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2ちゃんだけのかまいたちの夜 Part4

1 :前スレ908:2006/09/13(水) 08:19:16 ID:f2XZ3+QQ
◆「かまいたちの夜」を題材にしたリレー小説のスレ、Part4です。◆

・かまいたちの夜なら1でも2でもかまいません。オリジナルストーリーも歓迎です。
・基本的には以下のようなリレー形式ですが、書き手の意思優先です。

 1.書き手が選択肢でレスを締める。
          ↓ ↑
 2.ROMが選択肢からストーリーを選択する。
   あるいは、書き手本人か他の書き手が1の選択肢から選んで継続する。

・自分で続きを書く気のある人はその旨を宣言して続けて下さい。
・選択肢に至るまで複数のレスを消費してもOKです。
・ゲームのネタバレは出来るだけ控えて下さい。
・何日たっても話の続きが書かれない場合、ほかの未選択の部分から始めても構いません。
・複数シナリオの並行もOKですが、混乱を避けるためにアンカーで継続元を明示して下さい。
・煽り、荒らしは厳禁。現れても構わず、スルーを心がけて下さい。


【過去スレ】
Part1 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1072705225/
Part2 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1086859860/
part3 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1128516029/
まとめサイト(前スレ>>760氏作成)
ttp://kama2ch.otogirisou.com/



2 :前スレ908:2006/09/13(水) 08:33:04 ID:f2XZ3+QQ
【「かまいたちの夜」関連スレ】
《ゲームサロン》 ★★★かまいたちの夜2総合スレ★★★
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1127059925/
《ゲームサロン》かまいたちの夜トリプル
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1153986988/
《ゲームサロン》 メールで】かまいたちの夜‐ニワンゴ‐【導け】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1152614904/
《家庭用ゲーム》 かまいたちの夜 総合122
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1157949467/
《レトロゲーム》 かまいたちの夜 第26章 〜不思議のペンション〜
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/retro/1152156836/
《ゲームキャラ》かまいたちの夜の真理
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1154323327/
《携帯電話ゲーム》 かまいたちの夜
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/appli/1143064861/
《ゲーム音楽》 【街】サウンドノベルの音楽【かまいたちの夜】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamemusic/1115439701/



3 :前スレ908:2006/09/13(水) 08:33:51 ID:f2XZ3+QQ
【参考】
かまいたちの夜〜AA編〜
http://aa.2ch.net/aastory/kako/1028/10281/1028195077.html
かまいたちの夜AA版〜ドーナツ島のわらび唄〜
http://aa.2ch.net/aastory/kako/1037/10375/1037536178.html
かまいたちの夜 〜AA編〜 Part3
http://aa.2ch.net/aastory/kako/1045/10459/1045925675.html
かまいたちの夜〜戦国篇〜
http://hobby.2ch.net/warhis/kako/1027/10273/1027307722.html
リアル かまいたちの夜(サウンドノベルツクール)
http://www7.ocn.ne.jp/~trance/snt.htm
犬小屋
http://inuhei2004.hp.infoseek.co.jp/
「鳩のなく夜」
http://www.h6.dion.ne.jp/~yatufusa/
かまいたちのペンション
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2693/kamai.htm
万年床
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/6071/
煉獄-かまいたちの夜2 another-
http://homepage3.nifty.com/varitra/kama2another/index.

4 :前スレ908:2006/09/13(水) 08:35:39 ID:f2XZ3+QQ
【公式】
チュンソフト
http://www.chunsoft.co.jp/
セガ かまいたちの夜×3
http://chun.sega.jp/kama3.html
テレビドラマ版「かまいたちの夜」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/kamaitachi/

【その他】
2ちゃんだけのかまいたちの夜(意見・要望・感想)掲示板
http://9028.teacup.com/kamaitati/bbs
8音ラジオ(midi)
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/8705/


5 :前スレ908:2006/09/13(水) 08:48:58 ID:f2XZ3+QQ
以上テンプレ
以下弁明
前スレ>>908書き込み後に前スレの容量が一杯になってしまったため、書き逃げ放置も無責任だと思い、新スレを立てることにしました。
時間帯も日にちも微妙で申し訳ないです。尚、前スレで展開中の話に至っては前半部分の収束がどのようななっているのか、はっきりしない部分もありますし・・。
前スレ>>891以下のシナリオは「宇宙戦争編」も含めて、すべて僕が書き込んだものですが完全に横槍ですし駄文で汚してしまい、申し訳ない気分です。
前スレ>>887以前の職人さんの展開を待ちつつ、>>887のB以降は横取りしてしまいました。
つきましては前スレ>>897のBも書き込む予定でしたが、時間もありませんので帰宅後ということでお願いします。
他の展開のあらすじもまとめる時間がありませんので、まとめサイトの方(管理人さんいつもご苦労様です)を参考にお願いいたします。

6 :テンプレ入れ忘れ:2006/09/13(水) 08:56:23 ID:f2XZ3+QQ
☆このスレのルール

・選択肢は一番最初にレスした人のものを採用する

・進行中のシナリオは、最新の筆者が特別の意思を示していない場合は、
(このシナリオは一人で書かせて下さい、等)
誰でも途中から参加し、創作することができる

・シナリオを続きから書く場合は、何番のレスからの続きなのか明記する

………………………………………………………………………………

※かまいたちの夜風の文章では、「僕」ではなく「ぼく」の方が
  原作に忠実です(強制ではなく推奨)

※ゲームオーバーになったら、直前の選択肢に戻ってやり直しましょう

※誰でも参加できます。
 別にレベルの高い文章じゃなくても大歓迎です。
  どんどん投稿してスレを盛り上げましょう

7 :名無しのオプ:2006/09/13(水) 15:08:36 ID:CMLNNlrU
>>1
Good Job

まとめサイトいい感じだな。
雰囲気が良い

8 :あらすじ:2006/09/13(水) 19:46:43 ID:McBvYcQg
前スレ>>843からのあらすじ
買い出しから戻ってきたみどりの様子がおかしいことに気付いた透はみどりが運転した4WDに傷が付いてるのを発見した。隙を見てみどりの部屋に侵入し、みどりにはスピード狂という一面があることを知る。
そのとき外で作業していたペンション「シュプール」のオーナー小林が何者かに襲われた。
透は事件の真相を探るため現場に向かった。透の頭の中にはすでに一つの推理が組上がっていた・・・。

「たった一人の宇宙戦争編」あらすじ
ガソンコ星人に襲われた透は必死の思いでガソンコ星人の一人殴り倒す。
透は地球を守るために一人でも、ガソンコ星人と闘う決意をする。
付近にガソンコ星人がいないか探索してみることにした。

9 :たった一人の宇宙戦争編 :2006/09/13(水) 19:49:57 ID:McBvYcQg
前スレ>>903のB
B、このあたりに残ったガソンコ星人がいないか確かめる事にした

この吹雪のせいで、遠くまで行くのは危険だ。
ぼくはかろうじて見えるシュプールの明かりを目印にしてガソンコ星人を探すことにした。
さっきガソンコ星人を殴り続けた拳の痛みはやわらぐことはなかったが、ガソンコ星人の顔は地球人より柔らかかったのか砕けてはいないようだ。
だけど、次から少し冷静になったほうがいい。
「〜〜〜」
何か聞こえる。雄たけびか?
しまった!!!さっき殺したガソンコ星人の所に仲間が駆けつけたんだ。
ぼくは元の場所に急いで戻った。


10 :たった一人の宇宙戦争編 :2006/09/13(水) 19:51:22 ID:McBvYcQg
さっきのガソンコ星人を抱きかかえるような形でもう一人のガソンコ星人がいた。
どうやらガソンコ星人が仲間をやられて怒ってるようだ・・・。
しゃがみこんで冷静に奴を観察する。
最初の奴と違って、少し大きい。
何よりも特徴的だったのは、「目」だ。
顔の半分くが真っ黒な「目」だった。
いびつだが1つ目のようにも見える。
大きく見開いた目が怪しい光を放つ。
ガソンコ星人は個体により容姿の違いもあるということだ。
そうなると耐久力も同じとは思えない。
さて、どうするべきか・・・?

A、ぼくは手近にあった大きめの石で後ろからガソンコ星人を殴りつけた
B、最初の奴と同じようにマウントポジションを取るべく、タックルをしかけた

11 :名無しのオプ:2006/09/13(水) 20:00:11 ID:McBvYcQg
前スレ>>897のB
B、人の死体だ
吹雪の中壁づたいに現場に向かう。
ぼくは小林さんが襲われた裏口付近に奇妙な盛り上がりがあるのを見つけた。
(人一人分かな・・・)
道具を使っては体を傷付けてしまうかも知れない。
ぼくはスキー用グローブをはめた手で掘り出すことにした。
すぐに物体に突き当たる。柔らかい感触だが、それでも人としては固くなってしまっていた。

予想通り人が埋まっていた・・・。
それは・・・・若い女性だった・・・。
目の前には一人の女性が横たわっている。
今日来る予定の客人というのは彼女の事だろうか?

A、ぼくは冷静に彼女の服を脱がしていくことにした
B、誰かに知らせた方が良いと思い、裏口を叩いた

12 :名無しのオプ:2006/09/13(水) 21:19:45 ID:yKuG2n6p
>>10はAで、
>>11は他のどなたかお願いします。

13 :名無しのオプ:2006/09/13(水) 23:08:40 ID:dR/qjHqN
>>11
Aでお願いします

14 :たった一人の宇宙戦争編:2006/09/14(木) 07:42:46 ID:vFPnn98D
A、ぼくは手近にあった大きめの石で後ろからガソンコ星人を殴りつけた

手ごたえあり!!
ガソンコ星人は大きくよろけた。もう一撃加えるためにぼくは両手で石を振り上げた。
しかし、ガソンコ星人は体を倒して、よける。
勢いで振り下ろすのを止めることができず、ぼくの体は前方に泳ぐ。
「ガッ!!ギィギェェ」
ガソンコ星人がうなり、真っ白い丸い腕で殴りつけてきた。
「グッ」
最初の一撃が効いてるせいか、体勢はふらつき、その腕は空を切る。よけれた!?
一瞬そう思ったが、甘かった。倒れ掛かるように肩からタックルしてきた。
威力はないが、ガソンコ星人の体格と足場の悪さでその場で尻餅をついてしまった。
次の瞬間、ガソンコ星人に見下ろされていた・・。
殺られる!!!!ぼくは・・・

A、時を止めた
B、神に祈った
C、てもとにあった「何か」を掴んだ

15 :名無しのオプ:2006/09/14(木) 07:55:59 ID:vFPnn98D
A、ぼくは冷静に彼女の服を脱がしていくことにした

バリバリッ
ぼくは雪で凍りつきボロボロになったレインコートを乱暴に引き剥がした。
そしてそのまま彼女のコートを脱がし、自分も手袋を脱いで、セーターの中に手を差し込んだ。
予想通りだ。運がいい。
ぼくはニヤリと微笑んだ。

彼女は生きていた!!!!
確率はそれほど高い訳ではなかった。
しかし、みどりさんの4WDの傷はフロントバンパーがへこんだ程度だったこと。
そして、ここに運ばれたこと。
気絶していたこと。
万全の防寒装備でいること。
何よりも早急に発見できたこと。

よかった・・・・。
だが、このままでは衰弱して本当に死んでしまう。
ぼくは彼女を背負い、シュプールに戻った。

16 :名無しのオプ:2006/09/14(木) 08:08:44 ID:vFPnn98D
「透!!どうしたの?そんな格好で!?その人どうしたの?」
真理が驚いた顔でぼくに駆け寄ってきた。
ロビーでくつろいでいた美樹本さんも立ち上がってこっちに来た。
「その人、死んでるの?」
真理が心配そうに尋ねる。
「いや、まだ生きている。だけど危険な状況だ。真理は急いでお湯を用意してくれ」
「分かったわ」
「それから美樹本さん、救急に連絡してください」
「ああ、この吹雪で救急車はこれないだろうが連絡はしておいたほうがいいな」
「ええ、それと応急手当もお願いします」
「うむ、女性だから上にいるOLの二人と篠崎くんやオーナー夫人にも手伝ってもらおう」
そのとき、真理が鍋とバケツにお湯を持って戻ってきた。
シュプールの従業員たちと共に・・・。

A、「なぜこうなったか知ってますか」
ぼくはこの場で推理をぶちまけることにした
B、「どうやら倒れていたようです」
ぼくは嘘をついた

17 :名無しのオプ:2006/09/15(金) 14:22:39 ID:aoSk4oYb
まとめサイト乙です

>>16はAでお願いします


18 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 00:11:32 ID:dxez8CJl
酷いシナリオだけどw
前スレ>>629の続きを書きます。

19 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 00:19:13 ID:dxez8CJl
青の扉を開いた。
その向こうには…、真っ白な天井と壁の
研究室のようなものがあった。
培養フラスコや、顕微鏡、薬剤の棚などがある。
どうやらここが“発狂ウィルス”発祥の地のようだ。
「ついに辿り着いた!
アッハッハッハッハッハッ!」
突如、みどりさんが大声で笑い始めた。
みどりさんは何かを探していた。
それがここにあるというのだろうか?
「みどりさん…、一体何を探しているんです?」
ぼくが聞こうと思っていたことを、真理が先に聞いた。
「そうねえ…、いいわ、教えてあげるよ。」
みどりさんはニヤけた顔で近くの椅子に腰を降ろし、説明を始めた。

20 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 00:25:46 ID:dxez8CJl
「まず、見てご覧なさい、この研究施設。」
そう言われたぼくと真理は、改めて室内を見回した。
研究に必要なモノが網羅されているように思える。
それも、全て最新鋭のものだ。
「凄い設備ですね…。」
「そうでしょう?
これだけのモノを揃えようと思ったら、莫大な資金が必要になるのは
簡単に想像できるわよねえ?」
「ええ…まあ。」
「そのような莫大な資金を、一介のペンションのオーナーごときが
どうやって用意できたと思う?」
「さあ…。」
「ひひっ、想像できなくても無理ないわねえ。
…小林夫妻は、この辺りで石油を掘り当てたのよ!
ただの偶然だったのだろうけどね。
そのおかげで、資金は底を尽きることなく、正に湯水の如く使い続けられたよ。」

21 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 00:36:24 ID:dxez8CJl
「そこまではともかく…、“発狂ウィルス”っていうのは
一体何なんですか?
感染したと思われる人は、狂人になってしまう危険なシロモノですよ。
しかも、小林夫妻自身も感染してしまっている。
そんな訳が分からない上に、危険なモノにどうして心酔しているんです?」
「詳しくは知らないけど、ペンションの近くの温泉水に
含まれていたらしいわ。
元々、大学の微生物研究で博士号をとっていた
今日子さんには、それがどういうモノなのかピンときたようね。
ちなみに、感染者が多量に出たという話は聞いてないから、
空気感染はしないようね。
温泉水からウィルスを発見したのは、どうやら石油を掘り当てた後らしいわ。
その後、今日子さんが研究に没頭し、
お金を異常なまでに浪費するようになった。
その時、小林さんが研究をやめるように言ったのだけれど、
今日子さんは応じず、逆にそのことを疎ましく思って
何らかの方法でウィルスを小林さんに注入し、感染させたようね。」

22 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 00:43:59 ID:dxez8CJl
「今日子さんがそんなことを…!」
ぼくは戦慄した。
「狂人になってしまった小林さんは、もはやただの操り人形になった。
従って、研究は続けられることになった…、と、こういう訳ね。」
「しかし…、みどりさんは一体何を…?」
「ここまで言って、まだ分からないの?
石油も、ウィルスも頂いてしまおうってことよ!
この施設へ侵入する方法を、バイトをするフリしてずっと探していたのさ!」
そう言うと、みどりさんは立ち上がった。
「さあて、そろそろ遊びは終いだよ!
死んでもらおうかね!
…死ぬ前に何か聞きたいことは他にある?」

A. 「田中さん…、2階でバラバラになっていたあの人は何者ですか?」
B. 「ウィルスの感染経路の目星は付いているんですか?」
C. 「清原って、4打席回ってきたら、2回は確実に三振ですよね?」

23 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 05:09:09 ID:JoQfGtKa
>>22
続きキター!!しかも清原大人気w
じゃあCでお願いします。

24 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 15:10:51 ID:AcpeJwrk
>>16のA
A、「なぜこうなったか知ってますか」
ぼくはこの場で推理をぶちまけることにした

「透くん。どうしたんだ?そんな怖そうな顔をして?」
俊夫さんが聞いてくる。
「あ・・・・河村さん!!河村亜紀さんですね」
今日子さんが彼女に近づいた。
「河村亜紀さん?そうですか・・。今日来る予定の最後の客人ですね?」
「ええ、全然来ないから心配してたんです」
美樹本さんや真理達女性陣は彼女の応急処置をするため、一度客室に運ぶことにした。
騒ぎに気付いたのか香山さん夫婦もロビーに降りてきた。
「どうかしたんか?えらいドタバタしとるようやけど?」
「ええ、ちょっと色々ありまして」
一通りの応急処置が終わったらしく美樹本さんたちがロビーに戻ってきた。
「どうやら、大丈夫そうだが、早めに病院できちんと手当てして貰った方が良い」

25 :名無しのオプ:2006/09/16(土) 15:17:17 ID:AcpeJwrk
「どうやら、大丈夫そうだが、早めに病院できちんと手当てして貰った方が良い」
「そうですか・・。でも安心しました」
そしてロビーには全員が揃った。
「で?透くん。さっき言ってた『なぜこうなったか知ってますか?』ってのは何なんだ?」
俊夫さんが落ち着いたのか語気を強めて聞いてきた。
ぼくはこの事件の発端の女性を見た。
青ざめている。
「彼女はある事故に巻き込まれました。そしてそれはこの中にいる人物によって引き起こされたものです」
ロビーが静まる。
「・・・・誰がやったって言うんだ?」
しぼるような声で俊夫さんが聞いたきた・・・。
「それは・・・・です」

犯人名入力
****

26 :名無しのオプ:2006/09/17(日) 13:06:48 ID:3jbBx/wN
み  ど  り  さ  ん

27 :名無しのオプ:2006/09/19(火) 22:13:18 ID:ZsBbfoes
レスが…止まった

28 :名無しのオプ:2006/09/21(木) 00:44:33 ID:ZVJIoUF4
みどりさん
wktk

29 :名無しのオプ:2006/09/21(木) 22:26:50 ID:GQ5wAB0y
>>25の続き
「犯人はみどりさんです」
「この野郎!!」
俊夫さんが掴み掛かってきた。ぼくは俊夫さんに首を押さえられて苦しくなった。
「がっ!!・・・・・はぁ!ぐぅ」
「やめて!!!お願い!!俊夫さんやめて!!」
真理が叫ぶ。それと同時に美樹本さんが俊夫さんを後ろから押さえ込んでくれた。
「ゲホッ・・・ゲホ」
ぼくは死ぬかと思った。咳き込むと同時に涙目になっている。
「放せよ・・・・」
落ち着いたのか俊夫さんが美樹本さんをゆっくりと振り払う。
当のみどりさんは青ざめたまま何も言おうとしない。
「透・・・。どうしてそんなこと言うの?」
「そうやで透くん。けったいな事言ったらあかんで。そないなこと言うても、誰も気ぃようせんで」
「・・証拠もあるんですよ。みどりさんがさっきの買出しの後に付けた証拠も・・・」
「・・何だって言うんだよ?その証拠ってのは?」
ぼくは「証拠」を「突きつける」ことにした。

A みどりさんの部屋でみつけた違反キップ
B 4WDについた傷と川村さんの傷の合致
C 清原のサイン入りバット
D 拳銃  

30 :名無しのオプ:2006/09/21(木) 23:02:28 ID:4mTIQx9x
B

31 :名無しのオプ:2006/09/21(木) 23:02:54 ID:GQ5wAB0y
漢字また間違えてた。正確には「河村亜季」でした。

32 :名無しのオプ:2006/09/21(木) 23:19:07 ID:GQ5wAB0y
>>29のB
「4WDについた傷と川村さんの傷は間違いなく合致するはずです」
ぼくは証拠のひとつとして挙げた。
「さらに加えるべきは・・・・。みどりさん?」
急に話しかけたせいか、みどりさんの体が「ビクッ」 と震える。
「免許ありますか?」軽く尋ねてみた。
「透!!?何言ってるのよ!!そんなこと関係あるの?」
「そういうことか・・・・」
美樹本さんが納得したようにつぶやいた。
「透くん。篠崎君は危険運転をする人種・・おっと失礼。そういうタイプの人間だということか・・」
もうひとつ、ぼくには違反キップという証拠もあったが、不法侵入がばれると困るので伏せていた。
うまい具合に美樹本さんが誘導してくれてほっとした。
「そういうことだと思います。さて話は次の段階に入ります。小林さん、俊夫さん、みどりさんが河村さんを埋めようとした件に・・・」
「!!」
「・・・・・嘘・・・・でしょ」
真理が驚いた顔で口を押さえてうなだれる。
OLの二人も寄り添って顔を伏せる。美樹本さんは得心がいくようだ。
香山さん夫婦はソファに座ったまま、表情だけが曇っていた・・・。

33 :名無しのオプ:2006/09/21(木) 23:36:48 ID:GQ5wAB0y
「さて、ここからそれなりに離れたところで河村さんをはねたみどりさんは彼女を車にのせ、ここに戻ってきました」
「俊夫くん。ほんまに透くんの言うとおりなんか?」
香山さんが俊夫さんに尋ねる。
「知りませんよ・・・」
俊夫さんもまともに反論ができなくなったようだ。
「違うのよ!!!あれはあの娘が勝手に飛び出して来て!!!あたしのせいじゃないっ!!あたしのせいじゃないのよ!!」
みどりさんが急に大声をあげて立ち上がった。
「みどり!!!言うな!!」
俊夫さんが止める。だが、その態度で事故を完全に証明することになった。
「あの娘が悪いのよ・・・。だってそうでしょ・・・。こんな吹雪で暗い中歩いてて・・・。免許があるかどうかなんて関係ないじゃない・・・。誰だって同じ状態ならはねるわよ・・・。あたしのせいじゃ・・・」
みどりさんが泣き崩れる。
「免許が取り消される様な乱暴な運転する人間と一緒にしてほしくないがね」
美樹本さんがフェミニストな彼にしては辛らつに言い放つ。
俊夫さんが睨んだが、今度は飛び掛るような真似はしなかった・・・。
「ここに戻ってきたみどりさんは俊夫さんと小林さんに相談し、河村さんを埋めることにしました」
真理は小さく泣き始めた。
ぼくは続ける。ぼくは小林さんの頭に巻かれた包帯を見る。
「この作業中に小林さんは頭を殴られました」
「なぁ、透くん。罪を憎んで人を憎まずや。河村ちゅう娘も無事だったんや。ここはわしに免じて手打ちって事にしようや?な?」
手打ちってそういう言葉じゃないでしょうに・・・・。

A 「そうですね」
ぼくはもう話さないことにした。
B 「いいえ、真相は明らかにするべきです」
ぼくは推理を続けた。

34 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 08:34:06 ID:ljU9KC88
A

35 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 21:45:30 ID:EmWN/9KH
>>33のA
香山さんの言葉に素直に従うことにした。
「もう夜も遅いし、ここらで解散という事にしたほうがええで。それで明日晴れたらあの娘を運んでもうんや。なんだったらわしの会社のヘリでもつこうもらってもかまへん」
香山さんが場を仕切る。
「・・・・・行こう。啓子」
OLの二人は早々に引き上げていった。もうこの場にいたくないんだろう。
ぼくも泣いている真理を促して2階に引き上げようとした。
「透くん。これで終わりにしていいのかい?」
美樹本さんが尋ねてきた。小林さんや俊夫さんは床にうずくまったままだ。香山さん夫婦は美樹本さんの言葉に不機嫌な表情になる。
「なぁ美樹本くんや。もうええやないか?なぁ?」
「ふん。まぁこんな危険なペンションからは早々に立ち去りたいものですけどね」
美樹本さんも皮肉ぽい人だ。気持ちはわかるけど・・・。
時刻はすでに深夜の12時を回っていた。

36 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 21:56:30 ID:EmWN/9KH
ぼくは真理を部屋に送り届けた後、自室に戻った。
外に出たり、人を背負って移動したりしたせいか、疲れが押し寄せてきた。
ベッドに横たわると、そのまま意識が遠のいた・・・・。

コンコンッ
ノックの音で現実に呼び戻される。時計を確認すると30分ほど眠っていたようだ。
「・・・はぁい」
われながら寝ぼけた声だ。
「透?起きてる?・・・・・あの入っていい?」「えっ」
ぼくは急いでドアに駆け寄った。
「ああ・・。どうぞ、どうぞ。汚いところですが・・・」
間抜けだ。
「くすっ。何言ってるのよ。自分の部屋じゃないくせに」
真理が小さく笑う。シャワーを浴びたみたいでいい匂いが漂ってきた。ぼくの方は汗臭い・・・。
「あは・・・・はは・・・。どうしたの?」
シャワーを浴びた真理の魅力にどぎまぎしながら取り繕った。
「よかったら少しお話しない?そのあんな事があって色々考えてたら目が冴えちゃって・・」
ぼくは真理のせいで目が覚めたよ。いい意味でだけど・・・。

A 「女が男の部屋に来るって事はわかってるのかい?」
ぼくはクールに決めてみた。
B 「いいよ。ぼくも眠れなくて・・・」
うそをつきながらも真理を迎え入れた。
C 「眠いんだよ!!」
ぼくは真理を突っぱねた。

37 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 22:14:06 ID:NuE9Yq6m
小心者の自分を許してください。
Bで。

38 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 22:29:48 ID:HIo91ECP
あえてCにいってほしかったな。

39 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 22:44:21 ID:EmWN/9KH
>>36のB
真理を部屋に招きいれた。思えば着いてすぐスキーに飛び出し、戻ってきたら食事、一連の騒動と全く落ち着いてなかった。
二人でベッドに腰をかける。お互いの距離は・・う〜ん・・ちょっと遠い・・かな?
「ねぇ透?どうしてみどりさんは人はねたのに自首しようとしなかったのかしら」
ほんの少しだったけど静寂を真理が破る。
「うん。免許取り消しになってたのは事実だろうから、そんな期間に人をはねると普通の業務上過失じゃなく、殺人未遂が適用される事もあるんだ。実際に判例もあるよ」(※設定が1の頃の話のため危険運転致死罪は作中ではまだ存在していない)
「そっか。だから焦ったのかしら・・・」
「みどりさんがそれを知ってたか知らないかは分からないけどね。香山さんの言葉じゃないけど河村さんが無事でよかった」
「ふふ、それは彼女が可愛かったかしら?」
「ええっ!!」
真理が上目遣いに小悪魔ぽく微笑む。
ぼくは

A 「真理の方が可愛いよ」真剣に答えた。
B 「うん。おまけに胸までもんじゃった」勢いで余分な事を言ってしまった。
C 「いやぁ。・・・その・・あの」言いよどんでしまった。

40 :名無しのオプ:2006/09/22(金) 22:54:12 ID:EmWN/9KH
>>36のC
「眠いんだよ!!」
ぼくは真理を突っぱねた。
「何!!?その言い方!!ちょっとひどい!!」
「うっせぇなブス!!こっちは色々して眠ぃんだ!!とっとと寝かせろ!!」
眠気が押し寄せる。低気圧・・・もとい低血圧のぼくには真理の声は高すぎる。
ドアを思い切り叩き閉めた。真理は足音を踏み鳴らし帰っていった。
これでようやく眠れる。思い切りベッドに飛び込んだ。
「ふ〜じこちゃぁん」
ルパンの真似をしたのがいけなかったのか、ぼくはベッド上部のパイプに頭をぶつけた。
薄れていく意識の中、斬鉄剣はこんにゃくが切れないからゴエモンは自慰はどうやってするのかだけを考えていた・・。

終「飛び込み禁止」
透死亡 コンティニュー>>36のAorB


41 :名無しのオプ:2006/09/23(土) 17:31:03 ID:DmIwCAe/
>>39
Aで

42 :名無しのオプ:2006/09/23(土) 18:45:04 ID:rLPMHjHf
>>39のA
「真理の方が可愛いよ」
「え?」
いつものぼくとは思えないくらいはっきりと声にすることができた。
「透ったらっ。何冗談行ってるのよ。ふふふ。ああおかしい」
「・・・・冗談じゃないさ。本当に真理は可愛いよ。世界一さ」
たたみかけてしまった・・・。
「え・・・・・その・・・え」
真理の頬が染まる。真理が少し身体を寄せる。
ぼくも真理の方に身体をよせたが、調整が難しかった。
真理が8cm程寄せただけなのに、ぼくは39cmも近づいてしまった。
もうお互いの肩が触れあいそうだ。
これはもしかしたらみどりさんが事故を起こしたおかげかも知れない。
河村さんには悪いけど、ちょっとだけ感謝しよう・・・。
「・・・・透・・・ん」
真理が目を閉じてこちらを見ていた・・・・。
もしかするとこれって・・・。
まじで5秒前って奴ですか・・・・?
どうすんの、ぼく?
どうすんの、おれ?

A 攻撃
B 防御
C 道具
D 逃走

43 :名無しのオプ:2006/09/23(土) 18:47:11 ID:rLPMHjHf
訂正
真理が目を閉じてこちらを見ていた・・・・。

真理が目を閉じて顔をこちらに向けた・・・。

44 :名無しのオプ:2006/09/24(日) 20:32:49 ID:DpFWssFo
A

45 :37:2006/09/24(日) 21:49:46 ID:uyaBstrg
>>38
いや、すまない。
BADENDでもすぐコンティニュー出来るのは分かってるのだけど、
あからさまな死亡フラグはやはり踏む勇気が…。
しかし書き手さんが補完してくれて良かった。

46 :名無しのオプ:2006/09/24(日) 22:14:17 ID:0RkhPn5o
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1128516029/835
A ぼくは遺体のおさらいに移った。

「まず俊夫さんの死体ですが、バラバラにされていた上、釘が打ち込まれていました。絨毯の上の出血は
それほどでもなかったです。多分、ユニットバスなどで解体されて、血は洗い流されたんでしょう。
それと奇妙なことに釘は断面にも打ち付けられていました」
みんなぼくをじっと見つめている。何を言い出すのかといった表情だ。
「田中さんも同様です。死体はバラバラにされ、釘が打たれていた。この特異な死に方からいくつか判る
ことがあると思います」
「なんだね、それは。焦らさないで言ってくれ」
小林さんが苛立たしげに先を促す。
「まず一つ、この閉鎖的な状況下で短時間に2人もの人間が特異な死に方で死んだ。これは同じ犯人によって
殺害されたと考えていいと思います」
何人かがうんうん頷き、何人かは今更?の表情を浮かべる。
「例えば誰かが罪をなすりつけようとして真似をしようとしたとしても手間と時間がかかりますし、
切断やらの器具も釘もいります。殺人と死体処理の終わったばかりの犯人から盗み出したとも考えにくい。
神経が高ぶっている相手の隙を窺わないといけませんし、ちょっと危険が大きい気がするんです。
隙が見つけられなかったら無駄に時間をすごすことにもなります」
「なるほど、もっともやな。何となくやのうて、理屈で犯人は一緒と言えるわけやな」
香山さんが合いの手を入れる。
「ええ、そうなります。それに3時間で2人を解体して、釘打ちしていますので、たぶん2人以上の共犯が協力
してやったと考えていいと思います」

47 :名無しのオプ:2006/09/24(日) 22:15:24 ID:0RkhPn5o
みんな異存はなさそうだ。
「次に亜希ちゃんの死体ですが、こちらはバラバラではありませんでした。顔や頭の筋肉が剥ぎ取られており、
さらには頭蓋骨に釘が何本か打ち込まれていました。死因は…、あれ、死因…?」
「…絞殺よ。絞められたアザがあったし」
可奈子ちゃんが口を挟む。
そういえば誰も亜希ちゃんの死因について言及しなかったな…。死体の異常さに辟易していたのかも知れない。
「そうでしたか。では、死因は絞殺でした。前二人とは違いが際立っています。別の人間が真似したことも
考えられますし、犯人が止むに止まれず緊急に殺害したことも考えられます」
「何も判らない、ということかい?」
美樹本さんが割り込む。
「…確たることは、残念ながら」
さて、次は…
「ねえ、早く犯人を教えてよ。もう我慢できないんだけど」
かなり尖った声で可奈子ちゃんが言葉をぶつけてくる。
もう引っ張るのも限界か?

