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昆虫大戦争:1万対1万第三部:帝国の最期

1 :1万対1万作者:2005/07/16(土) 23:36:03
昆虫版よりこちらに移動してきました。宜しく。
小説は遂に完結。今日からupしていきます。
夏の夜のひと時の息抜きにお楽しみください。

1万対1万第3部:帝国の最期:予告編。
遂に完結!カブクワ連合軍対スズメバチ・毒虫連合軍。
昆虫界の運命をかけて最終決戦に突入。
スズメバチ帝国の野望を打ち砕くべく、カブクワ達が大同団結。総大将は勿論あのパラワンの勇者アラゴルン。支えるは天才軍師、虫明の知略!
カブト・クワガタの勇者達も結集!
スズメバチに味方する毒虫らの実力は?カブクワの角と牙は果たして通じるのか?
恐るべき毒虫が出現!?
帝国の内部で暗躍する派閥闘争。帝国の宰相、魏延登場。周喩と魏延の権力闘争が決戦に思わぬ波紋を!?
その中心にある女王!? これが傑作キャラなのだw。
アラゴルンの一人娘ガラドリエルが大きな役目を?
最弱クワガタ、ミヤマの若大将、幸村。意外な活躍?
そして帝国の切り札。伝説の最強昆虫モンスターXとは?
危うしカブクワ連合軍。
そして意外な結末。
ご期待あれ。


2 :1万対1万作者:2005/07/16(土) 23:42:34
組織力・機動力・交信力。三つの力に秀でたスズメバチらは他の昆虫族を圧倒し、昆虫界の頂点に君臨しようとしていた。
単体ではカブクワには到底及ばぬ彼らであったが、集団対集団の組織戦ではカブクワ勢を圧倒しつつあった。
スズメバチらに遅れてはならじと、カブクワたちも種族ごとの部族国家を形成した。
しかし先の三つの力、組織力・機動力・交信力に劣る彼らはスズメバチには苦杯を舐めさせ続けていた。
 ここは大きなクヌギ林。オオヒラタの一族が樹液を吸っている。
そこにスズメバチの集団がやってきた。
オオヒラタたちはスズメバチらを追い払うべく、顎を開き威嚇している。
周囲を舞うスズメバチら。
スズメバチらはオオヒラタに対し一撃離脱の攻撃を加える。
その攻撃は決して無理をしない挑発程度のものだ。
短気で攻撃的なオオヒラタはめいめい勝手な方向にスズメバチを追いかけていく。
気がつくとオオヒラタたちは互いに味方の位置が確認できないほど、距離が離れてしまった。
リーダー格のスズメバチが仲間を呼んでいる。
驚異的な彼らの交信能力のおかげだ。
カブクワ族とは違い、遠くはなれた仲間とも交信ができる。
たちまちに仲間が集まる。
カブクワとは比較にならぬ素晴らしい機動力。
そして仲間からはぐれたオオヒラタに集中攻撃を。
百匹あまりのスズメバチの連続攻撃を浴びれば、
さしものオオヒラタの装甲も金属疲労を起こした鉄板のごとく、
食い破られてしまう。
恐るべきスズメバチの組織力。
こうしてオオヒラタ勢は各個撃破なされていく。
一匹また一匹と討ち取られていく・・・。
装甲の堅さとパワーだけに頼った一騎打ち戦法。
これがカブクワたちの伝統的戦術である。
しかしこの戦術はスズメバチらの情報伝達力と機動力を重視した集団組織戦術の前に完全に時代遅れとなっていたのだ。


3 :1万対1万作者:2005/07/16(土) 23:44:51
他の種族を圧倒し、昆虫界を支配せんと企むスズメバチら。
彼らは強大な帝国を築いた。
そしてまたパラワン族の国境付近にも彼らの大要塞〔巣〕が建設されつつあった。
苦慮するパラワン第15代国王アラゴルン。
彼の国は2度の帝国側との大戦に破れ、絶体絶命の危機にあった。
しかし、ここに奇跡が起こった。
天才軍師、諸葛虫明〔スズメバチ族〕が味方になってくれたからだ。
虫明はそのあまりの才を帝国の奸臣たちから周囲からねたまれ、
あらぬ詮議をかけられて幽閉の身であった。
パラワン族は彼を救い出し、自分達の軍師になってくれるよう依頼した。
アラゴルン「我らは武あっても智足らず、そなたの知力で我らを救って欲しい。」と。
虫明もまた奸臣どもを排し、帝国を本来の姿に戻すべく、パラワン族に協力することとなったのだ。
 アラゴルン率いるパラワン騎士団2千騎、支えるは虫明の知略。
3万のスズメバチ軍団と激戦を演じる。
15対1の戦力差を跳ね返し、遂に帝国側の要塞を撃砕することに成功した。
 しかし、これは戦いの序曲に過ぎなかった。
パラワン勢の勝利で勢いを得たカブクワ族は連合軍を結成。
一方のスズメバチ帝国側は毒虫族と同盟を。
2大陣営に分かれた昆虫界。
いま昆虫界の命運を賭けて最終決戦のときは迫りつつあった!


4 :1万対1万作者:2005/07/16(土) 23:45:35
帝国側

周喩(スズメバチ族)虫明を追放し、帝国の軍師に納まった男。連戦連敗中。前回第二部でもパラワン騎士団の剛勇と虫明の知略の前に全くいいところなく敗れた。雪辱なるか?女王の兄に当たる。

魏延(スズメバチ族)帝国の宰相。女王が何も知らぬことをよいことに権勢を振るい、したい放題の悪政を。モンスターX計画の推進者。周喩とは政敵関係。

女王(スズメバチ族)先代の後を継ぎ、即位したばかり。かなりの傑作キャラ。周喩の妹だが。

モンスターX(種族不明)伝説の最強昆虫。帝国の呪術師たちが復活させたというが・・・。

神聖センチピート帝国大帝(ムカデ族)一代でムカデ族を纏め、大帝国を築いた地龍の覇者。カブクワ打倒に執念を燃やす。ムカデ族の特性を活かした緻密な作戦でカブクワ軍を苦しめる。

神聖スコーピオン帝国大帝(サソリ族)一代でサソリ族を纏め、大帝国を築いた砂漠の英雄。カブクワ打倒に怨念を燃やす。伝説の40cmダイオウサソリ軍団を有するというが・・・。


5 :1万対1万作者:2005/07/16(土) 23:58:34
カブクワ連合軍側
虫明(スズメバチ族)蜂にしてIQ888の天才軍師。
もとは帝国側の軍師で、第1部ではパラワン軍団1万をその知略で壊滅させた。
しかし、そのあまりの才能が嫉妬をかい、あらぬ猜疑を掛けられ幽閉の身に。旧敵パラワンに救い出され、その後はパラワン騎士団の軍師となる。第2部ではスズメバチの要塞をその知略で撃砕した。第3部ではカブクワ連合軍の軍師として登場。

アラゴルン(パラワン族)パラワン第15代国王。隻眼のクワガタ王。
第2部では虫明を軍師として迎えパラワン騎士団2千騎を率い、3万騎のスズメバチ軍団と激戦を演じる。15対1の戦力差を跳ね返し、遂に敵の要塞を粉砕した。第3部ではカブクワ連合軍総大将となって登場。

ガラドリエル(パラワン族)アラゴルンの一人娘。気高く、強く、美しいパラワン族の戦う姫君。第2部ではパラワン婦女子挺身隊を率いて活躍。第3部では彼女の運命を大きく変える出来事が?そして大きな役割を担うことに?

幸村(ミヤマクワガタ族)父昌幸の名代として参戦。最弱クワガタの汚名を返上すべく、奮戦する。闊達で清清しい若者。虫明を純粋に尊敬している。力は弱いが機転が利く。

アイクマン(ホペイオオクワガタ族)短気なクワガタ族にあって、冷静沈着第1の男。虫明の片腕となって困難な仕事を請け負う。カブクワ連合軍の遊撃部隊の参謀。

タルカス(コーカサス族)、ブラフォード(アルキ族)、ウィンザレオ(スマトラ族)、セオデン(ヘラクレス族)
いずれもカブクワ軍団勝るとも劣らぬ剛勇の士。力自慢の彼らは虫明のような計算ずくの戦術を嫌っているようだ。虫明とはあまり仲がよくないのだが・・・。
狂戦士タルカス、破壊王ブラフォード、重戦車ウィンザレオ、怪力無双セオデンと皆リングネーム(?)は凄いのだが・・・看板どおりの戦いができるか?


6 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/17(日) 00:04:47
www.geocities.jp/jugongordie/

いや、なんとなく虫だっていうからさ……

7 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/17(日) 00:20:38
おお、ここか。

8 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/17(日) 11:55:00
虫国史かと思って来てみたら、あれっ?

9 :プチ虫王:2005/07/17(日) 13:53:59
見に来ましたぞ!
凄いことになっていますな。
ミヤマ幸村がんばれ!
アイクマンもがんばれ!

10 :1万対1万作者:2005/07/17(日) 16:00:02
そして、平和が訪れた...。

以上、完

11 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 16:59:32
俺が一万対一万の代わりに小説を書こう

 昆虫バトルロワイアルをなww

12 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 17:23:32
    昆虫バトルロワイアル生徒名簿

【男子一番】リノケロス     【女子一番】オオカマキリ
【男子二番】オオエンマハンミョウ【女子二番】ダイオウサソリ
【男子三番】オニヤンマ     【女子三番】アゲハチョウ
【男子四番】スマトラオオヒラタ 【女子四番】オオスズメバチ
【男子五番】セアカ       【女子五番】ミツバチ
【男子六番】アトラス      【女子六番】キングバブーン
【男子七番】マンディブラリス  【女子七番】ナナホシテントウ
【男子八番】コカブト      【女子八番】ベトナムオオムカデ
【男子九番】ヘラクレスリッキー 【女子九番】キリギリス
【男子十番】リオック      【女子十番】ハラビロカマキリ
【男子十一番】ヘラヘラ     【女子十一番】ゴライアスバードイーター
【男子十二番】タランドゥス   【女子十二番】デスストーカー
【男子十三番】ブケットフタマタ 【女子十三番】ヨナグニサン
【男子十四番】アルキデス    【女子十四番】タガメ
【男子十五番】フェモラリスツヤ 【女子十五番】コブラヘッド
【男子十六番】ギラファ     【女子十六番】タランチュラホーク
【男子十七番】ミヤマ      【女子十七番】アシナガバチ
【男子十八番】カブトムシ    【女子十八番】コカマキリ
【男子十九番】ノコギリ     【女子十九番】オオゲジ
【男子二十番】コーカサス    【女子二十番】ヒヨケムシ
【男子二十一番】オオクワガタ  【女子二十一番】カブトムシ♀

【司令官】パラワンオオヒラタクワガタ 【副官】モーレンカンプ


13 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 19:22:42

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワク テカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

14 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 19:47:53
人類はそれからしばらくして地上から消えた。
新生代第四紀から2億年たった今じゃ思い出す回数もずいぶんと減った。
哺乳類とは地球が温暖化してからはなかなか会えていない。
最後に会ったのは1億年も前かな。
カタツムリはジャンプ力を進化させて乾燥地帯に
草食動物として適応した。軟体動物初の砂漠の生物だ。
今ではデザートホッパーと呼ばれてオールシーズンで活動可能らしい。
デスボトルプラントは砂漠で落とし穴やってる。消化したい動物があるそうだ。
バンブルビートルはグリムワームのママになっちまってオメデトウというか
なんというか‥‥がんばれ。

15 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 19:48:29
粘菌のスリザーサッカーは巨大イカのメガスクイドころがしてる。
環形動物のガーデンワームは地上に出てきて時々賞味期限切れの藻類を
ゆずってくれる使えるヤツだ。
それともう一種スリックリボン‥‥‥は知らん。
そしてオレたちは今‥‥
いろいろあってまだ社会性昆虫やってる。
地球にはまた超大陸パンゲアができた。
風速100mの嵐が起こるのはわかるがちょっとうっとおしい。
オレたちはあれから薬品で駆除されたりしてはいない。
‥‥でもよ、人類。オレは最近思うんだ‥‥
また お前らの作った家が食いてー‥

16 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 20:00:20
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワク テカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

17 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/20(水) 23:45:11
>>12

男子10番のリオックだがメスじゃないとあの狂暴虫とは大分変わってしまいそうだがな・・・・。


18 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 00:28:35
どうも。小説upできず申し訳ありません。
実は急用ができ、ここ数日忙しかったです。
まあ、書き込みはできたのですが、ここに書き込むとそれに熱中してしまい、
本業がおろそかになってしまいますからね。(笑)
小説は23日には続編が載せれる予定です。
ご期待あれ。
23日には小説執筆の動機・経緯なども述べたいと思います。

19 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 00:48:19
今日はこの小説の背景・経緯・動機に関して間単に説明したいと思います。
もともとこの小説は昆虫版に掲載されたものでした。
そこでは「最強昆虫とは何か?」が論じられたました。
ある人はクワガタ最強を唱え、ある人はムカデ最強を唱え、またある人はサソリ最強を唱える・・・。喧喧がくがく、の論争が続いてましたね。
そこで作者が疑問を呈したのです。
スズメバチ最強説を。
これに関しては概ね否定的な見解が多数。
「広葉樹でスズメバチ対カブクワ(カブトムシ・クワガタ)の戦いを見たけど、スズメバチはカブクワに叶わず追い払われるのみ」と・・・。
尤もだと思いました。
作者自身も子供時分同じ体験をしてましたから・・・。
しかし・・・ここで考えたのです。
1対1ではスズメバチはカブクワには対抗し得ないかもしれない。
しかし集団対集団では?
たとえば1万匹のスズメバチと1万匹のクワガタが戦ったらどうかと・・・?
その顛末はこのスレのあらすじに書いた通り。
スズメバチ軍団の圧勝では?
この疑問から小説は始まったのです。


