要がありませんでしたからね。となると、美樹本さんも違います。彼はここについてから、荷物を部屋に運ぶ前に今この場でスープを召し上がってますからね」
ぼくは軽く美樹本さんを横目に見ながら言った。
「違うもなにも、ぼくは今ここへ来たばかりなのにそんな事しようがないけどね」
美樹本さんはソファに座りながらスープをそそると、ボソッと言った。ぼくは続ける。
「つまり、可奈子ちゃんたちが部屋を抜けてからあの紙切れを部屋の中に入れる事が出来たのは…部屋に荷物を置きに行った香山さんと、春子さん。それから案内役の小林さんだけなんです。
オーナーである小林さんがこのペンションの評判を下げるような事を自ら仕出かすとは考えにくい。つまり…香山さんか春子さんに犯人はしぼられます…」
「なるほど…ね」
美樹本さんがぼくの推理に対し、一人で呟く。
「…まあ、それは分かる。しかしや。しかし、部屋には当然鍵がかかってるやんな?鍵がかかっているのにどうやったと言うんや」
香山さんは先程とは打って変わって、少し焦っていた。自分が犯人だからか?それとも…?

174 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 13:24:24 ID:xiLM3i5G
「鍵なんて開けれなくてもトビラの下の隙間から紙切れを入れる事ぐらいできますよ。」
「そ、そうなんか?知らんかったわ。偶然もここまで重なると怖いもんやな」
香山さんはあくまで自分は犯人じゃないと主張する気だ。ぼくは意地でも認めさせたくなってきた。
「…問題は、春子さんです。春子さんは香山さんと一緒にいたのに何故それを止めなかったのでしょうか?ただ単に気付かなかったのか、それとも分かってて見逃した…つまり共犯なのか…それとも……」
「あの…」
ぼくが真摯の限りを尽くし推理していると、今まで静かだった春子さんが急に喋り出した。
「…ちょっと良い?透さん。主人と私は犯人じゃありませんよ。私はずっと主人と一緒にいたんですが、そんな事をする素振りは全くありませんでした。荷物を置きに行った時も、主人のそばには小林さんもいたじゃないですか。
その時に紙をOLさんたちの部屋のトビラの下から入れるなんて…そんな余裕はなかったと思います」
春子さんは夫を疑われてて少しムカッときてたんだろう。早口でぼくに言ってきた。
「そ、それは…」
ぼくは言葉に詰まった。どうしよう…?

A:「すいませんでした。ぼくが間違っていたみたいです」
ぼくの推理は間違っていた。素直に謝罪すべきだ。
B:「そ、そこを上手くやるのが香山さんの凄いところで…」
苦し紛れにもぼくは考えを曲げなかった。
C:「香山さんじゃないとすると、もしかしてあの人じゃ……」
ぼくは、やはり犯人は別の人だと考えた。

175 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 13:48:55 ID:FW1U6bfn
Cで。
この場合は誰が怪しいかまでは書かなくていいのかな?

176 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 13:49:27 ID:BoBPRExO
Cで

177 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 13:57:04 ID:xiLM3i5G
>>175
ROM者がCを選択したら、香山さんの時みたいに犯人の名前を入力してもらおうと思ったのです。

178 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 14:05:54 ID:xiLM3i5G
>>174の続き
C:「香山さんじゃないとすると、もしかしてあの人じゃ……」
ぼくは、やはり犯人は別の人だと考えた。

「あの人って誰よ?」
真理が当然のように突っ込んでくる。
話を整理してみよう…。
仮に香山さんや春子さんが犯人じゃないとしたら、誰が犯人か?
美樹本さんはまず違う。不審な点はいくつかあったが…彼は今来たばかりだ。不可能に決まっている。
それから、オーナーである小林さんとその妻の今日子さんも除外して良いだろう。彼らがやったとは考えにくい。
俊夫さんとみどりさん…この二人も除外だ。二人とも、一切階段を上ってはいない。
となると…三人組の中の誰かが…?
いや、彼女達は常に三人で行動していた。単独であれを仕掛けては、残りの二人に疑われかねない。やはり違う…。

…と、なると…犯人はあの人しか残っていなかった…。

※名前を入力してください※

179 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 14:20:34 ID:FW1U6bfn
>>178
田中さん

180 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 14:47:25 ID:xiLM3i5G
たなかさん

「犯人は…田中さんです」
「田中さんだと…?何故田中さんなんだ」
ぼくの言葉に小林さんが差し迫ってきた。
「それは、夕食に一番遅れて来たのは田中さんだからです。そして夕食後、一番早く部屋に戻ったのも田中さんでした…」
「つまり…?」
小林さんはまだぼくに言及させる。
「簡単なことですよ、小林さん。ぼくがみどりさんたちに頼まれて、夕食の為に田中さんを部屋まで呼びに行く前の時間。それと、夕食後に一人でそそくさと一番早く姿を消した後の時間…。この2つのアリバイのない時間、どちらかに紙を仕掛けたんでしょう。田中さんは」
「ふーむ…」
小林さんは腕を組むと、首をかしげてしまった。客内にこういったイタズラをする人間がいる事実が分かって、ショックの色は隠せないみたいだ。
「…田中さんが犯人…」
亜希ちゃんだ。
OLたち三人組は少し顔が青くなってきた。
無理もない。あれがイタズラだろうと、内容が内容だ。
犯人のリアルな名前が挙がれば多少身震えでもするものだろう。
もはや、ぼくの言葉を疑うものはいない。
「こうしちゃいられないな。俺は今から田中さんの部屋にいく」
「私も行こう…。私には、オーナーとしての責任がある」
口火を切ったのは俊夫さんだった。
一人で階段を上り始める俊夫さんを、小林さんが追う。
「わしもいくで。危うく田中っちゅうやつのせいで犯人にされる所やった。顔でも拝まんと気が済まへん」
「あー、ぼくも行きましょう。田中さんって人とはまだ顔を合わせていないのでね」
香山さん、美樹本さんもそれに続き階段を上っていった。
「あたしも見てこようかしら」
真理も興味本位で田中さんの部屋へと上ろうとしていた。
ぼくは…どうしようか?


A:おとなしく、談話室で待っている事にした。
B:当然、田中さんの部屋に行くべきだ。
C:嫌な予感がする。真理を止めよう。

181 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 15:19:39 ID:U3dfZog+
Bでお願いします。

182 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 15:51:07 ID:xiLM3i5G
B:当然、田中さんの部屋に行くべきだ。

「待って、真理。ぼくも行くよ」
ぼくはそう言うと皆と共に田中さんの部屋へと向かっていった。
真理以外の女性は、皆談話室で待機だ。
「ここだな」
一同は田中さんの部屋の前についた。俊夫さんがそっとトビラに耳を当てる。
「…何も聞こえない。寝てるのかもしれん」

ドンドン。

「田中さん。話があるんだが」
俊夫さんが強めにトビラをノックする。…返事はない。
「…出てこないわね」
真理が不安そうに声を漏らした。
「チッ…。オーナー、ここの部屋のキー持ってますか?」
「ある事にはあるが…勝手にお客さんの部屋を開けるというのは…」
「しかし……」
俊夫さんは中の様子が気になって仕方ないみたいだ。
「叔父さん、仕方ないわよ。もし田中さんが犯人だったら、皆に一言謝罪する義務があるわ」
「しかしなあ…」
小林さんはまだ躊躇う。
「小林くん、わしからも頼む。田中っちゅうやつの顔見たいんや」
香山さんも小林さんに頼み込んだ。
「……分かった。やむを得ん…」
小林さんはやっと諦め、ポケットからマスターキーを取り出した。

ガチャ…。

「失礼します…」
小林さんはそう言って鍵をはずした。

183 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 16:08:34 ID:xiLM3i5G
田中さんの部屋のトビラが開く。
「おい、田中さ……ん?」
トビラが開くと同時に、俊夫さんが一番に部屋に乗り込んだが…何やらたじろいでる様子だ。
「どうかしましたか?俊夫さん」
ぼくも部屋に入り、俊夫さんに近付いた。
「透くん…田中さんが、いないぞ?」
「えっ…。そんな馬鹿な!」
ぼくは思わず大声を出した。それと同時に皆が駆け込むようにして部屋に入ってくる。
…田中さんが、いない?ぼくは事態を良く飲み込めなかった。
どこかに隠れているのか?
「俊夫さん、バスルームを探して下さい!ぼくはクローゼットの中を…」
「分かった」
ぼくと俊夫さんはそれぞれ田中さんを探す。
ぼくはクローゼットを開けた。…だめだ、いない。
「だめだ!いねえ!」
「俊夫さん…こっちもです!」
部屋の中には田中さんの大きめのカバンがポツンと一つ置いてあるだけで、後は何もなかった。

「キャアアアアアアアア!」
「!?」

突然の事だった。この部屋で悲鳴が轟いたのだ。
ぼくは反射的に悲鳴がした方をむいた。その悲鳴の主は…真理だった。
真理は部屋の窓際に立ち竦み、ベッドの下付近を指差している。
ぼくたちは恐る恐るベッドに近付き、真理が指差す方向を向いた。
その瞬間……ぼくは目を疑った。

184 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 16:22:39 ID:xiLM3i5G
「な……………」
「こ、これ…これ…は…」
俊夫さんはそれを見た瞬間、思わず尻餅を付いた。
ぼくは足がすくんで身動きがとれずにいた。
「ちょ…みんなどないしたんや!わしにも見せてくれえや!」
香山さんがぼくをどかし、割りはいってきた。
「な……なんじゃこりゃあ!死体やん!」
………。
みんな声も出ない。ぼくたちは、イタズラの事なんてどうでも良くなっていた。
そう…田中さんの部屋で、死体が発見されたのだ。それも、バラバラの状態で……。恐らく…服装、サングラスからして田中さん本人の死体だろう。
「これ…田中さん…よね?」
真理が沈黙を破るようにみんなに問いかけた。
「…そうだろう。この服は間違いなく田中さんのものだ」
小林さんが意外と冷静に言う。
「…とにかく、ぼくたちじゃどうしようもない。警察に通報するのが先決だ」
今まで黙ってた美樹本さんも口を開いた。
「そ、そうだな。よし、談話室に戻ろう。警察を呼ばなくては…!」
小林さんの掛け声と共に、ぼくたちは急いで談話室へと戻った。
部屋につくと、小林さんは急いで電話を手に取る。そしてダイヤルを回した。このペンションの電話はダイヤル式だ。
「ちょっと…急にどうしたの?みんな…」
可奈子ちゃんがぼくたちの慌てた様子にビックリして質問をしてきたが、ぼくたちは答えてる余裕なんてなかった。
…と、小林さんが途端に顔を顰める。
「…………まさか!」
小林さんは確認するかのようにもう一度ダイヤルを回した。
「……なんてことだ。つながらん…電話線をやられた」
「な、なんだって!」
俊夫さんが確認するかのように受話器を手に取った。
「……クソ!やられた!」
俊夫さんは怒り、思い切り地団駄を踏んだ。

185 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 16:23:18 ID:xiLM3i5G
「あ、わし携帯電話あるで!これなら使えるんとちゃうか!?」
香山さんは明るい表情で小林さんに言った。が…。
「香山さん。この山奥じゃ電波もろくに届かないんです…。おそらく、携帯電話も…」
「そ、そうか…」
小林さんと香山さんは同時に落胆する。

「ねえ。さっきから何があったというのよ?俊夫くん、オーナー。なんで警察になんて連絡しようとしてるの?田中さんはどうして連れて来ないの?説明してくれるかしら」
みどりさんが言った。
みどりさんは、訳が分からないといった感じで少し苛立っているように見える。
だが、俊夫さんも小林さんもそれに答えようとしない。いや、答えられないのか…。
あの現場を見に行った人は全員顔色が悪い。誰も答える気はなさそうだ。
仕方がない。ぼくが口を割ろう…。


A:「…田中さんが部屋から消えてたんです」
B:「…田中さんが部屋で殺されていたんです」
C:「…田中さんがバラバラになっていたんです」

186 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 17:19:23 ID:BoBPRExO
Cでお願いします

187 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 17:33:02 ID:xiLM3i5G
C:「…田中さんがバラバラになっていたんです」

「…バラバラ?どういう事よ…?」
みどりさんはぼくの説明だけじゃ理解できなかったようだ。
「ですから…」
ぼくが続けようとしたその時だった。
「透くん、俺から言わせてくれ」
俊夫さんだ。ぼくはこくりと頷き、俊夫さんに後は任せた。
「いいか…?みんな落ち着いて聞いてくれ。死んでいたんだ、田中さんが。バラバラになって…」
「キャーーーーーーー!!!」
啓子ちゃんが俊夫さんが全てを言い終わる前に叫び出した。
「………なんですって!?さっきまでピンピンしてたじゃない…!」
みどりさんは大声を張り上げた。驚きを隠せない様子である。そして信じられない、と言った感じでその場をウロウロし始めた。
「誰が…殺したの…?」
可奈子ちゃんが脅えた声でぽつりと呟いた。
「おそらく、犯人はまだこのペンション内にいるだろうね。バラバラの死体…か。ここに来たばかりだってのに、とんだ災難に巻き込まれちゃったなあ…」
美樹本さんは自分だけが被害にあったような言い方で言った。
とにかく…次に起こすべき行動を考えてみた。
まずは犯人を見つけないことに安心は出来ない。
そう考えたぼくは…

A:外を探そうと思った。
B:ペンション内を探そうと思った。

188 :名無しのオプ:2005/10/25(火) 18:12:50 ID:VFDOjPQI
Bで

189 :書き出し人:2005/10/25(火) 21:59:11 ID:xiLM3i5G
すいません、書くの待ってる方がいるとあれなんで…。
明日の昼頃続きは書きます。待っていてください。

190 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 17:47:11 ID:C/0JuVY7
B:ペンション内を探そうと思った。

田中さんを殺した犯人はまだペンションの中にいる可能性が高い。というか、状況的にそうとしか考えられない。
そう思ったぼくは、ペンション内を調べる必要があると考えた。
「犯人はまだペンションの中にいるかもしれません。そこで思ったんですが…ペンションの中を手分けして探すってのはどうでしょう?」
ぼくが皆にこの案を打ち明けた。
「それには賛成だ。だが、犯人がこの中にいるとしたらかなりの危険を伴うぞ。…覚悟はあるのか?」
俊夫さんだ。
確かに、かくれんぼとは訳が違う。
犯人も見つかるまいと息を殺して隠れているだろう。
もし仮に、誰かが犯人を見つけて、その誰かが犯人と対峙してしまったら…?
そんな可能性を考えると、ぼくは女性陣はここで待機してもらった方がいいと思った。
かと言って、談話室に女性陣だけ残すのも危険だ。
ぼくは一つの提案をした。
「男性で…誰か、ぼくと一緒にペンション内を探してくれる人いますか?」
ぼくの少し情けない声で呼びかけに、皆は耳を傾ける。。
「俺は行こう。殺人鬼がいるってのに、じっとなんてしてられないんでね」
俊夫さんは強気に答えた。
「ぼくも探そう。多い方が心強いだろう」
美樹本さんもソファから立ち上がり、ぼくについてきてくれるみたいだ。
「では、私はも…」
「わ、わしも行かんとな…」
小林さんと香山さんも行く気になったみたいだ。
しかし、男性全員で行くとなると、談話室は女性だけになってしまう。相手は神出鬼没な犯人だ…それでは危険すぎる。
ぼくは…

A:やはり、男性全員で行く事にした。
B:小林さんと香山さんは談話室に残ってもらう事にした。
C:ぼくが談話室に残り、他の男性を行かせる事にした。

191 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 17:54:39 ID:+mUYFJnb
Bで!

192 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 18:10:05 ID:C/0JuVY7
B:小林さんと香山さんは談話室に残ってもらう事にした。

「いや…小林さんと香山さんは談話室に残っていてください。犯人が急に談話室に現れるかもしれませんから…その時は、お願いします」
ぼくは小林さんと香山さんに談話室に残るよう指示した。
「そ、それもそやな…。若い姉ちゃんたちだけを残しとくわけにもいかんし…。ここは確保しとくで、安心せえ」
香山さんはほっとした方に言う。
「了解した。…くれぐれも気をつけるんだよ。透くん、美樹本さん、久保田くん」
小林さんもぼくの意見に同意のようだ。
「透…。気をつけてね」
真理がぼくに一声かける。
「ああ。なるべくそうしてみるよ。真理たちも気を抜かないでね」
ぼくは真理に念を押すように言った。
「…さて、そうと決まればまず二階から行こうか。透くん」
「はい」
「二階から?なぜだ?」
俊夫さんが美樹本さんの発言に突っ掛かった。
「どちらかと言えば、二階のほうが犯人がいる可能性があるだろう?だったら、危険な方から調べる方が妥当だと思ってね」
ぼくも美樹本さんの意見には賛成だ。二階から探すべきだろう。
それに、犯人が一階に隠れているというのは…少し無理がある。ぼくたちがずっといた一階で誰にも見つからずに隠れているとは考えにくいのだ。
「…ああ、そうだな。じゃあそうしよう」
俊夫さんも承諾すると、美樹本さんは先頭に立って階段を上り始めた。それに俊夫さん、ぼくといった順で続いた。

ギシリ。
ギシリ。

ぼくたちは一歩一歩慎重に階段を上り、二階に着いた。
まずはどこから調べよう…?

A:田中さんの部屋だ。
B:物置だ。
C:全員で適当に散らばり、手分けして調べよう。

193 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 19:08:52 ID:eVMfpKgT
('A`)

194 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 19:47:28 ID:nMVxw1ZQ
なんかプレイ時の緊張が甦るな

195 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 20:59:56 ID:C/0JuVY7
A:田中さんの部屋だ。

「田中さんの部屋から探しましょう。何か手がかりがあるかもしれません」
犯人を見つけるには、何事にも手がかりが必要だ。
だったら、その手がかりはどこにあるのか?ぼくはそう考えた。
…事件現場の田中さんの部屋なら、それが見つかるかもしれない…。
ぼくが早速、田中さんの部屋へと向かおうとした時であった。
「いや。待ってくれ、透くん」
「…どうしました?美樹本さん」
美樹本さんが急にぼくを呼び止めてきた。
「田中さんの部屋はぼく一人で調べよう。なんせ、あそこは死体がある場所だ。これからの日本を背負う若い君らに、死体なんて見て欲しくないんだよ。だから俊夫くんと他を当たってみてくれないか?」
田中さんの部屋を調べようとしたぼくだったが、美樹本さんはぼくと俊夫さんに他の場所を調べるように要求してきた。
このまま美樹本さんをあの部屋に行かせて大丈夫だろうか…?


A:美樹本さんなら大丈夫だ。
B:美樹本さんだから不安だ。
C:単独で調査するのは構わないが、もっと後にして欲しかった。

196 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 21:27:44 ID:Q8Bh0rXU
('B`)

197 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 22:21:35 ID:C/0JuVY7
B:美樹本さんだから不安だ。

自分から一人で捜索させろと言ってくるなんて、妙じゃないか…?
ぼくはそう思っていた。
それに、美樹本さんには色々と不審な点がある。ぼくは美樹本さんの申し出を拒むことにした。
「美樹本さん、心遣いはありがたいんですが、一人で行動してもらうわけには…」
ぼくは申し訳無さそうに言った。
「…行かせてやれ」
…!
俊夫さんの口から、思わぬ発言だ。
「安心しな、透くん。彼は犯人じゃないさ。第一、不可能だろう?ペンションに来てから彼は一度も2階へ上がってないんだぞ?」
…確かに言われてみればそうだ。
美樹本さんに田中さんを殺す事は『不可能』だった。
一度も2階へ上がってないというのに、2階にいた田中さんを殺す事なんて出来るわけがない。

しかし、そんな事ぐらいぼくにだって分かっていた。
それでも…それでもぼくには何か引っかかって仕方なかったのだ。
「俊夫くんはああ言ってるけど…君はどうなんだい?透くん」
美樹本さんがぼくに再度確認を得てきた。…どうする?

A:やはり、一人で行かせるわけにはいかない。
B:仕方がないので、一人で行かせることにした。

198 :名無しのオプ:2005/10/26(水) 22:58:11 ID:PExeB7/C
Aで。なんかドキドキする。

199 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 01:11:44 ID:IpL3Knk5
びじゅぽん怪しいよびじゅぽん

200 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 01:32:54 ID:l3dsF9BJ
そういえばここってゲームのネタバレは禁止みたいだけど、
どこまで原作に沿った話を作っていいのだろう?
前スレは落ちてて読めないので、傾向が分からない。
オリジナルのバッドエンドがいくつか続いて、
核心に触れる前に自然に新ストーリーに移行するの?

201 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 06:44:24 ID:WOyZnNet
ぶっちゃけ、ネタバレ禁止を望んでる人なんていないと思うよね。
第一、かまいたちを全

202 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 06:52:15 ID:WOyZnNet
ぶっちゃけ、ネタバレ禁止はどうでもいいと思う。望んでる人なんているの?
かまいたちを全クリしたやつじゃないと滅多にここ見ないよ。
それより、この話の続きが見たい。
原作と似てるけど、田中の部屋に行くタイミングやら何やら違うし別に良いんでない?
作者頑張れ!

203 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 11:53:57 ID:x+INAyij
一応、原作とは結構ストーリーを変えていくつもりです。(選択肢の都合にも寄るのでどうなるかは未定ですが)
今の所は原作に近い線いっちゃってますが…そのうち「あれ?」と思う場面になるでしょう。
なるべくネタバレしないように気をつけてみます。

204 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 11:54:55 ID:x+INAyij
A:やはり、一人で行かせるわけにはいかない。

「…だめですよ。それじゃあ3人で来た意味がないじゃないですか。行くなら全員で田中さんの部屋に行きましょう」
ぼくが言った。
「なんだ?美樹本さんを疑ってるのか?」
俊夫さんだ。
「……あの部屋に、一人で入るのはまずいと思うんです。犯人がまだ隠れている可能性もありますから」
「いや…まあ、それはそうだが…」
俊夫さんは顔を曇らせた。
話を逸らしたぼくだったが、どう考えても美樹本さんを一人にしてはいけない気がしたのだ。
口とは裏腹に、俊夫さんの言葉を聞いた後もぼくの中で彼に対する疑いは消えなかった。
当然、人を疑うのは気持ちの良いものではないが…。
「分かったよ、透くん。…そこまで言うならしょうがない。全員で行こうか」
美樹本さんも諦め納得してくれたようだ。
…ぼくたちは田中さんの部屋の前まで来た。
「確か、ここは鍵がかかっていたな。という事は…密室殺人か?」
俊夫さんは部屋に入る前にぼくに問いかけてきた。
「いや、ここの鍵は押しボタン式です。…この部屋で田中さんを殺し、鍵のボタンを掛けたまま強引にトビラを閉めれば…そう見せかけることも可能ですよ」
そう…このペンションの客室は、ほとんど押しボタン式だ。ぼくの部屋もそうだったので、間違いないだろう。
だとしたら、犯人はぼくたちの捜査を霍乱させるために密室殺人に見せかけた可能性がある。…いや、むしろこちらの方が考えに納得がいく。
ぼくはそう考えた。

205 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 11:55:56 ID:x+INAyij
「…とりあえず、中に入ってみよう。何か手がかりがあるかもしれない」
「ですね…」
「慎重にな、美樹本さん」
ぼくたちの意見が纏まるのを確認すると、美樹本さんはゆっくりとトビラを開け、部屋に足を踏み入れる。
暗い。暗くて周りがあまり見えない。
ぼくは入ってすぐに電気をつけることにした。
スイッチを入れると、ベッド際にあった縦に長い蛍光灯が、場を明るく照らした。
ぼくたちは早速部屋の捜査を始めた…。

A:田中さんのカバンの中はどうだろう。
B:窓のガラスはどうだろう。
C:窓の外はどうだろう。

206 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 12:37:11 ID:l3dsF9BJ
Bでお願いします。

207 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 13:16:41 ID:x+INAyij
B:窓のガラスはどうだろう。

犯人が窓から逃げ出した可能性もあると思ったぼくは、窓のガラスを調べることにした。
……。
丈夫そうなガラスだ。台風の風の影響を受け、ガタガタいってるが…風が原因で割れる事はなさそうだった。
ぼくの見た所、窓ガラスには割れた形跡どころか、ヒビすらいってない。
おそらく、人が故意的にこのガラスを割ろうとしなければ割れることはないだろう。
そして、ぼくはついでに窓の外を見てみる。
窓の隙間からゴーゴーと風の音が漏れ、どよめいている。
……高い。
仮にも、ここは2階だ。ここから犯人が飛び降りたりでもしたら間違いなく足を怪我するだろう。
…下に、雪やマットなどのクッション代わりの物がない限りは…。
「どうだい?透くん。何か手がかりは?」
俊夫さんが寄ってきた。
「…残念ですが、この部屋に手がかりとなりそうなものはなさそうですね。この部屋に手がかりがあるとしたら……」
ぼくは部屋の隅っこに置いてあった、田中さんのカバンを見つめた。
「…これか」
俊夫さんはすぐにそのカバンを開け、中を調べ出す。
「…!透くん、このカバン…何も入ってないぞ!?」
「…まさか」
ぼくは疑いながらも、そのカバンの中身を確認した。
本当に、何も入ってない…。
「多分…犯人は強盗殺人が目的だったんだろう。そのカバンの中から田中さんの金品などを手に入れるために、田中さんを殺したんだ」
美樹本さんが静かに口を開く。
…それなら、あえりる話だ。こんな大きいカバンに一体何が入っていたんだろう?
それより…そこまでして大金を手に入れたい人間の心情が、どうしてもぼくには理解できなかった。

208 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 13:18:14 ID:x+INAyij
「…ま、こんな所だな。他の場所を探そうぜ。犯人がいるかもしれないから気を抜くな」
「そう…ですね」
ここで手がかりを見つけれるか、あるいは犯人を発見出来るかと思っていたぼくだったが、どうやら考えは甘かったらしい。
結局大した情報は得ることは出来ず、ぼくたちは田中さんの部屋の蛍光灯のスイッチを切り、部屋を後にした。

…その後、他の部屋や掃除用具入れの棚などもくまなく探したが、結局犯人も、手がかりも見つかることはなかった…。

「…戻るか」
俊夫さんが力なく言う。
ぼくたちは談話室に戻ることにした。
「犯人は…1階にいるんじゃないかな?」
談話室へ向かう途中、2階の廊下で突然美樹本さんが犯人の場所を特定しだした。
1階に犯人…か。

A:「考えにくいですが、可能性はあります」
B:「絶対そうですよ!そうとしか考えられません!」
C:「いや。それより怪しい場所があります」

209 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 14:02:27 ID:DBE5Yahe
何だろう…
Cでお願いします

210 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 15:03:41 ID:x+INAyij
C:「いや。それより怪しい場所があります」

ペンションの2階でも1階でもない。そうだ…ここしかない。
ぼくには思い当たる所があった。
「どこだ?どこだと言うんだ」
「…外。外ですよ」
「外…だって?こんな台風の中、犯人が外にいるなんて…」
俊夫さんが否定しようとした。が…
「いや。大いに可能性はあると思うが」
逆に、美樹本さんはぼくの意見を肯定した。
「むしろ、1階に隠れているという方が考えにくくなってきた。あれだけ客がいるというのに、そう易々と隠れれるものじゃない。そうだろう?透くん」
「…はい、そうです。それに『この台風の中、まさか外にはいないだろう』という僕たちの心理を裏手に取ってるかもしれませんしね」
「分かった…。じゃあ皆に相談してみるか」
俊夫さんもぼくの考えに賛成してくれた。
談話室へにつく。
「おかえり、透。その様子じゃ、犯人は…」
真理が心配した方に駆け寄って来る。
「ああ。犯人は見つからなかったよ。でも、2階を探してみて…多分犯人は外にいるんじゃないかと思ったんだ」
「外…。まあ可能性はあるけど…」
真理はそう言って窓から外を見る。
雨風ともに強くなり、とても外には立って居れそうにもない。
「あの。あたしたち、帰ります!」
可奈子ちゃんがいきなり立ち上がった。
「ど、どうしたんだ。急に帰るなんて…」
小林さんが可奈子ちゃんを宥めるように言う。
「…人が死んでるのよ?次は、もしかしたらあたしたちかもしれないのよ?こんな所にどうして黙っていなきゃいけないか不思議なくらい。…啓子、亜希、行こ」
可奈子ちゃんは啓子ちゃんと亜希ちゃんを呼びかけた。
「誰だってそうしてるさ……。帰れるなら、ね」
可奈子ちゃんに対し、美樹本さんが残念そうに口を開く。

211 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 15:08:50 ID:x+INAyij
「外を見てみなよ。こんな雨や風の中、車を出したらどうなるか分かるかい?ここら辺は山道だし、崖も多い。…無事に抜けれるかな」
美樹本さんの表情は段々と険しいものになってくる。
「な、何よ…それぐらいなんとか…!」
が、可奈子ちゃんはあくまで強気だ。
「やめとけ」
静かだが、怒りのこもった声で俊夫さんが言う。
「…もし君らが事故でも起こしたら…俺は君らを止められなかった自分に腹が立ってしょうがないだろう。…この天気の中、下手に動くよりここに居たほうが安全なんだ。分かってくれ」
その怒りの矛先は、可奈子ちゃんではなく、犯人へのものだったが…。
「……分かったわよ。でもあたしは部屋に戻るからね」
可奈子ちゃんはやっと折れたと思ったら、今度は部屋に戻っていってしまった。
俊夫さんや美樹本さんも、それを止めるのまでは勘弁な様子だ。
啓子ちゃんと亜希ちゃんもその後を追うように階段を上っていく。
「何よあの子たち……」
みどりさんが小さい声でそう言ったが、ぼく以外には聞こえていないだろう。
「わ、わしは…」
「ええ。香山さんはここで待機していて下さい。もしものときは、真理たちを頼みます」
「お、おう…!任せとき」
ぼくは再び香山さんに待機を指示した。
香山さんは探索させるより、ここに待機させておくほうが何かと安心できる。
「で…私たちは外を探しにいけばいけばいいのか?」
小林さんがぼくに向かっていった。
「そうです。何グループかに分けて探した方が良いですね」
「…じゃあこうしないか?ぼくと俊夫くん。小林さんと透くんのグループに別れよう。あとはここで待機ってことで」
「賛成だ。それでいい」
再び小林さんだ。
「ええ。分かりました。それでいきましょう」
ぼくも賛成した。小林さんなら安心できる。
「あ、それと小林さん。人数分カッパを用意してください」
「ああ。分かった」
ぼくは小林さんにカッパを要求した。

212 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 15:09:26 ID:x+INAyij
「…ほら、これだ」
小林さんはカッパを持ってきた。ぼくたちはそのカッパを着る。
…これで準備は整った。
「よし…いくか!」
早速俊夫さんが気合を入れてペンションの玄関を開け、飛び出ようとした。
「うお…!!」
が、途端に俊夫さんは戻ってきた。
「す、凄い風だ…。気をつけた方がいい」
気をつけるのは俊夫さんですよ。と言いたいところだったが、ぼくは黙ってコクリと頷くと、暴風雨の中、足を進めることにした。

ペンションの外。普段は遠くの山々まで見渡せるこのペンションだったが、今は違った。
目の前のものすら見えないぐらいの暴風雨に、ぼくたちは少し戸惑っている。
「……すごいな」
「ですね…」
ぼくは小林さんに同感した。
「それじゃ…俺と美樹本さんはこっち側を探してくる。…気をつけろよ!」
俊夫さんたちはそう言って、ぼくたちとは反対方向へと消えていってしまった。
さて…ぼくたちも探そうか。

A:ぼくは先頭に立った。
B:ぼくは小林さんを先頭に立たせた。
C:ぼくはその場で周りに目をやってみた。

213 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 15:44:56 ID:l3dsF9BJ
Cで。

214 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 16:36:50 ID:x+INAyij
C:ぼくはその場で周りに目をやってみた。

落ち葉や折れた木の枝が宙を舞っている。
時折それがぼくの顔や体に当たって痛い。
凄い風と雨でほとんど目が開けられないが、それでもぼくは周りを見渡してみた。
うーん…。
ペンションの入り口付近には…特に何もないな。
「ほら、行くぞ。透くん」
小林さんに声をかけられ、ぼくたちはペンションの入り口から向かって左側に進むことにした。
小林さんが自然と先頭に立つ。普段はそれほど勇敢とはいえない小林さんだが、今は違った。オーナーの責任感からだろうか…。
その勇猛果敢な鋭い目付きは、悪に立ち向かう十分な強さになるだろう。
と、そこへぼくにある物が目に入ってきた。
ペンションの裏庭に黒い鉄の塊のようなものを発見したのだ。
「小林さん…あれは?」
ぼくは良く見えなかったので小林さんに聞くことにした。
「ああ。あれは水道の蛇口だよ。冬は凍り付いて使えないが、それ以外は花壇の水遣りなんかに使わせてもらっている」
「へえ…そうなんですか。今も使えます?」
「当然だ。今朝も使えたからな」
どうやら、あれはただの水道だったようだ。ぼくは暫くその水道を見つめていた。その水道が何かを訴えていたように感じたからだ。
まあ…多分気のせいだろう。一応覚えておこう。

あ…あれ?

気付いたら…小林さんがいない!
いや、近くにいるかもしれないが…こう雨風が強いと何メートルかさきですら見えない状況だ。
もしや、ぼくは小林さんとはぐれてしまったのか…?

A:ぼくは大声で叫んだ。
B:ぼくは後戻りした。
C:ぼくは先へ進んだ。

215 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 17:16:47 ID:r41fP7SO
('A`)


216 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 19:03:12 ID:x+INAyij
A:ぼくは大声で叫んだ。

「小林さーーーん!どこですかー!?」
ぼくは張り裂けんばかりの声で小林さんを呼んだ。
「…ん!…くん!透くん!」
…前方から小林さんの声が聞こえた。
「すまん!着いて来てると思って、後ろを向いた時には既に居なくて…」
「いえ。ぼくの方こそなんかモタモタしてすいませんでした…」
ぼくと小林さんは互いに謝罪し合った。
「…それより小林さん、前方見てきましたよね?どうでした?」
「…私は、とりあえずこっち方面を調べてみたが、特に犯人が隠れている様子や、怪しい物はなかった。一旦戻らないかい?」
「…そうでしたか。でも、俊夫さんたちは…?」
「彼らも時期に戻るだろう。あの二人なら心配ないさ」
「だといいですが…」
ぼくと小林さんは、ひとまずペンションの中に戻ることにした。

再びペンションの中に入ると、室内の暖かい空気がぼくを包んだ。
「…ふう。びしょ濡れだ」
「全くだ」
ぼくたちは玄関でカッパを脱ぐ。
「おかえりなさい。透くん、あなた。コーヒーが入ってるわよ」
「あ、わざわざすいません…」
ぼくはカッパを脱ぎ終わると、談話室のソファに座り、コーヒーをすする。
ああ、生き返るなあ…。
「…透、犯人は?」
雨で濡れたばかりのぼくに気遣うように、真理が砂糖を運んできながら言った。
「それが…全然…」
「そう…。安心したようなホッとしたような…なんとも言えない心境だわ」
真理は正直な感想を述べると、ぼくの隣に腰掛けた。
「そうえば…俊夫さんと美樹本さんは?まだ外なの?」
「ああ、そろそろ戻ってくると思うんだけど…」
ぼくは砂糖の紙袋の口を開けながら答えた。

217 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 19:04:09 ID:x+INAyij
バタン!


突然ペンションの玄関のトビラが開く。
乱暴な開け方からして、ただ事ではない事は確かだ…。まさか犯人が…?
そう思って、ぼくは玄関に目をやった。
すると…そこに立っていたのは俊夫さんだった。
「た、大変だ!美樹本さんが…誰かに頭をやられた!」
俊夫さんは美樹本さんを背負いながら玄関で叫ぶ。
「……なんだって!?」
「とうとうでおったか…!」
ぼくは思わず立ち上がった。
真理は何も言わず無言で俊夫さんの方へ駆け寄る。香山さんも一緒だ。
「クソッ!今日子、救急箱を!」
「はい!」
今日子さんはスタッフルームへ。小林さんはすぐに毛布などを運んできた。
「美樹本さん!大丈夫か!」
俊夫さんが美樹本さんをひとまず玄関に寝かし、頬を軽く叩いた。
「…ん…うっ…!」
美樹本さんの左側のコメカミには、少し出血があった。そこまで重傷じゃなさそうだが…何かで殴られたみたいだ。
「誰だ!誰にやられたんだ!」
俊夫さんは、虫の息の美樹本さんに必死に呼びかけた。
「……分からない。ぼくが先頭に立っていたら後ろから突然…」
後ろから…だって?

A:「俊夫さん…あなただったんですね」
B:「小林さん…ぼくとはぐれた後、何をしてたんですか?」
C:「美樹本さん…あなたは嘘をついています」

218 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 19:23:49 ID:DBE5Yahe
Cで

219 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 20:08:05 ID:x+INAyij
C:「美樹本さん…あなたは嘘をついています」

ぼくは怪我をしてる美樹本さんに気を遣うこともなく、厳しいことを言った。
「透!何言ってるのよ?美樹本さんは怪我をしてるのよ?どうして怪我をしてる人が嘘なんてつかなきゃいけないのよ」
「そうだ…なんでぼくが嘘を付く必要があるんだ…。変な事を言うのはやめてくれないか」
美樹本さんは迷惑そうに言った。
「ぼくと美樹本さん、どちらが正しいかは話を整理していけば分かります」
ぼくはそう言うと、俊夫さんの方を向いた。
俊夫さんはそのぼく視線に気付く。
「な、なんだ…?」
「俊夫さん…さっき美樹本さんは『先頭に立っていたら後ろから突然…』と言いましたよね?」
「ああ、言ってたな。確かに。俺と美樹本さんは少し離れた位置で犯人を同時に捜してたんだ。そして、俺がふと美樹本さんの方を向いたら…彼は地面に倒れていた」
「そう…つまり、美樹本さんの後ろにいたのは俊夫さんだった…という事です。状況的に、俊夫さんしか美樹本さんを殴れる人はいなかった…こういう事になります」
「…!なんだと。俺がやったと言いたいのか?」
俊夫さんは眉を少し顰めると、腕まくりを始めた。
「い、いえ…そうじゃありません。ちょっと俊夫さん…あなたが犯人になったつもりで、ぼくを美樹本さんに仕立て、ぼくの頭を殴るマネをしてくれませんか?」
そう言って、ぼくは俊夫さんに背を向けた。
全員、ぼくの事を不思議な目でみる。当然今の段階では意味が分からないだろう。
「…?あ、ああ…これでいいのか?」
俊夫さんはすぐに、ぼくの頭を殴るジェスチャーを取る。
「…俊夫さん!そこで止まって!…ほら、見て下さい。俊夫さんは右利きです。当然右利きの人が殴れば…コメカミに出来る傷も右側ですよ。…ねえ、美樹本さん?」

…沈黙が流れた。
そう…美樹本さんの傷はコメカミの左側に出来ていたのだ。
ぼくの推理はずばり当たったみたいだ。美樹本さんは…嘘をついていたんだ!

220 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 20:09:22 ID:x+INAyij
「透。言ってる事が滅茶苦茶よ…」
沈黙を破ったのは真理だ。
「どこが…?」
ぼくは、決まったと思った推理を覆そうとする真理に敵対心を持った。
「さっき、俊夫さんと美樹本さんは『少し離れた位置で犯人を同時に捜してた』って言ったわよね。つまり、互いを意識し合ってる暇はなかったと思うの」
「それで?」
それだけでは、全くぼくの推理は覆らない。
「つまり、こうは考えられない?…俊夫さんが見てない隙に、左利きの犯人が現れて美樹本さんの頭部を殴打した…」
「いや、真理。さすがに俊夫さんもそこまで注意を逸らしてたわけじゃ…」
ぼくは真理の推理を遮ろうとした。
「……すまん、透くん。実は…真理ちゃんの言うとおり、俺は犯人ばかりを意識し、美樹本さんを殆ど意識してなかった。…もしかしたら、彼が襲われる瞬間を見過ごしてたかもしれない」
「な、なんだって…?」
「……それに、美樹本さんが嘘を付く意図が俺には理解出来ん」
「まあ、それもそうですけど…」
「やっぱり美樹本さんは殴られたのよ。誰かに」
「でも…そうなってくると…俊夫さん。あなたも怪しくなってくる。この可能性を考え、故意的に左側を狙った可能性もありますし」
「…まあ、状況的にそれは免れないだろうな。だが疑い合ってもキリがないぞ」
談話室内に、嫌な空気が流れる。
神出鬼没で見ず知らずだったと思ってた犯人が、この中にいるかもしれない…。
そんな空気が漂い始めたのだ。そして…ぼくはこういった。


A:「朝まで…全員でここにいましょう」
B:「犯人はこの中にいます」
C:「犯人が分かった」

221 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 20:18:12 ID:/HlVU39z
Aでお願いします。

222 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 20:47:31 ID:x+INAyij
A:「朝まで…全員でここにいましょう」

ぼくは当然とるべき行動を皆に言った。
下手に犯人を探し回るより、台風が過ぎるまでここに全員で固まっていた方が安全な気がしたのだ。

「わしは、いややで」
香山…さん?
「ど、どうしました?香山さん…」
小林さんが慌てて香山さんに問いかける。
「犯人はこの中にいるかもしれんのやろ。何を好んでわしが犯罪者の中におらなあかんねん」
「おい。香山さん。それは俺たちの中に犯人がいるって決め付けてるような言い方だが?」
俊夫さんが香山さんに突っ掛かった。
「ああ、そうやで。違うんか?違うって言い切れるんか?」
「くっ…」
俊夫さんは黙って下を向いた。
「あの…私も少し具合が悪いので、主人と共に2階の部屋に行きたいのですが…」
…春子さんまで…!

223 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 20:48:05 ID:x+INAyij
「部屋に行きたい奴は好きにしたら良いじゃないか!だが俺はどうなっても知らないからな!」
俊夫さんは半ば怒り気味で全員を怒鳴りつけた。
「まあまあ、俊夫くん……」
小林さん俊夫さんの肩をポンポンと叩いた。
「ほな、失礼させてもらう事にするわ。行くで、春子」
「はい」
香山さんたちは二階へ上がっていってしまった…。
この場にいるのは、ぼく、真理、小林さん、今日子さん、みどりさん、俊夫さん、そして、美樹本さんだけだ。
「あの…正直な事を言わせてもらおう。ぼくも部屋に行きたい、少し落ち着く場所で横になりたいんだ…」
美樹本さんが言った。
どうするべきだろう…?

A:ここで行かせるわけにはいかない。
B:引き止めても周りに反対される。何も言わないでおこう。
C:「寝るときは、部屋に鍵を閉めといて下さいね」
ぼくは美樹本さんに軽く忠告をしといた。

224 :名無しのオプ:2005/10/27(木) 21:37:58 ID:IF+LL7Tz
B

225 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 01:56:13 ID:Go73eyMd
B:引き止めても周りに反対される。何も言わないでおこう。

美樹本さんは特に周りから反対されないのを確認すると、すっと立ち上がった。
「あー、いてて…。小林さん、今日子さん。手当てしてもらってすいません。わざわざ…」
美樹本さんは深くお辞儀をした。
「大丈夫ですか?まだ痛むみたいですが…。もし良ければ、お休みになる前に鎮痛剤でも打ちましょうか?」
今日子さんが救急箱を再び漁り始めた。
「ああ、そうしてもらいましょうかね。すいません」
美樹本さんはそういうと左腕まくりをし、手を差し出した。
…左手?美樹本さんは左利きか……?いや、ただの偶然かもしれない…。
しかし、今となってはこの推理も遅すぎた。
美樹本さんはもう鎮痛剤を打ち終え、2階へ上がろうとしている。
「透………美樹本さん…行かせちゃっていいの?」
真理が小声でぼくに言ってきた。
「ああ。どうせ言っても止められるだろうしさ。それより、ぼくと真理はここでじっとしてよう。いいね?」
「…う、うん」
真理も諦めたようにため息をつくと、ソファに深く腰を掛けた。
誰も喋らない。
小林さんは煙草をふかし、何やら考え事をしていた。
今日子さんは皆が飲んだコーヒーのカップなどを片付けたりしている。
俊夫さんはじっとしていられないのか、その場をずっとうろついてた。
みどりさんは、何故かぼくたちと同じソファに座ったまま全く動かない。
真理もぼくの隣でじっと大人しく座っていた。

226 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 01:57:20 ID:Go73eyMd
「…ねえ、私、ちょっと調べごとがあるの。田中さんの部屋、見てきていい?」
口火を切ったのはみどりさんだった。
みどりさんがいきなり田中さんの部屋を調べると言い出したのだ。
「ああ、あの部屋には誰もいなかったから別に行っても大丈夫だよ。ほら、これ鍵ね」
小林さんが親切にみどりさんに田中さんの部屋の鍵を渡す。
確かにあの部屋には誰もいなかったから平気と言えば平気だと思うが…。
「一応、気をつけろよ。みどり」
「分かってる。じゃ、待っててね」
みどりさんは俊夫さんと軽く会話を交わすと、ぼくが何か声を掛けようとする前に2階へと上がっていってしまった…。

…それから5分。

遅い。少し遅いぞ。俊夫さんは心配にならないのだろうか?まさかとは思うが…。
ぼくは俊夫さんの方を向いた。2階の方を向き、じっと耳をすましている。どうやら心配はしてるようだ。
…ぼくは、そんな中自分の取るべき行動を考えた。

A:OLたちをここに呼んで来よう。
B:みどりさんの様子を見に行かなくては。
C:俊夫さんの様子を見てよう。

227 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 03:10:43 ID:V194QUDR
Bで。
…あーようやく選択肢を選択できたw

228 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 16:08:13 ID:Go73eyMd
B:みどりさんの様子を見に行かなくては。

ぼくは、恐ろしいことを考えてしまった。
これだけ探しても田中さんを殺した犯人が見つからないという事は…?
ぼく達の中に、無実を装いながら如何にも犯人じゃないというフリをしてる人がいる可能性が高くなってくる。
そして、もし、犯人が2階にいるメンバーの中にいるとしたら…?
……みどりさんが危ないじゃないか!
ぼくはふと時計を見た。もうみどりさんが2階に行ってから10分は経っている。
「ぼく、ちょっとみどりさんの様子を見てきます」
ぼくは立ち上がり、階段へと向かおうとした。
「…俺も行く。まさかとは思うが…心配になってきた」
俊夫さんもついてくるみたいだ。

ダッダッダッダッダッ。

ぼくはまるで、徒競走でもしてるかのように全力で階段を上る。
何故か焦っていた。とても嫌な予感がする。
そして、2階の廊下へと差し掛かった時だった…。
廊下にポツンと横たわっている人が目に入る。………それは、みどりさんだった。
「みどり…?…みどり!」
「みどりさん!」
ぼくと俊夫さんは同時にみどりさんに駆け寄る。
「みどり!みどり!……おい、生きてるよな…?おい!」
俊夫さんは声を震わせながらみどりさんの体を揺すった。
よく見ると、ぼくから見てみどりさんの首の左側には、締め付けられたようなアザがある。指の形がクッキリと残っていた。
そのアザからして、左手で首を思い切り絞められたのは間違いないだろう…。
左……?いや、まさかな…。でも………。
「何…?どうしたの?」
「どうした!何があった!」
「何や何や!?」
「透!俊夫さん!何があったの」
俊夫さんのただならぬ大声を聞きつけ、談話室にいた者や部屋に篭っていた者全員がこの2階の廊下に集まってくる。

229 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 16:09:24 ID:Go73eyMd
「真理…。みどりさんが…」
ぼくはそれ以上言葉もなかった。
「うそ……。なんで…なんでなの…」
真理はもう放心状態だ。目の前の事実から目を背けたくなるのも無理はない…。
小林さんも状況を把握し、みどりさんの傍へと腰を落とした。
「…こ、これは!!篠崎くん!い、生きているのか…?」
小林さんはそう言うと、みどりさんの脈を取り出した。
「……おい!鼓動はある。生きているぞ!」
「ほ、本当ですか!オーナー!」
俊夫さんはびっくりしたような声で叫ぶ。どうやらもう半ば諦めかけていたのだろう。
「脈の具合からして、軽く気を失っているだけだ。おい、今日子。水をここに持ってきてやってくれ。俊夫くん、香山さん、透くん。篠崎くんを談話室まで運ぶ。手伝ってくれ」
小林さんはてきぱきと全員に指示を出した。
やはり、こういう時にもっとも頼れるのは人生経験豊富な小林さんだった。
ぼくたちは気を失っているみどりさんの体を担ぎながら、階段を下ることにした。

230 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 16:10:19 ID:Go73eyMd
その時…!

バリイイィイイン!!

突然、不意に何かが割れたような音が聞こえた。ぼくたちは顔を見合わせる。
こんな不審な音を調べもせずに見過ごすわけにはいかない。
なんだろう…。奥の方の部屋から聞こえたようだったが…。
「オーナー、みどりを頼む……。香山さん。透くん。ついてくるな。もしヤツがいたら…俺一人でやる」
俊夫さんがみどりさんの体をそっと話、小林さんに託すと、一人で廊下の奥へと向かい始めた。その後姿を見ただけで、物凄い私怨を燃やしているのが分かる。
だが一人で音の方へと向かおうとする俊夫さんに、ぼくは一声かけた。
「待って下さい!俊夫さん、皆さんも!」
「…なんだ」
「なんだね?透くん」
俊夫さんは早くしろとでも言いたそうな面持ちで足を止める。

A:「みなさん、犯人が分かりましたよ」
B:「犯人はぼくだ」
C:「犯人は真理だ」
D:やはり今の時点で犯人は特定できない。やめておこう…。

231 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 16:31:52 ID:OlS/L2KC
Aで。

232 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 16:45:46 ID:Go73eyMd
A:「みなさん、犯人が分かりましたよ」

「な…なんだって?そいつは本当か?」
俊夫さんが言った。
「透くん…きみはまさか……」
小林さんはぼくがこれから言おうとすることが感づいたみたいだ。
…今この場にいるのは、ぼく、真理、小林夫妻、香山夫妻、OL三人組、それに俊夫さんと、みどりさん。
話を整理し、よくよく考えれば嫌でもこの殺人事件はこの結論に辿り着く…。
「透、つまり犯人は……あたしたち客人や従業者を含め、この中にいるって事…?」
「残念ながら、そうなるね」
真理の質問に、ぼくは素っ気無く答える。
「な、なんやて!?誰だって言うんや?」
香山さんだ。
「早く言ってくれ。その犯人の名前を」
俊夫さんがぼくをせかす。
「犯人は……」
ぼくは、この場で犯人の名前を公にしようとした………。

※ 名前を 入力して下さい ※

233 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 20:17:25 ID:V194QUDR
あ び こ

…じゃなくて

た な か

で。

234 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 20:28:48 ID:v75LGgSa
>>233
やっぱりこういう時って一回はボケたいですよね。
自分はそこで悩んだので、レス出来なかった。

235 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 21:04:52 ID:FOsfZ9nB
>>234
自分も同じ理由でレス出来なかったw

236 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 21:46:41 ID:Go73eyMd
なんか…wそんな気遣ってもらわなくてもいいのに…orz
ボケてもらっても全然構わなかったですよ。むしろ、そっちの方向もちょっと書いてみたいと思ってましたし…笑
それから、この話はこのまま単純には終わらせないんでご安心を…。

237 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 21:49:14 ID:Go73eyMd
たなか

ぼくの考えが一つに纏まった。
「みなさん。思い出して下さい。今回の被害者は…誰ですか?」
ぼくは皆に当たり前すぎることを全員を対象に問いかける。
当然、当たり前すぎる質問には当たり前すぎる答えが返ってきた。
「そりゃあ…田中さんだろう。それから篠崎くんも」
小林さんだ。
「そう…田中さんです。彼こそが犯人だ。間違いありません」
………。
全員、言葉がない。
おおかた、『何を言ってるんだ、コイツは』とでも思ってるのだろう。
そんな中、やはり真理が口を開いた。
「透…何を言ってるの?田中さんは犯人に殺されたのよ?なのになんで田中さんが犯人なのよ」
「…きっと、真理以外の方々もそんな事を思ってるところでしょうね」
ぼくは少しだけ、不敵な笑み浮かべた。
「分かった!分かったで!自殺した、って言いたいんやろ?せやから、田中さんが犯人っちゅう表現を使ったんや!」
香山さんが慌てて自分の考えを言ってきた。しかし、全くの見当違いだ。
「香山さん、それでは無理がありすぎます。田中さんはバラバラになっていました。自殺で全身の骨を自ら切断できるものでしょうか?それに、自殺した後にみどりさんを襲うことなんて出来ますか?」
ぼくは真っ向から香山さんの考えを否定する。
「…待って。透。もしかして、田中さんが生きているって言いたいの?」
真理の表情からして、ぼくの言いたい事に少しずつ感づいてきているみたいだ。
ぼくは敢えて真理の質問には答えず、話を進めた。
「一つ、気になる点があります。何故みなさんは、田中さんの部屋にあった死体を『田中さん』と断定したんでしょう?」
「それは、服装、サングラス、帽子などで…」
と、俊夫さん。
「それだけ、ですか?」
ぼくは俊夫さんに更に言及した。
「…ああ。今思えば、俺はそれ以外にあの人の特徴を知らないしな」
俊夫さんは、ぼくに開き直った。
「…それです。それなんですよ、俊夫さん。みなさんは田中さんの上っ面しか知らないんです。服装、帽子、サングラ…これぐらいでしょう。下手したら、声も聞いてないんじゃ?ぼく以外は」
ぼくは皆を見渡しながら言った。

238 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 21:50:18 ID:Go73eyMd
「透さん…言ってる事が今一わからない。もっと分かりやすく言って」
可奈子ちゃんは納得いかない様子だ。だがぼくは真相を全て皆に分かってもらうべく、真犯人の名前をじらし、話を続ける。
「つまり、犯人は『田中一郎』という、ぼくたちに表面上しか素性を明かさない人物を作ったんです。…犯人自らが演じてね」
「…………まさか」
小林さんの顔が青ざめてきた。
おそらく、ぼくの言いたい犯人が分かったんだろう。
ぼくは続けた。
「ぼくは、初めてあの人と会ったはずなのに、妙に初めてな気がしませんでした。まるで、さっきまで話していたかのような…そんな感覚に襲われたんです」
「透…それって…」
真理もこの事件の真相がうっすらと見えてきたみたいだ。
「………そう、犯人は…この部屋にいます」
そう言って、ぼくは………美樹本さんの部屋の前までゆっくりと歩いていった。
「えっ!犯人は美樹本さんだっていうわけ!?」
「嘘やろ!?なんで美樹本くんなんや。しかも彼は逆に被害にあったんとちゃうんか?それに、彼がペンションに来てから2階に上がる前に、田中さんは殺されたんやで?」
啓子ちゃんがありえないと言った形相でぼくに向かって言ってくる。香山さんも疑問を次々と口にしてきた。
「はい。彼が犯人です」
「いや、納得できない。………俺には分からんな。証拠だ。何か証拠はあるのか?」
俊夫さんはまだぼくの言いたい事が分からないらしい。
証拠…か。そうだ、これを言えば俊夫さんも納得してくれるだろう。

A:「証拠は…コンソメスープです」
B:「証拠は…みどりさんの首のアザです」
C:「証拠は…美樹本さんが着てた上着です」

239 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 21:56:00 ID:OzrO9GNf
('A`)

240 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 22:22:31 ID:Go73eyMd
A:「証拠は…コンソメスープです」

ぼくは自信満々に言った。
「……は?」
どうやら、俊夫さんには全く意味が通じなかったようだ。
他の皆も当然同じような反応を示す。
「小林さん。ちょっと良いですか?」
「ああ、なんだ…?」
小林さんは何を聞かれるのか不安でおどおどしながら答える。
「美樹本さんがここに来た時に、すぐスープを出しましたよね。その時の事を思い出して欲しいんです」
「…ん?あ、ああ…あの時の事ね。うん。思い出したぞ」
小林さんは天を仰ぐように上を向き、その時の状況を思い描いたみたいだ。
「さっき夕食の時間、小林さん言いましたよね?…ここでコンソメスープを作るのも、客に出すのも初めてだと…」
「それは、言ったな」
小林さんは目を瞑りながら頷く。
「…次が重要です。やがて、美樹本さんがこのペンションにやってきました。その時…彼はこんな事を言ってませんでした?『ここのコンソメスープは美味しいって聞きましたし』…と」
「………!」
ぼくの言葉を聞き、小林さんの中でも全て繋がったようだ。
「…確かに。確かに彼は…そう言った。……ありえない」
小林さんは、驚愕の事実に一連の事態を飲み込めずにいた。
「そう、普通に考えたらありえません。このペンションにおいて『コンソメスープ』は今日初めて作ったものにも関わらず、こんな妙な事を言ったんですからね」
もうぼくの言葉を疑うものや、反論するものもいなくなっていた。
「つまり………田中さん…いや、美樹本さんは田中さんの姿の時に食した『コンソメスープ』がシュプールの定番メニューだと勘違いした、って事かしら…?」
真理がぼくの言いたい事をすんなりと言ってくれた。
「その通りだ、真理。そして、他にもいくつか美樹本さんを犯人と裏付ける証拠がありますが…今はそれどころじゃありませんね」
ぼくはその言葉を言い終えると、美樹本さんの部屋のドアの方をキッと睨んだ。

241 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 22:23:22 ID:Go73eyMd
「…彼が、犯人か…」
小林さんは力なく言う。
宿泊客の中に犯人がいると考えたら、やはりオーナーの立場だと辛いものなんだろう。
「…美樹本…許さねえ。みどりが…みどりがもう少しで死ぬ所だったんだぞ!」
明確な真犯人の名が挙がると共に、俊夫さんの怒りが頂点に達してきたみたいだ。
それは獲物を目の前にし、飢える野獣のような形相だった…。
しかし、仮にもみどりさんは気を失っているものの、死にまでは至らずなんとか助かっていた。これがせめてもの救いだ。
ぼくはふとみどりさんの方を向いた。どうやらまだ意識はないようだ。

ガチャガチャ!