A ぼくは連絡網破壊のおさらいに移った

B ぼくは真理のおさらいに移った

C ぼくは亜希ちゃんの胸の感触のおさらいに移った

D 可奈子ちゃんの勢いに押されてそのまま推理を披露し始めた

48 :名無しのオプ:2006/09/24(日) 23:48:00 ID:s6s+gmuK
釘打ち編復活キタ━━━━━\(゚∀゚\)(ノ゚∀゚)ノ━━━━━!!

でも俺は自信が無いから他の人選択してくれ

49 :名無しのオプ:2006/09/25(月) 14:56:20 ID:GY7W0K7D
D

50 :名無しのオプ:2006/09/26(火) 17:48:18 ID:8+rYrkrv
>>42のA
ここは男らしく攻撃だ。
ぼくは会長の言葉を思い出した。
(まずはジャブじゃ)
軽くジャブを真理のアゴに撃ち込んだ。
「いたっ!!透!!?何するのよ?痛い」
真理がひるんだ隙に、右を溜める。しかし、真理が顔を防御する。
空いたボディにブローを叩き込む。
「う・・・」
真理の顔面のガードが下がった!!チャンス!!!
すかさず、大砲(右ストレート)を入れる体勢を取った・・・・。

という変な妄想が頭をよぎったが、妄想に止めておいて・・・。普段の妄想を現実にしたい。
ぼくは真理の首付近の肩にそっと左手をかける。真冬なのに服ごしに温かい真理の体温を感じる。
右手は軽く真理の手に添えた。ほんのちょっとだけ「ピクッ」とふるえた・・・。
やはり緊張しているみたいだし、時間をかけるのも・・・・。
ぼくは顔を近づける。もう真理の顔は目の前だ。
目を閉じ、顔を近づける・・・。心の中でカウントダウンが始まる。
5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・

ドンドンドンッ!!
「大変だ!!!透くん!!!起きてくれ!!!!」
あともう一歩というとこで俊夫のヤローが扉を激しく叩きやがった・・・・。
当然驚いた真理とぼくはベッドの上で一瞬にして互いに離れることになった。

A 「今、真理といいとこなんです。帰って下さい!!」俊夫さんを突っぱねた。
B 「落ち着いて下さい。何があったんですか?」ただならない気配を感じていた。
C 「みどりさんが殺されたのなら香山さんのせいですからね!!」ぼく早口で追い返した

51 :名無しのオプ:2006/09/26(火) 17:53:31 ID:8+rYrkrv
>>45
別に選ばれない選択肢でも興味があるなら続きやりますし(派生は抑えめだけど)
まとめサイトがあるおかげでやりやすくなってるのも確かなので。といっても書き手参加はサイト作成以降ですが・・。
管理人さんには迷惑かも知れませんが(汗)

52 :名無しのオプ:2006/09/26(火) 23:34:04 ID:H7BlZy7k
>>50
B

53 :名無しのオプ:2006/09/27(水) 18:37:21 ID:qKBXbw5X
>>50のB
「落ち着いて下さい。何があったんですか?」ただならない気配を感じていた。
扉を開け俊夫さんに確認してみる。
「みどりがいないんだ!!!少ししたら部屋で落ち合う予定だったのに・・・。探し回っても見つからないんだ」
「みどりさんがですか・・・。それでどうしてぼくに?」
部屋の中に真理がいるが、俊夫さんは気付いてないようだ。
「良かったら一緒に探してくれないか?あんな事があって心配なんだ・・・」
俊夫さんが柄にもなく弱気な発言をする。時計を確認するともう深夜1時になろうとしている。
たしかに不安になるだろう・・・。
「分かりました。すぐに上を着て用意しますよ・・・」
内心面倒だったのと、真理との一時を邪魔されたせいか口調が不機嫌になっている。
俊夫さんはそんなことに気付いてないようだった。
扉を閉め、真理に話しかける。
「みどりさんが行方不明なんだってさ。ちょっと探してくる」
「聞こえた。わたしも一緒に探した方がいいかな?」
「いいよ。俊夫さんとぼくが離れたら部屋で休んでた方が良い。明日は朝から忙しいと思うし」
「・・・そうね。そうするわ。じゃぁ透も気を付けてね」
ほんのちょっと残念そうな表情をしたのはぼくの希望的観測だろうか?
ぼくは上着を羽織って部屋を出た。
ぼくはこのときすでにみどりさんの死を確信していたが、言わないでいた。

A 「地下室に行きましょう」
B 「2階のクローゼットは探しましたか?」
C 「外に出たかも知れませんね」

54 :名無しのオプ:2006/09/27(水) 21:51:51 ID:XT0fu3Vz
こういう選択肢はかなりドキドキするなあ。
Aで。

55 :名無しのオプ:2006/09/29(金) 19:35:25 ID:AX4cZ8D/
>>53のA
「地下室に行きましょう」ぼくは俊夫さんにそう言った。
もちろんそこにみどりさんがいる確証は無かったけど・・・。
1階に降りると、ロビー横の談話室は明かりが付いていた。
誰もいないが、シュプールでは夜もつけぱなしなのかなとふと思う。
玄関脇の地下室入り口へと向かった。
「小林さん達はもう寝てるんでしょうか?」
「たぶん。最後には何も言わず、別々に部屋に戻ったから・・・」
階段を降りる。
みどりさんの事故について推理を披露した後、談話室に残っていたのは、シュプールのスタッフを除けば、美樹本さん、香山さん、奥さんの春子さんだ。
2階に向かったのはOLの加奈子ちゃんと啓子ちゃん、真理、そしてぼくの4人、河村さんも2階の客室にいた。

ガチガチッ
「あれ?おかしいな」俊夫さんが地下室の扉の前で取っ手を倒し、前後に押し引きしてるようだ。
「開かないんですか?」
「ああ、鍵がかかってるみたいだ。少し待っててくれ。取ってくる」
俊夫さんは今降りて来たばかりの階段を駆け上がって行った。
ぼくも試しに扉を開けようとしたがやはり開かない。
鍵自体はシリンダー内の角棒が横にスライドするタイプの鍵のようだ。
内側からは普通のツマミを倒せば閉めれるはず。中に人がいるならの話だけど・・・。
ダンダンッ
さっきとはうって変わって俊夫さんが階段を勢いよく降りてきた。
「透くん、地下室の鍵がないんだ!!ロビーのカウンターにあるはずなのに置いてなかった」
どういうことだろう?誰かが使ってるのは確かだが・・・。
「普段地下室は閉めた状態ですよね?」
「玄関脇の地下入り口の扉を閉めておけば、中まで閉めない事もある。それに地下室の鍵は基本的に持ち歩かないんだ」
それは確かにそうだろう。何かイヤな予感がする。

A「小林さんにマスターキーは借りれませんか?」ぼくは俊夫さんに聞いてみた。
B「扉をぶち壊しましょう。中に人がいるはずです」ぼくは断言した。
C「もうやめましょう。眠れば楽になりますよ」ぼくは眠かった。

56 :名無しのオプ:2006/09/29(金) 20:13:56 ID:VMQaPsaR
Cで。

57 :名無しのオプ:2006/09/30(土) 11:33:07 ID:wYVWAtTu
>>55
眠かった。真理のおかげで目が覚めたとはいえ、今度は俊夫さんのせいで眠くなった。
ただ、もう眠れば何もかも終わるとそう思った・・。
「もうやめましょう。眠れば楽になりますよ」ぼくは眠かった。
「みどりが心配なんだ。どこにいるか教えてくれ」
「どっかで死体になってるにきまってるじゃないすかぁ。ふはぁぁ・・」
あくびをしながらぼくは答えた。
「みどりが死んだ・・・。馬鹿な。ウソだ!!ウソだといえ!!」
「もういいいでしょう。寝ましょうよ」
「いえ!!いえ!!コイツいえ!!」
ぼくはまたしても俊夫さんに首を絞められた。
もうどうでもいいよ。この人は本当に短気だなぁ・・・。
眠かったのでそのまま寝た。
気持ちよく眠りにつけたけど、起きた記憶もなかった。
寝たいからネタだけなのにね・・・。

終「ネタ」 コンティニュー>>55のAorB

58 :名無しのオプ:2006/09/30(土) 12:30:31 ID:qRT9+pA4
>>55
Bでお願いします!

59 :名無しのオプ:2006/09/30(土) 17:53:20 ID:wYVWAtTu
>>55のB
「扉をぶち壊しましょう。中に人がいるはずです」ぼくは断言した。
「なんだって!?でも、壊すなんて事はできないだろう・・・」
「一刻を争う状態かも知れません。間に合わなかったら・・・」
俊夫さんは少し考えたが、みどりさんの事が心配なのだろう、すぐに決断した。
「分かった。鍵を壊そう。ここに斧があるからそれで壊せるだろう」
「もし何も無かったら謝って弁償しますよ」
わきにある壁に埋め込まれたツールボックスみたいな所から片手で持てそうな斧を取り出す。
「いくぞ!!」
俊夫さんは取っ手下部の鍵穴めがけて斧を振り下ろした。
ベキベキッ
鍵はたった一発で壊れ、金属製のスライドの角板が斜めにずれたようだ。
おかげで扉が開けることができた。壊れたのが一部分とはいえ、これは扉ごと変える必要があるなと思った。
ぼくが取っ手を持ち、そのまま扉を引く。
ギィッ
立て付けは悪くなかったはずだが、さっきの衝撃で歪んだのか、それとも静かだからだろうか・・・。
扉が動く音が大きく聞こえた・・・。
「・・・・透くん。こいつはいったい・・・」
俊夫さんの声が震える。ぼくもそれを予想してはいなかった。
目の前にいたのは・・・・いやあるのは・・・・

60 :名無しのオプ:2006/09/30(土) 18:02:18 ID:wYVWAtTu
ぼくたちの目の前にあったのは香山さんの死体だった。
それも明らかに殺されたと分かる状態の死体だ。
「これはいったいなんだ・・。うぐっ。うっう・・はぁ」
俊夫さんは惨殺死体を見るのが初めてなのだろうか、息が荒い。
だが、これをみたら誰でも正気ではいられないだろう。
香山さんの頭がまっぷたつに割れていたのだ。
俊夫さんの手にある斧を見る。その斧の倍くらいの大きさの物が凶器だろうか?
地下室のワインセラーは空調機の音が不気味に響く。
「はっ!!透くん!!みどりはどうなったんだ?もしかしてみどりがこれを!!?」
「いえ、違うと思います。だけど、これはとんでもなくヤバイ状況になったみたいです」
ぼくは最初、みどりさんが自殺するか、あるいはさっき小林さんを殴った犯人が何らかの行動を起こす可能性を考えていた。
俊夫さんが震えたまましゃがみ込み、尻餅をついた。

A「とにかく奥さんの春子さんに知らせましょう」ぼくはそう提案した。
B「ここは密室ですね」ぼくは地下室少し調べることにした。
C「他の場所も調べましょう」俊夫さんを促した。

61 :名無しのオプ:2006/09/30(土) 18:32:44 ID:FactCN9P
Aでお願いしまつ

62 :名無しのオプ:2006/10/01(日) 17:55:57 ID:EKsZhhpK
>>60のA
「とにかく奥さんの春子さんに知らせましょう」ぼくはそう提案した。
俊夫さんの身体を引き上げ、肩を貸した。脱力して弱々しい。
地下室の階段を上がるとそこにちょうど春子さんと美樹本さんがいた。
「どうしたんだ?殴り合いでもしたのかい?さっきは2階でドア叩いてたようだけど」
俊夫さんを談話室のソファに座らせながらぼくは答えた。
「いえ、みどりさんが行方不明で探してたら、その・・・・」
香山さんの奥さんである春子さんを横目に言いよどむ。いざ目の前にすると伝えるのが辛い。
「何!?篠崎君もか?いや、こっちも春子さんが香山さんが戻って来ないと言って探してたんだ」
そういうことか・・。僕たちと同じように美樹本、春子コンビもまた人探しをしてたわけだ。
そして、結果は一つ出ている。
「・・・言いづらいことなのですが 。香山さんが地下室で亡くなっています。それも殺されて・・」
「!!!」
春子さんが口に手を当て、息を飲むのが分かった。
「なんて事だ・・・。まさか君たちがやったんじゃないだろうね?」
美樹本さんの意見ももっともだ。第一発見者を疑えは鉄則である。
春子さんが駆けだして、地下室に向かった。
「待って下さい!!」
あの惨状を見たら気が触れるかも知れない。俊夫さんですら腰を抜かしたんだ。
制止する声は聞こえなかったように、ほんの少しためらうことなく春子さんは地下室に駆け下りる。
ぼくは急いで後を追った。

63 :名無しのオプ:2006/10/01(日) 18:07:01 ID:EKsZhhpK
幸い春子さんは悲鳴も上げず、失神もしなかった。ただ香山さんの死体を睨み付けていた。
ぼくも二度目なので、それほどの衝撃はないものの、生々しい現場とくすぶった匂いが、気持ちを押しさげた。
「・・・こいつはひどいな」
美樹本さんが後から声を出した。
「春子さん。透くん。戻りましょう。ここは警察がくるまで保存しといたほうがいい」
美樹本さんの意見はもっともだ。春子さんは香山さんの死体に近づき、手を合わせた。
ぼくは地下室を見回す。
ワインセラー、物置、貯蔵施設の役割を果たす地下室は客室ほどの大きさだ。
香山さんの死体をもう一度確認する・・・。
「!!!?」
ぼくは香山さんの死体が何か握っているのを見つけた。
「どうしたんだい、透くん?戻ろう」
「美樹本さんコレ、何でしょう?」
二人で香山さんの死体をのぞき込んだ。
「鍵かな?」

A「たぶん、そう思います。それもこの地下室の鍵ではないでしょうか?」
ぼくは確認してみることにした。
B「香山さんの秘蔵の宝を隠した鍵だと思います。かなりの財宝でしょう」
数ヶ月後、ぼくは三日月島に向かう船に乗っていた。

64 :名無しのオプ:2006/10/01(日) 18:49:08 ID:nUvTtizY
A

65 :名無しのオプ:2006/10/02(月) 22:34:40 ID:gphgmIAC
>>63のA
「たぶん、そう思います。それもこの地下室の鍵ではないでしょうか?」
ぼくは確認してみることにした。
美樹本さんが香山さんの手に握られた鍵を取り出した。
鍵についたタグには何も記入してないもの、熊の形のマークがついていた。
「死後硬直は始まってないようだね。まだやわらかいよ。ここが寒いから体温は低い感じがするけど」
「それはそうでしょう。死後硬直ってのは2時間くらいしてから起こるものですよ。さっきまで一緒にいたじゃないですか?」
談話室の推理劇が香山さんの提案で幕を下ろしたのが12時ころだったから、いつ殺されたにしろまだ硬直が始まる時間ではないはずだ。
「・・・そうか。透くんは色々知ってるね。ところでこの鍵は地下室の鍵かどうか確認しようがないんじゃないか?」
「俊夫さんに聞いてみましょう。鍵を壊してしまったから、実際はどの鍵かわかりませんし・・・」
「香山さんの隠し財産の鍵って可能性はないかな?」
「低いでしょうね。そもそも、こんな所に持ってくる必要はないですし、仮にそれが犯人の目的ならここには存在しないはずです」
「・・・主人は財産の類は銀行の貸し金庫か、自宅に置いております。それは私のあずかり知らない鍵です」
春子さんが無理やり声を絞り出した。美樹本さんがバツの悪そうな顔をした。
ぼく達は春子さんに肩を貸しながら、また談話室に戻った。

66 :名無しのオプ:2006/10/02(月) 22:49:47 ID:gphgmIAC
談話室では俊夫さんがソファに座ったままうなだれていた。
「これはもしかして、地下室の鍵かい?」
美樹本さんが、俊夫さんに尋ねた。
「お前が殺したのか!!?」相変わらず短絡的だ。だが、おかげで「それ」が地下室の鍵であることがわかった。
「違いますよ。香山さんが握ってたんです。やはり地下室の鍵なんですね」
「・・・・そうだ。この熊のタグは地下室の鍵だ。サイズも客室と違って小さいんだ」
春子さんを座らせてから、ぼくはロビーの電話機に手をかける。
「・・・・・・」
音がまったくしない。どういうことだ?
「俊夫さん。警察に連絡したいんですが、電話がおかしいですよ」
「えっ?どういうことだ?まさか不通になっているのか?」
「犯人が切り取ったんじゃ?」
「どうやら、そうみたいですね。コレどうぞ」
受話器を俊夫さんに渡す。電話機自体が壊されてしまったのかもしれない。
しかし、線が切られてるだけなら、通話中と同じ状態だろうし、簡単に直せるのだが、全く音がしないのだ。
「ちくしょう!!何だよ!!」
「・・・・透くん?犯人はなぜこんな事してるんだろう?香山さんが殺された理由もわからない」
「それにみどりはどこにいる!?」

A「とりあえず小林さんに電話を借りましょう」まずは警察だ。
B「みどりさんを探しますか。心配です」人探しを優先しよう。
C「歩いて警察にいきましょう。このままでは危険です」とにかく警察だ。

67 :名無しのオプ:2006/10/02(月) 23:39:02 ID:jUZEwIrc


68 :名無しのオプ:2006/10/02(月) 23:54:59 ID:gphgmIAC
>>66のA
「とりあえず小林さんに電話を借りましょう」まずは警察だ。
「ああ、殺人事件なんだ。早く警察に連絡しないと・・・」
「それに地下室のマスターキーの所在もはっきりさせないといけません」
地下室内に地下室の鍵があったのだからマスターキーで地下室を閉めたんだろうか?
談話室に春子さんを残し、ぼく達は急いで小林さんの部屋に向かった。
ドンドンッ
「オーナー!!大変なんです!!香山さんが殺されているんです。電話を貸してください」
俊夫さんが部屋の前についた途端、扉を叩く。まるでさっきのぼくの部屋を叩いたときの再現だ。
反応がない・・・。
「どうかしたんですか?オーナー入りますよ!!」
俊夫さんがドアのノブに手をかけた。
ガチガチッ
「また開かない!!!何でだ!!また鍵が閉まってる!!」
美樹本さんも試したがやはり開かないようだ。
「中に誰もいないのか?それとも香山さんと同じく・・・」
「犯人がマスターキーを奪うために小林さんを殺害して、鍵を閉めたとか・・?」
「ちくしょう!!オーナーも殺されてるってのか!!?」

A「犯人がマスターキーを持ってるとしたら危険です!!」とにかく2階の人が心配だ。
B「とにかく小林さんの部屋に入らないと。鍵を壊しましょう」いまさらドアを壊すのをためらうこともない。
C「もうだめかもしれんね」ぼくはすべてをあきらめた。

69 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 00:10:32 ID:Ws8fwmeu


70 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 21:03:05 ID:+Wm/YowQ
>>68のB
数分後、ぼくたちは小林さんの死体と遭遇した。
俊夫さんが急いで、地下室の鍵を壊した斧を取りに行き、今度は何度か叩いてようやく扉を壊したのだ。
小林さんの死体は机に突っ伏して、頭を割られている。
「そんな・・。オーナーがこんな事になるなんて。くそっ」
「ああ、ひどい。とんでもない事だ」
ぼくは小林さんの部屋の電話を見つけ、指紋をつけないようハンカチを使い受話器を外した。
予想通り壊されていた。
今日子さんは一体どこにいるのだろう?この部屋にいないようだ。
そしてもう一つ気になるのは、マスターキーの存在だ。
「俊夫さん。マスターキーはどこにあるんですか?」
「そんなの犯人が持って行ったに決まってるだろう。でないとこの部屋を閉めることはできないんだ」
「いえ、普段どこにあるか教えてください。もしかしたら・・・」
「普段?それならそこの壁の横に蓋の中に掛けられてるよ!!」
俊夫さんがどなった。
ぼくは美樹本さんと一緒に蓋を開けてみた・・・。

71 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 21:14:24 ID:+Wm/YowQ
蓋の中に鍵の束が掛けられていた。俊夫さんに確認してみる。
「これってもしかしてマスターキーですかね?」
鍵の束を俊夫さんに見せてみた。
「・・・・そんな馬鹿な。それは間違いなくシュプールのマスターキーの鍵束だ」
「やっぱり・・・。また不可解な状況ですね」
小林さんの部屋は窓もあるが、吹雪の状況と室温を考えると、窓が開いていたという事は考えにくい。
案の定、クレセント錠は閉まっていた。今一度小林さんの死体に目をやる。
止血のために付けた包帯も真っ赤に染まっている。
小林さんが小さな紙を握っていた。
「俊夫さん?これは何でしょう?」
小林さんの拳から紙きれを取り出した。

『こんや、12じ、ひとがしぬ』
真っ赤な文字でそう書かれていた。

A「・・・とりあえず、全員を集めましょう」談話室に全員を集めることにした。
B「今日子さんはどこに行ったんでしょうか?」小林さんがこの状況だけに気になる。
C「とにかく、みどりさんを探さないと」俊夫さんに宣言した。
D「すいません。失礼します」真理の部屋に向かった。

72 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 21:40:46 ID:ilvGV86M
難しい選択肢だなぁ…どれも気になるw

ここはAでおながいします

73 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 22:06:39 ID:+Wm/YowQ
>>71のA
この状況だ。いつどこで何が起きているのか?小林さんの握っていた紙きれの意味も気になる。
時計に目をやる。
時刻は深夜2時。みどりさんの事故を暴いた推理劇からもう2時間近くも経っていた・・。
ぼくは談話室にいた春子さんに小林さんが殺害された事を伝え、俊夫さんたちと2階にいるメンバーを集めることにした。
3人で全員を呼び、談話室にそろったのは女性で準備に戸惑ったため、10数分後だった・・。
俊夫さんが呼びにきたときまで一緒にいた真理も少し眠そうにしている。
ここにいないのは今日子さん、みどりさん、2階の客室で寝ている川村さんだけだ。
「みんなにここに集まってもらったのは今ぼくたちがとんでもない状況におかれているからです」
何の説明もなしにこんな深夜に集められたら辛いだろう。しかし、今はそんなことも言ってられない。
「落ち着いて聞いてください。今、シュプールでは小林さんと香山さんが殺されています」
「・・・うそ・・・でしょ。透・・・・うそでしょ」
「いや。本当だ。真理。小林さんは部屋で殺されている」
「いやぁ・・・・うぁ。何よ、それ。・・・なんでそんなの」
泣き声をあげたのは啓子ちゃんだ。相変わらず加奈子ちゃんと寄り添っている。
すすり泣く声が少し続いた。ぼくは間を置いて続けた。
「鍵の閉まった地下室では香山さんが殺され、小林さんの殺された部屋も鍵が閉まっていました」
「しかも、それぞれの部屋の鍵が内側にあったんだよ。地下室の鍵は地下室の内側に、小林さんの部屋の鍵とマスターキーは小林さんの部屋にね」
美樹本さんが付け加えた。
「密室って事ですか?」加奈子ちゃんが震える声で聞いてきた。

A「うん、こいつは難問だ」ぼくは考え込んだ。
B「いや、すでにそれは分かっているんだ」ぼくはその件は問題ではないと思った。

74 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 22:42:34 ID:yfTep0ml
Bでお願いします

75 :名無しのオプ:2006/10/03(火) 23:29:28 ID:+Wm/YowQ
>>73のB
「どういうことだ?密室じゃないってのか?鍵が閉められてるんだぞ。地下室にはほかに出入り口が無い。オーナーの部屋の窓は閉まっていた。どうやって鍵を閉めるんだ」
「いえ、そんなに難しく考える必要は無いんです」
俊夫さんが勢い込んで尋ねてきたが、今の問題はそんなことでもないと思う。
自分が鍵を壊したのだから、罪悪感があるのだろうか?
もっともぼくがそうするよう促したのは確かだが・・・。

A「簡単な事です。鍵を閉めればいいんです」
B「内側に犯人がいたんですよ」

76 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 00:24:10 ID:6q6Mg3cC
Aで

77 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 21:31:30 ID:GCgexJD/
>>75のA
「簡単な事です。鍵を閉めればいいんです」
ぼくはなんでもないように俊夫さんに答えた。
「だから、それができないんじゃないかと言ってるんだ!!鍵は香山さんが握ってたんだぞ!!」
「ですからこの鍵で閉めたんです」
ぼくはさっき小林さんの部屋で見つけたマスターキーを俊夫さんに向けた。
俊夫さんも思いついたようだ。
「・・・・マスターキーで閉めただと・・・・」
「はい。要は順番です。まず香山さんを殺害した犯人はこの鍵で地下室を閉めます」
「なるほどな。そして今度は小林オーナーを殺害し、鍵置き場に鍵をかけておいた・・・そういうことだね」
美樹本さんが確認する。
「おそらく、そうだとお思います。これで地下室の方は密室ではなかったという訳です」
「じゃぁ、叔父さんの部屋の鍵はどうして閉められるのよ!?」
真理がすすり泣きながら、聞いてきた。今の状況で彼女はかなり参ってる。

A「内側から閉めたんだよ」
B「簡単な事さ。鍵を閉めればいいんだ」

78 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 21:36:32 ID:AmeDZkJe
B…かな?難しいな。

79 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 22:24:45 ID:GCgexJD/
>>77のB
「簡単な事さ。鍵を閉めればいいんだ」
「透?何を言ってるの、叔父さんの鍵は叔父さんの部屋にあったわけでしょ。それにそのマスターキーについてる鍵だって中にあったはずなのに」
真理はかなり混乱しているようだ。今この場にはシュプールの従業員は俊夫さん一人しかいない。
「美樹本さん。俊夫さん。ちょっと食堂で温かい飲み物でも作りましょう」
「透・・・」
「いいか、真理落ち着いてほしい。飲み物を用意するから待っててくれ」
ぼくたちはお湯を沸かし、談話室に運んだ。幸いインスタントのコーヒーや紅茶があったのでそれを使わせてもらうことにした。
「いやよ!!毒でも入ってるんじゃないの!!」
可奈子ちゃんが叫んだが、ぼくも俊夫さんも春子さんも口をつけたのを見て、おそるおそる飲み始めた。
「透!!それで叔父さんの部屋の件はどうなったのよ」
中座が効いたのか真理が立ち直った感じがする。よかった・・・・けど。
次の段階はまた沈める事になるのは間違いなかった。
「鍵があるんだ。無論、ぼくは持ってないし、犯人が持っているかもわからない。だけど鍵があるのは確実とまでは言えないけど、あるんだ」
「合鍵でもあるの?どうして透にそれがわかるのよ!!」
まるで俊夫さんだ。
「・・・・小林さんの部屋は一人で使ってるわけじゃないだろう。だとしたらその人の鍵が存在するはずなんだ。真理は自分の家の鍵がいくつあるか分かるかい?」
「・・・・・・・・・・・・」
ぼくが何を言おうとしているのか分かったらしい。
「客室には鍵が必要だ。だけど、オーナーの部屋にも当然鍵が必要なのは分かる筈だ。
必要な書類やお金入れる金庫もあるかもしれない。そして、個人経営のシンプルな民宿などの家族にとって部屋こそが本当の『家の中』なんだ。だから『家族』がその分だけ鍵を持っている可能性は高いんだ」
「・・・・そんな。だったら叔母さんが叔父さんや香山さんを殺したっていうの?」
真理が今までで一番青ざめた顔で聞いてきた。
せっかくの飲み物も効果は薄かったようだ・・・。

A「その可能性は高いと言える」
 ぼくはそういうより他なかった
B「いや、気になる点があるんだ。まだそうとは決まっていない」
 ぼくはまだ情報が足りないと思った

80 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 22:29:13 ID:agYBzdWg
先走りバッドエンドが見たいのでAで。
…という気持ちを押し殺してBで。

81 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 23:06:34 ID:GCgexJD/
>>79のB
「いや、気になる点があるんだ。まだそうとは決まっていない」
 ぼくはまだ情報が足りないと思った。
「さっき12時ころに解散したときの話ですが、ぼくと真理が2階に行った後のことを詳しく教えていただけませんか?」
「ああ、僕はアルコールを分けてもらってすぐ2階に上がったよ」
OL二人組みの次にぼくたちが客室に戻った。その次は美樹本さんということか。
「私は主人が小林さんと仕事の話があるというので、先に失礼させてもらいました」
「なるほど、その後はどうなったんですか?俊夫さん?」
「うん?ああ、俺とみどりは自分の部屋に戻った。みどりが落ち着かない状態だったからな。だが、とにかくシャワーを浴びたいというから俺はいつもどおりのペンションの閉店作業の後片付けしてから部屋で待つことにしたんだ」
つまり最後に残ったのは香山さんと小林さん、そして今日子さんだったわけか・・・。
「春子さん?香山さんはその後客室に戻ってこなかったわけですね?」
ぼくは確認してみる。春子さんは肯定の意味で頷いた。
頭の中で整理する。


82 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 23:10:06 ID:GCgexJD/
↓00:00〜みどりさんの事故の推理終了
     可奈子、啓子が2階へ(以下順に客室へ)
     透、真理 
     美樹本
     春子
↓    〜1階組〜
     俊夫、みどり移動→俊夫後片付け(食堂、裏口)みどり自室へ
     小林夫妻、香山さん(謎?)
↓00:50頃 真理来室(今思えばなんと勿体無い事か)
↓01:00頃 俊夫来室 みどり探索のため地下室へ
↓01:?? 春子、美樹本に相談、探索の後談話室へ
↓01:20頃 地下室で香山の死体発見
↓01:30頃 談話室で美樹本、春子と遭遇→再度地下室調査
↓01:50頃 小林部屋を壊し、小林の死体発見→調査
↓02:10頃 談話室に今日子、みどり以外の人間が集合
→02:22  現時刻    

もう少し整理してみよう。
2階の人間が降りてきた可能性はあるか?反対に1階の人間が2階に上がった可能性は?
A 両方とも可能性はある
B 両方とも可能性はない
C 2階の人間が降りた可能性はあるが、1階の人間が上がった可能性はない
D 2階の人間が降りた可能性はないが、1階の人間が上がった可能性はある

83 :名無しのオプ:2006/10/04(水) 23:45:42 ID:4YI4RniK
まるでゲームをやってるみたいで、楽しいです。
ここは('A`)で

84 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 21:19:53 ID:zSJuOLZo
ぼうっとしてて('A`)がAだと今気づいた・・。

85 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 21:33:24 ID:zSJuOLZo
>>82のA
時間にすれば、12時〜01時までの時間に香山さん、小林さんが殺されたとすると約1時間は余裕があることになる。
外にでれば誰かと遭遇する可能性はあるとはいえ、不可能ではないだろう。
具体的な殺害方法がはっきりしないが、傷跡から推測できる範囲では殺害に多くの時間を必要とはしないはずだ。
つまり・・・・
ここにいる全員が時間的に二人を殺害するのが可能だったわけだ。

「だからといって今日子さんの可能性が高いのは変わらないだろう」
説明を終えた後、美樹本さんが言った。
真理も青ざめたまま、一向に治る気配がない。
「とりあえず予断は禁物ということです」
ぼくは努めて冷静に言った。
「・・・で、次はその紙きれの話になる訳か?」
「紙きれ?透?何かあったの?」
「うん。小林さんがこの紙きれを握って死んでたのさ」
ぼくはみんなにさっきの紙きれを見せた。
『こんや、12じ、ひとがしぬ』
真っ赤な文字で書かれている。とてつもなく汚い文字だ。
「何それ?そんなのあったの!!?」
可奈子ちゃんがヒステリックに声を上げる。
「これって殺人予告・・・・?」
啓子ちゃんや真理も悲鳴に近い声を上げた。

A「ちがうよ、おかしい点があるのさ」ぼくは断言した。
B「その通りだ。だから香山さんたちは殺されたんだ」ぼくは断定した。
C「ぼくのいたずらだよ」にっこり笑ってやった。

86 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 21:36:03 ID:T9Yh/LFx
Cだと俊夫さんに刺されそうなのでAで!