20 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:35:34
もう少し背景説明。
男の子なら誰しも経験あるんじゃない?
子供の頃の夏。カブトやクワガタに相撲を取らせ、熱中した経験を。
1999年.外国産のカブト・クワガタの輸入解禁。
それまで図鑑やテレビでしかお目にかかれなった巨大カブトやクワガタが飼育可能となった。国産のカブトやクワガタの倍以上の大きさのカブト・クワガタに皆魅了された!
そして再燃したのだ!どいつが最強なのか?と。
おりしも虫王のDVDも発売された。そこでは世界最強を自負する昆虫が、集い、K1 さながらのバトルを展開。カブトが、クワガタが、ムカデが、スズメバチが、タラチュラらが、そしてサソリが.? 最強はどいつだ!と。

オオヒラタ:国産のヒラタクワガタの大型種。
パラワン、スマトラアチェ、アルキがその代表。特にパラワンは全国のクワガタ相撲で殆ど優勝。最強のクワガタと評価されている。

コーカサス・ヘラクレス
共にカブト族。コーカサスはカブト勢にあって凶暴度No1.ヘラクレスはカブト界最大の巨体を誇る。


21 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:37:06
虫明「大王様。おひさしゅうございまする。」
アラゴルン「おお、虫明殿!息災で何より!」
「しかしだ・・・。」とアラゴルン。「どこぞのスレでは相変わらずの舌戦が繰り広げられているようだの。クワガタ最強だとか、毒虫最強だとか。懲りぬ連中だわな。」
虫明「まこと、カブクワたちの魂が乗り移っておるのでござろう。」
アラゴルン「ははは、これは一本とられたわい。まこと、我らは順番を待って飲んでも十分にある樹液を巡って争うのだからな。これは人のことは言えぬわい。」
虫明「此度の大戦。この論争に終止符を打てるかもしれませぬな。」
アラゴルン「そ、そうか!わしはどういう役じゃ?」
虫明「・・・。それはわかりませぬが・・・」
ガラドリエル「父上、此度の戦い。わらわが主役じゃ。」
アラゴルン「なんじゃと、そなたは花嫁修行でもしておればいいものを。」
ガラドリエル「第2部でのわらわの活躍お忘れか?わらわも出陣します!」
アラゴルン「わかった、わかった。まあそちの出番はないかもな。」
虫明「大王。油断は禁物かと。此度の戦い。これまでとは比較にならぬスケールですぞ。」
そうか、とうなずくアラゴルン、ガラドリエル父娘。
そうなのだ。あのスターウォーズともためを張れる大作。ご期待あれ。


22 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:40:49
第1話
今日は珍しく青空が広がる。数日続いた梅雨も一休みだ。そして・・・。蒼空を滑空する2匹のオニヤンマの姿があった。
オニヤンマA 「兄貴、もうすぐ任務区域ですぜ。スズメバチどもの本拠地がそろそろ見える筈ですぜ。」
オニヤンマB「よし、高度を下げて偵察といこうか。」
2匹はカブト・クワガタ連合軍、通称カブクワ連合軍、の傘下に入った偵察隊のメンバーだ。
高度を下げるにつれて敵の大要塞〔巣〕が次第に大きくはっきりと写ってくる。スズメバチ帝国の本拠地だ。その威容に2匹は思わず息を飲み込んだ。噂には聞いていたが、想像以上に大きい・・・。そのとき、どこからか多数の飛翔音が。
オニヤンマB「お、おいでなすったか。敵の歓迎だぞ!」
ゴマ粒のように見えたいくつ点が見る見る接近してくる。オオスズメバチの直衛隊だ。10匹以上が急上昇してくる。
2匹「捕まるかよ!」
羽を反転させ、遁走する2匹のオニヤンマ。追うスズメバチら。
が、速度性能にてオニヤンマはスズメバチを大きく凌駕している。あっという間に引き離されていくスズメバチら・・・。
2匹「ハハハハ!我に追いつくスズメバチなし、と!」
「ン・・・!?」
二匹は揃って声を上げた。
オニヤンマA「兄貴、見ましたか?湖の方。なんか、でっかい生き物が泳いでましたぜ。魚かな?」
オニヤンマB 「いや、あれは魚じゃねえ。まさかな・・・とにかく帰還して軍師殿〔虫明〕に報告しよう。」

ここはカブクワ連合軍の帷幕の中。オニヤンマらの報告を聞き終わった虫明。瞑目し一言も発さない。
オニヤンマA「・・・。軍師殿。どうも申し訳ござらぬ。我らの見間違いであったやもしれませぬ。」
いや・・・。と虫明。
「実はな、同様な報告は多数あるのじゃ。済まぬがその方ら、明日もう一度偵察に行ってはくれぬか。」
「はは!」と平伏する2匹。
(・・・。もう少し情報を集める必要があるな。帝国の者どもめ、何を画策しておるのじゃ)心の中で一人自問する虫明であった。


23 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:45:00
数週間後 盛夏。日が中空に昇るころ。
今日も強い日ざしが照りつける。炎天下の中、東の方より黒い甲虫の群れが進んでくる。平原を埋め尽くばかりのカブクワ連合軍10万騎。先頭を進むはヘラクレスカブト軍団。
長槍をかざし、一列に並んで進む様は、あたかも古代ギリシャの重槍歩兵密集部隊[ファランクス]のごとし。
第2陣はカブト界凶暴度N01.コーカサス軍団だ。これもまた一列に並び、三本角を天に向け、行進だ。
ネプチューン、ゾウカブト、モーレンカンブ・・・と巨大カブト軍団が陸続と続く。カブトの後にはクワガタが・・・。アルキ、スマトラアチェ、ダイオウら、太い牙を天に掲げて進むオオヒラタ軍団。
そして勇将アラゴルン率いるパラワン騎士団8千騎。カブクワ連合軍の決戦兵力だ。後衛には、国産カブト、ノコなど軽装兵が続く・・・。カブクワ連合軍10万騎。角と牙の装甲騎兵団。威風堂々の行進だ!
カブクワ連合軍はスズメバチ帝国の拠点を次々に潰し、遂に敵の本拠地を残すのみとなった。いよいよ最終決戦の時が迫りつつあった!


24 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:46:42
アラゴルン「虫明。しかし今度ばかりは余でも皆を抑えきれるかどうかは、わからんぞ。」
虫明「大王。これは当初からの約束であったはず。女王陛下の助命は、です。」
アラゴルンはカブクワ連合軍の総大将。虫明はその軍師であった。
2人がこの最高職にあるのはその実績[第2部参照]であるからに他ならない。
大行進の中、二人はある懸念を話し合っていた。その懸念とは帝国打倒後の戦後処理、わけても女王の処遇についてであった。
虫明の目的は帝国を私物化している奸臣どもを一掃することだった。
彼らは女王を騙して近隣に侵略を繰り返し、おのれの権力欲の赴くまま悪政のしたい放題であった。
奸臣どもを排し帝国を本来の姿に正すこと、これこそが虫明の願いだったのだ。が、しかし・・・。
アラゴルン「帝国に恨みを持つものは多い。女王は捕らえて絞首刑にせよ、といきまく連中も多いのだ。余とて、そちの願いを叶えてやることには異存はない。しかし見てのとおりカブクワ連中は人に言うことなど意に返さぬ連中が多くてな。余が抑えきれるかどうかは判らぬ。」
アラゴルンは言葉を繋げる。
「余はどうも悪い予感がするのじゃ。我々は勝ちすぎているように思う。
わが軍団は度重なる勝利に酔いしれ、スズメバチ帝国何するものぞ、といった侮りの感情を持つものが出始めておる。
クワガタ最強、カブト最強などと吹聴して回る者もな。驕り高ぶって思わぬ墓穴を掘るのではないかと、心配じゃ。」


25 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:49:19
「…は!…何だ、夢かぁ…」

さくらはそうつぶやくと、布団の中で一発、屁を放った。

26 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:52:44
虫明は数日前の評定の席を思い起こした。確かにアラゴルンのいうとおりだったのだ。

「ワハハハ、ここまでくれば勝利は目前、一気に敵の本拠地を攻撃しましょうぞ。」
評定の席、コーカサスの狂戦士タルカスが獅子吼する。
「そうだ、躊躇してどうする。戦は勢いよ!一気に攻め押そうぞ!」
アルキの破壊王ブラフォードが怒号する。
他のカブクワたちの意見も積極攻勢一点張りであった。
虫明「少しお待ちを。拙者はこのまま敵の本拠地を突くのは危険と考えまする。」
「軍師殿!何を弱気になっておられる!」
スマトラアチェの重戦車ウィンザレオが苛立った様子で詰め寄る。


27 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:55:09
虫明は諭した。
「理由は二つござる。一つは帝国側も必死であること。
拠点を全て失い、残るは本拠地のみ。彼らにも心に期するものがございましょう。
必ず巻き返しの策を講じておるはず。
それを考慮する間なく、総攻撃を行うのは敵の罠にみすみす嵌まりに行くようなもの。油断は禁物かと。」虫明言葉を続ける。
「これに関連してもう一つ。
知っての通り、毒虫族・直翅目族〔バッタの仲間〕は帝国側についておりまする。
しかし不思議なことに彼らはこれまでの戦いに一度も姿を見せておりません。
これには何か策があるはず、と小生は愚考いたしておりまする。いかに?」
カブクワたち「何を弱気な!帝国側に策などあろうはずがないわ!
毒虫やバッタどもが帝国側についただと? それは多分ガゼネタよ、ガゼネタ! 
仮についたとしても何ほど恐れる必要あろう!毒虫らの攻撃などわれらカブクワの装甲を打ち破ることなどできわせぬわ!」


28 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:57:04
虫明「ガゼネタなどと、とんでもござらぬ。
いくつもの情報源から彼らが同盟したことは確認できておりまする。
それに毒虫の攻撃がカブクワに通用しないなどと、何を根拠に申されておるのかな?」
カブクワたち「虫帝のDVD 見ればわかるわい! カブクワが毒虫相手に圧勝だったではないか?論より証拠よ!」
虫明「あのDVDは拙者も見てござる。しかしサンプル数がどの程度あるかわからず、統計検定量に達しているかどうかは判りませぬ。
たとえばクワガタとサソリを1000回対戦させてその殆どがクワガタの勝ちだったとすれば、クワガタはサソリより強いといえるかもしれませぬ。
しかし何回対戦させたかわからぬあのDVDでは両者の強さは判定できませぬ。」
それに、と虫明は続ける・・・。
「虫帝は商業目的でやってることも忘れては困りますな。
カブクワファンが多い現状でカブクワがあっさり毒虫にやられたら、商売上がったりでござる。
だから個体選定やルールがカブクワに有利になっている可能性は否めませぬ。
尤も、これは虫帝の試合結果が全く信頼できないといっているのではなく、 そのあたり割り引いて評価すべき、ということでござる。
とにかく毒虫族に関しては情報が少ないのでござる。
戦闘力がわからぬだけでなく、そのサイズに関してすら諸説入り乱れてござる。彼らの実力のほどは正直掴めておりませぬ。よって過小評価は禁物ですぞ。」


29 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 01:58:33
虫明殿。一度クワガタ相撲を見に行ってはどうかな?そうすればムカデやサソリなぞ全く相手にならぬ、と実感されますぞ!」
ヘラクレスの怪力無双セオデンが発言した。
虫明は天を仰いだ。そして心の中で呟いた。
(クワガタ相撲を見て、クワガタの強さは実感できよう。それは認める。しかしそのことからなぜクワガタがムカデ・サソリより強いという結論が出せるのだ。)
カブクワたち「根拠など必要ないわ!カブクワ最強!これで決まりじゃ!」
しかし、虫明はもう何も言わなかった。理による説得は無駄、と諦めたのだ。
彼は理想主義者だったが、理想実現の方途を探るに当たっては極めて現実的だった。
このような頑迷固陋な者共を率いてどう戦い抜くか? これを考えるしかない、と悟ったのだ。会議の席でその戦略を一人練り続けた。
もう会議の発言は何も聞いていなかった。最後の発言(というより喧嘩に近かったが)を除いて・・・。


30 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 02:00:06
「なんだとう!もういっぺんいってみろ。」タルカスの怒声。
一人思考を巡らせていた虫明、突然の怒声で我に帰った。
どうも経緯はわからぬが、義経(国産カブト族)とタルカス(コーカサス族)が諍いを起こしているらしい。
「小さいからって舐めちゃ怪我の元だぜ、コーカサスの旦那よ。
この前国産カブトに投げ飛ばされたのはどこのどいつだ?」と国産カブトの義経が揶揄する。
周りに失笑が起こった。
先日、慰労のため行われたトリビアル相撲大会の出来事を皆思い出したのだ。
優勝候補最右翼だったタルカス。
こともあろうに1回戦で国産カブトに投げ飛ばされたのだった。
「あ、あ、あれは足場の悪い切り株の上だったからだ、樹皮の上でやってたらお前ごときに遅れをとるわしではないわ!」
真っ赤になって怒鳴り散らすタルカス。
義経「今度の戦場も草地だぜ。スズメバチに投げ飛ばされた最初のカブトなんていわれないように、頑張りな。」
力はともかく口では義経の方がタルカスより上手だった。
「貴様!許さんぞ!表に出ろ!決闘だ!俺様の3点締めバックブリーカーで粉々にしてくれるわ!」掴みかかるタルカス。
アラゴルン「やめんか、2人とも!」
とこんな調子であったのだ。


31 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 02:02:35
>>1

こちらで存分にどうぞ
感想も貰えるぞ。
 ↓
創作文芸
http://book3.2ch.net/bun/

32 :1万対1万作者:2005/07/21(木) 02:02:44
アラゴルン「全く。あれは評定というより酒場の喧嘩だったな。許せ。虫明。
我らカブクワ族はのう、昔から会えば喧嘩ばかりしておったのじゃ。
こうして曲がりなりにも連合軍ができたのは、それから思えば夢のようなことだわ。
しかし何ゆえ奴らはそなたの理性的な意見に耳を貸そうとはせぬのかのう。」
虫明「誰しも、こうあって欲しい、という願望があります。
しかし現実はそれとは違う、ということが多い。
理性ある者は、その違いを受け止め、冷静に対処しようと努力します。
そうでない者は、現実を拒否し、こうあって欲しい、こうあるべきだ、最後に、こうである、という論理の飛躍をなすのでしょうな。
まあ、酒場の喧嘩でそのように振舞いたいのならそれでもいいでしょう。
害は少ない。しかし戦場においては根拠なき妄信は身の破滅を招くこともありまする。」
アラゴルン「うむ、その通りじゃ。ここまできたのだ、慎重に詰めんとのう。
少しでも疑いがあれば徹底的に調べるべきだったのだが。」
虫明「今さら悔やんでも詮無きことかと。賽は投げられましたぞ。」
アラゴルンは「うむ」と短く答える。
そのとき、スズメバチらの戦隊が飛翔してくる姿が見えた。
カブクワ軍は敵の前衛基地すぐそこにまで到達していた。
いよいよ最終決戦まであとわずか!