物音がした。
俊夫さんが美樹本さんの部屋のトビラに手を回していたのだ。
「クソ、鍵を閉めてやがる…。オーナー!美樹本のヤツの部屋のキーありますか」
「あ、ああ…あるにはあるが」
俊夫さんは怒鳴りつけるように小林さんに鍵を要求した。どうやら一人で部屋に侵入するようだ。
しかし、あんな気が立っていて大丈夫だろうか…?

A:「俊夫さん、落ち着いてください。慎重にいきましょう」
B:「俊夫さん、全員で乗り込みましょう」
C:「……」
ぼくはあまりの気迫に何もいえなかった。

242 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 23:11:49 ID:A3qqbzDa
ドキドキするーB!!

243 :名無しのオプ:2005/10/28(金) 23:32:30 ID:0cz11pjl
ドキドキするなぁ。
本作より面白いんだけど…w

244 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 00:30:11 ID:YESZFYps
コンソメスープに関しては、単に小林さんは「スープ」としか言ってなかったのに、
どうしてコンソメだと分かるのか、だけだと思ってました。
そういえば初めて作ったから、透に感想を聞いてたのでしたよね。
細かい所まで作りこんでいる書き主さんすごいです。

245 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 00:56:05 ID:cxV5wgtW
>>244
そこに気付いている名無しは結構いたと思うよ?
名無しさんがそこを着く選択肢を選ぶかどうかドキドキしてたw
そういう風に、皆で作って楽しんでる感じがいいな。

246 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 04:58:45 ID:rkZnBEYd
そんなことより、俺はコンソメからドーピングコンソメスープにどう繋げるかが気になってたw


247 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 11:15:10 ID:YESZFYps
>>246
まさかこのスレでその言葉を聞くとはw

248 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 17:20:30 ID:hWnORzYR
>>246
なになに、わかんない。

249 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 21:23:26 ID:X4hiioF1
B:「俊夫さん、全員で乗り込みましょう」

ぼくは一人で行こうとする俊夫さんに言った。
なんせ、相手は殺人犯だ。さすがの俊夫さんでもやはり危険だと思ったのだ。
「美樹本さんはもしかしたら部屋で待ち伏せしてるかもしれません。俊夫さんが部屋に入った瞬間に襲い掛かってくる…なんてこともありえます。全員でトビラの前に立ち、慎重にいきましょう」
ぼくは俊夫さんを説得するように、話を続ける。
「………そうだな、分かった」
ぼくの言葉を聞くと、俊夫さんは気を失ってるみどりさんの方に視線を向けた。きっと彼女の顔を見ることで安心するんだろう。
俊夫さんは肩の力を抜き、少し冷静さを取り戻したようだ。
そして、小林さんから美樹本さんの部屋の鍵を受け取ると、ゆっくりと鍵穴に鍵を差し込んだ…。
「……」

カチャ…。

俊夫さんが無言で鍵を外す。
俊夫さんの周りにはぼく、小林さん、香山さんが立ち、その後ろを女性陣が囲むような形になっている。みどりさんは階段の傍で今日子さんに介抱されていた。
いつの間にか真理はモップを持ち、援護は任せろと言わんばかりに構えている。

「…開けるぞ!」
その掛け声と共に、俊夫さんはドアを勢い良く開けた!

ビュオォオォオオン!!

「うわ!」
ぼくは思わず声を上げてしまった…!一瞬美樹本さんが襲い掛かってきたんじゃないかと思ったぐらいだ。
何故か部屋を開けると、突然の突風が吹いてきた!
「何い…!?」
俊夫さんも驚いたような声をあげる!
そして、部屋を開けたと同時に、先頭にいた俊夫さんの体が一歩こちらへと押し戻されてきた。
「なんだ!どうなっている!」
小林さんも突然の突風に、訳も分からず取り乱していた。

250 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 21:24:32 ID:X4hiioF1
「…ん!?」
ぼくの顔や手足に…何か冷たいものが少しずつだが、大量に降りかかって来たのだ。
水…?
いや…これは、雨水だ…!窓が開いているのか!?
窓の様子を確認しようとしたぼくだったが、電気がついているわけではないので、部屋の中は暗く、窓付近は良く見えなかった。
「チッ…。水がかかってきやがる。窓が開いてるんだな」
俊夫さんは最初は少し驚いていたものの、落ち着いてトビラ付近にある蛍光灯のスイッチを入れた。

カチッ。

……?俊夫さんは確かにスイッチを押した。だが、何故か電気がつかない。
「…おかしいな」
俊夫さんは部屋のスイッチの電源を入れたり切ったりした。
…やはり、電気はつかない。
「俊夫くん。美樹本さんの部屋の蛍光灯は故障してるみたいだ。この懐中電灯を使うといい」
小林さんは用意がいいのか、どこから取り出したかも分からない懐中電灯を俊夫さんに渡した。
「ああ、助かります」
俊夫さんはそれを受け取り、力強く握ると、その懐中電灯のスイッチを入れる。
すると…美樹本さんの部屋の様子が薄っすらと照らし出された。
ぱっと見た感じ、そこに美樹本さんの姿は…なかった。
細々と部屋の隅々までみない内に、俊夫さんは窓の方を照らす。
………!
窓が………割れてる!?
もしや、さっきの何かが割れたような音はここの窓ガラスが割れた音だったのか!?
ぼくはこの状況を見て、考えられる可能性を不意に考え付いてしまった。

A:もしかして、美樹本さんは窓から脱走したんじゃ…?
B:台風の風の影響で窓ガラスが割れたんだ!
C:いや…そんな事よりもっと部屋の中を細かく探すべきだ。

251 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 21:31:23 ID:VznHqe6y
C
おもしろくなってきました

252 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 22:29:16 ID:X4hiioF1
C:いや…そんな事よりもっと部屋の中を細かく探すべきだ。

「おい…!窓が割れてるぞ!」
俊夫さんが全員に状況を伝えるべく叫ぶ。
俊夫さんは、窓付近をよりハッキリと照らした。
…散乱する本。…割れて飛び散ってる窓際の蛍光灯。…水で濡れ、グシャグシャになっているベッドシーツ。
部屋が大荒れになっているところからして、どうやら、この部屋で誰かと誰かが争ったみたいだ。
争った当事者の片方は美樹本さんだろうけど、もう片方は…襲われたみどりさんか?
「なんやて…?ほんまか?」
香山さんはぼくを押し退けて部屋の中へと入ってきた。
「…なんですって!?もしかして、美樹本さんが……」
真理が小さな声で言う。
「ちょっとー…どういう事よ?いきなり突風が吹くだなんて…」
「あたし、今日スカート履いてこなくてよかった!」
「何暢気な事言ってるのよ!啓子!」
可奈子ちゃんたちは事の恐ろしさに気付いてるのかいないのかよく分からなかった。

そんな彼女達は放っておいて、ぼくはこの状況から分かる見解を導き出すことにした。
まず…最初は台風の暴風の影響でこの窓ガラスが割れたんじゃないかと考えた。
…が、それはありえない。田中さんの部屋の窓ガラスを見た限り、シュプールの窓ガラスは頑丈そうで、台風の風の影響ぐらいじゃ割れそうにない事をさっき確認したばかりだ。
そして、次に真理が言うよう、美樹本さんが窓からこの部屋を脱走した可能性も考えた。
これなら、ありえるかもしれない…!
しかし…いくら考えても、考えてるだけでは仕方がない。行動を起こさなければ。

253 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 22:29:56 ID:X4hiioF1
…状況的に、落ち着いてもっと部屋の中を細かく探すべきだろう。もしかしたら、バスルームやベッドの下に美樹本さんが潜んでいるかもしれないのだ…。
「…皆さん、この部屋にはまだ美樹本さんがいる可能性があります。…部屋を細かく探した方がいいんじゃないでしょうか」
ぼくは全員に声をかけた。
だが、意外な反応が返ってくる。
「………その必要はないぜ。透くん」
「…どういう事です?俊夫さん」
「これを見ろ」
「え?……あ!」
ぼくはハッとした。
俊夫さんは、懐中電灯でベッドを照らしている。
そのベッドの布団の中に…………はっきりと人の形をした膨らみがあったのだ。もっと早く気付いていいはずなのに、暗くてよく見えなかったのか…。
その膨らみは、動くことなくじっとしていた。
「こ、これって……!」
真理がそれを見て一歩後退りをする。
「ああ、間違いないだろうな………この殺人鬼め。こんな所で狸寝入りか?」
俊夫さんは、憎そうにそのベッドの中にいるであろうはずの人を罵った。
俊夫さん以外は、全員口をきこうとしない。恐ろしくて口を開けないのだろう…。
そして、ぼくも真理のように後退りをしそうになったが…

A:一気にその布団を捲り上げた!
B:一気にその布団を取り押さえた!
C:一気にその布団から離れた!

254 :名無しのオプ:2005/10/29(土) 23:00:43 ID:io77+AJM
('A`)

255 :名無しのオプ:2005/10/30(日) 01:10:59 ID:CUUl1Ez3
>>248
自分も分らなかったが、ググったらすぐに解決したよ。
>>253
展開がスピーディですごく面白いです。頑張ってください。

256 :名無しのオプ:2005/10/30(日) 11:24:43 ID:0dWUiPRb
こういうのって原作をプレイ済みだと、ついつい安全な選択肢を選んでしまいたくなるけど、
明らかにバッドエンドに繋がりそうな選択肢を選んで、
書き主さんが予想通りバッドにするのか、
「こう来たか!」みたいな逃げ道を作ってくれるのか想像するのもまた楽しそう。

とりあえず今回の選択肢でどう転ぶのか気になる。

257 :書き主:2005/10/30(日) 20:02:09 ID:09+zl3ry
こう、たくさんレスがついてると大変嬉しいんだけど、どう書こうか悩むな…w

258 :名無しのオプ:2005/10/30(日) 20:13:57 ID:09+zl3ry
A:一気にその布団を捲り上げた!

バサッ!

ぼくは勢い良く掛け布団を退かす!
濡れて水を吸収してるシーツは、その水の重さがプラスされかなり重く感じた。


そして、その布団の中にいた者は……………やはり、美樹本さんだった。
美樹本さんは布団の中に隠れていたのだ。
「……!!」
真理はその姿に脅え、ドアの外まで出てしまった。強気の性格な彼女があんなに脅えるだなんて……。

しかし、様子がおかしい。美樹本さんはぼくたちに見つかったというのに、うつぶせ状態になったまま全く動こうとしない。
まさか、まだ寝ているのだろうか…?いや、ただ単にそのフリかもしれない。
「………美樹本さん」
ぼくが小さい声で名前を呼んでみる。
しかし、反応は相変わらずない。
「おい。まだとぼける気か。いい加減にしろよ…」
俊夫さんが我慢を切らし、その美樹本さんに歩み寄った。
そして、強く体を揺する。
その力任せな揺さぶりに抵抗を見せるわけでもなく、美樹本さんの体はぶらんぶらんと揺さぶられていた。

…まさか………。
ぼくはハッとした。
美樹本さん……………彼は…

A:死んでいるフリをしてるに違いない。
B:死んでいるに違いない。
C:美樹本さんじゃないかもしれない。

259 :名無しのオプ:2005/10/30(日) 20:21:59 ID:RpQIPGOh
Bでお願いします

260 :書き主:2005/10/31(月) 23:43:00 ID:mq5ZlcWn
ああ…今から少しの間、試験があって進行が遅くなります…。すいません、ほんとに。
気長に待ってくれてると幸いです。
もし、待てないようであれば他者が続きを書き足してくれても構いません。

261 :名無しのオプ:2005/11/01(火) 00:36:01 ID:7Gl0hyp4
そうだったんですか、気長に待ちますよ
試験頑張って下さいね

262 :名無しのオプ:2005/11/01(火) 01:18:56 ID:GFcIGxvE
>>260
試験優先でガンガレ!

263 :名無しのオプ:2005/11/01(火) 03:57:16 ID:rtrYfqFJ
>>260
多分、あなたのストーリーにみんな期待してると思われ
気長に待ちますよ〜

264 :名無しのオプ:2005/11/01(火) 08:48:18 ID:vutqDrKV
>>260
気長に待ちますよ。元々そういうスレですし、待ってる時間もまた楽しいですし。

265 :名無しのオプ:2005/11/05(土) 03:57:52 ID:mo4BZbtN
俺が勝手に書いて住民全員が沸騰する姿を思い浮かべながら保守。

266 :名無しのオプ:2005/11/05(土) 20:53:53 ID:9YrAFqjz
突拍子もない話よりこういった原作をベースにした話のほうが楽しめるね。
続きも楽しみにしています!

267 :名無しのオプ:2005/11/05(土) 21:13:30 ID:vElXoBtw
別ストーリーの続きは誰も書かないのだろうか・・・。
実はそっちも気になってたりするのだが。

268 :名無しのオプ:2005/11/06(日) 04:21:27 ID:csBcOmOb
>>266
それは人によって様々だと思うよ?自分は意外な設定でもいい。
というか今回のは原作ベースというより、
原作のドキドキハラハラを再現しようして、似た展開で表現したって感じ?
すげー面白いから続きが楽しみ。
>>267
同意。

269 :名無しのオプ:2005/11/10(木) 13:30:20 ID:e8jRDw00
保守

270 :名無しのオプ:2005/11/13(日) 21:54:47 ID:RDYYxddl
捕手

271 :名無しのオプ:2005/11/15(火) 23:56:29 ID:nbG4Op5+
干す

272 :名無しのオプ:2005/11/18(金) 01:01:00 ID:vznYh/64
かまいたちのホシュ

273 :名無しのオプ:2005/11/18(金) 05:34:28 ID:NYFNd3jp
IEなんでずっと人多杉で来られなかったんだけど、
まだ投下されてなかったんだね。
書き手さんは専用ブラウザ使ってるのか、ちょっと気になった。

274 :名無しのオプ:2005/11/19(土) 00:25:12 ID:Ozktbbui
いっぺん専ブラに慣れちゃうと便利すぎてIEには戻れんね

275 :名無しのオプ:2005/11/19(土) 21:03:38 ID:4l0AIoQc
前に書き手さんが「ずっとここに入れなかったけど、どうしてだろう?」みたいに
書いてたような気がしたんで、気になったんだけどね。
せっかくネタがあるのに、人大杉のせいで書き込めなくて
そのうち面倒くさくなったりされちゃ残念だし。

276 :名無しのオプ:2005/11/19(土) 22:04:27 ID:WBi/lDSz
どっちにしろ今はフツーに見れるから問題ないんじゃネーノ保守

277 :名無しのオプ:2005/11/23(水) 00:42:32 ID:CY0weY+D
こんや 12じ だれかが 保守

278 :名無しのオプ:2005/11/28(月) 01:53:20 ID:THOrRclF
目の前はただ保守。
ぼくのマウスからあふれ出す保守。

279 :名無しのオプ:2005/11/30(水) 00:18:44 ID:6nxQ1hst
ようやく覚えた保守でなんとか麓のレストハウスまで辿り着き、ボクは一息付いていた


280 :名無しのオプ:2005/12/03(土) 23:32:15 ID:/zrK8U8a
俊夫さんが行方不明になった。
夕食後、突然姿を消したのだった。
ぼくたちはペンション中を探し回った。
途中、気に食わなかった香山さんをモップで何回も何回も叩いた。
死んだ。
死体は放置した。
二階を探している時、みどりさんに欲情した。
しかし、みどりさんには淫棒が付いていた。
これじゃあダメだった。
モップで何回も何回も叩いた。
死んだ。
死体は放置した。
再びぼくたちが談話室に集まった時、香山さんとみどりさんがいなくなっていた。
「一体どうしたんだろう…!」
ぼくは彼らが心配になった。
「これ以上動き回らない方が良い、警察に電話するから、到着するまでここにいるんだ。」
小林さんがみんなをまとめあげる。
気に食わない。
こいつはそんな器じゃないんだ。
モップで何回も何回も叩いた。
死んだ。
「キャーッ!」
OLたちが騒ぎ出す。
うるさいんだよ。
モップで何回も何回も叩いた。
死んだ。

281 :名無しのオプ:2005/12/03(土) 23:40:18 ID:/zrK8U8a
「今からァ!手品を魅せまァス!」
ぼくは血の付いたモップを持ち替えると、自分の頭をモップで何回も何回も叩いた。
モップで何回も何回も叩いた。
モップで何回も何回も叩いた。
モップで何回も何回も叩いた。
モップで何回も何回も叩いた。
夢心地だった。
宇宙が見えた。
これが神様の居る世界だたか。
すげえめちゃくちゃきれいなすごさすげえななあなな。
視界がまるでモザイクのようになって後は真っ暗になった。
満足した。
これでシュプールは繁盛する。

282 :名無しのオプ:2005/12/07(水) 01:37:26 ID:7agWPPaX
保守…きみがみんなを殺したのか?
違うと言ってくれ、保守。

283 :名無しのオプ:2005/12/07(水) 18:56:37 ID:HltdZWB6
>>280-281
ワロタwww
死んだってあっさりすぎるとことかwww

284 :あかさたな:2005/12/07(水) 21:12:34 ID:EnuWs277
一瞬、話が始まったのかと思ったよw

285 :名無しのオプ:2005/12/11(日) 17:08:24 ID:bovVOEJc
B:死んでいるに違いない。

彼は、死んでいる…?
ぼくがこの現状を見る限り、そうとしか考えられなかった。
…オカシイのだ。
犯人を美樹本さんだと仮定しよう。
…寝ているフリにしては馬鹿げている。
『寝ていたので犯人ではありません』なんて言ったとしてもすぐバレるに決まっているからだ。
そもそも彼が犯人であり、且つ生きているならば、窓から脱走するなりペンションのどこかへ隠れるなり、非常手段をとるに決まっている。
そこで発想を変えてみよう。
何故、彼はここにいるのか…?
何故、どうやっても逃げ道のないような状況を易々と作ってしまったのか…?
考えられる可能性は、これぐらいしかない。

つまり……。

ぼくは、恐る恐る美樹本さんの手首に指を当てた。
やはり…
「脈が……ない」
ぼくはハッキリと言った。
「な……馬鹿を言うな!!」
俊夫さんはぼくに怒鳴ると、同じく美樹本さんの手首に指を当てた。
「………どういう事だ……。こいつは…死んでるじゃねえか!」
「キャアアアアアアアアアアアアア!」
俊夫さんは呆然とし、その場に居竦まってしまった。
女性の悲鳴が聞こえた。OL三人組の誰かだろう…。ぼくは、その悲鳴の主が誰であるかを考えることすら出来なかった…。
目の前に突きつけられた、新たな事実と謎のせいで…。
全員口数が少ない。おそらく、ぼくと同じような心境なんだろう…。

286 :名無しのオプ:2005/12/11(日) 17:09:27 ID:bovVOEJc
会話もないまま時が流れ、やがて小林さんが口を開く。
「犯人が死んでいる…?ありえない…」
彼は途方にくれ、壁にもたれ掛かってしまった。
「そ、そうや!ちょ…透くん!犯人は彼ちゃうのか?やったら、何故彼が死んでおるん?ツジツマが合わへんで?」
「それは……」
ぼくは、答えられなかった。そうだ、その通りなのだ。
ぼくはずっと彼が犯人である事を前提に真相を見出そうとしていた。
だが、彼は死んでいた。
何故?何故?何故?

…一体、この事件はどうなっているんだ!
「透…あたしも、犯人は美樹本さんしかありえないと思うの。けど、彼は死んでいた…つまり、別に居るって事よ…」
ぼくが頭を抱えていると、真理が場の空気とは裏腹に落ち着いた口調でぼくに言った。
「居るって…な、何がだい…?」
「決まってるじゃない。…真犯人よ。美樹本さんを殺し、みどりさんを殺そうとした…ね」
「…!真理、もしかして、君は真犯人がわかったのかい?」
「ううん…見当も付かないわ」
真理は顔を下げてしまった。
皆黙っている。
つき付けられた事実は、あまりに衝撃的なものだった。このショックが隠せる訳がない。
しかし、前に進まなければ真理の言う“真犯人”の思う壺なんだ!
ぼくは再び事件の謎を解く決意をする。

A:まずは美樹本さんの死因を調べよう。
B:みどりさんを起こし、この事について詳しく聞くべきだ。
C:部屋をくまなく調べよう。手がかりがあるかもしれない。

287 :名無しのオプ:2005/12/11(日) 17:11:45 ID:mzcU4VE/
ここは慎重にAで

288 :名無しのオプ:2005/12/11(日) 17:45:24 ID:bovVOEJc
A:まずは美樹本さんの死因を調べよう。

そうだ…肝心な事を忘れていた。
事件の真相を導き出すには、美樹本さんがどのようにして死んだのかを明白にする必要がある。
乃至は、美樹本さんの自殺だと言う可能性も…。
「俊夫さん、美樹本さんの体を照らしてください」
「…あ、ああ」
俊夫さんはハッとしたようにぼくに頷き、足元から美樹本さんの体を照らし始める。
美樹本さんの大柄な体が、クッキリと見える…。
そして、懐中電灯の光が頭部にまで差し掛かった時だった。
「…!!」
「な…なんだ、これは!」
俊夫さんとぼくは思わず血の気が引いた。
暗くて今まで気付かなかったのか…頭部から大量の血が流れ、シーツも真っ赤に染まっていたのだ。
ぼくは一瞬躊躇ったが、美樹本さんの頭部を再びよくよく見てみた。
…頭部の左側には、先ほど殴打された傷が。
そして、頭部の右側に……殴られてから間もないような生々しい傷を発見した!
「…死因は、右側の頭部を殴打された事による失血死…ですね」
ぼくは重苦しく言った。
部屋の中で、ぼくと俊夫さん以外は恐怖心からか、全員でトビラ付近に固まっている。
「そのようだな…。この傷は…硬いもので何かで思い切り殴られたかのような…そんな傷だ」
「…あ、もしかして、コイツじゃないですか?凶器は」
ぼくは近くにあった灰皿を拾い上げた。少量だが、血がついている…。
「間違いないな、これだ」
俊夫さんは慎重にぼくが持っていた灰皿を手に取り、調べだした。
「そ、その灰皿は、各客室に一つずつ私が用意したものだ…。まさかそれが凶器になるなんて…」
小林さんが青ざめながら言った。
「と、なると……」

A:「美樹本さんを殺したのは、計画的な殺人じゃなかった…という事になりますね」
B:「犯人は小林さんですね」
C:「みどりさんにその時の事を詳しく聞く必要がありますね」

289 :名無しのオプ:2005/12/11(日) 18:14:48 ID:mzcU4VE/
wktk
俺だけで選択していいものなのか心配だけどAで

290 :名無しのオプ:2005/12/12(月) 09:31:50 ID:dIsBax6o
書き手さん、試験終わったんですね乙!
頑張って下さいね
期待してますよ〜〜

291 :名無しのオプ:2005/12/13(火) 00:52:28 ID:lb0hLvV9
おっ!続ききてたー
書き手さん楽しみにしてるよ。

292 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 00:54:19 ID:1MLAlcDh
書き手さん、お帰りなさい。
また面白い話を書いてくださいね。

293 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 21:38:53 ID:O3p1r6aw
談話室での楽しい談笑は続いた。
ぼくも、もう随分と酒を飲んだ。
ベロベロ、泥酔とは正にこの状態のことを言うのだろう。
急にトイレに行きたくなってきた。
ぼくは席を立った。
「どうしたの?透。」
「ちょっとトイレ。」
そう言うと、ぼくは足早にトイレへと向かった。
トイレに到着すると、ノックをする。
コンコン。
…。
誰も入ってはいないようだ。
扉を開ける。
便器のフタを上げた…その時だった。
「ぎゃぁ!」
ぼくは悲鳴を上げて仰け反った。
便器の中には、凄まじい量の汚物が流されずに留まっていた。
ぼくは慌てて、水を流そうとした。
すると、水が流れ出したが、その水の量がまた凄まじい。
止まらない。
汚物が床に流れ出す。

294 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 21:46:13 ID:O3p1r6aw
「ひぃっ!」
ぼくはトイレから逃げ出した。
このままではぼくが汚物まみれになってしまう!
ぼくは走って談話室へ行くと、小林さんにたった今あった恐ろしい出来事を話した。
「なんだって!?」
小林さんは慌ててトイレへ向かった。
水は相変わらず流れ続けている。
ついに廊下に汚物まみれの汚水が流れ出し始めた。
悪夢のような悪臭が鼻を付く。
「一体何でこんなことに…?」
「恐らく…。」
美樹本さんだ。
そうだった。
美樹本さんはトイレ掃除のプロだったのだ。
「誰かが大量の汚物をぶちまけ、そのあまりの量に排水溝が詰まってしまったんだ。」
排水溝が詰まるほどの…?
人間なのか?
「誰だぁ!こんなことをしたのは!」
新築のペンションを汚された小林さんは本気で怒っているようだった。
「出て来い!この野郎!」
バチン!ドッカン!
モップを持って暴れ始める。

295 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 21:52:27 ID:52IHy047
ワロスwww

296 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 21:57:14 ID:O3p1r6aw
「あなた!やめて!」
今日子さんが止めに入った。
しかし、小林さんの怒りは一向に治まらない。
バシャァッ!
談話室にまで水が浸出してきた。
「きゃあ!くっさぁい!」
OL3人組が叫ぶ。
水の勢いは衰えることを知らず、大変なことになってきた。
外は猛吹雪。
そして、一階は汚物まみれ…。
もはや、二階に逃げ込むしかなかった。
「どうしよう、水はまだまだ流れ続けている。
このままでは…まさか二階にまで水が?」
そうなったらぼくたちは汚物まみれで死ぬことになる。
そんなことは絶対に避けなければ!
「こうなったら…、誰かが一階のトイレに行き、水を止めてくるしかない。」
「止めるって…どうやって?」
「トイレが詰まった時に掃除に使うアレがあるだろう。
アレでトイレの水がちゃんと排水溝に流れるようにするんだ。」
「しかし、もう一階は汚物水で…。
行くとなると、潜らないと無理ですよ。」

297 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 22:07:03 ID:O3p1r6aw
一同は静まり返った。
当たり前だ。
誰が汚物水に潜りたいというのだ。
しかし、このままでは汚物水に溺れて死ぬか、外で凍死するかの
地獄が待っているだけだ。
「…よし、俺が行ってくる。」
意を決したように静かに口を開いたのは、俊夫さんだった。
俊夫さんはパンツ一丁になると、一階の汚物水に飛び込んだ。
ザバァァァン!
汚物が飛び跳ねる。
…汚ねぇだろ馬鹿野郎。
ぼくは酷いことを心の中で呟いた。

…5分後。
まだ俊夫さんは戻らない。
水はまだ流れている。
…俊夫さんは失敗したんだ。
すると、水面に何かが見えた。
…俊夫さんがうつ伏せになって浮かんでいる。
大量の汚物を吸い込み、死んだようだ。
「と、俊…。」
恋人のみどりさんが気絶した。
無理もない。

298 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 22:11:49 ID:O3p1r6aw
水面は少しずつ、確実に上昇している。
あと1時間もすれば、二階も…。
ぼくは決心した。
「ぼくが行きます。」
「と、透!」
真理が止めに入る。
「いや、真理。誰かが行かなければならないんだ。」
ぼくは飛び込んだ。
死んだ。
だがそれは仕方なかった。

299 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 22:22:24 ID:O3p1r6aw
…いや…、ぼくはまだ生きている…?
気が付くと、一階のトイレの前にいた。
周りは相変わらずの汚物水。
ぼくは急いで便器に器具を突っ込んだ。
何度も何度も突っ込んだ。
すると、水が排水溝に吸い込まれ始めた。
凄まじい勢いだ。
ぼくも吸い込まれていく。
便器の中へ。
しかし、ぼくは満足していた。
ぼく一人の犠牲で皆が助かるんだ。
勇者だ。
勇者だ。
このラストは…、そう、まるであの名作映画・『アルマゲドン』の
ブルース・ウィリスのようだ。
勇者だ。
人類の。

ぼくは便器へと消えた。

                                     完

300 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 22:30:39 ID:yHiGVOd2
乙!

ってグッドエンドかよw

301 :名無しのオプ:2005/12/14(水) 23:00:37 ID:UUIO/v9Y
この汚水の職人さん、モップで何度も叩いた人と同じ匂いがするw

302 :名無しのオプ:2005/12/15(木) 00:20:28 ID:Wpxf2xg3
言われてみれば確かにw
汚物まみれの勇者ww

303 :名無しのオプ:2005/12/20(火) 01:48:55 ID:ZxKxDklb
継続中の話つづき待ってるよー
保守

304 :名無しのオプ:2005/12/21(水) 22:23:38 ID:DTp7Wu0C
シュプールに到着したぼくと真理は、ぼくの部屋でおちあうことにした。
「さて、誰からやる?」
「そうね…、あの大阪の社長さんが良いんじゃない?
何しろ社長だしね。
わたしが気を引くからその隙にお願いね。」
「よし、任せてよ。」
これは何の相談かというと、ぼくと真理が結託して、
ペンションの泊り客から金品を盗むという計画についてだ。
ぼくたちは少し休むと、夕食の時間に合わせて食堂へ向かった。

「きゃあああッ!」
突然、夕食中の食堂に真理の叫び声が響いた。
「どうしたんだ!?真理!」
小林さんが駆け寄る。
「い、今、窓の外に人影が!」
真理が窓の方を指差す。
食堂は騒然としている。
…ぼくはその隙に食堂を抜け出し、香山さんの部屋へ向かった。
用意したキーピックであっさりと開錠する。
扉を静かに開け、静かに締めると、ぼくは部屋の中を物色し始めた。

305 :名無しのオプ:2005/12/21(水) 22:33:16 ID:DTp7Wu0C
机の上を見ると、世間で有名な超高級ブランドの腕時計置いてある。
ぼくはそれをポケットに入れた。
当然だ。
これはぼくのモノだ。
…あの野郎、いつ盗んだんだ。
さらに、床に置いてある大き目の旅行カバンを開く。
中には札束が大量に入っていた。
ざっと見積もって、数千万はある。
…今時、これだけの金をキャッシュで持ち歩くなんて変だな。
ぼくはそのカバンを持って部屋を出た。
当然だ。
これはぼくのモノだ。
…あの野郎、いつ盗んだんだ。
取り返したモノはぼくの部屋の金庫に大事にしまった。

食堂へ戻る。
真理は上手くやってくれたようだ。
ぼくが食堂を抜け出たことなど誰も気付いていない。

夕食が終わり、談話室へ一同が集まって酒を飲みながら談笑した。
途中、香山さんが席を立った。
「どうしたんです?香山さん。」
小林さんが声をかける。
「わし、もう疲れたわ。今日はもう寝るわ。」
そう言うと、香山さんは部屋へ戻った。

306 :名無しのオプ:2005/12/21(水) 22:39:44 ID:DTp7Wu0C
香山さんが部屋へ戻った直後、香山さんが部屋から
慌てて戻ってきた。
「た、大変や!わしの部屋から金品が消えとる!
泥棒や!」
「な、なんですって!?」
小林オーナーが慌てた様子で香山さんの部屋へ向かった。
「ここに置いてあった高級時計、それに、旅行カバンも消えとる!」
香山さんは相当焦っているようだ。
ぼくは言った。
「まさか…、さっき真理が言っていた人影…。
あれは泥棒だったのでは?」
「そ、そうだ。そうに違いない。」
小林さんが同調する。
「しかし…、外は猛吹雪だ。
人なんているはずがないんじゃないか?」
俊夫さんだ。
…この馬鹿、余計なことを。
「いないというか、まだこのペンションに潜んでいるはずだ。
遠くまでは行けるはずがない。」
美樹本さんが言った。
「それなら、今から全員でペンションを捜索しましょう。」

307 :名無しのオプ:2005/12/21(水) 22:51:20 ID:dWMj6xSh
神キター

308 :名無しのオプ:2005/12/22(木) 09:05:27 ID:Hp0GdrGa
モップ職人さん再光臨か!?

309 :名無しのオプ:2005/12/22(木) 23:55:08 ID:pA1b/dzE
ペンションの捜索が始まった。
二人組みになり、手分けして隅々まで探そうということになった。
ぼくと組んだのはもちろん真理だ。
「で、透、上手くいったの?」
「ああ、ROLEXのデイトナと現金3000万円を頂いたよ。」
「凄いじゃない!」
真理は目を輝かせた。
「でも…、ぼくの部屋の金庫にしまってあるから、バレたら大変なことになるよ。」
「注意が必要ね…。」
ぼくたちは捜索をするフリをして、他のメンバーの動向を見張っていた。
ふと見ると、ぼくの部屋に俊夫さんが入っていくのが見えた。
…あの野郎ォ!
ぼくは静かに俊夫さん…いや、もう「さん」付けはやめよう。
奴はぼくたちに脅威をなす悪魔なのだ。
ぼくは静かに俊夫の後を付けた。

310 :名無しのオプ:2005/12/23(金) 00:04:22 ID:2jzadtoi
ぼくは部屋に入ると、ベッドの陰に身を忍ばせた。
俊夫はクローゼットを開けた。
しまった!
クローゼットの奥には金庫があるのだ!
このままではまずい。
ぼくは立ち上がると、俊夫に声をかけた。
「…一体何をしているんですか?俊夫さん。」
「くっくっく、俺には分かっているんだぜ?
食堂での騒ぎに乗じて君が二階へ行ったことをね。」
…全てお見通しって訳か。
「そうですか…。」
ぼくが取る行動は…、

A. モップで殴る
B. モップで殴る
C. モップで殴る

ぼくは俊夫をモップで何度も何度も叩いた。
死んだ。
死体は放置し…てはいけない。
ぼくの部屋に死体を残しておけば、当然ぼくが真っ先に疑われる。
ぼくは死体を背負うと、周りに見られないように気を配りながら、
香山さんの部屋のバスルームに俊夫の死体を放置した。
…香山め、なんて奴だ。

311 :名無しのオプ:2005/12/23(金) 00:11:40 ID:2jzadtoi
10分後、一同は談話室へ集合していた。
「あれ?俊夫くんがいない…。」
みどりさんが心配そうな声で言った。
「おかしいですね…。」
「ちょっと二階を見てくる。確か、俊夫くんは二階を探していたはず。」
小林さんが言った。

「ちょっと!香山さん!来てください!」
小林さんが二階から大声で言った。
「何や一体?」
ぼくたちも行ってみる。
すると、香山さんの部屋の目の前に血の付いたモップが落ちていた。
「香山さん…、申し訳ないのですが、部屋の中を拝見しても宜しいですか?」
「あ、ああ…、かまへんが…。」
ガチャリ。
「うわあああああ!」
小林さんが絶叫した。
「一体どうしたんです!?小林さん!」

312 :名無しのオプ:2005/12/23(金) 00:35:08 ID:aRWFLmA0
どっかで見たと思ったら、この職人さんって星新一と作風が似てるんだ。

313 :名無しのオプ:2005/12/23(金) 01:40:22 ID:0zAu31R8
前スレ見れないので、モップ職人さんがどういう作品を書いていたのか分からないのが残念。
主人公は多重人格というか、自分がした事をその場で忘れたり都合よく記憶修正出来るって設定なの?

314 :名無しのオプ:2005/12/23(金) 08:07:17 ID:uQEcQnsQ
>>313
モップ職人さんの作品ってのは>>280-281の事だと思う。
で、>>293-299も同じ作者さんかも、と言われている。
んで、それ読むと分ると思うけど、設定とか気にするなw

こっからはチラシの裏だけど、個人的にはこういう話は
脳内変換でキャラをシリアス設定にして
妄想篇っぽいシナリオとしても楽しんだりする。
一本で二度美味しいぜぃ。

315 :名無しのオプ:2005/12/23(金) 14:41:38 ID:0zAu31R8
>>314
ありがとう。確かに作風が似てるかも。

設定に疑問を持ったのは、
>>当然だ。
>>これはぼくのモノだ。
>>…あの野郎、いつ盗んだんだ。

このくだりが、単にジャイアン的発想なのか、
本当に香山さんが一旦主人公から盗んだ物
(時計はともかく、札束はありえないだろうがw)なのか、
主人公の頭がちょっとイカれてるのかのどれだろうなと思ったので。
もしくは元ネタがあるのか。
でも上の2作品も同じ職人さんのだとすると、
あまり深く考えずにこの雰囲気を楽しむのが一番面白いのかも。

316 :名無しのオプ:2005/12/24(土) 00:14:43 ID:KubEtni2
「し、死んでる…。
バスルームに俊夫くんの死体が!」
ぼくはバスルームを覗き込んだ。
バスタブの中に俊夫が転がっていた。
真理が小声で話しかけてくる。
「もしかして、殺っちゃったの?」
「咄嗟だった。一瞬だったから苦しまないで逝ったはずだよ。」
「香山さん!これは一体…!?」
「わ、わしやない!」
「しかし…、この状況を見ると、どう考えてもあなたが第一容疑者だ。」
美樹本さんが鋭い眼差しを向けながら言った。
「とりあえず、香山さんは乾燥室に閉じ込めておきましょう。」
ぼくは平然と言った。
結局、香山さんは乾燥室送りになった。

317 :名無しのオプ:2005/12/24(土) 00:20:33 ID:KubEtni2
「まったくなんてことをしてくれたんだ…!」
小林さんは困ったような表情で頭を抱えている。
それはそうだろう。
何しろ、自分の経営するペンションで殺しがあったとなれば、
客足に致命的な影響が生じるのは明らかだ。
しかし、ぼくにとっては好都合だった。
先程の泥棒騒ぎは、殺人犯・香山の狂言ということになってしまった。
「うっひょう!」
ぼくは思わず歓喜の雄叫びをあげた。
「ど、どうしたんだ!?」
周りの人たちが驚く。
「いや、何でもない。くしゃみだよ。」

「で、叔父さん。警察には連絡しないの?」
真理が当然の質問をした。
「実は…、この猛吹雪の影響か電話が繋がらないんだ。」
「そう…。じゃあ朝まで待ってみるしかないわね。
そろそろ寝ましょうよ。」
「そ、そうだな…。皆さん、お騒がせして申し訳ありませんでした。
今日はもうお休み下さい。」
一同は自室へ引き上げて行った。

318 :名無しのオプ:2005/12/24(土) 00:26:06 ID:KubEtni2
ぼくは自室へ着くと、戦利品の確認をした後、すぐに眠りに落ちた。

…。

……。

………。

どれくらい眠っていただろうか。
ぼくは起き上がると、携帯電話を開き、時間を確認する。
AM2:00。
丑の刻参りの時間だった。
「何だか気味悪いな…。」
ぼくは独り言を言いながら、冷蔵庫からジュースを取り出す。
その時。
「ぎゃあああああ!」
凄まじい叫び声が聞こえてきた。
どうやら一階からのようだ。
ぼくは急いで一階へ向かう。
乾燥室への扉が半開きになっている。
ぼくは懐に仕事道具のコルトパイソンをしのばせ、乾燥室へと降りて行った。

319 :名無しのオプ:2005/12/24(土) 09:08:51 ID:F9nmNz21
パイソンが仕事道具ww
続きを期待します

320 :名無しのオプ:2005/12/26(月) 16:08:10 ID:D5sp5jwX
今四本の話が進行中なんだよね?
前スレからのが二本と、自殺騒動の話と、上の泥棒ネタのと。
それぞれを続けて読みたいんだけど、
まとめサイトって、無くなっちゃったのかな?

321 :名無しのオプ:2005/12/27(火) 00:43:23 ID:PkSIQjyP
乾燥室へ降りると、辺りを慎重に見回しながら
電気のスイッチを入れた。
乾燥室の中心に香山さんが横たわっている。
頭から大量に出血しているのが分かる。
明らかに死んでいた。
一体誰が…?
「一体どうしたんだ?透くん。」
小林さんも叫び声を聞きつけて降りてきたようだ。
ぼくはこっそりパイソンをしまった。
「ご覧の通りです。俊夫さんに続いて、香山さんまでもが殺されてしまいました。」
「なんだって!?
…これ以上の犠牲者は出せない。皆さんには談話室へ集まってもらおう…。」

数分後、一同は談話室へ集まった。
「皆さん、何か不審な出来事などありませんでしたか?」
まさか、小林さんはこの中に犯人がいると考えているのか…?
いや、確かに俊夫はぼくが殺ったのだが…香山さんは…?
OLの啓子ちゃんが言った。
「そういえば、さっきトイレに行こうとしたら、俊夫さんらしき人を見かけたの。
俊夫さんは死んだはずだし、怖くなって急いで部屋に戻ったわ…。」
…俊夫が…!?

322 :名無しのオプ:2005/12/27(火) 00:49:47 ID:PkSIQjyP
「まさか…、俊夫さんはまだ死んでいなかったのかしら?」
真理が言った。
「そんな馬鹿な。確かに脈は止まっていたよ。」
しかし、ぼくは不安になって言った。
「小林さん、俊夫さんの死体を確認した方が良いのでは…?」
俊夫の死体は今、香山さんの部屋のバスタブにあるはずだ。
…ちゃんと死んでいれば。
「そ、そうだな…。よし、透くん、美樹本くん、一緒に来てくれ。
確認してこよう。」
「分かりました。」

香山さんの部屋の前に立ったぼくたちは、慎重に扉を開けた。
一応、モップや果物ナイフなどの装備をしている。
ただし、ぼくはコルトパイソンも懐に隠しているが。
扉を開けると、バスルームへ向かう。
小林さんがバスルームへ入り、確認する。
「た、大変だ!俊夫くんの死体が…ない!」

323 :名無しのオプ:2005/12/27(火) 00:56:57 ID:PkSIQjyP
ぼくは戦慄した。
確かに殺したはずの俊夫がいなくなっている…!
一度死んだと思われる人間が、その後に復活するという話は
聞いたことがあるが…。
「と、なると、香山さんを殺したのは…?」
しかし分からない。
俊夫に香山さんを殺す動機があるのだろうか?
どちらにしろ、今は危険な状況だ。
俊夫がぼくに逆襲してくる可能性がかなり高い。
「小林さん、今日はみんなで談話室に居ましょう。
その方が安全です。」
「そ、そうだな…。」
ぼくたちは足早に談話室へ戻った。

「で、どうだった?」
「俊夫のやつは居なくなっていたよ。
真理、今はかなり危険な状況だから十分に気を付けてくれ。」
「今回の仕事はやっかいね…。」
真理は不安そうな表情で頷いた。

「ちょっとトイレ。」
不意に立ち上がったのは、啓子ちゃんだ。
OLたちは三人組になってトイレへ向かった。
三人組なら安心だな…。
ぼくがそんなことを考えていると…、
「きゃぁぁぁぁぁッ!」
また誰か死んだのか!?
ぼくたちは急いでトイレへ向かった。

324 :名無しのオプ:2005/12/27(火) 11:12:34 ID:ikfCDNPH
おもしれぇ〜

325 :名無しのオプ:2005/12/28(水) 22:56:43 ID:8sKfOAn/
保守age

326 :名無しのオプ:2006/01/01(日) 03:58:12 ID:y8swzGEl
あけまして保守

327 :名無しのオプ:2006/01/04(水) 22:02:01 ID:221p4d0A
このスレ皆知ってると思ってたのに、これが貼られてないって事はもしや。

かまいたち+カイジの二次創作小説
http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/miteta/01.htm

328 :名無しのオプ:2006/01/07(土) 19:47:28 ID:ltnigUYE
失礼します。
関係なくてすみません。
かまいたち特別篇で不思議のペンション編に進むためには宝探し偏の文章の
どこかに縦読みの「セレクトを押せ」を見つけて
セレクトを押すんでしたよね?
それってどこに隠されてるんですか?
もう数時間はセレクト押しながら進めてるのに見つかりません。
誰か教えてください、お願いしますm(_ _)m

329 :名無しのオプ:2006/01/07(土) 20:59:00 ID:diEdeQqk
隠しのネタバレってレス入れるのにとても躊躇する。
しかも板違いでageで教えてチャソで苦労話押しつけタイプ。
メル欄っていって通じるかどうかも分らんし。

330 :名無しのオプ:2006/01/07(土) 21:14:35 ID:mOgbxL/3
半年ググってろ^^

331 :名無しのオプ:2006/01/08(日) 11:17:48 ID:yYjBMWVf
せっかく答えてもらってるのに気がついてないんだろうな。

332 :名無しのオプ:2006/01/09(月) 12:49:59 ID:ZBBVtZIE
見つかりました。
どうもありがとうございました。
おかげで金のしおり達成しましたし、
念願のちょっとエッチなかまいたちの夜も
聴くことができました。
本当ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

333 :名無しのオプ:2006/01/09(月) 17:14:17 ID:+Q+HPoX5
と、言ってみるだけだろうがな…

334 :名無しのオプ:2006/01/13(金) 10:56:24 ID:m8/AZVN7
あれほど言われてんのにageてちゃフォローしきれんわ。
つか保守。

335 :名無しのオプ:2006/01/14(土) 13:42:34 ID:j/gaHqUb
ttp://3d.skr.jp/2d/src/1137161604931.png
かまいたち

336 :名無しのオプ:2006/01/14(土) 19:07:17 ID:n5cOPmKU
ほっしゅ

337 :名無しのオプ:2006/01/14(土) 22:28:23 ID:bRHPK6U1
>>335
かわいいけど、獣ってかんじがするね
やっぱり、かまいたちっておっかないね

338 :名無しのオプ:2006/01/16(月) 01:03:02 ID:sNiGnJpH
>>322の続き

トイレの前には死んだはずの俊夫が立っていた。
後頭部は潰れて出血している。
その傷はぼくがモップで叩いたことによってできたものだ。
OLたちは腰を抜かしてその場に座りこんでいる。
「俊夫くん!生きていたのか!
血が出ているぞ、さあ早く治療を…。」
小林さんが近寄り、声をかける。
突如、俊夫が近寄ってきた小林さんの首を絞めた。
「ぐえぇぇぇ…。」
小林さんが苦しそうに呻く。
一体何だこいつは…?
ぼくに復讐しようとしているんじゃない…?
そういえば何の関係もない香山さんを殺したのも、俊夫が濃厚だ。
「透!このままじゃ叔父さんが死んじゃうよ!
何とかしてよ!」
それを聞いたぼくはパイソンを取り出すと、俊夫の肩に発砲した。

339 :名無しのオプ:2006/01/16(月) 01:09:54 ID:sNiGnJpH
俊夫の肩から血が噴出す。
しかし、俊夫はまったく怯まず、小林さんの首を絞め続けている。
ぼくはやむを得ず、俊夫の頭を撃ち抜いた。
頭を撃ち抜かれた俊夫はその場に倒れた。
「きゃーーーーーっ!」
ぼくの行動を見ていた連中が騒ぎ出す。
「正当防衛ですよ。…ああこの銃ですか?
ぼくは刑事ですよ。刑事。」
「た、助かったよ透くん。確かに君の言う通り、ああしなければ
私は死んでいただろう。」
「しかし、俊夫さんに一体何が起きたんでしょう?
まるで死体が動く…ゾンビみたいでしたね。」
「ま、まさか…。」
美樹本さんが真っ青になっている。

340 :名無しのオプ:2006/01/16(月) 09:12:25 ID:M/yZs8ZN
うほっ
待ってました!

341 :名無しのオプ:2006/01/17(火) 00:42:52 ID:VK5E9hsI
「美樹本さん、何か知っているんですか?」
「い、いや…何でもない…。」
どう見ても何でもないような表情ではなかったが、ぼくはそれ以上追及しなかった。
「あ、あたしたち部屋に帰る!」
可奈子ちゃんが突如叫んだ。
「ど、どうしてですか?ここに全員で居た方が安全でしょう?」
小林さんが止めに入る。
「そんなことないわよ!
さっきみたいにこの中の人間に襲われるかもしれないでしょ!?
俊夫さんだって誰かに襲われていて、その俊夫さんも襲い掛かってきた…。
訳が分からない!もう安全な場所なんてないわ!
自分自身で身を守るしかないのよ!」
確かにそうだ。
俊夫を襲ったのはぼくだが、俊夫が香山さんや小林さんを襲う理由が
まったく分からない。

342 :名無しのオプ:2006/01/17(火) 00:49:06 ID:VK5E9hsI
ペンションの泊り客について調べてみる必要がありそうだな…。
そう考えたぼくは、刑事であるというウソを利用することにした。
「皆さん、ぼくは刑事ですので、これから捜査をしたいと思います。
殺人事件ですからね。」
ぼくはニセの警察手帳を見せながら言った。
これも商売用だ。
「捜査って…何をするんです?」
「各自の部屋、それに手荷物も調べさせてもらいます。
勿論、任意ですが…拒否される方は?」
………。
誰も答えない。
「では、全員の捜査をしたいと思います。
可奈子さんも不安でしょうが、談話室にいて下さい。
さ、真理、君も警官なんだから捜査に協力したまえ。」
ぼくは演技をしながら、真理と一緒に2階へ向かった。

343 :名無しのオプ:2006/01/17(火) 17:06:31 ID:IfaYtGDx
wktk

344 :名無しのオプ:2006/01/18(水) 05:46:57 ID:9MjaFKXM
先が全然見えないGJ!

345 :名無しのオプ:2006/01/18(水) 23:54:47 ID:UkYgMHZP
2階へ着いた。
2階を利用している泊り客は、
香山さん・春子さん夫妻、
可奈子ちゃん・亜季ちゃん、啓子ちゃんOL3人組み、
美樹本さん、
田中さん、
そしてぼくと真理だ。
田中さんの部屋を除いて全員の部屋や中の荷物を調べたが、
手がかりになるようなものはなかった。
あとは…田中さんの部屋だけだ。
この田中さんはまだ一度もぼくたちの前に姿を現していない。
小林さんの話では、チェックインした後、部屋に篭ったままだという。
田中さんの部屋の扉をノックする。
「田中さん。ちょっといいですか。」
声をかけると、扉がゆっくりと開いた。

346 :名無しのオプ:2006/01/19(木) 00:08:32 ID:lMbKCWx5
中から出てきたのは、メガネをかけた痩せ型の女だった。
顔立ちは悪くないものの、地味で華がない感じだ。
「一体何のようです?」
「それがですね…。」
ぼくは事情を一通り話した。
「なるほど…。では、私の部屋も調べて下さって結構ですよ。」
「では失礼して…。」
部屋を探してみたが、特に気になるようなものはなかった。
「あの、ご職業は?」
「新聞記者です。」
「新聞記者ですか。取材か何かでここへ?」
「ええ、まあ。…あのー、もういいですか?」
「すみません、それではお邪魔しました。」
ぼくたちは田中さんの部屋を後にした。

結局、2階の調査では何も得られなかった。
次は1階だ。

347 :名無しのオプ:2006/01/19(木) 18:21:40 ID:Bzp4aFLk
田中さんが女だ!w
この展開は初めてだ
wktk

348 :名無しのオプ:2006/01/20(金) 01:21:27 ID:GGGrkkFQ
ほっしゅーど!