87 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 21:55:57 ID:zSJuOLZo
>>85のA
「殺人予告・・・?」
「ちがうよ、おかしい点があるのさ」ぼくは断言した。
どこがおかしいのか・・

A「こんや」の部分
B「12じ」の部分
C「ひとがしぬ」の部分
D 赤い文字で書かれていること


88 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 21:57:19 ID:EYqtn4fR


89 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 22:41:51 ID:zSJuOLZo
>>87のC
「この『ひとがしぬ』の部分がおかしいんです」
みんなの顔を見回す。訳が分からないといった感じだ。
「何がおかしいんだ?さっぱり訳が分からないね」
「この紙の文は誰が何のために書いたものか?という事です」
「そんなの犯人が私たちを怖がらせるために決まってるじゃない!!!」
可奈子ちゃんが叫ぶ。ちょっとうるさい。
「『ひとがしぬ』と書かれたら怖いですか?」
「当たり前でしょ!!!現に死んでるんだもん!!!」
「書かれたのは人が死ぬ前でしょうけどね。百歩譲って恐怖心をあおるためにかかれた物であるとして、どうして小林さんの部屋にあったんでしょうか?」
「叔父さん当てにあてた手紙だった・・・?」
「だとしたら可奈子ちゃん言ってることは間違いになるね。正しくは犯人が小林さんを脅すために作ったってことになる」
「ほとんど違ってないじゃない!!!小林さんを脅したのよ!!!」
「もう少し考えてほしいんです・・・

A『こんや』の部分もおかしくないですか?」
B『12じ』の部分もおかしくないですか?」

90 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 22:49:26 ID:MkHRNhJW
Bで

91 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 23:21:22 ID:zSJuOLZo
>>89のB
「もう少し考えてほしいんです・・・ 『12じ』の部分もおかしくないですか?」
「何がお菓子いって言うのよ」
おかしいの発音が妙な聞こえ方するが・・・啓子ちゃんが聞いてきた。
「『12じ』に誰も死ななかったからです」
「だってみどりさんの事故があったから殺せなかったんじゃないの?」
「うん。ただの冗談だよ。本当は時間を断定してるところがおかしいんだ」
「時間を断定するのがおかしいって?怪盗とかならやるんじゃないのか?ルパンとか・・」
「それは予告が挑戦状だからですよ。警察や探偵に止められるものなら止めてみろって言う」
「殺人でもあるだろうよ!!!そういう推理小説だってあるんじゃないのか?」
俊夫さんもよく分からないとこで変な引用してくる・・・。
「ありますね。目的も最終的にははっきりすることもあります。館に人を寄せ付けたくないとか、アリバイとか・・・」
「だったらそういう類のもんじゃないのか?」
「ですから『12じ』がネックなんですよ。『12じ』にひとが死ななかったらどうなります?」
「脅迫文は偽者だった。それだけで終わる事だ。そしてその時間に誰か死んで得する人間はいなかった」
美樹本さんが言い放った。

92 :名無しのオプ:2006/10/06(金) 23:22:22 ID:zSJuOLZo
「脅迫文は偽者だった。それだけで終わる事だ。そしてその時間に誰か死んで得する人間はいなかった」
美樹本さんが言い放った。
「そうです。つまり『12じ』に断定する意味が無いんです。そこでさっきの可奈子ちゃんの話に戻るとしましょう。ぼくたちを脅かすつもりならもっと見やすいところにおいておくべきだと思う。じゃぁ脅かす対象は誰か?小林さんになるでしょうか?」
「そのつもりで話を進めてるんだろう」
「・・・・では、これはいつ小林さんに届けられたんですか?」
「いつ?そんなの今日の・・・いや日付が変わってるから昨日の夜12時以前だろう?」
「だとしたら、おかしくないですか?小林さんはこの脅迫文をあらかじめ持った状態でさっき殴られたんですよ?さっきの推理のときにこれの話が出てくるはずでしょう?」
「隠したかったんだよ」
「自分の命がかかってるかもしれないのに?それに尚更さっきの段階で警察に連絡したほうがよかったですね」
「だったら殴られた後にこの文を見たんだ!!!」
「今日子さんも付き添ってたし、もう12じ直前でしたよ?ますますこの脅迫文がおかしなものになります」
「じゃぁ誰がこれを作ったって言うんだ?」
「それは****です」

脅迫文を作ったのは?
****


93 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 00:22:10 ID:DpF/BLlp
『こばやし』

94 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 11:46:53 ID:yQP1V5iU
>>92の犯人入力
「小林さん以外にあり得ません。小林さん『だけ』がこの脅迫文の存在を知ってたんです」
ぼくは答えた。
「どうして?叔父さんがそんな事を・・・・?」
「書いたのは昨日だろうけど、理由は分からない。そして目的も。可能性だけならいくつもあるけど・・・」
「で、その意味の無い脅迫文の説明には何の意味があるんだ?」
美樹本さんが少し焦れたように言い出した。
「つまり、この脅迫文が小林さんの書いた物である以上、ここから犯人を断定することはできないんですよ」
「なんだと・・・・。巫山戯てるのか!!!」

A「いいえ、もう僕たちには無理ですね。朝になったら警察にまかせましょう。」
ぼくは敗北宣言をした。
B「とにかく、今いない二人を捜すのが先決です。もしかしたら何か分かるかも知れません」
もうこれ以上の推理は意味がない。

95 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 11:58:28 ID:iM6LMBPm
まあBか

96 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 18:28:12 ID:yQP1V5iU
>>94のB
「とにかく、今いない二人を捜すのが先決です。もしかしたら何か分かるかも知れません」
もうこれ以上の推理は意味がない。

ガッシャァァーーン
2階から大きな音がした。談話室にいた全員が顔を見合わせる。
「なんだ!?今の音は!!」
「みどり!!!」
美樹本さんと俊夫さんが階段へと駆けだした。
ぼくは、やはり予想通りの事が起こったと思った。
2階に上がる。階段を上がって左手側に人が首を釣っていた。
近くの窓が割れている。足下には椅子が転がっていた・・・。
「・・・・叔母さん・・・・・・・」
震える声で真理がつぶやいた・・・。
「急げ!!!今なら間に合うかも知れない!!!」
美樹本さんが叫ぶ。俊夫さんがぶらさがった今日子さんを抱える。
ぼくは急いで自分の部屋からサバイバルナイフを持ってきて、今日子さんの首にしまった縄を切った。
そして・・・・

今日子さんは死んでしまった。懸命の蘇生も実らず、そのまま・・・・。
「なんてこった・・・・」
俊夫さんが頭を抱えた。この2階の廊下にみんな集まって来ている。
真理の泣く声が痛ましい。

ドンドンッ
2階の廊下の反対側にあるクローゼットから何か叩く音がした。
「・・・・みどりか・・?」
俊夫さんの声も弱々しい。
みんな無言でクローゼットに近づいた。

97 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 18:47:48 ID:yQP1V5iU
クローゼットから音がしている。
「開けよう」
美樹本さんが取っ手に手をかける。
ガチガチッ
「あれ、おかしいな?開かないぞ」
「何だと・・・」
今度は俊夫さんが開けようとする。が、やはり開かない。
ドンドンッ
あまり大きくないが、中から音がする。やはり、誰かいるのか?
隙間を覗いてみる。取っ手の裏側に紐の様なモノが見えた。
これを切れば開くはずだ。
ぼくは美樹本さんと俊夫さんに扉を力一杯引いて貰い、少しでも隙間を大きくしてから、ナイフで紐を切った。
中から何か飛び出してきた!!!
「ニャァ〜」
黒猫だ。そのまま走ってどこかに行ってしまった。閉じこめられた黒猫か・・・。
「・・・みどり・・・・」

そして、クローゼットの中、みどりさんが死んでいた・・・。
俊夫さんがみどりさんを抱いて泣いている。
香山さん、小林さんの死体と同じように頭を割られていた。
そして、大きな斧が一緒に置かれていた。
「犯人にとって最後の殺人だから凶器を残したんでしょうね」
ぼくの声に反応する人はいなかった。
クローゼットの内側を見る。血飛沫から、みどりさんが殺されたのはここだと分かる。
扉の内側の、取っ手の出っ張り部分に紐を引っかけ、何重にも巻いて外側から絞り結べば、仮に身体が倒れたりしても、クローゼットは閉められた状態になる。
密室にしたかったんじゃなく、それが理由だろう。
「結局、犯人は今日子さんで香山さん、小林さん、篠崎君を殺して自殺したって事か?」

A「そうでしょうね。それ以外考えられません」
B「違います。ようやく事件の全貌が見えました」

98 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 18:49:10 ID:iM6LMBPm
クローゼットじゃなくて掃除具入れじゃなかった?

99 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 18:51:00 ID:yQP1V5iU
>>98
すっかり、勘違いしてたみたいです。全面的に訂正の方向でお願いします。

100 :名無しのオプ:2006/10/07(土) 21:11:43 ID:/uLmjl2N
>>97
('B')

101 :名無しのオプ:2006/10/08(日) 12:07:00 ID:28z9IVJS
>>97のB
「違います。ようやく事件の全貌が見えました」
「何?じゃぁ今日子さんは自殺じゃないというのか?じゃぁどうやってつり下げるんだ?こんなの大の男でも不可能だぞ?」
美樹本さんが意気込んだ。
「いえ、今日子さんの体重は軽いです。ですので、カメラマンで屈強な美樹本さんやスポーツマンの俊夫さんなら不可能じゃないでしょう」
『なんだと!!!』
二人が同時に声を上げた。にらんでくる。
俊夫さんはみどりさんの亡骸を抱いたままだ。
さっきまでと違い、その服が血で染まっている。それを見てぼくは続けた。
「とりあえず、その件は後回しにしましょう。今日子さんの服にはほんの少ししか返り血がついてません。あれだけの殺人をした割にはですが・・・」
「上着を着ていたとか、色々あるだろう・・・」
「その上着をどこで脱いで、どこに捨てたか気になりますがね」
「それは・・・」
「それで、次の問題です。今日子さんとみどりさんはいつ2階に上がってきたんでしょうか?」
さきほど頭で整理した表(>>82)を思い出す。
タイミングはここしかない。

A 00:00〜01:00の間
B 01:00〜02:00の間
C 02:00〜現時刻までの間

102 :名無しのオプ:2006/10/08(日) 23:13:08 ID:C4styFJ5
う〜ん、Bかな?

103 :名無しのオプ:2006/10/09(月) 11:39:56 ID:PEe925QA
>>101のB
「それは1時以降じゃないの?」
「正確には12時〜1時半までの間です。階段の下の談話室にはそれ以降俊夫さんか春子さんがいたから移動するとしたらそれ以前になります」
「1階にぼくたちが降りていく時には誰ともすれ違わなかった・・・」
美樹本さんが確認する。
「しかし、1階で俊夫さんが探しているのを知っていて、それでみどりさんが出てこないと考えると1時以前であった可能性が高いと思います。ぼくたちが地下室の調査や扉を壊してる間に走り抜けることも可能でしょうけど」
2階の廊下は窓が割れたせいもあり、少し寒い。
「そこで、二人は2階のどこにいたのか?という問題が生じますが、これは恐らく『誰か』の客室でしょうね。多分犯人の・・・・」
「犯人は客の誰かと言うことか!!!?」
美樹本さんがどなった。無視して続ける。
「12時以降恐らく12時半頃にみどりさんと今日子さんは犯人の客室に向かいます。その後任意なのか、あるいは気絶させられたのか分かりませんが、そこに留まります」
「みどりさんと叔母さんが一緒に移動したっていうの?どうして?」
「いや、それは後回しにしよう。今は犯人の行動についてだ。そして、犯人は『仕事』の打ち合わせで会話している小林さんと香山さんを談話室で見ます」
「犯人が二人を見た・・・?『仕事』の会話?」
「・・・いや、もしかしたら・・・『仕事』について春子さん知ってますか?」

104 :名無しのオプ:2006/10/09(月) 11:55:06 ID:PEe925QA
「いいえ、私は何も聞いておりません」
香山さんは意外と秘密主義なのかな?口は軽そうだけど、仕事に関しては厳格とか・・。
「そうですか、それも後回しにしましょう」
「後回しって関係あるの?」
真理が聞いてくる。
「うん。少し思い当たることがある。シュプールの融資とかそういう事じゃないよ」
「・・・・そう」
真理もおちついたのだろうか・・・・。それ以上は聞かない。
「そして、犯人は地下室で香山さんを殺害し、ロビーの地下室の鍵で一旦、地下室を閉めます」
「さっきの説明と違うじゃない!!」
「いえ、どっちでも良いことなので・・・。地下室自体はこの段階で閉めなくてもいいから・・・。
で、次ぎに小林さんの部屋で小林さんを殺害し、マスターキーを手に入れ、地下室に戻り、地下室の鍵を香山さんに握らせ、マスターキーで地下室を閉めます。
そうして、次は小林さんの部屋ですが、マスターキーを戻した犯人は今日子さんから手に入れた鍵で小林さんの部屋を閉め、後は客室に戻ります。およそ30分もあれば可能だったでしょうね」
「ややこしいな・・・」
「ご覧のように客室は全室満室ですから、そうなると一人だけ犯行が不可能な人物が出ます。従業員である俊夫さんです。そして犯人は客であることを考えると・・・」
みんなの視点が一人の人物に注がれた・・・。
さっきの説明で今日子さんを・・・。

「犯人は****です」
犯人名入力
****

105 :名無しのオプ:2006/10/09(月) 19:49:07 ID:EBjOBGsH
ぼく

でバッドエンド1つおながい…してもいい?

106 :名無しのオプ:2006/10/09(月) 20:45:28 ID:UZS3DtQL
言った!さすが>105!
俺達ができないことを平然と言ってのける!そこに痺れる憧れ…はしねぇか。


107 :名無しのオプ:2006/10/09(月) 20:52:18 ID:Nm9TGnAD
叙述トリックだったりして

108 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 08:21:26 ID:q2EfJxX8
>>104
犯人名「ぼく」

「犯人はぼくです」
そうだ。わたしはさっきから何か違和感があった。あの透がこんなに理屈ぽい変な人な訳がない。
「な〜んちゃ「やっぱりおかしいと思ったのよ!!!!」
透が驚いた顔をわたしに向ける。
「何を言ってるんだ?真理」
「あなたが犯人だったのよ!!!」
わたしにはすべてが分かった。
「さっきの叔母さんを吊り下げることができるのは美樹本さんと俊夫さんの二人しかいないと言ってたけど、もう一人いるのよね?」
「ええ〜ぼくぅ〜!?」
なんとわざとらしい演技だろう。わたしは続ける。
「あなたにも可能なんじゃないの?曲がりなりにも男でしょ!!それになんであなたは叔母さんの体重が軽いのを知ってるのよ(>>101)!!?」
「そうだ、それに血の件もそうだ・・・。俺が君の部屋に行って外に出ようとしたとき、ペンション内は暖かいのに上着を着るとか言ってた(>>53)!!実はその上着の下は返り血で真っ赤なんじゃないのか!!?」
俊夫さんがわたしにつづいた。
「いや、違いますよ。寒いかと思って上着を着ただけですから!!ホント、マジ」
とか弁明しつつ、オロオロしながら一向に脱ごうとしない。認めたも同然だ。
「それにおかしな部分はまだあるわ!!!さっきの叔父さんの部屋で見つけた脅迫文よ!!なんであの時、そんな意味のない事をやってたのか!!?これではっきりしたわ!!」
「真理くん?どういうことだい?」
美樹本さんが尋ねる。わたしはこの恐ろしい犯罪に終止符を打つ推理を話すことにした。

109 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 08:44:53 ID:q2EfJxX8
「さっきの意味のない脅迫文の説明には意味があったのよ。犯人である透にとってはね」
「いや、違う。意味があるんだが、そうじゃないんだ」
透がオタオタしている。なんて見苦しい。
「どういう意味なんだ?みどりの死にかんけいあるのか?」
俊夫さんが聞いてきた。わたしは首を横に振る。
「みどりさんの死には関係ありません。叔母さんの死に関係します。透は談話室にみんなを集めることによって叔母さんの死んだときにアリバイを作ろうとしました」
「ちょっと待ってくれ!!真理!!頼むから話を聞いてくれ!!」
聞く耳なんて必要ない。叔父さんと叔母さんを殺した相手なんだ。
「アリバイを確保するのにはみんなの前にいればいい。その上で、さっきの脅迫文に意味があったのは、それが透の時間稼ぎだったからです」
「時間稼ぎだって?どういうことだ?」
「叔母さんを殺したトリックです。いえ、正確には普通に殺した後に、自分がいないときに、叔母さんを出現させたトリックです」
わたしの推理には自身があった。昔何かの本で読んだトリックだったからだ。
「真理!!待ってよ!!違うんだって!!そのトリックは違うんだ!!」
「うるさいわね!!おとなしく聞いてなさい!!」
美樹本さんがわめく透を締め上げる。
「まず、叔母さんの首に縄をかけた状態で、天井に吊り下げた部分を支点にして叔母さんを結んだ側と反対側の縄の先に椅子を縛り、縄を隙間をうまく通し、窓の外側に叔母さんと椅子を固定します。」
わたしは床に転がっていた椅子を指した。どうやってやったかはうやむやだが透の事だ。うまくやったに違いない。
「外は吹雪ですので、逆さにした椅子に雪が積もります。すると縄の支点の部分が雪の重みで椅子の方へと引っ張られます。そしてついには叔母さんの体より重くなり叔母さんの体は窓の外から、窓を突き破り、屋内にぶら下がるという状態になります」
「ええ〜〜〜〜〜〜!!!」
透が奇声を発した。わたしには無理だが、透ならいとも簡単にやってのけるだろう。


110 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 08:55:41 ID:q2EfJxX8
「みなさん分かりましたか?透があの脅迫文に対して長々と説明したのは『意味がない』ということではなく透にとって『意味があった』ということです。叔母さんの体がここに出現するトリックを完遂するための時間稼ぎという『意味』が・・・」
「いやいや、それに動機もないよぅ・・・・」
「動機なんて関係ないわ!!!動機は後から分かるのよ!!」
胸をすくような華麗な推理がわたしの口からすらすらと飛び出す。
キャサリンでもマープルでも、二階堂蘭子でもこうもすばらしい推理はしないだろう。
「そいつがみどりを殺したんだな・・・・」
恐ろしい殺気を感じ、振り向くと、俊夫さんがみどりさんの近くに置いてあった斧を持っていた。
「殺してやる!!!」
俊夫さんが透に向かって斧を叩き付けた・・・。
グシャッ!!!
ブシャァァァァァァァァ
透の頭がざっくり割れて、赤い血が吹き出た・・・。
「サモハーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!」
透が断末魔の叫びを上げ、倒れた・・・。

それからはゆっくりと時間が流れた気がする。
俊夫さんがみどりさんを抱いたまま1階に降りていき、玄関を出て行った。
わたしたちは1階の食堂でただ時間が過ぎるのを待っていた。
警察が到着したのは、朝の8時ころ。
そのころには昨夜の吹雪が晴れていたけど、わたしの心は晴れていなかった。
そういえばわたしの推理では、外にぶら下がってたはずの叔母さんの身体がまったく濡れてなかったのは神様がせめて、寒い思いはしないようにと、奇跡を起こしてくれたに違いない・・・。

完?「わたしの華麗なる推理」

111 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 09:08:44 ID:q2EfJxX8
>>104
犯人名「ぼく」

みんなの視点が一人に集まる。なんか雰囲気がやばい。俊夫さんなんか人を殺しかねない。
ここはおちゃらけでも入れて、緊張をほぐした方がいいかもしれない。
「犯人はぼくです」
みんながはっと驚いた顔でぼくを見つめる。ここでうまく落とせば緊張はほぐれるはずだ。
「な〜んちゃ「やっぱりおかしいと思ったのよ!!!!」
な〜ちゃってと言おうとしたぼくの声を真理の声がかき消した。
「何を言ってるんだ?真理」 ぼくは思わず尋ねる。真理が睨んでいる。
「あなたが犯人だったのよ!!!」
いや、それ冗談だってば・・・・。何か言わなきゃ。
「さっきの叔母さんを吊り下げることができるのは美樹本さんと俊夫さんの二人しかいないと言ってたけど、もう一人いるのよね?」
「ええ〜ぼくぅ〜!?」
無理だ。自慢じゃないが、ぼくは運動神経がそれほどいい方ではない。もちろん力もあまりない。さっきのスキーでも転んでばかりで雪だるまになりかけたのを真理も知らないわけじゃないだろうに。
「あなたにも可能なんじゃないの?曲がりなりにも男でしょ!!それになんであなたは叔母さんの体重が軽いのを知ってるのよ(>>101)!!?」
「そうだ、それに血の件もそうだ・・・。俺が君の部屋に行って外に出ようとしたとき、ペンション内は暖かいのに上着を着るとか言ってた(>>53)!!実はその上着の下は返り血で真っ赤なんじゃないのか!!?」
真理と俊夫さんが変なことを突っ込んでくる。そもそも真理はぼくの部屋にいたじゃないか・・・。
「いや、違いますよ。寒いかと思って上着を着ただけですから!!ホント、マジ」
あの段階ではもしかしたら外に探しに行く可能性もあったんだ(>>53)。だから上着を着るのは間違いじゃなかった。
服を脱いで証明しようとするが、さっき急いで着たせいか、ファスナーがガジって脱げなくなっていた。


112 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 09:16:27 ID:q2EfJxX8
「それにおかしな部分はまだあるわ!!!さっきの叔父さんの部屋で見つけた脅迫文よ!!なんであの時、そんな意味のない事をやってたのか!!?これではっきりしたわ!!」
「真理くん?どういうことだい?」
真理に美樹本さんが尋ねる。
「さっきの意味のない脅迫文の説明には意味があったのよ。犯人である透にとってはね」
「いや、違う。意味があるんだが、そうじゃないんだ」
意味のない脅迫文にはやはり重要な意味があったと思う。でも真理は勘違いをしている。誤解を解かないと・・・。
「どういう意味なんだ?みどりの死に関係あるのか?」
俊夫さんの問いに真理が首を横に振り、否定の意味を表す。
「みどりさんの死には関係ありません。叔母さんの死に関係します。透は談話室にみんなを集めることによって叔母さんの死んだときにアリバイを作ろうとしました」
「ちょっと待ってくれ!!真理!!頼むから話を聞いてくれ!!」
ぼくはもう半ばやけになり、真理に頼むが、無視され続ける。どうしよう・・・。
「アリバイを確保するのにはみんなの前にいればいい。その上で、さっきの脅迫文に意味があったのは、それが透の時間稼ぎだったからです」
「時間稼ぎだって?どういうことだ?」
美樹本さんのワトソン役ぶりが、いざ、とんでもない方向に向かうと逆に恐ろしい。
「叔母さんを殺したトリックです。いえ、正確には普通に殺した後に、自分がいないときに、叔母さんを出現させたトリックです」
もしかして、バカミスでも読んだのか?何にしろ、ぼくがアリバイを作るトリックが正解の訳がない。
「真理!!待ってよ!!違うんだって!!そのトリックは違うんだ!!」
「うるさいわね!!おとなしく聞いてなさい!!」
真理が暴走している。やばい。やばすぎる。


113 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 09:28:05 ID:q2EfJxX8
身体でとめようとしたが、美樹本さんに締め付けられた。この力のない僕がどうやって今日子さんを吊り下げるのさ・・・。
「まず、叔母さんの首に縄をかけた状態で、天井に吊り下げた部分を支点にして叔母さんを結んだ側と反対側の縄の先に椅子を縛り、縄を隙間をうまく通し、窓の外側に叔母さんと椅子を固定します。」
無理だ。そんなに縄は長くない。もう破綻している。
「外は吹雪ですので、逆さにした椅子に雪が積もります。すると縄の支点の部分が雪の重みで椅子の方へと引っ張られます。そしてついには叔母さんの体より重くなり叔母さんの体は窓の外から、窓を突き破り、屋内にぶら下がるという状態になります」
「ええ〜〜〜〜〜〜!!!」
思わず声を上げてしまった。とんでもない話だ。椅子も今日子さんの身体も濡れちゃいない。どっちも屋内にあったんだよ、真理。
「みなさん分かりましたか?透があの脅迫文に対して長々と説明したのは『意味がない』ということではなく透にとって『意味があった』ということです。叔母さんの体がここに出現するトリックを完遂するための時間稼ぎという『意味』が・・・」
「いやいや、それに動機もないよぅ・・・・」
「動機なんて関係ないわ!!!動機は後から分かるのよ!!」
なんてこった。迷探偵Zや榎津礼二郎だってそんな無茶は言わないだろう・・。
「そいつがみどりを殺したんだな・・・・」
真理の背後で恐ろしい形相をした俊夫さんが立っていた。手には一連の事件の凶器と思われる斧・・・みどりさんの傍らに置いてあったものだ・・・持っていて・・・。
「殺してやる!!!」
俊夫さんがぼくに向かって斧を振り下ろした・・・。
グシャッ!!!
ブシャァァァァァァァァ
赤い血が吹き出た・・・。目の前が真っ赤だ・・。ぼくはこのまま死んでしまうんだ・・。
とにかく、この世に何か言葉を残さないと死んでも死に切れない・・。腹に力を入れた・・・。
「サモハーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!」

終「真理のトンデモな推理」
透死亡コンティニュー>>104 犯人入力****



114 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 09:48:48 ID:bs/gC04g
『としお』で
透カワイソスw

115 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 21:43:14 ID:0miLUyvu
サモハンって何?