この続きは23日に・・・。


33 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 10:56:04
>>12
いえ、虫王のリオックはオスですよ。穴の先が直翅目のオス特有の形でしたから


34 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 12:11:34
昨日ムカデが出た。

35 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 12:27:26
一万対一万氏の小説に登場キャラ希望案

クレイウラス
マンディブラリスフタマタクワガタの戦士にしてフタマタ連合の総統
フタマタ連合軍を作り毒虫連合に協力するカブクワ連合の裏切り者である
拷問や虐殺が好きな変人だが圧倒的な体格や高度な戦術などなど戦士としては優秀
実はアラゴルンの幼馴染でもある・・・

キレラス
フタマタ連合のNO2のセアカフタマタクワガタ
短気で残忍な性格。パワーだけならクレイウラスを上回っている

ハイレイル
リノケロスフタマタクワガタ(バロンタイプ)でフタマタ連合の作戦参謀
凶暴なものたちの集まりであるフタマタ連合において貴重な人材である

カイラウス
ブケットフタマタクワガタの戦士
キレラスと仲が良い。性格は弱者に強く強者に服従するタイプ
フタマタ連合は
兵力も強くアマミノコギリやトカラノコギリを中心にした傭兵団や
ギラファを頭領にツヤクワガタで構成される重機兵団も従えている


36 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 12:36:11
第一部と第二部は、いったいどこに?

37 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 17:03:07
やばい、一気に読んだけど面白い!!
昆虫板って面白い所ですね。今度観光しようと思います。
ぜひ第一部、二部も読んでみたいのですが、まとめサイトなどあるのでしょうか?

38 :名無しさん@お腹いっぱい。皇帝:2005/07/21(木) 17:39:51
>>37
昆虫板の最強決定関係のスレにみんないます!

>>36 >>37
第一部、第二部は、最強関係スレの過去スレにありますが、
両方とも短編なので、作者さんに再アップしてもらいましょう。

作者さん、第三部の合間のコーヒーブレイクに再アップよろしく
お願いします。


39 :37:2005/07/22(金) 00:40:38
>>38さん、名前がw

情報ありがとうございます。
最強関係のスレですね、さっそく観光にいって来ます!

40 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:17:14
「若。俺達の出番はなさそうですなあ。」
幸村「まま。ゆっくり寝て待ってようぜ。そのうちで出番もあるだろうさ。」
カブクワ連合軍の威風堂々の行進を眺めているのは、ミヤマクワガタ族だ。
幸村は父昌幸の名代として、出陣してきた。しかし、これまで全く出撃の機会はない。
今回の合戦でも後方待機を命じられている。
「若。やはり軍師殿は我々を戦力とは見做してないのでは?」
部下の一人が口惜しそうにいう。
「そうですぜ。俺達の役目はオオヒラタやカブトたちの練習相手。
奴らに勝ち癖をつけさすとかいって、投げられまくられるのが俺達の勤めですぜ。もうやになるわ。」 
最弱クワガタと揶揄されるミヤマ族。「オオヒラタ族の女の方が強い。」などとも言われる始末。その役目は他のカブクワたちのスパーリング相手。投げられ役だった。
 しかし、ミヤマ族を率いる幸村は涼しい顔をしている。
父に頼んで名代として出陣した理由の一つは学校をサボれるため。もう一つは・・・。「それよりもそろそろ戦いが始まるようだぜ。
どれ、軍師殿の采配、じっくり見させてもらうか。」虫明の采配をその目で見届けることだった。


41 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:18:20
ここにももう一隊、後方で待機を命じられている部隊があった。オオクワ族だ。
しかし、ミヤマ族とは違い、彼らは明確な役目を担っていた。
遊撃部隊として本軍を支援することだ。
 「俺達の出番は夜だ。それまでしっかり休んでおきな。」
オオクワ部隊の参謀アイクマン(ホペイオオクワガタ族)が部下に言う。
「真昼間、隊列を組んで行進なんて俺達の柄じゃねえからな。」
アイクマンは苦笑しながら行進を見ている。
「しかし、出番ありますかね。この一戦でかたがつけば、帝国もおしまいでしょう?」と部下の一人がぼやく。
「さあてな・・・。そううまくことが運ぶかどうか・・・。じっくり観戦させてもらうか。」アイクマンは静かに言った。


42 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:19:10
「周喩殿。もういい加減に化学戦は止めた方が宜しいのでは?」
将校の一人が意見を具申する。
先ほどからカブクワの陣に対し、媚薬を撒いているのだが、全く効果がない。
対ヘラクレス、対コーカサス、対スマトラ・・・と種族ごとに媚薬を作り、実戦に臨んだ筈だった。
本来なら媚薬の威力でカブクワたちは暴走、敵陣は乱れ、完全に崩壊するはずなのだが・・・。
媚薬〔化学合成されたフェロモン〕は緊密な陣を組んで組織戦術を取るカブクワらに対抗して作られた。
陣の中心部で媚薬を撒けば、カブクワたちは発情し、めいめいが勝手な方向に動き出し、陣は崩壊する。
そこをスズメバチらは得意の各個撃破集団攻撃をかけるという戦術なのだ。
この戦術はかつて帝国の軍師だった虫明が編み出した。
第2回のパラワンらとの大戦で虫明はこの戦術を用い、帝国側を逆転勝利に導いたのだが・・・。
いくら媚薬を撒いてもカブクワたちは全く発情する様子がない。
隊列乱れることなく、整然と進軍してくる。


43 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:19:50
周喩「おのれ、虫明め、また何か策を講じたに違いあるまい・・・」
歯軋りして悔しがる周喩。
しかし、虫明は何の策も講じてはない。ただ買っただけだ・・・。
何を買ったかって?
媚薬中和剤をである。しかもスズメバチ帝国から・・・。
虫明が発明[第1部]した媚薬は大きな市場を生み出した。
気弱なオスはメスにアプローチすべく、媚薬を欲した。
メスもまたタイプでないオスからの求愛を拒むべく、中和剤を欲した。
かくして媚薬の市場は急成長したわけだ。
虫明はこの市場からただ中和剤を買って使ったに過ぎない。
媚薬はもはや兵器ではなく、誰もが手に入れることができる商品と化していたのだ。
そんな経済の論理はつゆほども知らぬ周喩。媚薬がなぜ効かぬ、と一人不思議がっていた。
貴族出身〔彼は雄蜂であった〕で、買い物はおろか、財布を持ったこともない周喩。
彼にとって、それは想像もできない世界の出来事だった。
勿論、周喩は、媚薬の売買を禁じた。
しかし、私利私欲に走る輩がいるのは、虫の世界とて同じこと。利権を利用し、これをビジネスにして私腹を肥やした男がいたのだ。その名は魏延。帝国の宰相である。
さて、その魏延だが・・・。


44 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:21:06
ここは帝国の本拠地、女王の間。魏延とその側近達が女王に謁見している。
女王「はあ、なぜわらわは皆に人気がないのでしょう?同じ蜂でもミツバチの女王は皆から愛でられるというのに・・・。わらわは悔しい!」
とヒステリー気味の女王。今日は機嫌があまりよくないようだ。
魏延「まま、女王様。ミツバチの女王とはタイプが違いますのです。
あちらはアイドル系です。
女王陛下は大人の気品と色気で勝負なされば宜しいかと・・・ゴニョゴニョ・・・」
と取り繕う魏延。
女王「・・・。ところで魏延、今日、その方らを呼び出したのは他でもない。
帝国の政(まつりごと)ごとに関してじゃ。報告書が入っておる。
それによるとじゃ。経済成長率は3年連続マイナス。物価上昇率2年連続10%台。
財政赤字総額はGNPの2倍に達している。帝国経済はかなり悪いようですわね。
そしてとどめはこれじゃ。総理府世論アンケート、住みたい国ランキングじゃ。
何と、わがスズメバチ帝国は3年連続最下位ではないか?
ゴキブリやシラミ以下とは、何たることじゃ!その方ら、一体いかなる政を行っておるのじゃ!」
柳眉を逆立てて、怒る女王。魏延ら、女王の剣幕にタジタジとなる。
魏延「はははは。女王様、数字など意味がございませんぞ。
大事なのは事実、事実です。肌身で感じる事実を大事にすることでございまする。」
と取り繕う。しかし、事実を直視しないのは魏延その人であった。
度重なる敗北の事実を無視し「カブクワなど恐れるに足りぬ。帝国は不滅なり!」などと、喚いているのであるから・・・。


45 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:21:55
女王「そうであろうか?数理と計量こそ新しき政なり、と先の軍師虫明が申しておったぞ。
わらわは大学に行こうと思う。虫明は大学院まで進み、博士号を取るべき、と申しておったが、その方らどう思う?」
魏延「とんでもございません!あまり学歴が高くなると、縁が遠のきますぞ!
女王様は詩を詠み、花を愛でられ、茶道をたしなみ、女性らしくしておかれるのが一番かと。
そして良き殿御を婿に迎えられ、丈夫な子をたくさん産むことこそ、女王様の務めでございまする・・・」と必死で説得する魏延。
心の中で〔虫明め。いらぬ入れ知恵を女王にしおってからに・・・〕と毒づく・・・。

「ところで女王様・・・」と魏延は必死に話題を変えようとする。
「今日は女王様に贈り物を持ってまいりました。」
女王「まあ!うれしい・・・!一体何?」と女王機嫌が直る。
女性は贈り物が大好きなのは虫の世界でも同じこと。
魏延「最近流行のファッションでございます。
今着ておられるようなフリフリの衣装は女王様にはお似合いではござりませんぞ。
この服こそが女王様にぴったりかと。是非おめしになってくださいませ。」
女王「どれどれ、これが最近のはやりか・・・。ならば着てみよかのう。」
外の世界の様子は全く知らぬ女王。素直に魏延の話を信じてしまった・・・。
着替えた女王。魏延の持参したのはSM コスチューム!
黒のレオタードに鞭を手にした女王の姿がそこにあった。
一同「おおー。似合っておられる!そのまんまではないか!」
女王「よいか!魏延。正しき政を行うのじゃぞ!
今日はこれで許すとするが、このような報告書が今一度あがってきたならば、容赦はせぬぞよ!覚悟いたせ!」
鞭を床に振い落とす女王!
魏延ら「ははー。かしこまりました女王様−。」
SMクラブと見間違う光景が王宮の間にあった・・・。


46 :1万対1万作者:2005/07/23(土) 19:34:18
お約束のupです。次回は25日にupします。
しかし、帝国はどうなるのでしょうかねえw。
この後も思わぬ展開が待っています。
ここまでで一応ガラドリエルを除く殆どの主要人物が登場したことになります。
ネーミングですが、三国志、ロードオブザリング、そして中世英国騎士の名を適当にとってつけています。
ミヤマクワガタは格好の割にはからきし弱い、というのが昆虫版では常識になっています。
幸村がこの常識にどれくらい対抗しえるか、今後の活躍に期待しましょう。
オオクワガタは力は強く、装甲も堅いのですが、極めて神経質でめったに喧嘩をしません。
作者はそのオオクワの生き方に「真の武人は戦いを避けるものだ」といったある剣豪の格言をかぶらせて見ました。
不戦クワガタ、オオクワ、はどう戦うのか?これも見ものです。
アイクマンは当初出身をグランティスオオクワガタ(見た目がかっこよく、マニアの間では根強い人気を誇る)にしてたのですが、
昆虫版でのホベイオオクワガタの大活躍の実録を見て、こちらに変更しました。

47 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/24(日) 00:29:13
あのー、このスレは、むかしの松竹の特撮映画「昆虫大戦争」(二本松嘉瑞 1968)
とは関係ないのですか? 主演の演技も硬いし、ツマらない映画なんだけど、妙に
記憶に残るんだよね。

48 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/24(日) 12:07:59
あげますよ



いいですね

49 :1万対1万作者:2005/07/24(日) 13:44:24
>>12
フタマタ系の裏切りですか・・・。ウーム面白いアイディアです。
実は小説はもう全部完成してるので、変更は難しいですが、
なんとか盛り込んでみよう、と思います。
>>47
その映画と関係しているとすれば、物凄く奇妙な一致ですね。
私、その映画のこと全く知りませんでしたから。

50 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/24(日) 14:11:37
っていうか、映画のパクリだろw

51 :1万対1万作者:2005/07/24(日) 23:20:30
ネーミングで一つ忘れてました。
幸村はかの真田幸村です。戦国時代の名将。これは実在の人物。
しかし、これは説明しなくてもわかるか?