349 :名無しのオプ:2006/01/21(土) 00:16:15 ID:ZMAj+1RD
続き待ち

350 :名無しのオプ:2006/01/21(土) 00:53:36 ID:k7qcCxGV
1階にあるのは、小林夫妻の寝室、
俊夫・みどりさんが利用しているスタッフルーム、
談話室、食堂、乾燥室だ。
一つ一つ入念に調べていく。
全体的に気になる所はなかったが、食堂のキッチンルームに
農薬が置いてるのが気になった。
ぼくは調査を終え、談話室に戻ると早速そのことを小林さんに聞いてみた。
「小林さん、キッチンの農薬のことですが…。」
「なんだって?農薬なんて知らないが…?」
とぼけているのか、それとも本当に知らないのか?
ここは深く追求しないで様子を見るか…。
「そうですか。
それで、色々調べたんですけど、特に怪しいものは見付かりませんでした。」
「透くん、警察署に連絡を付けてくれないかな。」
「そうですね。ぼく一人ではどうしようもなさそうです。」
ぼくは受付前の電話を取った。
(※設定はかま1当初の為、携帯はマイナー)
「警察ですか?○○警部いますか?」
ぼくは知り合いの警察官を呼んだ。
そいつは警官だが、ぼくの泥棒仲間でもあるのだ。
「ええ、殺人です。至急応援を…え?吹雪で来れない?
…そうですか…では出来る限り早くお願いします。」
演技も混ぜながら電話を切った。

351 :名無しのオプ:2006/01/21(土) 00:58:50 ID:k7qcCxGV
「どうやら、外は猛吹雪で応援が来るまで時間がかかるそうです。」
「そんなぁ!」
またOLたちがヒステリーをおこす。
「落ち着いて下さい、談話室にいてお互いを監視していれば大丈夫ですよ。」
「そうだとも、さあお茶でも入れようじゃないか。」
小林さんと今日子さんがお茶の準備をする。
出されたお茶を全員が飲む。
その時だった。
「うげぇっ!」
みどりさんが突如血を吐き出した!
「ごぼぼぼぉぉぉ…。」
そのまま倒れ、動かなくなった。
「ま、また殺しだ!」

352 :名無しのオプ:2006/01/21(土) 01:02:26 ID:1Q2ElO1y
wktk

353 :名無しのオプ:2006/01/21(土) 04:28:27 ID:qas8LUFh
「I am the of my sword.
  (体は剣でできている)」
「Steel is my body, and fire is my blood.
  (血潮は鉄で、心は硝子)」
「I have created over a thousand blades.
  (幾たびの戦場を越えて不敗)」
「Unknown to Death, Nor known life.
 (ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない)」
「Have withstood pain to create many weapons.
  (彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う)」
「Yet, those hands will never hold anything.
  (故に、生涯に意味はなく)」
「So as I pray, “unlimited blade works”.
  (その体は、きっと剣でできていた)」

剣製を行う戦士で幾多の戦乱を収め英雄と呼ばれた男。
最後は仲間にやられ、死後ある召喚によりよみがえって戦うことになったんだが、
結局その戦乱なんて物は尽きることは無く、ただの掃除屋を延々とやってたんだなと悔いている男。
その男の詠唱呪文なんよ。


354 :名無しのオプ:2006/01/25(水) 23:45:54 ID:/IAX9BL6
ほしゅ

355 :名無しのオプ:2006/01/27(金) 22:30:12 ID:meCJM9IR
(゚∀゚三゚∀゚)

356 :名無しのオプ:2006/01/29(日) 22:53:39 ID:+1vMIJIV
>>351
みどりの死に方が漫画太郎の漫画みたいでワロタwww

357 :288:2006/01/31(火) 00:22:45 ID:Qw9M3v7o
申し訳ありません。
自分の書き進めてきた小説、間が空きまくりですね。
何分、PCを余り出来ない環境下になってしまったので…。

一応>>288の作品は、ある程度の構想は練ってあったんだけど、
今から再び続きを書き出してもROMの方はそれ以前の話を覚えてくれてるのだろうか…

とりあえず、今日中に続きを書くようにします。
なるべく間を空けないようにしなくては。

358 :名無しのオプ:2006/01/31(火) 01:44:02 ID:q0TJjqo5
ばっちり覚えている上に続きを熱望!

359 :名無しのオプ:2006/01/31(火) 02:15:52 ID:vx+/6jdD
>>357さん
楽しみにしてますよ。

360 :名無しのオプ:2006/01/31(火) 06:48:26 ID:0ScFveIp
ぜひお願いします!

361 :名無しのオプ:2006/01/31(火) 20:41:41 ID:Qw9M3v7o
>>288の続き

A:「美樹本さんを殺したのは、計画的な殺人じゃなかった…という事になりますね」

「…そうね」
真理が動かない人形と化した美樹本さんを後目に、ぼくの考えに納得した。
「何故や?この灰皿が凶器やとしたら何故計画的やないんや?」
香山さんがぼくに訳が分からないといった感じで質問を迫る。
「簡単なことです。犯人が美樹本さんを殺す気で部屋に侵入したとしたら、美樹本さんの部屋にある灰皿を凶器にするハズがないんです。自分で予め手元に用意してなければ不自然じゃないですか」
「ああ、なるほどな。そういう事か」
小林さんもぼくの説明でやっと頭がスッキリしたようだ。
「おかしいわね。計画的な殺人じゃないとしたら、何故犯人は美樹本さんを殺したのかしら」
真理だ。
「それは…」
ぼくは言葉に詰まった。
「彼は部屋で犯人と何かが切欠で口論となり、突然カッとなった犯人に殺された…なんてありそうじゃないか?」
俊夫さんが真理に一つの推理を打ち明けた。
「…どうかしら。あたしは、美樹本さんほどの男がそう簡単に殺されないと思うの。寝込みを襲うか、大きな油断を突くかしない限り…」
「だが彼は以前に頭を怪我をしていた。鎮痛剤も打っていたじゃないか。体がフラフラな彼なら女でもどうにかなりそうなものだが…」
…。
真理と俊夫さんが話し合ってるが、どうやら犯人の動機についてはまだ分かりそうにない。
どれだけ話し合ったとしても、動機を裏付ける物が何もないからだ。

ぼくはそれより、さっきから気になる事があった…。

A:犯人は今外にいるのか…?
B:犯人と関わりのある、みどりさんから話が聞きたい。
C:犯人は何故みどりさんを殺さなかったのだろう。

362 :名無しのオプ:2006/01/31(火) 20:49:31 ID:0ScFveIp
選択肢のレスするの久々だー。
Cでお願いします。

363 :名無しのオプ:2006/02/03(金) 00:50:24 ID:n5ixzLZQ
From>>351

「どうやらティーカップの内側に毒が塗られていたようですね。」
ぼくはみどりさんのカップを見ながら言った。
「この状況を考えると…、小林夫妻、あんたらが怪しいな。」
美樹本さんが小林夫妻を睨みながら言った。
「美樹本さん!何を言うんです!?」
真理が抗議する。
「だってそうだろう?
紅茶を淹れたのはその二人だからな。
それに、鍵が掛かっていた乾燥室の扉を開けることが出来るのは、
マスターキーを所有するオーナー夫妻だけってわけだ。
香山さんも殺ったんだろ?
まったく恐ろしい奴らだぜ。」
美樹本さんの他、OL3人組みや春子さんも小林夫妻に
疑いの目を向けている。

364 :名無しのオプ:2006/02/03(金) 00:55:37 ID:n5ixzLZQ
「美樹本さん!
証拠はあるんですか?
あんたは目の前の状況から推測しているだけに過ぎない。
それで私たちを疑うなんてどうかしてる!」
小林さんが猛然と抗議を始めた。
その時の表情はヒョットコのようだった。
面白過ぎた。
「…プッ、ププ…。
ぎゃっはっはっはっ!」
ぼくはついに爆笑してしまった。
この深刻な場面で。
「と、透!
何がおかしいのよ!!!」
しまった。言い訳しなければならない。

365 :名無しのオプ:2006/02/03(金) 21:49:58 ID:8yFg4wF7
キタキタキタキタ━━━

366 :名無しのオプ:2006/02/04(土) 01:06:09 ID:Pjhy3G+4
癖になる面白さだなw

367 :名無しのオプ:2006/02/05(日) 13:20:22 ID:p+XaOc1A
これって勝手に続き書いていいの?

368 :名無しのオプ:2006/02/05(日) 13:31:57 ID:N1tvc09U
こんや 12じ だれかが しねぇ!
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1135061161/

369 :名無しのオプ:2006/02/05(日) 17:42:29 ID:tRmCxTm/
>>367
OKだよ。
どんどん書いてくれ。
あらかじめ計算して書くのも面白いけど、
色んな人が参加して行き当たりばったりで繋ぐのも面白いしね

370 :名無しのオプ:2006/02/06(月) 14:46:10 ID:1wuJ4QUx
>>369
え?いいんだっけ?書き手さんが「いいよ」って言うなら分るが。
例えば>>364はずっと同じ人が続けてるんでしょ?そこに乱入するのもアリ?
>>1に詳しいルールがあるけど、選択肢の無い話を書き手さんに無許可で
他の人が続けた例は、今まで無かった気がするけど。
自分は色んな話が読めるのは嬉しいから歓迎したいですけどね。

371 :名無しのオプ:2006/02/06(月) 17:20:29 ID:6zrv8HeW
>>369さん=>>361さんorモップ職人さん?

個人的には御本人がずっと書き続けてくれるのも、
新たな書き手さんが参入してくれるのもありがたいですけど。

372 :名無しのオプ:2006/02/08(水) 22:15:02 ID:Jg5o3shS
なんか全然書き込みないね。気長に待ちますか。

373 :名無しのオプ:2006/02/09(木) 00:49:26 ID:MBqAAbC0
>>371
369は自分(モップ)だが、
途中から乱入しても、それは別ルートってことで続ければ良いんじゃないかな。
元の作者は元の作者で元の話を続けても良いし、
あるいは、乱入によって派生した話の続きを書くのも良いと思う。
基本的に過疎スレなので、自由度を高くした方が良いかと。


374 :名無しのオプ:2006/02/09(木) 00:57:25 ID:MBqAAbC0
From>>364

「すみません、後のテレビに映っているアナウンサーの顔が
面白かったのでつい…。」
ぼくは咄嗟にテレビを指差しながら誤魔化した。
皆がテレビを見る。
やっているのはNHQのニュース番組だった。
別に面白い顔でも何でもないアナウンサーがニュースを読み上げる。

『…続いてのニュースです。
最近、○県×市△町の山中で次々と人が行方不明になるという
事件が起きているようです。
行方不明者は年齢、性別問わず、共通項もなく、警察の捜査は
難航している模様です…。』

「○県×市△町って、この辺りじゃないか!」
美樹本さんが怒声をあげた。
「やっぱりお前らは殺人鬼なんだな!」
美樹本さんが小林夫妻に詰め寄った。

375 :名無しのオプ:2006/02/09(木) 01:11:32 ID:MBqAAbC0
ぼくはその光景を見ながら考えた。

もはやぼくの窃盗、俊夫に対する暴行などはどこかへ行ってしまい、
このシュプール内に潜んでいると思われる殺人鬼に注目が集まっている。
香山さん、みどりさんを殺したのは一体誰なのか?
殺しの目的は何なのか?
一旦死んだと思われる俊夫が復活したのは何故か?
これら重要なことがまったく分からない状況だ。
前述の窃盗、暴行をうやむやにするためには、美樹本さんに同調し、
小林夫妻を全ての犯人にでっち上げることは可能だが、
それではぼくや真理の身が危険だ。
何しろ外の猛吹雪が止むまでは、この場に否応なく留まらざるを得ない。
ここは最低限、香山さんとみどりさんを殺した犯人だけでも
見つけ、身の安全を確保するのが懸命だろう。

「ちょっと待って下さい、美樹本さん。」
ぼくは美樹本さんを制止した。

376 :名無しのオプ:2006/02/09(木) 02:47:39 ID:q/fA1Ba6
>373
ありがたいお言葉だが、あなたの味は他人には出せない希ガスw


377 :名無しのオプ:2006/02/09(木) 11:38:09 ID:CE0vqd1r
>>376
同意w
でも、最近の内容がややソフトになってきてるのは、
他の人でも続きを書きやすいように考慮してくれてる?

378 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 00:46:15 ID:BvV6BTgc
>>375の続き

「小林さんの言うとおり、証拠がありません。
ここで断定してしまっては、もし、間違っていた際のリスクが大き過ぎますよ。
犯人の目的がハッキリしていない以上、無差別殺人かもしれませんしね。」
「確かにそうだが…。
でもどうやって犯人を探すというんだ?」
「美樹本さん、あなた>>339で[まさか…]と言いましたね?
何か知っているんじゃないですか?」
「…僕は新聞記者でね。
さっきテレビでやっていたように、この辺りで
神隠しが多発していると聞きつけてここまで来たんだが…。
実は、その他にもう一つ噂があってね。
青白い生気のない顔をした人間が何度も目撃されているんだ。
先程の俊夫くんの姿を見てはっとしたんだ。」

379 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 00:55:20 ID:BvV6BTgc
「なるほど。俊夫さんの様子が噂に合致していたわけですか。」
「そういうことだ。」
「新聞記者といえば…、二階の田中さんも新聞記者のようだったけど…。」
真理が言った。
「そうなのか…。その人も噂を聞いてきたんだろうか?」
どうやら美樹本さんと田中さんは同業であるものの、面識はないようだ。

その時、地下のから物音がした。
「な、なんだ!?」
地下には香山さんの死体があるだけで、誰もいないはず…。
地下への唯一の入口である乾燥室の扉が乱暴に開かれた。
「ひげぇーーーーーッ!」
奇声を発しながら、死んだはずの香山さんが襲い掛かってきた!
顔は青白く、生気が感じられない。
近くにいた啓子ちゃんに飛び掛った。
香山さんは手に持っていたモップで啓子ちゃんを何度も何度も叩いた。
死んだ。
あっという間の出来事でパイソンを使う暇もなかった。

380 :名無しのオプ:2006/02/11(土) 04:47:30 ID:i763mKRK
モップキターーーーーーーーwww
死んだキタキターーーーーーーーwwwww

381 :名無しのオプ:2006/02/16(木) 18:25:39 ID:TEEl4V2j
wktkhosyu

382 :名無しのオプ:2006/02/17(金) 21:41:21 ID:D2Cw5p7t
保守&WKTK記念パピコ

383 :名無しのオプ:2006/02/21(火) 23:10:01 ID:VLG5UF3G
保守

384 :名無しのオプ:2006/02/25(土) 08:57:36 ID:rr/kUw97
保守

385 :名無しのオプ:2006/02/26(日) 22:36:07 ID:SxCIFqyP
もう書く人いないのか

386 :名無しのオプ:2006/02/27(月) 16:52:13 ID:A2HdGiXq
今までも止まる事は何度かあったし、気長に待とう。
あるいは君が書いてみては?

387 :名無しのオプ:2006/03/03(金) 05:05:59 ID:uHZ1I1MO
ほす

388 :名無しのオプ:2006/03/05(日) 23:47:19 ID:Cf4E/vjb
啓子ちゃんを殺った香山さんは、こちらを見た。
「と、透君!このままでは…!」
小林さんが恐怖に満ちた声で言った。
「…分かっています。」
ぼくはパイソンを構えると、こちらへ向かってくる香山さんに発砲した。
死んだ。

…それから10分後、香山さんの死体を地下に移動させたぼくたちは、
談話室に立ち尽くしていた。
現在、生き残っているのは、
ぼく、真理、小林さん、今日子さん、美樹本さん、
春子さん、可奈子ちゃん、亜季ちゃん、田中さんだ。
そして、死んだのが…、
俊夫、みどりさん、啓子ちゃん、香山さんの4人。
この死んだ4人に何か共通点はあるだろうか?
…どうやっても考え付かない。
一体このペンションで何が起きているのだ…。

389 :名無しのオプ:2006/03/05(日) 23:57:30 ID:Cf4E/vjb
突如、美樹本さんが怒鳴った。
「小林さん!ここは明らかに異常だ!
死体が動き出したり、毒殺まで起きている!
あんたら何か隠しているんじゃないのか!?
あんたはさっき状況証拠で言っているに過ぎないとぬかしたが、
そんな言い訳では納得できない!」
「そうよそうよ!親友の啓子まで死ぬハメになって…!
もう嫌よぉ!」
美樹本さんに同調したOL2人が泣き崩れた。
「ほ、本当に何も知らないんだ!」

その騒ぎを遠目で見ているぼくと真理は、小声で相談をしていた。
「ねえ、透。
やっぱり美樹本さんの言う通り、ここには何か秘密がありそうね。」
「うん。前にも言ったように、俊夫は確実に仕留めたんだ。
にも関わらず、俊夫は動いて活動していた…。
香山さんも同じだ。
みどりさんもその内動き出すに違いない…。」
「これからどうするの?」
「そうだな…。」

390 :名無しのオプ:2006/03/06(月) 09:34:46 ID:0QQCb7uG
キター

391 :名無しのオプ:2006/03/06(月) 12:15:26 ID:IJ9smPMf
w k t k

392 :名無しのオプ:2006/03/06(月) 23:24:26 ID:BOr9YE+e
>>389の選択肢

A. 「犯人が分かったよ。」
B. 「もう一度、ペンションを調べ直そう。」
C. 「外にスノーモービルが一台あった。あれで逃げよう。」
D. 「焼肉だ。」

393 :名無しのオプ:2006/03/07(火) 00:35:03 ID:7dD7LQIh
恐縮ですが、あまりにも気になるのでDで…

394 :名無しのオプ:2006/03/07(火) 08:52:00 ID:oCGpZxDF
>>392-393
まさか、みどりさんが動き出す前に焼肉にして喰っちまおうってのか?

395 :名無しのオプ:2006/03/07(火) 16:17:40 ID:xo88eps7
焼肉キタコレww


396 :名無しのオプ:2006/03/09(木) 00:02:25 ID:JdKUTBCy
D. 「焼肉だ。」

「焼肉…?」
「食べたいんだ。焼肉が。」
「透…?どうしちゃったの?」
「食べたいんだ。焼肉が。」
「何言ってるのよ!こんな時に!」
「食べたいんだ。焼肉が。」
ぼくは小林さんの所へ歩み寄ると言った。
「食べたいんだ。焼肉が。」
「え?」
「早く用意して下さい。」
「一体何を言ってるんだ?
今はそんなこと言ってる場合じゃないだろう!?」
それを聞いたぼくは小林さんを射殺した。
「焼肉を用意しない奴は順次処刑する。」
「ひいっ!
あの人発狂しちゃったよ!」
可奈子ちゃんが絶叫した。
「食べたいんだ。焼肉が。」
ぼくは視線をOL2人に向けた。

397 :名無しのオプ:2006/03/09(木) 00:12:07 ID:JdKUTBCy
「早く用意して下さい。」
「そんな…助けてぇ!」
その時、ぼくの脳天に強烈な衝撃が走った。
床にパイソンが転がった。
振り返ると、美樹本さんがぼくをモップで何度も何度も叩いているのが見えた。
「くたばれ!キチガイ野郎!」
ヴッ、ヴッ!
聞いたことがないような鈍い音が響き渡る。
しかし気分は悪くない。
血まみれのぼくは言った。
「美樹本さん…何てことをすんだえう。」
舌が上手く回らない。
その時、今日子さんが銃を拾い上げ、素早くぼくを撃った。
「うえぇあ!」
モップには耐え切ったぼくだが、さすがに死んだ。
最期に、今日子さんが少し笑ったような気がした。

                                 終(DEAD END)

398 :名無しのオプ:2006/03/09(木) 00:42:47 ID:VSK4CFHq
天才。最高。腹いてぇ。

399 :名無しのオプ:2006/03/09(木) 00:57:21 ID:uTb8CJW2
モップにやられる主人公ワロスw

400 :名無しのオプ:2006/03/09(木) 14:41:21 ID:8rtLHCXt
なんか、ABCのどれを選んでもモップで何度も何度も叩かれて死んでたような気がするw

401 :名無しのオプ:2006/03/13(月) 12:20:54 ID:dEio0SwZ
モップで何度も何度も保守

402 :名無しのオプ:2006/03/16(木) 16:57:12 ID:PYQiU6Tb
ほしゅ

403 :名無しのオプ:2006/03/18(土) 00:27:30 ID:1j5/NQCK
C
僕は皆に聞こえないように真理に言った。

「そういえば真理、外にスノーモービルがあったな。あれで逃げよう。」
「え?・・透、どうしたのいきなり。」

もうたくさんだ・・。こんな状況からは一刻も早く抜け出したい。
このままでは僕も真理も死んでしまう。生き残った皆には申し訳ないが
僕は今は生きることだけを考えていた。

「何をひそひそと話してるんだ?」
ギクッ!突然の美樹本さんの言葉に僕は固まった。
「まさか、自分だけ逃げようとしてるんじゃないだろうな?」
美樹本さんの言葉に、一同が僕に冷たく刺さるような視線を向ける。
「え・・いや・・その・・・。」
僕は萎縮してしまったが、突然真理が僕をかばうように言った。
「皆さん、違います。この事件について話し合ってただけなんです
この状況をみたら誰だって嫌になるじゃないですか。陰陽篇じゃあるまいし
なにかトリックがありますよ。ここはもう一度皆でペンションを調べてみましょうよ」

苦し紛れにも思えたが、皆の表情が緩んでくれたのを見て僕はほっとしたのと
同時に真理に感謝した。


404 :名無しのオプ:2006/03/18(土) 01:00:30 ID:1j5/NQCK
・・・がしかし、逃げたい気持ちは変わらなかった!
「おおっと体全体がすべったあぁぁぁ!!」
「と、透?」
僕はおもむろに真理を抱え、外へ飛び出した。
「お、おい!どこへ行く!!」
美樹本さんがなんか言っていたのが聞こえたがとりあえず逃げることだけ
考えて、僕はひたすらにスノーモービルに向かっていった。
僕はスノーモービルなら運転の経験がある。大丈夫だ!
「透!!透!!どうしちゃったのよ!」
「いいから真理!逃げるんだ!」
頭ごなしに真理を押さえつけ、ようやくスノーモービルにたどり着いた。
背後から叫びながら追ってくる影が2,3うかがえた。
あいつらの中が犯人なんだ。いや皆犯人なのかもしれない。とにかく逃げたい気持ちで
あふれていた。
ドルルルルゥン!!よし、エンジンは動く。すぐにでも逃げられる状態だ。
「真理、しっかりつかまってろ!離すんじゃないぞ」
真理はなんともいえない顔をしながらも僕に従った。
グウォォォォン!!アクセルを全開にして発進した。
みるみる皆との距離が離れていく・・・よかった、僕たちは助かるんだ。
しかし、しばらく行くと左右に分かれ道があった。
僕は・・
A「右に行った」
B「左に行った」


405 :名無しのオプ:2006/03/18(土) 01:23:45 ID:NaNdY0Ss
どっちに言ってもモップで何度も何度も殴られて死にそうな気が…。
とりあえずAで。

406 :名無しのオプ:2006/03/18(土) 04:18:39 ID:rA7NTVDu
モップ職人さんって今まで選択肢は書かなかったよね?
今、選択肢とそれに繋がる話を書いてくれてるのが本人なのか他の人なのか気になる。
>>396-397の話はモップ職人テイストだけど。
もちろん、面白いのでどちらでも大歓迎だけど。

407 :名無しのオプ:2006/03/18(土) 21:57:14 ID:r4mvJ3g1
A「右に行った」

右に舵を取る。
雪が降っていないため視界は良好だが、フルスロットルの運転のため
凍てついた空気が痛く刺さる。
「透・・、ねえ透!!」
ハッ・・!ふと真理の掛け声に僕は正気に戻った。
「な、何だよ真理、もう後戻りは出来ないからな」
「そうじゃないわ。透、帰り道・・わかるの?」
うっ・・そう真理に言われ返答に窮した。帰り道などわかるはずが無い。
はっきりいって僕は方向音痴だ。それは真理もよくわかっている。
なにか目印でも覚えとけばよかった。
「な、なんとかなるさ。道はそんなに分かれてないし多分後は一本道さ、気楽に行こうよ」
真理をなんとか安心させたかったが、ため息をつかれたようだ。
しかし僕を締め付ける力が心なしか強くなった気がした。
不安を助長してしまったかもしれない。
「あ、透!前!」
なんと、真理が指差す方向にはまた分かれ道があった。こんどは3本だ。
くそ・・どっちなんだ、僕は・・・

A「左に行った」
B「中央に行った」
C「右に行った」


408 :名無しのオプ:2006/03/18(土) 22:10:15 ID:TB3wii8p
B

409 :名無しのオプ:2006/03/19(日) 00:06:21 ID:rbD5jSkS
B「中央に行った」

なんだか道が広くなったような気がする。
ここはいったいどこなんだ?ちゃんと駐車場に向かっているだろうか?
僕の心は逃げられる安堵から帰途への不安に変わっていた。
真理はもう何も言わない。それでも僕はひたすら前へ進んだ。
しかしその瞬間!
ドッッ!!!前で何かがあたったのがわかった。
「なんだ!?」
スノーモービルが浮き上がり僕たちは空中に漂った。雪のこぶにでも当たったのだろうか
・・しかしなかなか着地しない。これは・・・!
間違いない!落下している。ぐるぐると目が回る。
まるで無重力空間にいるようだ。しがみついたはずの真理もいつの間にかいなくなっていた。
そう、僕たちは崖に向かって直進していたのだ。
そんな、そんなこんな結末になるなんて。
「真理、ごめんよ・・僕のせいで・・」
意識もどんどん遠のいてゆき、後悔と恐縮の狭間で
僕は帰ることの出来ない奈落の底へ飲み込まれていった・・・。
                           「終」


410 :名無しのオプ:2006/03/19(日) 01:15:39 ID:2qFgZMja
むぅ、モップ以外で死ぬとは意外w

それはともかく>392に戻って

A. 「犯人が分かったよ。」

で。


411 :名無しのオプ:2006/03/19(日) 02:03:39 ID:Pizxf7J+
モップもいいが、今回のみたいなかまいたちらしいオチもいいな。
ところで、途中になってる話の続きも待ってるから
書き手さんは「今更書いてもなー」なんて遠慮せずに、読ませてくださいね。

412 :名無しのオプ:2006/03/19(日) 02:31:43 ID:3Umz7le6
A「犯人がわかったよ」

「犯人がわかったよ、真理!」
一同が驚いた表情で僕に視線を向けた。
「え、本当?ホントにわかったの、透?」
「い、いったい誰なんだ、教えてくれ透君!」
小林さんが他の皆を気にするように目を配りながら僕に聞いた。
「犯人は間違いなくこの中にいます!」
そうだ、犯人はあの人だ。自信がある。
真理にかっこいいところを見せるチャンスだ。
「もったいぶらないで早く言えよ」
美樹本さんが、イライラしながらも震えるような声で僕に言った。
「これまでに起きた陰惨な事件。
俊夫さん、みどりさん、啓子ちゃん、香山さん、この4人を殺した真犯人は・・・」


名前を入力してください
*******

413 :名無しのオプ:2006/03/19(日) 10:02:22 ID:kO/V4GIc
たなかさん

414 :名無しのオプ:2006/03/20(月) 01:17:41 ID:zw5i2BfH
名前を入力してください

モップのひと

415 :名無しのオプ:2006/03/20(月) 10:18:39 ID:Rljynnui
「犯人は田中さんだ!」
僕の言葉に一同が驚愕した。
「田中さんって・・・2階にいた田中さん?」
しばらくの静寂のあと、真理が不思議そうな顔をして僕に聞き返した。
「ああ、そうさ間違いない!彼女が犯人だ」
「どうしてあの人が犯人なの?」
真理はいまいち腑に落ちない顔をしていた、が僕には絶対の自信があった。
「まず、彼女を呼んできてくれないか?話はそれからさ」
真理はわかった、と言って2階に駆け上がっていこうとしたその時。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、透くん」
突然小林さんが両手を広げ、前に突き出してきた。
「彼女がもし犯人なら、真理一人で呼んでくるのは危ない。ここは誰かと一緒に呼んでいくべきだと思うのだが・・」
それもそうだ、相手が女性とはいえ殺人鬼だ。彼女一人に連れてきてもらうのは危ない。
誰かを同伴していくべきだ。ここは・・

A「じゃ、小林さんお願いします」
B「僕が同伴します」
C「ここから大声で呼んでみましょうか?」

416 :名無しのオプ:2006/03/20(月) 12:17:26 ID:pt+Y8KZJ
C「ここから大声で呼んでみましょうか?」

417 :覚えてる人はいませんね ◆CVV5f8AJ0c :2006/03/22(水) 18:21:09 ID:Z3/NJdns
C「ここから大声で呼んでみましょうか?」

ここは、僕の肺活量の見せ所だな。大きく息を吸い込み
僕は叫んだ。

「タナァァカァァァァサァァン!!!!早く降りてこ・・・」

言い終わるかいい終わらないかの所で、僕は顔に衝撃を感じた。
その勢いで、僕はすっころび頭を強く打った。
もしや・・・。田中さんか・・・?
虚ろになった目をこじ開け、僕はボンヤリとその視界に
立つ人物を見定めた。
それは、田中さんではなく・・・・。
・・・・・小林さんだった。

ま、まさか・・。小林さんが犯人だったのか?
いや、そんなはずはないはずだけど・・。
それじゃあ、なぜ僕をって。

「透君!!鼓膜がはち切れそうだよ!!」

「デドー」

しまった、うるさすぎたようだ。
周りに迷惑が、かかるし呼びに行くしかないな・・。

A「じゃ、小林さんお願いします」
B「僕が同伴します」
C 人の目がなんだ。いや、耳か・・。そんな事はどうでもいい。
 行ったら危険だ。ここは、叫び続けるしかない!!

418 :名無しのオプ:2006/03/22(水) 18:45:02 ID:lZGm1j7o
Cで…

419 :名無しのオプ:2006/03/22(水) 20:48:29 ID:UZR8Bltv
ま た モ ッ プ の 悪 夢 か

420 :名無しのオプ:2006/03/22(水) 23:25:51 ID:oIM0fVKT
ここまで引っ張っておいて、犯人はモップとか言うオチじゃないだろうなw

421 :名無しのオプ:2006/03/23(木) 01:28:43 ID:KhNBFhSW
C人の目がなんだ。いや、耳か・・。そんな事はどうでもいい。
 行ったら危険だ。ここは、叫び続けるしかない!!

僕はもう一度肺に、はちきれんばかりの空気を送り込みそしてもう一度叫ぶ体勢を整えた。
「ちょ、ちょっと透・・」
真理が制止しようとしていたがもう抑えられない・・いくぞ!

「たぁ!!・なぁ!!・くぁ!!すぁーーーーーーん!!!!」

ペンション全体が振動するような大声が室内に響いた。
どうだ!これなら聞こえただろう。香山さんなら「なんや、うるさくてかなわんな」
とかいって死んでても起き出しそうだ。
みんな、耳を塞ぎながら、歯を食いしばっていた。しかも苦痛を帯びたすごい顔だ
僕の耳もかなりキーンとなりちょっとめまいもした。
「いい加減にしろ!!」
ボガッ!
突然小林さんと美樹木さんが同時にものすごい剣幕で僕を怒鳴り、軽く拳骨をした。
「やめてよ、透。鼓膜破れちゃうわよ」
真理も僕の頭を平手でポンとたたいて叱りつけた。
少々やりすぎたか・・?いやでもこれで田中さんが僕の声に気づかないはずはない。
しばらく反応を見ることにした。



422 :名無しのオプ:2006/03/23(木) 02:06:50 ID:KhNBFhSW
1分・・2分・・3分・・・が経った。
おかしい、まったく反応がない。2階から何も聞こえてこない。
聞こえないはずはないんだが・・・
皆もこの状況に不可解な顔を示した。それに加え今までより異常なまでの静かさを感じた
この異様な空気を打破すべく僕はとりあえず思ったことを口にした。
「おかしいですね、何も声も音もしませんね・・」
「君の声にびっくりして気絶したんじゃないのか?」
美樹本さんがイヤミを言うような声で僕に言った。
しかしほかの皆もその意見に何回もうなずいていた。というよりそう信じたいようだった。
そう、「まさか、田中さんまで・・」という可能性を消したい気持ちがあったのだろう。
だが、これでは彼女を犯人と断定した僕の立場がなくなる。
やはり、ここは2階まで行って彼女の部屋を確認しなければならない。
僕は率先して彼女の部屋にいくことにした。
「それじゃ、行って確認してきます」
軽く皆に会釈して皆をあとにした。
「透、気をつけてね」
真理も心配そうな顔で僕を見送った。

ギシ・・ギシ・・ギシ・・
なるべく音を立てないように階段を上りきる。
2階の廊下と部屋の扉を見渡せる位置まで来たとき、僕の心臓が激しく鼓動しているの
がわかった。
「落ち着け、落ち着くんだ・・」
そう自分に言い聞かせ、周りを気にしながら360度回転するように彼女の部屋に
慎重に、慎重に向かった。
ここだ・・。彼女の部屋たどりついたときさらに心臓の鼓動が激しくなっているのがわかった。
近くにいる人でも聞こえそうな程だ。
さて・・どうするか

A とりあえず、ノックして反応を待った
B まず武器になりそうなものがないか辺りを見回した
C 強引に開けようとした

423 :名無しのオプ:2006/03/23(木) 13:17:13 ID:bFb371HD
Bで。
結局一人で行かなきゃならなくなった時点で、どう転んでもバッドエンドの気もするけど・・・。

424 :覚えてる人はいませんね ◆CVV5f8AJ0c :2006/03/23(木) 15:45:19 ID:PuLWVlrN
B まず武器になりそうなものがないか辺りを見回した

掃除用具入れの中に、モップか何かがあるかと思ったからだ・・。
案の定、モップはあった。それと、バケツ・・・・・?

「うわぁぁ!!」

中から、ジェニーが飛び出してきた。
何だビックリさせるなよ・・・。
僕は・・。

A モップを構えた
B バケツを被り、兜とした
C ジェニーを抱き上げた。いざとなったら引っ掻いてもらう
  ニャロメ〜

425 :名無しのオプ:2006/03/23(木) 18:39:53 ID:454TyLBg
Cで。

426 :名無しのオプ:2006/03/25(土) 00:59:59 ID:EIc4WLWr
C ジェニーを抱き上げた。いざとなったら引っ掻いてもらう
  ニャロメ〜
僕はジェニーを抱き上げ抱えたまま、田中さん部屋に向かった
いざというときに攻撃してもらおうと考えたのだ。
コンコン・・
2回軽くノックをする・・・返事がない。
ドンドン・・「田中さーん」
今度は強めにノックをし、呼びかけてみた。
・・・・やはり返事がない。
おかしい、もしかしたらもう彼女は寝てしまっているのだろうか?
いや、そんなはずはない。僕があれほどの声を上げて呼んだのだ、
もし寝ていたとしたらあの声で起きてもいいはずだ。
それとも本当に美樹本さんの言うとおり気絶してしまったのだろうか
いろんなことが頭の中を駆け巡りながらも僕は片手にジェニーを抱えながら、
恐る恐るドアのノブに手をかけ、回してみた。
ガチャ。
・・!鍵が開いている。中に入れそうだ。
小心者の僕は少しドアを開け、申し訳ないがジェニーに切り込み隊長として先に中に入ってもらおうと考えた。
僕はジェニーを中に入れすぐさまドアしめた。
ニャア、ニャア、ニャア・・
すると、しきりにジェニーの鳴き声が聞こえてきた。中でドタバタしてるような音も聞こえないことから
争っているのではないことが推測できる。
となると、やはりジェニーは何か見つけたに違いない。
「こうなったら・・入って確かめるしかないな」
バン!!
僕は勇気を振り絞って思いっきりドアを開け中に入った。
そこで見た僕が見たものとは・・

427 :名無しのオプ:2006/03/25(土) 08:52:25 ID:u7iQAD5q
なんかすごいいい所で終わってる。

428 :矢島 透 ◆OS2v2MPiG. :2006/03/25(土) 19:59:03 ID:S9DBE0Vc

話が、めちゃくちゃいい所で終わりましたね。
果たしてどうなるんでしょうか・・。
主人公の僕にもわかりませんよ。まったく。

(だいたい、リレーなんて形式でうまくいの・・ゴフォンゴフォン)

ってか、ちょっと僕の悩み聞いてくださいよ。悩み。
ってか、何故に誰も僕と真理のラブラブ話を書かないんだ?

殺人事件だの。悪霊だの。事件だの。興味ねぇーっつうの。
俺が、興味あんのは真理だけ。(あと財産w)

まじ、俺と真理の話を書けってーの・・・・・。

その時だった、僕は後頭部に弾けるような衝撃を感じた。
よろけたが、何とか後ろを振り返る。

なんと、そこには職人さんを筆頭に、このスレを見ているねらーだった。
全員が、一直線にこっちを見てる。
僕は、まだ死にたく・・・・ない。
誰か、助けてく ださ い

             【透のぼやき編 完?】



429 :名無しのオプ:2006/03/25(土) 23:02:33 ID:ZlO+cDYw
なんかきてるw

430 :名無しのオプ:2006/03/29(水) 17:17:15 ID:r8kdLgpQ
保守

431 :名無しのオプ:2006/03/32(土) 03:33:36 ID:JMVA4rNz
ようやく覚えたボーゲンでなんとか麓レストハウスまで辿り着き、俺様は一息付いていた。
真理はそんな俺様の目の前で、雪をけたてて鮮やかに止まった。
ゴーグルが粉雪にまみれになって、何も見えない。
「あはっ、神様ったら、雪だるまみたい」
俺様はゴーグルを外しながら体に付いた雪を払い落とした。

…というのは真っ赤な嘘だ。
今日は4月1日だった。

【一発ネタ編 完】


432 :名無しのオプ:2006/03/32(土) 09:47:37 ID:cTqI55A5
デドー
「今日は、3月32日でしょ」

433 :名無しのオプ:2006/03/32(土) 23:50:45 ID:UQkxcZj6
夕食の時間になり、食堂へ集まった宿泊客たち。
ぼくと真理もテーブルにつく。
「さあ、皆さん。
今宵はシュプールが誇る最高のディナーをお楽しみ下さい!」
オーナーの小林さんが挨拶をした。
「叔父さんの料理はね、本当においしいんだから。」
真理が自慢げに言う。
期待出来そうだな…。
料理が運ばれてくる。
小林さんの妻の今日子さんがテーブルに料理を置いた。
…あれ?
テーブルに置かれたのは、缶詰だった。
「一体…これは…?」

434 :名無しのオプ:2006/03/32(土) 23:55:18 ID:UQkxcZj6
「キャット・フードだ。」
小林さんは無表情で言った。
「ふざけるな!死んじまえ!」
美樹本さんが怒号をあげる。
「そうやそうや!なめとんのか!車に轢かれろ!」
香山さんも同調し、小林さんを罵倒する。
「一体どういうことなの!?叔父さん!」
真理が問い詰める。
「畜生には相応しい餌だろ?黙って食え。」
ぼくは戦慄した。
狂っていた。
小林さんは間違いなく狂人だった。
一刻も早く、このペンションから離れた方が良さそうだ…。
「真理、帰ろう。ここはやばい!」

435 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 00:03:15 ID:tVYKuHJz
「そうしたいのは山々だけど…、外は猛吹雪で
タクシーも来れない状態なのよ…。」
なんてことだ…。
「オーナー!あんたそれでも人間か!?
今のは酷い暴言だ!」
正義感の強い俊夫さんが小林さんに掴みかかった。
俊夫さんは死んだ。
小林さんは高速でモップを振り下ろし、俊夫さんを何度も何度も叩いたのだ。
「きゃあーーー!」
女性陣が絶叫した。
そんな…、あの屈強な俊夫さんを一瞬で…。
「俊夫逝ったーーー!」
小林は爆笑しながら実況を始めた。
このままでは皆殺しにされかねない。

436 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 01:03:24 ID:LsrioucG
ここで終わりかいw

437 :勝手に続きスマソ:2006/04/02(日) 04:15:41 ID:XkE47lW1
いきなり美樹本さんが小林に近づいて行った。
反撃してくれるのか?!
ぼくだけではなく、何人かの人も同じ期待を持って見守っているのが分る。
しかし、美樹本さんは土下座して言った。
「仰る通りです。我々はあなたの前ではもはや畜生。どうか怒りをお治め下さい」
な、なんてことだ!
余りの事に、この人まで狂ってしまったのか?
それとも見かけ倒しのヘタレだったのか?!
小林は血まみれのモップを握ったまま、満足そうな笑みを浮かべて立っている。
ぼくは思わず美樹本さんに駆け寄った。
「なに言い出すんですか!あなたにはプライドってもんが…」
言いかけたぼくの頭を無理矢理床に押さえつけて、美樹本さんは小声で言ってきた。
「落ち着け。まずはこいつを油断させるんだ。それから全員で…!」
そうだったのか!

438 :勝手に続きスマソ:2006/04/02(日) 04:16:44 ID:XkE47lW1
ぼくはとりあえず、その場に土下座した。
「最初からそう素直になれば良かったんだよ!ぷぇげへへへへー!!」
気味悪い高笑いをしながら、小林はモップの先で俊夫さんの死体をツンツンした。
「と、透…。あなたまでそんな…」
軽蔑したような真理の声が聞こえる。
くっ。辛い。なんか泣きそう。
「ほらっ!皆もひれ伏して!小林様にお詫びするんだ!」
そう美樹本さんに言われても、他の皆は突っ立ったまま動かない。
当然だろう。
しかし美樹本さんはなおも言った。
「俊夫くんの倒され方を見ただろう?!小林様は最強なんだよ!」
しかし真理が言い返した。
「だからって、そんな事できないわ!」

439 :勝手に続きスマソ:2006/04/02(日) 04:18:07 ID:XkE47lW1
香山さんも真理に加勢する。
「人殺しの基地外に詫びるなどアホらしい!」
もっともな意見だった。
土下座してしまった自分が惨めに思えてくる。
恐る恐る見上げると、小林は死体をツンツンしながら小さく歌っていた。
「迷子の迷子の子猫ちゃん〜。ぬっふふ、ふふふの、ふふふふふ…」
完全に狂っている。
音程も狂っている。
酷い音痴だ。
真理の前で、こんな奴に頭を下げるなんて!

A:しかし今はこうするしかない
B:今ならモップを奪えるかも
C:ぼくもツンツンしてみようかな

440 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 04:28:27 ID:XkE47lW1
勝手に無許可で乱入してしまいましたが、>>435の続きがあるのなら
すごく読みたいです。ホントによろしくお願いします。

441 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 04:38:59 ID:s40CAWwZ
>>439
Cで。
名前欄をよく見てなかったので、
>>433と同一人物かと思ったくらい違和感がなかったw
どちらの続きも非常に読みたいです。

442 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 05:50:39 ID:XkE47lW1
ぼくもツンツンしてみようかな・・・
赤く染まった俊夫さんの衣服はその身体に張り付いて、
まるでダイビング用のウェットスーツでも着ているように見える。
それが人間の死体だと分っているのに、逞しい筋肉の隆起が
ぼくにツンツンしたい衝動を起こさせた。
美樹本さんと真理や香山さんが怒鳴り合っている声を聞きながら、
ぼくの人差し指がじわじわと俊夫さんの死体に向かって行く。
しかしその時!
ぼくはこめかみに衝撃を受けて横様に吹っ飛んだ!
「ツンツンしていいのはわたしだけええええええっ!!!」
小林が唾を飛ばしながら怒鳴っていた。
何かがぼくの中でぷつんと音をたててキレた。
「うっせーんだよこの基地外!!」
ぼくは小林に飛びかかって行った。

443 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 05:54:43 ID:NgAtJV0a
「誰がツンツンしようが勝手だろ!!」
小林は恐ろしい形相でモップを突き出し叫ぶ。
「この死体にバイト料を払ってるのはわたし!わたし!わたしいいいい!!!」
ぼくはモップを払い飛ばして小林に掴みかかった。
「でも殺しちゃったクセに!音痴のクセに!撫で肩のクセに!」
美樹本さんが驚いたように叫ぶ。
「撫で肩は関係無いだろう!」
「そんなら音痴も関係ないやろ!」
ツッコミどころを見逃さない香山さんだ。
「てゆーかツンツンって何?!」
みどりさんが悲しそうに叫ぶ。
彼女は俊夫さんが好きだったのだろうか…?
皆の声援を受けながら、ぼくはあっという間に狂人小林を押さえ込んだ。
小林は洗濯ロープでグルグル巻きにされ、皆の間にようやく安堵の空気が流れた。

444 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 05:56:01 ID:NgAtJV0a
真理が少し震えた声で囁いてきた。
「かっこ良かったよ、透…。見直しちゃった…」
どうやら誤解もとけたようで安心した。
見ると、真理の目には涙が浮かんでいる。
な、なんて可愛いんだ…
今すぐ抱きしめたい…
しかし、ぼくにはしなきゃならない事があった。

A:警察に連絡しなくては
B:キャットフードを調べなくては
C:俊夫さんをツンツンしなくては

445 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 05:59:56 ID:NgAtJV0a
なんかエラーが出てしまいました。び、びっくりしました。
一日に何回までしかレス入れられないとか決まりがあるんでしょうか?
それとも一定時間を過ぎると書き込めるのでしょうか?
ともかく、ひとつのレスに一杯書き込んだ方が良いみたいですね。

446 :名無しのオプ:2006/04/02(日) 10:20:44 ID:BgYiQiyj
B:キャットフードを調べなくては

447 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 00:36:20 ID:KydaomCt
B. キャットフードを調べなくては

ぼくはテーブルに放置された猫缶を見た。
今時の缶詰はプルタップなので簡単に開く。
…あれ?
プルタップじゃない、缶切がないと開かないタイプだ。
その時、みどりさんが猫缶を手に取って開けた。
「うげぇっ!」
みどりさんは嘔吐して卒倒した。
猫缶から凄まじい悪臭が広がった。
「一体何なんだ!?」
ぼくは鼻を塞ぎながら、転がった猫缶のラベルを見た。
“消費期限1980年1月1日”
何てことだ…こんな腐った物体を食わせようとしたのか…あの狂人は…。

448 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 00:47:21 ID:KydaomCt
「さあ、皆さん。
気を取り直して、まともな夕食にしようじゃありませんか。」
香山さんの妻の春子さんが穏やかな表情で言った。
「そ、そうですね。
キッチンに行って何があるか見てきましょう。」
真理が同調し、春子さんと二人でキッチンへ向かった。
数秒後。
「キャーーーーーッ!」
「どうしたんだ真理!」
ぼくは駆け足でキッチンへ向かった。
キッチンへ着くと、真理と春子さんが恐怖に満ちた表情で
冷蔵庫を指差した。
冷蔵庫の中には、腐乱した野菜やら肉やらがびっしりと詰まっていた。
「ぜ、全部腐ってる…。」

449 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 00:56:26 ID:KydaomCt
「一体どういうことなんですか!
今日子さん!」
ぼくはオーナーの妻である今日子さんに詰め寄った。
「食べられるわ。まだ食べられるの。
熟成が進んでいるだけ。
ああ!
いい匂い!たまらない!」
狂っていた。
妻の今日子さんも脳が腐っていた。
今日子も縛って放置した。

数分後、小林夫妻を除く全員が談話室に集まっていた。
重大な問題が生じている。
そう、シュプールには今、食料が無いのだ。
あるのは腐乱した汚物だけだ。
そして、外はいつやむとも知れない猛吹雪。
吹雪がおさまらなければ、餓死する可能性が出てくる。

450 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 01:07:14 ID:KydaomCt
「一体どうすれば良いんや!」
香山さんが怒鳴った。
無理もない。
誰も夕食も取っていないのだ。
「しょうがない。小林を絞り上げて、何かないか聞き出すんだ。」
美樹本さんがモップを持って立ち上がった。

「おい!
何かまともな食い物はないのか!」
縄で縛られた夫妻を前に、美樹本さんが仁王立ちで言った。
「牛の糞でも食ってろ。」
小林は無表情で言った。
「何だその態度は!このキチガイが!」
美樹本さんは小林をモップで何度も何度も叩いた。
「やめるんや!
死んでしまったら食料の在り処が分からなくなる!」
「そ、そうか…。
すまない、冷静じゃなかった。」

451 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 01:58:43 ID:jmaJfw+4
汚物とモップにハゲワロス

452 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 10:31:51 ID:5BqHgZ6s
選択肢(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

453 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 14:54:35 ID:YsL6hUxh
A:このまま続きを待つ。
B:待ちきれないので自分で書く。


454 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 15:04:47 ID:qMxxMtPt
>>453さんが書いてくれる?
15分待ってレスが無かったら続きを投下します。

455 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 15:26:52 ID:5BqHgZ6s
続き(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

456 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 15:29:12 ID:qMxxMtPt
確かに冷静には見えない。
美樹本さんは目をギョロつかせて項垂れると、飢えた獣のように小林を睨んでいる。
いま口から垂れたのはまさか涎?!
尋常では無い雰囲気の美樹本さんを黙って見上げる小林の方がマトモに見える。
早急になんとかしなくては。
その時、ぼくはある事に気が付いた。
「みどりさんの姿が見当たりませんが?」
「そう言えば、またキッチンに戻ったみたいよ」
「ええっ?!どうして?」
「何か食べられる物があるかも知れない、とか言ってたけど」
「正確に思い出してくれ」
「えーと。『思い当たる事があるから冷蔵庫をちゃんと調べたい』って言ってた。
あそこは何度も見るもんじゃないって止めたんだけどね」
…あれ?
この感じはなんだろう?
以前にも似たような状況を経験した気がする。
そしてその後、みどりさんに何か良くない事が起こったような気が…。
「わたし、呼んできます」
春子さんがそう言って立ち上がった。
一人で行かせる訳にはいかないと思った。
「ぼくも一緒に行きますよ」
真理が「わたしも」と頷く。
「なんや?食いもんがあるんかいな」
身を乗り出す香山さんに、春子さんが静かに言った。
「すみません、そうじゃないんですけど…」
「けど、なんや。まさかおまえら!」
「え?」
「食い物を隠しとるんやないやろな!」

457 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 15:30:05 ID:qMxxMtPt
香山さんの大声に、美樹本さんの顔色が変わる。
「それは聞き捨てならない!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
真理が制するのもかまわず、香山さんは春子さんに迫った。
「わしらは夫婦やろ!正直に白状せえ!」
「で、ですから、もう食べ物はどこにも…」
「あんたら夫婦だけ、美味しい思いをしようってのか!」
真理が呆れて言った。
「ちゃんと話を聞いてください。わたしたちは何も知りません」
「そういや、そこの真理って女はオーナーの親戚だったな!何か知ってるんじゃないのか?!」
「あっ!そうやった!やっぱりお前らだけで!」
「なんでそういう事になるの!二人ともおかしいんじゃないの?!」
ぼくも黙っていられない。
「皆さん、とにかく落ち着いてください!」
「自分だけは関係無いって口ぶりだな」
うわー!あんたに言われるとは!腹立つなー!
しかし「どういう意味ですか?!」なんて言い返さないぞ!
疑心暗鬼とかそういうのは避けなければ!
とにかく今は、一刻も早くみどりさんを探しに行くべきなんだ!
その時、ずっと黙っていたOLの一人亜希ちゃんが声をあげた。
「あんたら醜い」
可奈子ちゃんが後に続く。
「腐りきってる」
啓子ちゃんだけは何も言わず、下を向いたままだった。
「なんや、偉そうに。飯を用意できん女は引っ込んどれ!」
我慢できないように、亜希ちゃんが言った。
「この啓子は…

A:お菓子をたくさん持ってきてるの
B:実は料理の天才なの
C:言葉を喋る豚なの

458 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 15:37:26 ID:qMxxMtPt
454がなんか偉そうですね。
続けてもいいのか不安なもので、すいません。
今更ですが、しばらく投下が無い場合(どれくらいの期間がいいのか分らないけど)、
選択肢が無くても自分が続けてもいいですか?
元ネタの雰囲気を継承できないのは、上レスを見ればお分かりかと思いますがorz

459 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 16:28:17 ID:BmUx3/fV
Aで

460 :名無しのオプ:2006/04/03(月) 23:49:07 ID:5BqHgZ6s
うはぁッくそぉッ
Cを選びたかったぜ

461 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 00:04:22 ID:2rDW2kmF
>>458
色々気にしているようだけど、
ルールは>>16にある。
乱入する際にわざわざ許可を得たりする必要はない。
続けたければ、どんどんやって構わない。
逆に、誰にも邪魔されたくない場合は
「一人で書きます」と宣言してくれ。

462 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 00:19:42 ID:vpzapxns
>>460
すまねぇッ
確かにCは本能で選びそうだったがバッドエンドのにおいがプンプンしたもんでw

463 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 08:49:01 ID:qVAxDXw0
やっぱりAが一番無難なのかな?
いくら天才でも腐った物を食べられるように調理は出来ないだろうし、
Cは啓子ちゃんが食べら(ry

でも今回の書き主さんは、
いかにもバッドっぽい選択肢でも
そのまま続けてくれそうな感じもするけど。
>>439>>442の流れからしても。

464 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 09:15:48 ID:kgJ1zT17
A:お菓子をたくさん持ってきてるの

「この啓子は、お菓子をたくさん持ってきてるの」
「なにっ!」
「ほ、ホンマかいなそれわ!」
顔を真っ赤にした美樹本さんと目を血走らせた香山さんが詰め寄る。
可奈子ちゃんが答えた。
「本当よ。どこに行くにも啓子は何かお菓子を持参するの。
特に今回は、近所にコンビニも無いペンションにお泊まりだからって、
かなりの量を持ってきてるの」
「チョコとかポテチとかクッキーとか…」
亜希ちゃんの声に、男二人は悶絶した。
「チョコとかポテチとかクッキーとか…」
「チョコとかポテチとかクッキーとか…」
まるで黒魔術の呪文のように、その台詞を繰り返す。
特に美樹本さんは、泣き笑いのような顔でぶつぶつと呟いていた。
「チョコとかポテチとか…」
「チョコとか…」
「チョコとか…」
ぼたたっと、赤い物が床に落ちた。
美樹本さんの鼻血だ。
「チョコとか…チョコとか…」
髭のせいで分らなかったが、すでに相当の量が出ているらしい。

465 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 09:17:24 ID:kgJ1zT17
「大変!止らないわ、この鼻血!」
ティッシュを差し出す春子さんが叫ぶ。
美樹本さんは胸元を血まみれにして呟き続けた。
「チョコとかチョコとかチョコボボボボ」
美樹本さんは死んだ。
失血死だ。
「あっけないもんやな。しかしこれで分け前が増えた訳や」
ぼくは本能的に身構えた。
この人はヤバい。
「ほな、さっそく部屋に案内してもらおか」
香山さんはゆっくりとOL三人の方に歩いて行った。
「今からこの場はわしが仕切る。逆らう奴はこのモップげはら」
香山さんはいきなり倒れた。
死んだ。
春子さんが包丁で香山さんの背中を刺したのだ。
「もう、あなたにはついていけません…」
「奥さん!」
「なにもそこまで!」
慌てるぼくらの前で、春子さんは包丁を自分の喉元に押し当てた。
「止めないで!わたしは人殺し!こうするしかないの!」
「もう人が死ぬのを見るのは嫌あ!」
真理やOLが叫ぶ。
「じゃあ見ないで!」
春子さんはくるりと後ろを向き、腕を真横に動かすとその場に倒れた。
死んだ。

466 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 09:19:03 ID:kgJ1zT17
「全部夢…、これは悪い夢…」
亜希ちゃんがふらふらと食堂に歩いて行った。
「だってほら、夕食はここに…」
悪臭を放つネコ缶をうっとりと見て、その中身を食べ始めた。
「美味しい美味しいネコ缶最高」
亜希ちゃんはネコ缶を五つも平らげると、
テーブルに突っ伏して動かなくなった。
「死んだのね」
可奈子ちゃんが無表情で言う。
「じゃあ、行きましょうか」
歩き出した可奈子ちゃんの後を、無表情の真理と下を向いた啓子ちゃんが
ついて行く。
ぼくは黙って見送った。
ずっと言いそびれていたが、ぼくは食べ物の在り処を知っているのだ。
扉を開けて外に出た。
一面の白い世界。
そこは綿飴の宝庫だった。
今までさんざん、汚物や血の臭いばかり嗅いできた鼻が、
ザラメの甘い香りにひくひくと震える。
これだけあれば食べ放題だ。
「綿飴ってのは、こうやって」
両手ですくいあげる。
「ぎゅっと固めて食べるのが醍醐味だよな」
後で皆にも教えてあげなくちゃ。
そう思いながらぼくは、いつまでも白い塊を貪り続けた。

終  『醍醐はチーズの事』

467 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 09:25:04 ID:kgJ1zT17
>>457の選択肢選びをお願いします。

468 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 10:58:19 ID:9vH7AgM2
街なみに強引なエンドだー!