116 :名無しのオプ:2006/10/10(火) 22:04:12 ID:3T44FkxJ
きんぽーっ☆

117 :名無しのオプ:2006/10/11(水) 21:12:04 ID:SWWS8xDY
>>104
犯人名「としお」

「犯人は俊夫さんです」
言ってしまった。俊夫さんがみどりさんの亡骸を抱いてる脇には大きな斧がある。
考えるまでもない。この状況で俊夫さんを犯人呼ばわりすること・・。そう、これは完全に死ぬという事だ。案の定、俊夫さんが斧を振り上げる。
「俺がみどりを殺すわけ無いだろうがぁっ!!!」
ぼくはそれが分かっていた。何より俊夫さんには犯行が不可能だと除外したばかりだからだ。
斧がゆっくり降ろされる。これはぼくが時間をゆっくり感じているに他ならない。アドレナリンが激しく分泌しているのだろう。
ふと、俊夫さんに何度か殺されたかのような既視感を覚える。
もしかしたら平行世界のぼくも俊夫さんに殺されたのかも知れない。
せっかくだから、少し考えてみよう。
香山さんと小林さんの事件を現段階で犯人を当てるのは不可能だ。
なぜなら全員が可能性があったからだ。確かに1階にいた俊夫さんが一番怪しい。
しかし、それだけで犯人と断定することはできない。
だが、2階の今日子さんとみどりさん殺害に関しては別だ。
可能だったのは一人しかいない・・・。

斧がゆっくりとぼくの頭にめり込む。
もしかしたら無駄な事考えてる間に、格闘士のごとく避けられたんじゃないだろうか?
できれば、他の平行世界の透は生き残って欲しい。
ああ、目の前が真っ赤だ。最後に何か言わなきゃ・・・・。

A「サモハン!!」B「キンポー!!」C「ソモサン!!」D「デッパ!!」

どうしようかと迷ったけど結局間に合わなかった。
そういえば、保険金目当てで自分を殺させるために相手を挑発したって話結構あったなぁ・・・。
ぼくの意識は遠のいた。

終「ぼくはいつも俊夫に殺される」

118 :名無しのオプ:2006/10/11(水) 22:04:32 ID:SYXpDI3/
じゃあそろそろまともに

>>104
「美樹本」で

119 :名無しのオプ:2006/10/13(金) 21:32:48 ID:1K4vqz88
>>1から読み返してみた
どの作品もおもしろいっす
作者さんがんばれ

120 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 12:56:05 ID:fPlgPfAx
>>104
犯人名「みきもと」

「犯人は美樹本さんです」
全員が注目するその人物を当然のように名指しした。
「てめぇがみどりを殺したのかぁ!!!」
俊夫さんが美樹本さんに殴りかかった。美樹本さんは不意をつかれて顔に一撃喰らったものの、お返しにボディへ重たい一撃を入れて俊夫さんをダウンさせた。
「やれやれ、とんでもない理屈で犯人扱いされたな。で、僕が犯人だとして、下にいたのに、どうやって今日子さんの死体を出現させて、音を発生させるのかい?」
冷静な口調で話す。
たしかに、そのトリックは分からない。寒さがきつくなるこの廊下で見わたしても使えそうな道具は転がっている椅子くらいしか見当たらない。
これだけでは、はっきりって不可能だ。廊下全体が濡れてるわけでもないし・・・。
そう、あるとしたら窓の外・・・・多分1階に落ちてしまっているだろうが・・・しか考えられない。
「・・・それは外に謎を解く鍵があるのかもしれません」
ぼくは苦し紛れに言うより他ならなかった・・・。
「ふん、とんだ迷探偵だな。いいだろう。僕を犯人呼ばわりするなら好きにすればいい。僕は自分の部屋から出ないようにしよう。中に入ったら、ドアノブを縄で縛っても戸板を打ち付けてもらってもかまわない」
淡々と話す。
「警察が来れば、きちんと実況検分すれば僕は犯人でないことは分かるからね。恥をかくのはキミだよ」
そう言うと美樹本さんが、自分の部屋に入っていった。

121 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:12:19 ID:fPlgPfAx
あまりの自信にその場にいた全員が声を失っていた。
「・・・一応、縄で縛っておきましょう」
ぼくは美樹本さんの部屋のドアノブに縄をかけ、隣の部屋の間に掃除具入れからモップを斜めに立てかけ、縛り付けた。内開きなので、扉を破壊しない限り部屋から出ることは出来ないだろう。
「本当に外にあいつが使ったトリックがあるんだろうな?」
俊夫さんが腹に手をあてて、苦しそうに言う。
「そうとしか考えれませんので・・・」
「分かった。俺が探してこよう・・・。あいつだけは絶対に許さねぇ・・」
「そんな、吹雪も弱くなったとはいえ、まだ危険ですよ」
「ふん。ペンションの窓の下を見てくるだけだ。すぐ済むよ」
もちろん、手がかりがみつかればそれに越したことはない。
「分かりました。お願いします」
ぼくは俊夫さんに頼ることにした。やれることは限られているはずだ。何かトリックの道具でもあればそれで全て解決する。
俊夫さんは、みどりさんを抱いて、1階に降りていった。
「みなさんは警察が来るまで休んだ方がいいでしょう。しっかりと鍵をかけてください」
「本当にこれで終わったの?もう私達大丈夫なの?」
可奈子ちゃんが聞いてきた。
「もうこれで殺人は起こらないと思う。美樹本さんがあの様子だと動機も分かりそうにないし・・・」
「分かったわ。もう、朝になってからね」
そう言って、可奈子ちゃんと啓子ちゃんも自分の部屋に入っていった。
「私は香山の側にいたいです」
「えっ?」ぼくは驚いて春子さんの顔を見た。
うっすらと笑みを浮かべて、それでも目には涙を溜めて・・・。
あの凄惨な殺害現場に行くっていうのか・・・。
「・・・・しかし・・」
ぼくの上着のソデを真理が引っ張った。真理が軽く首を振る。
「・・・分かりました。地下室も暖房が入るはずです。暖かくしてください」
春子さんは軽くお辞儀をして1階に降りていく。そこまで香山さんの近くに居たかったんだろうか。

122 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:25:30 ID:fPlgPfAx
ぼくと真理はぼくの部屋に行くことにした。
廊下には、全ての役目を終えた斧が、床に転がっていた・・。

「透、わたしこれからどうしたらいいのかしら・・・」
部屋に入り、ベッドに腰掛けた真理が、震える声で話した。
「・・・・・」ぼくにはかける言葉も見当たらない。
俊夫さんがこの部屋の扉を叩く前とは状況は酷似してても、全く違う雰囲気だ。
「叔母さんも、叔父さんも。すごく優しくていい人だった。脱サラしてシュプールをやるって言ったときは、わたしの両親をはじめ、親戚中から反対の声が出たわ」
想像に難くない。でも、好きなことを、やりたいことをやるために、小林さんはサラリーマンをやめたんだ。
「叔父さんは料理好きだったし、叔母さんが『はやく、彼氏をつれてきなさい』って言って、でも、こんな事になって・・・」
真理の言葉が身にしみる。ぼくが・・・もし・・あのとき・・・違う選択をしていれば・・。

ピンポ〜ン、ピンポ〜ン
突然、シュプールのチャイムが鳴った。2階にいると聞こえづらいが確かに聞こえる。
「俊夫さんかな。ちょっと見てくるよ」
もう、犯人は閉じこめたんだ。出歩いても大丈夫だろう。
ぼくは部屋を出て廊下を歩き、階段を降りる。
2階の廊下にあるべきものが無くなっていたのを、その時は全く気にかけていなかった。

123 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:40:42 ID:fPlgPfAx
ピンポ〜ン
何度目かのチャイムが鳴っただろうか・・・。それにしても、自分から外に出て行き、鍵が閉まっているってどういう状況なんだ?
「はい、はい今あけますよ〜っと」
ぼくは、玄関の扉の鍵を開け、チェーンを外して、扉を開けた・・・。

「俊夫さん・・・・なんで・・・?」
目の前には血まみれになった俊夫さんがいた。さっきのみどりさんを抱いた時に付いた血だけじゃない。あきらかに俊夫さん自身の血だ。
首筋、肩、頭、ざっくりと割れた肉体。服の切れ目から。赤やピンクの切れ跡がのぞく・・・。
あッ!!!さっき2階の廊下を通るとき、あるはずの斧が消えていた・・。それで誰かが俊夫さんを・・・。
「透・・・くん・・・。やられた・・。ちくしょう・・後からいきなり・・。犯人は・・・・ゲブッ・・・ギッ」
俊夫さんは死んでしまった・・・。犯人は・・・・何と言おうとしたんだ?
ぼくは俊夫さんの身体を玄関に横にして急いで2階へと戻る。
向かう先は美樹本さんの部屋だ。

「はぁ・・はぁ・・ちくしょう・・やられた・・」
美樹本さんの部屋の外に縛り付けた縄が、おそらく斧で切られてモップも外されていた。
誰かが美樹本さんを外に出そうとしたのだろうか?
ぼくはゆっくりと美樹本さんの部屋に入り込んだ。
「美樹本さん、大丈夫ですか!!?」
ベッドで横たわっている美樹本さんの身体を抱き起こした。
手遅れだった・・・。美樹本さんが頭を割られて死んでいた・・・。
俊夫さんとは違い、こちらは一撃のもとだ・・・。
ベッドで横になっているところを襲われたのだろう・・。
犯人は美樹本さんじゃなかった・・・?

真理が心配だ!!!ぼくは急いで自分の部屋に向かった。

124 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:41:13 ID:3RHIseYb
支援

125 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:52:31 ID:fPlgPfAx
ぼくは急いで自分の部屋に向かった。
ようやくぼくには事実が見えていた。
激しい後悔がぼくを襲う。
犯人は彼女だったんだ。

部屋についたら真理がいなくなっていた。
「真理、どこだ?どこにいったんだ?」
「わたしはここよ・・・。透」
後を振り向くと真理が立っていった。手にはスキーのストックを持って・・・。
「透、どうして、みんなを殺すの・・・・」
「真理・・・・」
真理は涙を浮かべ、そして、定まってない焦点で、こちらの声は聞こえてないんだろう。

のどに熱さを感じ、激しい嘔吐感を覚えた。
気が付けば、真理のストックがぼくののどに突き刺さっていた。
「ゴフッ・・・」口から出たのは真っ赤な真っ赤な血。

ああ真理、キミに殺されるなら、それでも構わない・・・。
だが、できればキミだけは生き延びて欲しい。絶対に・・・・。

終「彼女にストックで・・・」

126 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:53:51 ID:fPlgPfAx
透死亡 コンティニュー>>104 犯人名****

127 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:54:59 ID:dj6mb/j9
『はるこ』?

128 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 13:56:31 ID:3RHIseYb
テキストエディタでまとめて作ったら?

『おーえる』

129 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 14:01:54 ID:fPlgPfAx
>>128
ここ最近、最終章だけあって妙に長いんでそうします。では、また後ほど・・

130 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:01:33 ID:IJ6b9Krv
>>22の続き(選択肢は>>23氏の選択)

C. 「清原って、4打席回ってきたら、2回は確実に三振ですよね?」

「それは違うわね。」
みどりさんは、ぼくの言葉を即座に否定した。
「清原の2006年度の成績は、241打席で83三振よ。
大体、3打席に1回三振ってことね。
…これだからにわかファンは。」
このセリフに、ぼくは強烈なショックを受けた。
まさか…、このぼくが清原の知識で他人に遅れを取るなんて…。
ふと振り返ると、真理がモップを持ってぼくを睨んでいた。
その目には、涙が溜まっている。
「真理…、一体どうしたんだい…?」
「清原に詳しくない透なんて…大ッ嫌い!!!」
真理はぼくをモップで何度も何度も叩いた。

                                   終(透死亡、コンテニュー>>22)

131 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:30:02 ID:UKgn4cxs
真理www

Aで。

132 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:30:57 ID:CXP4CDFg
続きキター!
どちらも気になるけど、Bでお願いします。
実は>>23も自分だったりw

133 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:32:27 ID:CXP4CDFg
まさか被るとは思わなかったw

134 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:48:06 ID:fPlgPfAx
>>104
犯人名「はるこ」

「犯人は・・・・」
そこまでいいかけてぼくは止めた。
本当に春子さんが犯人なのか?
今日子さんをつり下げることは春子さんには不可能だろうし、実際、談話室にいた時間も結構長い。
香山さんと小林さんの事件に関しては春子さんも俊夫さんと同じくらい怪しいとは言える。
証言をまるのみすればだけど・・・。
小林さんと香山さんが二人で会話したというのは春子さんの証言だが、これを疑ったとしても時間的な余裕が増えるだけで、根本的には誰でも可能だと部分は解消されない。
OLの二人や真理は着替えたりしているものの、香山さんの心配をしてた春子さんは12時ころと服装が変わってない。
その点からも、春子さんが容疑者から外れると思う。
もう一度考え直した方が良いかもしれない。

>>104
犯人名再入力****

135 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:49:07 ID:fPlgPfAx
>>104
犯人名「おーえる」

「犯人はOLの二人組です」
ぼくははっきりと言い切った。
「なんで私達が殺さなきゃいけないのよ」「そうよ頭おかしいんじゃないの?」
二人の女性に責められると少し落ち込む。
「さっきも言ったとおり、今日子さんを吊る行為は、一人の場合、俊夫さん、美樹本さんの二人しかできません。ですが、女性なら二人で可能だと思います」
「何よ。それ」「訳分からないわ」
「吊ることの問題はそれでクリアできました。では、さっき談話室にいたにも関わらず、今日子さんの死体を出現させ、ガラスを割ることによる音を発生させた方法ですが・・」
そこがやはり難しい。
簡単なトリックなのか、それともぼくの知らない不思議な技術が使われているのだろうか?
「今のところ分かりません」
「ふん。変な男、人を殺人犯呼ばわりするんだから、きちんと説明しなさいよ」
「そうよ、そうよ。名探偵かぶれもいい加減にしてほしいわ。これでも喰らいなさいよ」
可奈子ちゃんが啓子ちゃんの手からスナック菓子をひったくり、ぼくにあびせた・・・。
「ふん、行こう啓子。こんなのと一緒にいたら本当に殺人犯にされかねないわ」
「・・・可奈子。後でお菓子返してよ」
二人は自分の部屋に入っていく。
ぼくはカレー味のスナック菓子にまみれ、ただ呆然と立ちつくした。
「透、あの二人、本当に犯人なの?」
「僕は違うような気がするけどなぁ・・・」
美樹本さんが続く。何かお菓子いなぁ・・・。


136 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:50:07 ID:fPlgPfAx
十数分後、ぼくは汚名を返上すべく外に出て、トリックのヒントとなりそうな物を探していた。玄関を通るとき誰にも合わなかったから恥はさらさずに済んだんとは思う。
しかし、何も見つからない。
もう、ダメだ。寒いから部屋に戻って寝よう・・・・。
玄関に戻ると、玄関の鍵が開いていない。
「・・・あれ?おかしいな」
ぼくは出てくるとき、鍵を開けたままにしておいたはずだ。
誰かが用心のため、鍵を閉めたんだろう。まぁいいや。チャイム鳴らせば開けてくれるだろうし・・・。
ぼくはチャイムを鳴らし、少し待ってみた。誰も来てくれない・・・。
何度かチャイムを鳴らしたが、全く反応がない。
5分ほど待っても誰も開けに来なかった。
まずい。このままでは凍死してしまう。ぼくはガチガチと震えてしまってた。
ガタガタ、中で何か物音がした。誰か来たんだ。
助かった。
ぼくは、チャイムを鳴らし、扉をガンガン叩いた。
ドンッ!!!!!何かが扉にぶつかる音がした。
扉のスモークウィンドウから覗いてみると・・・・。


137 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 21:51:18 ID:fPlgPfAx
俊夫さんだ。曇りではっきり見えないが俊夫さんが扉に倒れ勝かかったみたいだ。
しかも、頭を真っ赤にしている。
「俊夫さん!!!大丈夫ですか!!!ここを開けて下さい!!!」
扉をガンガン叩くが、反応はない。死んでしまったんだ・・・。
ぼくは、扉を壊そうと体当たりを試みるが、俊夫さんの身体の重みもあってか、中々開かない。
元々、扉が体当たりで壊せるとは思ってない、だが、シュプールの中の状況が非道いことになってるのは想像に難くない。
ぼくは走って裏口に向かった。

裏口も開いてなかった。
くそ、何とかしないと、手段を選んでる暇はない。
ガレージにある4WDに飛び乗り、バールで鍵穴を壊し、エンジンを無理矢理かけた。
ブロロロッ
4WDでシュプールに突撃だ!!!!
待ってろ!!!真理!!今助けにいくぞ!!!このサンダース軍曹が!!!ハイヨ!!!ハイヨ!!!

「ラーーーーーーーーイ!!!」
シュプールに突撃をした後の記憶はもちろんない・・・・。

終「ロスト」
透死亡 コンティニュー>>104 犯人名****

138 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 22:19:26 ID:3RHIseYb
ゴッドバードですか

139 :名無しのオプ:2006/10/14(土) 23:20:30 ID:8+q1e7Xt
犯人名『真理』

140 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 13:28:51 ID:p+cvJbIv
>>104
犯人名「真理」

「犯人は真理です」
なぜか美樹本さんに注目してた全員がぽか〜んとした表情でこっちを見た。
「何言ってるのよ?・・・透・・」
真理が一番不思議そうな顔で見ている。
「実はキミは双子だったんだ・・・。いや双子はアンフェアだな。キミには姉妹か、よく似た従姉妹がいたのさ」
「は?」
「そう考えれば辻褄があうんだよ。ぼくたちの前に一人がいるとき、もう一人が暗躍する。アリバイトリックも必要ない。当然二人で今日子さんを吊ることも出来る。もうそれしか考えられないね」
「透くん。頭は大丈夫かい?」
「美樹本さんこそ・・・いいですか?世の中、不思議なことなんかありませんぜ。全ての可能性を除外して、残ったモノこそが真実なんです。たとえそれが非常に低い可能性でもね」
ぼくはそういうと真理の部屋の前に立った。
「さぁ、でておいで!!謎は全て解けたんだよ!!」
真理子、真理代、真理恵、どんな名前か知らないが、そこにいるはずだ。
扉を開ける。


141 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 13:29:46 ID:p+cvJbIv
・・・誰もいない?おかしいな。いるはずなのに・・。
「透!!いい加減にして!!あなた、おかしいわよ。わたしには姉妹もいません。よく似た従姉妹もいない!!」
真理が激しい形相でにらむ。
「そうか、じゃぁシュプールには隠し通路があったんだ!!それがどこかの客室とつながって・・・。全く、アンフェアだなぁ」
ぼくは新たな推理を打ち出した。全員が白けた目でぼくを見る。
「違う?シュプールに隠し通路とかないって・・・。分かったよ」
え〜と。春子さんを見た。なるほど、謎は全て解けた。
「春子さん、あなた男でしょ。うまいなぁ女装が・・・」
パァンンッ
真理の平手がぼくを襲った。
「いい加減にして!!!馬鹿じゃないの!!!?」
「いや、色んな可能性があるから・・・・」
ぼくは言い終わることなく、美樹本さんと俊夫さんに両脇を捕まれた。
「そうか、アンタ達二人の共同作業か!!?」
「ああ、わかった。わかった」「うるせぇよ」
ぼくは自分の部屋に投げ込まれた。


142 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 13:30:53 ID:p+cvJbIv
「せいぜい、ご自慢の推理とやらを練り込んでるんだな」
そして、部屋に閉じこめられた。
そうだ、美樹本さんは男装してたんだ。いや、それは意味がないか・・・。
犯人は迷い込んだ月の輪熊ってのはどうだ?あ〜る日、森の中、熊さんにであ〜った。
まてよ。シュプールは実は3階建てで地下室だと思ってたあそこが1階だとしたら・・。
いやいや、雪の重みで、シュプールがゆがんだとか・・・。
実は全て演技だったとか・・・。
ここは異次元世界だったとか・・・。
ぼくたちは人間じゃなかったとか・・・。
実は叙述だったとか・・・。
可能性はいくらでもある。なぁに、絞り込んでいけばいずれ事実にたどりつくさ。

扉の向こうで、人が叫んだりする声が聞こえた。
そうさ、こういったクローズドサークルじゃ途中で間違ったら全員死ななきゃいけない。
だって、動機も犯行も隠すためにはそれが一番いいもの。
発見が遅かったら犯人は逃げ切れるかもしれないし・・。
それも決まったルールの一つだろうさ。
あとはぼくの番がくるまで待つことだけ・・・。

終「そして誰もいなくなる」
コンティニュー>>104 犯人名****


143 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 13:50:52 ID:W7zyBKBp
これってみどりが轢き逃げするやつ?

144 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 14:11:16 ID:p+cvJbIv
そう前スレ>>843〜の。あらすじは>>8にある奴。前スレの部分はまとめサイトを(いつも乙かれさまです)
犯人指摘以降が長くなってしまったので要約すると
・みどりの事故を糾弾
・香山の提案で小林さんを殴った犯人をうやむやに→各自解散
・真理が部屋を訪れ、良い雰囲気になるが俊夫に壊される
・地下室で香山の他殺死体を発見→オーナー部屋で小林の他殺死体を発見(怪しい脅迫文付き)
・談話室に集まって推理披露→結論:誰でも犯行可能
・2階から窓ガラスの割れる音がして向かう→2階廊下で今日子が首を釣っているのを発見→掃除具入れでみどりの他殺死体発見
・事件の全貌が見えた。犯人は?←今ここ
時間関連は>>82に・・・

145 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 14:22:36 ID:W7zyBKBp
〜編て命名をキボン

146 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 14:51:10 ID:ZmELR8WX
『きよはら』

147 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 14:52:17 ID:p+cvJbIv
もう終わりそうだけど・・・とりあえず「みどりのはね逃げ編」で
蜘蛛みたく、正解か不正解で片づければよかったかなぁ・・・。

前スレ
843 847 849 856 858 859 868 869 878 881 882 886 887 891 893 894 896 897 904 905
現スレ
11 15 16 24 25 29 32 33 35 36 39 40 42 50 53 55 57 59 60 62 63 65 66 68 70 71 73 75 77 79 81 82 85 87 89 91 92 94 96 97 101 103 104 108 109 110 111 112 113 117 120 121 122 123 125

148 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 14:57:33 ID:p+cvJbIv
>>104
犯人名「きよはら」

「犯人は清原です」
でで〜ん
はて清原って誰だ?そんな人物はここにはいない。
無論プロ野球の清原選手ではないだろう。
監督が変わるからこれからどうなるか心配だけど・・・。
もう一度考え直そう・・・。

>>104 犯人名****

149 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 14:58:43 ID:p+cvJbIv
さっそく名前入れるの忘れてた。もう何が何やら・・・。トホホ。

150 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 15:19:42 ID:ZmELR8WX
まとめサイトで探すとき便利だしね
名前があると

『かわむら』

151 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 15:26:21 ID:p+cvJbIv
>>150
GJ
では正答編を・・・。

152 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 15:35:24 ID:p+cvJbIv
>>104
犯人名「かわむら」

「犯人は・・・わかりませんです」
「!!!!?」
なぜか美樹本さんを注目してた全員が、きょとんとした顔でこちらを向く。
ぼくはその何か聞きたそうな視線を無視して・・・、彼女の客室の前に立った。
「透?何を・・・」
ぼくは扉を開けた。

中にいたのはベッドに腰をかけ真っ赤な返り血を浴びた女性。
凄惨な殺人を犯した犯人・・・。
その女性はぼくの方をみると、少しだけ口元がゆがんだ・・・。ほほえんだのか?悲しんだのか?
「河村亜季が・・・。彼女が犯人だと・・・・。どういうことだ・・・?意識が無いんじゃないのか?」
「いいえ、彼女は河村亜季さんではありません。本当の名前は何でしょうか?」
ぼくは聞いた。
少し惚けた感じだったが、意識はしっかりしているようだ。だが、答えは返ってこない。
「おい!!!!さっきお前が言っただろう!!!どうやって彼女が今日子さんを吊るんだ!!!それにさっきまでかなり衰弱してたんだぞ!!」
俊夫さんが怒鳴る。
それは・・・・

A「彼女は怪力だからです」
B「彼女には不可能でしょうね」

153 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 15:46:58 ID:Spnbiet/
ついに真相に…
Bで。

154 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 16:03:00 ID:p+cvJbIv
>>152のB

「彼女には不可能でしょうね」
ぼくは何とでも無いというふうに軽く言い放った。
俊夫さんが怒りで真っ赤になる。
「巫山戯てるのか!!?それに、みどりがどうして殺されなきゃいけない!!?」
「あれ?彼女を殺そうとしたのは誰でしたっけ?他ならぬみどりさん自身だし、それに協力しようとしたのは俊夫さんと小林さんでしょう(>>33)」
「うッ・・。それはその」
とりあえず、これで俊夫さんはおとなしくなるだろう。負い目がある今、いきなり襲いかかったり、暴れたりはしないはずだ。
そして、そんな下準備をした理由は・・・。
「で、結局、今日子さんを吊り下げたのが彼女だとして、そんなにも力があるのかい?さっきまで寝てたのに?」
美樹本さんが尋ねる。ぼくは『彼女』の方を一瞥して、答えた。
「人間の火事場の糞力とか、そういうのはいりません。無論彼女は怪力でもありません」
俊夫さんに目をやる。
「・・・・さっきの地下室の密室も同じです。要は順番です・・・。
彼女とみどりさんが二人で今日子さんを吊したのです。二人なら不可能じゃありませんから。そして今日子さんを吊した後でみどりさんが最後に殺されたわけです」
『彼女』が今までで一番大きく目を開いた。
俊夫さんは信じられないといった表情だ。
「みどりさんが叔母さんを・・・・どうして?どうしてなの透?」
真理の表情も険しい。
「さっきの復讐か?俺たちがソイツを殺そうとしたから・・・・。ソイツを埋めようとしたから・・。香山さんが追求を止めたから・・」
俊夫さんの声が今までになく弱々しい・・・。

A「違いますね」
B「そうですね」

155 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 16:07:38 ID:p+cvJbIv
>>104の正答例:メ欄

156 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 16:09:10 ID:p+cvJbIv
変なところでsage忘れてしまった・・申し訳ないorz

157 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 17:41:42 ID:W7zyBKBp
>>154
A

158 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 22:13:10 ID:p+cvJbIv
>>154のA
「違いますね」
ぼくは俊夫さんの答えを即座に否定した。
『彼女』も訳がわからないと言った顔でぼくを見る。
「・・・動機ってわかるんですか?・・・・透さん・・・?」
彼女の口からぼくの名前が出てきた。初めて会話が成立した。
「うん。あくまで推測だけどね。・・とりあえず部屋いいかな?」
「あっ・・・はい・・・どうぞ・・・」
客室は幸い2人部屋なので、全員が中に入っても少し狭いだけで問題は無かった。
廊下は窓が割れたせいで寒かったので、少しほっとした。
「これ、とりあえずさっき説明しましたが・・・」
ぼくは『こんや、12じ、ひとがしぬ』と書かれた紙切れを取り出した。
「さっきの小林さんが書いたってやつか・・・。それがどうしたっていうんだ」美樹本さんは不思議そうだ。
しかし、これだけ凄惨な事件の結末にも関わらず、雰囲気が荒くないのは、犯人である『彼女』がひどく落ち着いているからだろうか?
それでも『彼女』自身、自分が犯した殺人の動機の真相に気付いてないのだとしたら・・・。
「この脅迫文はやはり小林さんがかいたものです。そして香山さんの『仕事』と同じものなんですよ」
「主人の・・・・『仕事』・・・・?」春子さんが首をかしげる。
「はい、今まではいくつか推測できる範囲でしたが、ここにきてはっきりと確信してます。それは、『彼女』はただの殺人狂では無かったことの証明でもあります」
「わたしが殺人狂ではないことの証明・・・・?」
『彼女』はまだ理解が及んでないと言った感じで、小さくつぶやいた。
「この脅迫文は小林さんがぼくたちに宛てたものだったんですよ・・・・。結局僕たちがこれを小林さんの意図するときに見ることは出来ませんでしたが・・」
「透・・・?どういう意味なの?叔父さんがそれを書いたのも・・・?」

159 :みどりのはね逃げ編:2006/10/15(日) 22:17:02 ID:p+cvJbIv
『彼女』にとって最初の事故は決して動機になりえなかった。
『彼女』自身、事故の存在にあまり関心が無いような、あるいははっきりと気付いてないような気もしていた。

「・・『遊び』だったんです。それもぼくたちを楽しませたいためだけの・・・・。協力者は香山さんで・・・。従業員を使わなかったのは、その『遊び』の計画がバレやすいと思ったからだと思います」
「遊び・・・・?香山さん・・・・?何の話だ?」
「『遊び』の正体は『ミステリーナイト』『ミステリーパーティ』などと呼ばれ、所謂推理劇として、その手の愛好家の間で親しまれている『犯人やトリックを当てるゲーム』です」
「えっ・・・・・嘘・・・・そんな・・・・まさか・・あれが・・・」
『彼女』がはっと息をのみ、口に手をあてた。そして、その目から涙がこぼれた・・・・。

そうして『彼女』は泣いた。

ぼくは『彼女』の言葉を待つことにした・・・。

完「a winter day」
みどりのはね逃げ編完了

A殺害状況とエピローグを読む(以降、どんな選択肢を選んでも結局、収束してしまいます)
B完結する(長い間、駄文におつきあいしていただきありがとうございました

160 :名無しのオプ:2006/10/15(日) 22:21:44 ID:W7zyBKBp
A

161 :名無しのオプ:2006/10/16(月) 21:56:42 ID:LIMUbra1
>>22の続き(選択肢は>>131氏の選択)

A. 「田中さん…、2階でバラバラになっていたあの人は何者ですか?」

「ああ…、あれは厚生労働省のエージェントよ。
米国と結託して、発狂ウィルスを奪おうとしていたみたいね。
でも…、アレは誰にも渡さないよ!
私のモノだよっ、ひひっ!」
「まさか…、田中さんを殺ったのはみどりさんなんですか?」
「知らないよ。
中々出てこないから、おかしいとは思っていたけど
まさか惨殺されているとはねぇ。
どの道、障害になるなら処分する予定だったから
手間が省けたってものよ。」
「政府を敵に回して生き残れるとでも?」
「私は神。」
「え?」
「私は神。」
みどりさんは末期状態だ。
「神の裁きを受けなさい。」
みどりさんの手には、黒光りする拳銃が握られている。
かなりの大口径銃だ。
撃たれれば致命傷は免れない。
このままでは殺される!

A. 近くにある試験管を投げ付ける
B. モップ…これこそが最強の武器だ
C. 咄嗟に身を伏せる

162 :名無しのオプ:2006/10/16(月) 22:30:41 ID:YfUj8388
やはりここはBでw

163 :前スレ637:2006/10/17(火) 11:59:11 ID:LRxC8l4E
表現がひどいですが少し、続き書きます。

164 :637:2006/10/17(火) 12:00:40 ID:J+hopjSd
前スレ>>788の続き
A:一階へと降りる。

本当のところは部屋に戻り、じっくり今後のことを考えたかった。
今さら一階へ降りたところで容疑者から外れるわけでもないし、それならば少しでも疲れた体を休めておこうと思ったからだ。
しかし美樹本が襲われたということから皆が集まり、僕のいないところで変に話が進められても困るのでやはり下へ降りることにした。

一階へ降りると香山、小林夫妻、俊夫、真理とOL三人を除く全員が集まっていた。
フロアからはみんな沈んだ表情からどことなく重い空気が漂っている。
「おお…透くん。小林くんから聞いたで。美樹本くんが襲われたってな」
香山がやはり沈んだ声で聞いてきた。
どうやら美樹本が襲われたことは既にここにいる全員に伝わっているらしい。
「ええ。まさか本当に犯人が外に潜んでいたとは思いませんでした…」
僕もできるだけ重い声をだすようにして言った。
「それで、美樹本さんの状態はどうなんですか?オーナー」
俊夫が小林さんに聞いた。
「脳震とうのせいかめまいがすると言っていたが…素人目にはたいしたことなさそうに見えたよ」
「…だといいんですが。美樹本さんを担いでいるとき大分辛そうでしたし、脳内出血を起こしてる可能性もありますよね」
僕はあえて口を挟んだ。
先のことを考えて美樹本の状態が悪いのではないかということを印象づけておきたかったからだ。
「透!不謹慎なこと言わないで」
「いや、確かにその可能性もある。とにかく安心できる状態とはいえないな」
「それで…犯人の顔は?」
俊夫がまた聞く。少し間があいてから
「…………見てないそうだ」
小林さんが苦々しくそう言うと、また少し沈黙が流れた。

165 :637:2006/10/17(火) 12:02:56 ID:J+hopjSd
「そういえば女の子たちはどうしたんですか?」
僕はその場にいない三人が気になっていたので聞いた。
「そういえばみどりさんも…降りてきてないのか?」
俊夫も同調するように言った。
「みどりさんは降りてきてないわよ。上にいるんじゃないの?」
真理が応える。みどりさんは当然として、どうやら女の子たちも上にいるようだ。彼女はずっと談話室いたのだから間違いないだろう。
「まだ降りてきていない?そういえば何か気になることがあると言っていたな……まさか死体のある部屋に言ったんじゃ……」
小林さんが顔を曇らせながら言う。
「俺が呼んできますよ」
みどりさんが心配なのか俊夫が立ち上がった。
「あ、あたしが行くわ。みどりさんはわからないけど、彼女たちは寝ているのかもしれないし」
そう言って腰を上げると、真理はさっさと二階へ上がって行ってしまった。
…真理はみどりさんの死体を見つけるだろうか?
いや、可能性は低い。彼女たちを呼ぶだけなら物置など見むきもしないだろう。
まぁ遅かれ早かれ見つかるのなら今みつかっても大した問題ではないのだが。
そんなことを考えているうちに真理はさっさと降りてきた。

166 :637:2006/10/17(火) 12:03:39 ID:J+hopjSd
「どうした?」
小林さんが聞くと、真理はすぐに降りてきた理由を話した。
真理によれば、女の子たちは僕たちの中に犯人がいるんじゃないかと疑っているという。
小林さんがすぐにそれに反論したが、それをまた香山が反論する。
その後、犯人に死体をバラバラにする時間はなかった、犯人は被害者と面識があってペンションに入るときは窓を割らずに入った、
などとまるで的外れな考えがとびかった。…田中なんて存在しないというのに。
「そういえば真理、みどりさんはどうしたの?」
僕はそんな話にうんざりしてきたので聞いた。
「あ…そういえばいい忘れてたけど、みどりさん、見当たらないの。
死体のある部屋にはちょっと入る気がしなくて、呼んではみたんだけど、返事がなくて…」
「え……それはまずいんじゃない?
犯人が二階から入ってきたのならまた同じことをする可能性があるし、ちゃんと探したほうがいいと思うけど」
「そりゃそうや。はよせんと、バラバラにされてしまいよるかもしれんで」
香山がそうを言うと小林さんが声を荒げて嗜める。
「みんなで探しに行きましょう。離れ離れにならないようして」
僕が先導するように言うと、みんな納得したように賛成してくれた。

167 :637:2006/10/17(火) 12:05:03 ID:LRxC8l4E
――そして、みどりさんの死体を発見した。
物置の前でジェニーが鳴いていたのだ。
小林さんがみどりさんの手をとり、脈をみて、やがて何も言わずに首を振った。
「な、なんてことを………」
俊夫の唇が、震えながら呟く。
「畜生!なんてことを……くそっ、なんてことを!」
そして気が狂ったようにわめきだした。そして亡きがらすがり、泣きじゃくる。
僕は俊夫の変貌に少なからず驚いていた。
…どうやらただのバイト仲間という関係ではなかったらしい。それはその様を見れば歴然だった。

(これは悪いことをしたな…でも悲しむことはない。あなたもすぐに彼女の元に送ってあげよう)
どれだけの関係かは知らないが――きっと
生きて会えた喜びがあるなら死んで会える喜びもあるでしょう。

俊夫がまた暴れだし小林さんが止めに入ったりしたが、僕はもうそれに目をくれなかった。
さて、ここまでことが大きくなれば、やはりみんなで固まっていようという展開になるのが普通だろう。
僕はまだ、あくまで姿の見えない犯人に怯える客の一人を演じなければならない。
「真理」
「………何?」
「女の子たちを説得して呼んできてくれ。僕は美樹本さんの様子を見てくる」
真理の返事も聞かずに、僕は美樹本の部屋のドアを開けた。

…問題はこいつをどうするか、だ。
みんなにはまだ生きていると認識してもらったほうが都合がいいような気がするが、それだと嘘がばれたときのリスクが大きい。
となるとやはり死んでいると素直に打ち明けるほうが無難か…?