52 : ◆CrustDrQro :2005/07/25(月) 11:40:01
最強虫スレにおいて、最も大きく、そして解決し難い問題が、
虫明の視点と言う形で織り込まれているのが良い。
状況を主観的にしか捉えられず、安易に断定しがちな者は、
この物語を楽しみつつも、端々に表れる作者の問題提起を
読み飛ばす事無く、汲み取る努力をすべきであろう。
('A`)まあそれに気付ける位なら初めから荒れないかw

また、この物語をパクリだとおっしゃる方、一部の設定・人名を
パロディとして用いているだけで、ストーリーはオリジナル
と思われるので、何卒御容赦下さいm(_ _)m

53 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:46:15
お待たせ、upです。

魏延が女王とSMプレイ?を楽しんでいるころ、カブクワ連合軍と帝国軍は激戦の最中にあった。
西の空を真っ黒に埋めて雲霞のごとくスズメバチの大群が押し寄せてくる。
化学戦を遂に諦め、周喩は全軍に出撃命令を出した。
アラゴルン「来たか、しかし我らにも空軍はあるぞ。」
「御意。」短く答える虫明。そして東の空を見上げる。
1万騎余りのヤンマ族が迎撃に舞い上がってくる。両軍は真正面から衝突する。
数はスズメバチのほうが遥かに多いが、空戦能力はヤンマの方が遥かに上だ。
突進するスズメバチ。ホバリングでかわすヤンマ。
つんのめるスズメバチのバックを取ったヤンマが背後から襲い撃墜する。
この空戦術でヤンマが有利に戦いを進めている。


54 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:47:12
ヤンマに追われるスズメバチが地上すれすれを逃げ回っている。
「逃がすか!」一匹のヤンマが追撃する。距離は次第に詰まってくる。
「いただきだ!」ヤンマがスズメバチを捕らえようとした瞬間。
草むらから刺客があらわれた。大カマキリだ!鎌が一閃!
ヤンマは完全に捕らえられてしまった!
虫明「ヤンマ族に伝令!低空には下りるな。中空・高空域にて交戦せよ、と」
(油断大敵じゃ。カマキリ族を多数伏兵として展開しておる様子じゃ。)


55 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:48:04
カブクワ前衛はスズメバチ機動部隊と交戦状態に入ったようだ。
前衛はヘラクレス部隊。虫明はアルキ部隊を援護に回した。
カブクワ軍の戦略は巨大カブト部隊を敵前衛基地に突っ込ませ、その怪力で基地を破壊することである。
当然スズメバチらが妨害に入るが、これを追い払いカブト勢を支援するのがクワガタ勢の役割である。
機動力で各個撃破を狙うスズメバチらに対抗するにはカブト・クワガタ両者は緊密な陣を張る必要がある。
隙を与えず、前進し敵の要塞を破壊する。これがカブクワ軍の対スズメバチ戦の基本戦略であった。
ヘラクレス・アルキ勢は方陣を組んだ。へラクレスは横に100匹あまりが並ぶ列を形成。それを十段に構える陣を敷いた。これが8個。
アルキはヘラクレスの各横列のすぐ後ろにこれまた100匹あまりの横列を、これも十段にわたって構えている。これも8個ある。
全体としてカブクワ側が優勢に戦いを進めている。じりじりと後退するスズメバチたち。


56 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:48:47
アラゴルン「・・・!あれは何じゃ?」
正面から昆虫の群れが黒い塊のように進んでくる。
虫明「直翅目(バッタ)勢のようですな。大多数が軍隊バッタですな。あの大きいのは・・・?確かリオックとかいう巨大こおろぎだな。」
直翅目勢が一斉に飛翔した。
虫明「きたか!よし!」
虫明が軍配を振った。
それを合図にカブクワ勢の前衛・中衛は一斉に左右二つの陣に分かれた。
後衛に位置する虫明からは丁度U字の形に陣が変わった。
直翅目族の突撃は空振りに終わった。左右に分かれたカブクワ勢の丁度間に着地したのだ。再び虫明が軍配を返す。
それを合図にカブクワ勢は三方向から直翅目勢を押し込み包囲殲滅戦を挑んだ。
混乱する直翅目勢!たまらず得意の跳躍力を生かして、方陣の外に逃げようとする。
各自勝手な方向に跳躍したため、もはや組織的な行動は取れない。


57 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:49:30
周喩「くそ、読まれておったか。」
直翅目勢をカブクワ勢の陣の中央に集団突撃、混乱して陣を乱したところにスズメバチ戦隊を切り込ませる、という作戦だった。
が、完全に読まれてしまったらしい。
周喩「直翅目勢に体制を整わせ、もう一度突撃させるのだ。」
将校「連中はバラバラになっております。
陣を組みなおし終わっても、今の形勢ではカブクワどもはそのころには前衛基地に達しておりましょう。手遅れかと・・・。」
周喩「くそ、しかし奴らなぜあのように迅速にフォーメーションを変えれるのだ?しかも、あのような巨大は陣をだ?」
周喩は不思議がった。


58 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:50:09
その秘密はカブクワ勢の周りに飛翔するミツバチらにあった。
彼らの交信能力を利用し、虫明は自分の指示を各部隊に伝達できたのだ。
虫明「他の種族で味方してくれたものは多数いる。しかしミツバチ族ほど我らの力になってくれた種族は他にいない。」これが虫明の評価だった。
陣による攻防戦。
これは機動力を活かし各個撃破戦術を得意とするスズメバチらに対抗してカブクワ側が編み出した戦術であった。
この戦術には、しかし、一つの限界があった。
陣の規模が大きくなるほど、中央からの指令が届きにくくなり、また現場の戦況も中央に届きにくくなるのだ。
これはカブクワたちの交信能力の低さに原因があった。
彼らはせいぜい数匹単位での生活しか必要としておらず、その生態に適応進化してきたため、交信能力が未発達であったのだ。


59 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:50:56
「これでは小中規模の戦闘は勝てても、大規模戦闘は行えぬ・・・」虫明は頭を抱えた。この問題を解決すべく、彼はミツバチ族を味方に引きいれようとしたのだ。
ミツバチ側は今回の戦いは中立を決めており、どちらの陣営にもつくつもりはない、と初めは消極的であった。
が、虫明の説得に負けて「戦闘には参加しないが、それ以外なら」という条件で味方になったのだ。
無論虫明にも依存はなかった。ミツバチらの戦闘実力には期待はしていない。
彼らの交信能力が欲しかったのだから。

戦闘は大詰めを迎えつつあった。
中央前衛ヘラクレス・アルキ勢から見て左翼側に新たに展開する軍勢があった。
コーカサス・スマトラ勢だ。そして右翼側にはネプチューン・ダイオウ勢が同じく展開している。全体として鶴翼の形に陣が変わっていく。
直翅目勢の突撃を封じ、いよいよ虫明は敵前衛基地への総攻撃の指示を出したのだった。
万策尽きた周喩・・・。
将校「周喩殿。もはやあれしか策は残っておりませぬ。魏延殿に至急連絡を!」
周喩「うむ・・・仕方あるまい。あやつの力など借りたくはなかったが、やむおえんな。」
果たして、その策とは?


60 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:51:37
フー冷や汗かいたわい」と王宮を退出し、魏延がごちる。
「まこと、なかなかの才女でございますな。先代女王とは大違い。これはやりにくくなりましたな。」と側近の一人が言う。
彼らは女王が下界の出来事を全く知らぬことをいいことに、おのれの欲と権勢のおもむくままやりたい放題の政(まつりごと)を行ってきたのだ。
なんと女王は現在帝国がカブクワ連合軍と交戦中であることも知らされていなかった。
「しかし、SMコスチュームは似合っておりましたなあ。」と側近の一人が感心して言う。
にたにたと笑う魏延。彼は強度のマゾであった。
彼は帝国の権力を握るだけでは飽き足らず、女王までも自分好みの女に仕立てようと画策していたのだ。あきれ果てた話である・・・。
魏延「やはりわしの見立てどおりの女であったの。後はああしてこうして・・・。こうされたい!」と一人妄想の世界に浸る。
側近「魏延殿。周喩様から通信文が入っておりますぞ。モンスターX作戦発動サレタシ、と」妄想から現実の世界に引き戻された魏延。
「そうか、そうか。周喩も背に腹を変えられると見える。遂に根をあげたか。いいだろう。作戦発動だ。」
こんなに何もかも自分の思い通りに事が運んでいいのか、と魏延は終始上機嫌だった。


61 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:52:18
ここは大学の研究室。
助手A「あれ、おかしいな。幼虫はどうしたんだ?誰か持ち出したのかな?」
柳原「いえ、そんな筈は。でも数が減っているようにも見えますね。逃げだしたのかな?だとしたら大変ですよ。生態系に影響があるかも。」
助手B「まさかな、しかし逃げ出したとしても、単体では生きてはいけんさ。一種の人工生物だからな、これは。杞憂だよ、柳原君。」
柳原「人工生物って?これ何なんですか、ヤゴのようですけど、ずいぶん大きいですね?」
助手C「メガニューラだよ、石炭紀にいたという巨大トンボのヤゴさ。」
柳原「ええ!メガニューラの卵が見つかったんですか?それを孵化させたと?」
助手A「いや、そうじゃない。ヤンマのDNA からメガニューラの遺伝子を抽出し、それを使って孵化させたのさ。」


62 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:55:21
助手B「知っての通り、生物の進化の過程は遺伝子の中に残されている。
ヤンマのDNAにはかつてメガニューラだった頃の記録が残っている。
それを探し出し合成してみた、というわけさ。」
助手C「でも完全な複製は不可能だった。遺伝子に欠損部分がかなりあったからな。
そこで他の昆虫の遺伝子も使って継ぎはぎしているんだが・・・」
助手A「そうしたのも全てクワガタ教教授趣味のせい。
最強昆虫を作り出す、て夢があるからなあ?」
(クワガタ教:クワガタ最強を妄信する昆虫マニアの持つ狂信思想のこと。
クワガタ最強説に少しでも不利な資料やデータがでると、それはガセネだ、とか嘘に決まっているとかいって検証しようとはしない。
狂信主義の一種である。他にムカデ教・サソリ教などがある。)
助手B 「そう、メガニューラを基本にして、クワガタの顎、サソリの毒なんかもってたりね?」
助手C「まさかな。でも、それは大変だ!あはははは。」
一同爆笑する。
一人胸騒ぎを感じる柳原。


63 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 18:56:19
湖から一匹の巨大なヤゴが姿を現した。そして辺にある大木をゆっくりと上っていく。
いよいよ幼虫から成虫へ変態が始まるのだ。
幼虫の表皮を突き破って成虫が姿を現した。ゆっくりと羽を広げる。
大きい、翼長は2mにも達するではないか!
巨大な複眼と大きな牙を持つ口。その牙はオオヒラタの数倍もありそうだ。
「噂にたがわず凄い奴よな。」と魏延。
その巨大な体躯、その悪魔のごとき禍々しい形相・・・。皆圧倒されたか、生唾を飲み込んで見守るばかり。
魏延の側近「人間が遺伝子操作で作り出した昆虫です。
それにわが帝国の呪術者たちが特別な秘法を施しましてございます。」
魏延「秘法とな?それは何じゃ?」
魏延の側近「女王蜂の分泌するエキスから作られた特殊な薬です。
それを飲ませたので。これで巨大化・凶暴化した次第です。」
「メガニューラ飛翔します!」と報告が入る。
怪鳥のようなぞっとする甲高い咆哮が辺りに響いた。
激しく羽を振動させるメガニューラ!
「うわわあ・・・」メガニューラの起こす突風で吹き飛ばされる魏延たち。
あっという間に飛び去るメガニューラ、物凄いスピードだ・・・。
魏延「みたかあの怪物を。これでカブクワなど恐れるに足らんわ。
奴らの慌てふためく顔が目に浮かぶわ。わはははは」
大笑する魏延であった。危うしカブクワ連合軍!