469 :名無しのオプ:2006/04/04(火) 11:17:59 ID:qVAxDXw0
じゃあみなさんお待ちかねのCで。
今回の書き主さんもなかなかやってくれますねw

470 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 00:36:08 ID:uSHLyAz8
C. 「言葉を喋る豚なの。」

亜希ちゃんは平然と暴言を吐いた。
死んだ。
発言に激怒した啓子ちゃんがモップで何度も何度も叩いたのだ。
「気に食わなかったのよね。前から。
発言による精神的圧迫から逃避する為の、
必要行動的な、あるいは不可避としか言いようのない
正当防衛ということね。
そう、世の中には死んでしまう必要がある人もいるわけ。」
狂っていた。
啓子は間違いなく狂人だった。
このペンションに宿泊している人間は、全員狂人なのか?
「取り押さえろ!」
美樹本さんの号令で、香山さんや春子さんたちが啓子に飛び掛った。
啓子はあっという間に縄で拘束された。
これで、拘束された狂人は、
小林次郎、小林今日子、北野啓子の三名となった。
またいつ誰が発狂するとも限らない。
食糧も無い。
外は猛吹雪で脱出不能。
今、ペンション・『シュプール』は、恐怖の牢獄と化していた。

471 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 00:46:44 ID:uSHLyAz8
「とにかく食糧や!食糧探さな、全員餓死してまうで!」
香山さんの意見はもっともだ。
「そうだ!
地下には乾燥室の他に、ワインセラーがあったはずよ!
あそこに何かあるかも!」
いつの間にか昏倒状態から復活していたみどりさんが言った。
みどりさんは『シュプール』で長いことバイトをしている。
今の発言には信憑性がありそうだ。
「早速、行ってみましょう。」
ぼくたちは地下のワインセラーへ向かった。

ワインセラーには、ざっと見積もって100本以上のワインが保管されていた。
「凄い数ね…。」
「しかし、ワインだけは腹は満たせんぞ。」
美樹本さんがイライラしたように言った。
「このダンボールは何や?」
香山さんが隅に置かれているダンボールを開けた。
「こ、これは!」

472 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 06:58:58 ID:9DQ0SJYE
小さく声をあげた香山さんはそこから動かない。
ぼくはその背中越しに段ボールを見た。
そこにあったのは細長い木の枝だった。
「ずいぶんありますね。これは、薪…?キャンプファイアーにでも使うのかな?」
「なにを言うとるのや、これはゴボウや!」
「えっ!」
「他にニンジンも!ジャガイモもある!」
嬉しそうな真理の横で、美樹本さんが言う。
「なるほど。根野菜は冷蔵庫ではなく、ここに置いていたのか」
言われてみれば、大根、里芋、さつまいもなど、ここにあるのは土の中に出来る物ばかりだった。
ぼくらの会話を聞いていたみどりさんが、沈んだ声で話し出した。
「そういえば以前オーナーが、得意料理のミネストローネに工夫を加えたいって、
いろいろと試行錯誤してるのを見た事がある…。この段ボールも、自分で農家を
回って仕入れて来て、ちゃんと管理したいからって誰にも触らせなかった…」
みどりさんは話しながら、少し涙ぐんでいるように見えた。
それほどまでに料理にこだわっていた人が、なぜいきなりネコ缶を・・・
「とにかく材料は見つかったんだから、すぐに料理して食べよう!」
とはいえ。
この食材だと、何を作ればいいのかな。

A:やっぱりキンピラだ
B:ミネストローネに挑戦だ
C:無難にカレーかな

473 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 08:55:48 ID:zoCKG4J1
流れてきにはBだろうけど
Cで頼みます

474 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 20:09:41 ID:OcRsNiwk
C:無難にカレーかな

ぼくの呟きが聞こえたらしい。
他の皆も口々に言った。
「カレーやカレーや!」
「さっそく運びましょう」
「これで一安心ね!」
歓喜のざわめきの中、いきなり鋭い声が響いた。
「ちょっと待て!」
振り返ると、美樹本さんが厳しい目で段ボールを見下ろしていた。
この野菜に、何か気になる事でもあるのか?
「冗談じゃない!カレーに肉は欠かせないだろう!」
えぇえええええー?!
「今はそんな贅沢を言っておれんやろ!」
「そうですよ!」
他の皆もうんうんと首を縦に振る。
「いや!断固として反対だ!ここまで待って、そんな粗末なもの食えるか!」
我が侭にも程がある!子供か!あんたは!
そう罵倒したかったが、ぐっと堪える。
呆れる皆に向かって、美樹本さんは怒鳴り散らす。
「肉の入ってないカレーなんて、たこの無いたこやきと同じだ!炭酸の抜けたコーラだ!」
「そんなの皆思ってるわよ!でも仕方無いじゃない!」
野菜を抱えて言い返した真理の手から、美樹本さんはジャガイモを一つ掴み上げた。
「肉……肉が欲しい……」

475 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 20:10:47 ID:OcRsNiwk
イモを握る手が震えている。
相当な力を込めているのだろう、そのつま先が真っ白だ。
やがてジャガイモは、美樹本さんの手の中で粉々に砕けてしまった。
「なんちゅう事をするんや!」
「ああっ!もったいない!」
春子さんがバタバタと散らばったイモを拾い集める。
「もうこんなアホはほっといて、台所に行こうやないか」
春子さんを手伝いながら、香山さんがそう言った時だった。
美樹本さんはぎらりと鋭い目を天井に向けた。
「そういえば、肉があったな…」
「えっ?!」
「どこに?!」
美樹本さんは天井を見上げたまま、にやりと笑った。
それは、人として許されない笑顔だった。
「ま…………、まさか…………!」
やっとの思いで口を開いたぼくの隣りでは、真理がまだ信じられないという顔をしている。
「肉はあるじゃないか、『あそこ』に。じゃあカレーに決まりだな」
力強い足取りで階段を上ろうとする美樹本さんを、みどりさんが呼び止めた。
「なにをする気なの…」
美樹本さんはゆっくりと振り返る。
「念のために確認をとっておこう」
固唾を飲んで見守るぼくらの耳に、更に信じられない質問が浴びせられた。
「皆はオスの肉とメスの肉、どっちが好きなんだい?」

A:オスの肉
B:メスの肉
C:どっちも嫌だ!

476 :名無しのオプ:2006/04/05(水) 20:29:13 ID:rNn52knX
B

477 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 00:55:30 ID:by4TaKZf
B. メスの肉

「メスの肉最高!」
大声で答えたのは、春子さんだった。
あの清楚な感じの春子さんが…。
「なに言うとるんじゃ!」
香山さんは春子さんを突き飛ばした。
春子さんはもの凄い勢いでワインの棚にぶつかった。
死んだ。
おびただしい量のワイン瓶が春子さんに直撃したのだ。
「悪いのは春子や。
人の道に外れたら死ぬしかないんや。
…そう、美樹本さん。あんたもや。」
香山さんは割れたワイン瓶を凶器に、美樹本さんに襲い掛かった。
美樹本さんはモップで応戦した。
死んだ。
二人とも相打ちだった。
ワインセラーで一気に三人も死んだ。
たかがカレーの為に。

478 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 01:05:22 ID:by4TaKZf
「このままじゃあ、全員発狂するか、死んでしまうかのどちらかだ!
一体どうすればいいんだ!」
「しょうがないわ…、もうここにいても死を待つだけ。
こうなったら博打に出るしかないわ。」
みどりさんが言った。
「博打って…?」
「外にスノーモービルがあるの。
それで街まで何とか行ってみる。」
「この吹雪の中をですか!?」
「だから!
…博打なのよ。
でも、助かる方法はそれしかないわ。
そうでしょ?」
確かにそうだ。
もはや、この場所では何が起きるか分からない。
「でも、あれは一人用だから…。
誰が行くかね…。」
現在、まともなのは、ぼく、真理、みどりさん、可奈子ちゃん、田中さんの五名だ。

A. 「ぼくが行きます。」
B. 「真理、頼んだ。」
C. 「みどりさん…、言いだしっぺってやつです。」
D. 「可奈子ちゃん、君、運動神経良さそうだね?」
E. 「二階に閉じこもっている、田中さんだな。」
F. 「俺以外なら誰でもいいぜ。」

479 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 01:52:13 ID:SYDDqidM
田中さんいつからいたんだw
この話って>>433から始まってるんだよね?念のため確認。

480 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 02:28:36 ID:J9LI5JKe
ここはDが最善の一手と見た!

481 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 12:20:55 ID:jd0eoJLl
D. 「可奈子ちゃん、君、運動神経良さそうだね?」

そうだ。
彼女にお願いするのが最も確実だ。
そう信じて言ってみた。
しかし可奈子ちゃんは、ぼくをバカにするような目でじろりと見た。
しまった。
断られるかも…
「よく言われるのよ。まぁ、当然だけど」
「えっ!あ、そ、そうなんだ!へぇー!」
うおぅ。
ヒヤヒヤさせるなよ。
「わかった。ここは任せて」
言うが早いか、彼女は素早く支度に向かい、談話室で待つぼくらの前に現れた。
緊張した面もちのみどりさんが、黙ってキーを差し出す。
車の鍵に見えるが、恐らくスノーモービルのキーなのだろう。
外は相変わらずの猛吹雪。
夕食時からゴタゴタしていたので、時間はとうに10時を回っている。
ここから街まで一本道のはずだが、この降雪量では道など無いに等しいだろう。
押し付けるように可奈子ちゃんを名指ししてしまった事を少し後悔した。

482 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 12:21:58 ID:jd0eoJLl
しかしだからといって、自分が行く勇気も無い…。
言葉に詰まるぼくの横から、真理が一歩踏み出した。
「頼んだわよ。それから…」
真理がごくりと息を飲む気配が伝わる。
可奈子ちゃんは、そんな真理の様子を気にもとめず促した。
「なに?」
「気をつけて」
真理の言葉に、当然でしょ?とでもいうようにふふんと笑うと、可奈子ちゃんはキッパリと言い放った。
「わたし、ギャンブルには強いのよ」
……え?
「あ、あの…。スノーモービルに乗った経験は…?」
「ある訳ないでしょ?車の免許も無いわよ。でもさっき『博打に出る』って言ったじゃない」
「い、いやあれは、そういう意味じゃなくて」
言いかけるみどりさんを無視して、可奈子ちゃんは外に向かった。
「じゃ、いってきまーす!」
呆然と見送ったぼくらの耳に、エンジン音が響いて来た。

483 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 12:22:48 ID:jd0eoJLl
・・・・と、思った瞬間。
グワッシャーン!!!
ドガドガドガドガドガドガ!!!
ベキョゲーーーーーーン!!!
この世の物とは思えない爆音が、吹雪の唸りを思いっくそ蹴散らす。
ぼくらは溜まらず飛び出した。
外は真っ暗だったが、黒い煙が吹き出している『そこ』だけは、炎に包まれ明るくなっている。
真理が可奈子ちゃんに駆け寄り、その肩を掴んでグラグラと揺すった。
「どうして?!なんでこうなるの?!」
可奈子ちゃんは返事をしない。
真理に揺すられるまま、糸の切れた操り人形のようにかくかくと首を揺らしていた。
みどりさんは鬼のような形相で、炎上するスノーモービルを蹴り飛ばしている。
「死ねっ!死ねっ!死ねっ!死ねっ!」
凄いなー、みどりさんは。
熱くないのかなー。
その疑問に答えてもらおうなんて、ぼくは思っていない。
今のぼくには、たった一つの真実で充分だった。
つまり。
ぼくらの未来は永遠に閉ざされたのだ。
あぁ、人生のやり直しが出来れば・・・

終  『強気な彼女』

484 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 12:26:01 ID:jd0eoJLl
>>478の選択肢選びをお願いします

>>479
自分もそう思ってるんですけど、その前から始まってた話なんですか?汗

485 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 12:33:31 ID:dKYjZitU
Eで

486 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 12:50:38 ID:vqCHO2Yb
E. 「二階に閉じこもっている、田中さんだな。」

そうだ。
田中さんにお願いしてみよう。
見た目も探偵っぽいし、きっとなんでもできるに違いない。
「田中さんにお願いしてみます」
ぼくはそういって階段を上ろうとした。すると美樹本さんが
「あ、いや、ちょっと……なんで田中さん?」

とかって書いたところで気づいた。美樹本さん死んでるじゃんn
田中さんの部屋に行ってみると田中さんがバラバラだったが誰も気にも留めなかった
とかいう展開を考えていたのに。

487 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 21:12:33 ID:jd0eoJLl
待て待て。落ち着け、ぼく。
展開を考えて…、って何の事だよ。
死んだはずの美樹本さんに声をかけられる想像をするなんて、よほど心細くなっているようだ。
しかも田中さんがバラバラ?
極限状態のぼくの脳は、危ない思考回路になりかけてる。
気をつけなければ…。
そんなぼくの肩をぽんと叩いた人がいる。
「誰が死んでるって?」
えぇええええええー?!
「んみっ!みきもとさん?!」
美樹本さんは頭から血をダラダラ流しながら、快活に笑った。
「酷いなぁ君は。ぼくはこの通り、ピンピンしてるのに」
いや、どう見ても死んでますが!
後ずさった背中が、もう一人の誰かにぶつかる。
「誰がバラバラだって?」
うげえぇええええええー?!
「どうも、初めまして。怪しい宿泊客、田中です」
確かに怪しい!
腕も足も首もバラバラのくせに、なんで立ってられるんだ、あんたは!
きんもちわりいいいいいー!!!おええええー!!!吐きそう!!!
…まてよ?
そこまで見事に死んでるなら、もう恐いものなしとも言える!
さぁ!行ってください!この吹雪の中を!
そして奇跡を起こしてください!

488 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 21:13:42 ID:jd0eoJLl
「なにをぶつぶつ言ってるの?しっかりして!」
真理の声に、ぼくはやっと正気に戻った。
周囲を見渡すと、美樹本さんは喉にぐっさりとワイン瓶を突き立てながら倒れている。
その近くには俯せで動かない香山さん。
そして、壊れたワイン瓶の山から突き出ている腕は、間違いなく春子さんの物だ。
よ、良かった。皆ちゃんと死んでる。
いや、良い訳ないけど、なんてゆーか。
とりあえず心の中で両手を合わせた。
なむなむ…。
ぼくは額にぐっしょりと浮かんだ汗を拭いながら、真理に向かって笑って誤摩化した。
「いやえーと。今更で悪いんだけど、田中さんって誰だっけ?」
「はぁ?!」
呆れ声をあげた真理の横で、みどりさんも怪訝そうにして言った。
「わざわざ名前を挙げるからには、もう知ってると思ったけど。まぁいいわ。田中さんはね…」
みどりさんは説明してくれた。
田中という客は、最近このペンションによく来るようになった人で、
いつもは来てすぐに帰るのだが、なぜか今日に限って泊まる事になったのだという。
スキーの趣味があるようには見えない、ひょろりとした体格で、遊び人風の男らしい。
「ヤクザっぽい、とか、そういう事?」
可奈子ちゃんの質問に、みどりさんは「そうとも言うかも」と答えた。
どうやら可奈子ちゃんも、田中さんには会った事がないようだ。
それは真理も同じらしい。
ぼくと真理はここに来てからほぼ一緒に行動しているから、ぼくも会った事の無い田中さんと
顔を合わせるタイミングは無かったはずだ。
ぼくがなぜ彼の名前を出したかというと、小林が俊夫さんに言っているのを聞いていたからだ。
確か「田中さんは、まだ部屋から出て来ないのか?」と聞いていた。
俊夫さんは「知りませんけど」と、曖昧な返事をしていた。

489 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 21:15:11 ID:jd0eoJLl
一通り説明を終えたみどりさんは、渋々という感じで言った。
「わたし、あの人なんだか苦手なのよね。でもこんな状況じゃ、協力してもらうしかないか」
「無視されなきゃいいけど」
他人事のように言う可奈子ちゃんの顔を、みどりさんは同意の溜め息をつきながら見た。
「じゃあ、とりあえず部屋に行って、事情だけでも話してみましょうよ」
確かに、この場にいない人を外に向かわせるというのは無茶な話だ。
それに、これだけ大騒ぎをしているのに、まったく部屋から出て来ないくらいだ。
食事に興味もないようだし、この猛吹雪に危機感も持っていない感じがする。
しかしかといって、ぼくがこの吹雪の中に出て行く勇気は無い…。

ぼくらはみどりさんに案内され、田中さんの部屋の前に来た。
みどりさんが「すいません」と声をかけながらノックするが、返事はない。
可奈子ちゃんが苛ついたように前に出た。
「すいませーん!!ここ空けてもらえます?!緊急事態なんですけど!!」
やはり何の反応もない。
「合鍵とか持ってきたら?」
真理がそう言うと、みどりさんは困ったように答えた。
「ここの鍵は最近全て付け替えて、合鍵の場所はまだ教えてもらってないの」
バイトとはいえ、スタッフのみどりさんが鍵の場所を知らないなんて、おかしな話だ。
しかし今はそんな事を気にしている場合ではない。
ぼくは皆に提案した。

A:ドアを突き破るしかないね
B:出て来るまで大声で呼ぼう
C:合鍵を探してみよう

490 :名無しのオプ:2006/04/06(木) 21:38:19 ID:5+qk/c9I
Bでお願いします

491 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 00:17:44 ID:Es8HEmwA
>>489の続き

B. 出てくるまで大声で呼ぼう

「田中さん!田中さん!田中さぁん!」
ドン!ドン!
大声と共に、ドアを思いっきり叩く。
「うふふ。
ダメじゃない。
そんな生ぬるい方法じゃダメ。」
みどりさんはどこからともなくモップを取り出した。
モップでドアを何度も何度も叩いた。
壊れた。
「さ、入りましょう。」
狂っていた。
みどりさんは間違いなく狂人だった。
しかし、今はそんなことを気にしている余裕すら無くなってきていた。
「田中さん?」
ぼくは部屋に向かって呼びかける。
「誰もいないのか…?」
ぼくはさり気なくバスルームの扉を開けた。
「ひぃっ!」
ぼくは思わず情けない叫び声をあげた。
バスタブにはバラバラ死体が放置されていた。

492 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 00:26:02 ID:Es8HEmwA
「一体誰がこんなことを…。」
バラバラ死体の主は、恐らく田中さんだ。
血が固まっている様子からして、死んでからそれなりの時間が経過しているようだった。
真理はぼくの後ろに隠れて震えていた。
無理もない。
ぼくも腰を抜かしそうな光景だ。
その時、バスルームの洗面台に光るモノを見付けた。
どうやら鍵のようだ。
「みどりさん…、この鍵はどこの鍵ですか?」
「ああっ、こんな所にあったのね!
ちくしょう!見付からない訳だ!なめやがって!」
鍵を見た瞬間、みどりさんが豹変した。
みどりさんはぼくから乱暴に鍵を奪うと、走って一階へ降りて行った。
「一体何なんだ…?」
ぼくたちも急いで一階へ降りると、地下への扉が開きっ放しになっていた。
みどりさんは再び地下へ行ったのか…?

493 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 00:31:46 ID:Es8HEmwA
ぼくたちも慎重に地下へ降りる。
地下には相変わらず三体の死体が横たわっていた。
よく観察すると、ワインの棚が移動しているのに気が付いた。
その裏側を見ると、鉄の扉があった。
どうやら先程の鍵は、この扉の鍵のようだ。
鍵は開いている。
どうしよう…。

A. 入る
B. ワインの棚を扉の前に再配置し、みどりさんを閉じ込める
C. みどりさんが出てくるのを待つ

494 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 00:40:44 ID:QwTvHx0E
Aでお願いします

495 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 05:56:02 ID:ll3xoI5+
どうしてこんなにレス(選択肢)入るのが早いんだ?
ここは過疎スレじゃなかったのか?

496 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 14:08:02 ID:/vOFoO5m
そんなことはどうでもいいじゃないか
気にしたほうが負けだよw

497 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 16:06:24 ID:B2zy7Ybw
ROMがかなりいるのでは?
書きたいけど自信がなくて書けない人も。

498 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 16:06:51 ID:RslkLMJC
選べなかった奴の負けなんだよ、という意味なのか、
それとも別の意味なのか、気になるw

499 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 21:33:54 ID:0svzpKoC
A. 入る

ワインセラーにみどりさんの姿は見えず、目の前には空いた扉…
みどりさんはきっとこの扉の向こうだ。
ぼくらは迷わず入って行った。
「おげっ!」
可奈子ちゃんの悲鳴だ。同時に真理も叫ぶ。
「くさっ!」
芳醇なワインの香りは瞬時に吹き飛び、恐ろしい悪臭が襲ってきたのだ。
「ひい!目にしみる!おえええー!吐きそう!」
「ばか!吐くな!もっと臭くなるだろ!」
一体、何の臭いなんだこれは?!
のたうち回るぼくらを、仁王立ちになったみどりさんが睨んでいる。
「何しに来たんだてめぇら」
「くさっ!くさっ!」
「今すぐここから出ていけ」
「くさっ!くさっ!」
余りの臭いに、真理はモップでみどりさんを何度も何度も叩いた。
死んだ。

500 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 21:34:56 ID:0svzpKoC
…と、思ったが。
「早く出て行けといってるだろう」
死んでない!
この臭いが平気で、モップでも死なない!
この人はヤバい!
その時。
いきなり部屋は真っ暗になった。
扉を閉められたのだ。
「なんて事だ!」
扉は押しても引いても開かない。
「なんで閉まっちゃったんだ?!」
「誰かが閉めたのよ!」
確かにそれ以外に考えられない。
ぼくらを閉じ込めたのはきっと・・・

A:縛られた誰かだ
B:死んだはずの誰かだ
C:ぼくらの知らない誰かだ

501 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 21:37:11 ID:EdFhlmGx
早川「ピット・・・ああ、あれね。
しかし今日は疲れたな。また明日にしないか?」
先程までのやる気が嘘のように失った
その言葉に僕は耳を疑った。
透「ちょ、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないでしょう!?」
早川「そうはいってもな・・・簡単そうに見えて結構疲れるんだぜ?
そう・・・可愛い誰かが俺をリフレッシュさせてくれるなら、もう一度
頑張れるかもしれないんだがな・・・」
そういって視線を真理の方に向けると真理はびくっと身を硬直させた。
透「いい加減にしてください。そういう取引はナシだと言ったでしょう。」
早川「・・・別に俺のモノになれと言ってるわけじゃない。
昔散々やったことをもう一度やろうってだけの話じゃないか。」
早川は叱られたのが不服な子供のように唇を尖らせる。
透「ダメです。真理は足を洗ったんだ。わかるでしょう?」
早川「そういえばさっきもそう言ってたな。おまけに
おまえさんの女でもないという。
真理、本当なのか?」
真理「ええ、もう客は取らないわ。」
早川の唇がいびつにゆがんだ。


502 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 21:37:57 ID:EdFhlmGx
早川「どうしてやめたんだ?」
真理「どうしてって・・・よくないことだし、
それにそんなことをしなくても生きていける方法を
見つけたからよ。」
早川「嘘をつくんじゃない!その道に染まったやつが簡単に
抜け出せるものか。抜け出せるとしたら誰かの女になるときだけだ。
本当はこいつの女なんだろう?」
真理「違う。」
早川「違わないさ。お前たちが寝ていようと寝ていまいと
そんなことは大した問題じゃない。
もう客は取らないんだろ?それはつまりこの若造に貞操を誓ってる
ってことじゃないか。愛しちまったんだろう?」
真理「・・・違う。」
愛・・・本当のところ、真理は僕のことを
どう想ってくれているのだろうか。

503 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 22:59:05 ID:/vOFoO5m
??


504 :名無しのオプ:2006/04/07(金) 23:11:33 ID:NHzDNTOr
しろうのまち?

505 :名無しのオプ:2006/04/08(土) 01:23:09 ID:0xtwof2w
しろうのまちってな〜に?

506 :名無しのオプ:2006/04/08(土) 02:03:10 ID:ttQ+gWJZ
とりあえず>500はCで。
モップで何度も何度もC。


507 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 04:11:07 ID:J2KVETQ2
C:ぼくらの知らない誰かだ。
ぼくらの知らない誰か・・・早川だ!
そのときドアから光がこぼれているのに気付いた。
どうやら真理が閉め忘れたらしい。
そっと中をのぞく。
早川「誰にも心を許さないお前が好きだった。」
真理「・・・」
早川はリビングをぐるぐる回りながら真理に話しかける。
真理は返事をしない。
早川「近づく者みんなに敵意をむき出しにしていた、あのころの
お前が好きだった。何とか屈服させてやりたいと思った。
だが今のお前は腑抜けだな。あんな青二才に爪も牙も抜かれちまいやがって。」
真理「私は腑抜けなんかじゃない。私は・・・今も昔も変わってない。」
早川「いーや、変わったね。大違いだ。豚みたいに満足したお前には
もう何の魅力も感じない。」
・・・真理・・・僕は・・・



508 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 08:18:06 ID:VfyzLFG+
あれ?あれ?なんか変な感じ
本当に500さん?

509 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 10:56:07 ID:aixLtqG+
507は屍蝋の街からのパクリなんでスルーで。

510 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 13:52:12 ID:tWfs9/sv
話を始めたのは>>433さん(モップさん)で、>>437で自分が乱入してから
だいたい、モップさん一回、次に自分が二回のペースで続いてるんですが、
>>486さんは別の人だと思う。あと>>501からは誰かの別ルート?)
そろそろ苦しくなってきましたwww
枝分かれさせて、自分一人で続けるルートを作ってもいいでしょうか?

A:いーんじゃないの?でもいちいち聞いてくるなよw
B:モップさんファンです!もっと書いてください!
C:正直、他の話のその後も気になってるんですが

511 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 14:46:09 ID:URDEaTYY
D いいと思う。
楽しませてもらってるので是非お願いします。

512 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 15:19:00 ID:IK6ZL6cp
Bで
しろうのまちとか早川とか意味わからないし何より面白くない

513 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 23:11:37 ID:9aOLl3x8
E とりあえず保守

514 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 23:16:33 ID:aixLtqG+
>>501-502 >>507は無かったことにしよう

515 :名無しのオプ:2006/04/09(日) 23:37:31 ID:MSe046X7
て事で気を取り直してモップさん>>500の続きお願いします。
選択肢は506さんのCのままで

516 :名無しのオプ:2006/04/10(月) 01:34:40 ID:RTKc/kxs
C:正直、他の話のその後も気になってるんですが
誰かが選ぶと思ってたのに。
これまでの書き手さん、マジで待ってるので、よろしくお願いします。

517 :名無しのオプ:2006/04/10(月) 01:41:00 ID:RTKc/kxs
それと、誰が続きを書いてもいいのが基本ルールじゃなかった?
モップさえいればあとはいらんみたいなレスが入っちゃ
がんばって500まで続けてた510はショボーンだね。
それとも「モップ一人でやって欲しい」って、前から思ってた?
だとしたら、参加確認レスの時に言ってあげれば良かったのに。

518 :名無しのオプ:2006/04/10(月) 03:34:51 ID:JgfU9iYi
>>512>>510の事を指してる訳じゃないみたいだし、
>>515もどちらかと言えばモップ職人の続きを読みたいってだけで、
>>510イラネとは思ってないんじゃない?

ただ、気になるのが>>510の「枝分かれさせて、自分一人で続けるルート」の部分。
一つのシナリオは一つのルートが原則だと、モップ職人が書けなくなっちゃうんだよね。
自分としては両方読みたいので、独立させて別の話として並行して続けるというのは不可なのかな?

あと、
C:正直、他の話のその後も気になってるんですが
これは思いっきり同意w

519 :名無しのオプ:2006/04/10(月) 06:37:02 ID:uthdRArh
「そうですよ。誰も>>510イラネなんて思ってないですよ」ぼくが言うと香山さんが言った。
「しかし実際に歓迎ムードには見えんやないか」「でもでも」ぼくは言葉を探した。
「即レスが入るから勇んで投下しとったら、住人のお目当てはモップはんだった訳や。こういうのを「当て馬」言うんやで」
このおっさんはまた、とんでもない事を言い出す。
という冗談はおいといて。
本家のゲームじゃ、選択肢から違うシナリオに入るのが基本の展開だけど、そういうのは駄目なのか?
例えるなら、ミステリ編はそのままモップ職人とその他住人が続けて、途中の選択肢から510さんがスパイ編を始める、という展開。
俺は>>510をそういう意味に解釈したが。違ってたらスマソ。
それから俺もC正直、他の話のその後〜に同意。

520 :名無しのオプ:2006/04/10(月) 10:42:43 ID:G19X41j5
俺は屍蝋の街の丸パクリさえなけりゃあとは誰が書こうとどうでもいい。
こういうところで誰々さんの続きが読みたいとか言っちゃうと、
他の人が書きづらくなっちゃうし、結局スレが廃れる元となる。
個人的にファンやってるぶんには勝手だけど、なるべく言わないようにしようよ。

521 :名無しのオプ:2006/04/10(月) 16:09:23 ID:RTKc/kxs
アンカーで書けばいいんだよな、>>番号の続きをお願いします、とか。

522 :名無しのオプ:2006/04/11(火) 00:15:36 ID:2+DHPk0w
>>500の続き

C. ぼくらの知らない誰かだ

「このままではまずいな…。
しょうがない、入口から脱出するのは不可能だ。
奥に他の脱出口がないか調べよう。」
「それしかないようね…。」
ぼくが提案すると、真理と可奈子ちゃんも同意した。
「みどりさん…、あなたにも協力してもらいますよ。」
「しょうがないわねえ!」
でかい声で言う。
ババアかお前は。
ぼくは心の中でみどりさんを罵倒した。
「…で、この場所には一体何があるっていうんです?」
「発狂ウィルスの研究室よ。」
「発狂ウィルス!?」

523 :名無しのオプ:2006/04/11(火) 00:23:22 ID:2+DHPk0w
「私はずっとこの場所でバイトをしてるんだけど、
ある日、小林夫妻が夜な夜な地下に言って何かをしていることに気付いたわけ。
そして、地下のワインセラーに隠し扉があることを突き止めた。
でも、その隠し扉は夫妻が持つ、専用の鍵が無いと開かないから、
扉の奥を調べるチャンスが中々無かったのよね。
その鍵を何故か田中という人が持っていたってわけ。」
「しかし、扉の奥に、今、初めて侵入したのだとすれば、
何故発狂ウィルスの研究室がここだと分かるんです?」
「小林夫妻の部屋に盗聴器を仕掛けて仕入れた情報よ。
ちなみに、もう分かったでしょうけど、夫妻はすでに
ウィルスに感染して異常者になってしまってるわ。」
お前も発狂してるだろ…。
ぼくはそう口に出そうと思ったが、寸前でやめた。
今、揉め事を起こすのは得策ではない。

524 :名無しのオプ:2006/04/11(火) 00:30:27 ID:2+DHPk0w
「さてと、ここで話をしていてもしょうがない。
出口を探しましょう。」
真理がそう言うと、ぼくたちは奥へと歩いていった。

少し歩くと、正面に扉が二つ見えた。
「どっちに入ろうかな…。」

A. 右側の青い扉に入ろう
B. 左側の赤い扉に入ろう
C. 「おや、こんな所に刀が。」

525 :名無しのオプ:2006/04/11(火) 01:37:28 ID:Wd4FJQWk
Cでお願いします

526 :名無しのオプ:2006/04/11(火) 02:00:32 ID:bA8guJe1
伝説の魔剣、モップ丸と見たw

527 :名無しのオプ:2006/04/11(火) 03:19:35 ID:pWjFJKjV
Cの「おや、」が展開の強引さを物語っててワロタw

528 :名無しのオプ:2006/04/14(金) 14:59:34 ID:OnAfIawn
いつかの学生さんと学生さんじゃないほうさんみたいな黄金コンビ誕生かと
思って読んでたのに。こうなるのを恐れてわざわざ>>458とかみたく確認してた
気がするんだけど。しかも何事も無かったようにスレが続いててなんだかなーって
感じ。これじゃ本当に当て馬だね。レスいれた住人にそのつもりは無いんだろうけど
結果的にはそう見える。しばらく続き(>>524のじゃなく)読めないみたいで残念。
ここは職人さん達がいるから成り立つスレなのにその事はどうでもいい住人が
かなりいるっぽい。
早川みたいのはスルーが基本。>>509もあるんだし蒸返す必要ない。そういうの
排除しようとか指名で期待カキコ禁止とかルール増やしても雰囲気悪くなるだけの
気がする。今までどおり続き読みたいとか面白いとか入れてもいいんじゃない?
これまでの職人さん達だってレスもらって嬉しかったはず。手応えがあるから
続けてくれたというのもあるのでは?
この感じだと>>510さんに限らず他の職人さん達も含めてしばらく様子見になりそう
なので、思い切って言ってみた。
ギャグも良いけどシリアスな話も好きだし続きが読みたいっていう住人もちゃんと
いますので、職人さん達がんばってください。待ってます。

529 :名無しのオプ:2006/04/14(金) 16:00:30 ID:pCISwPcE
そもそもリレー小説みたいなのって書く人が変わることによっていきなり展開が変わる部分が面白い部分だしな。
誰々の続きがよみたいとかはルール違反だと思うんだ。
なんも気にしないで気が向いた時に適当に書いてくれりゃいいよ。

530 :名無しのオプ:2006/04/14(金) 17:09:33 ID:l9xKuCbF
>>528
かなり同意なんだけど、
>しばらく続き(>>524のじゃなく)読めないみたいで残念。
この部分は誤解を招く表現なんじゃないか?
>>524は間違いなく近い内に続きを書いてくれるだろうからという意味かもしれないけど。

531 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 05:11:54 ID:U4g7T17D
>>361の続き

C:犯人は何故みどりさんを殺さなかったのだろう。

今生きてる犯人にとって、もっとも厄介な事とはなんだろう…?
いや、考えるまでもない。決まっているじゃないか…。
それは、みどりさんに顔を見られている、というに他ならない。
…言っちゃ悪いかもしれないが、みどりさんが生きてるのは不自然な気がする。
なぜなんだ…?
本当にみどりさんを殺している余裕がなかったのか…?
あるいは何か訳があって故意的に殺さなかったのか…?
それとも……。
「透」
ふと隣から声が聞こえた。真理だ。
「さっきからどうしたの。怖い顔して」
「ちょっと考え事を、ね」
ぼくは神妙に答えた。
「…みどりさんが生きてる、って事について?」
真理は皆に聞こえないように、小声でぼくに言う。どうやら真理もぼくと同じ疑問を抱いていたようだ。
「ああ。みどりさん本人に話が聞ければそれが一番手っ取り早いんだけど…」
ぼくは失神してるみどりさんを気遣うように、天を仰いだ。

その時だった。
「お、おいみんな!篠崎くんが目を覚ましたぞ!」
…!
小林さんが廊下で叫ぶ。
この絶妙なタイミングでみどりさんが目を覚ましたようだ。
ぼくが廊下に出ようとした時には、既に俊夫さんはこの部屋にいなかった。

532 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 05:51:05 ID:U4g7T17D
俊夫さんを先頭に、ぼくたちは廊下へ戻った。
廊下へ戻ると、全員がみどりさんを囲うように中腰になっている。
「俊夫…くん」
みどりさんは目を細くして、俊夫さんを呼びかけた。
「みどり…大丈夫か?」
俊夫さんはさっきまでの荒っぽい態度が嘘のように、やさしく答える。
「ええ…。それより私、生きていたのね…」
「ああ。よく無事だったな。だが……残念なことに美樹本さんは犯人に…」
「…そう。やっぱり、私が…犯人を逃がしてしまったばかりに…」
…!
どういう事だ?みどりさんは何を見たんだ?
ぼくと真理は顔を見合わせ、首をかしげた。
「…なんだって?犯人を…逃がした?」
俊夫さんの顔つきが厳しくなってきた。
「…みんな知りたがってるようだから、私がこうなった過程を説明するわ。それより場所を変えない?廊下で話なんてなんか変よ」
それもそうだ。4月とはいえ、なんたってここじゃ肌寒い。
俊夫さんは無言で頷き、みどりさんを支えるように立ち上がると、小林さんの方を向いた。
阿吽の呼吸だろうか。小林さんも反対側からみどりさんを支えた。
みどりさんは俊夫さんと小林さんに体を支えられながら階段を下りはじめる。
ぼくたちもそれに続き、再び談話室へと戻ることにした。
怖がっていた可奈子ちゃんたちや、香山さんたちまで談話室にきてくれたようだ。
「はい、どうぞ飲んでくださいね」
「あ、どうも」
すぐに今日子さんが全員分の温かい飲み物を用意する。ぼくは慌ててお礼を言った。
みんなは無言でそれをすする。

「全員…揃ってるわね」
…5分は経っただろうか。
しずかにみどりさんが口を開く。

533 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 05:53:01 ID:U4g7T17D
「はい。さっそく…詳しく話してもらえませんか。みどりさん」
ぼくは詳細が聞きたくてウズウズしていた。
他の人たちもみどりさんの顔を見つめる。
「いいわ。…さっき、私は田中さんの部屋で、空のカバンの中を調べてたの」
「何故だ?みどり。あのカバンは空だと俺が説明したはずだが…」
「そうなんだけど、ちょっと妙だったの。田中さんがチェックインした時、カバンをチラッと見たんだけど…たしか、パンパンに詰まってたのよ」
みどりさんは意味深に語る。
「ああ、それは私も覚えているぞ。やけに重そうだったしな。一体何が入ってたのかね」
小林さんがみどりさんに便乗した。
「そうなのよ、オーナー。とても重そうで、しかもパンパンになるほどの大量の荷物。それを…根こそぎ窃盗するだなんて…無理がないかしら?だから、カバンの中を調べれば何か分かるんじゃないかな、って…。盗み忘れたものもあるかもしれないと思って」
「それはそうだが…。まあ、それでカバンを調べて何か分かったのか?」
俊夫さんが追及する。
「…カバンは、調べてないの。調べる前に…突然美樹本さんの部屋から争うような物音が聞こえて、気になったから彼の部屋をドアの隙間からちょっと覗いてみたのよ……そしたら」
みどりさんの顔が青くなり始めた。
「二人の男が激しく争っていたの。一人は美樹本さんで…もう一人は…顔はよく見えなかったけど、犯人に違いないわね。そして、犯人は美樹本さんを何かで殴り倒すと、こっちの存在に気づいてのか………そいつの太い腕がドアの隙間から伸びてきて…
私の首を絞めてきたわ。動く間もなかった。部屋に引きずりこまれて…私、苦しくって…すぐに気を失ってしまったみたい。今こうして生きてるのも不思議なくらいね」
みどりさんの顔は、青を通り越して白くなっていた。

534 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 05:54:56 ID:U4g7T17D
「私が話せるのは、ここまでよ」
「……」
俊夫さんは黙ってしまった。
俊夫さんだけじゃない。
ぼくを含め、ここにいる者全員黙ってしまった。
何か掴めると思ったみどりさんの話も、特に手がかりはなく、全員に恐怖と絶望を与えただけだったからだ。
ただ、一つハッキリしたのは……



A:犯人は2階にいた誰かだ。
B:犯人はぼくたちの中にはいない。
C:犯人はぼくたちの中にいる。
D:犯人は故意的にみどりさんを生かした。

535 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 07:07:32 ID:Ynu644k2
続きキター!!
Dでお願いします。

536 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 08:03:04 ID:3hX2hlz5
うがあ!遅れた!
待ってましたよー。がんばってください!

537 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 11:42:57 ID:U4g7T17D
D:犯人は故意的にみどりさんを生かした。

そうに違いない。
目撃者は全て殺さなければ、致命的な墓穴を掘ることになりかねない。
つまり…みどりさんを殺さなかったことには何か訳があるはずだ。
しかし、その訳とは一体なんなんだろう?
静まり返った談話室。
時折、強風と豪雨のせいで窓ガラスがガタガタと鳴る音だけが聞こえた。
ぼくは口火を切った。
「みどりさん」
「何?透くん」
みどりさんはコーヒーをすすりながら答えた。
その態度からは、さっきと打って変わって、余裕すら感じられた。
「不快になるかもしれませんが…犯人はなぜあなたを殺さなかったのでしょう?」
…ぼくが発言したと同時に、みんなの冷たい視線がぼくに突き刺さる。
まずいことを言ってしまったのだろうか…。
「…なんだと?どういう意味だ」
俊夫さんがぼくの言った事に、我慢し切れないといった感じで立ち上がった。
「あ…いや、違うんです。ぼくはただ…」
「落ち着いて、俊夫くん。透くんの言うとおりだわ。でも私にそんな事聞かれても…正直言って分からないわ」
みどりさんは俊夫さんを宥めると、首をかしげながらぼくに言った。

538 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 11:43:44 ID:U4g7T17D
「別に理由があるとは限らないんやないかな」
香山さんだ。
「犯人はただ単にみどりくんを殺す時間がなかったとちゃうん。殺そうと思ったら階段から透くんたちの足音が聞こえて、焦ってみどりくんを廊下へ放り出し、自分は窓から飛び降りたんやないか?あの時の音は窓ガラスが割れた音みたいやったし」
香山さんは珍しく、真剣な面持ちで言った。
みんな香山さんの考えにうんうんと納得する。
…俊夫さん以外は。
「いや。どうも俺には腑に落ちない。みどりは犯人は男だと言った。だとしたら…あの時2階にいた男は、美樹本さんを除くとあんた一人だぜ。香山さん」
俊夫さんの発言に、香山さんの眉毛がピクリと動いた。
「…まさか、わしを犯人だと思ってるとちゃうやろな?わしは春子とずっと一緒におったんやで」
「夫婦同士だったらいくらでもアリバイをでっち上げられるがな」
「じゃあこれはどうや。音や。あの音はどう説明してくれるん。犯人は窓ガラスを割って逃げたんやで?あの音がした時、わしは俊夫くん、君のそばにおったはずやが」
怖いぐらい冷静に話す香山さんだが…段々とボルテージが溜まってきてるのが分かった。
「いいや。あの音が、本当に美樹本さんの部屋のガラスが割れた音だった…とは限らないぜ」
「何やと?」
「俺たちが2階に上がる前から既にガラスは割ってあった、とも考えられる。
予めガラスを割っておいて、音だけはテープレコーダーか何かをあの部屋に仕掛けておいた。こうすれば、いかにも犯人は窓から脱走したように感じられるが。その後俺たちと美樹本の部屋を調べてるフリをしながら、ひそかにテープレコーダーを隠秘した。どうだ?」

539 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 11:45:28 ID:U4g7T17D
「ほな、そのテープレコーダーはどこにあるっちゅうねん。なんなら部屋…いや、ペンション中をくまなく探してくれてもかまへんのやで?」
「仮にあんたが犯人だとしても、分からないところに隠すだろう。だが…これであんたが犯人の可能性がチラホラでてきたな」
「…ふん。勝手に疑っとき。犯人が捕まった時に土下座してもらおか」
俊夫さんは香山さんを深く疑ってるようだ。
テープレコーダーは少し無理がありそうだが、不可能な話ではない。
犯人がこの中にいるとしたら…香山さんが一番犯人に近いのはたしかだ。
「まさか…香山さんが本当に…」
小林さんまでもが香山さんを疑い始めた。
「…私からは、何も言えないわ」
みどりさんがおどおどしながら言った。中立といった所だろうか。
「透…どう思う?」
真理がぼくの耳元で囁いてきた。



A:「香山さんが犯人かもね」
B:「美樹本さんの部屋をもう一度だけ調べたい」
C:「犯人は部外者だよ。これだけは間違いない」

540 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 13:32:26 ID:Aj8pcJZB
死亡フラグっぽいけどBで。

541 :名無しのオプ:2006/04/15(土) 18:12:03 ID:+1zJu3o8
このシリーズは、一人で書いてるの?

542 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 00:09:33 ID:TuHSb5O5
>>541だからさぁ…

543 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 01:20:29 ID:w4Qae3xe
B:「美樹本さんの部屋をもう一度だけ調べたい」

ぼくはその場から立ち上がった。
美樹本さんの部屋…つまり、殺人現場をもっと詳しく調べたかったのだ。
ひょっとしたら、何か重大な見落としをしてた可能性だって否めない。
死体が転がってる部屋に再び戻るのはとても気が参るが…今はそんな弱音を吐いてる場合ではなかった。
一刻も早く、真相を暴かないと…!
「真理。一緒に美樹本さんの部屋に来てくれないか」
「え、ええ…別にいいけど…。どうしたのよ」
ぼくの咄嗟の提案に、真理は動揺していた。
「大したことじゃないさ。あの部屋は暗かった。それだけの事だよ。もしかしたら何か見落としてるんじゃないかと思って」
蛍光灯が壊れ、暗い部屋だったのもあるが…何より、あの時死体を目の当たりにした事で、みんなパニックに陥っていた。
そのせいか、よく調べずに、いつの間にか談話室まで戻ってきてしまったのだ。恐怖から逃れたい一心に…。
「…なるほど。その必要性はあるな。よし、俺もついていく。構わないよな…?透くん」
俊夫さんだ。
俊夫さんが来てくれるとは心強い。
「はい。もちろんです」
「よし。他の人たちはここで待機していてくれ。下手に動くより固まっていたほうが安全だからな。…透くん、行こう」
俊夫さんはそう言うと、先頭に立って階段を上っていった。
「う、うむ。ここの確保は任せてくれ」
と、少し遅れて小林さんが言う。
その隣には香山さんがいた。
殺人犯と疑っている人間が隣にいるなんて、生きた心地がしないんだろう。

544 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 01:21:22 ID:w4Qae3xe
俊夫さんの背中からは、ある種のオーラが感じられた。
田中さんが殺され、美樹本さんが殺され、みどりさんが殺されかけた。
彼の中の正義は、決してこの悪を許せないんだろう…。
力強く歩く彼に遅れをとらないよう、ぼくと真理もついていく。
そして…ドアの前までやってきた。

バタン!

「ここだな」
俊夫さんは勢いよくドアを開けると、ズカズカと部屋へあがり込んだ。
びちゃり。
びちゃり。
歩くたびに水浸しになった部屋で足音が鳴る。
吹き付ける風と雨でぼくの服は既に3割がたが濡れてしまった。
「やっぱり暗くてよく見えないわね…」
真理がずばりな事を言う。
「安心しな。ちゃんとランプは持ってきてあるんだぜ」
俊夫さんがニヤリと笑った。
「さっき談話室に行ったついでに、スタッフルームから取ってきたんだ」
そう言うと俊夫さんは、小さいペットボトルほどの大きさの蛍光ランプを取り出した。
そのスイッチを押すと、辺りがパッと明るくなる。
「これで電気要らずですね、俊夫さん」
俊夫さんはなんて準備がいいんだろう。ぼくは感心した。
「だが、明るくなったせいで嫌なものが目に入っちまうな…」
その俊夫さんの視線の先には…皮膚が変色している美樹本さんの死体があった。
「…透。俊夫さん。あまり見ないようにして調べましょ」
真理が冷静に指示を出す。
ぼくと俊夫さんはコクリと頷くと、部屋をくまなく物色し始めた。

545 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 01:47:44 ID:w4Qae3xe
荒れた本棚。
ぐしゃぐしゃになってしまったベッドシーツ。
原形が分からないぐらい粉々に割れてしまった蛍光灯。
散乱している美樹本さんの荷物。
悉く酷いありさまだ。
しかし、何か妙じゃないか…?
まるで、これじゃあ…誰かがわざと部屋を酷く荒らし、いかにも争いごとがあったかのように見せかけているようにも感じられた…。
い、いや…違う。考えすぎだ。そんな事ある訳ない。
「こ…これは!」
その時、俊夫さんが大声をあげた。
「ど、どうしたんですか」
ぼくはびっくりしながら俊夫さんに近づく。
俊夫さんは割れた窓の傍にしゃがみこんでいた。
窓の目の前には、美樹本さんの死体が転がっているベッドがある。
割れたガラスの破片が少しベッドに散らばっていた。
「真理ちゃん。透くん。これを見てくれ」
「これは…ファンヒーターね」
真理が意味ありげに言った。
「…これが?」
ファンヒーターがどうしたというのだろう?
一家に一台か二台はありそうな、灯油を燃料とし部屋の空気を暖めるあのファンヒーターだ。
別に珍しいものでもないだろう。ぼくの部屋にもあったはずだ。
まあ確かに今は4月。季節外れではあるが…。
「この辺は夏以外…つまり、今の時期だろうとよく雪が降ったり冷え込んだりするんだ。だから年中ずっと各室に一台ファンヒーターを用意している」
「はあ…そうなんですか。で、このファンヒーターがどうかしたんです?」
俊夫さんは立ち上がると、部屋のドアの方を指差した。

546 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 01:58:25 ID:w4Qae3xe
「普段全ての各室では、このファンヒーターはあのドア付近においてあるんだ。それを…何故ここまで運んだんだ…?」
窓とドア。俊夫さんが言うには、正反対の場所にファンヒーターが移動していたらしい。
「寒かったんじゃないですか。外を探索してきたばかりでしたし」
「そうかもな。だが、届かないからって延長コードまで使うとは…。そうとうな寒がりだぜ」
俊夫さんは納得がいかないらしい。
「二人とも。これを見て」
真理がそのファンヒーターに表示されている、設定温度を指差した。

【設定温度 35℃】

35度だって?
いくらなんでも、温度をあげすぎだろ…。
ぼくは、美樹本さんがそんな寒がりには思えなかった。
「それから…このファンヒーター、まだ電源入ってるわよ。雨に濡れて可動しなくなっちゃったみたいだけど」
当然だ。この雨の中にずっといたんじゃ、ぼくだって可動しなくなってしまうかもしれない。
ましてや雨に弱い電化製品だ。濡れた途端にジ・エンドだろう。
「…おい!このファンヒーター、頭の部分がへこんでるぞ。どっかから落ちたような痕跡だが…」
俊夫さんが深く考えこむ。
「ただ単に争い事の際、美樹本さんか犯人がぶつかっただけかもしれませんけどね」
「…」
「…」
俊夫さんと真理の視線がぼくに突き刺さった。
『しばらく余計な事は言うな』
という彼らの心の声が聞こえたような気がした。

547 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 02:07:12 ID:w4Qae3xe
「ま、こいつはもういいだろ。他の所も調べてみるか」
「そうですね」
ぼくたちはベッドの中や下、バスルームの中や部屋の隅々まで調べた。
が…この部屋に怪しいものは特になく、俊夫さんが言っていたテープレコーダーらしきものも見つかることはなかった。
「…戻るか」
力なく俊夫さんが言った。
これでいいのか…?
本当にぼくたちは何も見落としてないのか…?
「透。行くわよ」
自問自答の最中だったが、真理と俊夫さんはもう廊下に出掛かっていた。
「ま、待ってくれ!もう少しだけ…」
ぼくは最後に一つ、ある事が気になった。

A:犯人は2階の窓から飛び降りて平気だったのか?
B:窓に鍵はかかっていたのか?
C:何故ガラスの破片は内側へ散らばっていたんだ?

548 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 02:07:56 ID:w4Qae3xe
>>541
ええ、今のところは。

549 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 02:51:53 ID:o+ojPuVQ
Cでお願いします。
ファンヒーターは乾かす為?

550 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 03:17:16 ID:L/ujn2ov
>>541
最初に書き主さんが「ひとりで書きます」って宣言してたと思う。
行き当たりばったりで書いてるんじゃなくて、ラストまで想定済みで
続けてるみたいで、カナーリ期待してる。

551 :名無しのオプ:2006/04/16(日) 23:48:09 ID:w4Qae3xe
>>549
Cですね。分かりました。
乾かすため…詳しくは言えませんが、鍵となるのはこのヒーターです。多分。

>>550
ありがとうございます。
最初から見てくれてるんですか?かなり前ですが。

552 :名無しのオプ:2006/04/17(月) 08:27:12 ID:s1FORvLY
>>551
550ですが、自分ではそんなに前の事だとは思ってないですよw
スレの進行のせいかのんびり保守して待ってる感じで。
他にもそういう人がいると思います。というか、そういう人向きのスレかも?w

553 :名無しのオプ:2006/04/17(月) 08:53:58 ID:cvExknlx
>>551
もちろんここで答える訳にはいかないでしょうから、
今後それが明かされるのを楽しみに待ってますよ。
自分の予想は大ハズレかもしれないし。

>>551>>552
確かにそんなに前って気がしないんですよね。
何にせよ、続きを書いてくれるのは(書き主さん、別の人に関わらず)ありがたい事です。

554 :名無しのオプ:2006/04/17(月) 13:09:44 ID:/F1lGIyy
この作者って透の殺人篇を一人で書いた人?