A:美樹本は生きていることにする。

B:美樹本は死んでいることにする。

168 :名無しのオプ:2006/10/17(火) 12:18:19 ID:TxyUlXqm
この話も気になってたので、続きを書いてくれて嬉しいです。
Bで。

169 :みどりのはね逃げ編:2006/10/19(木) 20:15:50 ID:XZa4nMS8
>>159のA
わたしがいつもの愛用のセーターにカイロを入れたり、レインコートを着て外に出たのは、近所の祖母の様子を見に行ったのと、雑貨屋へのお使いのためだった。
地元に住んでれば、吹雪の中だろうとそれなりに慣れてくるものだ。
雑貨屋の帰りに荷物を持ったまま自宅へ向かっていたら後から、吹雪の中とは思えないほどのスピードを出した4WDが走ってきた。
あまりにも危険な運転だったが、幸い道が広いため、わたしは歩道の隅を歩くことにした。
ここいらの道も地元の人がよく使うため、歩道の雪も踏み固められた状態で、歩くのもさほど困難ではなかった。

キキィッ〜
後の4WDから音がしたかと思って振り向くと、スリップした4WDがこちらに向かって来た・・・。
(あぶないっ)
わたしは咄嗟に
A、右によけた
B、左によけた
C、きゃっと空中大回転でよけた


170 :名無しのオプ:2006/10/19(木) 20:44:42 ID:YdbVvOhB
a

171 :名無しのオプ:2006/10/19(木) 21:42:16 ID:XZa4nMS8
>>169のA
わたしは咄嗟に右に避けたが、4WDはスピンをし、こちらに向かってきた。
衝撃と共に、身体の側面に激しい痛みを感じ、わたしの意識は闇へと落ちていった。

(よかった・・・)
痛みと寒さで、朦朧とした意識のなか、誰か男性の声が聞こえた気がした。
誰かに背負われている。それも優しそうな暖かい背中に・・・。
わたしはその人にあってみたいなと薄い意識の中で、小さく、それでも確かに思っていた。

目が覚めたとき、自分がどこにいるのかはっきりとはわからなかった。
少なくとも自分の部屋では無いことは確かだったし、身体の痛みと、眠っているときの寒さとは真逆の温かさがわたしの意識をすばやく覚醒させた。
二台のベッドとしゃれた内装、カーテンの先の窓の向こうでは、未だ吹雪がやんでないようだった。
部屋の時計を確認すると、時刻は12時だった。
幸い、身体の痛みは腰とお腹の中間位だけで、車には少しぶつかった程度だったんだろう・・・動くのには問題ないようだ。
身体の先が温められ、応急処置を施された事にも気付く。
頭がはっきりすると夢の中でわたしを助けてくれた男の人のことを現実の存在だと思い、少しだけ体温が上昇するのを感じた。
助けて貰わなかったら、わたしは死んでたんだろうか?
車にはねられたわたしは道端で倒れたのかな?
そこを通りかかった「あの人」が助けてくれたんだ・・・。
とにかく、わたしはここがどこか知りたいと思った。けど・・・

A部屋の外に出てみる
Bこの部屋で誰か来るのを待つ

172 :名無しのオプ:2006/10/19(木) 21:53:25 ID:NxS7NPSf
まとめサイトの人〜
「みどりのはね逃げ編」ってつけて〜

>>171


173 :みどりのはね逃げ編:2006/10/19(木) 21:56:48 ID:XZa4nMS8
>>172
忘れてました。申し訳ないですorzミス板の他のスレに書き込むときに名無しにしてたので・・(汗
いつもお疲れ様です。

174 :名無しのオプ:2006/10/19(木) 22:08:41 ID:NxS7NPSf
いや、ちがう…
>>172はまとめサイトの人に呼びかけたの…

175 :みどりのはね逃げ編:2006/10/19(木) 22:22:45 ID:XZa4nMS8
>>171のA部屋の外を結構多くの人間が通ったようだった。廊下が結構広い?
少ししてから、わたしは部屋の外に出てみた。似たような扉がいくつか並び、右手に階段が見える。
階下から話し声が聞こえたので、歩いていった。
「なぁ、結局『アレ』やれんようになってもうたな。せっかく殺す気マンマンやったのに」
「いえ、仕方ありませんよ。こんな事になるなんて・・・」
関西弁の男性と頭に包帯を巻いた男性が会話しているのが2階から見えた。
えっ殺すって!?
「せっかくだからやらへんか?それも殺す相手を変えるんや?あのさっき運ばれてきた娘なんかどうや?」
「それは面白いかも知れませんね・・。いやいや、何を不謹慎な事を言ってるんですか?無茶言わないで下さいよ・・・」
「せやな、せっかく書いたその脅迫文も無駄になってしもうたな・・・」
二人は・・・・笑った・・・。
関西弁の男性がわたしを殺す・・つもり・・なの?なんで・・・?
わたしは階下の二人が移動するのを見計らって、1階に降りる。

置かれたソファは、カウンターのような玄関を見て、ここがホテル・・いやペンションであることに気付いた。
玄関の外には少し階段のような段差があり、入り口脇には地下へと降りる階段があった。
隠れよう・・・。
地下に隠れて、朝までやり過ごすんだ・・・。そして、逃げよう・・・。
わたしは急いで地下室へと入った。

176 :みどりのはね逃げ編:2006/10/19(木) 22:23:24 ID:XZa4nMS8
「なんや、あんさん気がついたんか?よかったでぇ」
わたしが地下室に入ったらそこにはさっきの関西弁の男性がいた。
丸まった身体に禿頭・・。この人は誰かわたしは知らない・・・。
「せっかくだからワインでも飲まへんか?ここのワインはいいものがあるさかい」
「いやッ!!!」
わたしは、さっきの会話で恐怖を感じていた。人の良さそうな男性だが、冷静に判断できずにいた。
「なんや、わしの進める酒が飲めんちゅうんか?ホンマにしばいたるで!!!」
「やめてっ!!!」身体がガクガクと震える・・・。怖い。死にたくない。さっき死にかけたのに・・・わたしがなんで・・?「あの人」にもあえないまま・・・。
「なんてな。冗談や。わいもそんなきついこといわへんで」
でも、関西弁の男性は・・・わたしに背中を向けるとワインを置き・・・そして、斧を持った・・。
「これみてみぃ・・。ええ斧やろ・・。今回の『凶器』にするつもりで専門店で買うたんや」
男は嬉しそうに斧をわたしに見せる。
「せっかくやからホンモノを使いたくてなぁ・・・」
酔ってるのか・・?持つ手さばきが危ない。
「どや、持ってみるか?」
わたしに斧を向けた・・・。

A、恐怖に駆られ、男を突き飛ばしてしまった
B、手元にあったワイン瓶を投げつけた

177 :みどりのはね逃げ編:2006/10/19(木) 22:24:50 ID:XZa4nMS8
>>174
〜←からって意味だと思ってました。重ね重ね申し訳ないOTL

178 :名無しのオプ:2006/10/19(木) 22:30:47 ID:NxS7NPSf
書く気マンマンですね
Bで

179 :名無しのオプ:2006/10/20(金) 00:36:55 ID:GIVPhKPN
>>161の続き(選択肢は>>162氏の選択)

B. モップ…これこそが最強の武器だ

ぼくは覚悟を決めてモップチャージをかけた。
みどりさんは、ぼくが突進してくることが予想外だったのか、
慌てて片手で拳銃を構えると、トリガーを引いた。
次の瞬間、もの凄い破裂音が響いた。
みどりさんが容赦なく発砲したのだ。
ぼくは死んだのだろうか…?
しかし、そうではなかった。
みどりさんは右肩を押さえてうずくまっている。
どうやら、大火力の大口径拳銃を片手で撃った為、
女性の細腕が耐え切れずに、関節が破壊されたようだ。
銃弾も全く見当外れの場所に着弾している。
ぼくが突進によって、両手でしっかりと構える暇がなかった為に
助かったといえる。
やはり、モップは偉大だった。
キング・オブ・ウェポンだ。
ぼくがそんなことを考えていると、みどりさんの背後に影が見えた。

180 :名無しのオプ:2006/10/20(金) 00:47:39 ID:GIVPhKPN
みどりさんの背後の影は、瀕死のみどりさんを
モップで何度も何度も叩いた。
死んだ。
その影は…、死んだはずの美樹本さんだった。
「ふふふ、これでようやくドブネズミを処理できたよ。」
美樹本さんは不気味な笑みを浮かべながら言った。
「美樹本さん…一体どういうことですか!?」
「このドブネズミが言っていた厚生省の者、それが俺さ。」
「美樹本さんが…?
まさか…、田中さんをバラしたのもあなたですか?」
「勘が良いな、そうさ、田中を始末したのは俺だよ。」
「一体何の為に…。」
「田中はエージェントとして派遣された俺を見張る為の
後見人みたいなものさ。
俺がちゃんと任務を果たすように監視していたってわけだ。
政府の連中も、俺が裏切ることに薄々感ずいていたようだからな。」
「裏切る…?」
「そうさ、任務を遂行するフリをして発狂ウィルスを奪い取って
ロシアか中国辺りに大金で売ろうと思ってな。
この博打に勝てば、一生遊んで暮らせる。」

181 :名無しのオプ:2006/10/20(金) 00:56:22 ID:GIVPhKPN
「田中の野郎は、
“少しでもおかしなアクションを起こしたら、政府に通報する”
と抜かしやがった。
ウィルス入手の前に政府に感ずかれるはまずいからな、
すぐに始末したよ。
後は、みどりを泳がせてウィルス研究施設を発見させるまで
死んだフリでもしてようと思ったってわけさ。」
「この後…、どうするつもりです?」
「そうだな…、お前らにも死んでもらおうと思ったが、
お前らはただの一般人だ。
このことを口外しなければ、命は助けてやろう。」
…しかし、この危険なウィルスが国外に流出すれば大変なことになる。
どうしよう…?

A. 「ウィルスは処分する。それが世界の為だ。」
  ぼくはモップを構えた。
B. 「よう、美樹本。一緒に世界をモノにしようじゃないか。」
C. 「分かりました。一切口外しません。」
  ぼくは真理と一緒にその場から退散した。

182 :名無しのオプ:2006/10/20(金) 00:59:46 ID:GIVPhKPN
×感ずく → ○感づく

お恥ずかしいミス

183 :名無しのオプ:2006/10/20(金) 01:29:21 ID:byzbswEG
モップの力を信じて!



184 :名無しのオプ:2006/10/20(金) 18:17:45 ID:lfuZrHHc
>>180
>モップで何度も何度も叩いた。バロスwwwww

185 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/20(金) 21:35:20 ID:MPP1Xka9
>>176のA
わたしが投げつけたワイン瓶は男にあたらず、男の背後へと転がった。
しかし、男が驚いて、斧を放り投げてしまった。
上に飛んだ斧は男の頭頂部をざっくりとわり、真っ赤な血がわたしに降り注いだ・・。
「なんじゃぁ!!こりゃぁぁぁぁ!!」
男はそのまま倒れてしまった。

「香山さん!!何かあったんですか?」
頭に包帯を巻いた男が、地下室に入ってきた・・。
「・・・・うっ・・。なんて事だ・・・こいつは非道い・・。キミがやったのか?」
頭に包帯を巻いた男はわたしを見て聞いてきた。
わたしはガチガチと震えながら、否定した気がする。
「しかし、こいつは不味いな。とりあえず鍵をかけて人が入れないようにしておこう・・・」
そう言うと、男は鍵を禿げた関西弁の男性に握らせ、わたしの手を引き、そしてもう片方の手で斧を持った。
地下室の鍵を鍵束の鍵で閉めると、わたしは男に導かれるまま、フロント脇の廊下から、少し大きい部屋に入っていった・・。

186 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/20(金) 21:35:51 ID:MPP1Xka9
「何があったか話して貰おうか?」
この男も殺人計画者なのだ・・・。わたしはただ、震えるばかりだった。
「ふぅ、とりあえず警察に連絡しよう。キミには聞きたいことがあるからね」
警察が来たらわたしは助かるのだろうか?さっきの関西弁の男性は事故と判断して貰えるかも知れない。
気が付くと男は受話器を取ったんではなく、電話から何か部品を取り外していた・・。
「   あの  ・・何を・・」
かすれる声でわたしは聞いた・・・。
「キミはわたしを殺すつもりだろう?」
えっ?
どういう意味だ?わたしが殺されるのでなく、わたしが殺す?
「さっきの事故はすまないと思うし、その後にしたことも到底許されるモノではないだろう・・。しかし、殺されるほどの事かい?」
「・・・」
何を言ってるのか、さっぱりわからない。事故、その後のこと?
わたしの血まみれな身体を見て、さっきの関西弁の男を殺したのはわたしだと思っているの?
「ちがぃま・・・・」
わたしの感情は恐怖に占められていた。言葉もはっきりでないし、へたり込んだまま下半身すらうごかすのもままならない・・。
男は、机に座ったまま
「ふぅ、しかし、罪の重さを考えればキミの方が重いだろうな・・。よし、謝ろう・・。そして警察をよぶかな」
男は机に座ったまま、両手をついて、頭を勢いよく下げた。
「この通りだ。すまん。ゆるしてくれ」
しかし、男にとって不幸だったのは、さっきの斧を机の上に乗せたままだった事だ。
斧は、付いた片手の勢いで刃の側が立ち、男は勢いよくその斧に自分の頭を叩き付けることになった。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁ」
男が頭を抑える。幸いかすって切れた程度で済んだようだが、包帯がみるみる血に染まる。
助けなきゃ!!わたしは手をついて、力の入らない下半身を持ち上げるようにして立ち、男に近づいた。
「来るな!!来るな!!頼む!!殺さないでくれ」
男はかなり混乱している。机に座ったまま、片手で手を出し振っていた。
わたしはゆっくりと男に近づき・・

A、早く止血しようとした
B、電話機を直そうとした
C、斧を取り上げようとした

187 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/20(金) 21:40:34 ID:MPP1Xka9
片手で手を出し振っていた←訂正:片手で斧を振り回していた。

>>176
書く気マンマンというより随分遠くに来たって感じです・・・。

188 :名無しのオプ:2006/10/21(土) 00:11:37 ID:REjiRXzY
Cで

189 :名無しのオプ:2006/10/21(土) 03:57:20 ID:4zTdcTMy
>「さっきの事故はすまないと思うし、その後にしたことも到底許されるモノではないだろう・・。
しかし、殺されるほどの事かい?」
>「しかし、罪の重さを考えればキミの方が重いだろうな・・」

小林さんのこの辺のセリフが気になる。
俊夫も認めてたけど、事故の隠蔽の為に怪我した人を雪の中に放置なんて明らかに殺人未遂だし、
そりゃ実際に殺してしまった(彼の誤解だけど)よりは罪は軽いだろうけど…。
その辺もまだ裏の事情があるのかな?
結局来なかった客人も、事故をごまかす為の俊夫たちの嘘なのかその人物も何か鍵を握ってるのか、
全く無関係なのか。
他の選択肢も選んでみたかった…。

190 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/21(土) 20:12:17 ID:GvGc2pHA
前の書き手さんがどういった意図で今日子にとっての大事な客人が来る予定にしてあったかは知らないです。
>>24では今日子は運び込まれた『彼女』を河村亜季(=来る予定の客人)だと断言しているにも関わらず、透は『彼女』が河村亜季ではない(>>152)と言います。
透が『彼女』を河村亜季ではないと判断した材料はもちろん存在しており、それが事実であった一方で、今日子が『彼女』を河村亜季だと勘違いしてしまった背景もあったりします。

別の問題としては小林がなぜ殺人犯である(と誤解している)『彼女』に長々と言い訳めいた謝罪をするのか?
それは、香山が止めた最初の推理の後半に鍵がある気もします(小林が殴られた事件の犯人とは?)。
小林は自分が誰かに殴られたとして、その犯人と動機にある程度気付いてしまい、それでもなお、今の生活を壊したくない、あるいは、なんらかの処分を受けたとしてもまた今の生活に戻れるようにしたいのだとしたら・・・。
もし、誰も死なないハッピーエンドがあったとしたら>>33まで遡り、そこで事件に白黒つけることなのかも・・。

なお>>104の犯人指摘の選択肢で透が真犯人に殺されるバッドエンドが存在していないのは、『彼女』の心境通りなんでしょう。

191 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/21(土) 20:28:22 ID:GvGc2pHA
>>186のC
わたしは斧を取り上げようと男に近づき、おそる、おそる腕に手を伸ばした。
「うあ、やめろ、やめろ!!!」
さっきは本当にかすった程度だったし、それでも結構な出血量だ。
また地下室でも上から落ちてきただけなのに、頭を割ってしまった。
こんなに切れ味の鋭い斧をどうやって手に入れたんだろう?
男の手にしがみついたわたしは、しかし、簡単に振り払われてしまった。
それでも、どうにか、斧を奪い取ろうとした。
わたしが男の手から斧を取り上げた瞬間、男は手を伸ばし、わたしから斧を奪い取ろうとしたが、すでに血にまみれた斧はわたしの貧弱な握力を無視して、ズルリと男の頭に向かって落下した・・・。
もう男から声は発せられなかった・・・。

わたしはどれだけ惚けていたんだろう?気が付くと男が突っ伏していた机の脇にへたり込んでいた。
机の脚にしがみつき、ゆっくりと立ち上がると、わたしは机の上に紙切れがあるのに気付いた。
『こんや、12じ、ひとがしぬ』
真っ赤な文字でそう書かれていた・・・。
わたしは頭を振り、すでにわたしの手の跡がべっとりと付いた男の斧を取り、男の片手に紙切れを握らせ、斧を持ったまま部屋を出た。
二人分の鮮血をあびた愛用のセーターはもう、わたしの好きな色じゃなくなっていた・・・。

さっきまでわたしが寝ていた部屋に誰に会うこともなく、たどり着くと、わたしは斧を隣のベッドの布団に隠し、自分が寝かされていたベッドに潜り込む。
もう、何が何だかわからない。きっと悪い夢なんだ。
そう思いたかった。
だから、寝たいと思った。
コンッコンッ
全く眠れず数分が過ぎると、部屋をノックする音が聞こえた・・。

A、「はい」わたしは布団に入ったまま、返事をした。
B、わたしは無視することにした。

192 :名無しのオプ:2006/10/21(土) 22:02:17 ID:hIyvNDnH
B

193 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 01:03:15 ID:HrwTc9Ep
>>181の続き(選択肢は>>183氏の選択)

A. 「ウィルスは処分する。それが世界の為だ。」
  ぼくはモップを構えた。

「ほぅ、俺とやり合おうっていうのか?
面白いじゃないか。」
美樹本さん…いや、もう“さん”付けはやめよう。
こいつは自分の目的達成の為に何人も殺した殺人鬼なのだ。
美樹本もモップを構える。
「透…。」
真理が後ろから心配そうな声を出す。
「真理、大丈夫さ。
モップさばきにかけては、ぼくの右に出る者はいない。」
ぼくは美樹本を睨みつつ、真理に声をかけた。
「死んでもらうぞ!」
美樹本さんが突進してきた。
美樹本のスピードは想像以上だった。
あっという間にぼくの目の前に来た。
美樹本はニヤリと笑うと、モップを振り下ろした。

194 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 01:09:05 ID:HrwTc9Ep
ぼくは咄嗟に、体を側方に泳がせた。
美樹本のモップ・スイングはぼくの体の横をすり抜けた。
「ちっ!」
美樹本が舌打ちをする。
その瞬間、美樹本は完全に無防備になった。
「今だっ!」
ぼくは美樹本をモップで何度も何度も叩いた。
ヴェッ!ヴッ!
何とも言えない不思議な音がした。
「うぐおっ!」
美樹本の頭部から出血が見られる。
美樹本は体勢を立て直し、再びぼくに襲い掛かってきた。
しかし、ぼくのモップ攻撃で弱った美樹本には、
先程のような動きのキレがない。
ぼくはあっけなく美樹本の背後に回り込んだ。
モップで何度も何度も叩いた。
「ぐぐぅ…。」
美樹本は度重なるモップ連撃によって、瀕死の状態だ。

195 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 01:17:13 ID:HrwTc9Ep
「どうだい、美樹本。
モップ・ファイトでぼくに勝てるわけがないんだよ。
さっさと警察に行くんだ。」
「まだ終わっちゃいないぜ。」
美樹本はモップを捨てると、懐から拳銃を取り出した。
小型のオートマチック拳銃だ。
一瞬で形勢が逆転してしまった。
「まったく、手間をかけさせやがる。
では、すぐにでも逝ってもらおう。」
美樹本はトリガーに手をかける。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
その時、美樹本が絶叫した。
何と、先程モップで滅多打ちにあったみどりさんが、
まるでゾンビのように血まみれになりながらも、
美樹本さんの首を絞めている。
「貴様、離しやがれ!」
「ふひひ!旅は道連れよぉ!」

196 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 01:20:08 ID:HrwTc9Ep
美樹本とみどりさんが格闘している間に、
ぼくは何をするべきか考えた。

A. 「研究施設を爆破するような、自爆装置があるはずだ。」
  ぼくと真理は、手分けして自爆装置を探した。
B. みどりさんに加勢することにした。

197 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 01:25:48 ID:HrwTc9Ep
美樹本、だったり、
美樹本さん、だったり
一定しないミス発生w
気にしないで読んでね

198 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 08:35:06 ID:8VrYlgxC
どっちでもバッドになりそうで怖いのだが、Bで。

199 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 08:59:58 ID:g2dxsCzn
Aもいいなあ

200 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 12:40:42 ID:IPJIl5Yt
>>191のB
とにかく、こんな姿を見られたら大変だ。無視し続けようと思った。
ガチャリ
扉を開ける音がした。結局入ってくるんですか・・・。
「まだ目が覚めないのかしら」
「・・・・どうですかね」
女性が二人いるようだ。
「いい?みどりさん。あなたは彼女にきちんと謝罪して、しかるべき処罰を受けるのよ」
「イヤですよ。ソイツが勝手に飛び出してきただけじゃないの!!」
みどりと呼ばれた女性がヒステリックに叫ぶ。
「何を言ってるの?それでも車の方が悪いってしっかり教習所で習ったでしょ。雪道でスピードでも出してたんじゃないの?」
「ふん。もう何を言ったて無駄ですよ。その娘は生きてるんだし、車の傷だって大したこと無いし・・・」
「なんて娘なの!!亜季ちゃんが可哀想だと思わないの!!?」
亜季ちゃん?謝罪?よくわからない・・・。
みどりがわたしをはねた?そうだ、恐らくそういうことなんだろう。
じゃぁどうしてわたしはここに運ばれたんだろう。「あの人」が運んだのは夢だったのか?
わからない。状況が全くわからない。
頭の中で今まで聞いた言葉を反芻してみる。
みどりがわたしをはね、その後、わたしはここに運ばれたことは事実だと思う。
「亜季ちゃんがどうしてこんな吹雪の中で大変な思いをしないといけないの?」
「なんなですか?亜季ちゃんって!!ただの客でしょう!!もうわたしは失礼しますよ!!」
「待ちなさい!!!」
「はなしてよ!!!!!」
布団に潜ったまま考えてる内に二人の言葉が荒々しくなっていく。
ドゴンッ
大きい・・・何かぶつけるような音がした・・・。
ドサリ
そして、人が倒れるような音がした・・。


201 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 12:41:48 ID:IPJIl5Yt
「何をやってるんですか!!?」
わたしはただ無視し続けるわけにもいかなくなり、思わず、布団をはねのけ、叫んでしまった。
わたしより年上みたいだが若いポニーテールの女性がへたり込んで、その前には自分の母と同じくらいの女性が倒れていた・・・。
「・・・・アンタ、起きていたの?」
女が青ざめた顔で聞いてきた。この声はみどりと呼ばれた方の女だ。
みどり・・・わたしをはね飛ばした・・・女。
「アンタ、聞いてたでしょ。これはわたしのせいじゃないのよ。今日子さんが勝手に頭をぶつけただけなのよ・・・」
みどりが取り乱して叫ぶ。この女は自分の責任を認めず、他人のせいにするタイプなんだ。
わたしは今日子と呼ばれた女性を見る。生きているのか。死んでいるのか。
「・・・ねぇ、アンタその格好何なのよ?」
みどりがわたしに向かって問いかけた。
わたしの身体は返り血で真っ赤になっている。
みどりの質問にわたしは・・・。

A、「生理です」冷静に嘘で答えた。
B、「内蔵が潰れたんです」事故のせいだと言った。
C、「人を殺しました」正直に言った。

202 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 13:32:46 ID:VTVorrRl
作者さんGJ
みどりのはね逃げ編の選択肢はBでお願いします。

203 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 18:47:54 ID:IPJIl5Yt
>>201
「内蔵が潰れたんです」事故のせいだと言った。
「嘘っ!!!」
みどりが即座に否定した。
「そんなに吐血してたら死んでるわね。しかもわたしが運んだ時は出血してなかったわ」
みどりがわたしを運んだのか・・・?ではさっきの男の言葉は?
『さっきの事故はすまないと思うし、その後にしたことも到底許されるモノではないだろう・・。しかし、殺されるほどの事かい?』
みどりがわたしをここに運んで、その後、あの男とみどりはわたしに何かしたんだ・・・。だからあの男はわたしに謝ろうとした。
「・・そう、もしかしたらオーナーを殺したのかしら?さっき今日子さんが外から声をかけたとき、返事をしなかったら、もうその時には・・死んでたのね・・」
みどりと今日子と呼ばれた女性はわたしの部屋に来る前に、さっきの部屋に立ち寄ったが、中に入らずに、声だけかけて2階に上がってきたんだ。
みどりは青ざめた顔でわたしを見る。その時のわたしの感情も恐怖と後悔で支配されていた。
立ち直るのはみどりの方が早かった。わたしの頭の中では真っ赤な血が何度も飛び散って、二人の男の顔を巡らせていた。
沈黙は数分続いたが、一時の感情から立ち直ったみどりは・・あるいはこれもまた責任の所在をわたしか今日子という女性になすりつけたのかもしれないが・・口を開いたときには冷静になっていた。
「ねぇ、こうするのはどうかしら?オーナーを殺した罪を今日子さんになすりつけて、首つり自殺を偽装するの」
「えっ!?」

204 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 18:49:11 ID:IPJIl5Yt
もう全てが壊れてしまっていた。これ以上、わたしは何をするのか?
みどりの提案は上手くいくとは全く思えなかった。だけど、ここで全てを諦めたところでわたしにとって何か救いがあるとも思えなかった。
心の整理がつかないまま、わたしはみどりの言葉にうなづく他無かった。
今日子という女性はもしかしたら死んでないのかも知れない。でも、ここで断ったらみどりはどうするだろう?開き直ったみどりは今日子すら突き飛ばすほどだ。
「いい。少ししたらみんな寝ると思うからそこで、作業するの。その後、あなたはここで寝たふりをし続けて、朝が来たら逃がしてあげる。それで、わたしは掃除具入れに閉じこめられた事にするのよ」
2階には掃除具入れがあると言い、みどりはそこに入り、わたしが、外から縛るのだと言った。

少ししたら廊下の方が騒がしくなった。
「どうしたのかしら?」
みどりが部屋の外をうかがう。
「香山さんと小林さんが殺されてます。今からみんなで集まりましょう」
夢でわたしを助けてくれた「あの人」の声だ。本当に存在したんだ。わたしはその時だけ、うれしくなった。
それに混じって、何人かの男性の声が聞こえる。
「アンタ、香山さんまで殺したの?」
「・・・違います。あれは事故だったんです」
「どうだかね。いいわ、それでもやることは変わらない。アンタがどうやって殺したのか知らないけど、凶器があるなら掃除具入れに入れときましょう。わたしが一緒に隠しとくわ」

205 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 18:51:21 ID:IPJIl5Yt
廊下が静かになった。全員1階に移動したんだろう。
人が寝静まるより今の方が良いとみどりは言い、わたしも従った。
先ほど、あらかじめ今日子の首に縄をかけておき、わたし達二人は2階の廊下の天井の梁部分をに縄をかけ、今日子を吊った。
人の身体は思った以上に重かったが、みどりはそこそこ力があるのだろう、二人がかりでそれほど時間はかからなかった。
次ぎにわたしは急いで部屋に戻り、偽装自殺用の椅子と凶器の斧を持って掃除具入れに行った。
みどりがあらかじめ紐を何重かの輪の状態にして、表側の取っ手に引っかけていた。
「これであとは引っ張るだけで、縛れるわ。まるで閉じこめられたようにね」
みどりがニヤリと笑った。どういう神経をしているんだ?
「ニャァ」
みどりは掃除具入れに紐をくぐって入り込むと、黒猫も入っていった。
「いい子ね。じゃぁ斧を預かろうかしら。そしたら、全て終わるわ・・」
「・・・猫出さないとすぐ見つかりますよ」わたしはそれが心配だった・・・。
「いいのよ。すぐ見つかっても。だってわたしは被害者だから。あなたに閉じこめられた・・・あわれなね」
「えっ!?」
「とっとと閉めなさいよ」
そうか、みどりは全ての責任をわたしになすりつけ、自分だけは助かろうとしたのだ。今日子を殺したのもわたしのせいにして・・。 だから、このタイミングにしたんだ。みんなが寝静まった後じゃなく・・。
わたしは自分がだまされていた事に初めて気が付いた。
「ああ、凶器を預からないとね。わたしの足下に入れておいて」
みどりは紐を縛り上げてない隙間から、笑いながら言った。