64 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/25(月) 19:47:13
      〃/    ,.ィ   ト、    ヽヽ:l
      /: :l   /: : \_,ノ: : :` :― -': :lr _Z
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65 :1万対1万作者:2005/07/25(月) 22:59:55
>>52
ははは、作品の意図を明確に見抜かれてしまいましたね、お見事です。
次回は27日にupします。お楽しみに。
1部、2部のupの要望もあるようですが、できる限り皆さんのご期待に沿いたいと思います。
ただ私も仕事があるので、ご期待どおりにいくか、どうかはわかりませんけど。
がんばってみます。
昆虫版では実録のカブクワバトルが華やかになってきている様子。
そちらも是非ご覧ください。
では、また。


66 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/26(火) 17:04:05
ジュラシックパークな要素も盛り込むとは侮れんな・・・w

67 : ◆CrustDrQro :2005/07/26(火) 17:06:27
おっと、コテが・・・

68 :1万対1万作者:2005/07/26(火) 20:40:42
ご要望にお答えして第1部、2部のリニューアル版です。
第1部は話もだいぶ変えました。お楽しみください。

昆虫大戦争 1万対1万 第1部:旭日の帝国

夜が東より白み始めるころ、西の空から飛翔してくる昆虫の大群があった。
スズメバチ帝国軍傘下の精鋭部隊だ。その数およそ一万騎。
その勇姿を大木の枝の上から見守る一群のスズメバチらがいる。
帝国側大軍師、張良とその幕僚たちだ。
「いまのところ予定通りであります。軍師殿。」
軍師張良は鷹揚にうなずく。「もう一度攻撃予定時刻と地点を確認せよ。」と張良。
「攻撃時刻は5:00、ここより東南東2キロの地点にて会敵する筈であります。
敵はオオヒラタ族、スマトラアチェの部隊約2千でございまする。」
とよどみなく答えるのは若き日の虫明。
張良「平原に入られたら少し厄介になるが・・・。どうか?」
「ご安心のほどを。戦場は広葉樹の森の中にござりまする。
ここで奴らを撃退する手はずになっております。」
と自身ありげに答えるのは周喩であった。彼も若い。
虫明と周喩は共に大軍師張良の兄弟弟子であった。
「敵は他にもいただろう?」と張良。
「パラワン勢が約2千、リノケロス勢が約3千、計7千が敵の全軍であります。
部族連合でわれらに対抗してくるとは、クワガタ側も考えましたな。」と周喩。
「幸い、この三つの軍はまだ互いに遠く離れております。
しかし合流されると少し厄介になりますな。」と虫明。
頷く張良。クワガタ勢が合流する前に叩かねばならない。
そこで精鋭1万をまずスマトラ部隊にぶつけることにしたのだ。


69 :1万対1万作者:2005/07/26(火) 20:41:53
長躯朝駆けしたスズメバチ軍団1万騎。予定任務空域に差しかかる。
朝が白々と空け始め、漆黒の闇に包まれていた広葉樹の森を朝日が照らし始めていった。このあたりのどこかにスマトラ部隊2千がいるはずだが。
「いたぞ、スマトラ部隊だ。こっちに気づいてはいないようだな。よし全軍突撃するぞ!」
スマトラたちは朝餉を取っている最中だった。
クヌギの木の樹液に取り付き、夢中になって吸っている。
そこにスズメバチの戦隊が突っ込んでくる。
一匹のスマトラが数十匹のスズメバチの大顎に咬まれ、激しくのた打ち回る。
混乱して足を滑らし、木から転落するものもいる。
スマトラたちは右往左往の大混乱に陥った。
相互にぶつかり合い、統制が全く取れない。「おのれ、ハチどもが・・・。見てろ、食い殺してくれるわ!」太い顎をかざし、スズメバチを追うスマトラ。
確かにこの顎に挟まれれば、細いスズメバチの胴体は真っ二つになるだろう。
スズメバチの攻撃は一撃離脱だ。少しずつ後退するスズメバチ。
短気なスマトラはどこまでも追いかけていく。
いつの間にか、自分だけが仲間からはぐれてしまった。スズメバチは仲間を呼ぶ。
たちまちのうちに数十匹のスズメバチが集まってくる。
そしてはぐれたスマトラに集中攻撃を。さしものスマトラも、羽をちぎられ、足を折られ残骸と化していく。
仲間が駆けつけたときには既に遅し。
「遅いぞ!」笑うスズメバチら、次の標的を探して飛翔する。
 スズメバチの戦術はスマトラたちを互いに相互支援不可能な地点にまで誘い込み、集中攻撃で各個撃破していくことだ。
めいめいが勝手な戦いをしているスマトラたちはこのスズメバチの戦術に翻弄される一方だ。次々に討ち取られるスマトラたち。
「仕方ない。全軍撤退だ!」スマトラたちは戦意を失い退却していく。


70 :1万対1万作者:2005/07/26(火) 20:42:51
「スマトラ、リノケロス隊は現れぬな。」
サルマンがいらだったように言う。パラワン王国第14代国王サルマン。
アラゴルンの父に当たる。
部族連合を成し遂げ、帝国側と決戦を挑み、勇躍ここまで来たのはよかったのだが・・・。
パラワン勢は予定集合地点にとどまったままだ。
本来なら3軍はここで合流、スズメバチ帝国側の要塞へ向けて進軍していなければならない時間だ。
予定集合時間をもう数時間も過ぎてしまっている。
戦況がどうなっているのか、さっぱりつかめない。
彼らの貧弱な情報収集力が災いしているのだ。
ようやく放っていた斥候が戻ってきた。
スズメバチらなら数分で可能なこの仕事もクワガタは数時間かかってしまう。
「スマトラ軍は森の中を行軍中、スズメバチ軍およそ1万の奇襲を受けて壊滅、撤退した模様です。
リノケロス軍は敵の流言に引っかかり、軍を反転したとのこと。」
サルマン「なんだと!」
リノケロス隊は戦わずに退却していった。
スズメバチらは「スマトラ・パラワンは撤退した。」という流言をリノケロス部隊に撒き散らしたのである。
アラゴルン「父上。我がほうの作戦は瓦解しましたな。ここで待っていても、彼らはやってきませんぞ。」
サルマン「うむ。仕方ない。われらの引き上げるしかなさそうじゃ。」
アラゴルン「ここまで来てですか?」
サルマン「そうだ。われらだけで戦っても、勝ち目は薄い。
それにスズメバチらは我らがここにいることを知っているかもしれん。ここにとどまるのは危険だ。
ぐずぐずしていると、われらも奇襲を受け、スマトラ勢の二の舞になるぞ。」
アラゴルン「確かに・・・。
深い森の中を進み、見つかりにくいはずのスマトラ勢がこんなに早く敵の索敵網に引っかかったということは、我らも・・・」
急ぐぞ・・・とサルマン。パラワン2千騎は悄然として退却していく。


71 :1万対1万作者:2005/07/26(火) 20:43:44
「パラワン勢撤退したとのことです。おめでとうございまする。軍師殿。」
張良「うむ。これも皆の働きのおかげ。礼を申すぞ。」
緊張感から皆は解放され、明るい雰囲気に。
周喩「軍師殿。ここは戦果拡大を狙い、追い討ちをかけるべきかと。」
しかし張良は頭を振った。
「此度の我らの任務は、進軍してくるクワガタ勢を撃退することであった。それ以上のことはせんでよい。それに勝ちすぎるのは禁物じゃ。6分の勝ちで十分なのだ。」

機動力を使って戦力を一点に集中させ、敵を各個撃破していく。
この戦術を編み出したのが、張良である。
スズメバチ族が高度な飛翔能力を持つことは説明するまでもない。
その上彼らは桁外れの航続力を有していた。
従って点在し相互支援不可能な敵をその機動力で各個撃破することが可能だったのだ。
この機動作戦をした支えするのが、彼らの持つもう一つの能力、交信能力だ。
彼らは遠く離れた味方同士でもコミュニケーションでき、情報伝達が可能であった。
戦場ではこの能力は索敵して得た貴重な情報、敵勢の勢力・位置・進行方向と速度など、をすばやく味方に知らせあうことを可能とした。
また味方の集合・離散の指示も迅速に行えた。
なるほど単体同士の戦いではスズメバチはカブクワには到底対抗し得ない。
彼らの分厚い装甲にはスズメバチの噛み付きも毒針攻撃もはじき返されてしまう。
しかし集団対集団では強弱の序列は逆転した。時代は変わったのだ!
カブクワ勢のパワーと装甲の硬さのみに頼る一騎打ち戦法は情報を重視したスズメバチ機動部隊の組織戦術の前に完全に時代遅れとなっていた。
こうして帝国は新戦術を駆使し、旭日の勢いで近隣にその勢力を伸ばしていったのである。


72 :1万対1万作者:2005/07/26(火) 20:44:26
月日は流れた・・・。張良は死の床にいる・・・。
「わしは後継者として虫明を選びたい。」
一同「しかし、周喩どのは、女王陛下の姻戚に当たられるお方。
周喩殿を選ばれるほうが、筋ではござらぬか?」
張良「周喩か・・・。あやつはいかん。欲が深すぎる。」
張良は説いた。「軍師とは物事を公正な目で客観的に見定めねばならぬ。
そして指揮官に献策するのが務めじゃ。
おのれ自身に欲があると、その目が曇ることになる。」
そうなのだ。誰しも願望がある。戦場においては特にそうだ。
勝ちたい、という願望だ。しかしその願望が必ず成就する保証はどこにもない。
このときどうするか?
願望に強く執着するものは、これで勝てるはずだ、勝てなければおかしい、そして最後に必ず勝つ、と論理の飛躍を行う。
「こうあってほしい」という願望から「こうである(そうでなければおかしい)」という事実認識を引き出してしまうのだ。
軍師自らがこのような思考をしてしまっては、軍は勝てない。
張良「その点、虫明は無欲だ。常に冷静に客観的に物事を見る目を持っておる。」
事実を事実として素直に受け止めること、その目を持てば物事のほうから解決策がやってくる、張良はそう諭した。
そして静かに息を引き取った。最後まで帝国の行く末を案じていたという。
「事実を事実として素直に受け止めよ、その目を持てば物事のほうから解決策がやってくる」 虫明はこの師の言葉を座右の銘としたという。


73 :1万対1万作者:2005/07/26(火) 20:45:51
今日はここまでです。
明日は第3部のupをします。
怪物メガニューラとカブクワ連合軍はどう戦うのか、お楽しみに。

74 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/26(火) 21:49:40
第1部、2部のリクエストしたものです。upありがとうございます!
毎回楽しみにしています。この小説の影響か昆虫板に足を運ぶようになりました。
昆虫達の活躍をワクワクして観ています。これからも頑張ってください!!

75 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/29(金) 22:18:02
IEだと人大杉だなぁ

76 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/29(金) 22:47:20
続きが気になる

77 :1万対1万作者:2005/07/29(金) 23:58:09
やっと再開ですな。
第一部の続きです。

ここは大学の研究室。
助手A「教授、どうやらうまくいきそうですよ。
クワガタの連中。こちらの指示通りに動いています。」
クワガタ教教授「そうか、やったな!この調子で他の虫の言語も解明していくのだ。」
彼らは昆虫のコミュニケーションの仕組みに関して研究を進めていた。
虫の出すフェロモンを解析し、その使い方を研究する。
虫たちの言語の語彙(フェロモンの種類)と文法(フェロモンの使い方)を実験によって検証し、彼らのコミュニケーションの仕組みを解明するのだ。
研究が進むにつれ、虫たちが意外に高度なコミュニケーションをしていることがわかってきた。
 研究自体は学問的にも立派なものだ。しかし・・・。
クワガタ教教授「カブトとクワガタを人間が操縦して戦わせることもできるな。
これは面白いかもしれん。そうだ、ムカデに戦意を持たせてクワガタと戦わせることもできる。ウーム、これは面白い!」
一同「・・・」
大丈夫なのかな?俺達、この研究室にいて・・・。教授の妄想を聞きながら、一同は自分達の将来を案じた。張良が帝国の将来を案じたのと同じように、である。


78 :1万対1万作者:2005/07/29(金) 23:59:07
「これは使えるかしれん。」
数千のパラワン族の戦士達が隊列を組み、演習を行っている。
その様子を見ながらアラゴルンは一人つぶやいた。
先代国王サルマンは既に他界し、アラゴルンはパラワン王国第15代目の王となっていた。彼は先代の意思を受け継ぎ、打倒スズメバチ帝国の悲願を達するべく、日夜厳しい演習を行っていたのだ。
人間達の力を借りて作った人工フェロモン。
これを使ってパラワン族の交信能力を高め、スズメバチらの組織戦術に対抗しよう、と考えたのだ。
「もう十分だろう、演習は。出陣するぞ!」とアラゴルン。
一同「他の部族の援軍はどうされるのです。」
軍勢は多ければ多いほどいい。スマトラアチェやリノケロス族も参戦してくれれば、それに越したことはない。しかし・・・。
アラゴルン「いや、今回は我らパラワン族だけで戦う。
この前の戦いのように他の部族と出陣しても、連携がうまくいかぬのなら、作戦に齟齬が生じる。その代わり我がパラワン勢は全軍出撃だ。」
「行くぞ!ものども!今こそ積年のうらみ晴らすときぞ! 必ずや、帝国を打倒し、先代国王サルマンの悲願を達するのだ!余に続けー!」
「おおー!」
獅子吼する隻眼のクワガタ王アラゴルン。そして雄たけびを上げるパラワン騎士団1万騎。
雪辱を期しての大戦が始まった


79 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 00:00:43
「周喩どの!一体どうなさるおつもりで!パラワンの軍勢はもうこの要塞近くまで迫っておりますぞ!」
顔面真っ青の周喩。頭は思考停止に陥っていた。
張良の遺言にも関わらず、帝国軍師の座に収まったのは、虫明ではなく周喩だった。
彼は女王の姻戚である立場を使い、有力者にロビイスト活動を展開。金と権力を使って虫明を追い落とし、軍師の座を手に入れたのだが・・・。
思わぬ苦境に陥っている。
「その調子だ!陣を崩してはならん。敵の挑発に乗るな!静かに前進していくのだ!」
アラゴルンの指示がパラワン勢の隅々にまで行き届いておる。人工フェロモンによる交信システムはパラワン勢に一糸乱れぬ統制行動を可能とした。
 そして、パラワン勢は巨大な円陣を組んでゆっくりと前進してくる。螺旋円陣だ!
数十匹のパラワンが横一列に並び、長蛇の陣形を組んでいる。それを螺旋状に巻き円陣を張っている。そしてゆっくり回転運動をしながら前進してくるではないか!
目標はスズメバチの要塞〔巣〕だ。
これを破壊せんと、前進してくる。無論スズメバチらはそうはさせじと切り込みをかける。が、うまくいかない。
螺旋円陣では前列にいるパラワンの後部〔尻〕を直ぐ後列にいるパラワンがカバーするため、死角が全くないからだ。
どこに突撃しても、パラワンの顎が待ち構え、噛み殺されてしまう。
切込みをかけるごとに打ち落とされていくスズメバチら・・・。
スズメバチらは得意の一撃離脱でパラワンをおびき出し、各個撃破を試みようとするが、パラワン勢は誘いに乗らない。
これも人工フェロモンのおかげだ。アラゴルンの命令が末端の兵士にまでも行き届いているからだ。打つ手なしで、じりじりと後退していくスズメバチら。


80 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 00:01:30
今までとは勝手の違うパラワン勢の戦いぶりにスズメバチ陣営の将校達は焦燥の色を浮かべていた。
周喩「数は我々の方が多いのだ。突撃だ!突撃させろ!」
しかし、無謀であった。突撃すればするほど、死骸の山を築くだけであった。
将校達「おやめくだされ!これ以上の無謀な攻撃は!」
周喩「無謀とは何だ!貴様、わしの采配を批判するする気か! 解任してくれるぞ、貴様!我が帝国軍は無敵なのだ!」
完全に錯乱状態になった周喩。遂に泡を吹いて倒れてしまった・・・。衛兵に担がれ退場していく周喩。
将校A「しかしどうする?このままでは敗北必死だぞ!」
将校B「とにかく本国に連絡し、指示を仰ごう。それまで何とかパラワン勢の進撃を食い止めるのだ。」

ここはスズメバチ帝国の本拠地。前線からの急報を聞いて、女王陛下の御前で緊急会議が招集されている。しかし幕僚達の表情は皆硬い。
将校A「女王陛下、戦況は芳しくありません。」
将校B「なぜ奴らがあんな複雑なフォーメーションが組めるのだ?
奴らの貧弱なコミュニケーション能力では不可能のはずだ。」
将校A「人間が手を貸しているようです。パラワンをうまく統制する手段を見出したようです。」
将校B「何度も戦隊を円陣に切り込ませたが、全て撃ち落された・・・。あの円陣を崩すことはできん。」
先代女王「はー。パラワンの力と人間の頭脳が加われば、勝ち目はないわね。
いいわね、クワガタは。ひいきの人間がいっぱいいて。私たちは害虫。味方してくれる人はいないもの・・・」
 なかなかいい策が浮かばない。皆の表情には次第にあせりの色が浮かんできた。
そのとき・・・。


81 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 00:02:43
「女王陛下、おひさしゅうございます。」
おお、と皆が歓声を上げる。
「虫明、虫明ではないか!よいところに来てくれた!」
天才軍師 諸葛虫明の登場に皆が沸く。
先代女王「虫明、その方の知略だけが頼みじゃ。よき策はあるか?」
虫明「ご安心召されよ、女王陛下。パラワン軍団。何ほどのことありましょうや。
必ず打ち破ってごらんに入れまする。」
自信に満ちて答える虫明。果たしてその秘策は?