555 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 02:30:55 ID:5iSe02Tq
C:何故ガラスの破片は内側へ散らばっていたんだ?

犯人はあの窓から飛び降りた。
ぼくたちは、その際にガラスが割れたものだと思っている。
あの時…ガラスが割れたような音が鳴ったのが何よりの証拠だ。
しかし、内側から窓ガラスを突き破ったはずなのに…何故かガラスの破片は内側に散乱していた。
内側から外側へ犯人が突っ込んだなら、破片は内側ではなく、外側に散らばるはずだ。
風の影響で、破片が巻き戻ってきたとも考えられるが…あのガラスの量を見る限り、ほぼ全てのガラスが内側に散乱している。
頭の中で、何かが引っかかった。
「ちょっと窓ガラスをもう一度調べてみます」
ぼくは振り向き様にそう言うと、雨が吹き付ける中、割れた窓ガラスの方へと向かっていった。
「何度調べても同じことだろうけどね。ま、納得がいくまで好きにすればいいさ」
俊夫さんが言った。
素っ気無いセリフだったが、どこか焦りを感じてるような声だ。
「やらせてあげましょ。透にも何か考えがあってのことだと思うわ」
さすがは真理。
ぼくのことをよく理解してくれている。

556 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 02:31:42 ID:5iSe02Tq
早速、ぼくは割れた窓と、散らばったガラスの破片を調べてみた。
………。
うーん。至って普通に割れてるだけだ。
何か出てくると思ったが、気のせいだったか。
内側にガラスの破片…これは絶対に何かを意味するはずなのだが、ぼくの推理だけではこれ以上先へ進めない。
「ねえ、透」
「ん?なんだい?」
真理がいつの間にか隣まで来ていた。
「犯人はどうしてガラスを割る必要があったのかしら…?ほら、ここを見て」
そう言って真理は窓の鍵を指差した。
「鍵はかかっているわ。けど、窓から逃走を謀りたいなら鍵を開けて、普通に飛び降りればいいじゃない」
「たしかに…それはそうだけど。焦ってたんじゃないか?」
「焦ってたら尚更よ。あたしたちが階段を上ってきたのに気づいたら、ガラスを割ったりして注意を促すような逃げ方はしないはずだと思うけど」
「つまり…真理。君は何が言いたい?」
真理の言いたいことがよく分からないので、率直に聞いてみた。
「うまくは言えないけど…なんだか、ガラスを割ってわざとあたしたちの注意をガラスの音に向けた気がするのよね。犯人が…」
「まさか。なんのために?」
「さあ?そこまでは…」

557 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 02:49:18 ID:5iSe02Tq
…それ以上、真理が口を開くことはなかった。
もちろんぼくも何も言えなかった。
分からない。
本当に、犯人はただ単に窓から逃走しただけなのか?
…………だめだ。
今の時点では、どうしても全てが繋がらなかった。

「おい。そろそろいくぞ」
俊夫さんが待ちくたびれたように言う。
「…分かりました。戻りましょう」
ぼくと真理、そして俊夫さんは特に手がかりをつかむことなく、談話室へと戻っていった。

談話室の空気は相変わらず重く、おしゃべりなOL3人組も寡黙を保ち続けている。
「おかえりなさい。何か分かった?」
みどりさんが心配そうにぼくに聞いてきた。
ぼくは何も言うことが出来ず、顔を横に振った。
ぼくの反応を見るや否や、談話室で待っていた全員の表情が一気に暗くなる。

長い沈黙が流れた…。

俊夫さんは何も言わずソファに座り、真理とぼくはその場に立ち尽くしていた。

558 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 02:56:04 ID:5iSe02Tq
このままの空気ではまずい。

ぼくはこの空気を変えるために…ある発言した。

A:「犯人が分かりました」
B:「犯人なんていません。全て自然現象です」
C:「…犯人、誰だと思います?」
D:「そもそも、この中に犯人なんていないんですよ!」

559 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 03:39:07 ID:+HB/sztD
選択肢が魅力的w

B でお願いします!

560 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 05:13:19 ID:I8wv7l8V
>選択肢が魅力的w 同意。
これまで選ばれなかった全ての選択肢を補完した、完全版を読みたくなる。
「やべ!やられた(注:作者にw)!」みたいなバッドエンドもありそうだし。

561 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 11:09:41 ID:jBnLmr7J
というわけでゲームブックキボンヌ

562 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 12:58:15 ID:pfBtchFm
一時期流行ったよねw
推理物だけでなく、ギャルゲー系のまであった覚えが。

563 :名無しのオプ:2006/04/18(火) 20:13:02 ID:lyImnOkm
http://www.denpan.org/book/DP-3313-6481-1/
透の殺人篇なら知ってる。
バッドエンドが多くてクリアむずいが楽しめるかと

564 :名無しのオプ:2006/04/20(木) 21:52:03 ID:/PuHkaxm

真理の地獄のようなスキーの猛特訓を終え、ここに帰ってきた僕はヘトヘトで死にそうだった。
これから、すぐ食事というのが唯一な救いだった。
そんなわけで、談話室で待っていると次々に泊まり客が集まってきた。

まず、やって来たのは、大阪で社長をやっている香山さんとその妻春子さんだった。
香山さんは、僕の隣に座り株価をチェックしようとしていた。
次に、OL3人組の可奈子ちゃんと啓子ちゃん、亜紀ちゃんだった。
啓子ちゃんの持ってきた旅行のパンフを囲みながら、ガヤガヤやっている
ここの食事についてだろうか・・。真理の話によると叔父の小林さんの料理は一級品らしいが
そして、従業員のみどりさんと俊夫さんがもう少しで食事ができると伝えに来た。
これで、全員かと思ったが・・。まだ、二人いた。見慣れないカップルだ。
いつのまにきたんだろうか?

そのカップルの長身の眼鏡をかけた人に声をかけてみるみることにした。
どっかで、見た事のある顔だな・・・・。

「スイマセン、以前会ったことがありますか・・・?」

僕が、声をかけるとその人はニヤリと笑いながら立ち上がった。


565 :名無しのオプ:2006/04/20(木) 21:53:21 ID:/PuHkaxm

「いいえ。あなたとは初対面ですが、僕はあなたがなぜ私を知っているかは
 わかります・・。」

その人は自信たっぷりにいった。そして、周を見回しながらこう言った。

「申し遅れました。私、日本科学技術大学教授であり、ドンと来い超常現象の上田次郎です!!」

そうか! この人は、あの全国の超常現象がらみの事件のTRICKを暴いてる
あのドンと来いの上田さんか! 書店で、顔を見たことがあったんだ。

「調子にのるな、上田!」

どうやら、この人は上田さんの恋人ではなく助手の山田という人らしい。
結構かわいいけど・・・。貧乳だ・・。
そこで僕は・・。

A 実をいうと買っていた「ドンと来い」をバックから取り出してきて
  サインを貰った
B 「うわぁ・・。貧乳ですね」 思わず口にしてしまった。
C 亜紀ちゃんが、上田さんに飛びついて握手を求めた


勝手に新編始めちゃいましたw 「TRICK編」ですよ


566 :名無しのオプ:2006/04/20(木) 22:19:03 ID:1XnXa68U
新作ktkr

>>565
トリップつけてくれると、抜き出して読めるのでトリップキボン。

B で

567 :564 ◆XSjBej5hOk :2006/04/20(木) 22:46:25 ID:/PuHkaxm
>>564>>565の続きですw

B 「うわぁ・・。貧乳ですね」 思わず口にしてしまった。

 「な、何言ってるんですか・・・。私は違いますよ・・・」

と、本人は否定しているが明らかにそうだ。今、ここにいる全員の女性の胸を
一瞬で見定めたが、明らかに一番貧相だ。僕は、胸でいったら可奈子ちゃんが一番
好みかなぁ、なんてスケベな想像していると

「兄ちゃん それセクハラやで」



568 :564 ◆XSjBej5hOk :2006/04/20(木) 22:47:09 ID:/PuHkaxm
香山さんのツッコミが入る。確かにそうだ。気がつくと、周りからの視線が痛い。
特に真理からは、殺気まで感じる。これは、不味い。

「セクハラよ、セクハラ! 超最低なんだけどー」

可奈子ちゃんがはやし立ててきた。これは、真剣にまずい!!
どうしようかと、迷っていると上田さんが口を開いた。

「まぁまぁ、みなさん。悪いのは透君じゃなくて。この貧乳山田です。
 こいつが貧乳だからいけないんですよ」

フォローするのかと思ったら違った。

「そりゃ、貧乳なのは誰が見たって一目瞭然や。ペッチャンコなのはわかってるで
 でもそれを言うたらあかんやろ」

香山さんまで・・。

「私 胸があってよかった」

ちょっと、啓子ちゃん!!

「うるさいぞ。 巨根に。中年狸とデブ女!! そこまで貧乳じゃない!!」「

この山田さんの発言で一色即発の危険ムードだ。やばいって。
そこで僕は・・。

A 「さぁて 飯でも食うか」 腹減ったし逃げた。
B 「ちょっと、上田さん!! どれだけ立派なモノなんですか? 僕に見せてください」
C やばい・・。 トイレいきたい。
D 本当に貧乳なんですか? 僕は山田さんの胸に手を・・・。

569 :名無しのオプ:2006/04/21(金) 00:15:19 ID:ZeaCL6HY
D
にエロスを感じるので、Dで

570 :名無しのオプ:2006/04/21(金) 09:25:48 ID:ffNXYD0o
選び損ねたが俺が選びたかったのもDなので何も問題はなかった

571 :名無しのオプ:2006/04/21(金) 10:45:38 ID:1ICcJiCA
Bでウホッな展開を期待したかった

572 :564 ◆XSjBej5hOk :2006/04/21(金) 22:29:23 ID:PBy28e0y
D 本当に貧乳なんですか? 僕は山田さんの胸に手を・・・。

ってそこまでしたら犯罪ですよ!!

「デドー」

僕は、はやる気持ちを何とか抑え込み深呼吸した。
とりあえず気持ちを押さえるため、トイレにいくことにした。

僕はトイレで出すものを出した。
そのまま外にでるといつのまにか上田さんがいた。


573 :564 ◆XSjBej5hOk :2006/04/21(金) 22:31:56 ID:PBy28e0y
誤 そのまま外にでるといつのまにか上田さんがいた。
正 そのまま外にでようかと思うと、いつのまにか隣に上田さんがいた。

「上田さん、いつのま・・・・・!?」

その時、僕は・・・。見ては・・・いけない物を見てしまった。
なんて凶悪な物なんだ!! これは・・大和だ!! 大和の主砲だ。
それに比べて僕は、バルカン砲か!?

「デドー」

夜は、真理を誘おうと思っていたが、とてもそんな気持ちにはなれないな。
僕は食堂にむかった。どうやら、食欲まで消え失せていた。

しかし、前には真理がいるんだ。
クヨクヨしててもしょうがないし、真理との食事を楽しむかなぁ

A 「料理まだかなぁ〜」 
   子供のようにそわそわしてみた。かわいさをアピールするか。

B 「ねぇ、真理。ショークをひとついっていいかい?」 
   ニヤニヤ笑いながら話しかけてみた。おもしろさをアピールするか。

C 「ここは やけに暑いなぁ」 ちらりと僕の上半身を見せてみた。
   セクシーさをアピールするか?

D 「うん!?」 僕の前に座っているのは真理ではなく山田さんだった。

574 :564 ◆XSjBej5hOk :2006/04/21(金) 22:33:48 ID:PBy28e0y
ってか、いってませんでしたがリレーで結構ですw
勝手に続きを書いてもらっても結構です。

575 :名無しのオプ:2006/04/25(火) 21:23:49 ID:vLGeWo4F
っほしゅ

576 :名無しのオプ:2006/05/02(火) 16:22:48 ID:3AFK5ux4
保守

577 :名無しのオプ:2006/05/04(木) 03:11:39 ID:zVBbKyPI
ぼくはペンションシュプールに来ていた。
談話室にはもうみんな来ていた。
女の子たちがさわいでた。
こんなものがはさまれていたらしい。
「可奈子落ち着いて」
「でもオーナーもしらないっていうし。」
なんだろう。ぼくは興味をもった。

A見てみる

B見ない

C破く

578 :名無しのオプ:2006/05/08(月) 11:07:51 ID:+w2E+BlE
Bで

579 :名無しのオプ:2006/05/08(月) 12:46:05 ID:iq7s5sV+
どれの続きか分からん

580 :577:2006/05/11(木) 10:08:11 ID:/YHB6eGT
B見ない

見ないことにしたどうせくだらない事だろうし野次馬するのも気が引ける

だが真理は小走りで小林さんの所に行くと帰ってきた

「なんだった?」

「字が書いてあった。」

「なんて書いてあった。」

「知らない。」

調子に乗るなよ、このアマ。

ぼくらは食堂に行った。
食堂にはみんな居た。
小林夫妻も居た。俊夫さんも居た。みどりさんも居た。
OL三人組も居た。香山夫妻も居た。ぼくも居た。真理もいた。
美樹本さんも居た。田中さんも居た。

ぼくはシューうどん、とか言うものを食べながら
真理のあいづちを打っていた。

A「叔父さんちょっと変じゃない」
B「田中さんって人変じゃない」



581 :名無しのオプ:2006/05/11(木) 10:49:34 ID:/H0xq4XF
Bで。
美樹本も田中もいるんだね

582 :名無しのオプ:2006/05/11(木) 12:13:29 ID:qVpdwAqP
>>580を途中まで読んだ時点で、
「そしてぼく達は何の事件にも遭遇せず、普通に休暇を満喫し家路についた(END)」
だと思ってしまったw

583 :名無しのオプ:2006/05/12(金) 18:49:28 ID:CfK3Ja1e
とりあえず、ここの住民はどの物語の続きが見たい?
あげるから答えてくれ。

584 :名無しのオプ:2006/05/13(土) 00:41:34 ID:WawdEEOR
私は宝探しENDのあとの続きが知りたい。

585 :名無しのオプ:2006/05/13(土) 09:11:41 ID:lmaGdG7P
>>583
見たい!

586 :577:2006/05/14(日) 03:22:37 ID:Ajg6XrEh
B「田中さんって人変じゃない」

「どうして?」

「こんなに暑いのに分厚いコート着て帽子かぶってるよ。」

「趣味なんじゃない」

ぼくらは食堂を出て談話室でたわいもないことを話した。

鳩時計がなった午後11時になっていた。

「俊夫さん見なかったかい。食事の後から姿が見えないんだが。」

A「ぼくも一緒にさがします。」

B「すいませんけどもう寝ます。」

587 :名無しのオプ:2006/05/14(日) 23:17:33 ID:IYy6K5Uu
続きが気になる
Bでお願いします

588 :お待たせしました:2006/05/15(月) 01:56:56 ID:1cHD2r+z
>>558の続き

B:「犯人なんていません。全て自然現象です」

ぼくは全員を見渡しながら言った。
「あ…そう」
真理は呆れて聞こえないぐらいの小声でぼくにそう言った。
他の皆はぼくを無視して下を向いていた。どうやら全く興味がないようだ。
おおかた、こんな奴のくだらない話には付き合ってられない、とでも思っているのだろう。
が、しかし、一人だけ違う人がいた。
「どういった自然現象なのか説明してもらおうか。これだけ人が死んでいるんだ、透くんだって状況が飲み込めているはず。ふざけて言ったわけじゃあるまい。ほら、説明してくれ」
小林さんだ。
小林さんがぼくに真剣に説明を求めてきた。
まずい…これだけ真面目に訊かれても返事に困ってしまう。
なんせ、ぼくは場の空気と皆の心持ちを宥める為に自然現象のせいにしようとしただけなのだ。
責める対象が定かであれば、人間とは何かと落ち着くもの。
口から出任せで自然現象がどうのこうのと言ってれば、とりあえず空気はよくなるだろうと思っただけなのに…。
が、小林さんの言うとおり、殺人が起きた以上はおちゃらけてる場合ではない。
ここで適当な事を言っては怒りを買ってしまうだろう。
かと言って、
『かまいたちの仕業です』
なんて言っても誤魔化しは効かないだろうけど…。

589 :名無しのオプ:2006/05/15(月) 01:59:25 ID:1cHD2r+z
「そ、それは……えーと…」
冷たい視線が突き刺さっているのが分かる。
はやく。
早く答えないと…。
「……もしかして、“かまいたち”の仕業じゃないかしら…」

ぼくが必死に思考をめぐらし、口ごもっていると、後ろから声が聞こえた。
声の主は…みどりさんだ。突然みどりさんが喋りだした。
ぼくは最初ふざけて言っているのかと思った。
が、その面持ちは紛れもなく真剣そのものだ。
ぼくはそんなみどりさんに言葉をかけた。


A:「そうそう!ぼくも今それを言おうとしてたんです」
B:「みどりさん、オヤジ臭いこと言わないで下さいよ」
C:「今人気の歌手、釜井真紀がどうかしましたか?」

590 :名無しのオプ:2006/05/15(月) 05:21:36 ID:BpNKs3n2
ここは真面目にAで。

591 :名無しのオプ:2006/05/16(火) 14:06:07 ID:8DMOmIPI
>>589
>>112からの続きだよな?


592 :名無しのオプ:2006/05/16(火) 14:08:12 ID:1Y3JMUUh
どこからの続きか明記してくれんと、分からんな。
もしくは、トリップでもつけてほすぃ

593 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/16(火) 16:52:26 ID:LT+CjARX
B「すいませんけどもう寝ます。」

ぼくは寝ることにした。

「寝るまで部屋で話さない 。」

「朝起きるから」

あたりまえだろ。

ぼくは自分の部屋にいった。眠ってすぐ扉を叩く音で眼が覚めた。

「起きてる?」

真理だった。

594 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/16(火) 17:52:00 ID:LT+CjARX
「どうしたの?」
ぼくは聞いた。
「叔父さんがはなしがあるって。」
ぼくらは談話室にいった。
小林さんは、ぼくと真理がつくとこう言った。

「俊夫が死んだ。」
ぼくは意味がわからなかった。
「空き部屋がひとつあるんだがその空き部屋の前に
ま新しい血がついていたんだ。それでマスターキーを
使って入ってみたら俊夫がバラバラで死んでいたんだ。

Aその部屋に言ってみよう

Bみんなが集まるまで待とう

595 :名無しのオプ:2006/05/17(水) 01:17:32 ID:Ln6U+r8v
Aをプリーズ

596 :名無しのオプ:2006/05/17(水) 09:15:35 ID:U8W2CJU4
小林さん、俊夫て呼び捨てかよw

597 :名無しのオプ:2006/05/17(水) 11:00:08 ID:ygrI9jOa
>「寝るまで部屋で話さない 。」

>「朝起きるから」

>あたりまえだろ。

読解力のない自分は、この部分の意味が分かりづらかった。
一行目は真理が透を誘ってて、透はそれを断って即寝たって事だよね?
二行目と三行目は単に「寝たらその後起きるのは当たり前だろ」って事で、
一行目の誘いとは直接関係ない?

598 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/17(水) 15:22:33 ID:RSAX6r+E
三行目は自分に言いました


599 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/17(水) 15:37:58 ID:RSAX6r+E
そうです、あってます。

600 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/20(土) 00:26:37 ID:KJNiQuIh
Aその部屋に言ってみよう

ぼくはその部屋にいってみた。
その部屋は客が使った残りの部屋でドアの下の方に血がついていた。

バラバラだった。
窓の隣にベットが置いてあるのだがそのベットの上に無造作にあった
こぶし大の大きさに服の上から
輪切りにされたかの様な状態の俊夫さんが居た。

ぼくは違和感を感じた。

数十個にバラバラにされた死体には
おびただしい数の釘が刺さっていたのだ

Aもうすこし調べてみる

Bもう帰る


601 :名無しのオプ:2006/05/22(月) 04:01:05 ID:heLJuxC5
スプラッタ系ですね。Aで。

602 :名無しのオプ:2006/05/23(火) 05:14:46 ID:Ck3jIkcm
誰かの格言で、盛り上げるのは比較的ラクだけど、収拾して落ちを作るのは難しいってのがあったなあ

603 :名無しのオプ:2006/05/26(金) 12:30:43 ID:6j6b5uAD
小説投稿サイトかなんかでも
「手っ取り早く盛り上げようと思ったらネタをてんこ盛にすればおk、
 ただし大風呂敷はまとめるのが難しいので素人にはお勧めできない」
見たいなことを読んだような気がしないでもない

604 :名無しのオプ:2006/05/27(土) 11:04:58 ID:bc61pmm8
>>602-603
今までの話でも完全に完結したのがほとんどないのは、
その辺も関係してるのかな?
別にオチがどんなでもつまらないとか期待はずれとか思わないので、
それで躊躇ってるだけならぜひ書いて欲しいな。

605 :名無しのオプ:2006/05/29(月) 22:18:52 ID:pK0aFgns
ゲサロのあれは最近では珍しく完結してたな。
あの二人また帰って来ないものか。

606 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/31(水) 08:26:04 ID:gMhXkwka
Aもうすこし調べてみる

もうすこし調べてみた

風呂は使われた跡がある、トイレも使われている。
クローゼットには物は置かれてない。

「透、叔父さんが集まってって」

ぼくは談話室にいった。

「まだ香山夫妻と田中さんがきてないんだが」

そのときガシャンとなにかが割れる音がした。


607 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/31(水) 08:55:44 ID:gMhXkwka
もう一度何かが割れる音がした

「なにかしら今の音?」

ぼくはいち早く階段を上がった。

「香山さん、香山さーん」
ぼくはドンドンとドアを叩いた。

「どうかしましたか」
香山夫妻だった。

ほかの人たちも部屋を確認している。
どうやら何もなかったようだ。
あとは田中さんの部屋だ。

ぼくはドアを叩いた。

へんじはない。風の音が聞こえる。
ぼくはマスターキーを受け取ると鍵を開け

A扉を開けた

Bみんなを呼んだ






608 :名無しのオプ:2006/05/31(水) 16:31:47 ID:1VvmpFyz
B

609 :名無しのオプ:2006/05/31(水) 22:17:42 ID:Ma/zvmCX
なんか文章が上手くないな
臨場感みたいなのがなくてただ淡々と進む感じがある

610 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/05/31(水) 23:22:29 ID:gMhXkwka
すいません

611 :名無しのオプ:2006/05/31(水) 23:49:08 ID:zMh/yAeG
やる気を削ぐような事いうなよ。
別にプロの集まるスレじゃないんだし。

612 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 00:06:23 ID:LYecMEP8
577が最後までやり遂げたとき、
あらたな作家が一人誕生するのさ。

613 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/06/01(木) 02:09:23 ID:0CQfKCVX
Bみんなを呼んだ

俊夫さんが死んでいるのを考えると
とても一人であける気になれなかった
「真理、叔父さん呼んできて。」
ぼくはそう言うとその場でまった。
ドアに耳をあててみる。
風の音しかしない。
しばらくすると真理が叔父さんをつれてきた。
「透、叔父さんつれてきたわよ。」
ぼくはこくりとうなずくとドアノブをゆっくりとまわした。
開けたとたん冷たい風がいっきに駆け抜けていった。


614 :577 ◆2LEFd5iAoc :2006/06/01(木) 04:04:52 ID:0CQfKCVX
見たとたんぼくは同じだと思った.
バラバラになって釘の刺さった肉片、それが所かまわずばら撒かれていた。
違うのはコートが置かれているのと、2枚の窓ガラスが割れて
吹雪が吹き込んでいるところだった。
「こりゃあひどい」小林さんが言った。
後ろから香山さんたちが覗き込んでいる。
とりあえず一度談話室に戻りましょう。

「何が起こったんですか」
みんなが談話室にもどってからいの一番に美樹本さんがきいた。

Aぼくが話しましょう

B小林さん話してください

615 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 04:12:09 ID:TpV4Po1+
A

616 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 16:41:25 ID:5fPJdo4v
文章が中学生並みだ
臨場感がない
ここでがんばって力つけてね

617 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 20:12:36 ID:IQFYDf+l
↑お前死ねよ

618 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 20:29:39 ID:bUR5YEjM
まったくだ。ならおまえが書けよ

619 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 22:24:13 ID:Kb6ZrZsj
ここって別に作家志望とかもっと文章が上手くなりたい人だけじゃなくて、
文章に特に自信がある訳でもないけど書くのが好きとか
何となく書きたいって人も自由に書けるスレでしょ?
そういう雰囲気が好きなんだけどな。

620 :一発ネタで書いた。反省してない。:2006/06/01(木) 22:34:11 ID:MVUKXRyw
ようやく買えたパソコンでなんとか2chのかまいたちスレまで辿り着き、僕は文章を書いていた。
住人はそんな僕の目の前で、アンカーもつけずに鮮やかに煽った。
目の前が真っ暗にになって、何も見えない。
「文章が中学生並みだ。臨場感がない。ここでがんばって力つけてね」
僕は住人のレスを見ながらPCの画面にを操作した。

A 華麗にヌルーした
B もう書かない事にした
C そんな事より聞いてくれよ>1よ


621 :名無しのオプ:2006/06/01(木) 23:17:59 ID:IQFYDf+l
>>619
なんかさー近所のおっさんが集まってワイワイ楽しく草野球やってるとこに来て、
技術が高校生並だ。
とかいってるようなもんだよな。

622 :割り込み:2006/06/02(金) 19:38:40 ID:4ygmc/81
>>614
A「ぼくが話しましょう」

そうみんなに宣言するとぼくは詳細をつぶさに話し始めた。
「落ち着いて聞いてください。俊夫さんと田中さんがバラバラになっていました」
「…バラバラ? というと…」
美樹本さんは怪訝そうに口を挟む。やや口の端を引きつらせながら。
「バラバラなんです。手も足も首も腹も。細切れにされてるんです」
ぼくは頭の中に映像がフラッシュバックするのを感じながら、口が勝手に、と言った感じでぼんやりと言葉を紡いだ。
目の焦点がぶれ、視覚情報が霧散する。
「…それってほんとなの?」
可奈子ちゃんが半信半疑…というか全疑の表情で聞いてくる。
「本当です。私も確認しました」
小林さんがぼくの補足をする。顔色は血の気が引いて蝋人形のように蒼白だ。
「それだけじゃないの。俊夫さんも田中さんも…」
真理が言い募ろうとしたとき、
「そ、そらえらいこっちゃで。電話、警察に電話せんと!」
香山さんが大声を出した。
そういえばそうだ。どこか麻痺した頭がわずかに駆動し始める。

623 :割り込み:2006/06/02(金) 20:19:22 ID:4ygmc/81
ぼくがそうするよりわずかに早く、小林さんがカウンターの電話に取り付いた。
受話器を耳に当てダイアルを回し始める。
しかし、すぐにフックを連打し始めた。
…ぼくの位置なら聞こえていいはずの、あのツーという音が聞こえない。
視線で電話線を探そうとしたその時、小林さんが素早く、というか荒い手つきで電話機の方向を180度変えた。
線が、無い。根元から…あれは引きちぎられているのか?絶縁体が伸びてちぎれたようになっていた。
更に異様なことに、そのコードの断線部に釘が詰められており、小さな釘頭が6、7個ほど見受けられた。
…なんだ、これは? 電話に釘?
呆然とするぼくを、カチカチと言う小さな音が現実に引き戻した。
振り返ると、香山さんと真理、啓子ちゃんが携帯をいじっていた。
ぼくは無意識にポケットを探るが、携帯を部屋に置いてきたことを思い出すと、3人の動向を見守った。
小林さんはまだ何かしているようだが、そちらに向き直る気にもならなかった。
「…通じない。どうなってるんだろ」
ほとんど口を動かさず、真理がそう言うのが聞こえた。
香山さんは役立たずめ、と悪態を吐きながら、啓子ちゃんは手を震わせながら携帯を仕舞う。
「何です? 連絡、取れないんですか?」
誰にともなく投げかけた美樹本さんのその問いかけに僕は、

A「そのよう…ですね。電話線が切れていて、携帯も繋がらない。警察は、呼べません」

B「火災報知器を鳴らせば…」

624 :名無しのオプ:2006/06/02(金) 20:44:43 ID:UHRl2RL+
B

625 :名無しのオプ:2006/06/02(金) 22:36:17 ID:4ygmc/81
>>623 B「火災報知器を鳴らせば…」

自分の口から出た言葉にぼくがびっくりした。
火災報知器は壁に埋め込まれているし、回線の切断なんて専門的な知識がなければそうそうできないだろう。
動揺しているぼくにそんな冷静な発想ができたことに自分で驚いたのだ。
ぼくの言葉に今日子さんが反応した。弾かれたように顔を上げると、近くにあった火災報知器のボタンを押したのだ。
ジリリリリリリ!とけたたましい音がペンション中に鳴り響く。
その音の洪水の中でぼくはふと周りを見渡した。
ここ談話室に居るのは、ぼく、真理、小林夫妻、美樹本さん、香山夫妻、OL三人組に…、
あれ?亜希ちゃんは? みどりさんも…居ない。
ぼくは、火災報知器のベルがちょうど鳴り終わったその時を狙って聞いてみた。

A「可奈子ちゃん、亜希ちゃんは?」

B「今日子さん、みどりさんは?」

C「小林さん、火災報知器は電話回線を使うんですか?」

626 :名無しのオプ:2006/06/03(土) 00:13:56 ID:QgSKAVcc
Bをキボン

627 :名無しのオプ:2006/06/03(土) 00:13:59 ID:W2FUF3GL
>>625
B.

628 :名無しのオプ:2006/06/03(土) 00:27:00 ID:W2FUF3GL
>>524の続き

C. 「おや、こんな所に刀が。」

ぼくは壁に立て掛けてある日本刀に近寄った。
「透っ!それはダメ!」
日本刀を取ろうとしたぼくに、突如、真理が怒鳴った。
「真理…、一体どうしたっていうんだい?」
「ちょっと前に、“かまいたちの夜”っていうゲームをやったのよ。
そしたら…、“村正”という刀を触った人がおかしくなってしまう
話があったのよ…。」
しかし…、所詮ゲームの話だ。
もう一度刀を見やる。
確かに何か怪しげな雰囲気を漂わせている。
ぼくが刀を凝視していると、可奈子ちゃんが後から手を伸ばし、
刀を拾い上げた。
「あっ…!」
「なぁんだ!全然大したことないじゃない!」
鞘を投げ捨て、振り回す。振り回す。振り回す。
「おわっ、危ないですよ!」

629 :名無しのオプ:2006/06/03(土) 00:39:53 ID:W2FUF3GL
可奈子ちゃんはぼくの声も聞かず、
スイングをやめない。
まさか…、真理の言った通り、これは“村正”で
可奈子ちゃんは発狂したというのか…?
「面!面!胴ォーーーッ!」
その表情は、まるでまな板の上でのた打ち回る
生魚のようだった。
「この人はもうダメね。」
みどりさんはそう言うと、素早く可奈子ちゃんの後ろに回り込み、
可奈子ちゃんを赤い扉の方に突き飛ばした。
可奈子ちゃんは勢い良く赤い扉にぶち当たった。
衝撃で扉が開く。
落ちた。
可奈子ちゃんは、扉の向こうの深い闇へ落ちていった。
「一体何なんだ、この扉は?」
ぼくは赤い扉の向こうを恐る恐る覗いてみる。
凄まじい腐敗臭だ。
「どうやら…、赤い扉はゴミの廃棄ダクトだったようね。
それも生ゴミの。ちょうど良かったわね。」
みどりさんは無表情で言った。
恐らく可奈子ちゃんは逝った。
しかし、結果的にはぼくが赤の扉を開けて落下して死亡という
事態は避けることができた。
結果オーライだった。
ぼくは残された青の扉を慎重に開けた。

630 :名無しのオプ:2006/06/03(土) 22:59:55 ID:cC62hfTZ
>>625 B「今日子さん、みどりさんは?」

「え? みどり? …そう言えばいませんね。どこいったのかしら…、こんなときに」
今日子さんは顎を少し引き、うつむき加減にそう言った。
ぼくは他の人にも視線を巡らせる。しかし硬い表情で誰も何も言わなかった。
誰もみどりさんの姿を見ていないのか…。
突然小林さんが、
「ちょっと気になることがある。すまんが席を外すよ」
と言い残して、奥へと消えていった。
それを見ていた今日子さんが、
「みどりを探してきます。気になるので…」
と小走りに後を追う。
…妙な沈黙が訪れた。空気が重く濁ったような気がする。
「亜希さんはどうされたんです?」
そんな沈黙を嫌ったのか、おもむろに春子さんが可奈子ちゃんたちに訊いた。
「亜希は…、そう、さっき呼ばれたときに返事が無かったから、そのままなの」
「え? 一緒の部屋じゃないんですか?」
可奈子ちゃんの言葉に僕は思わず横から訊いてしまった。
「そうよ。あの子、何があっても人と一緒に寝るのは嫌みたいなの。だから今回も1人部屋をとってそこに泊ってるわ。
さっきは疲れて寝ちゃったんだと思ってそのままにしたんだけど…」
…胸騒ぎがする。いや、考えすぎか?
「なあ、真理…」
「危ないよね、1人で部屋に、なんて」
真理も同じ事を考えていたようだ。

A 「亜季ちゃんの様子を見に行こう」

B 「みどりさん、2階にいるのかな」

C 「3つ目の死体は誰になるんだろう?」

631 :名無しのオプ:2006/06/04(日) 12:11:33 ID:K+EuKSec
Aで

632 :名無しのオプ:2006/06/04(日) 19:50:43 ID:3eB86mzQ
>>589
どれよんでも面白いけど、あなたの小説の続きが一番みたいです
どうかゆっくりでもいいので続きをお願いしますね

633 :名無しのオプ:2006/06/05(月) 13:04:37 ID:0pwCOC5F
ようやく覚えたボーゲンでなんとか麓レストハウスまで
辿り着き、僕は一息付いていた。
真理はそんな僕の目の前で、雪をけたてて
鮮やかに止まった。

ゴーグルが粉雪にまみれになって、何も見えない。

「あはっ、透ったら、雪だるまみたい」
僕はゴーグルを外しながら体に付いた雪を払い落とした。

A「どうせ僕はすべるより転がる方が似合ってますよ」

B「そんなに太ったかな?」

C「はは。どうやら僕はスキーに向いてないみたいだね」


634 :名無しのオプ:2006/06/05(月) 13:22:29 ID:0c5zA99j
ほぼ原作そのままか
こっからどう展開するのか見物
>>632に同意しつつBでお願いします

635 :名無しのオプ:2006/06/05(月) 15:39:21 ID:ASSaIBFx
B「そんなに太ったかな?」

適当に相槌をうっておく。
「そういう意味で言ったんじゃないってば。
でも太ったのは確かかもね」
真理もゴーグルを外し、笑顔を見せた。
数時間ぶりに見るその笑顔はまるで太陽のようにようだ。

ぼくはあらためて真理を見た。
白いスキーウェアに長い黒髪がよく映えている。
どんな難所でも滑り降りる彼女はゲレンデでも注目の的だった。

真理なら、と僕は思った。
真理なら誰の期待も、なにより僕の期待を裏切らないに違いないと思った。

「もう一回だけ滑ろ?」
「え?まだ滑るの?」
これ以上の疲労はまずい。これ以上の疲労は目的に支障がでる。
余興はもう十分だ。
「まぁそう言わないで、ね?あと一回。
一回だけいいでしょ?」

A「もう帰ろうよ。ほら、雲行きだって怪しいし。」
ぼくはそういって空を指差した。

B「じゃああと一回だけだよ」
もう少し余興の時を楽しむのもいい。

636 :名無しのオプ:2006/06/05(月) 17:00:58 ID:0c5zA99j
B

637 :名無しのオプ:2006/06/05(月) 22:00:56 ID:Ovyp7Eku
B「じゃああと一回だけだよ」
もう少し余興を楽しむのもいい。

そうこれが最後の戯れとなるのだから。
「そうこなくっちゃ!」
真理は嬉々としてリフト乗り場へと滑り出す。
そして上につくと、真理は僕の予想を超えたことを言い出した。
「最後だから、もうちょっと上まで登りましょうよ」
「え…?」
「ね?透も、初心者コース飽きたでしょ?」
「でもまだボーゲンだってまともにできないのに……」
「大丈夫。無理だと思ったら転べばいいんだから」

A「……やめとくよ。真理だけ行ってもいいよ。
どうせ僕のほうがもたもたしてるだろうしさ」

B「……分かった。行こう」

638 :名無しのオプ:2006/06/06(火) 00:29:01 ID:tSUMPFGA
B

639 :637:2006/06/06(火) 01:54:36 ID:gdcny1wM
B「……分かった。行こう」

仕方ない最後まで付き合うか。
しかし上級の方のコースとなると素人の僕がどうにかなるレベルじゃない。
下手をすれば怪我どころではすまない傷を負ってしまうかもしれない。
冗談じゃない。こんな下らない余興で僕の計画を邪魔されてたまるか。
「あぁ。やっぱり初級のほうのコースにしようよ。ほら雲行きだって怪しいし
あんまり遅くなると夜道も危ないだろう。」
僕はそう言って、空を指差した。
嘘じゃなかった。さっきまで出ていた太陽はすっかりどこかに姿を消している。
しかし都合よく天候が悪くとなるとは…どうやら天も僕に味方しているらしい。
「ほんと。今夜は吹雪くかもしれないわね。う〜んしょうがない。
今日はもう帰りましょうか」
渋々ながら真理も納得してくれたようだ。
僕達は、真理の叔父さんの小林さんに借りた4WDに乗りこんだ。

640 :名無しのオプ:2006/06/06(火) 02:43:26 ID:Ovz3xIn+
透の目的や計画というのが気になりますね。
ピンク系なのか犯罪系なのか、はたまた全く別の物なのか。
続き楽しみにしてます。

641 :637:2006/06/06(火) 10:36:43 ID:QUWiQH40
             
             「透の殺人貴編」

初めて人を殺したのはまだ10歳の子供の時だった。
当時の僕は幼いときより父親にひどい虐待を受けていた。
母親もそれを見てみぬ振り、誰も助けてくれる人はいなかった。

そしてある日、僕は苦痛に耐えかね父親をナイフで刺し殺した。
通常であればそこで人を殺してしまったことに恐怖を抱き、後悔しただろう。
しかしその時の僕にはそんな気持ちはまったくなく、不思議な高揚感だけがそこにあった。

その気持ちの意味に気づいたのは中学生の時、二人目を殺したときだった。
その日、僕は友人と口論になりカッとなって持っていたナイフでめった刺しにして殺した。
その時、僕は快感を感じていた。恐怖に歪むその表情、震え、悲鳴。その全てが僕に快感を与えていた。
あぁそうか。気付いた。僕は殺人狂。あるいは生まれついての快楽殺人者だったのだ。
最初こそその気付きを否定した。まともであるために。
だがもう遅い。僕は確かに快楽を感じ、覚えてしまった。
僕にとって殺しを否定することは自分自身を否定すること。そうとさえ思った。
もし殺すことをやめれば僕は廃人と化すだろう。もっともやめることなどできはしないだろうが。
そう悟った。
どうやら奴の残虐性は発展した形でしっかりと僕に受け継がれていたというわけか。
僕は自らを嘲笑し笑った。

642 :637:2006/06/06(火) 10:37:15 ID:QUWiQH40
それからだった。
少年院を出所したあと僕に度々殺人衝動が起こり、僕は無差別に殺人を行うようになっていた。
足がつくとまずいので誰も僕のことを知らないような地方を転々とし、ひっそりと、だが確実に殺していった。
快楽殺人は、ほとんどが見ず知らずの人間を襲うため、事件を解決するのに重要な要素である被害者との接点が極めて薄い。
というより、無いことの方が多い。ゆえに事件として解決に至らないケースが非常に多いらしい。
僕もこの例に漏れず一度として警察に捕まったり疑われることはなかった。
そして世間的にも疑われないために建前上あまり名前の知られない大学に入学した。

そしてそこで出会ったのが真理だった。
初めて出会った時、僕は殺したい気持ちとは違う、なにか惹かれるものを感じた。
そしてその気持ちを確かめるように、僕は真理とよく話すようになっていた。
これが話しに聞く恋、という気持ちなのだろうか…と一瞬そんな思いがよぎったがすぐに止めた。
人として失格している自分がそんな感情を持つはずがない。やはり僕はただ真理を殺したいだけなのだ。
おそらく今まで出会った中で最も殺したい相手…そう思うことにした。

だがあっさり殺してしまうのではつまらない。最高の獲物は最高の舞台で殺すのが相応しい。
そんなことを考えいる頃、僕は真理に一緒にスキーに行かないかと誘われた。
彼女の叔父さんの小林二郎さんという人がペンションを経営しているのだという。
そして格安で泊めてもらえるということで誘われたのだった。
願ってもない、いや、願っていた好機。
ゲレンデから離れていて不便なこともあり、シーズン中もあまり客がないというのも好条件だった。
僕はもちろん喜んでOKし、今日ここへとやって来たのであった。

ペンションにいる真理以外の人間をすべて殺したとき、真理はどんな顔をするのだろうか?
僕は今から楽しみで仕方がなかった。

狂気の夜は、まだ始まったばかりだ。

643 :名無しのオプ:2006/06/06(火) 13:54:59 ID:d0SfJS5D
「透の殺人貴編」って誤字なのかワザとなのかスゲー気になる木

644 :637:2006/06/06(火) 14:29:34 ID:CTx4zzXm
ペンションに帰り着く頃には、もう日はとっくに暮れ、雪が降り始めていた。
小林夫妻の経営する「シュプール」外見はログキャビン風で、内装は白を基調に
したおしゃれなペンションだった。
料理のメニューも多国籍というか無国籍というか、とにかく多彩で、その上
味も満足のいうものばかり。
閑古鳥がなくどころか、雑誌などにも紹介されて人気も出て来ているらしい。
…ということを昨日真理から聞いた。
暇だから格安で…、
というのは、小林さんが僕たちに気を遣わせまいとして言ったのだと、昨日到着してから気付いた。

まったく余計な気遣いを…僕は心中で毒づいた。
僕は事を円滑に進ませるため、ここに来る前、事前にこのペンションに何人泊まるのか、
このペンションはどういう構造をしているのかということを調べ上げていた。
しかしこのペンションがどういうところなのか、ということにはついては
「流行らない店」と思い込んでいたので無関心だった。
そしてこの人なら部屋さえ空いていれば、当日でも宿のない人がいれば受け入れてしまいかねないと思った。

人気があることを考え、そう思うと人数は不確定。
最悪ペンションに泊まれるの限界の人数まで殺さなくてはならなくなるが…まぁ仕方ない。
その時はその時だ。全員殺すまでである。

645 :637:2006/06/06(火) 14:35:17 ID:CTx4zzXm
しかしその心配は杞憂に終わったみたいだ。宿帳を見る限りは、どうやら予定道理の人数のようだ。

僕と真理の部屋は残念なことに、というか当然、と言うべきか別々にとってある。
だがそれでいい。今真理と一緒にいれば僕は殺しの衝動に駆られ真理を殺してしまうかもしれない。
それは駄目だ。真理は最後に殺すと決めているからね。

僕達は…

A 疲れが酷かったので、夕食まで仮眠を取ることに決めた。

B 一旦部屋に戻って着替えてから、
夕食までどちらかの部屋で話でもしようということになった。


646 :名無しのオプ:2006/06/06(火) 15:18:32 ID:Ovz3xIn+
主人公が最初から加害者という前提で話が進むのは新鮮。
これは寝てる間に本人蚊帳の外の事件が起こる事を期待してA。
いや、もちろん起こらなくてもいいんですけどね。

647 :637:2006/06/06(火) 17:56:45 ID:utjuoFC1
ここからはオリジナルでもいいんですけど、
自分は話の流れのままに書いているのでこの先どうなるかとかまったく考えてません。
それでそれだと文章に破綻が出てきそうなのが怖いので
本編(推理のやつ)かスパイ編をベースに書こうと思ってます。
でもどちらにしても話が大きく違ってきてしまうのでどちらがいいかレスを聞きたいと思います。
A 本編をベースに書く
B スパイ編をベースに書く
一方に三つほど入った時点でそちらをベースに書こうと思います。
展開こそ違くなると思いますが、キャラ設定が重なって新鮮でなくなって
しまうと思うのでそこはご容赦を。

648 :名無しのオプ:2006/06/06(火) 21:35:14 ID:Fkyr/cQg
殺人貴で月を思い出した俺様の登場ですよ。
勝手に続きを書いたらそれはそれで混乱しそうだな。

649 :名無しのオプ:2006/06/06(火) 22:08:14 ID:QlO2VAM/
>>647
Aの本編ベースで。
透は最初から皆殺しする予定みたいだけど、犯人視点のサバゲーってのも面白そうだ。

650 :589:2006/06/07(水) 00:19:06 ID:eE1zrLe8
毎度遅れてすいません。>>589の続きです。
一応長くなったんで言っておくと、このストーリー>>112から始まっています。

A:「そうそう!ぼくも今それを言おうとしてたんです」

ぼくは話をあわせるように手を叩いて頷いた。
「勘違いしないで、透くん。私がいう“かまいたち”というのは自然現象のことではないわ」
「あ…そうですか」
みどりさんに軽く否定され、少し落ち込んだぼくであったが、みどりさんのいう“かまいたち”とは何か少し興味があった。
ぼくとは違い、みどりさんは信用があるのか、全員が真剣に聞き入っている。
「どういうことだ…?みどり」
真っ先に俊夫さんが質問した。
「その話は、あたしも興味あるわ」
真理は先ほどとは打って変わって、身を乗り出していた。
みどりさんは全員を見渡すと、少し話すのを躊躇ったかのようにみえたが、一息おき、ゆっくりと話を続けた。
「…オーナー。つい先日、このペンション宛にきた手紙…覚えてますか?」
小林さんは急に話をふられ、ビクリとした。
「あ……あれか。いたずらだと思って、たいして読まずに捨ててしまったが」
「…!初耳だぞ。手紙がきていただなんて」
俊夫さんが驚いている。
「ごめんなさい俊夫くん。話すことのほどでも、ないと思って…」
「まあその辺はいいとして…その手紙が今回の事件とどう関係するんだ?」
俊夫さんの言うとおり、そこが問題だ。
今回起こった…いや、現在起こっている一連の殺人事件とその手紙の関連性が分からない。

651 :589:2006/06/07(水) 00:21:16 ID:eE1zrLe8
「みどりさん、それは一体…」
ぼくはみどりさんに何か言いかけたが、何も言わずにゴミ箱の方へ歩いていった。
そして、ゴソゴソとまるで野良猫がごみを漁るように手探りで何かを探している。
「…!あったわ。皆さん、これを…」
みどりさんは、くしゃくしゃに丸まった紙を広げながらぼくたちに呼びかけた。
「それが…その、届いた手紙なのか?」
俊夫さんがみどりさんに近づきながら言う。
「…ええ」
ぼくと真理は立ち上がって、その手紙を覗き込んだ。

[手紙の内容]
『このペンションで、やがて殺人が起こる。
 死ぬのはたなかというやつだ。
 春風でみどりがそよぎ、雪が溶け、かまいたちは再び暴れだす。
 もしこの手紙を読んで、私を阻止しようと考えている者よ。
 やめておけ、お前では私を止められない。
 それでも邪魔しようと考えているなら…
 その時はお前の大事なものが犠牲になると思え。
 
                   かまいたち』

殺人…?

たなか…?


そして、かまいたち…?
これは……そういうことなのか…?

652 :589:2006/06/07(水) 00:26:59 ID:eE1zrLe8
「透…」
真理がぼくの袖をグイと引っ張った。
「…大丈夫だよ、真理」
ぼくは何の根拠もなく、彼女を宥めた。不安そうな彼女を見ていられない。
「…ま、まさか…こんな形でこの手紙を再び読むことになるとは…」
小林さんの顔が青くなってきた。
「みえへんみえへん!そこでかたまっておらんで皆で見ようや」
香山さんが手紙をみどりさんから奪い取ると、談話室のテーブルの上に広げた。
「うそ…なによこれ。気味悪いわ」
「こんな手紙がきてるとわかっていたら、こんな所来なかった…帰りたい…」
OLたちは好き放題言っている。
「ありえへんな…ガキというかバカというか…ほんまにこれを書いたやっちゃ幼稚や」
香山さんは不安などころか、呆れ果て、期待外れとでも言いたそうな感じだ。
みどりさんは黙って下を向き、力なくソファに座った。
……なんという事だ…。
殺人。田中。
このキーワードを見ただけで、すぐにピンとくる。
つまり、ぼくたちは…



A:予告殺人に巻き込まれたのだ。
B:かまいたちに殺されるかもしれないのだ。
C:待てよ…?この手紙、何か引っ掛かる。

653 :589:2006/06/07(水) 00:31:19 ID:eE1zrLe8
>>637
なるほど、透の殺人ですか。私が前に書いた作品ととても似てますね。
まだ序盤ですが、とても面白いです。これからもっとスゴくなってきそう。
私も本編のほうに一票かな。

654 :名無しのオプ:2006/06/07(水) 00:45:06 ID:5yWtMtkS
C

655 :589:2006/06/07(水) 01:22:36 ID:eE1zrLe8
C:待てよ…?この手紙、何か引っ掛かる。

この手紙…もう少し、何かが隠されている気がする。
特に理由はない。強いて言えば、ただの直感だ…。
ぼくの考えでは…

A:1行目が怪しい。
B:2行目が怪しい。
C:3行目が怪しい。
D:やっぱり、特に怪しいところはない。

656 :名無しのオプ:2006/06/07(水) 06:24:12 ID:jV3Nxr4X
>>653
「透の殺人篇」の方ですよね?
読み易くまとめて頂けて嬉しかったです。ありがとうございます!
あと似てるように見えて、最初から殺す意志がある(読者に分っている)のと
そうでないのとでは、かなり違いがあると思いますよ?
とにかくそれぞれ楽しみです。という事で>>655はBでお願いします!

657 :637:2006/06/07(水) 15:34:50 ID:uS7kdxl7
>>653
うゎ…既に似た作品があったんですね(;´Д`)
しかもまとめまであるとは気付きませんでしたorz
後で読ませてもらいます。

ってことで本編をベースに書こうと思います。
あとひょっとしたら一部設定を変えるかもです。


658 :637:2006/06/07(水) 15:51:02 ID:uS7kdxl7
>>645の続き
A 疲れが酷かったので、夕食まで仮眠を取ることに決めた。

部屋に戻り、服のままベッドに倒れこむ。
少しうとうとしたかと思うと、すぐにノックの音が響いた。
「もう夕食よ」
真理が起こしに来てくれたのだ。
ほとんど疲れがとれた気はしなかったが、仕方ない。
僕は食堂へと向かった。

食堂にはすでに、ナイフやフォークがセットされていた。
女の子三人組やさっき着いたらしい夫婦ももう先に椅子に座っている。
真理が座ったテーブルに、僕も腰掛ける。
テーブルの真ん中には、クリスマスツリーの形をしたキャンドルが立っている。
その揺らめく小さな炎が、窓の外を見つめる真理の横顔を、ほの赤く照らしている。

僕は…

A:真理のその横顔を見つめ続けた。

B:惜しいな…。そう思った。

659 :589:2006/06/07(水) 19:26:22 ID:eE1zrLe8
Bでお願いします。

660 :637:2006/06/08(木) 01:05:40 ID:UqQ0IJHq
B:惜しいな…。そう思った。


え…?今、僕は何て思った?惜しい…?馬鹿な。
僕は真理を殺しの対象としてだけ見てきたはずだ。
それを惜しいだって…?ありえない。こんな気持ちは。思うはずがない

殺 す の が 惜 し く な っ た な ど と !