A、みどりを殺す
B、斧を言われたとおりに足下に置く

206 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 19:10:45 ID:YJO1OblY
B

207 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 21:28:48 ID:IPJIl5Yt
>>205のB
斧を言われたとおりに足下に置くことにした。
ここでこの女を殺して何になるというのだろう。
もう全ては運命に委ねよう。諦観した。
斧をみどりの足下に置くと、みどりはいやらしく笑った。
「わたしの指紋は付いてないし、安心ね・・・」
そうだろう・・。わたしは香山という男、このペンションのオーナー、そして今日子を殺した殺人犯だ。
そう、わたしは殺人狂だ。事故だとか、もうそんなものは関係ない・・。きっと警察がきたら捕まり、そして、裁かれるのだ。
涙は出なかった・・。階下の談話室で話す声が聞こえる。
「ちゃん縛りなさいよ」みどりが言った。わたしにはもうそんな気はなかった。
「いえ、もういいでしょう。わたしはもう終わりなんです。休みたいんです」
もうみどりが自分で縛ればいい。それだけの話だ。もう外すのも難しい状態だ。内側からでも縛れるだろう。
掃除具入れの中で音が鳴った。
「やめなさいっ!!!」黒猫がみどりにからみついてる。動物の気持ちがわかる訳じゃないが、もしかしら怒っているのか?
わたしはみどりが黒猫を両手でひねり潰そうとしているのを、止めようとした。
しかし、みどりは狭い中で暴れている。足下にある斧を拾い、紐を切ろうと軽く振り上げた・・。
その瞬間紐が輪っかごと抜けてみどりがこちらに倒れ込んできた。
ブシャァッ
2人の頭を割ったものの、なお切れ味の鋭いその斧は扉の間にはみ出てきたみどりの頭をたたき割った。
もうわたしは焦らなかった。わたしは殺人狂だ・・・。
冷静に抜けた紐の輪を内側の取っ手に引っかけ、外から縛り、扉を閉じた。
黒猫を中に残したことも知っていた。
今日子の偽装自殺用の椅子だって知ったことはない。わたしはそれを窓に向かって投げつけた・・・。
ガッシャァァーーン

208 :みどりのはね逃げ編:2006/10/22(日) 21:40:05 ID:IPJIl5Yt
「どうして泣いてるんですか?透さん」「透、どうして泣いてるの?」
『彼女』と真理に聞かれて、ぼくは我に返った。
彼女の告白を聞いた事で、ぼくは泣いていたようだ。
だって、辛すぎるから・・・。悲しすぎるから・・・。
「ごめん。事件は終わりだ。あとは朝になってからだ。みんな休んだ方がいい」
全員の顔を見回した。どうしたんだろう?
「・・・いや、わからないことが多いんだ。なんていうかちょっとモヤモヤが残るというか・・」
美樹本さんが煮え切らない。
「ソイツの言葉を信じて良いのか?」
俊夫さんが乱暴に言い放った。
「みどりさんの事ですか?どうでしょう?どちらにしろ後は警察の仕事ですよ」
ぼくには何も話せることは無かった。
「何か気になることでもあるのか、真理?」
ぼくは真理に向かって聞いてみた。


透がわたしに聞いてきた。わたしは気になることを聞いてみることにした。
A、「叔父さんの部屋を閉めたのは誰なの?」
B、「彼女が河村亜季じゃないってのはどうして?」
C、「叔父さんを殴ったのは誰なの?」
D、「彼女はどういった罪になるの?」
E、「みどりさんの犯罪は立証できないの?」

209 :名無しのオプ:2006/10/22(日) 21:44:13 ID:xvEz6/34
…手に汗握るぜ…

え…、いやBでおながい…

210 :名無しのオプ:2006/10/23(月) 00:21:35 ID:theLxScI
>>196の続き(選択肢は>>198氏の選択)

B. みどりさんに加勢することにした。

ぼくは、もみ合っている美樹本の脳天にモップを振り下ろした。
モップは美樹本の後頭部に直撃した。
「ハゥッ!」
美樹本は絶命した。
「やりましたね、みどりさん!」
しかしこの時、ぼくは重要なことを思い出した。
みどりさんもウィルスを狙っている、
私利私欲に取り付かれた殺人鬼なのだ。
「透くん…ありがとうねぇ!」
爆発音。
次の瞬間、ぼくの胸には真っ赤な染みが付いていた。
みどりさんは、美樹本から奪い取ったと思われる
小型拳銃でぼくを撃ったのだ。
撃たれた箇所が、猛烈に熱い。
「透ーッ!」
遠くで真理の声がした。

                              終(透死亡、コンテニュー>>196)

211 :名無しのオプ:2006/10/23(月) 00:36:53 ID:jXTzBQAf
ズンチャチャズンチャズンチャチャズンチャアズー♪

212 :名無しのオプ:2006/10/23(月) 04:57:31 ID:BK6YhwDw
>>210
A

213 :名無しのオプ:2006/10/23(月) 16:25:42 ID:FrN1Vz/x
>>208
出来れば全ての理由が知りたいので、
透の説明が終わった後その分の選択を減らした同じ選択肢に戻る、
を繰り返して欲しいです。

214 :名無しのオプ:2006/10/27(金) 00:39:42 ID:y1J9pXrM
>>196の続き(選択肢は>>212氏の選択)

A. 「研究施設を爆破するような、自爆装置があるはずだ。」
  ぼくと真理は、手分けして自爆装置を探した。

ぼくと真理はもみ合う二人を尻目に、
黙々と自爆装置を探した。
「あ…、あった!あったよ、透!」
真理が叫んだ。
ぼくは真理の方へ駆け寄る。
「これよ、これ!」
真理が指差した赤いボタンには、“Destruction”とだけ書かれている。
「でも、これって押しても大丈夫なのだろうか…?
押した瞬間にドカンといくんじゃないのか…?」
しかし、時間がない。
どうするべきか?

A. 押す
B. 引っ張る
C. 逃げ出す

215 :名無しのオプ:2006/10/27(金) 02:00:26 ID:P2ZcAW7t
196さん
>>214の続きはAでお願いします

216 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/27(金) 08:53:11 ID:+xlxBSep
>>208のB
「彼女が河村亜季じゃないってのはどうして?」
河村亜季・・・。叔母さんにとっての大事な今日来る予定の客人。(前スレ>>887
そして、犯人である『彼女』こそがその人だと思っていたのに・・。
わたしは透の方を見た。一瞬考え込んだが、それは、説明の仕方を考えてるようだった。自分一人だけわかっていることを他人に説明しようとするのは難しいことは確かだ。
「このシュプールの宿泊名簿とかって、どこまでかかれているのかな?」
「えっ?」わたしは質問の意図を理解しかねた。
「名前と連絡先電話番号、それと滞在期間、同行人数、人によっては住所も書いてある場合もある」
俊夫さんがかえした。
「ありがとうございました。少なくともそれ以上の情報を知る方法はないということですね」
「何を言ってるの?そんなの普通でしょ?」
わたしは少し焦れた。話が飛んだように思えたからだ。
「美樹本さんが自分を美樹本洋介と名乗らないと、ぼくたちには彼が美樹本さんであるということを知るすべは無かった。それと同様、彼が男であるか、女であるか、そして、若者か、年配者か・・・まぁこれは電話で判断できるかも知れないけど」
「おいおい」美樹本さんが苦笑する。
「今日子さんはどうして『彼女』を『河村亜季』と断言したんだろう?宿泊名簿には名前くらいしか判断材料がないのに・・」
「決まってるでしょう。叔母さんの大事な客なんだから、顔くらい知ってるわよ!!」わたしは少しイライラしながら言った。
「いや、結果的に『彼女』は『河村亜季』じゃ無かったんだよ。思い出してごらん。今日子さんが『彼女』を『河村亜季』だと言ったときの事を」
えっ・・。それはえ〜と・・。


217 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/27(金) 08:55:59 ID:+xlxBSep
『あ・・・河村さん!!河村亜紀さんですね』(>>24
「おかしくないか?もし、本物の『河村亜季』だったら、確認するような言い方でなく、そこで『この人は河村亜季さんです』って言ってるはずだろ?どちらかと言えば『彼女』に問いかけるようだった」
そうなのか?それはただの言葉尻をとらえるって奴なんじゃ・・・。
「まぁそこは別にいいとして、顔にしたってさっきの状態は髪は濡れ、顔面は蒼白、知っていたとして、はっきり本人と断定できるのか?」
できないのか?わたしにはわからない。とにかく聞くしかない。
「どういう事なの?叔母さんの勘違いだったって事?」
「今日子さんは、年齢と性別くらいしか知らなかったんだよ。顔は判断材料にならなかったんだ。だけど、待ち人来たらずの心境で『彼女』が運び込まれてしまった」
ああ、そう言うことか・・・。あのときの状況で叔母さんはすぐに駆け寄った。
「今日子さんの方は、とにかく、河村亜季だと思ってしまったわけだ。でも、『彼女』が河村亜季でないという理由はどちらかと言えば、『彼女』の方にあるのさ」
透は、事もなげに続けた。当の本人も自分が違う人間だと判断される理由が曖昧ではっきりしなかったみたいできょとんとしている。
「どういうことなんだ?僕達はずうっと勘違いしてたわけだが・・・」
「そうですね。まず一つめに今日子さんが殺された事、いや、それに荷担したことかな」
「どういう意味なの?叔母さんが殺されたから違うっていうの?」
「今日子さんと河村亜季の関係ってのはどういうものか・・」
「親類・・・じゃないか・・」少なくともわたしの親戚ではないはずだ。
「大事な客人てことだし、今日子さんの態度からもそれがはっきりとわかる」
確かに一連の叔母さんの行動は、まるで、親族か、あるいは親友にでも接するかのようだった。
「具体的な関係ははっきりとわからないが、そんな人物が、今日子さんを殺すのに荷担したりするだろうか?」
「わからないだろ。今日子さんは慕ってたかも知れないけど、河村は疎ましく思ってたとか・・」
「そんな人間がどういう経緯かしりませんが、シュプールに来るんですか?」
「だったら、今日子さんが河村を強請ったりしてたとか?」
叔母さんはそんな事はしないだろう。こんな苦しい言い訳する俊夫さんも少しアレだ・・。

218 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/27(金) 08:57:27 ID:+xlxBSep
「こんな繁忙期にシュプールに呼んで?俊夫さん達には大事な客とまで言い、・・ぼくだったら隠しますね。しかも、丁寧にツインのベッドルームまで用意して・・」
「レズだったのよ。今日子さんと河村はそう言う関係だったのよ」
OLの二人がよくわからない事を言い出す。
「顔知らないんだから、それはないだろう」透じゃなく、美樹本さんが普通に答えた。
「河村亜季にとっても叔母さんは、程度はともかく大事な相手だと考えればいいのね」
もう、可能性の問題ですら無くなっていた。叔母さんは河村亜季に会うのを楽しみにしていた。
一方で河村亜季も招待されたのか、自分から来るつもりだったのか知らないけど、ここに来るつもりだった事を叔母さんに伝えていた。恐らく河村亜季も楽しみにしていたに違いない。
だから、叔母さんは来ない河村亜季を待ちながら、そして、『彼女』を見てしまったのだ。
もし本当に『彼女』が『河村亜季』だとしたら、たとえ、叔母さんが本当に死んでしまっていたとしても、みどりさんの偽装自殺にはのらなかった・・そういうことなのだろう。
わたしが同じ立場だったらいくら人を殺してしまったとはいえ、叔母さんを殺したりするのに荷担したりはしないだろう・・。しかし他人だったら・・したかも知れない・・。

219 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/27(金) 09:00:49 ID:+xlxBSep
「まあ、それよりも時間とレインコートとはねられた場所の方かな」
考えがまとまりかけた所で、透が簡単に言った。
「はぁ?」全員が一瞬、白けた。長々と説明してたくせに、いきなり何を言うのか?
「『彼女』はレインコートを着てました(>>15)。まぁこれは実際の河村亜季でもレインコートを着ている可能性はおおいにありますが・・・。夜の遅くに吹雪の中、レインコートを着て、町からそこそこ離れたシュプールに向かうのは結構無謀ですね。
いくら、会いたいからって普通なら諦める。宿泊予定だから、明日吹雪が止んでからこればいい。次ぎにはねられた場所ですが、さっきぼくが言ったこと覚えてますか?」
さっきっていつだ?場所に関して言ったことと言えば・・。
『さて、ここからそれなりに離れたところで河村さんをはねたみどりさんは彼女を車にのせ、ここに戻ってきました』(>>33
「離れたところで『彼女』をはねた・・・か?」美樹本さんも思い出したようだ。

220 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/27(金) 09:02:11 ID:+xlxBSep
「それってどうしてわかったの?」
「ああ、『彼女』が埋められてたのがシュプールの裏口付近だったからさ。知ってのとおり、ここらへんは建物が離れて立っている。
シュプールまでも一本道だし、隣家も距離がある。ここらへんではねたのならそこで埋めればいい。もちろん車が走れない裏口付近ではねることは不可能だ」
それはその通りだろう。わざわざ車に乗せて運んだりする必要はない。
一旦戻り、俊夫さんに頼んで、現場で埋めれば、当分発見はされないだろう。裏口付近に埋めたのは今日だけの一時しのぎだとすれば・・。
となると、やはり透が言うように、離れたところではねたと考えるのが妥当なのかな・・・。
「『彼女』が言ったように地元の人間がよく使う道ではねてしまったからこそ(>>169)、
みどりさんは発覚を恐れて、わざわざ運んで隠蔽せざるを得なかったんだ。
そして、そんな場所で事故を起こしてしまったのなら、『河村亜季』でない確率の方がはるかに高い。この付近だったら逆だろうけどね。
今日子さんが『河村亜季』だと言ってしまったのでぼくもそう思ったままだったけど、いろんな点を考慮すると、今日子さんが殺されてしまった今、その可能性はあまりにも低すぎる」

A、「叔父さんの部屋を閉めたのは誰なの?」
B、「叔父さんを殴ったのは誰なの?」
C、「彼女はどういった罪になるの?」
D、「みどりさんの犯罪は立証できないの?」
E、「もういいわ」わたしが聞きたいことは無くなった

221 :名無しのオプ:2006/10/27(金) 10:01:32 ID:nz1Ou60L


222 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 00:25:09 ID:Eja3zq8F
>>214の続き(選択肢は>>215氏の選択)

A. 押す

ぼくは、思い切ってボタンを押した。
すると、ボタンの横にあるランプが点滅し、
正面にあるモニタに、音声と共に警告文が出た。

「ウィルス漏洩阻止の為の、緊急自爆装置が起動しました。
ただちに当施設から、脱出し、できる限り遠くへ逃げて下さい。
自爆装置の起動まで、あと10分です。
繰り返します…。」

「10分か…。
真理、急いで脱出しよう!」
「一階にいる叔父さんや啓子さんたちはどうするの?」
「彼らはもう発狂ウィルスのキャリアだ。
再起不能なんだよ!ぼくたちだけで逃げるしかないんだ!」
「でも…。」
「真理、いいから急ぐんだ!」
ぼくは強引に真理の手を引っ張って、研究施設から出た。

223 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 00:32:28 ID:Eja3zq8F
ペンションの談話室に出ると、
縛られて放置されていた、
小林オーナー、今日子さん、啓子ちゃんは皆グッタリとしていた。
一目で死んでいると分かる。
恐らく、美樹本の仕業だろう。
ぼくたちは、死体の横を通り過ぎると、正面玄関から外に出た。
外の猛吹雪はかなり弱まり、視界はそれほど悪くない。
ペンションの裏側に回り込み、小林オーナー所有の4WDに乗り込む。
「よし、逃げるぞ!」
ぼくは勢い良くアクセルを踏んだ。
車体はどんどん加速し、もはや爆弾と化したシュプールから離れていく。
「もう大丈夫だろう…。」
ぼくと真理は顔を見合わせて、ほっと一息付いた。
その時、バックミラーに何かが映った。
よく見てみると、それはスノーモービルにまたがった美樹本だった。
奴も脱出したのだ!

224 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 00:41:14 ID:Eja3zq8F
美樹本は、右手に銃を持っている。
追いかけて、ぼくたちを始末しようとしていることは明らかだ。
ぼくはアクセルをより深く踏み込む。
しかし、雪が降り積もり、凹凸が激しい道では、その行為は無謀だった。
次の瞬間、車はスリップし、激しく回転しながら
雪の山にぶつかった。
「真理…、大丈夫?」
「ええ…何とか…。」
後ろから、スノーモービルのエンジン音がして、すぐに止まった。
美樹本がぼくたちを殺しにきたのだ。
この状況で…、何ができるだろうか?

A. 車内に何か武器があるか探す
B. 死んだフリをする
C. 自分が囮になり、真理だけを逃がす

225 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 01:15:13 ID:PbXFC9jU
Aでおながい!!

226 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/28(土) 12:22:17 ID:YZ/JNhhx
>>220のB
「叔父さんを殴ったのは誰なの?」
さっきの推理で結局手打ち(どういう意味なのだろう?)になってしまい、明かされなかった謎。
透は一瞬きょとんとした。
説明の仕方を考えるというより、何でそんな事を聞くのかわからないといった表情だ。
「真理は誰だと思うんだ?」
透が逆に聞き返してきた。
あのときの、状況と彼女が聞いた叔父さんの言葉・・・。
わたしは犯人に思い至った。
「それは****さんね」
犯人名入力****

227 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 13:21:27 ID:WSsDk4ql
>>226
かやま

228 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/28(土) 13:42:23 ID:YZ/JNhhx
>>226
犯人名「かやま」
「それは香山さんね」
「違うよ。香山さんは2階にいたからね。無理だと思うよ」
違うらしい。気を取り直して・・・。
犯人名****

229 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 16:11:56 ID:KFxfNENh
>>228
「SHINJO」

230 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/28(土) 16:34:00 ID:YZ/JNhhx
>>226の犯人名「SHINJO」
SHNJOさん・・・。ここにそんな人はいない。
わたしはもう一度考え直すことにした。
犯人名****

231 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 16:45:45 ID:4CcX+PI8
「みどり」

232 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 17:35:48 ID:zAp/X212
「サザエ」

233 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/28(土) 17:56:37 ID:YZ/JNhhx
>>226の犯人名
「それはみどりさんね」わたしははっきりと言った。
「うん。その通りだ。実際は俊夫さんが殴ったんだろうけど二人の仕業で間違いない」
「どうしてわかったんだ・・」
どうしてって・・・そりゃアンタ・・・。(前スレ>>882>>886
「さっき3人で作業してて殴られて気絶したんだから、他の二人があやしいでしょう。それに、他の人間が犯人だったら外で叔父さんを殴ったんだから衣服も変えてるか、濡れてたはずだわ。
何よりも事故に関係の無い人間だったら、『彼女』をそのまま放置しておくなんてしないわ。二人の狂言だったのよ」
透が少し驚いた顔で見る。
「さすがは真理だ」もっと褒め称えてもいいわよ。
「どうして、一緒に事故の隠蔽をした小林オーナーを殴ったんだ?」
美樹本さんが聞いてきた。ふふ。それも予想通りね。
さぁ透、助手のあなたの出番よ。
「・・・・・・・」早く言いなさい。わたしは伺うような表情でこっちを見る透ににっこり微笑んだ。
決してその理由がわからない訳じゃないんだからねっ!透に見せ場をあげたいだけなんだからっ!
「・・・・えと、それは二人の間に認識の違いがあることからわかると思います」
透、きちんと言えるんじゃないの。偉い、偉い。
「何を言い出すんだ・・・」
俊夫さんが自分の犯行に口出ししようとするが、続かない。
「思い出して貰えますか?俊夫さんと小林さんの二人の言葉に似た物があったことを・・」
わたしはさっきの俊夫さんの言葉と『彼女』の聞いた叔父さんの言葉を思い出した。
『さっきの復讐か?俺たちがソイツを殺そうとしたから・・・・。ソイツを埋めようとしたから・・』
『さっきの事故はすまないと思うし、その後にしたことも到底許されるモノではないだろう・・。
しかし、殺されるほどの事かい?』
「あれか?何かおかしな点でもあるのか?」美樹本さんが聞く。
はて?ほとんど同じにしか思えないが・・・。
「ほとんど同じ意味にも思えますが、二人の言葉には大きな違いがあります」
大きな違い?何だろう?

234 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/28(土) 17:58:57 ID:YZ/JNhhx
「それは俊夫さんが殺すつもりだったのに、対して小林さんが殺すつもりで無かったということです」
「何よ?それ、雪の中に埋めて放置したら、死ぬに決まってるじゃない!!」
啓子ちゃんが声をあげる。
「違うよ。俊夫さんは『彼女』が生きているのを承知で埋めようとしたんだ。でも小林さんは『彼女』を死体だと思ってたんだ」
そうだったのか!!さっきの事故の推理の時、叔父さんが弁解も何もせず、黙って聞いていたのは、そこらへんを考えてたからなんだ。
殺人未遂と死体遺棄・・・そして、死体では無かったから叔父さんに罪は・・・無い・・のか?
「だから、俊夫さんは殺されても仕方ないと思ってて、小林さんは殺されるほどの事はしてないと思ってたんだ」
透の言い分には説得力があった。そして、俊夫さんやみどりさんが叔父さんを殴った理由もこれで想像がついた。
「そうです。俊夫さんは叔父さんが『彼女』が生きているかどうか気付かれないように・・もしかしたら、作業中『彼女』がうなったりしたのかも知れませんが・・・。叔父さんを殴って気絶させたんです」
わたしは俊夫さんの動機をはっきりと明かした。最初から予想通りだったのだ。
俊夫さんは顔を地面に付けて伏せた・・・。嗚咽が漏れる・・。
わたしは複雑そうな苦笑いをする透に向かって言った。

A、「叔父さんの部屋を閉めたのは誰なの?」
B、「彼女はどういった罪になるの?」
C、「みどりさんの犯罪は立証できないの?」
D、「もういいわ」わたしが聞きたいことは無くなった

235 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/28(土) 18:09:53 ID:YZ/JNhhx
>>226の犯人名「サザエ」
「それはサザエさんね」
「さすがは真理だ」透がわたしを褒め称えた。
日曜日の夕方、ちょうどテレビではサザエさんが流れていた。
今日の1話目のタイトルは『カツオ大あわて』だ。
カツオが隠しておいたエロ本が消えていた。
大あわてしたカツオは独自に調査を開始するというエピソード。

「タラちゃん?ぼくの部屋の押し入れの中にあった本知らないかなぁ?」
「ぼくは知りませんです。イクラちゃんは知ってますか?」
「ハ〜イ」
「何だと!!!知っているのか?早く場所を吐け!!この糞チビ!!」
「やめて下さい!!おにぃちゃん!!イクラちゃんが死んでしまいます」
「・・・・」
「ああ、イクラちゃんが死んでしまったですぅ・・・」
そうしてカツオは海に向かい飛び込みそのままカツオになった・・・。

終「カツオ大あわて」
コンティニュー>>226

236 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 18:29:40 ID:WSsDk4ql
>>234
Aでお願いします

237 :みどりのはね逃げ編:2006/10/28(土) 21:56:27 ID:YZ/JNhhx
>>234のA
「叔父さんの部屋を閉めたのは誰なの?」
今までの推理ではその部分が明らかにされてなかった。真犯人が下の事件(地下室とオーナー部屋の事件)ではほとんど不可抗力的に流されてしまい、最後に叔父さんの部屋の鍵は開いたままになっていた。
「うん。まぁ普通に考えれば今日子さんだと思う」
透は歯切れが悪かった。
「・・・何か引っかかるものでもあるの?」
「いや。断定できないだけで・・・。それは推測の域を出ないけど・・。何で今日子さんは返事が無かったのに部屋を覗かなかったんだろうか・・」(>>203
わたしはある一つの推論を立てた。それは叔母さんが実は叔父さんの死体を見たのでは無いかと言うことだ。
その上で、叔父さんの殺害を『河村亜季』の仕業だと思った・・・。
そして、起きているのを知っていて、『彼女』の部屋にみどりさんをつれて行ったのだ・・・。
それは純粋にみどりさんを『河村亜季』に謝罪させるためでは無かった。
そう・・・叔母さんはみどりさんが殺されないように・・・守りたかったのだろう。
でなければ、寝ている人間の横で、あんな風に謝罪を促すなんて事はしない。
しかし、みどりさんはそんな叔母さんの気持ちも知らずに・・・。
わたしは、この事は黙っていようと思った。誰かに言ったところで当人達はすでにこの世にいない。

わたしは叔母さんの笑顔を思い出し、悲しくなった。
「どうしたんだい?大丈夫か?真理」
透が聞いてきた。
わたしは、ごまかしながら言った。

A、「彼女はどういった罪になるの?」
B、「みどりさんの犯罪は立証できないの?」
C、「もういいわ」わたしが聞きたいことは無くなった

238 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 21:59:39 ID:KFxfNENh
C

239 :みどりのはね逃げ編:2006/10/28(土) 22:32:33 ID:YZ/JNhhx
>>238のC
事件は終わった。
わたし達は解散し、それぞれが自由に過ごすことにした(とはいえほとんどが仮眠を取ったようだ)。
もう『彼女』が殺人を犯す心配は無かったから・・・。

夜が明けて、俊夫さんが警察へ連絡するため、近くのペンションに向かい、その後、警察が到着したのは午前8時頃だった。
警察の調査で全ては明らかにされた。
本物の『河村亜季』は吹雪で到着が遅れ、シュプールへの交通手段が無かったため、途方に暮れて駅で相談したところ、民宿を紹介されて、そこで宿泊して、今日の午前中にシュプールに向かうつもりだったらしい。
昨晩、民宿に着いた後、シュプールへ電話したが、すでに叔父さんが電話を使えないようにしてあったため、つながらなかった。

警察の調査で明らかになったことは他にもある。
香山さんの斧の入手経路や、みどりさんが事故を起こした現場などだ。
そして、叔父さんの部屋には叔父さんが作った推理劇の脚本があった。
透が「う〜ん。あまり面白くないなぁ・・・」と言ったその脚本にはタイトルが

 『 か ま い た ち の 夜 』

と書かれていた・・・。

240 :みどりのはね逃げ編:2006/10/28(土) 22:43:15 ID:YZ/JNhhx
エピローグ

冬が終わり、春が来た。学生生活で最も春休みが長いのは大学だろう。
ぼくは、あのシュプールでの事件が終わった後、何度も真理に連絡をした。
しかし、あまり会話が出来なかった。
「ええ・・・・」「うん・・そう」「・・・へぇ〜」
何か思い詰めてる感じだった。ここ1ヶ月は声すら聞いてない。

前期の講義が始まり、履修登録の期間が迫っていた。
ぼくは真理を学内で一度も見なかった。恐らくもう大学には来ないのだろう・・・。
そんな気がした。
そして、ぼくは・・・

A、真理に会いに行こう
B、事件は忘れよう
C、美樹本さんに会いに行こう
D、俊夫さんに会いに行こう
E、春子さんに会いに行こう
F、OLの二人に会いに行こう
G、『彼女』に会いに行こう

241 :名無しのオプ:2006/10/28(土) 23:16:33 ID:VIyXYP/D
a

242 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 01:00:54 ID:9X5Fkxde
>>224の続き(選択肢は>>225氏の選択)

A. 車内に何か武器があるか探す

ぼくは、咄嗟に車内を見回した。
すると、後部座席に例のモノが置いてあった。
…今度こそ決着を付けてやる。
ぼくは“武器”を握り締めると、真理に言った。
「真理、今から何があってもそこを動いてはいけないよ。
…いいね?」
「…うん。」
ぼくは耳を澄ませ、美樹本の足音で距離を推測した。
雪を踏む音が段々と近寄ってくるのが分かる。
音が限界まで近寄ってきた時、ぼくは車のドアを思い切り蹴飛ばした。
すると、美樹本は不意を突かれ、ドアごと吹っ飛ばされた。
ぼくは間髪入れずに、倒れた美樹本に近寄り、
モップで何度も何度も叩いた。
一生懸命叩いた。
気合で叩いた。
夢中で叩いた。
いつの間にか、美樹本は動かなくなっていた。
幸いなことに、美樹本は気絶しているだけで、
ぼくは殺人者にならずに済んだ。

243 :これでおしまいw:2006/10/29(日) 01:10:28 ID:9X5Fkxde
いつの間にか、後ろには真理が立っていた。
「真理、車から出るなと言ったはずだろ?」
「心配だったの…。」
メロドラマのような雰囲気の中、ぼくは携帯電話を取り出し、
警察に連絡することを試みた。
ペンションから大分離れた上、天候も回復していたので
無事に連絡を取ることができた。
ぼくと真理は、助かったのだ。
安心して車に寄りかかった瞬間、遠くで爆発音がした。
研究施設の自爆装置が起動したようだ。
遠くに見える、シュプールから立ち上る煙を見ながら、
ぼくは、これまでの異常な出来事を思い返していた…。

                                     完

244 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 01:54:25 ID:WfH0IP1Y
おおGJ!
これで一つの話は完結したわけか
なかなか楽しめたよ


245 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 07:03:57 ID:UkYx7k/S
>>243
GJ!お疲れ様でした。

>>237
まだ話が続くのに申し訳ないのですが、
やはりAとBの選択も読みたいです。

246 :みどりのはね逃げ編:2006/10/29(日) 14:45:35 ID:hfaLjhLH
>>237のA
「彼女はどういった罪になるの?」
「一番重いのは殺人だ。みどりさんの事件だけはどうしようもない。それと業務上過失致死から器物損壊、はては保護責任者遺棄罪までと結構な罪になるね」
透は簡単に言いはなった。
犯人である『彼女』は青ざめた顔で震えだした。
『彼女』が透に好意を感じているのは、薄々感じていたが、透はそんなことも知らずにしれっと事実だけを言った。なんて男なのだろう・・・。
「と、罪はそうだけど」透は明るい声で『彼女』の方を向いた。
「今、話したことを包み隠さず、警察や裁判官、弁護士に話すんだ。そして、自分が感じたことも全て・・・。絶対に嘘を言ってはいけない。いいね?」
『彼女』は透の言葉が意味がわからないといった感じだが、それでもはっきりとした意志で頷いた。
「絶対に悪いようにはならないから・・」

後日談である。審議はとても早いスピードで進められ(それでも期間的には長かったが、結果、『彼女』は不起訴処分になった。
病院でのカウンセリングや事件の後遺症もあった『彼女』にとっては厳しい期間だったと思う。
4人もの人間が死んだ事件で不起訴処分になるなんて思ってなかった私は、このことに驚いた。
叔父さんと叔母さんが死んでしまった事で、『彼女』に対して複雑な感情だったわたしだったが、その結果は少し嬉しかった。
あまりにも不運な偶然がかさなりあって、全ては事故だったのだと自分に納得させることもできた。
どうして不起訴処分になったのか透に尋ねたら
「彼女が未成年で良かったよ。反省した態度がはっきり認められ、再教育や更正の必要性が無い場合、不起訴処分になることがあるんだ。今回は結構ギリギリだったけど・・・」
少年法で保護されていた『彼女』の名前もマスコミに出ることはなく、事件の扱いも地元紙で小さく載っただけだった。
透によれば10年後はそんなに甘くないだろうとのことだ。
わたしの両親をはじめ、親戚や知り合いは、『彼女』について詳しく聞きたがったが、わたしは事件の概略を説明するまでで止めた。
透があのとき、詳しく説明しなかったのは『彼女』によけいな先入観を与えないためだったんだとその時初めて知った。