82 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 00:03:26
スズメバチの一群がパラワンの円陣の上を舞う。
虫明の策を授かった一群だ。
何か粉末状のものを撒き散らした。
するとどうだろう。パラワンたちは一瞬惚けたように制止し、
次の瞬間、怒涛のように駆け出したではないか!
円陣はもうめちゃくちゃだ。
虫明がまいたのは媚薬、パラワンの雌の発情フェロモンだった。
虫明「パラワンの言語は簡単に解明できる。
人間にできて私にできぬはずはないではないか。」
将軍 「軍師殿!敵は乱れております。総攻撃をかけましょうぞ!」
虫明「いや、それには及ばぬ。あれを見よ。」
パラワン達は押し合いへし合いの最中。
数限りなく、圧死していく。
虫明「密集隊形をとったのが仇となったのだ・・・。
これ以上の攻撃は無用じゃ。それに・・・。」
虫明、にやりと笑ってこういった。
「あまり勝ちすぎて、クワガタファンの人間にこれ以上は恨まれたくはないからな。
将軍:「・・・聞けばわれらの仲間、捕らえられて虫帝なんとか、とかいう殺し合いの試合に出されているとか・・・。
自由に飛び回ることもままならぬ檻に入れられて、見たこともない異国の化け物〔リオック、ヒヨケ虫?〕や妖術使い〔サソリ族、タランチュラ族?〕と無理やり戦わされるとか。
人間は惨いことをしますな。」
虫明「言うな。人間には人間の正義があるのだろう。われらには関係のないことだ。」
では女王に戦勝報告を述べにいくとするか。
虫明率いるスズメバチ軍団1万騎。銀翼連ね西の空かなたに消えていった。


83 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 00:17:16
虫明、にやりと笑ってこういった。
「あまり勝ちすぎて、クワガタファンの人間にこれ以上は恨まれたくはないからな。
将軍:「・・・聞けばわれらの仲間、捕らえられて虫帝なんとか、とかいう殺し合いの試合に出されているとか・・・。
自由に飛び回ることもままならぬ檻に入れられて、見たこともない異国の化け物〔リオック、ヒヨケ虫?〕や妖術使い〔サソリ族、タランチュラ族?〕と無理やり戦わされるとか。
人間は惨いことをしますな。」
虫明「言うな。人間には人間の正義があるのだろう。われらには関係のないことだ。」
では女王に戦勝報告を述べにいくとするか。
虫明率いるスズメバチ軍団1万騎。銀翼連ね西の空かなたに消えていった。


84 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 00:19:44
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
とありますが、ご心配なく、ほんの一部の除いて全て原稿どおりです。
ではまた。お元気で。

85 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/30(土) 01:15:56
>>84
一万対一万作者も2ちゃんブラウザを導入した方がいいよ。

86 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:40:53
第一部、続きです。

「うぬぬ・・・。もう一息であったのに・・・。またしても敗北か・・・。」
無念の涙をこらえるアラゴルン。
螺旋円陣はカブクワ族の厚い装甲と武器(角と牙)をうまく生かした戦術であった。
機動力を駆使し各個撃破戦術を取るスズメバチに十分対抗しえた筈だった。
しかし密集体形をとるため、陣の中心部で混乱が起こると即敗北に繋がる。
この弱点を突かれ敗北したのだ。
「人工フェロモン作戦を、逆手に取られるとは不覚であったわい。」
逆手に取ったのは虫明とかいう若い軍師らしい。
「先の帝国の軍師、張良も手ごわき相手であったが・・・。虫明か・・・。それ以上の男かもしれん。先が思いやられるわ・・・」
足を引きずり、傷だらけになって退却していく部下達をみるアラゴルン。何ともやるせない気分になった。出陣の時の勇壮な姿はどこにもない。
「この状態では当分の間、我らは立ち上がれぬ。一旦どうすれば・・・」
一人苦悩するアラゴルンであった。


87 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:42:24
虫明殿。それは甘すぎる条件ではないか!」
女王陛下の御前会議の席上、宰相魏延が苛立って発言した。
重臣達は大戦の戦後処理、講和条件を巡って議論していた。
虫明は両国間で平和協定を結び、今後は争いごとを起こさないようにすべき、と考えていた。
本来勝者であるスズメバチ帝国側はパラワン族に領土割譲等の条件を突きつけることができる。しかし、これを放棄するべし、とも提案した。
両国の間で失われた信頼関係を取り戻すには、まず帝国側が誠意を示す必要あり、と考えていたからだ。


88 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:43:37
「虫明殿。それは甘すぎる条件ではないか!」
女王陛下の御前会議の席上、宰相魏延が苛立って発言した。
重臣達は大戦の戦後処理、講和条件を巡って議論していた。
虫明は両国間で平和協定を結び、今後は争いごとを起こさないようにすべき、と考えていた。
本来勝者であるスズメバチ帝国側はパラワン族に領土割譲等の条件を突きつけることができる。しかし、これを放棄するべし、とも提案した。
両国の間で失われた信頼関係を取り戻すには、まず帝国側が誠意を示す必要あり、と考えていたからだ。
しかし、この条件は寛大すぎる、と魏延ら重臣達から反発を食らった。
「勝者である我々は当然領土の割譲を求めるべきだな。奴らが支配する広葉樹の森の西半分を我らに譲り渡すよう要求すべきだ。
それが飲めんというなら、戦争を続けるまでのことよ。」と魏延。


89 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:44:24
虫明「領土の半分を失えば、パラワン族は生きてはいけません。
彼らは死に物狂いになって戦うでしょう。敵を本気にさせる戦は絶対にしてはなりませぬ。」
魏延「かまわんではないか!このまま戦い続けても、負けるのは奴らだからな。」
虫明「その場合は、それがし軍師の座を退かせてもらいまする。死に物狂いで戦う相手を倒す知略は持ち合わせておりませぬゆえ。」


90 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:45:00
思わぬ発言に皆たじろぐ。虫明、皆を睥睨して静かに言った。
「いかがでござろう?どなたが全軍の指揮をお取りになるおつもりで。周喩殿はまだ入院中。当分安静が必要とのことですぞ・・・」
魏延「おのれ・・・。しかし、先に戦を仕掛けてきたのは奴らの方だぞ!」
虫明「我らとクワガタ族との争いは遥か昔から続いてきております。今更、どっちが先に仕掛けたかなど、問うてみたところで始まりませぬ。」
そのとき、先代女王は静かに言った。
「此度の軍功第一は虫明じゃ。虫明がそう申すならそれでよいと思う。それに、平和協定はわらわの積年の願いでもあります。虫明、その


91 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:46:07
虫明、その方講和の件宜しく頼みますぞ。」
こうして帝国側は終戦決定を下したのだが・・・。

ここは和睦会見の場である。虫明とアラゴルンが対峙している。
(思ったより若いな。)とアラゴルンは虫明を見てそう思った。
虫明「帝国側軍師、諸葛虫明にござる。女王陛下より全権を委任され、ここに参った次第。以後お見知りおきを。」
アラゴルン「パラワン王国第15代国王アラゴルンじゃ。虫明殿と申すか・・・。采配見事であったぞ。」
虫明「大王の御威光こそ近隣になり響いておりまする。こうしてお目にかかれ、光栄に存じまする。」にこやかに答える虫明。


92 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:47:28
ここは和睦会見の場である。虫明とアラゴルンが対峙している。
(思ったより若いな。)とアラゴルンは虫明を見てそう思った。
虫明「帝国側軍師、諸葛虫明にござる。女王陛下より全権を委任され、ここに参った次第。以後お見知りおきを。」
アラゴルン「パラワン王国第15代国王アラゴルンじゃ。虫明殿と申すか・・・。采配見事であったぞ。」
虫明「大王の御威光こそ近隣になり響いておりまする。こうしてお目にかかれ、光栄に存じまする。」にこやかに答える虫明。
アラゴルンは心の中で(だいぶ様子が違うな・・・。若いが礼儀正しく、気品に満ちた男だ。)その後両者は当たり障りのない話題を話し合った。
型どおりの会話であったが、虫明の知性と教養を窺うには十分であった。
(スズメバチにも個性があるということか、戦場でであった奴らは限りなく粗暴で品のない連中だったが・・・・。) 
これなら何とかなるかも知れぬ、とアラゴルンは期待した。


93 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:48:29
「ところで和睦の件と聞いておるが・・・?」アラゴルンは本題を切り出した。
「そのことにござる。
これ以上我らが争いを重ねても双方何の益もござらぬ。和睦は女王陛下の強い意志にござる。」と虫明一気に話した。
「あいわかった。和睦そのものには余も異存はない。
してその条件は?」
「領土のことでござるな。国境線は開戦前に戻すこと。われらにはこれ以上の領土拡張の意思はござらぬ。」
「何だと!領土は要らぬというのか!」意外な申し出にアラゴルンは驚いた。敗者である自分たちは当然領土割譲を強いられる、と覚悟していたからだ。
「その代わり、我が国の商人たちの自由な出入りを保障していただきたい。
これが条件でござる。」
虫明は領土拡張よりも自由で公正な交易を通じて帝国を繁栄させようと考えたのだ。
「うむ・・・。あいわかった。そのようなことお安い御用じゃ。」
虫明「ではこれにて和睦は相成りましたな。末永く両国が手を携え、共に繁栄することを願うばかりにござる。」
アラゴルン「まことそのとおりよ。余は過去の経緯は全て水に流す所存じゃ。」
帝国側の思いのほか寛大な和睦提案にアラゴルンは心の底から感謝していた。
両者は互いに誓詞に署名し、交換し合う。かくして長年の大戦に終止符が打たれた。
しかし・・・!


94 :1万対1万作者:2005/07/30(土) 01:50:35
今日はここまでです。
次回は第一部完結です。

95 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/01(月) 06:53:57
続きまだ?

96 :1万対1万作者:2005/08/01(月) 10:07:56
「まずいな・・・、これでは。虫明を排さねばならぬ。」
王宮の一室で魏延は側近達と密談していた。
「まこと、虫明は明らかに我らの近隣侵攻政策に反対しております。しかも女王陛下の信も厚いときている。あ奴は邪魔ですな・・・。」と側近達。
「うぬ、何かいい手はないものか・・・」
密談を続ける魏延たち。


97 :1万対1万作者:2005/08/01(月) 10:09:33
「おい、いつになったら払ってくれるんだよ!」
「そうだ、そうだ、もう一週間も支払い受けてないんだぞ!」
人夫たち(アリ族)が役人達に詰め寄っている。
役人「そうは言われても、わしらに決定権はないのだ。上の命令どおりに動くしかないのだ。わかってくれい。」
「お前じゃ、話にならん、責任者呼べ!」
アリたちは日雇いで帝国に雇われた労働者である。
しかし何日もの賃金の未払いで怒り心頭に達しているのだ。


98 :1万対1万作者:2005/08/01(月) 10:10:34
帝国の財政は火の車であった・・・。そのために対外侵略政策が必要だった。
近隣を征服し、その富を略奪する。
そしてそれを借金の返済に充てる。しかし対外侵略にかかる戦費の調達のため再び借金をする。
そして謝金返済のため再び戦争を。この繰り返しであった。
帝国にとって対外膨張政策はもはや止めようがなかったのだ。行き着くところまでいくしかない、そんな状態であった。


99 :1万対1万作者:2005/08/01(月) 18:56:06
勿論他にも打つ手はあった。
緊縮財政を敷いて経済を立て直すことだ。
しかし、そのためには歳出を減らさなければならない。
国家の利権に深く食い込んでおる魏延や周喩一派には受け入れられない政策であった。
豪奢な生活になれた彼らにはそのような窮乏は耐えがたかったのだ。
「帝国の2大派閥、魏延一派と周喩一派か・・・。
きゃつらは仲は悪いが、対外膨張政策という点では利害は一致しておる。
わし一人でどこまで奴らを抑えることができるか・・・。
気がかりではあるな・・・。」と苦悩する虫明。


100 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/01(月) 19:54:55
アタイこそが100げとー

101 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/01(月) 21:08:40
>1万対1万作者
第4部はよそのスレに立ててね。
それから、第4部スレがたった後もこのスレを何時までも保守し続けるのは
やめてね。

102 :1万対1万作者:2005/08/01(月) 22:54:03
そんなある日。
虫明は検察に呼び出された。
虫明は軍政部に命じて例の媚薬の更なる研究を進めさせていた。
しかし、それを一部の業者に横流ししている、という疑惑がある、というのだ。
全くの濡れ衣であった。
全ては魏延が仕組んだ謀略であったが、調査のため虫明は監禁されてしまった。
こうして虫明は政治の中枢からはずされてしまったのだが・・・。

103 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/02(火) 09:07:43
大阪市北区の大型複合施設「大阪アメニティパーク」(OAP)の土壌汚染問題で、敷地内の地下水から
国の基準の2300倍のセレンや、約400倍のヒ素が検出されたことが30日、分かった。
速報値だが、セレンは過去最高の水準。

三菱地所など事業者側と住民らで構成する「技術評価検討会」の第1回会合で、今年5月から行われた
土壌調査の結果が公表された。10月までに汚染対策をまとめる。

104 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/02(火) 16:36:42
続きまだ?