今までそんな気持ちになったことは一度だってないんだ。
だが拭いきれないその気持ちがどこからやってきたのか、どうしてそう思ったのか、
それを考えれば考えるほど胸がもやもやしてきて……苛つく。

「どうしたの?透…」
僕の様子が気になったのか真理が聞いてきた。
「…いや。なんでもないんだ。多分気のせいだろう…」
「?」
そうだ。きっと気の迷いだ。多分疲れているからだろう。
僕はもっともらしい理由が欲しかったが…今はそれぐらいしか思いつかなかった。


661 :637:2006/06/08(木) 02:34:56 ID:UqQ0IJHq
小林さんの奥さん、今日子さんと、バイトのみどりさんの二人が、料理を各テーブルに運ぶ。
これまできた泊まり客は、僕たち、三人娘、そして遅れて来た夫婦者…。
あと二人か…。
もうすぐだ。もうすぐで役者がそろう。早く、早く殺したい。
殺しさえすればこの苛々した気持ちも消えるだろう。

が、そう思って辺りを見回すと、残りの二人の内の一人…と思われる
こんなペンションには似つかわしくない客がいた。
食堂の隅、壁に溶け込むようにして座っている、コートの男。
食事中だというのに上着も帽子も脱がず、あまつさえ暗いサングラスまでかけている。
スキー客にはもちろん、仕事で来ている営業マンにすら見えない。
しかし僕は奴を見た瞬間に何かを感じとっていた。
何だ?何だっけかな、この感覚は…。
僕は小考し、気付いた。
っ!そうか…!奴は…奴は僕と同じ殺人者だ…。
何故すぐに気付かなかったのか。この日のためしばらく殺しを行っていなかったから感覚が鈍っていたのか。
しかもこの感じは、つい最近、人を殺したという感じだ…。感覚を研ぎ澄ませると、奴からはっきりと死臭を感じた。

しかしなぜ?なぜこんな奴がこのペンションに…?
殺人を行ったあと一時的に雲隠れするために来たのか…?それとも別の何かの理由で…?
駄目だ。何を、いくら考えても結局は推測の域をでない。

A:「あの人どう思う?」
  ぼくは真理に意見を求めた。

B:「お前…何者だ。」
  思わず本人に聞いた。

662 :589:2006/06/08(木) 03:00:48 ID:UM05GaxX


663 :589:2006/06/08(木) 03:01:32 ID:UM05GaxX
>>655の続き

B:2行目が怪しい。
2行目…というのは、
『死ぬのはたなかというやつだ』
…これだ!
「みなさん、ちょっと待ってください!」
ぼくは大声を張り上げた。
「今度はなんや」
香山さんは頭をボリボリ掻きながら言った。
見た瞬間からずっと思っていた。
この手紙は何か変なのだ。
「犯人…“かまいたち”は『死ぬのはたなかというやつだ』と言っています」
「そやな。それで?」
「言い方が悪いかもしれませんが…この手紙通りにいくと、死ぬのは田中さんだけ、ということになるじゃないですか」
「…!」
「それなのに……関係のない美樹本さんは殺され、みどりさんまで殺されかけました。これがどういう事か分かりますか?」

……。

強風で窓がガタガタいう音だけが聞こえる。
今にも窓が開き、かまいたちが入ってきそうな…そんな気配だ。
「つまり、これは…手紙なんて関係なしに、無差別殺人だ。ってこと…?」
真理が言った。
「そういう事だ、真理。…ぼくたちも殺されるかもしれない……そう考えるべきです」

664 :589:2006/06/08(木) 03:02:43 ID:UM05GaxX
………。

誰からも言葉がない。
「……どうして、こんな事に……」
小林さんは頭をかかえ、髪の毛をクシャクシャにしながらいった。
「呪われてるのよ、このペンションは」
可奈子ちゃんが冷静な口調で言った。
「だってそうじゃない。かまいたちに皆殺されるのよ。誰も逃げられない。電話も車も使えない。…みんなこの場で死ぬの」
可奈子ちゃんは完全に壊れていた。
「いやよ!いや…死にたくない…私はまだ死にたくない!」
啓子ちゃんはそう言うと、階段を一人で上っていった。
「啓子!」
亜希ちゃんもそれに続いた。
今回ばかりは、誰も彼女たちをとめなかった。
いや…止めるだけの気力がなかった、と言った方が正しいだろう。
「…君は…行かないのか」
しばらくして俊夫さんが可奈子ちゃんに言った。
「行かないわよ。ご不満?どこにいても結局は死…」

「やめないか!!」

可奈子ちゃんが喋ってるさなか、突然小林さんが大声で叫んだ。
「やめてくれ…頼むから、それ以上言うのは………頼むから…」
「あなた…」
「何がかまいたちだ!ふざけやがって…!!」
小林さんは床に蹲り、泣きながら言った。
その横では今日子さんが小林さんの背中をゆすっている。
可奈子ちゃんはそれ以上何も言わなくなったと思うと、誰とも目を合わせずに泣き出した。
俊夫さんやみどりさん、それに香山夫妻は目のやり場がなく、困っているように見えた。

665 :589:2006/06/08(木) 03:13:39 ID:UM05GaxX
……透、これからどうすればいいと思う」
真理が隣で囁いてきた。
「……」
ぼくはずっと押し黙っている。
「ねえ、透」
「…待ってくれ。話を整理していた。大体まとまったんだけど、聞いてくれる?」
「ええ」
「まず第一の被害者、田中さんがバラバラになって発見された。犯人はなぜ田中さんをバラバラにしたのか…犯人の意図が未だに分からないが…。
そして、その犯人を見つけるべく、ぼくたちは団結し、2階を捜索した。
しかし、犯人は結局見つからず、次に外を探す事にしたんだ。ここまではいいかい?」
「いいわよ。続けて」
「外の捜索は危険だったが、二組に別れて行った。ぼくと小林さん、美樹本さんと俊夫さんだ。
結局ここでも犯人は見つからなかったんだけど、美樹本さんが何者かに襲われた…。
ぼくは最初、襲われたと言うのは美樹本さんの自作自演だと思って、色々と主張したが、結局は真理の余計な一言でシロという結論に至り、美樹本さんは階段を上り自分の部屋に行ってしまった…」
「何よ余計って…!」
「まあそれはいいとして…続けるよ?その後、みどりさんが一人で田中さんの部屋で確かめたいことがあると言い出し、彼女も2階へ上がっていった。
しかし…中々降りてこない。心配して2階へ行ってみると、廊下で死に掛けのみどりさんが発見された…。そして…ぼくは一つの証拠を挙げ、犯人を美樹本さんだと特定した」

666 :589:2006/06/08(木) 03:14:31 ID:UM05GaxX
「でも、美樹本さんは犯人どころか…死んでいたのよね」
「ああ…。もう何がなんだか分からないよ…美樹本さんが犯人なら、全ての辻褄があったというのに」
「…そうね。あたしも最初はどう考えても美樹本さんしかありえないと思ったわ。今でもそう思えるぐらいよ」
「…そして、かまいたちからの手紙…か。これには田中さんを殺す、と書いてあるのに美樹本さんまでもが殺された。
あの時、美樹本さんの部屋からガラスの割れる音が聞こえたから…廊下にいたペンション客は全員無実だと言う事になる。
つまり、この中に犯人はいない…という事…」
「…そうなるわね、必然的に」

たしかにそうだ……。
が、本当にそうか?そうだと言い切れるか…?



A:いや、そんなはずはない。犯人はこの中にいる。
B:やはり、犯人はこの中にいない。いるはずがない。
C:…ダメだ。分からない。消去法で考えよう。

667 :名無しのオプ:2006/06/08(木) 09:15:46 ID:ubks6zWq
うふふ、Bで。

668 :名無しのオプ:2006/06/08(木) 11:09:15 ID:bO9V/h1U
手紙の怪しい点に関しては、
一度選択してしまったらもう別の怪しい点には突っ込む事は
出来ないんですかね?
フェイクも含めて色々仕掛けがありそうだったんですけど。
正解は一つだけで後はどれを選んでも
バッドエンド一直線ってのもスリルがあっていいけど。

669 :名無しのオプ:2006/06/08(木) 11:46:22 ID:w/PzqXv/
フロチャートでもあればいいけど
そこは書き主が決めるだろう
まあかまいたち1(スーファミ)だと思っておこうよ
自分は3行目が怪しいと思ったけどね

670 :名無しのオプ:2006/06/08(木) 12:31:46 ID:bO9V/h1U
自分も真っ先に3行目が怪しいと思ってました。
2行目に関しては「たなか」も含めやけにひらがなが多い所が
ポイントなのかなと思ってたのだけど、ハズれたみたいです。

自分以外の人の創作や選択は予想外の展開がやって来るという意味で、
自分でやるのとはまた違った面白さがありますね。

671 :名無しのオプ:2006/06/08(木) 12:50:03 ID:w/PzqXv/
結構難しいだろうな、その辺は。
書き主は「3行目を選んでくれ」と願ってるんだろうけど、2行目を我々に選ばれたら
それに合わせてストーリーを組んでいかなきゃならないし。
もしここで3行目を選んでたら犯人特定して事件解決してたのかなw
ん?
>>670はこのスレ内でかまいた小説書いてるの?

672 :670:2006/06/08(木) 14:49:51 ID:bO9V/h1U
>>671
紛らわしい書き方をしてすみません。
今のところ選択と感想書き込みのみですw

創作に関しては上で少し話題が出たように、
似た設定でも別の人が書くとかなり方向性の違う話になるだろうから
当人同士も楽しみなのではという想像と、
自分が創作した場合を想定して書いただけです。

673 :637:2006/06/08(木) 15:26:38 ID:tf4UogwC
B:「お前…何者だ。」
  思わず本人に聞いた。

もういちいち考えるのも面倒だ。
しかし男は、一瞬動揺したかに見えたが…返事もせず、黙々とスープを口に運んでいる。
「おい!聞いているのか!」
苛々しているせいもあってか、つい語調が荒くなってしまった。
「透!どうしたの…?失礼でしょう」
真理言われ、はっとなって我に返り…おとなしく引き下がった。

…落ち着け。冷静になって考るんだ。
そうさ。よく考えれば奴が殺人者だろうが、何が目的であろうが関係ないじゃないか。
誰であろうと殺すことに変わりはない。
しかし奴も人を殺している人間…。手強いことは間違いないだろう。しかも奴も僕の事に気付いたかもしれない。
しかしまぁ…
いいじゃないか。いいかげん何も抵抗できない人間を殺すことには退屈を感じてきたところだ。
そう考えると奴とは、できれば好敵手として正面から殺りあった上で殺したいものだ。
僕以外の殺人者がいる、という予想外の事ではあるが、僕はそう対処することにした。

674 :637:2006/06/08(木) 15:30:12 ID:tf4UogwC
その後運ばれてきた料理を食べ、真理と他愛もない話をしながら食事を終えた。
「さてと。じゃあナイターに行こうか」
真理が信じられないことを言って立ち上がる。
帰るとき外が吹雪いているのを見たというのに…自殺願望でもあるのか、この女は。

A:「じょ、冗談だろ?こんな吹雪じゃナイターなんてやってるわけないよ」
これ以上馬鹿なことに付き合わされるわけにはいかなかった。

B:「それもいいかもね」
  無論そんなつもりはなく、すぐに言いくるめるつもりでとりあえず合わせた。

C:「………」
  呆れて果てて何も言えなかった。

675 :名無しのオプ:2006/06/08(木) 16:26:04 ID:LgNQ0uEA
Cで。

676 :637:2006/06/09(金) 01:37:07 ID:Gr/T0pV+
C:「………」
  呆れて果てて何も言えなかった。

「否定しないってことはいいってことね。じゃあ行きましょうか」
…おっといけない。この流れはまずい。僕は口を開きかけ…
「今日はやめといた方がよさそうよ」
食器を片付けていたみどりさんが、横から口をはさんだ。
「天気予報聞いてる限りじゃ、ナイターどころじゃなさそうよ。
当分ここから出ないほうが安全みたい」
「そんなに激しいんですか?」
それに答えたのは、もう一人のアルバイト、久保田俊夫だった。
「予報じゃ、近年にない大雪になるかもしれないって言ってるよ」
「大丈夫大丈夫。心配ないって」
真理はやる気満々だ。…いいかげんにしてくれ。

「やっぱりやめとこうよ」
「そうぉ……?」
「昼間の疲れもあるし、事故のもとだよ……」
「そうね…。その方が賢明よね」
そう言いながら真理は少し残念そうだった。なんとか流れを回避できたようだ。
ある意味では僕は真理の命を救ってしまったのかもしれない。

677 :637:2006/06/09(金) 01:43:32 ID:Gr/T0pV+
その時、ホールの方からざわめきが伝わってきて、僕と真理はそれを潮に食堂を後にした。
フロントのあたりで、女の子達が三人、小林さんに向かって何かを喚いている。
「落ち着いて話して下さい。一体何があったんです?」
「だから!今部屋に戻ったら、床にこんな物が……!」
女の子達が震えながら、小林さんに小さな紙切れを差し出した。
横からのぞき込むと、赤いマジックのようなもので、字が書きなぐってある。

『こんや、12じ、だれかがしぬ』

「今夜、12時、誰かが……死ぬ?」
僕が読み上げると、みんな一様に息を呑んだ。
数秒後に、ようやく小林さんが口を開いた。
「誰かのいたずらでしょう」
「……悪趣味ね」
真理が眉をひそめる。

そんな中僕は考えていた。
文字通り読めばこれは殺人予告か…?知っている奴の中でこんなことするやつは……
決まっている。あのコートの男だ。
…一体どういうつもりだ?まさか本当に殺人を…?
それてもただ恐怖を煽ることが目的か…。
ふん…だとしたらいい趣味をしている。僕は心の中で笑んだ。
僕は奴に、少し同じ匂い感じた気がした。

678 :637:2006/06/09(金) 01:44:56 ID:Gr/T0pV+
「でも、誰かがあたし達の部屋に入ってこれを置いて行ったんですよ?
気持ち悪くてあそこじゃ眠れないわ」
三人の内の一人…加奈子は、泣きそうに顔を歪めている。…いい顔だ。
「床に落ちてたんなら、ドアの下の隙間から差し込んだんじゃないんですか?
鍵はかけていらしたんでしょう?」
小林さんがそう言うと、女の子達はぽかんとした表情を浮かべた。
「そっかー、中に入らなくてもいいんだ」
どうやらそんなことにも気付いていなかったらしい。
馬鹿の連中だ。だが殺すときはとてもいい声で鳴いてくれそうだった。

その後結局、つまらないいたずらだし、部屋を替えることにもあまり意味がなさそう
だということで、彼女達は引き下がって部屋に戻って行った。

「でも、誰がこんないたずらするかした。子供は泊まってないし……」
真理がいたずらっぽい目を僕に向けた。
「もしかして、透なんじゃないの?」
とんでもないことを言い出す。
小林さんも驚いて僕を見る。

A:「まさか。何で僕がよく知りもしない彼女達にそんなこと…」
  そうしてもよかったけどね。と心の中で付け足した。

B:「真理…僕を疑うの…?」
  真剣になって聞き返した。

C:「あぁばれたか。実はそうなんだ」
  僕がやったことにしてもいいかな、と思い不敵に笑いながら言った。

679 :名無しのオプ:2006/06/09(金) 09:08:24 ID:47Hlogw/
Cでお願いします

680 :637:2006/06/09(金) 21:03:56 ID:MUkIFiGq
C:「あぁばれたか。実はそうなんだ」
  僕がやったことにしてもいいかな、と思い不敵に笑いながら言った。

「透君、まさか君……」
小林さんの顔色が変わった。
あ…しまった。軽率だった。今不用意に疑われるわけにはいかない。
「あ、うそです。うそです。冗談ですよ」
「……他のお客さんには、言わないでくれよ。
いい気持ちはしないに決まってるんだから」
やはりこういった客商売にとっては、こんないたずらも冗談では済まないようだ。

その時、フロントの電話が鳴り始めた。
「はい、『シュプール』です」
小林さんが話すのを聞くともなしに聞きながら、僕らは誰もいない談話室のソファーに腰掛けた。
小林さんの大きな声は、僕達の座ったところまでよく聞こえてくる。
どうやら最後の客があと3、40分ほど来るようだ。…いよいよだ。
「今頃来る人がいるみたいね。雪で遅れたのかしら」
真理がささやく。
「だろうね。迷って遭難、てなことにならなきゃいいけどね」
確かに雪で遅れたとしか思えなかった。
意図的にこんな時間に来るわけはない。だがもし何らかの理由で遅れたのだとしたら…?
「……そうですか。では、お待ちしております」

681 :637:2006/06/09(金) 21:07:50 ID:MUkIFiGq
小林さんが電話を終えたところへ、二階から中年の夫婦の男性が降りてきた。
「テレビつけても構わんか?」
気さくに聞いてくる。
「ええ。どうぞ」
僕が答えると、彼はテーブルの上のリモコンでテレビをつけた。
だが次々とチャンネルを変えていき……が、結局目的の番組はみつからなかったようだ。
「香山さん、仕事のことは忘れるって約束でしょう」
小林さんが声をかける。
「ああ、小林くん。……いや別に仕事やないんや、ただ毎日見てるさかい、見んと気持ち悪いっちゅうだけでな」
「奥さんはどうしたんですか。結婚してから仕事仕事で旅行の一つもしたことない。
いっぺんくらい夫婦水いらずで旅行もいいかもしれん……。そうおっしゃったのは香山さんでしょう」
そこまでしゃべって、小林さんは僕達が見ていることに気付いて言葉を切った。
「ああ、一応紹介しとこうか。香山さん、この子はわたしの姪で、真理といいます。
こっちは義理の甥になるかもしれない、透くん」
義理の……甥?
「やだ叔父さん。勝手に決めないでよ」
甥……ね。残念ですがあなた達は今日死にます。それと香山さん。こんな日に来るなんてあなたも運がない。


682 :名無しのオプ:2006/06/09(金) 22:46:29 ID:Q5UmG3Kf
(選択肢が無くてもアンカーは欲しいなぁ)

683 :637:2006/06/09(金) 23:15:31 ID:uJ9eZhgP
「そうかー。君の姪御さんか。それにしてはべっぴんやな」
そう言って、いやらしい目つきで真理をながめ回す。
思いすごしかもしれないが…ふつふつと殺意が沸いてきた。
「香山さんはわたしが前の仕事をしている頃、お世話になったんだ。大阪で社長をされている」
「…こんにちは」
「よろしく」
「あんたら学生さんか?」
「はい……」
「叔父さん、見習っときや。この人は、立派な人や。とこで君…就職はもう決まったか」
「いえ、まだ僕は……」
「まだか。まだやったらうち来んか。うちはええでー。うちは実力主義やさかいな。
二年目の人間が、十年目よりよう給料もろたり平気でしよる」
大声でまくしたてる。……うざったい。
「はあ、しかし……」
「そのかわり力のない奴は、いつまで経っても給料あがらへん。……どや。来んか」

A「まだ先の話なんで……」
 僕は無難な返事をしておいた。

B「…考えておきます」
 早くこいつとの会話を打ち切りたかった。

684 :637:2006/06/09(金) 23:24:04 ID:uJ9eZhgP
>>682
アンカーって>>683の続き、みたいなやつですか?
すいません。実は2chに書き込んだのって>>633が初めてなんですよね。
自分じゃ気付かないことって多いので、これからもなにか気付いたらご指摘頂くと有難いです。

685 :名無しのオプ:2006/06/10(土) 00:37:30 ID:ajCEzu+P
>>684
> アンカーって>>683の続き、みたいなやつですか?

それがあると読みやすい辿りやすい
でB

686 :637:2006/06/10(土) 16:23:18 ID:aPexbFO0
>>683の続き
B「…考えておきます」
 早くこいつとの会話を打ち切りたかった。

しかし曖昧な返事がいけなかったのか、こいつはまったく人の話を聞いていないようだった。
「今、不況や不況やいうて騒いでいるやろ。うちはな、そんなもん関係あらへん。
実力のあるもんしか雇てへんからや。うちは実力主義やさかいなー。どや、うち来んか」
小林さんも真理もにやにやしながら眺めているだけだ。…あぁ本当に煩わしいな…。

A:「ええ。ですから、考えておきます」
  僕はもう一度繰り返した。

B:「………」
  無表情になって懐のナイフに手を伸ばし――

687 :名無しのオプ:2006/06/10(土) 16:26:36 ID:NMpoZd/n
Bで。

688 :637:2006/06/10(土) 20:18:32 ID:aPexbFO0
B:「………」
  無表情になって懐のナイフに手を伸ばし――

「ご迷惑ですよ。あなた」
―止まった。振り向くと、香山の奥さんらしい、女の人が階段から立っている。
…危ない危ない。一旦殺る気になるとどうにも自制がきかなくなるな…。
悪癖だ…この場で殺るなんて愚の骨頂。もう少し殺意を薄めなければ…。僕は反省した。
「困ってらっしゃるじゃありませんか」
遠目にも不釣合いな気がしたが、近くで見ると思った以上に若いことが分かった。
三十五、六といったところで、香山とは控えめに見ても十以上の開きがある。
「女房の春子や。……こっちは小林くんの姪御さんとそのフィアンセやそうや」
着々と既成事実が築かれつつある。
真理は文句を言う気もなくしたようだった。しかし僕はフィアンセという言葉が妙にひっかかっていた…。
「どうも」
「こんにちは」
春子さんはにっこり笑いながら、香山さんの隣に腰掛ける。
その後小林さんの料理が美味しかった、などどビールを飲みながら話していると―

ドサッ

突然、窓の外で何か重たいものの落ちる音がする。
「…おっと。何か…落ちたよ」
僕がびくっと体を動かすと、真理はくすくすと笑った。
「屋根の雪が落ちただけよ」
「何だ、雪か」
どうも神経質になりすぎてるらしい。

689 :637:2006/06/10(土) 20:24:33 ID:aPexbFO0
しかし本当に雪だったのだろうか?
疑いながら窓の外の闇を見つめていると、遠くでぼんやりと明かりがちらつくのに気付いた。
ヘッドライトだ。急速に近いづいて来て、エンジン音も聞き取れるようになった。
どうやら最後の遅れてきた客のようだ。…ようやく来たか。
案の定エンジン音はペンションの裏手へ回り、そこで消えた。
やがて玄関ポーチに人の足音がし、ドアの開く音が聞こえてきた。

「すいません!美樹本ですが!どなたかいらっしゃいますか!」
胴間声がこちらまで響く。
「美樹本さん、ですね?ようこそいらっしゃいました」
小林さんが、食堂から走って来る。
大柄な男の客は靴を脱いで上がって来た。
「いやあ、一時はどうなることかと思いました。ワイパーはまるで役に立たないし、
車はスタックするし……」
美樹本と呼ばれた男の人はフロントで記帳をしながら、しゃべり続けた。
……?違和感を感じた。
こいつ……どこかで……?
会ったか、と思ったがそれは違和感というよりは微細な感覚であったため気のせいだと思った。
しかし名前に見合わぬ、ひげ面の、いかにも山男といった感じの奴だ。ふん…こいつも殺りがいがありそうだ。

「すいません夕食は終わってしまったんですが…」
「ああ。途中でいろいろぱくつきましたから、お腹はすいてません。何かあたたかい飲み物でもいただけると、うれしいんですが…」
「では紅茶でも…。お部屋にお持ちしましょうか。それともそこの談話室で…?」
「あ、そこで結構です」
美樹本はちらりとこちらを見てうなずく。
「そうですか。じゃあ、これが鍵です。荷物を置いたら、また降りて来てください」
小林さんに鍵を渡されると、美樹本さんは荷物を担いで、二回へと昇って行った。
鳩時計が一回だけ鳴る。
八時半だ。
時間…ということで僕はあのコートの男が書いた、と思われる紙切れが気になった。
奴の意図がどうであれ誰かを殺す可能性がある以上、奴とは12時までに決着をつけなければいけないな…と思った。

690 :637:2006/06/10(土) 20:33:03 ID:aPexbFO0
「じゃあ飲み物を用意してくるよ」
小林さんはそう言ってまた食堂へ戻って行った。
「どうもこんばんは!」
足音も高く、さっき上がって行ったばかりの美樹本が降りてくる。
「ありゃ、皆さんはビールですか?参っちゃうな、ここに凍えかけた人間がいるっていうのに」
えらく陽気な奴らしく、あははと大声で笑いながら真理の隣に腰掛けた。

「泊まり客は、これで全部ですか?」
小林さんが運んできた紅茶を飲み、一息ついた美樹本が僕達を見回して聞く。
「いえ、あとまだ四人ほど、いらっしゃいますよ」
小林さんが答えた。
「そうだ。篠崎くん。彼女達もお茶が欲しいかもしれない。ちょっと聞いてみてくれないか」
「はーい」
みどりさんはぱたぱたとスリッパの音をさせて、フロントへ向かった。
「あの、男の方はどうされます?ちょっと怖い感じの……」
こっちへ振り向き、聞いて来る。
「ああ、田中さんか。一応聞いて見てくれ」
「えー?……あたし、やだなぁ」
「嫌ならいいよ。人付き合いのよさそうなタイプでもなかったし」
「よかった」
みどりさんは三人組の彼女達に内線電話をかけた。
「オーナー!飲みたいそうです。今からこっちへ来るって!」
電話を終え、こっちに向かって叫ぶ。
「もうちょっと丁寧な言葉遣いができないものかな……」
小林さんは苦笑してつぶやく。

A:「彼女はバイトなんだし、そんなに硬く考えてないんでしょう」
  皮肉っぽく言った。
B:「まったくですね。最近の若い女は…本当に……」
  いらだたしげに同意した。
C:「ああいうのって、上司のしつけなんじゃないんですか。結局……」
  僕はため息まじりに語った。

691 :名無しのオプ:2006/06/10(土) 20:52:10 ID:fpIKLbAR
A

692 :名無しのオプ:2006/06/11(日) 02:11:19 ID:BEbA1gg6
>>633,635,637,639,641-642,644-645,647,658→
>>660-661,673-674,676-678,680-681,683,686,688-690

693 :名無しのオプ:2006/06/11(日) 19:59:02 ID:BEbA1gg6
>>112,114,116,118,120,121-122,124-126
>>128-130,132,134-135,137-139
>>141,143,145,147,149,151,154,156-157,159
>>160,163,167-168,170,172-174,178,180
>>182-185,187,190,192,195,197,204-205
>>207-208,210-212,214,216-217,219-220,222-223
>>225-226,228-230,232,237-238,240-241,249-250
>>252-253,258,285-286,288,361,531-534,537-539
>>543-547,555-558,588-589,650-652,655,663-666

あってるかな

694 :名無しのオプ:2006/06/11(日) 20:21:53 ID:BEbA1gg6
専用ブラウザによってレスポップアップの仕様が違ってるな
ギコナビだとポップアップスクロールが効かないみたいなので修正
>>692

>>633,635,637,639,641,642,644,645,658

>>660,661,673,674,676,677,678,680,681,683,686,688,689,690

ブラウザによってはShift押しながらだとポップアップしない機能もあるみたいなので(ツインテールなど)、
そっちも活用してね

695 :637:2006/06/11(日) 20:25:29 ID:WWgkzadB
A:「彼女はバイトなんだし、そんなに硬く考えてないんでしょうね」
  皮肉っぽく言った。

「透くん…そんな考えでは社会でやっていけないよ」
…余計なお世話だよ。
「まあまあ。あなた。透さんも……」
今日子さんがその場をとりなした。
「じゃあ私、もう三人分、用意してきますからね」
そう言うと、盆を持って台所へ向かう。
雰囲気が戻った。

その後三人娘が降りてきて、あっという間に騒がしくなった。
今日子さんが運んできた紅茶を飲みながら話していると――

696 :637:2006/06/11(日) 20:26:23 ID:WWgkzadB
鳩時計が鳴った。
みんなが一斉にそちらを見た。
5……。
6……。
7……。
8……。
9……。
九時だ。
鳩が鳴きやむと、吹きすさぶ風の音がそれまで以上に大きく聞こえた。
窓枠もがたがたと鳴っている。
「雪崩なんか、起きないわよね」
心配そうに、メガネの亜希が言う。
「やだ。演技でもないこと言わないでよ。
それでなくてもあんなことがあって気持ち悪いのに……」
加奈子は言いかけて、はっとしたように口を押さえた。
……馬鹿が。
「あんなことって、何があったの?」
美樹本がのんびりと尋ねる。

A:「いや…今夜が誰かが死ぬ……なんて脅迫状があったんですよ」

B:「何があったか、なんてあなたには関係のないことです」

697 :名無しのオプ:2006/06/11(日) 20:26:30 ID:BEbA1gg6
>>693

>>112,114,116,118,120,121,122,124,125,126

>>128,129,130,132,134,135,137,138,139

>>141,143,145,147,149,151,154,156,157,159

>>160,163,167,168,170,172,173,174,178,180

>>182,183,184,185,187,190,192,195,197,204,205

>>207,208,210,211,212,214,216,217,219,220,222,223

>>225,226,228,229,230,232,237,238,240,241,249,250

>>252,253,258,285,286,288,361,531,532,533,534,537,538,539

>>543,544,545,546,547,555,556,557,558,588,589,650,651,652,655,663,664,665,666

698 :637:2006/06/11(日) 20:29:38 ID:WWgkzadB
しまった……。また続きって書くの忘れてしまいましたorz
ごめんなさい。

699 :名無しのオプ:2006/06/11(日) 20:33:00 ID:BEbA1gg6
637さんだ
Bで

…普通のブラウザだとカンマで挟んだレスアンカーってリンクにならないんだねorz
スマン

700 :名無しのオプ:2006/06/11(日) 23:58:26 ID:wZCj1hx8
>>637
そんなん気にしなくても大丈夫ですよ。
続きwktkして待ってます

>>699
まとめ乙です。かちゅなんだけどリンクしてなさすorz
janeだとだいじょうぶなのかな


701 :637:2006/06/12(月) 15:09:41 ID:Eocl2y8H
>>696の続き
B:「何があったか、なんてあなたには関係のないことです」

フォローのつもりで言った。
「そう言われると余計に気になるね。一体何があったんだい?」
むっとした表情で美樹本が言う。どうも反感をかってしまったらしい。
ちっ、と内心で舌打ちし、気まずい空気が流れ僕が言いづらそうにしていると

「……あの、ペンションの方ですか?」
おずおずと可奈子が美樹本に質問した。
「僕?僕は泊まり客です」
続けて話し出す。
「……遅れたもんで夕食には間に合いませんでしたが……。一応自己紹介しておこうかな」
そう言って自己紹介を始めた。…なんとか話がそれてくれたようだ。

そうして美樹本の紹介が終わるころ―

ガシャッ!

突然音がした。
「何や?今のは。ガラスの割れた音みたいやったけど」
香山がおどろいて叫んだ。
「わたし、ちょっと見てきます」
小林さんはすぐに立ち上がると、廊下の奥へ消えた。
やがて、部屋から連れ出したのか、俊夫と一緒に戻ってきた。
「一階には異常はないみたいだ。……すみませんがみなさん、ご自分の部屋の窓が割れてないかどうか
確かめてきていただけませんか?ほうっておいたら冷凍庫になってしまいますのでね」
それは大変だとばかりに僕達は立ち上がり、一丸となって二階へ上がっていった。

702 :637:2006/06/12(月) 15:20:11 ID:Eocl2y8H
二階に上がると、僕はまず自分の部屋に飛び込んだ。
ドアを開けて覗いただけで、何も異常がないのは分かった。
が、一応中へ入って窓がきちんと閉まっていることを確認して僕はまた廊下に出た。
真理、香山夫妻、美樹本、そしてOLの三人もそれぞれの部屋から出て来る。
その顔を見れば、何もなかったらしいことはすぐに分かった。
やがて空き部屋を調べていたらしい小林さんも、廊下に出て来た。
「みなさん、異常はありませんでしたか?……とすると、後は一部屋しかないな」
そう言って、ある扉を見つめる。
おそらくあの田中とかいうコートの男の部屋だろう。
僕はまさか…?と思いつつも自然と小林さんを取り巻くようにして立っていた。

「そういえば、あの脅迫状、もしかしたらあの人が書いたのかもね」
真理がぽつりともらす。
「どういう意味?」
「誰かを部屋で殺したのかも……」
他の人たちには聞こえないよう、小さな声でささやく。
「まさか。それに、まだ9時過ぎだよ?あの脅迫状がいたずらじゃないにしても
予告の時間は12時じゃないか」
「そうだけどさ。だいたい犯行予告なんてのは捜査陣を惑わすために出すものでしょ。
透、江戸川乱歩とか読んだことあるでしょ?」
そうか…。しまった。僕は僕自身を基準に考えていたので勘違いをしていた。
僕が奴なら予告通りに殺す。殺すことへの熟練者としてのプライドもあるからね。
だが奴がもしただの犯罪目的で誰かを殺したのだとしたら、それは十分に考えられることだった。

703 :637:2006/06/12(月) 15:25:53 ID:Eocl2y8H
「お客さま!田中さま!」
小林さんは、意を決したように歩み寄ると、扉を強くノックした。
しばらく待つが返事はない。
耳をすましていると、中から何かが風であおられているような音がする。
「お客さん!」
小林さんはどんどんと扉を叩いた。が、やはり返事はなかった。
「やっぱりここで何かあったみたいですね」
僕は言った。
小林さんはうなずくと、ドアノブに手をかける。
「駄目だ。鍵がかかってる」
小林さんはちょっとだけためらったが、やがて手にした鍵を鍵穴に差し込んだ。
かちりロックの外れる音がする。
「失礼します」
小林さんは一応そう言った。が、開けた途端、その部屋がおかしいことはみんなに分かった。

ドアの隙間から、ひどい冷気とともに、一陣の風が僕達の間を吹きぬけたのだ。
室内からは、ぱたぱたと揺れるカーテンの音と、ガタガタと何かが叩きつけられるような音。
「お客さん!」
小林さんが手を離すと、ドアは風に吹かれて勢いよく開き、壁にぶち当たった。
部屋の中が見える。
開け放たれた窓から吹き込む雪が、狂ったように乱舞していた。
重いカーテンが、カーテンレールから引きちぎられそうなほど、ばたついている。
窓側のベッドに少し雪とガラスのは破片が散らばっているだけで、人の姿はなかった。
「お客さん!田中さん!」
小林さんは叫びながら、入り口脇にあるバスルームの扉を開けた。

704 :637:2006/06/12(月) 15:30:24 ID:Eocl2y8H
窓の方から音がした。
振り向くと、ほとんど枠だけになった窓が外側の壁に叩きつけられている。
小林さんは入るのをためらっている様子だった。
「調べないんですか?」
僕は小林さんをうながした。
小林さんは小さくうなずくとそっと歩を進め、奥に進んでいった。
続いて僕と真理が入り、残りは廊下から覗き込んだ。
吹き込む雪と風から顔を守るように右手をかざし、小林さんは窓にたどり着いた。
その途端、彼はぎょっとしたように立ちすくんだ。
「……何だ、こりゃ」
近寄って、僕は彼の視線の先を辿った。
窓とベッドの間は、数十センチ開いている。
その床の上に、マネキン人形に部品のようなものが落ちていた。
黒い布から突き出た手首。
その上の無造作に置かれた土気色をした足首。
そして青黒い顔の近くにはサングラスが落ちている………。
「なんてこった……こりゃあ……こりゃあ……死体だ。人間の死体だ!」
小林さんはもはや全身に吹き付ける雪も気にならない様子で、叫んだ。

…僕は死体を一瞥してすぐに分かった。これは田中の死体じゃない。
何故なら、さきほど殺されたのなら出血量が少なすぎる。所々血も固まっているし、殺されてから大分時間が経っている感じだ。

しかし……くそっ!一体どういうことだ!?これが田中の死体でないなら奴はどこへ行ったんだ!?
窓から外へ?それとも別の部屋に潜んでいるのか?そもそも何故こんなことを?

僕は…

A:田中が窓から外へ、あるいは別の部屋に潜んでいると思った。

B:美樹本に感じた違和感を思い出した。

705 :名無しのオプ:2006/06/12(月) 15:31:46 ID:Ee2m1cjb
>>700
専用ブラウザによってはレス番を選択して色を反転させて(コピーするときみたいに)、
それをさらに右クリックするとポップアップになることがある
お試しあれ

706 :名無しのオプ:2006/06/12(月) 16:52:19 ID:fWy3XSkr
A plz.

707 :637:2006/06/13(火) 21:35:29 ID:fCZ1TKwn
>>704の続き
A:田中が窓から外へ、あるいは別の部屋に潜んでいると思った。

…しかし現実的にそんなことがありえるだろうか?僕は改めて考え直す。
こんな吹雪の中で待機するような馬鹿はいないだろうし、
別の部屋に潜んでいるならさっき皆で部屋を調べたときに見つかっている。
「透…とりあえず談話室に戻りましょう」
「え?………ああ」
真理に促され僕たちは部屋を後にする―

談話室に戻る間にも、僕は思考に耽っていた。
落ち着け…まず田中がどこへ行ったのか、という問で考えてみるんだ。

次に状況を整理してみると―
1.部屋に死体はあったが田中ではない。
2.田中が外にいる、または別の部屋に潜んでいるという可能性も極めて低い。
3.一階に知らない誰かが降りきた、ということもない。
状況的に考えれば田中が消えてしまったとしか思えない。が、神隠しじゃあるまいし人間が消えるなんてことはありえない。
ということは、
今存在している人間の中にいる→僕たちの中の誰か。

それは………つまり……変装……?
…そうだ!田中があのコートやサングラスなど、特徴の無い格好を解いて僕たちの中の誰かに変わったと考えればいい。
そしてあの背格好からすると……それは…俊夫か美樹本だ。
しかし俊夫はない。俊夫とはあの田中もいた食堂で話している。
となると………!
そこまで考えてようやく気付いた。

708 :637:2006/06/13(火) 21:37:41 ID:fCZ1TKwn
美樹本…!そうだ…奴は田中が二階へ消えてから現れた。そう考えると、遅れてきた理由が雪のせいというのもいかにも怪しい。
頭の中で田中と美樹本の姿をイメージする。美樹本の髭は付け髭と思えば……合致する。
そして極めつけは奴と最初に会ったとき確かに感じた違和感。
あのどこかで会ったかという感覚……それも奴が田中であったからと考えれば全て納得がいく。

僕の中で、完全に田中=美樹本の式が成立した。

僕はまた考える。
田中が美樹本と分かったのはいい。が、
何だ…?なんなんだこれは…!こんなこと僕の予定にないぞ…!
これでは客達に、どこかに殺人犯がいると分かって余計に警戒され事がやりにくくなってしまうじゃないか…!
まだ人数も多いうちからそれはまずい。
さらに美樹本の目的も分からない。僕たちを皆殺しにする気なのか、あるいは別に目的があるのか…。

僕の出した結論は――

A:皆の前でトリックを解き明かし、美樹本を拘束する。

B:美樹本を最優先で殺害する。

C:もう少し美樹本の動向をうかがう。

D:計画そのものを中止する(美樹本は倒す)

709 :637:2006/06/13(火) 21:39:18 ID:fCZ1TKwn
大学のレポートが溜まってしまったので少し休みます。三日か四日後ぐらいに再開すると思います。
それと上の選択肢は話の分岐点です。
なるべく最初の選択を優先したいですが、私が話を書こうと思ったときに勝手に判断して選択するかもしれませんm(_ _)m

710 :名無しのオプ:2006/06/13(火) 21:41:17 ID:OPxH4jfo
>708
いかにも返り討ちっぽいBで。

711 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 01:01:57 ID:Ht4YFDzz
>>630 A 「亜季ちゃんの様子を見に行こう」

「そうね、釘魔がうろついてるかもしれないものね」
真理は二つ返事で応じた。
「あたしも行く。亜希が心配だもん」
「あたしも」
啓子ちゃんが応じ、次に可奈子ちゃんも応じた。
他の人たちは談話室で待つようだ。香山さんの「気ぃつけてな」という言葉を背中で聞いて、僕ら4人は階段を登っていった。

――亜希ちゃんの部屋の前。
初めはぼくがノックしようかと思ったが、可奈子ちゃんが先んじて扉をノックし始めた。
当てが外れたぼくがふと腕時計に目をやると02:55を表示していた。
「亜希?ちょっと起きて。大変なことになってるの」
「亜希、亜希!出てきて!人が殺されたの!」
可奈子ちゃんは硬い声で、啓子ちゃんは上ずった声で呼びかける。
しかし中からは声も物音も聞こえなかった。
「さっきの火災報知器のベルで起きなかったんだよ。何かあったんじゃない?」
真理のその言葉に、啓子ちゃんは顔色を変えて息を呑み、彼女を振り向く。
可奈子ちゃんは硬い表情でノブを引っ掴み、そのまま捻る。と、何の抵抗もなく、かちゃ、とラッチが引っ込む音がした。
…鍵が、開いてた…?
「亜希?入るよ?いい?」
そのままノブを手前に引いて、部屋の中に入っていった。もちろん啓子ちゃんもそれに続く。
真理も入っていくが、ぼくは何となく気後れして入り口で待機することにした。
しかし、そう広くない部屋のこと、入り口にいてもほぼ見渡せる。

712 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 01:03:17 ID:Ht4YFDzz
「…亜希ちゃん、いないんですか?」
誰にともなく言った言葉だが、
「いない…。どこ行ったんだろ」
カーテンの開いたクローゼットの前で、啓子ちゃんが答える。
「バスルームにもいないわ。こんなときにどこ行ったのかしら」
可奈子ちゃんがバスルームからひょっこり顔を出しながら言う。
所在無さ気にベッドの前に立っている真理は何も言わないが、その顔には困惑の表情が浮かんでいる。
どうやら、亜希ちゃんは消えてしまったらしい…。
亜希ちゃんはどこに消えたのだろうか。それとも、亜希ちゃんが釘魔…?
――ぼくらは談話室に戻ることにした。

――談話室でも一騒動持ち上がっていた。
「…ええ、火災報知器はハリーアップUという非常警報システムで館内電話網と外の電話網で繋いでありまして、消防への通報もそれで行うんですが…」
「てことは、さっきのはベルが鳴っただけってことですか?ご主人」
「…そう、なります」
小林さんが美樹本さんの言葉を肯定した瞬間、
「こらあかん。ホンマに閉じ込められたで…」
香山さんがソファにどっかりと腰を沈めた。
「ああ、透くん、大変なことになったんだ」
ぼくらに気付いた小林さんが事情の説明を始めた。
どうやら電話交換機に繋ぐ非常警報システムが壊されていて、さっきの火災報知器の信号は外に送信できなかったらしい。
せっかくの名案だと思ったのに、犯人はそれをも予測していたわけか…。
しかし、誰がそれをやれたのだろう?
カウンターの電話の線を切って釘まみれにした件に関しても、いや、そもそも俊夫さんと田中さんの死体をバラバラにできたのは誰だろうか?

A 複数犯なら或いは…

B ペンションの関係者だろうか?

C みんな寝静まっていたから、誰でもチャンスはあった。

713 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 05:51:51 ID:YUH7IiFv
面白くなりそうなAで。

714 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 11:25:37 ID:gt8nUjRG
>>709
もちろん学業やプライベート優先でお願いします。
一番盛り上がりそうな重要分岐点で中断する辺りなかなかニクイですがw、
3〜4日程度はこのスレじゃ待たされる内に入りませんし、あまり無理しなくてもいいですよ。

複数の話がコンスタントに続いてるのは、やはり活気があって楽しいですね。
>>712や他の進行中の話の続きや新規も楽しみにしてます。

715 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 16:46:57 ID:Ht4YFDzz
>>712 A 複数犯なら或いは…

啓子ちゃんが小林さんに亜希ちゃんが消えたことを涙声で告げるのをぼんやりと眺めながら考えに耽った。
複数の人間が協力すれば死体をバラすのも手早く終わらせることができるだろう。無数の釘を体に刺すことだって手分けすればたやすい。
何かトラブルが起きてもカバーできるし、証拠や痕跡の遺留がないかどうかのチェックも確実になるだろう。
ただ、どうしてバラバラにしたのか、どうして死体と電話を釘まみれにしたのかという疑問は残る。
そこまで考えて、ぼくはあることに気がついた。
電話網に繋がる非常警報システムが壊されていると小林さんは言った。
旅館やペンションなどで設置が義務付けられるものなのだろう、だが、普通の人がそんなものの存在を知っているのだろうか?
そして警報システムを見てそれと判る人がいるのだろうか?

A 「ペンション関係者に犯人か協力者が…?」
  ぼくはみどりさんの姿が未だに見えないことに気がついた。

B 「ビルを持つ社長なら建築物管理の知識があってもおかしくない…」
  ぼくは香山さんがこちらに視線を向けていることに気がついた。

C 「最近は誰が見ても判るように作ってあるからなぁ…」
  ぼくは小さくため息をついた。

716 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 16:59:39 ID:Ht4YFDzz
>577 >580 >586 >593 >594 >600 >606 >607 >613 >614

>622 >623 >625 >630 >711 >712 >715

717 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 18:17:33 ID:r47tKDlW
専ブラ入れるのも大事かと思うが、後々の事を考えればまとめサイトが
欲しいところ。過去作品も読んでみたい。とはいえ、自分で立ち上げる
スキルがないので所詮チラ裏にしかならんな。

718 :名無しのオプ:2006/06/14(水) 20:37:56 ID:GftrF4Uz
Aで頼みます

719 :名無しのオプ:2006/06/15(木) 08:53:26 ID:UpgJ5KXc
>>717
作ってもいいけど、無料鯖なら広告入るし、有料鯖なら広告でもいれないと、運営できんぽ。
最近のまとめサイト騒ぎみてると、作っても反発ありそうなので、しばらくは作ろうという人間は現れないと思われる。

720 :名無しのオプ:2006/06/15(木) 16:31:24 ID:lReencBd
最近のまとめサイト騒ぎみてると、作っても反発ありそう
どゆこと?まとめて読めるんだから、有難いんじゃないの?

721 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 05:40:26 ID:eEvMx1W7
広告の件で何か問題があるって事?
ヤバイ広告サイトやアダルトサイトを踏んで、それで苦情が出てるとか?

722 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 06:52:53 ID:q6h6eEru
ttp://reisai.maido3.com/
これかな。VIPネタのブログ問題。
もしくはこっち↓
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E5%95%8F%E9%A1%8C&lr=

あまり関係ないんじゃないか?
無料鯖広告入りのまとめサイトでもいいと思うけど…

723 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 09:10:01 ID:iMv0fl/2
>>715 A 「ペンション関係者に犯人か協力者が…?」
      ぼくはみどりさんの姿が未だに見えないことに気がついた。

「小林さん、みどりさんは…?」
「え?ああ、今日子が捜しに行ってたんだが見つからないらしい。駐車場にも行ったらしいが…」
「1階にはいなかったんですね。でも、2階は捜してないですよね?」
「いや、…俊夫があんなになっているのを見て、直後に空き部屋を回っていたんだ。そのときには2階には

誰もいなかった」
「そう、なんですか…」
…みどりさんも消えてしまったのか。
いや、小林さんや今日子さんが嘘を吐いているかもしれない。
もちろんみどりさんが犯行に関わっていて自発的に姿を隠したのかもしれないが、非常警報システムの存在を
バイトの身分で知っているものだろうか。
…人が少ないから知っててもおかしくないのかも。
「叔父さん、叔母さんは何をしてるの?」
「うん?ああ、ココアを淹れてる。…暖房が入っているとはいえ、こんな寒い夜更けだし、何より皆不安だろう。
暖かくて甘いココアで一息ついて頂こうと思ってね」

724 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 09:12:14 ID:iMv0fl/2
「それはありがたいと思うんですけど」
真理と小林さんが話しているところに、可奈子ちゃんが割り込む。
「亜希が心配なんです。旅先で姿を消して、しかもそのペンションでは死体が現れる。ひょっとしたら彼女も
どうにかされちゃってるかも知れない。ええ、彼女を一人で泊めちゃったあたしたちも悪いでしょうね。

でもペンションのオーナーとしての責任ってものもあるんじゃないですか?
そんなときにココアなんて淹れてる場合じゃないでしょう!?」
…どうやら仲良しの一人がいなくなって錯乱してるみたいだ。
「いや、渡瀬様、おっしゃることはもっともです。ですが…」
「ですが、なんですか? こうしてる間に亜希が…!」
可奈子ちゃんはさらに詰め寄り、声を詰まらせた。
「ご心配なのはよく判ります。大事なお友達がいなくなったんですものね。ただ、私としても気休めで言っているのではありませんよ」
「どういう、ことです?」
「先ほど申し上げたとおり、私は従業員の俊夫が遺体になっていることを発見してから2階の空いている部屋を見て回りました。
そのときには誰もいませんでした。それに、1階の部屋は今日子が捜しています。亜希さんがいらっしゃればその時に見つかっているはずです」
「でも! クロゼットとかバスルームの中とかだって…」
「ええ、その中も見て回りました。今日子もそうしています。…何でクローゼットまでとおっしゃるかもしれませんが、
動揺もしてましたし、とにかく何もないことを確認しようと思いまして」
「…じゃあ、亜希はどこに行った…んですか?」
「ううん、それは判りません、判りませんが…」

725 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 09:13:30 ID:iMv0fl/2
小林さんが言いよどんだところで、今日子さんがお盆にココアをたくさん乗せて談話室に入ってきた。
「みなさん、ココアが入りました。いろいろとご不安をおかけして申し訳ありませんが、これを召し上がっ

て一息ついてください」
気丈そうに声を張ってみんなに告げる。…ちゃんと亜希ちゃんやみどりさんの分のカップもあった。
いや、今日子さんは亜希ちゃんが居なくなったの知らないから淹れてくるのは当たり前か。
「さ、渡瀬様も召し上がってください。河村様の行方については落ち着いてからにしませんか?」
小林さんの言葉に可奈子ちゃんは、
「…そうですね。すみませんでした。頂きます」
どうやら落ち着きを取り戻したようだ。
ぼくはカップを2つ貰って、そのうち一つを真理に渡した。
「ありがと、透。…こっち座ろ」
真理は階段の方を示した。逆らう理由もないので階段に歩いていき、下から2段目に腰を下ろす。
「透はどう思う?」
「? 何が?」
「何がっていうか、色々よ。何で俊夫さんと田中さんが殺された、とか、何でバラバラになっているか、と

か、釘とか、あと、亜希ちゃんとみどりさんが消えたことについてよ」
「それなんだけど…

A 二人が殺されたのはこうじゃないかな」
  ぼくは殺人の動機についての考えを話した。

B バラバラになっているのはこうじゃないかな」
  ぼくは死体がバラバラになっている理由について考えを話した。

C 釘がさしてあったのはこうじゃないかな」
  ぼくは死体に釘が刺してある理由について考えを話した。

D 亜希ちゃんとみどりさんが消えたのはこうじゃないかな」
  ぼくは二人が消えた理由について考えを話した。

726 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 10:30:38 ID:Lj/ORaMJ
「VIPブログ騒動」だったのに「まとめサイト騒動」になってたのか
たしかVIPのスレを紹介してたブログがなんか暴言吐いた(最近のVIPつまんね、みたいなこと?)とかで
反感喰って荒らされてた、ぐらいの話だったのに

>>725
Cでお願いします
釘が気になってしょうがないよ!