話はあの日に戻る。わたしは透に言った。
A、「みどりさんの犯罪は立証できないの?」B、「もういいわ」>>239

247 :みどりのはね逃げ編:2006/10/29(日) 14:54:45 ID:hfaLjhLH
>>237のB
「みどりさんの犯罪は立証できないの?」
わたしは聞いてみた。
伏せていた俊夫さんが顔を上げる。
「事故と今日子さんの事件に関しては明らかにみどりさんの犯罪だし、証拠も残ってるから警察も確実に判断できるはずだ」
「みどりは死んでるのに犯罪者になるのか・・・」
俊夫さんがうなる。
「なります。まぁ形式上の書類送検だけですが・・・」
罪とはその本人が死んでも決して消えないのか・・。
思えば事件の発端はみどりさんの事故だった。

「もういいわ」わたしにはもう聞きたいことは無くなっていた。
>>239

248 :みどりのはね逃げ編:2006/10/29(日) 15:28:26 ID:hfaLjhLH
>>240のA
「透、地下からシャルドネ1ケースとピノ・ノワール2本お願い」
「OK!!すぐ持って来るよ」
あれから真理はシュプールを引き継ぐ決意をしていた。ぼくに連絡が出来なかったのは、シュプールを継ぐ以上、ぼくとは会えないと思ったからだそうだ。
だけど、ぼくにとって真理は自分の人生をかけて愛せる女性だった。だから、ぼくは真理に会いに来て、今ここにいるんだ。
ぼくは、従業員として「小林」オーナーの元、シュプールで働いてる。
主に、掃除とか雑用とか掃除とか掃除とか雑用とか、皿洗いとか客の送り迎えとか掃除とかだ。
真理に軽快に返事をすると、ぼくは急いで地下室に向かった。玄関でちょうど俊夫さんに会った。
「あ、俊夫さんお疲れ様です。今日は天気が良くて良かったですね」
「いや、天気が良いのは良いんだけど、日が雪に反射して、目がきつくてね」
俊夫さんは期間限定でシュプール専属のスキーインストラクターをしてくれている。
ぼくには想像も出来なかったけど、教え方が上手いとそこそこ評判も良いみたいだ。
「手伝おうか?」俊夫さんがぼくに話しかける。
「いや、いいですよ。一人で大丈夫です」
鍵を開け地下室にはいると、ふと香山さんの事件を思い出した。予算的にも全面的な改装とはいかず、一部の床や壁を変えただけだが、事件の跡は全く残っていない。
ただ、地下室に香山さんの写真だけは置いてある。見知らぬ人が見たら、意味がわからないだろう。
「香山さん。春子さんに頼んでシュプールの資金をお借りしてます。少しづつですが、必ず返せると思います」
春子さんは香山さんの会社を引きついだ。元々、社長以下の重役が切れ者揃いだったため、会社の士気を落とさないためにも春子さんが社長の椅子に座ることになったという。
そんな春子さんだったが、真理がシュプールを引き継ぎたいと言った時、無担保、無保証で資金を融資してくれたのだ。
よっと、荷物を抱え、キッチンに戻った・・。

249 :みどりのはね逃げ編:2006/10/29(日) 15:33:39 ID:hfaLjhLH
キッチンへ戻る途中。ロビーに美樹本さんから写真付きのハガキが届いていた。
恐らく俊夫さんが、郵便ポストから取って、おいといてくれたんだろう。
背景は恐らく海外だと思われるその写真には、なぜかOLの啓子ちゃんと可奈子ちゃんと当の本人が3人で写っていた。

「透ちゃん。遅いじゃないの?」
麗子さんがぼくを叱る。姫宮麗子さん。流れシェフという怪しい商売をしている人だ。
料理人としてシュプールで主にディナーを担当して貰っている。
シュプールの評判は美人オーナーとすばらしいディナーにスキーの講座、そして、隅々まで行き届いたベッドメイクをはじめとする掃除術などによるものもある。
料理の腕は確かだが、容姿は・・・ゴニョゴニョ。
「容姿が・・・何か言った?」
「え、ぼく何か話しましたっけ?」
「あんたは顔に出やすいのよ」麗子さんが笑った。
「本当にねぇ」真理もクスクス笑って続く。
口元に手を当てた真理の薬指にはぼくが贈った指輪が光っていた・・。

ある冬の日のこと。

  
   お  わ  り

完「a winter day(truth)]
みどりのはね逃げ編終了

250 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 15:54:41 ID:YKnQne/h
>240
G、『彼女』に会いに行こう
も是非!

251 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 18:14:10 ID:UkYx7k/S
>>246−247
ありがとうございました!

>>248を読む限りでは、俊夫さんも罪には問われなかったみたいですね。
小林さんと違って、生きているのに雪に埋めた事実は殺人未遂になるはずだけど。
あの場にいた人達が気遣って俊夫さんの事は伏せておいたのか、
結果的に彼女は助かったので書類送検か執行猶予程度で済んだのか。

252 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/29(日) 19:36:47 ID:hfaLjhLH
>>240のG
暖かい陽気が身を包んだ。

『彼女』は結局通ってた高校を1年休学した。地元の事件だから、世間ではそれほど騒がれなかったものの、学校での注目度は高かったそうだ。
あの日『彼女』が見舞った祖母をはじめ、両親、高校の友達などが『彼女』の力になった。
ぼくが会いに行こうと決意をして、事件から3ヶ月ほどたったあの日はずいぶんと昔の事のように感じられた。

「はい。警察の方も、それほどきつい言い方はせず、わたしの言葉を真剣に取り合ってくれました」
警察の取り調べや病院の検査などで、少しやつれたように見えた『彼女』はそれでも、元気そうだった。
「本当にありがとうございました。透さんがわたしを助けてくれなかったら、わたしは取り返しのつかない事をするところでした」
「いや、ぼくは何もしてないよ」
まだ審議は終わってないのに、これだけ明るいのは判事や警察に勇気づけられたからだろう・・。
よかった・・・。心からそう思った。
『彼女』の祖母がなぜかぼくにセーターを編んでくれた。それをぼくが着ると『彼女』は嬉しそうだった。

また春がやってきた。大学の構内が一番活気づくのは新学期の春だと思う。
「透さん。おはようございます」
寝坊したぼくを見つけた新入生の『彼女』が手を振って近づいてきた。
「おはよう。今日も良い天気だね」
我ながら当たり障りのない返事だなと思いつつ、『彼女』が見せる笑顔に眠気をかき消されたことに気付いた。

ある春の日のこと。

 お  わ  り

完「a spring day(truth)]
みどりのはね逃げ編終了

253 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/29(日) 19:42:29 ID:hfaLjhLH
>>251
それ以外にも『彼女』自身が告訴しないことにしたのかも知れません。ハッピーエンドと言うことで、全員出演した方が良いかなと思って出ております(余分なおまけが一人いるのは別として)

あと、うがった見方をすれば、>>248は俊夫が刑期を終えた後の話だったとか・・・。

254 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 20:12:08 ID:VdtT+Al7
お疲れ様でした
又何か、作品思いついたら書いて下さいね。

255 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 20:44:39 ID:WfH0IP1Y
>>253
できれば全てのエピローグが見たいです・・・

256 :名無しのオプ:2006/10/29(日) 21:04:25 ID:UkYx7k/S
>>253
自分も全て見たいけど、とりあえずお疲れ様でした。

余分なおまけって誰かと思ったら麗子さんかw
本編を元にすれば、事件は1の頃で麗子さんは×3での登場だから、
>>248は数年後って設定でもいいかもしれませんね>俊夫さんのその後について
もちろん『彼女』が告訴しなかったって事でもいいですし。

>>243もだけど、リアルタイムで『完』を見られるのは嬉しいです。
本当にゲームをやってた気がして。

257 :637:2006/10/30(月) 10:07:50 ID:S/Nt8viZ
>>167の続き
B:美樹本は死んでいることにする。

…矛盾の原因となる嘘はつきたくない。
やはりここは素直に打ち明けるべきだろう。
とはいえこのまま死体を見せるのはまずいので、少し細工することにした。
額の銃痕は巻かれていた包帯で隠し、刺し傷は…どうしようもないので布団を被せて隠すことにする。
そして腕だけを布団から出している状態にした。
これなら検証でもされない限り自然死と見られるだろう。
僕は部屋を後にした。
「た、大変です!小林さん…!美樹本さんが……美樹本さんの脈がないんです!」
「何だって!?」
小林さんが僕を突き飛ばすようにして部屋に向かった。僕も後を追う。
「美樹本さん!美樹本さんっ!」
布団越しに美樹本の体を揺さぶる。が、当然ながら反応はない。
「そんな馬鹿な!さっきまでは…さっきまでは普通に話していたのに…!」
「………僕が部屋に入ったとき、既にその状態で……おかしいな、と思って脈をはかってみたら…」
小林さんも確認するように脈をみる。…そして、がっくりとうなだれる。どうやら死体を改めようという気はないようだ。

「……ここにいても仕方ありません。…戻りましょう」
「……………ああ」
よほどショックだったのだろうか、うなだれる小林さんに肩を貸しながら部屋を出た。
廊下に出ると、みんなが待っていた。女の子たちも既に廊下に出ている。
「あなた…」
今日子さんが心配そうに小林さんに声をかける。小林さんはもう大丈夫、と言って僕の肩をほどいた。
「談話室に……とりあえず」
僕はみんなにめくばせした。
小林さんが廊下の隅を見ながら言う。
「…………彼らは、しばらく放っておいてやってくれ」
見るとそこにはまだ俊夫がみどりさんを抱えながら跪いていた。
…一体何がそうまで彼を悲しませるのか?僕には理解しがたい感情だった。

258 :637:2006/10/30(月) 10:09:25 ID:S/Nt8viZ
下へ降りて5分ほどたったろうか。
みんな黙っている。
やがて俊夫が、背中にみどりさんを背負いながらゆっくりと降りてきて、廊下の奥へと消えた。
みどりさんを部屋に帰しに行ったのだろう。その間もみんな黙っていた。
俊夫は思ったより早く談話室に戻ってきた。
その顔はさきほどのような泣き顔ではなくある決意のようなものが浮かんでいる。
強気な目、つぐまれた口、少し釣り上がった眉…。
なんだあの表情は…?
今までみたことのないような表情に僕は少しだけ…怖い、と思った。

全員が集まると僕は夜が明けるまで一緒にいるように促した。
女の子の内の一人が何があったのか聞いてきたので全部話した。みどりさんが殺されたこと、美樹本が襲われ、死んだこと。
女の子たちが恐怖と疑心暗鬼でヒステリックに叫びだす。僕が殺人のあらゆる可能性を示唆するとそれは場にも浸透していった。
そして互いを監視し合うような状態がしばらく続く―

まずいな…。この状況はおかしくてしょうがなかったが、内心では焦りつつあった。
僕が言い出したこととはいえ、本当にこのまま朝までいられたら――
予定外のことがあったとはいえ事はうまくいきかけている。
この状況を変えるためにどうすればいいだろうか?

A:この場でカタをつけてしまえばいいんじゃないだろうか。

B:誰かを犯人に仕立ててしまえばいいんじゃないだろうか。

C:いや、この状況を変えるなんて無理だ。

259 :名無しのオプ:2006/10/30(月) 11:07:14 ID:/upg7LUJ
Cでお願いします。

260 :637:2006/10/30(月) 16:41:21 ID:T2S6AwJV
>>258の続き
C:いや、この状況を変えるなんて無理だ。

場は疑心暗鬼に満ちている。この空気では何を言っても疑われるばかりで状況は変わりそうになかった。
しかし何かをしなければ事態は変わらない。何としても状況を変えなければ…
だが何かできないか、何かできないか…と考えているうちに気が付けば朝を向かえてしまっていた。

外は昨夜の猛吹雪が嘘のようにやみ、空は雲一つなく、快晴そのものに澄みわたっている。
その影響で場の雰囲気はゆるみ、殺人犯の恐怖から開放されたという感覚がみんなの安堵した空気を作り出していた。
その後、俊夫は車で警察を呼びに、小林夫妻は何か作ろうと厨房に、香山は何や根性のない犯人やで、と言い出し、
女の子たちに至っては今日のこと、会社でいい生還話になるわね、などと話始めていた。
事実僕自身もこれから殺人を犯そう、なんていう気はまったく失せていた。そして同時に後悔もした。
なぜみんなで集まっていようなどと言ってしまったのか…。
いや、ああすることは自然の流れだったし、あのことに問題はなかったのだ。
問題があるとするならそのあと、僕が何も出来なかったことか…。
「透…私たち、助かったのね」
「あぁ……」
まぁいいさ…。チャンスはまた、きっとくる。
反省は必要だが後悔は必要ない。僕は次の機会こそは…と気持ちを改めた。


だがその後、僕が到着した警察に詳しく調べ上げられ、あっさりと捕まってしまったことは言うまでもない……。

終「未完の朝」
コンテニュー>>258

261 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/30(月) 21:01:57 ID:jidxjwKr
>>240のB
あの事件のことは忘れよう。
真理のことも忘れよう。
それでいいんだと思う。

風の便りでシュプールが営業を再開したことを聞いた。
でも、ぼくがそこに行くことは二度と無い。
もう全てを忘れたいから・・・。
そして思い出したくないから・・。

 お  わ  り
終「forget」

262 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/30(月) 21:05:56 ID:jidxjwKr
>>240のC
ぼくは美樹本さんに会いに行った。
「美樹本さん。あなたの事が好きです」
「ウホッ!俺もだよ。透くん」
ぼくはその言葉に嬉しくなった。
「しかしフリーのカメラマンとはきちんとした収入もなく、下手すればその日暮らしだぜ。それでもいいのかい?」
「構いませんよ。あなたと一緒なら」
「ウホッ」

  お  わ  り
終「そのひぐらしになる頃に」

263 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/30(月) 21:10:33 ID:jidxjwKr
>>240のD
ぼくは俊夫さんに会いに行った。
「俊夫さん、みどりさんの事は気を落とさないで下さい。ぼくがいるじゃないですか?」
「ふん、ポニーテールでも無い奴が何言ってるんだ!!」
俊夫さんはこっちを振り向きもせず、言い放った。
「髪を伸ばせば良いんですね!!」
ぼくは出直すことに決めた。
いつかポニーテールになったらまた俊夫さんに会いに来よう。

 お わ り
終「ポニーテールは振り向かない」

264 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/30(月) 21:21:48 ID:jidxjwKr
>>240のE
「よっしゃぁ!!バッチこいやぁぁ」
ぼくはあれから春子さんを手込めにして香山さんの会社を乗っ取ることに成功した。
未亡人を落とすのはさほど難しくはなかった。
「社長。今日の会議は」
「社長。このエリアの店舗についてですが」
毎日が忙しい。
「ええで。ええで。ガンガン攻めるんや」
関西に長いこといたせいで、関西弁にまでなってしまった。
夜は夜で愛人を5人も囲い、あっちへこっちへ大忙しだ。
春子?あんな年増はもう飽きた。やはり若い娘の方が良い。

「透さん。もうあなたには愛想が尽きました。別れさせて貰います」
「好きにするがええ。わいかてお前なんぞ飽き飽きや。今の一番のお気に入りの夏美と一緒になるさかい」
もうすでに会社はぼくのものだ。今更春子と分かれたところでどうって事はない。

グサッ
夜の繁華街を若い娘を引き連れて歩いてるといきなり後から刺された。
「なんじゃぁ。こりゃぁぁぁぁぁぁ」
痛みのする方向に手をやると、べっとりと血が付いていた。
「・・・死ぬがいい」
ぼくがかつて、自殺に追い込んだ一家の唯一の生き残りの一人息子が走り去った。
そして、そのまま意識を失った。

 お わ り
終「どてらい奴」

265 :名無しのオプ:2006/10/30(月) 21:21:59 ID:SKlwNRi9
>>240のX

ここの住人はどこまで悪ノリすれば気が済むのだろう。
シリアスかと思えばうほ系までと幅広い。
ああ、そうか。
僕はこのスレの玩具なんだという事にあらためて気づいた。

 お わ い
終「この流れはいつまで」

266 :みどりのはね逃げ編 :2006/10/30(月) 21:26:10 ID:jidxjwKr
>>240のF
OLの二人に会いに行くことにした。
ぼくは二人とも好きになっていたのだ。
「ごめんなさい」
しかし、あっさりと断られ、そのまま流浪の旅に出た。

今、ぼくは一夫多妻制の国に暮らしている。
それがぼくのたどり着いた結論だ。
 
 お わ り
終「どこかの国で」

267 :名無しのオプ:2006/10/30(月) 23:08:46 ID:hNRgkwXW
まとめサイト機能してないな

268 :名無しのオプ:2006/10/31(火) 08:18:11 ID:uK52zTUm
>>258
Aでお願いします。

>>261-266
全ての補完お疲れ様でした。
やはり「会いに行く→その人が好き」って事になって、
パラレルワールドエンドになるのですねw

269 :637:2006/10/31(火) 15:42:04 ID:2V13GJpj
>>258の続き
A:この場でカタをつけてしまえばいいんじゃないだろうか。

僕はもうあれこれ思考するのが面倒になってきた。
それよりこの場で皆殺しにできないかを考えてみることにした。
まず拘束するとか人質をとるとかを考えずに、純粋にこの人数を殺れるかを考えてみる。
真理を除けば全部で8人。数字上ではかなり厳しい。
今僕の得物は銃とナイフ一本のみだ。
比較的威力の弱いこの銃では、どんなによくても三人程度しか殺れないだろう。
既に血と油が付着しているナイフもあと二人程切るだけでその機能を失ってしまう。
事実上今ある武器で全員殺害するのは不可能なのだ。
となると……やはり逃げられないためにも最低限の拘束は必要になる。
だが拘束するとかそういった人身掌握することに僕はあまり自信がなかった。
銃による抑止力で仮にうまくそういうふうにもっていけたとしても、彼らが大人しく拘束されるだろうか?
特にあの怒っている俊夫が黙ってロープに縛られるとは思えない。
突っ込まれたときはナイフで返り討ちにする自信はあるが、それを契機に全員でかかってこられたらどうしようもない。
つまり、一人でも暴れだすものがいれば僕の敗北はほぼ確実なのだ。
「…………………」
考えるのが面倒になったと言いつつしっかり考えている自分がおかしかった。
弱気になっているのか…?僕は……。いや、考え直せ。
さっきはそれを契機に全員で…と思ったが本当にそうか?一人殺せばむしろさらに恐怖で縛れるようになるんじゃないのか?
しかし…死の恐怖から突発的に向かってくる者がいることも僕は経験で知っている。
僕は一体どうすれば……

A:それでも強行するしかないと思った。

B:思い直し>>258Bの選択があることに気付いた。

270 :名無しのオプ:2006/10/31(火) 19:19:53 ID:MhowRNV4
あえてA

271 :637:2006/11/01(水) 21:21:34 ID:7h/TrWI7
>>269の続き
A:それでも強行するしかないと思った。

……駄目だ。いくら考えてもいいアイデア浮かばない。やはりこの場で全員殺害するしかない。
仮に失敗するにしてもやらずに後悔するよりはやって後悔したい。

しかし僕が一旦そう決意すると、ドス黒い感情がふつふつと沸きあがってきた。

このナイフは二人切るだけで使えなくなる…?この銃では三人までしか殺せない…?何を言ってるんだ?
ナイフは“切る”ことができなくなっても突き刺すことはできる。銃も零距離なら一発で仕留められる。
そしてなにより、拘束するなんて考えた自分がとんでもない愚かものに思えてきた。
そんなことはあの臆病者の美樹本なんかがすることだ。
そんなまどろっこしいことをせずとも有無を言わさず殺してしまえばいい。

無駄な動きは一切無くし――感情を必要とせず――ただ、静かに殺す。

僕はゆっくりと俊夫の元に近づいていった。
「ん…?どうかし…ッ…」
それが彼の最後の言葉になった。
ナイフを一閃させて彼の頚動脈を断ち切る。――みんな何が起こったかわからない。
そして続けざまに近くに立っていたものの頭部へ銃を発砲。――ここで皆気付き悲鳴をあげる。
逃げ出そうとする者のの背中にナイフを突き立てる。――三人。
さらに自分から一番遠くへいたものへ発砲。――うまい具合に急所に当たった。

272 :637:2006/11/01(水) 21:22:21 ID:7h/TrWI7
アハ、アハハハハハハハハ!!
逃げ惑い絶叫する者たち。
いつしか僕は銃とナイフの交叉による殺劇に異様な興奮を感じていた。
美しい……なんて美しいんだ…!こんなにも美しい殺し方があったなんて!
歓喜、狂喜、壊喜、崩喜。 
世界がきれいに歪む。ボクに陶酔。

恐怖で動けなくなったものへ死界への一撃を。――五人。
尚逃げ出そうとするものへ死神の咆哮を。――六人。

ザザッ、ザ――。
視界にノイズ、耳腔に干渉。

ボクの殺劇が一度途切れる。
あるものが二階へ、あるものが厨房へ。
アハハハハッ、どこどこまでも逃げるがいい。お前たちはボクの贄とする。
追おうとして、ふとまだ一人動けなくなっている女に気付いた。誰だっけかな…?この女は…。
なんだかすごく思い入れがあったような気がするけど……まぁ、いいや。
ボクはゆっくりと、その女に、銃を向け―――

ザ―、ザザッ、ザ――――ブツリ。

終「Silent Killer」

コンテニュー >>258B or >>269B

273 :名無しのオプ:2006/11/01(水) 22:14:39 ID:Tw6MI0TN


274 :名無しのオプ:2006/11/01(水) 23:40:56 ID:1bb5TBCl
>>268
真理のEDが先だったのでそうなりました。後日談を真理でやっているので、みんなに会いに行きその後の状況を知りながら、最後に真理に会いにいくというパターンは消えたのです。
もっと犯人が未成年だったパターンも消えそうでしたので、留置所の面会室に会いに行くという話にもなりそうでした・・。
話は全て選択肢の結果で、伏線も消費できたものがあるとはいえ、未だ謎が残ったり説得力も少し(てかかなり)弱い部分もあるなぁと思います。解決編が長すぎるのもイマイチ・・・。
トリックも死体発見の順番で変わっていったので、ある意味一番やりごたえがあったパターンだったかも知れないです(犯人指摘でほぼ全員分書くハメになるとか・・)
>>258
の方のBでお願いします

275 :名無しのオプ:2006/11/02(木) 00:51:02 ID:rANE5AHn
みどりのはね逃げ編書いたのって、もしかしていつぞやのゲサロの二人の片割れ?

276 :名無しのオプ:2006/11/02(木) 05:19:59 ID:Xl4Nb9vw
>>275
いや、違うと思う。家ゲ板なら結構色々書いたけど・・
何かあったの?

277 :名無しのオプ:2006/11/02(木) 16:55:40 ID:rANE5AHn
>275
かつてゲームサロン板に「一行づつ書いてかまいたちっぽくするスレ」というのがあってな。
スレタイ通り一行レスだけのネタスラだったんがだ、ある日住人が暴走してストーリーが書かれだした。
収集がつかなくなりそうなところを「学生のほう」「学生でないほう」という二人が(半ば強引に)スレのネタを一本のストーリーにした事があった。

278 :名無しのオプ:2006/11/02(木) 18:22:21 ID:XX5smHmI
>>277
>>276じゃないけど、そんな事があったんだ。
そこまでしてかまいたちのストーリーを書きたがってたのなら、
二人ともこのスレの職人さんとして活躍してる可能性は高いよね。
本当にここにいてももちろん名乗る必要はないけれど、
もしよければこれからも頑張ってください。

279 :名無しのオプ:2006/11/02(木) 18:29:04 ID:20kUihJ4
>>278
作品だけならまとめサイトで一部読めるよ。
職人のレスや経緯はわかんないけど。

昔の作品見てたら白雪村編の続きが見たくなった。

280 :名無しのオプ:2006/11/02(木) 20:40:42 ID:Xl4Nb9vw
>>277
どうもありがとう。自分はコテ基本的につけないし・・。そもそもここでもROMってた人間なので。
×3発売前後なら家ゲのスレにいたけど。

281 :637:2006/11/03(金) 19:01:00 ID:JxsmcyRe
>>258の続き
B:誰かを犯人に仕立ててしまえばいいんじゃないだろうか。

……そうだ。考えてみれば、今この状況にあるのは犯人が誰であるか分からないからなのだ。
外部犯なのか?内部犯なのか?それすら分かってない状況だ。
…だったら、それを分からせてやればいい。
誰だっていつまでもこんな状態のままでいたいとは思わない。
ならば僕たちの中で最も疑わしい人物を考え、そいつが犯人だと示唆すれば皆必ずその人物が犯人と思うようになる。
そうなれば被疑者は弁明できない――いや、させない。
おそらく朝まで縛っておくかどこかに閉じ込めておくかすることになるだろう。
そしてその時こそ好機。彼らのとっては致命的な“安心して自由に動ける”時間が生じる。
…完璧だ。後は実行に移すのみだ。

僕は思考する――まず誰なら犯人にできるかを。
一部の犯行が可能だった者では駄目だ。それでは僕自身も含まれてしまう。
考えるのは一連の事件で全ての犯行が可能だった人物でなければならないが―――何人か思い当たる。
いずれも決め手となる証拠はないが……大丈夫だ。
証拠がなくとも論理性があれば説得力はある。

さて、思い当たった中で誰を犯人に仕立てるか―

A:小林夫妻

B:OL三人

C:俊夫

282 :名無しのオプ:2006/11/03(金) 20:24:47 ID:bAsNx4Se

でおねがいします

283 :637:2006/11/05(日) 19:39:03 ID:Ip/QFBTo
>>281の続き
A:小林夫妻

やはり思い当たった中では一番犯人にしやすい人…彼らにすべきだろう。
なに、仮に失敗したとしても謝ればいいだけのことだ。
「透……どうしたの?さっきから何か考えこんでるようだけど…」
真理が何か期待するような声で聞いてくる。
「……………わかった」
「え?」
「分かったんだ。田中さんや美樹本さん、みどりさんを殺した犯人が…」
「本当に!?……一体誰なの、犯人は?」
「犯人は………小林夫妻です」
全員が小林さんの方を向く。
「な、何だと!どうして私たちが犯人なんだ!ふざけるのはやめてくれ!」
やや青ざめながら小林さんが突っかかる。
「そうよ…!叔父さんたちが犯人なわけないじゃない!」
「まぁ待ちぃや……兄ちゃん、そこまで言うなら何か根拠があるんやろな?」
「香山さん……!」
「…はい。説明する前に言っておきますが、これから僕が話すことの全ては、犯人が内部犯と仮定してのことです。
そうでなければ誰にも見つからずに、ということは考え難いですから…。
では…まず、僕は一連の事件で誰なら全ての犯行を行えたかを考えてみたんです」
「……待ってくれ。全ての事件を起こした犯人が同一犯とは限らないだろう?」
小林さんが反論する。
「はい。ですがそれを考えても犯人は絞れないでしょう。
それより全ての犯行が行えた者……それこそが最も犯人に近い人物だと思いませんか?」
「……………それが私だと言うのか」
「そうです。…正確には今日子さんも含めて、ですが。では、第一の事件から考えてみることにします。
田中さんが殺された時間……つまり窓ガラスが割れたとき、談話室にいなかったのは俊夫さんだけでした。
だから最初僕は田中さんを殺したのは俊夫さんだと思ったんです」
俊夫がむっとした顔で僕を見る。
「…ですが音がした時間から僕たちがあの部屋へ踏み込むまでせいぜい十五分ぐらいでした。
香山さん……人をバラバラにするのにどれくらいの時間がかかると思いますか?」

284 :637:2006/11/05(日) 19:39:34 ID:Ip/QFBTo
「そうやな……わしは直接死体を見たわけやないから正確には分からんが…
ごっつい刃物を使おたとしても三十分ってとこやろな。
……ちゅうことは何や、あの田中言う男は窓ガラスが割れたときに殺されたと違うんか?」
「はい。わずか十五分程度で人をバラバラにできる人間はいない…
おそらくこれは犯人が犯行時刻を誤魔化すために時間差トリックを使ったと思われます」
「時間差トリック……つまり、窓ガラスに何らかの細工をしたってこと?」
真理が確認するように聞く。
「ああ。実際に犯人が窓ガラスにした細工は分からない。
だけど、例えばあらかじめ窓ガラスの音をテープレコーダーで録音しておいて、
それをどこかの部屋で大音量で流す、という方法もあることにはある。
まぁこれは問題点だらけの無茶な例だけど、何にせよガラスの音を出す方法があったとすれば、
談話室にいた人間にも犯行が行えたということさ。
…しかしその中でも二階へ行かなかった人がいるから、その人たちを消してみよう」

僕は一呼吸おいてから、辺りを見回して言った。
「まず僕と真理。僕と真理は夕食後もずっと食堂にいて、結局その後も二階へ戻ることはなかった。
これを裏付けてくれる人は何人もいると思います」
反論がないようなので続ける。
「次にOLさんたち。彼女たちは一旦部屋に戻ったものの、例の脅迫状があったためすぐに一階へ降りてきます。
田中さんをバラバラにする時間はありません」
うんうん、と女の子たちがうなずく。
「続いて香山夫妻。彼らも荷物を置くために部屋に行きますが…すぐに降りてきたため、やはり時間がありませんでした」
…ここでしばらく黙る。残った者が犯人だと言わんばかりに。

285 :637:2006/11/05(日) 19:40:09 ID:Ip/QFBTo
「おいおい!それじゃあ俺まで犯人に含まれてるじゃあないか!」
「私たちだってそうだ!私たちにだってアリバイはある!」
「ええ。確かに小林さんは夕食後もフロントにいて、その後もずっと僕たちと一緒にいたから犯行は無理です。
ですが奥さん…今日子さんはしばらく見かけませんでした。聞きたいんですが奥さん、その間何をしていらしていたんです?」
「今日子は……今日子は夕食の後片付けをしていたんだ!」
小林さんが代わりに答え、今日子さんも焦ったようにそれに頷く。
「では小林さん、あなた以外にそれを証明できる人がいますか?」
「それは…っ……!」
返す言葉がないのか小林さんは押し黙る。
「……いないでしょう。それではアリバイになりません。
つまりこの時点で田中さんを殺せたのは、俊夫さんか今日子さん、ということになります」
「……まだ続きがあるんだろう!?早く話してくれ!」

早く疑いを晴らしたいのか俊夫が急かす。僕は一息ついてから言った。
「……分かりました。では次に第二の事件を考えてみます。
美樹本さんが襲われたとき、外にいたのはもちろん僕と小林さんと俊夫さんです。
俊夫さん……あの時倒れている美樹本さんを発見したのはどちらが先でしたか?」
「そ、それは…オーナーだ!オーナーが先に発見したんだ!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ…!確かに見つけたのは私の方が先だが…そもそも美樹本さんの後を付いていったの君だろう!?
君がやったんじゃあないのか!」
「あの時僕と美樹本さんはかなり離れていました…。
もし僕がやったのであれば僕は美樹本さんのもっと近くにいなければなりません。
つまり、美樹本さんを襲った可能性が最も高いのは……小林さん、あなたです」
今日子さん以外が小林さんに疑いの目を向ける。