105 :1万対1万作者:2005/08/02(火) 22:06:35
「大王、一大事でございます!スズメバチらが我らの国境付近に軍を展開、要塞を建設中とのことですぞ!」
「な、なんだと!そんな取り決めはなかったはずだ!どういうことだ。」と驚愕するアラゴルンであった。
すぐさま側近のギムリ・レゴラスの2名を使者として派遣した。
会見に応じたのは周喩であった。
「これは、これは遠路はるばるご苦労であった。して用件は何かな?」鷹揚に答える周喩。
体の調子を取り戻し、虫明の失脚と共に軍師に返り咲いた周喩、上機嫌だ。
「ではお伺い申す。何ゆえ、我らの国境付近にてこのような要塞を建設中なのか、ご説明願いたい。」とギムリ・レゴラスが詰問する。


106 :1万対1万作者:2005/08/02(火) 22:07:47
周喩「これは異なことを申される。パラワン族こそ、何ゆえこの地にとどまっておられるのかな?こちらこそ伺いたいものだ。
我らは司令部からパラワン族に不穏な動きあり、と連絡を受け、この地に軍を展開したのだが・・・。」
「何ですと!我らは和睦したはずではないか!」とギムリ・レゴラス。
「和睦とな?はて、そのような連絡は本国からは届いてはおらぬが・・・。
ウーム、これはどうやら何かの手違いが起こったのかも知れぬ。
あいわかり申した。直ちに、本国に問い合わせるとしよう。そのようにアラゴルン殿にお伝えくだされ。」とあくまですっとぼける周喩。
ギムリとレゴラス、狐に包まれた思いであったが、とりあえず会見を打ち切り、かえっていった。
不敵な笑いを浮かべる周喩・・・。


107 :1万対1万作者:2005/08/02(火) 22:08:47
「謀られたか・・・」思わず唸るアラゴルン。
ギムリ・レゴラスらの報告を受けて、とりあえず帝国側からの解答を待ったが・・・。
何の返事もない。その間にも国境付近の要塞はどんどん建造されていく。
「おそらく、適当な返事をしておき、時間を稼いだのだ。その間に要塞を建造しておったのだな。」
「いかにも、スズメバチらは我らと和睦するつもりは最初からなかったのではないでしょうか?」
と側近達は言い合った。
「うむ、しかし・・・」
虫明と直接会見したアラゴルンにはにわかには信じられなかった。あの清清しい立ち振る舞いの誠意あふれる虫明がそのような二枚舌を使うなど、信じたくもなかった。


108 :1万対1万作者:2005/08/02(火) 22:09:50
「父上、この一件、おそらく虫明殿は関係してないものと推察します。」
発言したのは、アラゴルンの一人娘ガラドリエルだ。
父の心を見透かしたようなこの発言にアラゴルンははっとなる。
アラゴルン「何、それはどういう意味じゃ。」
ガラドリエル「虫明殿は、詮議を掛けられ、幽閉されているとの噂です。」
アラゴルン「何だと!何ゆえそのようなことに?」
ガラドリエル「そこまではわかりませんが・・・。しかしその結果、虫明殿の和平策に反対する連中が政権を握り、政策転換を行ったのでは?」
アラゴルン「なるほど・・・。そう考えれば合点がいくな。」
しかし・・・。一体どうすればいいのか?アラゴルンは暗澹たる気分であった。
この世に正義はないのか、苦悩するアラゴルン以下パラワン一族。どうなる?
〔第一部完〕


109 :1万対1万作者:2005/08/02(火) 22:12:28
いかがでしたか?第一部リニューアル板でした。
明日から第二部パラワンの逆襲に入ります。
人大杉状態で窮屈ですが、ぼちぼちとやっていきます。

110 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/03(水) 00:59:37
お疲れ様でした。
第二部はぜひ、こちらの板でお願いします。
    ↓
創作文芸
http://book3.2ch.net/bun/
夢・独り言
http://life7.2ch.net/yume/

111 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/04(木) 01:02:09
何?
このキモイの?


キティ?

112 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/04(木) 10:41:53
なんだ。これ?
デムパ?

板違い!巣に帰れ!

113 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/04(木) 12:38:57
見る限りアンチは一人だなw必死杉

114 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/04(木) 23:04:58
つうか、信者っぽいのも自作自演のわけだが

115 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/05(金) 01:50:44
いや、俺も居るので最低で二人かと。
しかし、煽るにしても>>111-112は言葉を選んだほうが・・・厨臭いよ。

116 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/05(金) 19:56:34
>>115
俺的には信者が6人ぐらい、アンチがあんたを含めて3人だと思うがどうよ
ともかく>>111-112は腐女子を真似た夏厨房だろうな

117 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 08:24:33
>>116
根拠レスな思い込みキタァ〜


板違いを理解できない夏厨なんだろうけど。
ここまで痛いのは、そうそう見かけないよ。
突っ込もうにも、あまりにも痛すぎて、可哀相
になってくるんだよ。

で、提案なんだけど。
虫板も追い出されてきたんでしょ?
ここも出てって違う所に逝ってくれないかな。

118 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 09:25:32
>>117
嫌なら見なかったらいいじゃん馬鹿
俺は昆虫板で一万対一万を攻撃していた奴だ
言いまくってたら一万対一万が逃げ出したわけ
痛いのは貴様だ!どのあたりが板違いか言ってみろ腐女子

119 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 12:43:33
>>117
お前昆虫板の雑談スレに回収しろとか書いた奴か?
返事しといたから読んどけ。
ここをどうこう言ってる暇があったら他をどうにかしろ。
つーかお前が夏厨だろ、にわか住人が。

120 :119:2005/08/06(土) 13:50:58
>>117
文面を見る限りでは勘違いの様だ、スマン。書いたのは>>111-112か?
だがここの住人でまともな奴なら、嫌だったらスルーするだろ。
ジプシースレと違ってこのスレから出ないんだから放っといてくれ。
>>118
以前小説カテの板に移動しろと言ってたのはお前か?
俺も他板への移動を勧めた一人だから、今煽られてる事については俺にも責任がある。
移動を勧めた以上、誘導先を慎重に検討すべきだったかも知れない。

121 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 15:18:34
>>119
他がやってるから自分はいいんだぁ〜〜〜

ってのはあまりにも頭が悪すぎです。
他所でやってください。
板違いです。
ゴミはゴミ箱へ


122 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 15:49:23
頭の良い>>121は賢くこのスレをスルーして下さい。

123 :115:2005/08/06(土) 18:52:58
>>116
俺はアンチじゃないよ。信者ってほどでもないけどね。楽しみにはしてる。


>>121
他にも小説しているスレもあるから、ここだけを責めるのはどうかと思うが。

まあどうせ、夏休みなのに遊ぶ友達もいない、可哀想な子なんだろうな・・・。

124 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 19:39:06
いやぁ、面白い展開ですね

125 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 20:12:32
>>124 どっちの展開を楽しんでいるんだい?

126 :124:2005/08/06(土) 20:37:24
ここ10レスちょっと

127 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 22:05:40
>>123
>他にも小説しているスレもあるから、ここだけを責めるのはどうかと思うが。

だから、そういう考えを厨丸出しだっていうんだって。
他の人がしてるから自分はいいんだい! ってか?
そもそも板違いで追い出されて来たんだったら、ちゃんと
した板選べよ。

そもそも
これのどこがSFなんだよ。
内容も便所の落書きのレベルにも達していない。
まだ、便所の落書きのほうが笑える。


128 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 22:44:00
なんでこんなに必死に、自治したいのか理解できない。
2ch以外に楽しみなこと無いのか?

129 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/06(土) 23:11:32
そうだとして関係あるのだろうか

130 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/07(日) 14:45:28
よしよし。
勘違い君の便所の落書きがなくなった。
目標達成。

131 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/08(月) 16:44:24
一万対一万は教師らしい
どうせ理科科の教師だから旨いものは書けないよ

132 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/08(月) 18:05:28
何故アンチは夏休みが始まるとともに沸いてきたのだ?
夏厨である証拠だなw墓穴掘ってやんの

133 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:46:57
昆虫大戦争 1万対1万 第2部パラワンの逆襲

助手A「教授、パラワン負けちゃいましたよ。」
クワガタ狂教授「何だと、そんな馬鹿な!」
助手B「スズメバチが媚薬のフェロモンを撒き散らして、それでパラワンたちが発情して暴走したんです。例のフォーメーションも完全に崩壊しました。」
教授「なんと、スケベなクワガタどもめ!全くナットラン!」
そうゆう教授も今さっきまで研究室の美人学生のところで遊んでたわけだが・・・
教授の説教とカミナリが続く。
教授「ではわしは所用があるので帰る。もう一度やり直すんだ!わかったな。」


134 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:47:30
たっぷり絞られた研究員たち。教授が去った後・・・。ぶつぶつ愚痴り始める。
助手C「うちの教授のクワガタ狂ぶりにも困ったもんだねえ。」
助手D「ほんと。クワガタ最強!クワガタ最強、て念仏のように唱えるんだから。」
助手E「少しでもクワガタに不利なデータや資料が出ると、それはガセだとか、嘘にきまっとるというしね。根拠も示さないで・・・。」
助手F「一番いけないのは事実を認めないってことだね。科学者なのにだ!」
助手G「科学者じゃなくてクワガタ教、クワガタ教の教祖様さ!」
それはいいや、と皆どっと笑う。
「自分の思想を頑迷に語るだけなら、まだいい。しかしそれに基づいて行動すると時として取り返しもないことになる。」と後ろから声が・・・。


135 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:48:07
あ、里見先生!と皆が振り返る。
里見助教授「付近の住民から苦情が来ている。スズメバチが近くに巣を作ってるらしいと。君達の研究と関係しているのではないのか?」
一同「・・・」
里見「幸い、まだ人的被害は起きてない。市は調査をするようだ。教授は?」
一同「所用で出かけました。」
(実はなじみのホステスのところに行った。昼は虫遊び、夜は女遊び。いい身分である。)
里見は教授を探しに・・・。
残された一同「どうする?人が刺されて死んだりしたら、大変だぞ!」
助手B「どうするって。黙っとくしかないだろう。あ、そうだ柳原君。きみ蜂が専門だよね!君この件頼むよ。」
柳原助手「え、僕ですか?」
一同「そうそう、俺達教授の課題しなきゃならないから、じゃ頼んだよ。」
途方にくれる柳原・・・。どうなることか?


136 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:48:59
スズメバチ帝国の牢獄、あの諸葛虫明がここに捕らえられていた。
できすぎる奴は嫌われる。蜂の世界でも同じこと。
奸臣たちの嫉妬を生み、詮議をかけられ、いまはここに。
牢の外で物音が・・・。
大きなパラワンが顎で牢を食い破った。
パラワン「お助けに上がりました。虫明どの。さあ、どうぞ。」
なぜ仇敵パラワンが虫明を助ける・・・?


137 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:49:35
衛兵「虫明殿をお連れしました。」
ここはパラワン王国の王座の間。幕僚達がずらりと並ぶ。
王座にはひときわ大きなパラワンが座している。
パラワン王国第15代国王アラゴルン。
人は「隻眼のクワガタ王」と畏怖する。近隣にはその名を知られた歴戦の勇者だ。
片目は遠い昔スマトラ・アチェとの戦いで失ったといわれるが・・・。
アラゴルン「聡明なる虫明殿にご教示願いたきことあってな。ご足労願った。手荒な扱い許せ。」
虫明「大王様。ご健勝の様子何よりでございまする。何なりとお聞きくだされ。」
アラゴルン「この世界はどうなる?スズメバチはわれらの国のすぐ近くで要塞〔巣〕を築いておる。2度の戦いで敗れ、われらには反撃する力がない。」


138 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:50:16
虫明「スズメバチ帝国は膨張の一途をたどるでしょう。この山一体には彼らに対抗する明確な意思と戦闘力を有する集団は既になく、数年を待たずに全ての種族が滅ぼされると予想します。食用とされる種を除いてです。」
うむむ・・・。うな垂れるアラゴルン。虫明の予言に一同声も出ない。
アラゴルン「虫明殿。恥を忍んでお頼み申す。我らを助けて下され。われらは武あっても智足らず。スズメバチに遅れをとってきた。過去の経緯を水に流せ、とはいわぬ。
余は国を救うためなら、この身がどうなっても構わぬ。頼む。わが臣民をそなたの知略で救ってくれ・・・」
静かに瞑黙する虫明・・・。
どうする虫明?