727 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 11:46:48 ID:iMv0fl/2
>>725 C 釘がさしてあったのはこうじゃないかな」
       ぼくは死体に釘が刺してある理由について考えを話した。

「あんなに手間のかかることをわざわざやったんだ。必ず何か理由があるはずだよ」
「理由? 恨みがあった、とか?」
ココアを一口飲み、考えながら話す。
「うん、それも悪くないと思うんだけど…、バラバラにした上で小さな釘をちまちま刺して恨みが晴れるかな?」
「え? 生きてるうちに刺して痛ぶったかもしれないじゃない」
「痛ぶるにしても、動きを封じて声も封じてしないといけないんだ。そのうえで小さな釘を打ち込むとなると、結構大変じゃないのかな。
釘って木に打ち込むときでも上手く打ち込まないと入っていかない。ある程度流動性のある人体だからなおさらだよね。
それに痛めつけてたら、おとなしく刺されろと脅されていてもつい体を捻ったりすることもあるだろうし」
「釘である必然性が感じられない、っていうことね? 確かに痛めつけるんだったら、わざわざ金槌使って人に釘を打つより、
マチ針や千枚通しを使ったほうがやり易いわね」
「ああ。それに、これは初めて言うんだけど釘は切断面にも刺さっていたんだ。もちろん、死んでバラバラにしてからも飽き足らずにやった可能性もあるけど、
憎しみにたぎる人間が小さな釘を手首や太ももの切断面にまでコツコツと打ち込むのはちょっと考えにくい。少なくとも恨みで刺したんじゃないと思うんだ」
「じゃあ、どうして?」
「うーん、あくまで考えの一つとして、で、真に受けてもらうと困るんだけど、

A 何かを取り出そうとしたんじゃないかな」

B 傷をごまかそうとしたんじゃないかな」

C 断面をすり合わされないためじゃないかな」

728 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 11:51:31 ID:dvaMRVAd
まとめについては大丈夫じゃないかな。
ここの職人さんがそんな事にこだわるとも思えないし、まとめようという人も礼を失した態度なんか取らないだろう。
なによりまとめサイトがあるとありがたい。

729 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 15:17:40 ID:LvPcCAdf
>>727
うわ分かんない…

とりあえずCで。

730 :名無しのオプ:2006/06/16(金) 16:39:45 ID:eEvMx1W7
>>727>>729
もしかして複数の…?続きにwktk。

731 :637:2006/06/18(日) 02:56:03 ID:CcuX2JYx
>>708の続き
B:美樹本を最優先で殺害する。


             
                    「透の殺人貴編」
                     ―更生の章―



……そうだな。それが一番妥当な判断だろう。
ましてや奴は人をバラバラにするようなやつだ。
いや、バラバラにしたのはこのペンションに持ち込むためやむをえなかったのかもしれないが、いずれにせよ正気の人間がすることではない。
それに仮に奴が僕たちを殺す気はないにしても、何か不都合な事が起きれば奴は躊躇いなく人を殺すだろう。
その可能性、特に真理に対する危険性がある以上奴を放っておくわけにはいかない。
だから奴は最優先で殺す、僕はそう決断した。

談話室に戻ったあと、僕は田中がバラバラにされ殺されていたことを告げた。
その後さらにOLたちが脅迫状のことを漏らしたためそれについても話した。
「そんなことが……あったんですか」
美樹本が呟く。はっ……白々しい。
だがその、まるで自分が殺したことに自覚がないかのような、演技力は賞賛してやろう。事実僕も最初はそれに騙されていたからな。
「そういうことは、ちゃんとゆうといてもらわんと、かなわんなあ……」
香山がため息交じりでぼやく。
「……でも済んでしもたことはしゃあない。とにかく上にあるのがほんまに死体なんやったら、はよ警察に連絡せなあかんわな」
香山がそう言うと、”警察”という単語でみんなはっとした顔になる。
……はぁ。ようやく気付いたのか。僕は呆れてため息をついた。
どうやらあまりにも異常な事態のためみんな正常な思考ができなくなっているようだ。

732 :637:2006/06/18(日) 02:59:11 ID:CcuX2JYx
小林さんも慌てた様子で振り向くと、電話に近寄った。
受話器を取り上げ、耳にあてる。が、
「駄目だ。何も音がしない。電話が通じてない!」
「な、なんやて!」
香山さんは立ち上がって叫んだ。
「そら困るで!」
「多分、どこかで電話線が切れたんでしょう」
小林さんは音のしない受話器を、憎々しげに見つめている。
…ちなみにこの電話線は僕が切った。最後の客……美樹本に連絡が着いた時点で不要と判断したからである。
これなら吹雪が止まない限り、警察に連絡されることはない。

その後、姿の見えぬ犯人が吹雪のためこのペンションの中に隠れているのではないか、という話になった。
「そらあかん。殺人犯が中にいるかもしれんっちゅうのに安心して眠れるわけあらへん。なんとかせな…」
「何とかって……どうするんです?」
小林さんが当惑した様子で聞き返した。
「そら、捕まえるしかないやろ。警察に来てもらえん以上、自分らで捕まえなしゃあないやないか」
「ちょ、ちょっと待ってください」
美樹本が情けない声を出した。
「人を殺してその死体をバラバラにするような、凶悪な人殺しですよ?下手に手をだすより、ここでみんなでじっとしてた方がよくありせんか?
これだけ人数がいればどんな凶悪犯だって、手出しはできないでしょうし…」
……?こいつが一般人なら当たり前のような発言だが、殺人犯は奴自身である。

この発言の意味は―

A:こいつは僕たちを、少なくとも自分にとって不都合な事が起こらない限りは殺さないと思った。

B:自分が犯人である印象を薄くするための、ただのカモフラージュだと思った。

733 :名無しのオプ:2006/06/18(日) 08:04:27 ID:mvAtBcTo
非常に悩んだけどAで。

734 :名無しのオプ:2006/06/18(日) 14:21:51 ID:sBChIV0c
>>727 C 断面をすり合わされないためじゃないかな」

「断面を? どういうこと?」
真理は目をぱちくりさせている。
「そういうことさ。バラバラにされた大柄な人間が二人だ。そこに別人のパーツが混じっていても
分からないんじゃないかな」
「…俊夫さんと田中さんの体がごちゃまぜになってるってこと?」
「うん、それも考えた。実は俊夫さんは田中さんの部屋で殺されてて、頭だけ入れ替えてた。
で、犯人にとって俊夫さんが田中さんの部屋にいたことは知られるとまずいけど、
死体丸ごと部屋移動をやれるほど大胆でもない。で、頭だけ切り取って入れ替えて、さらに体格の違いを
ごまかすために体をバラバラにした」
「ただでさえバラバラで気持ちが悪くて触りたくないし、釘が打たれて断面を合わせられないなら
より一層ばれにくいってことね」
「まあね。推理小説や探偵漫画、刑事もののドラマが人気なおかげで、警察が来るまで現状保存ってのは
普通の人も良く知ってるから、いじったりしないとは思うけど、そこが盲点じゃないかな。
ただ、これだと釘は保険の保険っていうか。やり過ぎて却って注目されちゃう気がするんだよね。
ほっときゃ、誰も死体でジグゾーパズルしようだなんて思わないだろうし。
だからもう一つの考えのほうがもっともらしいと思ってる」
ぼくはここでココアを飲んで、少し間を取った。
…妙に静かだ。ちらりと視線を巡らせると、みんなぼくらの話を聞いているようだった。

735 :名無しのオプ:2006/06/18(日) 14:22:40 ID:sBChIV0c
「じゃあ、もう一つの考えは?」
「うん? ああ、ええと、バラバラにされた死体は大柄な人が二人だった。そこにバラバラ死体がもう一つ
隠されているんじゃないかなって思って」
「…今行方不明な人たちが?」
「そうだろうね。二人とも結構小柄だし」
「でも、頭とか胸とか腰とか手先とか足先とかごまかしようがない部分があるでしょう?」
「その辺は雪の中にでも捨てたんじゃないかな」
「え? それくらいだったら全部雪の中に捨てればいいじゃない」
「いくらなんでもそれはバレると思ったんじゃないかな。分散して隠したほうが見つかりにくいっていうかさ」
「…ふーん?」
真理の眉間にしわが寄った。もの凄く疑わしげに見つめられた。
…ここで挫けてなるものか。
「外に出るためには出口を使わなきゃいけないけど、玄関はベルがあるし、裏口はオーナー夫妻に気取られる
かもしれない。そもそも鍵がかかっているしね。となると、窓からの投げ捨てになるけど分散させるにも
限度があるし、音に気付いて誰かが窓の外を見るかも知れない。だからどうしても紛れ込ませ切れない部分だけ
投げ捨てて、腕や足などはバラバラ死体に混ぜた。服を縫いとめるためじゃないかな」
「服を縫いとめる?」
「いや、バラバラとはいえ女の人と男の人では分かってしまうだろうしさ。毛とか筋肉とか肌の具合とか。
だから俊夫さんたちのパーツは服から取り出してばら撒き、女の人の方は切断された服で覆って、
ずれないように釘で縫う。断面の釘はその目的のカモフラージュとすりあわせ防止ってところだと思う」
「…なるほどね」
真理はふっとため息をついた。ぼくもつられてつく。

736 :名無しのオプ:2006/06/18(日) 14:24:56 ID:sBChIV0c
「しかし、そりゃ変じゃないか?」
小林さんが声をかけてきた。
「あの死体、そんな不自然に腕や脚が露出してるのなんか無かった気がするんだが…」
…そうだったっけ?実はよく覚えてない。
「あの…」
啓子ちゃんが声をかけてくる。
「そろそろ亜希を捜したいんですけど…」
「もう徹底的に家捜ししませんか? 例えあの子が殺されていても放っておけないもの」
そう言ったのは可奈子ちゃんだ。
「しかし、先ほど部屋はみんな…」
小林さんはそう抗弁するが、
「ええ、判ってるんですけど、あそことか」
可奈子ちゃんはワインセラーと札がかかったドアを指差した。
「2階の廊下の突き当りにも何かありましたよね? それに人がいる部屋はまだ調べていないと思いますし。
もし、死んでいるんだったらそういうところにもいるんじゃないかなと思って」
死んでいると言う仮定なのに、いるという言い回しは気にならないでもなかったが、さすがにあるとは言えないのだろう。
「それに、亜希が生きているなら、犯人の手がかりが得られるかも知れませんし」
啓子ちゃんが言い添える。それを後押しするように、
「私は彼女たちに賛成です。みどりのことも心配ですし…」
と、今日子さんは控え目ながらもそう発言した。
そうだな…、

A いなくなった2人の捜索が先決だ。

B 2つのバラバラ死体をもう一度調べに行こう。

737 :名無しのオプ:2006/06/18(日) 14:59:15 ID:mvAtBcTo
Aでお願いします

738 :名無しのオプ:2006/06/19(月) 20:58:20 ID:Tt2fex6z
>>736 A いなくなった2人の捜索が先決だ。

ぼくたちは1階からすべてのスペースをしらみつぶしに捜すことにした。
客室や従業員室の捜索は決して快く受け入れられた訳ではないが、だからといって拒否すると疑われるし、
自分の身の安全も脅かされるかもしれない。誰も強硬に反対する人はいなかった。
メンバーはぼく、可奈子ちゃん、啓子ちゃん、小林さん、美樹本さんの5人。
真理と今日子さん、香山夫妻は談話室で待つことになった。
2人は犯人であることも予測し、簡単な武装もそろえる。
モップやスキーのストックなど長めのものを武器に携え、防犯スプレーを警戒して、ゴーグルで目を保護し、
マフラーで口元を覆って、ぼくたちは捜索を始めた。
空きの客室に加え、小林さんの案内でスタッフルームやオーナーズルーム、倉庫なども回る。
不意打ちを警戒して、部屋に切り込むときはぼくと美樹本さんが飛び込み、他の3人は待機してもらうことにした。
部屋に入ってからは、亜希ちゃんたちはバラバラにされているかも知れないので、バスルームの天井裏や、
キッチンの流し台の下なども隈なく捜索された。
しかし、幸か不幸か何も見つからなかった。

739 :名無しのオプ:2006/06/19(月) 20:58:51 ID:Tt2fex6z
「じゃあ、あと1階はあのワインセラーだけですね」
可奈子ちゃんがそう言って、みんな談話室へと向かう。
「どや、なんか見つかったか?」
「残念ながらって言うべきなんでしょうかね、何も無かったです」
「どっちかって言うと、やっぱり残念、かな」
香山さんの問いかけにぼくと啓子ちゃんが応じた。
小林さんにワインセラーの扉の錠をマスターキーであけてもらう。
「ここは地下室になっていまして、ワインが貯蔵してあります。ただ、ご覧の通り、施錠してありますから
侵入するのは難しいでしょう」
「いや、ご主人。キーピックができる奴がいるかもしれませんよ。油断は禁物です」
小林さんの解説に美樹本さんが緊張を崩さない顔で注意を促す。
しかし、ここにも何もいなかったし、何も無かった。
「1階には異常なし、ですね」
「ああ、次は2階だな」
ぼくたちは談話室を横切り、2階へ上がっていった。
「さてどこから調べようか」

A 「先ほどの透君の話を確認したいな」
  そう言う小林さんの視線の先には田中さんの部屋のドアがあった。

B 「あの、あれが気になるんで、あれから調べませんか?」
  そう言って可奈子ちゃんが指したのは廊下の突き当たりにある木製のロッカーだった。

740 :名無しのオプ:2006/06/19(月) 21:04:57 ID:MKw3tGXz
Bで

741 :637:2006/06/20(火) 10:35:06 ID:SRD+DYAP
>>732の続き
A:こいつは僕たちを、少なくとも自分にとって不都合な事が起こらない限りは殺さないと思った。

…奴の発言は、解釈を変えればここでみんなでじっとしていてもらいたいという事だろう。
おそらく、いろいろ動いてもらうと、奴が仕掛けたトリックを見破られるような証拠でも見つかる可能性がある、ということからの言動か。
……つまりそれさえ見つからなければ僕たちに危害は加える可能性は低いということ。
それにわざわざトリックなんてものを仕掛けることからもそれは窺える。
まさかこれだけの人数を一度に殺そうという気でもあるまい。
となると……こいつはただの犯罪者である公算が高いな…。少なくとも僕のような殺人目的できた者ではないことは確かだ。
大方、何かの犯罪の逃亡中の犯人、といったところか。あの死体は仲間か何かで…、計画通りに、あるいは仲間割れでもして殺したのか…。
まぁそんなことはどうでもいい。

それにしても……。甘い。甘すぎる。目的や欲のため人を殺せるなら全員殺す気でいけばいい。
自分のトリックに自信があるのだろうが、完全犯罪を目指すならみんな殺して自分のいた痕跡を消したほうが確実だ。

……それに、こんなに人数がいたのではイレギュラーはむしろ必然ですよ…?まぁすぐに分からせてあげますよ、美樹本さん。
僕は皮肉を込めて美樹本を見つめた。もっともイレギュラーがいるという点では僕も同じことだが。


「じゃああんたは、このままここでずうっと起きとけっちゅうんかいな。寝とる間に、皆殺しにされるかもしれへんのやで」
香山が無茶なことを言い出す。が……なかなか鋭い。
(…ちっ!こんなに警戒されるようになったのも全部美樹本のせいだ…!やはり邪魔な奴は早々に排除しなければ…。)
僕は慌てて口を挟む。
「…いや、どんなひどい奴でもそこまではしないでしょう。まぁ、戸締りだけはしっかりする必要があると思いますけど…」
「戸締りったって、もう中に入り込んどったらしゃあないやないか」
最もな意見で僕は何もいえなかったが……さっきから突っかかるこの親父を一刻も早く黙らせたかった。

742 :637:2006/06/20(火) 10:36:14 ID:SRD+DYAP
その後、結局男五人でペンション中を調べることになった。
一階、二階と僕と美樹本にとっては不毛な犯人探しが始まる。
途中で現れた、このペンションで飼っているらしい猫のジェニーには驚いたが…、当然ながら犯人は見つからない。

そして結局、犯人はまだ外にいるのでは、という結論になった。

突然、小林さんがばっと立ち上がる。
「どうかしましたか?」
僕は尋ねた。
「……外を調べてくる」
「外を?犯人がいるかもしれないのに……危険じゃないですか?」
「…それでも、だ。放っておけばその殺人犯がここに戻って来るかもしれんというのに、何もしないでいるわけにもいかんじゃないか」
オーナーである責任を感じているのか、小林さんから何か決意めいたものを感じた。
「僕も一緒に行きますよ」
これは……チャンスかもしれない。
美樹本にとっては嫌な展開のはずだが……奴は訝しげな表情をするだけで何も言わない。いや、言えない。

そして、僕と小林さん、俊夫と美樹本の四人が外を見回ることになった。
全員部屋に戻って着替えると、5分後に玄関で落ち合った。
四人そろうと、靴をはき、”武器”を持って外へ向かう。

確かにこれはチャンスかもしれないが――

A:可能な限り、殺害するつもりでいく。

B:美樹本のみを殺す気でいく。

C:いや、まだ「機」ではない。

743 :名無しのオプ:2006/06/20(火) 13:52:17 ID:4F1WCgDi
wktk
Cでお願いします。

744 :名無しのオプ:2006/06/20(火) 18:14:23 ID:e4qEK4ve
「殺人貴編の更生の章」って所が色んな解釈が出来て面白いですね。
更生させるように持っていかないとバッドエンドなのか、
更生してしまったら殺人貴の透じゃなくなるからそれ自体がバッドなのか

745 :名無しのオプ:2006/06/20(火) 18:31:15 ID:1qAOaKiy
>>739 B 「あの、あれが気になるんで、あれから調べませんか?」
  そう言って可奈子ちゃんが指したのは廊下の突き当たりにある木製のロッカーだった。

ロッカーとはいえ、ペンションの雰囲気とあわせた凝った作りのものだが。
「あれですか。あれは掃除道具を入れておくところなんですが…そうですね。あそこから調べましょうか」
小林さんの言葉にぼくも内心賛成した。正直部屋の捜索は食傷気味だったのだ。
ちなみにぼくらが持っているのは談話室脇にあった木製ロッカーから取り出したものだ。
ロッカーは奥行きが薄いので、誰かが潜んでいても不意打ちのための体のバネを溜めるスペースも無い。
ぼくは幾分弛緩した気持ちでロッカーに歩み寄った。
そんな気の緩みがいけなかったのだろうか。
ぼくは無造作に取っ手に手を掛け、こともなげに引いた。
ごろん、と人の形をしたものが転げ出る。ぼくは反射的にそれを受け止める。
しかし、自分の腕の中のものを見て、ぼくは全身の筋肉が強張り、完全な思考停止に陥った。
バラバラじゃない…、バラバラじゃないんだが…!

746 :名無しのオプ:2006/06/20(火) 18:34:04 ID:1qAOaKiy
それは頭蓋骨がずるりと露出した女の人の死体だった。
ぼくはしばらくそのまま固まった。
嫌だ。
…嫌だ嫌だ。
あっちへ行け…!
視線を死体から離せないまま、ゆっくりと顔を背けていく。
あと少し…。
お願いだから、お願いだから、夢なら覚めてくれ…!
顔を背け切って、視界から死体が消えたその瞬間、ぼくの喉は、
「うわああああああああああああああ!!!」
と絶叫した。
その声に目覚めたように美樹本さんと小林さんが動き、ぼくから死体を除けてくれた。
ぼくは夢中で飛び退く。と、どすんと誰かにぶつかった。
ぼうっとしていた可奈子ちゃんらしい、背中に受けた感触から可奈子ちゃんだ、と頭のどこか冷静な部分がする。
「…亜希? 亜希! 亜希!」
悲痛な声が痺れた頭をつんざく。啓子ちゃんか。
「あ、あれは、亜希ちゃんなんですか?」
「亜希よ! あの服亜希のだし…、間違いない!」
服だけならすりかわっているかもしれない、との思いが脳裏をかすめるが口には出せなかった。
啓子ちゃんは彼女の体にその場に崩折れて嗚咽を漏らし、可奈子ちゃんは両手指で口元を押さえ、
体を震わせながら死体を凝視して突っ立っている。

747 :名無しのオプ:2006/06/20(火) 18:35:56 ID:1qAOaKiy
「…く、釘が?」
美樹本さんがそうつぶやく。
はっとして死体のほうを見ると、…いや、無い?
「あ、たま、に…?」
かすれた声で可奈子ちゃんがそうささやく。
その声に導かれ、恐る恐る肉片の残る頭蓋骨へ目をやると…釘が何本ほどか打ち込まれているのが目に入った。
「また、…また釘か? 何が楽しくて、こんなことを私のペンションで…」
小林さんが出すのがやっとという声で呪わしげにうめいた。
「…おい、これぁ、…またやられたんか?」
突然香山さんの声がして、ぼくは驚き、過剰に勢い良く振り向く。
「おわ! …なんや兄ちゃん。そんなに怖い顔で振り向かんといてな。もの凄い叫び声が聞こえたんで、
心配になって上がって来たんや」
「そうだったんですか…、すいません」
「あれはみどりくんか? それともOLのお姉ちゃんか?」
「亜希ちゃん、らしいです」
「そうか…」
香山さんが声を落として応じた。
美樹本さんが亜希ちゃんの死体に目を向けたまま、
「皆さん、思うところはそれぞれあるでしょうが、ここは彼女たちだけにしたほうが…」
「そうですね…。我々男性陣は捜索を続けましょう。あと少しなんですし、こんなことが繰り返されては敵わない」
小林さんが応じる。
「ごめんなさい。あたしたちもすぐ行きます」
まったく抑揚のない、ただの音声のような可奈子ちゃんの声に押されて、ぼくたちは手早く残りの部屋の捜索に取り掛かった。

<栞を挟む>

748 :名無しのオプ:2006/06/21(水) 15:47:04 ID:eQ0A0Y2S
栞を挟むのは新しい演出ですね。
この直後にエンドを左右する選択肢が出てくるって事でしょうか?
そしてそこからやり直し出来る?

749 :名無しのオプ:2006/06/21(水) 23:17:01 ID:opUiNNiq
いや、しばらく書けなくなりそうだし、ちょっと話ばっかり長くて、選択肢を作れなかったので、
とりあえず栞を挟んだって感じです
塩漬けにさせて下さい

乗っ取っておいて申し訳ないが、577氏に>>614のBをお願いしたいんですが…

750 :748:2006/06/22(木) 11:47:34 ID:8VxF1Ceg
>>749
一時中断の可能性も考えてましたが、こっちから言い出すと
続きをせかすみたいになってしまいそうなのでやめときました。
結局書き込んでしまったので意味ないけどw

残念ですが、続きを気長に待ちます。
>>577さんが引き受けてくれたらそれはそれで嬉しいし。

751 :637:2006/06/23(金) 14:46:35 ID:dG5mTyHj
>>742の続き
C:いや、まだ「機」ではない。

…吹雪も酷いだろうし仕損じる可能性も考慮すると、ここでの殺害は難しいだろう。
仮に皆殺す気でいって成功しても、僕だけ戻って来るのでは目立ってしょうがない。
とはいえ美樹本から目を離すわけにはいかないが…。

そう思いながらドアを開けた途端、激しい風が雪と共に襲って来る。
僕は慌ててフードを被り、紐をきつく引いて固定した。
「右と左から、ぐるっと、一回りしよう」
小林さんが風の音に負けないよう声を張り上げる。
「透くんとわたしは時計回りに、俊夫くんと美樹本さんは反対回り。それでどうかな?」
「…いえ。もし犯人に遭遇した場合、僕と小林さんでは体格的にバランスが悪いでしょう。
ですから仮に…僕と美樹本さん、小林さんと俊夫さんということでどうでしょう」
「それも…そうだな。じゃあ私と俊夫くんは時計回りに回るよ」
みんな納得してくれたようだ。…これでいい。

玄関ポーチから踏み出すと、そこは真っ白な地獄だった。
二手に分かれた僕たちは、積もり続ける雪に脛まで埋まりながら歩き始めた。

「離れ離れになるんじゃないぞ!」
背中越しに小林さんの声が聞こえてきた。……言われずとも目を離すつもりはない。
しかし酷い吹雪だ…フードを固く引き絞って下を向いていても、風は容赦なく顔に切りつけて来る。
顔をあげて思い切って目を見開いても、荒れ狂う白い闇は、1メートル先さえ見通せない。
ストックを握り締めた指は、手袋をしていてももう凍え始めている。……これは殺人どころじゃなかったな。

752 :637:2006/06/23(金) 14:48:31 ID:dG5mTyHj
「美樹本さん…?」
ふと気がつくと美樹本の姿が見えない。……しまった!
どこを見回しても、雪、雪、雪。完全に美樹本を見失っていた。
…くそっ!そういえば奴は僕より先に、焦ったように一方向に動いていた…ということは仕掛けたトリックの確認でもしに行ったのか…?
となると…田中の部屋の下辺りか。僕は急いで部屋の下へ向かうことにした。


やっとの思いで部屋の下へ辿り着くと、小林さんの足元に美樹本が倒れている―
そしてそれを俊夫が抱き起こそうとしていた。
「どうしたんですか!」
予想外のことに僕は焦る。
「うう……」
倒れている美樹本がうめいた。見るとこめかみから赤い筋が垂れている。
「誰かに殴られたらしい。早く中へ運んで手当てしないと」
俊夫が言った。
(殴られただと…?)
…そんなことあるわけがない。まずこれは自分でやったか何か物にぶつかってできた傷だろう。
「君はどこへ行ってたんだ?」
小林さんが質問してきた。
「美樹本さんの足が速くて…それでこの視界のためもあって見失っしまいました…」
すいませんと言うとそれ以上質問してこなかった。

僕は風を手でさえぎりながら、目を凝らした。
美樹本が倒れている辺りは雪が乱れている。……やはりトリックの仕掛けを探していたようだ。
ということは…この傷は焦って歩いていたため物にぶつかってできた傷か…。
そこを小林さんに発見されたので、誰かに殴られたと誤認されたというわけか。
「とにかく運ぼう」
小林さんが武器を集めてもち、僕と俊夫で美樹本を支えた。
この深い雪の中大男を担ぎながら歩いていると肩が抜けそうなくらい痛くなった。
小林さんが先導してどうにかドアらしきところに辿り着くと、小林さんがベルを鳴らす。
ジリジリして待っていると、やがてドアが開いた。
僕たちは雪だるまのようになって中へ転がり込む――

753 :637:2006/06/23(金) 14:51:05 ID:dG5mTyHj
その後美樹本は小林夫妻とみどりさんに部屋に運ばれた。
そして僕が談話室に戻ると、そこには春子さんと真理の二人しかいなかった。
「他の人たちは?」
「香山さんは透たちが出て行った後、部屋に戻ったわ。それと可奈子さん達はトイレに行きたいって…」
「三人一緒に?」
「ええ…」
「ふーん……」
僕は自分の服がずぶ濡れになっていることに気付いた。
「ちょっと着替えてくるよ」
そう言い残して、僕は二階へ上がった。

僕は部屋で着替えをすまし、ドアを開けると…小林夫妻が美樹本の部屋らしきところから出て行くのが見えた。
「治療は終わったんですか?それとみどりさんは…?」
僕は小林さんに尋ねた。
「ああ、治療は終わったよ。篠崎君はさっき気になることがあるって出て行ったが…」
気になること…?まさか田中の正体に気付いたのか…?
いや、今はそんなことはいい。
それより今重要なのは美樹本が部屋に「一人」でいるということだ。

どうする――

A:ここで決着をつける。

B:いや、今はまず体を休めるべきだ…。

754 :名無しのオプ:2006/06/23(金) 15:42:00 ID:eNXz/W9F
Aで

755 :名無しのオプ:2006/06/23(金) 23:21:22 ID:baiAo0/A
wktk!
637氏の文章好きだなあ。

756 :名無しのオプ:2006/06/25(日) 18:39:08 ID:5dYzsSro
ドウイ。オリジナルと違う状況でも違和感無く読める。
でもそれって、ミスリードが上手いって事でもあるんだよな。
そのお陰で、気をつけないと、って程よい緊張があるんだけどw

757 :名無しのオプ:2006/06/25(日) 20:32:08 ID:L48HYNK/
さっき久々にかまいたち1プレイしてたんだが、
本編透がOL三人娘の部屋に行ってる間に真理が透の部屋で
美樹本に殺されてるとこ、おかしくないか?
透が部屋を出てから美樹本がどこかの部屋から出てきてマスターキーで
透の部屋の鍵を開け真理を殺した、ってことだとしても、
ドアの閉開や鍵を開ける音で透やOLたちにも絶対に聞こえると思うんだが。
春子を廊下で撲殺した後、透の隣の部屋に入りバスルーム天井から透の部屋へ侵入、真理を殺害したあと部屋のドアをそっと開けておく、
という考え方のほうがつじつまは合うかもしれんが、
隣の部屋に入ったんなら音で隣だと判断できると思うんだが。
武丸かスタッフちゃんと確認してほしいな。
スパイ編だってみどりの右手の仕込みナイフって書いてあるのに絵では左手だったし。

758 :757:2006/06/25(日) 22:04:49 ID:L48HYNK/
今思いついた。春子を撲殺した後、美樹本は透の部屋と同じ側の離れた部屋に入る。
そしてバスルームの天井裏を伝ってひと部屋ずつ移動して透の部屋までくる、
とすれば音の心配はなくなるな。

759 :757:2006/06/26(月) 00:43:05 ID:TKWdbvja
というかバスルームの天井裏は廊下を隔てた向かい側の各部屋をのぞいて
全てつながっていると考えるのが妥当か。
バスルームの位置が二部屋ごとに壁を挟んで隣接してるから
隣としかつながっていないと決めつけてしまっていた。

760 :名無しのオプ:2006/06/26(月) 06:48:14 ID:l6jxxwQ/
保管サイトって結局誰も作ってないよね?
(昔あったところはなくなってるし)
かなり時間がかかりそうだけど、今作ってる。

761 :名無しのオプ:2006/06/26(月) 09:55:07 ID:n+SCiz/9
ぉお!お願いします。がんばってください。
そしてありがとう。

762 :637:2006/06/26(月) 16:32:49 ID:igvKbH/F
>>753の続き
A:ここで決着をつける。

奴が一人でいる…。殺害するには絶好の機会じゃないか。
それに僕自身の殺意ももう抑えきれない。ここで殺らずしていつ殺すというんだ…?
僕はここで決着をつけることを決断した。

小林夫妻が一階へ降りるのを確認した後、僕は一旦自分の部屋に戻り、バッグの中から“物”を取り出した。
(これを使うつもりはないが……まぁ念のためだ。それにこれはこんなときのために持ってきたものだ)
僕はそれを腰にしまい、部屋を後にする。

美樹本の部屋の前に立つと、僕は鍵のかかっていないドアをゆっくりと開ける。
美樹本はベッドに横たわっていた。
「透くん…?一体…何の用だい?」
美樹本がわずかに身をよじらせ不思議そうな顔して聞いてくる。
「起きてください美樹本さん。どうせ大した傷じゃないんでしょう?」
しかし美樹本は唖然とした表情をするだけで動かない。
「…さっさと起きろと言っているんですよ。さもないとそのまま殺しますよ…?」
「何……?」
「もう全部分かっているんです。あなたが殺人犯で田中であることも。その傷や付け髭がフェイクであることも…」
美樹本の顔に明らかに動揺の色が浮かぶ。
「何を言っているのかわからないな…」
「…馬鹿ですねぇ。田中の部屋にあった死体が田中のものでないことはすぐに分かりましたよ。
死体を見慣れている人間さえいなければあなたの偽装は完璧だった。まぁ今となっては既にあなたが仕掛けたトリックも大体の予想はついていますけどね…」
美樹本は少し考えるそぶりをみせて…やがて観念したかのように言った。
「死体を見慣れているだと……?そうか……やはりな」
「やはり?」
「ああ。お前が普通の人間じゃないことは初めて見たときからなんとなく感じていたさ。田中……いや、俺の相棒の死体が発見され談話室にいたときも、
お前だけはいやに冷静な顔をしていたぜ。…普通恐怖や危機を感じた人間は、急に現実的な思考ができないものなんだがな」
そうか…やはりこいつも僕の事に気付いていたのか。

763 :637:2006/06/26(月) 16:34:01 ID:igvKbH/F
     
   私にとっていくら有害な人物であっても存在価値はあると思う。だから正々堂々と戦う。 ―詠み人知らず―


「で、それでお前は何をしに来たんだ?殺すとか何とか言っていたが…?」
「言葉通りの意味ですよ。僕はここに殺し合いに来たんです」
そう言うと美樹本は途端に余裕を持った表情になる。
「お前が…?はっ!大層なことを言うじゃないか。…お前は一体何者なんだ?」
「僕?…僕は殺人貴です。それとなめてると死にますよ?まぁ真剣にやったところで結果は同じですけどね」
そう言って僕はナイフを取り出す。
「…どうやら本気らしいな…。それにしても…殺人鬼だと?…お前みたいなのがいるとはな…まったくの想定外だったぜ」
美樹本もベッドから起き上がり、懐から折りたたみ式のナイフを取り出す。
「…殺人鬼ではありません。人の死は人生の終わりではなく生涯の完成である…それを行う僕の殺人は貴いものなんだ…。
それとそれはこっちのセリフです。僕もあなたのような殺人犯が来るとは思いませんでした…まったく、いろいろ考えさせられましたよ」
僕はため息混じりに言った。
「あなた……ただの犯罪目的で人を殺しているんでしょう?人を殺すことを生き甲斐とする人間とただの人殺しの違いがわかりますか?」
「さてね…そんなこと知らんよ。まぁ少なくとも俺はお前のような気狂いではないがね。…さぁ、お喋りはここまでだ」

そう言うと、僕たちは互いに構えをとり――対峙する。

僕は身をかがめナイフを持つ右手を突き出し、横立ちの姿勢をとる。一撃は必殺になり得ないが、敵から受ける攻撃範囲を最小にする構えだ。
一方美樹本は右手で、正面にそのままナイフを構える。敵から受ける攻撃範囲は広いが、一撃は必殺になり得る構えだ。

僕はこれまで押さえ込んできた殺気を一気に解放する―。
「ほう…。いい雰囲気してるじゃないか。どうやら殺人貴とかいうのも嘘じゃないらしいな…」
「……………」
僕はもう何も喋らない。ただ確実に殺すことのみを考える。

764 :637:2006/06/26(月) 16:34:36 ID:igvKbH/F
「…行くぞっ!」
やがて僕が動かないことに業を煮やしたのか、美樹本がナイフをそのまま突っ込ませてくる――。
おそらく狭い部屋の中ではそうは動けないと判断したのだろう。が……馬鹿めっ!
僕は元々攻撃するつもりでこの構えをとっていない。ただ奴の踏み込んだ攻撃……それさえ受け流せればよかった。

力を流すのに大きな力はいらない。
僕は突っ込んできたナイフをナイフで軽く“いなし”ながら美樹本の攻撃を受け流す。
そしてその反動をプラスして素早く奴の側面へ回り込む―!
…攻撃をただ横に避けるだけなら奴もすぐに反応できただろう。
だがベクトル方向を変えずに流されたナイフは、そのまま僕の元いた位置へと敢え無く空を切る―

―だから言ったでしょう。“技術”が違うんですよ。


                  
                      ドッ!



音とともに必殺の一撃が決まった。――はずだった。

765 :637:2006/06/26(月) 16:35:40 ID:igvKbH/F
(な……固い!?この感触は……!?)
僕がその感触の正体に気付く前に―美樹本にナイフを持つ腕をとられ後ろ手に間接を決められる…!さらに喉元にナイフが突きつけられた。
「ぐっ……!」
ギリギリと締め付けられる間接に、僕は痛みでナイフを取り落とす。
「ふぅ…危ない危ない……。いや、まったく自分の用心深さには関心するね」
美樹本が笑みを含んだ声で言う。
「な、何……?」
「仕込んでおいたのさ……。このペンションにおいてあった分厚い雑誌を、服の間にね…」
「!馬鹿な……!一体…何故……!?」
「言ったろ?俺はお前の事を薄々感じていたってな…。…その疑いがさらに深まったのはペンションの電話線さ。
俺が切ろうと思っていたんだが、どうも既に切られいた痕跡があってね…。あの中じゃそんなことをするのはお前ぐらいしかいない、と思ったよ。
で、お前がさっき言ったような殺人者かもしれない、って可能性を考慮して念のために仕込んでおいたというわけさ」
…しまった…!奴が僕の事に気付いていたのなら何らかの対策をしてくるのは当然。
さっき奴が僕に気付いていたことを話したときに気付くべきだった…!
「もっとも、今までは半信半疑で確信できたのはさきほどお前が自白したときだったがね…。さぁ、種明かしはここまでだ…!」
右腕は逆手の形をとられ、喉元にはナイフが当てられている―

――――殺られる―!

A:左手で部屋から持ち出した“物”を取り出す。

B:肘で奴の体を打つ。

C:後ろ足で足払いをする。

766 :名無しのオプ:2006/06/26(月) 17:10:28 ID:n+SCiz/9
Aでおながいします!
初めて選択できたww

767 :名無しのオプ:2006/06/27(火) 00:30:48 ID:uZe3sVP+
殺人貴編おもしろいなー。こういうのが見たかったよ。

それと>>760さん!がんばってください!

768 :760:2006/06/27(火) 07:45:36 ID:mK+qJHn3
ttp://kama2ch.otogirisou.com/
1スレ目途中まで
見づらかったらすいません。

1スレ目からまとめて2、このスレの順にまとめる予定
このスレを先にまとめた方がいいのかな?

769 :637:2006/06/27(火) 20:48:13 ID:rKXL5MTG
>>765の続き
A:左手で部屋から持ち出した“物”を取り出す。

――この状況ではもう…これを使うしかない!

僕は左手で腰にしまってあるそれを取り出そうとする――が、
「妙な動きするなよ」
声と同時に喉に当てられたナイフが――引かれた。
「がっ………!」
…今思えばタイミング的に間に合うはずがなかった。辺り一面に鮮血が舞う――。

しま、った……焦、り、すぎた……。
畜生………意識が、…………。
               
BAD END
                「Haste」

770 :名無しのオプ:2006/06/27(火) 22:20:37 ID:DE05Wkis
ほぅ。

771 :名無しのオプ:2006/06/27(火) 22:47:01 ID:Jw+1EBei
>>768
乙です!読みやすいしとても便利です。
私的には1スレ目からまとめていただけるとありがたいです。

>>769
こちらも乙です!
他にも選びたい選択肢があったのですが、再選択ありですか?

772 :637:2006/06/27(火) 23:26:04 ID:KR+ptjyq
>>771
ありです。と言うより普通に進めるだけじゃ駄目かなぁと思ったのであえて
BADの選択肢を作ったのです(BADは作らなくてもよかったのかな?)
あ、でも再選択するなら>>765からお願いします。

773 :名無しのオプ:2006/06/28(水) 00:35:37 ID:uek4xJSC
Cで

774 :名無しのオプ:2006/06/28(水) 01:25:52 ID:tOeYBy0W
>>772
BADENDを踏みつつ進めるのが面白かったミステリ編(本編)なので
それと同じようにBADもじゃんじゃん入れて欲しいと思っていますが、
他住人さんはサクッとオチまで進めたいのでしょうか?
ていうか、出来るだけ長く楽しんでいたいのが本音とでもいうか。

775 :名無しのオプ:2006/06/28(水) 16:08:28 ID:hEfhfOC+
>>774
同じくBADもいろいろ見たいです。
もちろん作者さんの意図にお任せしますが

776 :名無しのオプ:2006/06/28(水) 16:34:28 ID:W8EhJYnC
色々なBADENDも見たいし、出来るだけ長く話を続けて欲しいけど、
真の”完”も早く読みたいというジレンマ。
実際のゲームなら完の後も他の選択肢を選んでBADも見れるけど、
このスレでそれをやっても今さらって感じなのかな?

777 :名無しのオプ:2006/06/28(水) 18:50:56 ID:tOeYBy0W
透の殺人篇みたいに後で他選択しを補完してもられたら最高ですが我が侭すぎるか?
ところで透の殺人篇の作者さんがOKならまとめサイトにリンクして欲しいです。
それにしても>>768さんのおかげでまとめて読めると思うと本当に嬉しいなー。
激しくサンクスです!

778 :名無しのオプ:2006/06/29(木) 15:11:51 ID:0T5j4gR4
>>768
乙です。多謝!
けど1スレ目、21からのリンクがおかしいような?

779 :637:2006/07/01(土) 15:42:25 ID:PCZ3TZm/
>>765の続き
C:後ろ足で足払いをする。

僕は腰にある“物”を意識する。
(これを使えれば最高だが…奴がその動きを見逃すとは思えない。
かといって肘で打とうにも後ろからでは正確に鳩尾を打てる自信はない……打てなければ奴は体勢を崩さない)

となれば―――

僕は一瞬全身の力を抜く。
そして緩急をつけ鋭く奴の足を払う――!
僕の狙いは一般的に体重を支えていると言われる左足。
これは賭けだったが…奴もその例に漏れなかったことが――幸運だった。

「うっ………!」
美樹本が大きくバランスを崩し――間接が外される―!
僕はその隙を逃さず振りかえり…思いっきり奴の顔面を殴りつける!

「ぐっ……!」
が、美樹本はここで倒れたら負けるとでも思ったのか……踏みとどまる。
しかしその間で十分。
次の瞬間僕が腰から取り出したそれによって――勝負は決まった。

そう……一対一の勝負において圧倒的優位に立つことができる殺傷兵器――銃を向けることによって――

780 :637:2006/07/01(土) 15:44:08 ID:PCZ3TZm/
この銃はペンションに来る前……僕の知り合いからその手のルートを経由して入手したものだ。
しかもサイレンサー付き。…しかし銃そのものはもちろん弾も高価だっため弾層には六発しか入っていない。
とはいえ僕はこの銃を極力使うつもりはなかった。
使い慣れないこともあったが…なによりこの武器は僕向きではない。
銃では人はあっさり死んでしまう…それでは興醒めだ。
しかしただ飾っておくだけというのも勿体ない…。だからせいぜい脅し、恐怖を煽る程度に使うつもりだった。
無論今回のような不測の事態に対応させるためもあったが…まさか役に立つときがくるとは。


――閑話休題。

「…………!!」
美樹本の目が驚愕に見開かれる。
「ベラベラ喋ってる暇があったらさっさと殺るんですよ…。こんな風に、ね!」

―チュン!

この至近距離ならいくら素人の僕でも外さない。――一発で美樹本の頭部を撃ち抜いた。
ぐらりと美樹本の体が崩れ落ちる―。
(……ははっ…ざまぁみろ…!)
不本意な形ではあったが…僕は勝利した――。

781 :637:2006/07/01(土) 15:45:45 ID:PCZ3TZm/
その後僕は美樹本の死体をベットに寝かせようと引きずった。少しでも死体を隠蔽できるかもしれない…そう考えたからだ。

……痛っ…!
僕は不意に首に痛みを感じた。触ってみると手に血がついている…。さっきナイフを当てられたときわずかに切ったようだ。
……くそっ!手こずらせやがって!
僕は死体となった美樹本の体を蹴りつける。
それだけでは飽き足らず、僕は死体をベッドに放り投げ…奴の落としたナイフを拾い、それでベッドとの間に串刺しにしてやった。
(あっはは…!さながらピンで標本化された昆虫といった感じじゃないですか…!いい様ですね…美樹本さん…!)
僕は自分が昂ぶっていくのを感じた。
(いいぞ……この感覚……目覚めていく感じだ…。…久しく殺してなかったからなぁ…)
僕がそんな余韻に浸っているとき――


            コンコン…


――不意にドアがノックされる音が聞こえた。
!!誰だ……!?
僕はハッとなって振り返る。
「美樹本さん…ちょっとお話があるんですが…」
その声……みどりさん!?…ってことは…さきほども思ったがやはり田中の正体を嗅ぎ付けてきたのか…!?
いや、そんなことはいい!
それより今この状況をどうするかだ…!

A:みどりを部屋の中へ入れる。

B:ドアの鍵を掛ける。

782 :名無しのオプ:2006/07/01(土) 18:29:30 ID:eKw4V7nI
久しぶりですね!
Aでお願いします

783 :名無しのオプ:2006/07/01(土) 21:18:21 ID:xuuIw0oH
おう、間に合わず。

784 :名無しのオプ:2006/07/01(土) 21:58:28 ID:zrlLzPw9
うお!あっさり殺しちまった!おっかねーな透!面白えー!

785 :名無しのオプ:2006/07/02(日) 00:30:28 ID:aO5/wzhx
うー、Bがよかった(´Д`)

786 :637:2006/07/05(水) 16:42:35 ID:wLptOhAT
>>781の続き
A:みどりを部屋の中へ入れる。

…田中の正体に気付いた、あるいは気付き始めたというのならまずい…。
後々のことを考えると、客たちにとって田中と美樹本はあくまで別人でいてもらわなければならない。
ならば皆に気付かれる前に……ここで殺るか?
美樹本の死体は運がよければ今しばらくは見つからない。
しかしみどりさんに対しては、階段から降りてこないことからすぐに殺されていることに気付かれる。
そして死体が発見されれば当然僕は容疑者に含まれることになる…。
僕は迷う。
「美樹本さん…?いないんですか?」
ドア越しみどりさんの声が聞こえる。
……ちっ!…もう後のことは後で考よう。今重要なことは田中が美樹本だということに気付かれてはまずいということだ。
それさえ気付かれなければ、とりあえず僕が田中まで殺せたという理由はないから犯人だと決定づけることはできない。
…ならここで躊躇うことはない。

僕は美樹本に布団を被せると急いでドアに向かった。
「ああ、みどりさん。今開けますよ」
「え…?………透くん?」
僕はとりあえずドアを開ける。
「透くん…どうして美樹本さんの部屋に?」
みどりさんが不思議そうに聞いてくる。
「いえ、ちょっと美樹本さんが誰に殴られたのか気になって……犯人を見ていないか聞こう、と思って来たんです」
「そっか……でも誰も見てないって言ってたわ」
「そうらしいですね……みどりさんはどうしてここに?」
「うん…ちょっと聞きたいことがあって…」
「…そうですか。でも美樹本さんどうも頭痛が酷くするらしいんです…ちょっと診ていただけませんか?」
「え……頭痛?……わかったわ」
そう言って美樹本のもとへと歩み寄る。

787 :637:2006/07/05(水) 16:44:19 ID:wLptOhAT
(……駄目ですよ……今の僕に背中を向けるなんて――)
僕もゆっくりとみどりさんの後を追う。
みどりさんは、布団を被っているため美樹本が死んでいることに気付かない。
「美樹本さん?大丈夫ですか…?」
みどりさんが美樹本の体を揺さぶるが当然反応はない。そして不思議そうにしながら…布団を捲り――気付いた。
「う、え……こ、これって……!」
そうして僕の方へ振り返った瞬間――

        
           トッ!


「………………え?」
みどりさんが信じられないといった表情で自分の胸から生えるナイフを見つめる。
「………な、なん、で………」
震えと怯えが混じったような掠れた声が聞こえる。
「…知らなくてもいいことを知った人は生きていてはいけないんです。余計なことに気付かなければ今死ぬことはなかったのに…」
みどりさんの体が、僕の肩をつかんでいた手が……力なく落ちていく――
(あぁ、そんな顔もできたんですね…。惜しいなぁ…もっとゆっくり殺してあげればよかった。
でもごめんなさい。今そんな時間ないんです…)

788 :637:2006/07/05(水) 16:44:55 ID:wLptOhAT
みどりさんを殺した後、僕はナイフに付いた血や辺りに飛び散った目立つ血をバスルームにあったタオルで拭う。
そして動かなくなった彼女を抱えると、廊下の様子を伺う。
誰もいないことを確認して、一、二階と犯人を探すときに見つけた廊下奥の物置へと脚を運ぶ。
物置の扉を開け、そこに折り畳むようにみどりさんの死体を押し込む――。
…これでいい。彼女の死体と美樹本の死体を一緒にしておくわけにはいかない。
できればみどりさんの死体が発見されたとき、美樹本がまだ生きていると誤認されると好都合なんだが…。
僕はそう願いながら扉を閉める。

さて、これからどうするか――

A:一階へと降りる。

B:死体が発見されるまで自分の部屋で待機する。

789 :名無しのオプ:2006/07/05(水) 20:36:14 ID:Te0h/8gG
Aでお願いします

790 :名無しのオプ:2006/07/06(木) 00:26:38 ID:9LMJcjIN
wktk

791 :名無しのオプ:2006/07/08(土) 00:05:46 ID:4DqBw4LY
いつの間にか全部まとめられてる?

792 :名無しのオプ:2006/07/08(土) 00:28:41 ID:NjG8NfIa
ttp://kama2ch.otogirisou.com/
乙です!すげぇ!

793 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 18:20:03 ID:25EeAfqY
>>747 <栞をたどる>

――談話室。
重苦しい空気がぼくらの動きを封じる。水銀の水槽に沈められるとこんな感じなのだろうか。
結局、2階には誰もいなかった。もちろん空き室だけでなく使用している部屋もしらみ潰しにしたが、
めぼしいものは見つからなかった。
俊夫さんの死体のある部屋と田中さんの死体のある部屋も回った。
既に割れた窓から吹き込む雪がうっすら死体を覆っていた。
ふたりとも不自然に肌の露出したパーツは無かった。腕の長さを目測で測っても無理な長さにはならないようだ。
これには美樹本さんや小林さんの同意も得られた。
ただ、さすがに断面のすりあわせをまでやる気にはなれなかった。
やるとなったら死体から釘を抜かないといけないし、服もずれてしまうだろう。
素人では死体の死後変化のせいで誤った判断をしてしまうかもしれない。
言い訳がましくそんなことを思いながら、ぼくらは部屋を出た。
捜索が終わって談話室に下りる段になっても、まだ彼女たちは亜希ちゃんの死体にすがり付いていた。
談話室に残った人たちには、香山さんに一足先に降りてもらい、ことの詳細を伝えてもらった。
はと時計が一つ鳴く。反射的に腕時計を見ると4:25だった。
ほどなくしてOL2人が降りてきた。
…ぼくらが談話室に下りてからドアを開閉した音はしていない。
それはあの場所に彼女の死体が置き去りにされていることを意味する…。
2人は泣き腫らした目をしていた。表情は硬い無表情だった。
「もう、いいんですか…?」
眉を寄せて春子さんが遠慮がちに声を掛ける。

794 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 18:21:27 ID:25EeAfqY
「…良くはないですけど、まあ、落ち着きました」
相変わらず声が硬い。ひょっとしたら落ち着いたんじゃなくて、感情が麻痺しているだけかも知れない。
「しかし、アレはホンマにお友達やったんか?」
香山さんが問いかける。
「そうだ、透君がさっき真理ちゃんと話をしてたけど、遺体が入れ替わっている可能性もあるだろう。
頭の皮を剥ぐなんて、そんな重労働をする意味なんてそれくらいしかない」
とこれは美樹本さん。
「いえ、あれは亜希だったと思います。絶対ではないけど、まずってくらいには」
「どういうことだい?」
可奈子ちゃんの言葉に美樹本さんが問いかける。
「あの子はトランジスタグラマーって言うか、背が低い割にスタイルが良かったんです。
失礼ですけど、みどりさんはそんなに…」
トランジスタグラマーとは、女の人が、小柄な割りに体の起伏にメリハリがあることを言う。
「冬の厚着でエプロンしとればそんなもん判るかい」
「いえ、香山さん。彼女たちの観察眼は確かです」
今日子さんが口を挟んだ。
「みどりには夏の間も来てもらってたんですけど、あまり…」
「そうですね、2人とも小柄でしたけど、みどりさんは背筋を伸ばして給仕されてるときを見てても
それほどスタイルが良いとは思えませんでした。少なくとも亜希さんと見間違えることはないですよ」
今日子さんの言葉を美樹本さんが補強した。…素人モデルを使った撮影も多いのだろうか、よく見ている。

795 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 18:28:46 ID:25EeAfqY
「ということは、あの遺体は亜希ちゃんの体格に似ていたってことね?」
「…うん、最初は服でそう思って、それから、体で亜希だって…」
真理の確認の言葉に啓子ちゃんがすすり上げながら途切れ途切れに応じる。
「透君はあの遺体を抱きとめたわけだけど…、その辺どう思う?」
突然小林さんに水を向けられ、ぼくは内心狼狽した。
何も真理の前で聞かなくてもいいのに…、ってそんな場合じゃないか。
「…ええ、と、たぶん…そうですね」
あれは、あの感触は大きいと言えるのだろうか? まあ、ありのままに話すしかないか。
「よく判らなかったですけど、抱きとめた瞬間、それらしい感触はぼくの胸に伝わりました。
それはグネっと動かせる…っていうか、かさは大きい気がしたんですけど」
「…ふむ、じゃあ決まりかな」
どうやらあの遺体は亜希ちゃんということで確定したようだ。
ちらっと真理を見ると、目が合った。
表情からは何を考えているか判らなかったが、すぐにぷいっとそっぽを向かれてしまった。
やれやれだ。
「となると、みどりさんの安否が気になるな」
「しかし、ここまで捜していないとなると、外に身を潜めているとか逃げたというのが妥当なところじゃありませんか?
既にこのペンションは捜しつくしたんですよね」
ぼくの問いかけに小林さんは「ああ」とうなづいた。ぼくは続けて、
「殺されてバラバラにされたというのも考えにくいと思います。それこそ猫の子一匹隠れるスペースまで探しつくしましたからね。
皆さんの鞄も拝見しましたけど、そんなにかさの大きなものはありませんでした」

796 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 18:30:32 ID:25EeAfqY
「私の記憶が確かなら、皆様のお持ちになった鞄以外に別の鞄が増えてることもありませんでしたしね」
小林さんが言い添える。
「兄ちゃん、雪ん中に埋められとるかもしれんがな」
「それは…、そうなんですけど」
ぼくが言いよどむと小林さんが助け舟を出した。
「それは無いと思いますよ。私は俊夫の死体を発見して空き部屋を回った後、皆様にお知らせするために
各部屋を回ったのですが、その最中、何かが割れる音が2度しました。これは後で田中様のお部屋で割れた
ガラスの音だと判りましたが、その音がしている直前直後で姿を現さなかったのは田中様と、香山さんご夫妻だけです」
その言葉を聞いて香山さんは顔色を変えるが、小林さんはすぐに言葉を継ぎ足し、
「その香山さんにしても、返事がありましたし、物音もしましたので、部屋にいらっしゃったと思います」
「ご主人、録音された声とかいうことは…」
「あれは肉声ですね。物音の位置も変わっていました」
と、いうことは…、
「あの時確認されなかった人の中にガラスを割った人がいなくてはならず、その内、今となって生きて残るのは一人と
いうわけですね」
「となるとみどりさんは生きているということか。どこに潜んでいるんだ…」
美樹本さんが思案顔であごひげをさする。

A あらかじめ、かまくらやエスキモーの家みたいなのを作っておいて、潜伏しているんじゃないだろうか

B このペンションにいるはずだ…

C いや、みどりさんは既に殺されている

797 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 18:46:52 ID:znxvCVZF
B!

798 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 18:53:46 ID:SfNuAdVa
釘の人きてたー!wktk

799 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 19:10:24 ID:PSoicxMN
人の死なないシリアス話を書きたいんだが、今いくつか話が進行してるから投下は日を改めた方が良いかな?
書き溜めて置くつもりだから読む側の人が辛い様ならネタが無くなった時に投下しようかと思うけど…。どうするべきだろう?

まだ書き始めだから、読む側の人を待たせるくらいなら最後まで書いちゃってドーンと投下した方が良いのかな?

800 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 19:30:19 ID:mjfvkI4u
>799
投下してほしいな。
話が進行中でもゆっくり進行な話はかなり間が空くし。

801 :799:2006/07/09(日) 19:58:57 ID:PSoicxMN
>>800
ありがとう。じゃあ、早速投下させてもらうよ。

ベースは(というか、もろ)1の悪霊篇だけど良ければお付き合い下さい。

802 :799 ◆rF8kkPPbXI :2006/07/09(日) 20:11:58 ID:PSoicxMN
ぼくと真理はスキーから帰って来ると夕食の時間までまだあるそうなので、準備出来るまでぼくの部屋でゆっくりする事にした。

「やっぱり部屋は同じみたいだね」
真理はぼくの部屋に入るなりキョロキョロと辺りを見回し、ベッドに座っていたぼくの隣りに腰を下ろした。

「あ、そうだ透!あたしマッサージしてあげようか?」
「え…?ぃ、良いよ…」
「良いから、良いから。疲れてるでしょ?ね?」
真理に押されるままにベッドに俯せに寝かされると、その上に真理が跨った。
思ってもいない展開だが、少し複雑だ。
「あたし結構マッサージ得意なんだ」
真理の細い指先がぼくの肩や腰の凝りをほぐしていく。き…、気持ちいい…。

真理が体を反転させると今度はふくらはぎ、太股を重点的に揉み始める。
久々の運動に追加して、真理のスパルタまがいなスキーの特訓に下半身は酷い筋肉痛だった為、マッサージはぼくに予想外の反応を与えた。
マ…、マズい!非常にマズい。真理は気付いているのか…?
「え?何これ…?」
ば、バレた!?絶対絶命!!
「ま、まま、ままま…真理!これは違う!気のせいだよ!誤解だ!!」
しかし真理はぼくの事には気に止めず、ベッドから降りた。
「ねぇ?これ、何?」
言われるままに上半身のみを起こして顔をそちらに向ける。事情により仰向け・起き上がる事は出来ない。
「それは…?」
真理が手に持っていたのはぬいぐるみだった。サイズは20センチ程、つぎはぎ、縫い目だらけでボロボロだがくまのぬいぐるみらしい。
「え?透のじゃないの?ここにあったけど…」
ぬいぐるみがあった場所を視線で示す。
「ぼくのでは無いよ。第一、そんなもの持って来てどうするんだよ。多分、前のお客さんの忘れ物じゃないかな?」
「それもそうね。…あ、もう夕食の時間じゃない?」
ベッドの隣りにあるサイドテーブルのデジタル時計は7:10を表示していた。
「じゃあ、下に降りようか」
何とかぼくの方の事情も治まり、二人で下に降りる事にした。

803 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/09(日) 20:22:31 ID:PSoicxMN
階段を降りるとちょうどフロント前で小林さんが花瓶に花をいけていた。
「真理に透君、今ちょうど呼びに行こうと思っていたんだ。待たせたね、夕食の準備が出来たよ」
「あ…。叔父さん、これ前のお客さんの忘れ物かしら?透の部屋にあったの」
そう言うと、真理は手に持っていたぬいぐるみを小林さんに差し出した。
「え?え、あぁ、そうか。ありがとう」
小林さんは少し戸惑った表現でそれを受け取った。顔色が良くない様にも見える。
「じゃあ、夕食いただきます」
真理は特に気にしていないのか、そのまま食堂へ向かってしまったので急いでぼくも後を追った。

食堂には既に7人のお客さんが座っていた。
若い女の子3人組、小太りの男性と不釣り合いな気品のある女性…夫婦なのかな?
他には男性が二人別々に座って居る。一人は顎に髭を生やしいかにも山男って感じの男性だ。スキーにでもしに来たんだろうか?
もう一人は食堂の隅で一人静かに食事をしている。室内にも関わらず、帽子にコート、サングラスと見た目からして怪しい。何者なんだろうか…?
「何、透ったらキョロキョロしてるの?失礼よ。」
不審だったのはぼくの方かもしれない。真理に窘められ我に帰った。
気付かなかったがテーブルには色とりどりの料理が並べられていた。
いい香りに誘われ、スプーンを手に取るといただきますも忘れてスープを啜った。
「美味しい!」
真理もぼくと同時に歓喜の声を漏らす。
暖かいスープは口の中でとろけると、スッと身体に染み込んでいった。

804 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/09(日) 20:26:01 ID:PSoicxMN
山奥のペンションの料理とは思えない程の出来栄えである。
他の料理も高級レストラン負けず劣らずの味であった。そんな料理に舌鼓をうっていると仕事を一段落終えた小林さんがやってきた。
先程に比べると顔色は良い。
「どうだい?料理の方は?」
「やっぱり叔父さんの料理はいつ食べても美味しいわ。ねぇ、透?」
「あぁ、うん!とっても美味しいです。正直驚きました。一流レストランのプロの味って感じですよ」
「はははッ、それは言い過ぎだ。でも満足して貰えて良かったよ」
小林さんは照れくさそうにはにかんだ笑みを浮かべる。

A.「今度ぼくに料理教えて下さい」
今の時代は手に職をつけないといけないと思い、小林さんに願い出た。
B.「お疲れみたいでしたけど、気をつけて下さいね?」
小林さんの苦労を察し、労りの言葉をかけた。
C.「そういえば、さっき何の花を飾ってたんですか?」
フロントに飾ってあった花が気になったので尋ねてみた。
D.「さっきのぬいぐるみの持ち主って分かりましたか?」
きっと持ち主は今ごろ探してるのかも知れないと思うと心が痛んだ。

805 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 20:46:36 ID:ogWjTnGR
>>804
さっそくきましたね!
ストレートにAでお願いします。

806 :名無しのオプ:2006/07/09(日) 20:47:08 ID:ogWjTnGR
記号間違えたorz
Dでした(ダメでしょうか?