286 :637:2006/11/05(日) 19:41:28 ID:Ip/QFBTo
「な、何を……馬鹿なことを言うな!!違う、私じゃあない…!」
小林さんもかなり焦りだしている。あと一押しだ。
「では最後に、みどりさんの事件です。
美樹本さんが部屋に運び込まれたあと、治療を行っていたのは小林さん、今日子さん、みどりさんです」
みんなはっとなって息を呑む。
「もう分かったと思いますが……この時も殺せた可能性が最も高いのが…小林夫妻、あなたたちです」
小林夫妻は顔面蒼白になりながら呆然としている。
「僕が着替えを済まし部屋を出て“みどりさんはどうしたんですか?”と聞いたときあなたはこう言いましたね。
“何か調べたいことがあると出ていった”と。
しかしそれは嘘だったんじゃないですか?その時既にみどりさんを殺していたんじゃないですか?
もしかしたら美樹本さんも、この時自然死に見せかけ止めを刺したのかもしれません」
僕は確信した。決まった、と。今間違いなく疑いの目は小林夫妻に向けられている。

「そんな……嘘でしょ!?叔父さんたちが……叔父さんたちがそんな事するはずないわ!」
真理が弁護しよう声を上げるが、俊夫の静かな怒声がそれをかき消した。
「オーナーぁ…!あんたたち……あんたたちがみどりを殺したのかっ!!」
俊夫が今にも小林さんに掴みかかろうとする、が僕がそれを押しとどめる。
「どけ!!なんで止めるんだ!こいつらがっ……こいつらがみどりをっ……!!」
「落ち着いてください!僕は状況から推察して彼らが犯人と言ったのです!証拠があるわけじゃありません…!」
「何だと!?無責任なことを言うな!」
「ですから…!僕の言うことが正しいと思うかは皆さんに判断して頂きたいのです。
それと小林さん……何か言い訳できることがありますか?」
「……っ………!」
何か声を上げようとする、がそのまま黙りこむ。僕は心の中でニヤリ、と笑った。

287 :637:2006/11/05(日) 19:42:05 ID:Ip/QFBTo
突然、女の子たちの内の一人が立ち上がって言った。
「あたし……あたし、この人たちと一緒にいたくありません!部屋に戻ります!」
そう言って有無を言わさず階段を上がっていく――他の二人もそれに続いた。…ますますいい展開だ。
「違う……違うんだ…!私たちじゃあないんだ……!」
「小林くん、君とは旧知の仲や……せやけど透くんの言うことは理にかなっとる。言い逃れはでけへんで」
このおっさんも良い具合に騙されている。愉快で堪らない。
「嘘よ……叔父さんたちが、そんな……」
真理もすっかり意気消沈している。

「それで……どうするんだ。こいつらは」
俊夫が汚いものを見るような目つきで小林さんをたちを見る。もはやオーナーと従業員という関係は完全に失われていた。
「小林さんたちが犯人だという証拠はありませんが…
それでもやはり彼らが犯人である可能性が高いのは分かって頂けたと思います。
ですからここは皆の安全を考えて……地下室にでも入ってもらうしかないんじゃないでしょうか?」
「地下室か………なるほど」
「ちょっと待ってくれ……!……分かった、私はどうなろうと構わない…!
だから今日子だけ…今日子だけは自由にしてやってくれないか…?」
「あなた…!」
小林さんが必死の思いで哀願する。しかし
「ダメだ。犯人かもしれない人間を野放しに出来るわけないだろう」
俊夫が冷たく言い放った。……あまりに滑稽なやりとりに笑いを堪えるのが大変だった。
そして――小林夫妻は地下室へ。マスターキーなどの鍵は俊夫が管理することになった。

288 :637:2006/11/05(日) 19:48:35 ID:Ip/QFBTo
「これでみんな安心して眠れるはずだ。そうだろ?」
僕は俊夫の言葉に頷いたが、真理はまだ顔を伏せたままだ。
「せやな。わしらは部屋に戻らせてもらうわ。君らもそうやろ?」
「はい…。真理……僕らも戻ろう?」
僕がそう言うと真理は小さくえぇ、と呟いてついてくる。
「ほな気をつけてな」
香山が最後にそう言って自分の部屋に入った。僕は鼻で笑って気をつけるのはあんたの方だよと心の中で返した。
…さて、まずはこれから俊夫を始末し、マスターキーを奪いそれから……
と考えながら自分の部屋に戻ろうとすると服の袖が引っ張られているのを感じた――真理?
「透……お願い。一人にしないで」
そう言いながら真理が僕にもたれかかってくる。彼女の体は、少し震えていた。
「え………ああ、もちろん。僕の部屋に来るかい?」
「………うん」
僕は自分の部屋のドアを開けると、彼女を先に通した。

僕がベッドに座り、真理も寄り添うようにして隣りに座る。
「私……まだ信じられないわ。叔父さんたちが、みどりさんを殺したなんて…。
透だって本気で叔父さんたちが犯人だと思ってるわけじゃないでしょ…?」
「ああ…。さっきも言ったけど、僕は状況を推察したに過ぎないから…。
僕だって、あの人の良さそうな人たちが本当にみどりさんたちを殺したとは思えない…」
少し安心したのか真理の表情がゆるむ。
「……ねぇ、みどりさん…本当に死んじゃったのかな…。
あれじゃ、俊夫さんがあまりに可愛そうだわ……」
可愛そう…?僕はふと、みどりさんが殺されたときの俊夫の表情を思い出した。
彼はなぜあんな表情をしていたのか…。…みどりさんのことを愛していたから?…愛って、何だ…?

289 :637:2006/11/05(日) 19:49:11 ID:Ip/QFBTo
真理の横顔をみる。
例えば彼女が僕じゃない誰かに殺されたとしたらどうか。
僕は犯人を憎むだろう。だがその怒りは僕の獲物を獲られたという怒りとは違う気がする…。
そういえば食堂の時もこんな風に横顔を見た。
あのとき僕は確かに真理を殺すのが惜しいと思ったが……それは、つまり、僕は真理を殺したくなんかない…?
…いや、何を考えてるんだ、僕は。おかしいぞ。
しかし沸き上ってくる胸のざわつきを振り払おうしても、もやもやした気持ちが晴れることはなかった。
だから僕は真理に――

A:「俊夫さんはどうしてあんな顔をしていたのかな…」
  答えを求めてみた。

B:「…………………」
  何も言わずに、彼女を抱きしめてみた。

290 :名無しのオプ:2006/11/05(日) 20:50:02 ID:TZ051UaO
>>289
Bで

291 :名無しのオプ:2006/11/07(火) 03:08:08 ID:/Lr2I/6W
「ひゃっはっは!
ひっひゃっひゃっひゃ!!!」
俊夫さんだった。
俊夫さんが急に爆笑しだしたのだ。
理由は分からない。
しかし、皆で楽しくディナーを楽しんでいた食堂を
凍りつかせたことだけは確かだった。
「…俊夫くん?一体どうしたっていうの?」
みどりさんが泣きそうな顔で俊夫さんを見ている。
みどりさんの言葉を聞いた俊夫さんは、いきなりテーブルを引っくり返した。
テーブルの上にある、たった今置かれたばかりの
ミシシッピ・マッドケーキが床に落ちて潰れた。
「何をするんだ!俊夫くん!」
小林さんが悲痛な叫び声をあげる。
ふと腕に圧力を感じて、真理を見ると、真理がぼくの腕を強く掴んでいた。
豹変した俊夫さんに慄いているのだろうか。
俊夫さんは爆笑しながら、食堂から駆け足で出て行った。
一体、何が起きたというのだろうか…。

292 :名無しのオプ:2006/11/10(金) 04:23:46 ID:pjMTa025
保守

293 :637:2006/11/10(金) 14:45:05 ID:cikW4tKJ
>>289の続き
B:「…………………」
  何も言わずに彼女を抱きしめてみた。

この気持ちが何なのか、答えは彼女にあると思った。
「……っ……とお、る…?」
真理は一瞬体をこわばらせたが…抵抗はなかった。 
しかし衣服越しに伝わる彼女の体温に妙に心が安らぐ…。こうして人と触れ合うのはどれくらいぶりだろうか?
あろうことかいつまでもこのままでいたいと思う自分までいる…。
そうしていると真理も僕の肩に腕を回してきた。
「透………私、怖い…。どうして…?どうしてこんなことになっちゃったの…?
私たちはただ、スキーをしに来ただけなのに…!」
ぎゅっ、と僕にしがみ付いて真理は嗚咽を漏らす。
彼女はこんなに弱さを見せるような人間だったろうか?
「真理…確かに信じられない気持ちは分かる。でも、起きてしまったことから目を背けちゃダメだ…」
この状況に追い込んだのは―

「わかってるわ…!でもっ…それでも…!」
他でもない―

「真理っ!これはお芝居でもなんでもないんだ…!」
僕自身だというのに…。

言ったら真理は泣き出してしまった…。
彼女には現実を素直に受け止めるだけの強さがなかったのだ。
そしてそんな真理を見て、どうしてか罪悪感を感じてしまう…。
「ごめん…。言い過ぎた…」
真理の髪を優しく撫でながら深く抱きしめる。だが一方では思うのだ。
違う…!こんなのは僕じゃない、と。
真理を慰めようとする気持ちとそれを認められない気持ち。どちらも確かにあって異なる気持ち。
僕は……彼女をどうしたいんだ?

294 :637:2006/11/10(金) 14:46:21 ID:cikW4tKJ
困惑したまま抱いていると、やがて真理は僕から離れ、目元を腕で拭いながら口を開いた。
「……あ〜あ、何だか泣いたらスッキリしちゃったわ。…でも、なんか悔しいなぁ…透に泣かされるなんて……」
「どういう「あれ?」
意味?と聞こうとしたらふと、真理がなにかに気付いたような声を出す。
「透……どうしたの、ここの首のところの傷…」
「!!」
美樹本にやられた傷……!僕は思わず傷を手で覆っていた。
「昨日は…そんな傷なかったわよね?どうしたの?」
「…あ、いや、多分着替えるときに、服に引っ掛けたんじゃないかな…」
「引っ掛けた?引っ掛けてそんな傷ができるかしら…?」
ま、まずい…話題を変えなければ…。

A:「真理、シャワーでも浴びたらどう?」

B:「じゃあ何の傷だと思う?」

C:反射的に真理にキスをしていた。

295 :名無しのオプ:2006/11/10(金) 14:51:52 ID:YGBvcZtD
Bでおねがいします!

296 :637:2006/11/11(土) 17:36:43 ID:2AAOZ4GY
>>294の続き
B:「じゃあ何の傷だと思う?」

まるで傷がいつ付いたのかわからない、という風に言った。
「そうね……何かで切ったような傷みたいだけど、痛くない?」
真理が僕の傷に軽く触れながら言う。
「ああ、もう血も止まってるし、痛みもないから大した傷じゃないよ」
「そう…よかった。でも変なところ切ったわね…。どうやったらそこにそんな傷が付くのかしら?」
気になったら納得しないと気が済まない性格なのだろうか?
それともあのみどりさんのように悪い意味での女の勘、というやつなのか…。
いずれにしてもそれは僕を困らせることにしかならない――

A:>>294のA

B:「これはね、ナイフで切った傷さ」

C:>>294のC

297 :名無しのオプ:2006/11/11(土) 20:01:58 ID:QFzv4hNx
C

298 :名無しのオプ:2006/11/14(火) 00:41:40 ID:iw1rmipc
保守っとくか

299 :名無しのオプ:2006/11/14(火) 00:51:01 ID:7sm3mSFv
ミス板は1ヶ月放置しても落ちないから大丈夫

300 :名無しのオプ:2006/11/19(日) 09:54:07 ID:jCIZhZrs
さんびゃく

301 :637:2006/11/19(日) 13:36:10 ID:AOGp+cOS
>>296の続き
C:反射的に真理にキスをしていた。

真理からすれば不意をつかれたのだから、キスをした、というより唇を奪われたという感覚だろう。
とはいえそれはほんの少し触れる程度のものだったし、
一瞬でも彼女の気を惹ければよかったのですぐに離れる。

「…………………」
何が起こったかわからないという顔をし、
「…………真理?」
しばらく何の反応も示さない真理に僕は少し狼狽する。

怒らないのか…?
正直なところ平手打ちくらいは予想してたし、覚悟もしていた。怒って自分の部屋に戻ってくれればそれでよかった。
だが彼女の反応は違った。
「……え?…い、いま、今……!」
突然真理は顔を赤くしながら確認するように自分の唇をなぞる。
意外…。彼女は反応しなかったのではなく、それ以前、理解できてなかったのだ。

「ど、どうして…?」
「ん…心配してくれる顔を見てたらしたくなったんだ」
悪びれなく言った。
「…もう、するならするってちゃんと言ってよ!ビックリするじゃない!それに…それに、私、初めてだったのに……」
はぁぁ、と気落ちする真理。
どうりで反応が初々しいと思ったが…しかし、“今からキスします”なんて言うやつがいるだろうか?
「えぇと、それは知らなかったよ…ごめん」
「透にはわからないでしょうけどね!私にとっては、大事なことなんだからっ!…だから…、だからっ……」
…?トーンが上がったり下がったり言い淀む様子が何だかおかしい。
「真理、言いたいこ「…やり直しよ!あんなのダメ!だからもう一度、今度はちゃんとしてっ!」
僕の言葉が遮られ、真理は顔を真っ赤にしながら堰を切ったように言った。

302 :637:2006/11/19(日) 13:37:21 ID:AOGp+cOS
「………………」
何でだ?どうしてこんなことなるんだ?まったく予想外な事態に頭を抱えたくなる。
「…う〜………」
…だがここは断るわけにもいかないようなので僕は居直ることにした。
「……わかった。じゃあ、はい…こっち向いて…」
「ん……」
肩を掴んで真理を正面から見据える。
さっきと違って今度は顔を直視することになるので妙に緊張する。…今更ながらに何をやってるんだ僕は、とも思う。
だからなるべく早く、簡単に済まそう…、と思いながら唇を重ねた。しかし――

「―――!?」
真理は唇が触れた瞬間、僕の首から後ろ手に手を回し、頭と背を抱えた。
その衝撃で自然と僕も真理を抱きしめるような形になる。
それは、まるで恋人同士がするような――

「……ん…っ……」

今度は僕がビックリする番だった。
触れる彼女の柔らかな唇は…擬似的な甘美さを伝え、
さらに暖かな抱擁から陽だまりのような心地よさを感じる。
緊張もいつのまにかドクン、ドクンと鼓動の高鳴りに変わっていた。

303 :637:2006/11/19(日) 13:38:39 ID:AOGp+cOS
「……ふふ、どうしたの。顔が真っ赤よ?」
どれくらいそうしていたのだろうか。
離れた真理が何か勝ち誇ったような笑みで僕を見つめる。
「いや、え、あ…なんで……」
思考が定まらずに滑舌が悪くなる。動悸も一向に収まらない。

「あは、何慌ててるの。私たち付き合ってるんだし、これくらい当たり前でしょ?」
さも当然のように言う真理。何か悔しいので
「……さっきが初めてだったくせに」
ボソリと言った。
「何 か 言 っ た?」
その言葉は怒気をはらんでいたので別に、と返した。
「ふん、でもその様子だと、透だってこういうの初めてだったんじゃない?」
…当然、人と必要以上に関わりを持とうとしてこなかった僕にそんな経験はない。

304 :637:2006/11/19(日) 13:40:17 ID:AOGp+cOS
「まぁそれはともかくさ…こんなときに不謹慎じゃあ「先にしてきたのは透の方だけど」
…最後まで喋らせろっ!
と心の中で突っ込んだが確かに元々僕が招いたことなので何も言い返せない。

少しの間があり真理が思い直したように口を開く。
「……うん、まぁ透の言う通り、こんなときにっていうのも考えたわ…。…でもね、本当はすごく安心したの。
髪を撫でられているとき、キスをしているとき、その時だけは…今日のこと、忘れられたような気がした。
…ううん、気のせいなんかじゃない。例えば、こんなふうに抱きしめられているときも……」
甘えるように言いながら真理が僕の胸に覆いかぶさってくる。

「やっぱり、そう。……透、好きよ。大好き………」
初めて聞く、真理の呟くような告白。
体温が一気に上昇する。
何なんだ…この気持ちは……。鳴り止まない鼓動。決して感じたことのない感覚。
だけどその感覚は、とても暖く、無垢で…
もっと触れてみたい、そう思い――

A:感情に流されるまま、押し倒していた。

B:感情を、押し殺した。

305 :名無しのオプ:2006/11/19(日) 19:37:12 ID:MpewO2gK
ちょっとエッチなkam A itachinoyoru

306 :名無しのオプ:2006/11/19(日) 21:29:08 ID:jE1NZhJ8
こういうのを待ってた!!!
Aでお願いw

307 :名無しのオプ:2006/11/19(日) 21:30:20 ID:T6YMKTEU
俺も全力で A を選択するぜ!

308 :名無しのオプ:2006/11/20(月) 11:03:32 ID:p6O9ZJfX
お前ら大好きだw

309 :名無しのオプ:2006/11/25(土) 12:38:28 ID:GkOqd1w9
念のため保守


310 :名無しのオプ:2006/11/25(土) 13:40:25 ID:mrwZ7VKK
だったら上げろ

311 :名無しのオプ:2006/11/25(土) 17:24:21 ID:Vqn2QrTT
官能編ですか?

312 :637:2006/11/26(日) 20:38:24 ID:mthrfrfE
>>304の続き
A:感情に流されるままに、押し倒していた。

真理の両肩を掴んでベッドへ覆いかぶさる。
「!?ちょ、ちょっと…!ダメよ、こんなときに…これ以上は……!」
察したのかわずかに抵抗の力を感じる。
「こんなときだから、さ。僕もすごく不安なんだ…。…ダメかな?」
「そんな言い方、卑怯よ…」
「ごめん。けど、真理が安心するように僕も安心したい。
キスだけじゃ足りない…もっと真理を感じたいんだ…」
何故こんな感情に駆られるのか…自分の行動なのに、理解出来なかった。

313 :637:2006/11/26(日) 20:39:27 ID:mthrfrfE

「透…私に何か、隠してない?」
「え…」
突然の問。
「今の透…何だか焦っているように見えるわ。
さっきキスしたときの表情も、その傷のことも、何か戸惑って誤魔化しているような…。
あ、別にするのが嫌っていうわけじゃないの。
こうしてきてくれるは、その、嬉しいんだけど…ただ、ちょっと気になって」
「……………」
「考えてみれば透、今までこんな風に積極的にきてくれたこともなかったよね。
付き合ってはいるけど…どこか私を避けてる、そんな印象だった。
でも、嫌われてるっていうわけでもなさそうだし…。
ねぇ…ちゃんと聞かせて。私のこと、好き?」
「…っ………」
ここにきてもまだ気持ちに整理がついてなかった。
好き?嫌い?それは僕が彼女に対して最も遠ざけてきた問だったからだ。
思えば今まで、なんと曖昧な付き合い方をしてきたのか…。
だが、ここではっきりさせなければならない。
でなければ今後の僕の行動にも影響する…そんな気がした。

僕は目を閉じ、自問し――言った。

A:「僕は、真理のことが好きだ。でも…」

B:「そんな君は…嫌いだ」

C:「…分からないよ!」

314 :名無しのオプ:2006/11/26(日) 20:43:26 ID:SP6gjLU+
A

315 :名無しのオプ:2006/11/26(日) 20:54:30 ID:FVQkW6ec
ラヴロマンス編かーーーー!?
A来ーい!

316 :名無しのオプ:2006/11/26(日) 20:58:02 ID:/DRvKjKT
うむAだな。

317 :名無しのオプ:2006/11/26(日) 21:07:38 ID:EL9sJF9l
満場一致でAだな
wktk

318 :名無しのオプ:2006/12/05(火) 14:17:21 ID:vccWlmAm
ワクテカ保守

319 :名無しのオプ:2006/12/10(日) 08:16:14 ID:KAdWMAGh
捕手

320 :釘魔編 ◆IJUrPaET6E :2006/12/10(日) 18:24:27 ID:L9Pa14Nh
>>47 D 可奈子ちゃんの勢いに押されてそのまま推理を披露し始めた。

「じゃあ、始めましょうか。まずは田中さんと俊夫さんのケースです。彼らはあまりにも異様な状況で殺されていました。
バラバラにされた挙げ句、釘を打ち込まれていた」
「それはもういいわよ」
「まあまあ。これ以外にも不審な点があります。出血の具合からみて、別のところで解体されて窓際に運ばれたと思われます。
なぜそんなことをする必要があるのか。」
「…それは、別の部屋で殺して運んだんじゃないの?」
「まあそうかも知れない。でも、異様な点はまだあってね、

A 窓が割られていたんだ」

B 密室になっていたんだ」

321 :名無しのオプ:2006/12/10(日) 22:34:00 ID:+gQVuRdr
おお、釘魔編復活?
Aでお願いします
wktk

322 :名無しのオプ:2006/12/10(日) 23:46:34 ID:/gOSNBXK
おお久々に追加されてる。
wktk
そういえばもうすぐクリスマス、かま1の日に近づいてるねえ

323 :名無しのオプ:2006/12/13(水) 18:51:35 ID:K++C38F5
本スレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1153735536/l50


324 :名無しのオプ:2006/12/17(日) 03:30:32 ID:jFKu96uG
保守+アゲ

325 :名無しのオプ:2006/12/21(木) 05:12:01 ID:Arfe7FHd
保守がてらにお知らせ

宮司を強迫し、韓国人を新役員に…鳥居も撤去 脱税目的で京都の神社を乗っ取り! 神社本庁が刑事告発

神社本庁の役員会が十二月七日に開かれ、平成十九年度一般会計予算大綱などが協議
されたほか、本庁業務検討委員会が提出した第一号報告書、京都府内の神社に関して公正
証書原本不実記載罪で刑事告発したことが報告された。
(中略)
★ 本庁が刑事告発

報告事項では、京都舞鶴市内の神社において、宮司を強迫の上、代表役員変更登記が
行われた事件が発生したことから、神社本庁が刑事告発したことの説明があった。
 府神社庁の調査によれば、被告発人は「同神社の土地を買い取ったので、神社を潰す」
などと言って宮司を強迫。被告発人らが総代会を開き、韓国人三人を新役人に選任している。
 脱税を目的とした神社乗っ取りと見られ、十一月二十二日には、同神社の社務所・石鳥居が
撤去されたことが確認されている。

ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/879827.html

326 :名無しのオプ:2006/12/22(金) 09:08:35 ID:o2eX1A+y
アゲ

非常にどうでもいい話はいらないから、続きが読みたいな

327 :名無しのオプ:2006/12/25(月) 19:10:37 ID:Vh4zFivv
だな

328 :名無しのオプ:2006/12/27(水) 00:43:16 ID:CTh3ithD
遠慮がちなノック。
今度は少し乱暴なノック。
悪夢の終わりはまだまだ先のようだった…。

ぼくは、この状況で生き残る為に何を為すべきか考えた。
どうする?

A. バスルームの天上裏に隠れる
B. ベッドをバリケードとしてドアの前に配置する
C. 窓から外へ脱出し、歩いて逃げる
D. “殺人者”を敢えて部屋に入れ、隙を突いて攻撃する
E. 「もうすぐ警察が来るぞ!」
  ぼくは大声でハッタリをかました。

329 :名無しのオプ:2006/12/27(水) 02:02:57 ID:Bxnd3MyD
いきなり新作キター!
とりあえずAでお願いします。

330 :名無しのオプ:2006/12/27(水) 21:56:47 ID:CTh3ithD
>>328の続き

A. バスルームの天上裏に隠れる

「真理、もうすぐここのドアは破られる。
今の内に、バスルームの天井裏に隠れるんだ。」
「でも…、外にいる犯人も、天井裏の存在くらい、
既に知っているんじゃないの…?」
「そんなこと言ったって、もう時間がないんだ!
早く隠れよう!」
ぼくたちは急いで天井裏へ逃げ込んだ。
次の瞬間、何かが破裂するような音がした。
そして、ドアが開かれたようだった。
小さな足音が、バスルームへ近付いてくるのが分かった。
バスルームの扉が開かれる。
もう一度、破裂音がした。
お腹が猛烈に熱い。
触れてみると、ぼくは大量出血していた。
どうやら、犯人は天井に向けて発砲したようだった。
真理の言う通り、気付かれていたのだ。
ぼくはそのまま眠りに落ちた。

                                 終
                                  (透死亡、コンテニュー>>328)

331 :釘魔編 ◆IJUrPaET6E :2006/12/27(水) 22:00:32 ID:GEsgYXLE
Dで

332 :名無しのオプ:2006/12/27(水) 22:02:03 ID:GEsgYXLE
しまった、コテトリが…orz

333 :名無しのオプ:2006/12/28(木) 00:45:32 ID:39vxvozb
>>331
ちょwwwおひさwつづきお願いしますよwww

334 :名無しのオプ:2006/12/30(土) 00:44:16 ID:awntrCz+
D. “殺人者”を敢えて部屋に入れ、隙を突いて攻撃する

「真理、ぼくは今から外にいる奴に攻撃をしかける。
危険だから、真理はバスルームの天井裏に隠れているんだ。」
「透…、大丈夫なの?」
「大丈夫さ。
ちょうど、バスルームに柄の太いモップがあったんだ。
あれで思い切り叩けば、どんな大男だろうと一発だよ。
…さ、早く隠れて。」
「気を付けてね…。」
そう言うと、真理はバスルームの扉を閉めた。
「さて…と。」
ぼくは、足音をたてないようにドアに近付き、鍵を開けた。
そして、ベッドの陰に屈んで身を潜める。

数分後、ドアは乱暴に開かれた。
来た…!
モップを握る手に力が入る。
足音が近付いてくる。
人影が、バスルームの扉に手をかけた。
今だ!
ぼくは、人影に飛び掛った。
破裂音。
ぼくは何が起こったのか分からなかった。
ただ、気が付くと、その場に倒れ込んでいて、体が動かない。
どうやらぼくの手は気付かれていたようだった…。

                                 終
                                  (透死亡、コンテニュー>>328)

335 :名無しのオプ:2006/12/30(土) 07:31:15 ID:9NVsOGlk
突破口があるのか不安になってきたw
Cで。

336 :名無しのオプ:2007/01/01(月) 08:28:37 ID:G+Vxep6/
おまいらあけおめことよろ!


書き手さんも忙しいでしょうが頑張って!続きをキボンヌ

337 :名無しのオプ:2007/01/05(金) 00:01:14 ID:HlIU3fuB
C. 窓から外へ脱出し、歩いて逃げる

「真理、毛布でも何でもいいから、
防寒になるものを、急いで部屋から持ち出せるだけ持ち出すんだ。」
「どうするの?」
「今から、そこの窓から外へ逃げ出すんだ。
雪が大量に降り積もっているから、飛び降りても大丈夫だ。」
「でも…、ほんの数メートル先も見えないような状態よ…?
上手くいくのかな…。」
「でも、時間が無い。
相手はプロかもしれないんだ。戦って勝てる相手じゃないよ。
諦めて逃げるしかないんだ。」

そして、ぼくと真理は部屋のベッドから毛布などを集めると、
そっと窓を開けて外へ脱出した。
「この道を真っ直ぐ行けば、街に出られるはずだ!」
ぼくと真理は、はぐれないようにお互いの体を紐で固定して、
前屈みになりながら歩いた。
凍死した。

                                 終
                                  (透死亡、コンテニュー>>328)

338 :名無しのオプ:2007/01/05(金) 01:45:03 ID:aqaOpQU1
Bで!助かる?

339 :名無しのオプ:2007/01/05(金) 01:50:17 ID:PyaAgPcg
間に合わんような
そもそも外開きだし

340 :名無しのオプ:2007/01/05(金) 02:31:17 ID:yywdPVY0
いや、運よくベッドの脚の下敷きになるか、
ちょうどベッドの下(倒れなかったら裏)にもぐり込む形になって、
二人がかりで待ち構えてやっつけられるかも。

341 :名無しのオプ:2007/01/05(金) 05:38:08 ID:iMULf4K4
ミッキー強敵(とも)だなぁw

342 :名無しのオプ:2007/01/06(土) 00:06:06 ID:en1w+fNU
B. ベッドをバリケードとしてドアの前に配置する

「よし、真理。
今から、ここにあるベッドをドアの前に配置して、
犯人が入ってこれないようにするんだ。」
「でも…、ここは外開きの扉よ?」
「う…、いや、ベッドを縦に立てて配置すれば、
入口が丸々塞がるじゃないか。」
「そんなことをしている時間はないでしょ!」
確かに…。
しかし、ぼくは考えることをやめて、行動に出た。
ベッドを移動させようと、手をかけ、踏ん張る。
ベッドが少しずつ動き出す。
「よしっ、良い感じだ!」
それと同時に、目の前のドアが開かれ、ぼくは射殺された。

                                 終
                                  (透死亡、コンテニュー>>328)

343 :名無しのオプ:2007/01/06(土) 00:12:20 ID:F8DDHz11
縦読みもないようだし…

正解はこれだな
「選択肢を選ばず放置」

344 :名無しのオプ:2007/01/06(土) 00:50:51 ID:S6FaIp0R
いや、まだEがある!
これに望みをかけるっ!

345 :名無しのオプ:2007/01/06(土) 01:50:11 ID:eOWqVKZD
これどれ選んでもバッドエンドだったりしてw
本編がそれを匂わす終わり方だったし。
それともDの”殺人者”というのが引っ掛けで、実は別人だったとか?

346 :名無しのオプ:2007/01/10(水) 00:41:19 ID:RmMRMh8E
E. 「もうすぐ警察が来るぞ!」
  ぼくは大声でハッタリをかました。

すると、ドアの外で大きな足音が響いた。
どうやら、犯人は、ぼくたちのいる部屋から離れて、
階段を降りていったようだ。
ぼくたちがここまで辿り着けたという事実が、
犯人に、警察が来るというハッタリを信じさせたのだろうか?
と、すると、犯人は何をしに下に降りたのか?
ぼくは少し考えてから、行動に出た。

A. 「平気で何人も殺すような奴を放ってはおけない。」
  そう言うと、ぼくは真理を部屋に残して、犯人を捕まえることにした。
B. 「このままここにいれば大丈夫さ。」
  そう言うと、ぼくと真理はじっと待つことにした。

347 :名無しのオプ:2007/01/10(水) 02:31:43 ID:LzTODoDC
キター!

Aで!

348 :名無しのオプ:2007/01/10(水) 05:20:41 ID:wP+bkZMI
おいいいっ!
放っておけよおおおっ!

349 :名無しのオプ:2007/01/10(水) 11:12:15 ID:gu5kDSj1
死亡フラグたったんじゃ…

350 :名無しのオプ:2007/01/10(水) 20:24:14 ID:DMXBS2Uu
でも逃げたんでなければ犯人がこのまま引き下がるとも思えないから、
二人の死亡フラグが立つだけの気も。
こういう流れも斬新かも。

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