807 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/09(日) 21:41:59 ID:PSoicxMN
D.「さっきのぬいぐるみの持ち主って分かりましたか?」
きっと持ち主は今ごろ探してるのかも知れないと思うと心が痛んだ。

「え?え…、あぁ。大丈夫だよ」
ぬいぐるみの話に変わると途端に小林さんの顔色が変わった様な気がした。
「じゃあ、後片付けの手伝いにいかないといけないから。悪いけど、また後で」
小林さんはキッチンへ逃げる様に去って行った。

「持ち主見つかったみたいで良かったわね」
「あのさ、何か小林さん、ちょっとおかしいと思わないかい?」
「そうよね、ちょっと働き過ぎだと思うわ」
「そうじゃなくって…」
「さて、ご馳走様でした」
ぼくの話を全く聞いていないらしい。真理は満足気に口をナプキンで拭い笑顔を見せた。
本当に真理の言う通り、働き過ぎて体調が悪いのかもしれない。ぼくは深く考えるのを止める事にした。

808 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/10(月) 01:01:54 ID:NC5EdA/q
食堂を出ると談話室には先程の女の子三人組が楽しそうに話をしていた。
ぼくは…

A.「談話室で話さないかい?」
女の子たちに混ざって話がしたいと思い、真理を誘った。
B.「ぼくの部屋に来ないかい?」
真理を口説こうと部屋へ誘った。
C.「小林さんの手伝いでもいこうか?」
小林さんの様子を思い出し真理に提案してみた。
D.「今日はもう寝ようよ?」
疲れが酷かったのでもう寝たかった。

809 :名無しのオプ:2006/07/10(月) 01:31:53 ID:ed/6NFZI
>808
C.「小林さんの手伝いでもいこうか?」
でお願いします。

810 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/10(月) 02:18:02 ID:NC5EdA/q
C.「小林さんの手伝いでもいこうか?」
小林さんの様子を思い出し真理に提案してみた。

「そうね。何か大変そうだったし、そうしましょ」
話が決まるとすぐさまキッチンへ向かった。
しかし、キッチンにいたのは今日子さんと女性の従業員だった。
今日子さんは談話室の三人の為にか紅茶を淹れていた。
「あのー…」
「あら、どうしたの?あ、真理ちゃんたちもハーブティーいる?」
ぼくたちに気付くとやんわりと笑みを浮かべて聞いてきた。
「いや、違うんです。叔父さんが夕食の片付けをするからって…それの手伝いに来てみたんですけど」
「さぁ?ここには来なかったわよ?ねぇ、みどりちゃん?」
「はい、オーナーは来なかったですよ」
食器を洗っていたみどりさんと言うらしい従業員は同意する様に頷く。
「それに、折角泊まりに来てるのに手伝いなんか良いわよ。今、ハーブティー持って行ってあげるから談話室で待っていて?」
「あ…はい」
これ以上押し入るのは迷惑かと思い、ぼくたちは渋々談話室に戻る事にした。

811 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/10(月) 02:22:19 ID:NC5EdA/q
談話室では相変わらず女の子たちがあれやこれやと話に花を咲かせていた。
「こんばんわー」
ぼくたちに気付くとそれぞれが挨拶をしてきたので、ぼくたちも笑顔でそれに返す。

一番左側で足を組んで座っているのが加奈子ちゃん。スラッとした体型に負けず劣らずな美人顔である。
真ん中でスナック菓子を片手に持っているのは啓子ちゃん。ぽっちゃり体型だが、母性たっぷりで笑顔がとても可愛い。
右隣りは亜希ちゃんと言うらしい。眼鏡を掛けていて、この中で一番しっかりしていてまとめ役と言う感じだ。

ぼくたちは隣りのソファーに腰を下ろし、簡単な自己紹介を済ませた。
身を寄せて来た真理がぼくに小さく耳打ちする。
「どの子が好みなの?」

A.「えッ!?」
急な質問にドギマギしてしまった。
B.「ぼくの目を見て?映ってるのは真理だけだよ」
急な展開を利用して真理を口説いてみた。
C.「加奈子ちゃんだね」
彼女の美脚に惚れ惚れしながら答えた。
D.「亜希ちゃんかな」彼女の秘めた魅力に虜になっていた。
E.「勿論!啓子ちゃんだよ!」
ぼくの頭の中は別の事でいっぱいになっていた。
F.「みどりさんが一番かな…?」
さっきのポニーテール姿が忘れられなかった。
G.「そりゃ、もう!みんなだよ。選取りみどりの酒池肉林!!」
ぼくは顔を緩ませて答えた。

812 :名無しのオプ:2006/07/10(月) 09:28:22 ID:doVzqu6f
Gで

813 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/10(月) 15:09:48 ID:NC5EdA/q
G.「そりゃ、もう!みんなだよ。選取りみどりの酒池肉林!!」
ぼくは顔を緩ませて答えた。

思った以上に声を張り上げた為に女の子たちはそのままの体勢で固り、ぼくを見ている。
「透ったら悪い冗談は止めてなさいよ」
からかって聞いたつもりの真理だったが、あまりの僕の反応に焦りを感じてる様だ。
「冗談じゃ無いさ。僕はいつでも本気だよ」
違う!ぼくが言いたいのはそんな事じゃない!勿論冗談に決まってるじゃないか!!
ところが、ぼくの意思とは裏腹に口は勝手に動く。
「僕と寝れば誰だって一晩で虜だよ」
僕は高らかに笑っていた。
何て事を言うんだ!僕!!取り返しがつかなくなる前に何とかしないと!!

ちょうどキッチンからはお盆を持って今日子さんとみどりさんが出てきた。二人は持っていたお盆を落とす。

「みどりさんも僕と一晩どうですか?今日子さんも小林さんとじゃ満足してないんでしょ?」
もうぼくの意思では僕を止める事は出来なくなっていた。

「女の敵!!!!」
真理の一声で全員がぼくに向かって来た。彼女たちのその目には……


BAT END
『もう一人の僕』

814 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/10(月) 15:12:38 ID:NC5EdA/q
選択肢の
G.「そりゃ、もう!みんなだよ。選取りみどりの酒池肉林!!」
ぼくは顔を緩ませて答えた。

『ぼく』になってますが、正しくは『僕』です。
ミスリードするはずだったんですが、スミマセン。

815 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/10(月) 15:15:48 ID:NC5EdA/q
何度もスミマセン。
BAT→BADです。

バットエンドって…orz

816 :637:2006/07/10(月) 15:23:35 ID:aV+ohDHa
コンテニューということで >>811 Bでお願いします。(選択してしまってすいません)

言い忘れてましたが私は期末やらで忙しく今月は書けそうにないです。
ですので他の書き手さんたちの作品にwktkしてます。

まぁ期末が終わったら終わったでかま3にはまってそうですが(汗

817 :名無しのオプ:2006/07/10(月) 19:50:25 ID:ed/6NFZI
こ、この流れは初代スレ以降見られなかった1999 Christmas Eveの再来か!?

818 :名無しのオプ:2006/07/11(火) 06:35:03 ID:WuKPMS6L
>>813
テラバロスwwwwwwwwwww

819 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/14(金) 01:17:02 ID:5/N+r37s
B.「ぼくの目を見て?映ってるのは真理だけだよ」
急な展開を利用して真理を口説いてみた。

「ちょ…!?と、透、何言ってるのよ!!」
周りの女の子が気になるのか、真理は小声でぼくを窘める。しかし、まんざらでも無いのか、耳まで赤くして顔をそらしてしまった。
「冗談なんかじゃこんなこと言わないよ…真理…?」
顔を覗き込むように真理の瞳をまっすぐに見つめる。
よし!!もう一押し!!

「いや〜、何や、若いもんが集まりよって。わいも仲間に入れたってや」
ガハハッと下品に大声で笑いながら、中年の小太りなおっさんがバタバタと忙しく音を立てて階段を降りてきた。

後、少しだったのに…。

真理も中年男性に圧倒され呆気にとられた表情をしている。
香山と名乗ったその男性はぼくたちの座っていたソファーに割り込んでくるなり、
「大阪で個人事業起こしとる。ここのオーナーとは昔ながらの馴染みなんや」
そう言っていた。単なる目立ちたがり屋のおっさんにしか見えないが、食堂で見た一緒にいた女性が奥さんならあながち嘘では無いのかも知れない。

社長さんの登場ということで女の子の注目を一気に引いていた。何か、負けた気分で悔しい。

820 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/14(金) 01:22:04 ID:5/N+r37s
そこへ今日子さんとみどりさんがお盆を持ってやってきた。
お盆にはハーブティーと手作りらしいチーズケーキがのっていた。
女の子…、特に啓子ちゃんの歓声がおこる。
「お待たせしました。当ペンション自慢のチーズケーキとハーブティーです。と言っても、ケーキを作ったのは私じゃ無いんですけどね」
今日子さんは茶目っ気のある笑みを浮かべてケーキとお茶を配ってくれた。
「香山さんはビールですよね?」
配り終えるとお盆を脇に挟み、香山さんの頷きとともにまたキッチンへ消えてしまった。

「あの、ちょっと失礼しますね」
みどりさんは一通りの仕事を終えたらしく、女の子三人組の方のソファーへと腰を下ろした。

人も多くなったところ、ぼくは提案してみることにした。
A.「ぼくトランプ持って来てるんですよ。良かったらやりませんか?」
B.「季節外れですけど、怪談話なんかやりませんか?」
C.「二人でこっそりぼくの部屋に抜け出さない?」
真理に囁いた。

821 :名無しのオプ:2006/07/14(金) 08:04:41 ID:kMpK9WrT
B

822 : ◆rF8kkPPbXI :2006/07/14(金) 21:49:59 ID:5/N+r37s
B.「季節外れですけど、怪談話なんかやりませんか?」

「それ良いですね、賛成!!」
「え、…嫌よ。止めようよ」
加奈子ちゃんは乗り気らしいが、亜希ちゃんは反対らしい。
「怖くて眠れなくなっちゃう。それに、こういう話って本当に呼んじゃうって言うじゃない?」
そっち系の話がよほど嫌いなのか、亜希ちゃんの顔は青い。

A.「………」
怪談話をする時にはかならず一人はいるタイプだと、ぼくは特に気にしなかった。
B.「やっぱり怪談話は止めませんか?」
ぼくは亜希ちゃんを気遣って言った。

823 :名無しのオプ:2006/07/14(金) 22:22:29 ID:P1OkuV7J
A

824 :名無しのオプ:2006/07/14(金) 22:23:00 ID:P1OkuV7J
でお願いします。

825 : ◆IJUrPaET6E :2006/07/18(火) 22:12:16 ID:U+OxgQFG
どうも、釘魔編の作者(その2)です
釘魔編の展開に詰まってしまって、日頃の休養も兼ねて例のペンションまで行ってきました
思った以上にペンション内は音が抜けて、防音性は低かったです
談話室の談笑が2階の端の部屋でも聞こえてきました
個人的には談話室の隣が食堂だったのがびっくりでした
ミシシッピマッドケーキはナッツの入ったチョコケーキでしたが存外に硬めでした
釘魔編の展開は詰まったままですorz

閑話休題でした

826 :名無しのオプ:2006/07/19(水) 03:10:58 ID:aA1Rh6sk
>>825
うらやましー!!
防音性が低いって事は、シュプールでの悲鳴なんぞはまるで隣りの部屋から
聞こえてくるみたいに響いてるのかもね。コワー

827 :名無しのオプ:2006/07/22(土) 16:01:55 ID:PCCYPI1d
ようやく覚えたボーゲンでなんとか麓のレストハウスまで辿り着き、ぼくは保守していた。

828 :名無しのオプ:2006/07/28(金) 00:31:00 ID:/un7+WCy
みんなゲームをやってるのか…?

829 :589:2006/07/29(土) 03:18:54 ID:oWjRfVTu
>>666の続き

B:やはり、犯人はこの中にいない。いるはずがない。

犯行が可能であった、美樹本さんは死んだ。つまり、彼は犯人じゃない。
そして、犯人は美樹本さんを殺したあと、そのまま美樹本さんの部屋のガラスを破り、外へ逃げたと考えると…この中に犯人は存在しないという事になる。
この暴風雨の中、外に飛び降りて大丈夫だったのだろうか?
2階から飛び降りたとしたら、かなりの高さがある。雪などのクッション代わりのようなものがあれば平気だろうが…。
「真理、やっぱりこの中に犯人はいないと思う。…犯行が不可能なんだ、この中の人たちでは」
ぼくは真顔で真理に言った。
「…そっか。そうよね。じゃあ、今犯人はどこに…?」
…たしかに、この中に犯人がいないとしたら、今現在犯人がどこにいるかが気になる。
さきほど、ペンション内を探したときは犯人は見つからなかったが…どうだろう。
「小林さん。一階の窓やドアは全て鍵がかかってますか?」
ぼくは落ち込み気味の小林さんに質問した。
落ち込んでる、なんてかわいいものじゃない。彼は心のそこから堕落しているように見えた。
「ああ。間違いなく鍵はかかっている。そこの玄関も含めてな。ただ…」
「ただ…なんですか」
「さっきから言おうと思ってたんだが…裏口の鍵がないんだ」
「な…!」
なんでそんな重大な事を今になって言うんだ…!
ぼくは小林さんに突っかかろうと思ったその時。

830 :589:2006/07/29(土) 03:19:47 ID:oWjRfVTu
「な、なんだって!そいつは本当ですかオーナー」
ぼくよりさきに俊夫さんが打って出た。
「あ、ああ…。だから…もしかしたら…その、犯人が裏口の鍵を盗み、私たちが全員で美樹本さんの部屋の前まで移動し、ガラスが割れた後、犯人は裏口からまたペンション内に忍び込んだかもしれない…」
「話が難しくてよく分からないわ」
可奈子ちゃんが首を傾げて言った。
「簡単なことです。犯人はまだこのペンション・シュプール内にいるかもしれない、ってことですよ」
ぼくは簡単に可奈子ちゃんに説明すると、可奈子ちゃんは馬鹿にされたと思ったのか、ぼくからプイと目をそらした。
「あ、あー、わし、トイレ行きたいんやけど、ええか?ええわな」
「構いませんよ」
小林さんが流すように受け答えた。香山さんが突然トイレに行きたいなどと暢気なことを言い出したのだ。
…ん?
香山さん、何かモゾモゾしていて様子が変だな。

A:「香山さん、鍵の事何か知ってるんですか?」
B:「香山さん、あなたが犯人ですか?」
C;「香山さん、チャックあいてますよ?」

831 :名無しのオプ:2006/07/29(土) 06:13:40 ID:FLg94q2H
続きキター!
Aでお願いします。

832 : ◆IJUrPaET6E :2006/07/29(土) 22:06:25 ID:P4xoOEj0
>>796 B このペンションにいるはずだ…

ぼくの考えが正しければ、みどりさんはこのペンションの中にいる。
そのときぼくの頭にひらめくものがあった。
そうか…そういうことか。
今までの点でしかなかった出来事が脳神経のようにお互いに手を伸ばし、次々と繋がっていく。
そしてそれはついには事件の全体像を織り成した。
ぼくには犯人がわかった。
「透? どうしたの?」
真理が問いかけてくる。
「わかったんだ。この事件の全てが」
「わかったって言っても…、犯人はみどりさんでしょ? 今大事なのはみどりさんから身を守ることじゃない?」
真理が突っ込みを入れてくる。
「まあまあ、慌てなくっても大丈夫」
「みどりさんは犯人じゃないってこと? ちゃんと説明してよ」
真理はまたもやむくれてしまった。
やれやれだ。
「しかし、それは聞き捨てならないな。透くん、事件のことがわかったんなら聞かせてもらえるかな」
小林さんからもせっつかれた。
「そうですね。私達自身の安全のためにも聞かせてください」
春子さんにも迫られた。
「…亜希を殺した犯人が判ったっていうのね? 聞かせて」
可奈子ちゃんが静かな迫力を湛えてゆっくりとしゃべる。
これは間違っていましたでは済まされないな…

833 : ◆IJUrPaET6E :2006/07/29(土) 22:07:57 ID:P4xoOEj0
「もったいぶるようで恐縮ですけれど、まず事件の整理をしてみましょう。みんなが言い落としたことや、
誤解していることがあるかもしれませんしね。」
「それなら、まだ透が知らないことがあるわよ」
「ぼくが知らないこと…かい?」
「透はちゃんと見てなかったし、あたしもちゃんとは教えなかったし…。昨日夕食の前、亜希ちゃんの部屋に
紙が押し入れられていたの」
ここで真理はちらりと可奈子ちゃんに視線をやった。
「ああ、あれ…。私たちが部屋に戻ったときに亜希の部屋に『こんや かまいたちの さんにんめが うしなわれる』
って書いた紙が、ドアの下の隙間から入れられていたみたいなの」
「こんや かまいたちの さんにんめが うしなわれる…」
そんなことがあったのか…。だが、ぼくは今の事実からも自分の推理の自信を深めた。
「次に11時ごろ、小林さんから俊夫さんの姿が見えないと相談されました」
「ああ。何時ごろからいなくなったか判らないんだが、少なくとも9時まではキッチンで後片付けをしていた。
次の日…、つまり今日だが決めておきたいことがあってね」
「そうでしたか。で、ぼくらは眠ってしまったわけですが…」
「俊夫も見つからなくてね。11時半には捜すのを止めて眠ってしまった。次の日のこともあるし、車も無くなってなかった
からどこかに出てしまったわけではないと思ってね」
「…え? そうなんですか? なんだかぼくは眠ってすぐに俊夫さんの知らせを聞いた気がするんですが」
「いや、2時くらいだったかな。トイレに起きたんだが、なんだか2階で物音がしたような気がして、見回りに行ったんだ。
そうしたら空室の前に血が付いていて、それで胸騒ぎがして空き部屋に入ってみると釘だらけでバラバラの俊夫を発見してね。
 それですっかり泡を食って、他に異常が無いかその部屋の中を見て回った。空室はあと2部屋あったんですが、
そちらも見て回った。それから後はとり合えず1階に降りて今日子を起こした。今日子に事情を話すうちに皆さんに知らせないと
いけないことに思い至ったんだ。真理を起こした。それから事の次第をお知らせしないといけないと思って、
――明らかに殺されていたわけだし――、今日子と手分けして皆さんの部屋をノックして、談話室に集まるように言って回った。

834 : ◆IJUrPaET6E :2006/07/29(土) 22:14:41 ID:P4xoOEj0
 このとき田中様と河村様の部屋からは返事が無かったし、みどりの姿もなかったな。
 それで談話室で待っていたら、まず真理と徹くんが降りてきた。真理と徹くんは今日子から俊夫のことを聞いていたらしくて、
私から話を聞くと俊夫がいる部屋をのぞきに上がっていってしまった。
その後、順番は定かじゃないが、皆さん三々五々降りて来られた。香山ご夫妻は返事はすれど談話室には降りて
らっしゃらなかった。もっとも、直後に何かが割れる音が2度して、みんな自分の部屋を確認しに談話室を離れたし、
香山ご夫妻の部屋には透君と私で行ってお二人の姿を確認した。
 まあ、河村様は神経質なところのありそうな女性でもあったし、睡眠薬でも使っているんだろうと思って、
私は透君と一緒に田中様の部屋の確認に向かったというわけだ」
「もう少し厳密に言うと、ぼくが田中さんの部屋のドアに取り付いていたんですが、一人で開ける気になれなくて
真理に小林さんを呼んできてもらったんです。それで、小林さんの立会いのもと、田中さんの部屋の鍵を開けて、
遺体発見となりました」
「ちょいと待ちい、兄ちゃん。ほなあんた田中さんの部屋の鍵持っとったんか?」
香山さんが割って入る。それに対してぼくの代わりに小林さんが、
「いや、すみません。ちょっと、俊夫の死体を見てパニックになっていまして、死んでいるかもしれない人の部屋に入る気が
しなかったんです。で、透くんに鍵を渡して田中様の部屋の様子を見てきて欲しいと」
「もっともぼくも一人では開ける気になりませんでしたし、一宿泊客ですからね。結局、田中さんの遺体は小林さんも一緒に
確認することになりましたけど」
「ああ、小林くんが直前に渡したんか…。びっくりするわ、ホンマに」
そう言えばこの辺、バタバタしてあんまり説明が無かったな。
「念のために言っときますけど開けたらすぐに返しましたからね」
「ええ、確かに受け取りました」
特に疑念の視線を向けられることもなかった。

835 : ◆IJUrPaET6E :2006/07/29(土) 22:15:18 ID:P4xoOEj0
さて次に、

A ぼくは遺体のおさらいに移った

B ぼくは連絡網破壊のおさらいに移った

C ぼくは真理のおさらいに移った

D ぼくは亜希ちゃんの胸の感触のおさらいに移った

E もういやになってそのまま推理を披露し始めた

836 :名無しのオプ:2006/07/30(日) 14:25:20 ID:DFUVvqoY
重要な分岐点っぽいけど…。
Aでお願いします。

837 :名無しのオプ:2006/07/31(月) 06:51:31 ID:HVTfmhul
ピンクのしおりはD

838 :名無しのオプ:2006/08/04(金) 23:52:41 ID:bVvLHrbQ
幽霊探偵みどりのサイトにアクセスできない…

839 : ◆IJUrPaET6E :2006/08/06(日) 22:59:05 ID:hwGPO10q
閑話休題>>825の続き
例のペンションの写真です
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000142349.zip

840 :名無しのオプ:2006/08/06(日) 23:18:40 ID:40+5XMAA
>>839
階段の写真を見ると
やっぱり興奮するねw
「シュ○ールやああああ!」と

841 : ◆IJUrPaET6E :2006/08/06(日) 23:25:40 ID:hwGPO10q
あ、そうそう
部屋にはトイレやお風呂は無かったです
ベッドと液晶テレビとクローチェットくらいでした
豪雨のせいで近くの川の水位がめちゃくちゃ高かったです

…釘魔編の続きは気長に待ってください

842 :名無しのオプ:2006/08/08(火) 13:50:55 ID:Vf4g75k4
続き期待age

843 :名無しのオプ:2006/08/10(木) 23:12:45 ID:7H7HJzDc
みどりさんが買出しから帰ってきた。
どうも様子がおかしい。
きっとひき逃げしたに違いない。
ぼくは怪しいと思い、みどりさんが買出しの際に乗った
小林さん所有の4WDを調べることにした。
…やっぱり。
フロントの右下部の辺りが凹んでいる。
何かにぶつけたのは確かだ。
ぼくは談話室へ向かうと、率直に言った。
「みどりさん!一体何を轢いたんですか!?」

844 : ◆IJUrPaET6E :2006/08/10(木) 23:15:36 ID:Wy6hlu3C
支援age

845 :名無しのオプ:2006/08/11(金) 01:46:35 ID:/6+r+v3Y
wktk

846 :宣伝にきました:2006/08/11(金) 12:37:48 ID:aswgZWQD
────『百物語2』 オカルト板にて開催 ────
2006年 8月 11日(金)20:00〜

「今宵また百本の蝋燭に火が灯る……。」

忘れられない体験、不思議な記憶。
それは貴方にも、きっと──
今夜、言葉として紡ぎ百の物語を完成させてみませんか?
詳しくは http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1153574709/
※開催時間直前に『百物語2』のスレが立ちます。
↓まとめサイト
http://wiki.fdiary.net/tales/
↓携帯
http://id23.fm-p.jp/27/mltz/
↓ページめくり式
http://www.aoki.cc/maka_fushigi/100/


847 :名無しのオプ:2006/08/11(金) 19:35:18 ID:CpfiVDE7
「…え?何のこと?」
みどりさんは少し間を置いて、そう答えた。
かすかに動揺が見られる。
「だから、さっき出かけた時に、何を轢いたんですか?
…分かってますよ。
ぼくは調べたんだ。
フロントに凹みがある。
言い逃れはできませんよ。」
「あ、ああ、あれ。
あれはね、木にぶつけちゃったのよ。
視界が悪かったから。」
…みどりさんは嘘を付いている。
この時、ぼくはそう思った。
しかし…、こうシラをきられては埒が明かない。
もう少し調べてみる必要がありそうだ。
ぼくは…、

A. みどりさんの部屋にコッソリと侵入しようと思った。
B. 4WDをもっと詳しく調べよう。証拠隠滅される前に。
C. 外は猛吹雪だが、みどりさんが車で通ったルートを調べてみようと思った。

848 :名無しのオプ:2006/08/11(金) 23:04:05 ID:CwO9JQSq
B

849 :名無しのオプ:2006/08/12(土) 21:39:05 ID:TyNBM0sk
B. 4WDをもっと詳しく調べよう。証拠隠滅される前に。

ぼくは、さっそく4WDの元へ向かった。
まずはタイヤをよく見てみる。
フェンダーに泥が多目に付着している。
雪道を走ってきたにしては妙だ。
次は…、トランクだ。
立ち上がった瞬間、後頭部に強烈な衝撃が走った。
振り向こうと思ったが、力が入らず、その場に倒れた。
視界が闇に染まった。

                           終(透死亡)
                         コンテニュー>>847、A or C

850 :名無しのオプ:2006/08/12(土) 22:58:04 ID:qzWLOpnU
C

851 :名無しのオプ:2006/08/13(日) 00:56:59 ID:4WO/NIQZ
期待age

852 :名無しのオプ:2006/08/14(月) 09:18:22 ID:B1PAknuL
>>839
この写真を吉里吉里に使っても可能でしょうか?

853 : ◆IJUrPaET6E :2006/08/14(月) 20:59:26 ID:BaQSetep
>>852
吉里吉里に使用することが許可されますか、と解釈しました
例のペンションさんにメールで訊いてみるのでお待ちを

854 :名無しのオプ:2006/08/14(月) 21:43:23 ID:pQP0ZiXH
吉里吉里ってなに?

855 :名無しのオプ:2006/08/14(月) 21:44:53 ID:47ygMahu
>>854
サウンドノベルなどのゲームを自由に作れるソフト

856 :名無しのオプ:2006/08/14(月) 23:00:17 ID:47ygMahu
C. 外は猛吹雪だが、みどりさんが車で通ったルートを調べてみようと思った。

ぼくは、小林さんに4WDのキーを貰うと、車に乗り込み
エンジンをかけ、みどりさんが買い出しに行った地元のスーパーを目指した。
車が通れるような道は一つしかない。
ぼくは車を低速に保ちながら、注意深く道を窺いながら進んでいった。
10分ほど車を走らせると、雪が不自然な形に積みあがっている
箇所を発見した。
車を止め、降りて調べてみる。
…吹雪が凄いな、早く調べて帰らないと…。
ぼくが車から離れると、突如車が動き出した。
「…え?」
車はそのまま走り去ってしまった。
ぼくは気付いた。
…誰かが車の中に隠れていたんだ!
しかし、今更気付いても遅い。
この猛吹雪の中、シュプールまで自力で戻れるはずもなく…。

                                    終(透死亡)
                                  コンテニュー>>847、A

857 :名無しのオプ:2006/08/14(月) 23:18:31 ID:QZPz+9Fh
残されたAで

858 :名無しのオプ:2006/08/15(火) 21:46:26 ID:LcI+lXMd
A. みどりさんの部屋にコッソリと侵入しようと思った。

みどりさんの部屋は、1階にあるスタッフルームだ。
そこに侵入し、中を調べる為には、
スタッフルームに誰もいない時間と、ルームキーの二つが必要だった。
まずは、スタッフルームが空になる時を待たねばならない。
30分ほど談話室にソファに座って時間を潰していると、
入口付近の雪を退けたいとのことで、
小林夫妻、俊夫さん、みどりさんらペンションのスタッフたちが、
外へ行こうとしていた。
…チャンスだ。
次はルームキーの入手だ。
「小林さん、ちょっといいですか。」
ぼくは、外へ行こうとする小林さんに声をかけた。
「ああ、何だい透くん。」
「地下からワインを持ってきたいんですけど、
地下室の鍵を借りてもいいですか?」
「別に構わないよ。
鍵は管理室にかけてあるから、持っていきなさい。」
「どうもありがとうございます。」
上手くいった。
真理との仲もあるので、何も疑われたりはしなかった。
ぼくは、管理室へ行くと、地下の鍵ではなく、マスターキーを拝借した。

859 :名無しのオプ:2006/08/15(火) 21:53:21 ID:LcI+lXMd
ぼくは、マスターキーを手に取ると、素早くスタッフルーム前に移動した。
宿泊客に見られてはいないか、慎重に辺りを見回した後、
スタッフルーム内に侵入した。
入った後は、一応内側から鍵をかけておく。
さて…、何を調べようか?

A. クローゼット
B. バッグ
C. ベッド
D. バスルーム
E. 清原

860 :名無しのオプ:2006/08/15(火) 22:09:33 ID:yOOf0TdA
Eで。

861 :名無しのオプ:2006/08/15(火) 22:48:31 ID:PfdYBuKL
ワロス

862 :名無しのオプ:2006/08/15(火) 23:49:56 ID:9s++wpth
>>839の画像ってパスが必要みたいなんだけど、どうやったら見れるんですか?
素人ですいません…。

863 :名無しのオプ:2006/08/16(水) 00:02:48 ID:3LRzYrxn
見れました!どうもすみません


864 :名無しのオプ:2006/08/16(水) 20:49:36 ID:6SD0Aucn
>>839
DLパスを教えてくださいm(__)m

865 :名無しのオプ:2006/08/16(水) 21:28:12 ID:dO/MH1ts
>>864
>>839のレスのメール欄を見るといいよ。

866 : ◆IJUrPaET6E :2006/08/16(水) 21:50:04 ID:a/xVLyoD
>>852
断りの返事を頂きました

写真は個人の範囲で楽しんでください

867 :名無しのオプ:2006/08/17(木) 17:37:08 ID:gllBJMYS
>>866
ありがとうございました

868 :名無しのオプ:2006/08/17(木) 23:30:18 ID:YetfKvmR
E. 清原

そうだ。
清原。
ぼくは、清原の大ファンだということを忘れていた。
そういえば、昨日の清原の打撃成績をまだ確認していない。
それを新聞で確認するのは、ぼくの楽しみ、というか義務だ。
ぼくは辺りを見回し、新聞を捜した。
部屋の中央にある木のテーブルの上に、新聞を発見した。
ぼくは急いで新聞を手に取り、スポーツ欄を開いた。

“2006年8月16日(水)、清原、3打数1安打”

3打数1安打か…、微妙だな…。
清原はあの年俸でこの成績じゃあ駄目だよなあ…。
そもそも、開幕時は徹底的にボールを見て四死球で出塁すること、
あるいは右方向への打撃、それも、長打を無理に狙わないことで、
チームへの貢献に成功していた。
それが、交流戦に入った頃からか、まかり間違って本塁打が
良い所で出てしまったが為に、また長打狙いの振り回し打撃になってしまったのだ。
今ではただの三振製造機だ。
チームの癌だ。
ぼくは暗澹たる気持ちになっていた。

と、考えごとをしていると、足音が近付いてくることに気付いた。
…しまった!
清原のことを考えている場合ではなかった!
ノブが回る。
ガチャ!ガチャガチャ!
内側から鍵を掛けてあるので、すぐには入ってこれない。

869 :名無しのオプ:2006/08/17(木) 23:34:25 ID:YetfKvmR
このままではまずい!
ぼくはスタッフルームの窓を開けると、外へ飛び出した。
外に飛び出したはいいが、勢いがあり過ぎて
転がっていってしまう。
刹那、近くの川に転落した。
あまりの低温に、ぼくの心臓は一瞬で停止した。
氷の彫刻と化したぼくは、人知れず川の底のオブジェと化したのだった…。

                                    終(透死亡)
                                   コンテニュー>>859、A or B or C or D

870 :名無しのオプ:2006/08/17(木) 23:50:33 ID:JH+zFaTX
D,plz!

871 :名無しのオプ:2006/08/18(金) 09:24:36 ID:GeLqeJDI
>>868-869
真冬という設定なのに、新聞の日付が8月16日なのは突っ込むべき所なのだろうか…?

872 :名無しのオプ:2006/08/18(金) 09:42:20 ID:/fNZazeY
Dのバスルームで

873 :名無しのオプ:2006/08/18(金) 20:25:11 ID:2Fca7OQn
>>871
豪州で日本語新聞を取ってたとか

874 :名無しのオプ:2006/08/19(土) 00:42:43 ID:IwbEQSuI
>>839さんの写真をもう一度UPお願いできませんか?

875 :名無しのオプ:2006/08/19(土) 19:09:48 ID:G7YTgiVT
暇ができたら2の妄想編のシュプール時の話を書きたいなぁ。
透が皆殺しにする話を。
って言うか誰か文才のある人(ry

876 :名無しのオプ:2006/08/20(日) 20:50:29 ID:OeK5clWz
ホシユ

877 :名無しのオプ:2006/08/22(火) 23:05:38 ID:V2VSpfjV
保守

878 :名無しのオプ:2006/08/23(水) 01:15:06 ID:A3CHZ8Hz
D. バスルーム

ぼくはバスルームを調べることにした。
バスルームの扉を開けると、
小奇麗なバスタブがあった。
覗き込んでみるが、何も無い。
バスタブ以外にも室内をざっと見回すが、やはり何も無い。
ぼくは諦めてバスルームから出た。

まだ調べる時間はありそうだ。
他に何を調べよう?

A. クローゼット
B. バッグ
C. ベッド

879 :名無しのオプ:2006/08/23(水) 01:37:19 ID:ZVohQhZd
C


880 :名無しのオプ:2006/08/25(金) 14:36:43 ID:GEZr7Tps
保守


881 :名無しのオプ:2006/08/26(土) 00:01:17 ID:7DGQ+T58
C. ベッド

ぼくは次に、ベッドを調べた。
ベッドの下部に、収納スペースがあるタイプのベッドだった。
ぼくはその収納スペースの引き出しを空けた。
しかし、何も入っていない。
諦めて引き出しを閉めようとしたが、何か違和感を感じた。
この違和感は何だろうか…。
…そうか。
ぼくは引き出しを引っ張り、引き出しをベッドから外した。
そして、ベッドの底の空間を覗いた。
すると、ポリ袋が置いてあるのが見えた。
違和感の正体は、引き出しの開け閉めの際に、
少し引っ掛かっていたことによるものだった。
ぼくはそのポリ袋を引っ張り出して開けてみた。
中は紙くずが大量に入っている。
紙くずを一つ一つ広げ、中身を確認していく。
大半は他愛もない広告だったが、驚いたことに
スピード違反のキップが何枚も出てきた。
勿論、違反者は篠崎みどりだ。

882 :名無しのオプ:2006/08/26(土) 00:07:49 ID:7DGQ+T58
みどりさんがスピード狂であることが判明した。
やはり、先ほどの買出しの際に、みどりさんが何かを轢いたのだ。
猛烈なスピードで車を走らせ、何かを轢いたのだ。
これはみどりさんを問い質す時に使えるかもしれない。
ぼくは違反キップをポケットに入れ、ポリ袋を元に戻し、
コッソリとみどりさんの部屋を後にした。

部屋を出ると、素早く管理室にマスターキーを戻し、
地下室の鍵を取る。
そして、地下室へ行き、適当にワインを取って談話室へ行った。
とりあえず、一仕事を終えたのでワインでも飲むか…。
ぼくがソファに座ってそんなことを考えながらくつろいでいると、
“シュプール”の正面玄関の扉が勢い良く開いた。
みどりさんが息を切らせながら言った。
「みんな、大変よ!
オーナーが!!!」

883 :名無しのオプ:2006/08/26(土) 01:09:20 ID:ZRqkll7T
規制?

884 :名無しのオプ:2006/08/26(土) 22:11:17 ID:ai3x6EJh
wktk

885 :名無しのオプ:2006/08/30(水) 15:39:43 ID:I+BN04xR
hoshu

886 :名無しのオプ:2006/08/30(水) 22:28:41 ID:9+ELtKMO
「オーナーがどうしたっていうんです?」
ぼくは相手を落ち着かせるような調子で言った。
「雪をどけている最中に、オーナーの姿が見えないと
思って、裏口の方を見たら、オーナーが頭から血を流して倒れていたの!」
「何だって!?」
ぼくは急いで現場に向かった。
現場に付くと、小林さんが倒れていた。
傍には俊夫さんがいる。
「透くんか。
今からオーナーを談話室のソファに運ぶから手伝ってくれ。」
「ちょっと待って下さい、俊夫さん。
小林さんの容態はどうなんですか?」
「誰かに頭を殴られて、頭部から出血し、意識不明の状態だ。
危険な状態だから、早く。」
「分かりました。」
ぼくと俊夫さんは、みどりさんが持ってきた担架で
小林さんを談話室へ運んだ。

887 :名無しのオプ:2006/08/30(水) 22:37:50 ID:9+ELtKMO
…10分後、小林さんは応急処置を施されて、
自身の部屋で安静にすることとなった。
妻の今日子さんが看病している。

「一体、誰があんなことを…。」
「まったく気の毒だな。
何しろ、今日は今日子さんの大事な客人が来るって話しだったが、
オーナーがあんなことになったんじゃあ、
客人どころじゃないもんなあ。」
俊夫さんが腕組みしながら言った。
…客人。
一体、何者なのだろうか?

A. ぼくは客人のことが気になったので、今日子さんに
  そのことを詳しく聞きに行った。
B. 小林さんは何故殴られたのか?
  ぼくは事件現場周辺を調査すべきだと思った。
C. 小林さんを殴ったのは誰なのか?
  ぼくは“シュプール”内の人間のアリバイを確認するべきだと思った。

888 :名無しのオプ:2006/08/30(水) 22:54:31 ID:Sz+I6yyh
Bでお願いします

889 :名無しのオプ:2006/09/02(土) 19:17:41 ID:CAjUb53p
保守

890 :名無しのオプ:2006/09/06(水) 23:07:19 ID:K2Y3RQ0k
age

891 :名無しのオプ:2006/09/07(木) 21:09:54 ID:kO4Cd7si
B. 小林さんは何故殴られたのか?
  ぼくは事件現場周辺を調査すべきだと思った。

ぼくはおかしな部分があると思った。
問題は小林さんと俊夫さんがこの猛吹雪の中、外で雪かきという作業をしている点だ。
こんな天気で外も真っ暗なのに無理して雪かきなどやる必要はないはずだ。
さっき、みどりさんが帰ってきてから様子がおかしいことも含めてぼくはある仮説を立ててみた。
それを調べるためにも事件現場に行く必要がある。
僕は軽く挨拶して小林さんの部屋を出て、玄関に向かった。
「ん?透くん、外にでるのかい?外はひどい吹雪だからやめたほうがいい。ほんの少し離れるだけで明かりも見えなくなるよ。それにオーナーを襲った犯人、もしかしたら熊かも知れないけど・・、うろついてるだろうから中のほうが安全だ」
玄関先で俊夫さんに引き止められた。
どうやら外に出したくないようだ。
「いえ、ちょっとテラスに忘れ物しちゃって、すぐに戻りますよ」
もはや僕の考えは確信に変わった。
そう二人がこの猛吹雪の中、外に道具を持っていった理由は

A、雪かきのためだ
B、外で何かを埋めたに違いない
C、ガソンコ星が地球に再接近するのは今日だ
D、真理の部屋をのぞくためだ


892 :名無しのオプ:2006/09/07(木) 22:06:09 ID:FbFhiYsH
D

893 :名無しのオプ:2006/09/07(木) 23:25:04 ID:kO4Cd7si
D、真理の部屋をのぞくためだ

そう。誰の目から見ても、真理は素敵だ。
男に生まれたからにはその裸体を拝んでみたいと思うのは当然の事だ。
ぼくも愛用のドールに真理の顔写真を拡大して貼り付けてる。
小林さんや俊夫さんもきっとやってるに違いない。
だが、そんな事より重要なのは小林さんが殴られた事件の真相を調べることだ。
ぼくは玄関の扉を開け、勢いよく外に飛び出し、真理の部屋の真下に向かった。
吹雪はさらに勢いを増したようで、顔にかかる雪が痛みを感じさせる。

真理の部屋の外側には予想通りはしごが立っていた。
事件を冷静に分析すれば真相ははっきりしている。
小林さんと俊夫さんははしごを使い真理の部屋の外から覗こうとしたのだ。
その際、小林さんは足を滑らせ、中間の屋根を滑り裏口付近に落下したのだろう。
そして、裏口付近で作業していたみどりさんが物音に気づき、落下で怪我をした小林さんを発見した。
正直にみどりさんや今日子さんに話すことができず、俊夫さんと口裏を合わせたのだろう。
この事件で最も重要な部分を確認するために、ぼくははしごに足をかけた。

894 :名無しのオプ:2006/09/07(木) 23:38:00 ID:kO4Cd7si
一段、一段、足をかけて登っていく。
初めて見たときは稲妻が走ったようだった。
2階までの距離はそれほど遠くない。
長い髪から覗く首筋が綺麗だなと思った。
吹雪は弱まらないどころか、勢いは増すばかりだ。
意外とスタイルがいいと気づくまでは時間はかからなかった。
幸い、冬物の長靴の溝は深く、はしごにかける足も安定している。
何度もアタックしたのはそこに立派な双子山があるからだ。
明かりが目の前に見える。
何度も想像しても、それは現実には遠く及ばないわけで・・・。
「ああ、真理」
窓の側に近づく。
真理は中にいるはずだ。ぼくの鼓動が早くなる。
この中には夢にまで見た真理の裸体が・・・・。




「はっ。ガラスが曇って見えない!!!」
力が抜けたとたん、足が滑った。
人間死ぬときは走馬灯のように過去の事を思い浮かべるというが、ぼくには走馬灯が回ってるシーンが浮かんでいた・・・。


 終(透死亡)
                                   コンテニュー>>891、A or B or C



895 :名無しのオプ:2006/09/08(金) 00:11:56 ID:/ZPSfhwy
>>894
Cを選びたいけどBで!

896 :名無しのオプ:2006/09/10(日) 16:44:12 ID:xZwetUZD
C、ガソンコ星が地球に再接近するのは今日だ

ガソンコ星というのは学者のガソンコ氏によって知的生命体の存在する可能性があるとされている惑星だ。
また周期から計算すると今日この日が最も地球に近づく事をぼくはあらかじめ知っていた。
自分で調べたところアブダクト(宇宙人に誘拐)されたと証言する田中(仮)さん(67)が住んでいる村はこのシュプールから数キロ程度しか離れていない。
つまり彼らと交信することが可能かも知れないのだ。
真理から誘いを受けたときはすごく嬉しかった。
「透ったら。そんなにはしゃいじゃって・・」
真理が笑っていたことを思い出す。
外に出たぼくは夜空に向かって両手を広げ、顔をガソンコ星の方に向けた。
「ベントラー、ベントラー、ノウマクサンダー、ジュゲム、ジュゲム五行のすり切れ、餃子1日百万個・・・。」
ぼくは交信し続けた。
「………」
小一時間程たっただろうか・・・。ぼくの頭にいきなりノイズが飛び込んだ・・・。
ガソンコ星人だ。そうに決まってる。
初めての感触だからどう表現すればいいのか分からないが、直接頭に言葉が飛び込むとか漫画や小説では目にするが・・・。
ぼくは自分で解釈して、ガソンコ星人と会話しようとした。
「ぼくは矢島透といいます。地球人代表としてガソンコ星のみなさんと友好を深めるため交信しました」
日本語が通じるとは思わないけど、ぼくは一生懸命友好的に話しかける。
「・・・・・・」
何を言ってるのか分からない。
「ギ・・・トオ・・・ヤジ・・・ド・・・・・コ・・・・ベ・・・・ギョ・・」
何か擬音のようだが音が拾えるようになった。もしかしたらガソンコ星人が言語を合わせようとしてるのかも知れない。
ガソンコ氏の言うとおりだった!!!
ガソンコ星人はすばらしい科学力をもっているんだ!!

ザ、ザ、ザ、目の前に光の柱が立った。
真っ白い人と言うよりはダルマのような丸い物体が光の柱の中を降りてきた。
上空にUFOの様なモノは見えない。目立たないように隠してるのだろう。
ぼくは息をのんだ・・・。

『たった一人の宇宙戦争編』に続く。

897 :名無しのオプ:2006/09/10(日) 16:56:06 ID:xZwetUZD
B、外で何かを埋めたに違いない

ギィッ
玄関の扉はさっきよりも重く感じられた。
玄関から外に出ると寒さが一気に肌を突き刺す。
バタンッ!!!
風が扉を乱暴に閉める。壁一枚しか隔たりはないのにもはや別世界だ。
近くにあるはずのペンションの明かりもはっきりと判断できない。
この猛吹雪だ。物を埋めても雪が溶け無い限り発見されない。
そして、それは、小林さん、俊夫さん、みどりさんの3人が隠さなくてはならないものだ。
もういちど情報を整理する。
清原の打率。
みどりさんの暴走癖。
今日くる予定の客人。
4WDのついた傷。
導かれる答えは一つしかない。
埋められた物とは・・・。

A、真理の下着
B、人の死体
C、清原のサイン入りバット


898 :名無しのオプ:2006/09/10(日) 21:43:46 ID:5jWkDlvk
何の迷いもなくCで!

899 :名無しのオプ:2006/09/10(日) 22:00:46 ID:bFoF/8ZW
こらっ

900 :名無しのオプ:2006/09/10(日) 22:13:05 ID:FNjH+vJw
ここはAだろっ

901 :名無しのオプ:2006/09/11(月) 21:39:23 ID:dRQH0rca
『たった一人の宇宙戦争編』が本当に続くのかも気になる。

902 :たった一人の宇宙戦争編:2006/09/12(火) 10:00:24 ID:VNqTEe9q
ぼくは息をのんだ・・・。
冷静に目の前の物体を観察する。
身長(全長か?)はぼくより若干低いようだ。
ぼくの身長が172cm程だから、目測で言えば10数センチは低いだろうか?
いずれにせよ積雪と靴などの誤差もあるためはっきりはわからない。
一般的な宇宙人の代表として登場する『グレイ』なんかは子供くらいの大きさらしいが、ガソンコ星人は目の前の物体を成人だとすると地球人と変わらない大きさだということになる。
ガソンコ星人が、地球人でいえば口あたりの部分から音を発しているようだ。
吹雪のせいで、聞き取りにくい。
「すいません。何を言ってるのかわからない。もう少しはっきりしてください」
ぼくは大声で叫んだ。吹雪でもこれなら聞こえるはずだ。
白い物体=ガソンコ星人は目の前まで近づいてきた。
「・・・・・・」
やはり何かを言ってるようだが、聞き取れない。
不意にガソンコ星人がぼくの肩を掴んだ。
「ぐっ!!!」
強くつかまれたため、思わず声が漏れた。
「やめろ!!何をするんだっ!!!」
「ベントー・・・・・ギョーザ、ヒャクマンーーーーコ・・・・シュークリーム」
「何を言ってるんだ!!!くっ!!離せ!」
ガブッ
「!!」
ガソンコ星人が首筋に噛み付いてきた。
痛い・・・痛い・・・・。
獰猛な口が・・・歯がぼくの首筋に刺さる・・・・。
なんて事だ・・・・・。
ガソンコ星人にとって地球人は餌にすぎなかったんだ。
首筋が熱くなってきた。
しかし、噛み付かれたおかげで寒さで凍りついていた体に力を入れる事ができた。


903 :たった一人の宇宙戦争編:2006/09/12(火) 10:18:51 ID:VNqTEe9q
しかし、噛み付かれたおかげで寒さで凍りついていた体に力を入れる事ができた。
力任せにガソンコ星人を引き離す。
ガゴッ!! ガソンコ星人が倒れた。
だが、このままではガソンコ星人は近くの人間を餌にしてしまうだろう。
まず、目の前のガソンコ星人を殺さなくては・・・・。
ぼくはガソンコ星人に馬乗りになって顔と思われる部分を殴り続けた。
「ギエ・・・」
ボコ
「ウギャ・・」
ボコッ、ボコッ
「ゥ・・・ュ」
何十発殴っただろうか、ぼくの拳は真っ赤に染まり、真っ白いガソンコ星人の上半身は真っ赤に染まった。
拳に痛みが走る。
幸いガソンコ星人の耐久力はあまりないようだ。
ぼくはその場で横になり、夜空を眺めた。
吹雪のせいで、星はまったく見えない。
・・・・・・。
だが、ガソンコ星では地球を見ているはずだ。
それも餌場として!!! 許せない。
横に倒れるガソンコ星人を見た。この出張ったお腹に何人の地球人の肉が詰まってるんだ!!?
ぼくはガソンコ星から地球を守ってみせる。
ガソンコ星人が侵略しにきてる話なんて誰も信じないだろう。
年に何万人も行方不明者がいるのに・・・・。
たった一人でもこの地球は守って見せる。
「!!!」
しまった。こんなところにガソンコ星人が一人でいるわけはない。

A、「真理が心配だ」
急いでシュプールに戻った
B、このあたりに残ったガソンコ星人がいないか確かめる事にした

904 :名無しのオプ:2006/09/12(火) 10:47:00 ID:VNqTEe9q
>>897のC C、清原のサイン入りバット
ぼくは清原のサイン入りバットを掘り当てた。
「なんてすごいバットだ!!気が通ってる!!これはホンモノだ!!!」 ぼくは目の前のバットにオーラを感じた。
「・・・・」 何か聞こえる・・・。
バットだ!!バットが話しかけてるんだ!!
「おうワイや。清原和博や。お前ワイの声が聞こえるんやな」
なんということだ。このバットには清原の魂が宿ってるんだ。
「お前がしっとるかどうかは知らんが、ワイには野球での栄光あるタイトルがほとんどない」
「知ってます。年間タイトルはないし、通算数も偉大な選手にも及ばない・・・。あるとしたら被死球数や三振数、いいことで言えばオールスターの本塁打数と通算本塁打が500本ある位で、通算打率も2割程度・・」
「余分な事は言わんでええで・・・・」
「はぁ・・・・」
「だから、ワイには大きな未練があるんや。日本プロ野球界の歴史に清原ありってところを残したかったんや」
「はぁ・・・・」
「幸い、お前にはこのワイの声が聞こえとるようや。ドヤ?いっちょプロ野球やらないか?」
「はぁ?」
「そうか、そう決まったら善は急げや。今から入団テスト受けに行くで!!!」
こうしてぼくはバットに引っ張られて、山を降りその足で入団テストを受けに行った。

200X年オールスターゲーム
「放送席、放送席〜。さてサンキョーオールスターゲーム、MVPは当然矢島透選手です」
「どうですか?ゲスト解説のチームメイトのウエカラさんに、マツカワさん?」
「いや当然の結果ですよ。ウチのチームも後半戦ひっぱてもらいたいですね」「ぼくもMVP狙って投げたんですけどねぇ〜」
「さて、お聞きしましょう。2試合で6安打3本塁打、打点12点。守っても1、2塁間を横っ飛びのダイレクトで取る超ファインプレー。どうです?今のお気持ちは?」
「この成果を天国で見守る清原さんに捧げます」
ぼくは愛用の清原サイン入りバットをお立ち台の上で掲げた。
大歓声が球場を包んだ・・・・・。

テレビの前で清原和博はつぶやいた。
「ワイ、死んどらんのやけど・・・」

終「ワイは番長や」   コンティニュー>>897 AorB


905 :名無しのオプ:2006/09/12(火) 11:06:29 ID:VNqTEe9q
>>897のA 
A,真理の下着だ
「見つけた」
本当にあるとは思わなかった。
どうやら真理の下着のようだ。
さっそく頭に被る。
不意にシュプールの扉が開いた。
「ちょっと透何やってるよ!?俊夫さんが透が外に出たっていうから心配して・・・」
「ジュワッ!!昔こうやってパンツ被ってウルトラマンごっこしたよね?」
「しない」
う、真理が恐ろしい目つきでこっちを睨む。
ぼくのごまかしは効かないようだ。
どうしよう・・・・。
「透!!おばさんのパンツ被って何してるのよ!!!?」

( ゚д゚ )<え!?
ノヽノ |
 < <
「こっち見んな」
そしてシュプールの扉は閉められた・・・。

終「そして扉は閉じられた」
コンティニュー>>897のB

906 :名無しのオプ:2006/09/12(火) 14:50:14 ID:ky023j3P
>>903.>>905共Bで。
この職人さんは今までの人達とはちょっと違う勢いのあるタイプで、
それはそれで何か好きだ。

907 :名無しのオプ:2006/09/12(火) 17:57:16 ID:xi8PwUDt
>>768
更新乙
見てみると未完なのは結構あるね。

清原カワイソス

908 :たった一人の宇宙戦争編:2006/09/13(水) 07:42:51 ID:f2XZ3+QQ
>>903のB
B、このあたりに残ったガソンコ星人がいないか確かめる事にした

この吹雪のせいで、遠くまで行くのは危険だ。
ぼくはかろうじて見えるシュプールの明かりを目印にしてガソンコ星人を探すことにした。
さっきガソンコ星人を殴り続けた拳の痛みはやわらぐことはなかったが、ガソンコ星人の顔は地球人より柔らかかったのか砕けてはいないとようだ。
だけど、次から少し冷静になったほうがいい。
「〜〜〜」
何か聞こえる。雄たけびか?
しまった!!!さっき殺したガソンコ星人の所に仲間が駆けつけたんだ。
ぼくは元の場所に急いで戻った。

さっきのガソンコ星人を抱きかかえるような形でもう一人のガソンコ星人がいた。
どうやらガソンコ星人が仲間をやられて怒ってるようだ・・・。
しゃがみこんで冷静に奴を観察する。
最初の奴と違って、少し大きい。
何よりも特徴的だったのは、「目」だ。
顔の半分くいが真っ黒な「目」だった。
1つ目のようにも見える。
大きく見開いた目が怪しい光を放つ。
ガソンコ星人は個体により容姿の違いもあるということだ。
そうなると耐久力も同じとは思えない。
さて、どうするべきか・・・?

A、ぼくは手近にあった大き目の石で後ろからガソンコ星人を殴りつけた
B、最初の奴と同じようにマウントポジションを取るべく、タックルをしかけた

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