139 :1万対1万作者:2005/08/08(月) 18:53:23
どうも、お久しぶりです。
引き続き第2部をお届けします。
虫明・アラゴルンコンビが誕生するか?
帝国の要塞を撃砕できるか?
パラワンオオヒラタクワガタはクワガタ界最強といわれる種族ですが・・・。
第1部ではいいところありませんでした。
どう戦うのか、見ものです。

140 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/08(月) 23:06:15
ヲイヲイ
せめてageるな!

空気ヨメよ。アフォ

141 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/08(月) 23:36:53
厨は無視して頑張ってください(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

142 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 00:37:46
こういう経緯があったのか

143 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 00:38:59
>>141
自作自演するなよ。

そもそも。厨はどっちだよ。
板違いなんだよ。どアフォ

144 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 09:39:51
>>143
お前だろうが。自治厨が。一人で何必死に喚いてんだよ
しかも少々言われたら自作自演認定かw真性はお前だろ
それにだ、自作自演はお前の方だろ。ていうかお前は厨房じゃなくて消防だろ?

145 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 09:48:14
>>144
お前みたいな身勝手な奴は始めてみたよ
おまえに残された道は唯一つ、首を吊ってさっさと死ね
俺に異論した奴も死ね

146 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 14:19:14
校正

×始めて

○初めて



147 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 14:23:06
なんか暇みたいだね〜☆
こんな所じゃなくて、もっと楽しいとこるがあるからここに来なよ♪

↓2chで一番おもしろい板だよ☆遊びに来てね♥
http://ex11.2ch.net/news4vip/

148 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 14:46:37
校正

×楽しいとこる

○楽しいところ



149 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 15:23:28
夏厨を観察するスレはここですか?

150 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 19:45:02
>>145
削除依頼を出したなら、このスレに告知して下さい。

151 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 19:48:28
いや、正直>>110の言う通りだと思うが。
作品(?)の出来云々ではなく、板の趣旨として。
作者の為にもその方が良い筈。

152 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 20:21:36
削除の方向ですすめる、だそうなので
だとしたら告知するべきだと思ったので。

153 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 21:41:59
過疎板で自治とは・・・厨も極まりけり、だな。

154 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 23:13:45
>>151
創作文芸板では作品発表はあまり好まれないらしい
議論をする板のようだから

155 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 09:06:18
>>154
つうか、どこでも好まれないだろう。
こんなの・・・

自分のページでやればいいのに。
熱狂的なファンwがいるみたいだしさ。

156 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 10:00:01
自演空しいな。お前ら自治厨は失せろ

157 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 10:02:44
>>156
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
失せろ失せろ失せろ失せろ失せろ失せろ失せろ失せろ失せろ
虫なんか神聖なSF板に持ち込むな。ボケカスが
一万対一万とその糞支持厨に告ぐ
さっさと首吊って死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

158 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 10:05:36
まるで子供の文章だな。
SF板住人を装うには知性が足りない様だw

159 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 10:38:44
>>156
自治厨じゃなくてただの荒らし。

160 :154:2005/08/10(水) 13:08:55
>>156
自演では無い
自治はそれなりに大切

161 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 13:14:43
もるつうまいね

162 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/11(木) 17:39:45
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
以後の書込み禁止 一万タ一万とその支持者は
死ね氏ね死ねゴキブリゴキブリゴキブリゴキブリ以下のノミ以下のアホクズ

163 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/11(木) 21:06:07
国語が苦手な小学生の文章wwwwww

164 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/11(木) 21:28:00
>>162の近い未来↓

宿題は7月中に   あと1ヶ月もあれば
やるぞ♪         余裕余裕        2週間ありゃ・・・        怒られればいいか・・・
  ∧∧    ∧∧      ∧∧    ┃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  ∧||∧
 (・∀・)  ∩・∀・)   (・∀・)∩....┃::: ∧∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(  ⌒ヽ
 / ⊃⊃ ヽ  ⊃ノ  /⊃  / ... ┃:::('д` )::::::::::::∧ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∪  ノ
 (  (    ヽ  )つ〜( ヽノ .....┃:::と  ヽ::::::::: ('д` )::::::(   )⌒ヽ;:::::::::: ∪∪
  (/(/'    (/     し^ J  ...┃:::⊂,,_UO〜:::(∩∩ ):::::|/.|/uと  )〜:::::::::::::::  
      まだ1週間しか     まだ半分あるよ・・・    3日徹夜すれば・・・
      経ってないし

165 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/11(木) 23:59:35
自治というより荒らしに見える今日この頃

166 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/12(金) 00:55:05
荒らしにつき完全放置推奨。

167 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/12(金) 10:28:15
糞スレには、蝿が沢山集まってくるからなぁ

168 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/12(金) 11:26:54
蝿は昆虫だし、昆虫板に誘導しようか。

169 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/12(金) 14:09:39
>>168
お願いだからやめてくれ

170 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/12(金) 16:10:14
また荒らし厨か

171 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/13(土) 00:14:04
昆虫板とバトルってる奴がいるなw

172 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 00:16:33
続きまだぁー

夏厨は無視して、早く!早く!

173 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 00:17:20
削除依頼出しておきました。

174 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 08:13:37
このスレの削除依頼はされていないようだが・・・

175 :1万対1万作者:2005/08/14(日) 10:57:24
「お手をお挙げくだされ、大王。」そして虫明は静かに言った。
「大王の民を思うお気持ち、この虫明よくわかりました。
微力ではございますが、虫明御味方いたしましょう。」
幕僚達からどよめきが・・・。
幕僚A「おお、これはありがたい。虫明殿の与力、百万の味方を得たに等しい!」
幕僚B「そうじゃ。これで何とかなるかもしれぬて!」
アラゴルン「まことか・・・。かたじけない。余は、余はなんと礼を申してよいか、わからぬ。」
正直、アラゴルンは虫明が味方してくれるとは予想していなかった。両者は積年にわたり干戈を交えてきた宿敵同士であったからだ。


176 :1万対1万作者:2005/08/14(日) 10:59:35
虫明「しかしながら、大王。一つだけ心に入れて置いていただきたいことがございます。」
アラゴルン「何か?」
虫明「スズメバチ帝国の侵略政策は女王陛下の御意思ではない、ということです。」
虫明は語った。女王は平和主義者であり、争いは好まれぬこと。
側近にいる一部の奸臣たちが女王を騙し、権力を乱用し、近隣種族へ侵略を繰り返していること。
そして自分はこのような侵略政策はいずれ帝国に災いをもたらすと考え、反対していた、ということ。
アラゴルン「ふむ。女王陛下の御意思は平和にあるのだな。そして虫明殿は奸臣どもを排し帝国を本来の姿に戻したいと。あいわかった。
余も帝国を滅ぼすまで戦うつもりなど毛頭思っておらぬ。
此度の合戦に勝利し、国境に彼らが作った要塞を撃破すればそれでよい。その後、和議を結ぶ所存じゃ。」


177 :1万対1万作者:2005/08/14(日) 11:01:10
「ところで、」とアラゴルンは一同が聞きたがっている質問を虫明にした。
「あの要塞を撃破し、奴らを撃退する策はあるのか? 
2度の戦いに敗れ、われらの軍勢は2千が限界じゃ。聞くところによると要塞には3万の敵勢がいるというぞ。」
虫明「それだけあれば十分。要塞を木っ端微塵に粉砕してご覧に入れまする。」
一同「おお!それは一体どのような策で?」
虫明「例の螺旋円陣を使います。」
螺旋円陣とは?:数十匹のパラワンが横一列に並び、長蛇の陣形を組む。
それを螺旋状に巻き円陣を張る。前列にいるパラワンの後部〔尻〕を直ぐ後列にいるパラワンがカバーするため、死角が全くない。
防御重視の陣だが回転運動をしながら前進していける。また状況に応じては螺旋を解き、長蛇の陣にも戻れる。
機動力を駆使し各個撃破戦術を取るスズメバチに対抗して考案された陣形。
密集体形をとるため、陣の中心部で混乱が起こると即敗北に繋がる。前回はその弱点を突かれ敗北した。


178 :1万対1万作者:2005/08/14(日) 11:02:09
一同に失望の色が浮かんだ。「しかしあれは先の大戦で使い、破られてしまった策ですぞ。
それをどうやって?」
虫明「ご一同、お耳を」
虫明は皆の耳元で小声で詳細を説明した。
一同は、最初あっけに取られ、そして一斉に腹を抱えて笑い出した。
アラゴルン「ワハハハハ。それは面白い策じゃ。
さすがは虫明殿の知略。いや恐れ入ったわい。」
虫明「このことは他言は禁物ですぞ。」
アラゴルン「あいわかった。ウーム、しかし人選が大変ではあるな。」
「それさえなれば、もはや我らが勝ったも同然。」
こう言い放つ虫明に一同は大きくうなずくのであった。
果たして虫明の策とは?
パラワン2千対オオスズメバチ3万。圧倒的兵力差をどうやって跳ね返すのか?


179 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 12:28:53
ウンコきたぁー!

昆虫板の蝿さん達

出番ですよ!

180 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 14:54:34
作者乙!

181 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 15:51:01
この作品は人間による遺伝子操作などのSF的要素もあるが、
ジャンル的にはファンタジーの戦記ものだな。

182 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 15:59:16
この素晴らしい物語を是非とも昆虫板の人達にも見てもらいたい!!

183 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 16:31:09
そこまでマンセーしないが。

184 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 17:15:00
民間地になぜ世界の昆虫が集まっているのか、という疑問は有りますが、
読み物としてまっているし、話の展開も悪くないし面白いッスよ
これからも作品の投下を、よろしくお願いします

185 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 23:46:18
続きまだぁー

186 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/15(月) 02:28:32
昆虫大戦の裏に人間あり

187 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/15(月) 06:48:59
さあ自治厨の野糞さん反撃ですよ

188 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/15(月) 09:57:14
スターウォーズともためを張れる大作って・・・あんた・・・僕は帯のうたい文句を読んで、棚に戻した。

189 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/15(月) 14:01:14
ここまで絶賛な作品だし、昆虫板にスレ立ててコピペしようかなー

190 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/15(月) 17:36:03
やりたければ勝手にやれよ。自己責任でな

191 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/18(木) 02:22:07
私は昆虫板の者ですが・・・不毛な争いはやめませんか?

IDがないんであれですが・・・自演の可能性も高いですし・・・放置、
それでも続くようであれば削除と言う方向ではダメでしょうか?

1人の身勝手な行動で板間の抗争が起こるのは辛いです。



192 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/18(木) 10:21:24
>>191
他のSF板住人の見解では、こんな真似するのは
新参者or夏厨、もしくはSF板住人を騙る者だから
放置推奨との事。

193 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/18(木) 10:38:06
>>192
昆虫板から紛れ込んだ自作自演厨じゃないかなぁ。
こんなパターンは今まで見なかったし。

194 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/18(木) 11:44:03
>>191
盗人猛々しいとは、まさにこのことですね。

195 :1万対1万作者:2005/08/29(月) 23:04:49
「前方、パラワン約2千要塞へ接近中!
斥候から連絡が入る。
「フン!性懲りもなく、またやってきたか。アホクワガタどもめ。
今日こそ引導渡してやるわ。」
要塞の上で侮蔑の表情でパラワン軍を見下ろすのは、周喩。
虫明を追い落とし再びスズメバチ帝国の軍師に納まった男・・・。
周喩「装甲の堅さとパワーだけに頼った古典的戦法は近代戦では通用せぬ。
情報と機動力こそ近代戦の要諦だ。
そして一騎打ちではなく、集団戦、これこそ肝心よ。」
周りの将校達、さすがは軍師と感心して周喩を仰ぎ見る。
しかし周喩の言葉は全て虫明の受け売り。
言葉の真の意味などまるで理解で来てはいない。
周喩「螺旋円陣を組んだか。よし例の媚薬をまいて発情させてやれ。
スケベクワガタどもまた暴走するぞ。」
スズメバチの一群が円陣の上から媚薬をまいた。


196 :1万対1万作者:2005/08/29(月) 23:05:41
しかし何も起こらない!パラワンたちは平然と進軍してくるではないか?
周喩は慌てた。「そんな馬鹿な!もっと薬をまくんだ!」
しかしいくら撒いても効果はない!!
「ご婦人方。もうそのマスクを取っていただいて結構です。」
円陣の中心に座している虫明が優しく声をかける。
「ふー!男装するのも楽じゃないわね。」
長い顎のついたカツラを一斉に脱ぎ捨てる。
そう!2千のパラワンは全てメスだったのだ!
虫明「ハハハハハ。スズメバチ軍団敗れたり!」
固定観念の盲点を突く!恐るべし虫明の知略!


197 :1万対1万作者:2005/08/29(月) 23:09:54
フウ・・・。やっと再開できましたな。
他のスレの迷惑にならぬ程度に、
ぼちぼちやっていきましょう。
暫く第2部が続きます。
既に内容ご存知の方もおられるとは思いますが、
ネタばらしたりされないよう、
お願いしますね(笑)。

198 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/29(月) 23:37:37
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 迷惑を考えるなら、
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト     せめてsage進行にしよう
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ                     な?
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ  
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ    
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,   
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /

199 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 01:18:29
だから板違いだとスレッド当初から何度も指摘されてるのに、
何故強情にSF板に拘るのだろうか?

200 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 04:18:05
アタイこそが 200へとー

201 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 22:01:49
>>199
基地外の事か

202 :1万対1万作者:2005/08/30(火) 23:13:07
周喩「図ったな!クワガタども!しかし相手は女どもだ。
大して強くはあるまい。よし突撃させよ。」
スズメバチの戦隊、急降下して円陣に切り込む。
「このアマ、図に乗るな!」と顎を鳴らし襲いかかるスズメバチの大群。
「何いってんだい!あんたらだって女〔働き蜂〕じゃないか!」
スズメバチ「ア!そうだった!」
パラワンのメス「これは女と女の戦いなんだよ。性差のハンディなし。
五分と五分さ。」
顎は小さいが、切れ味は雄以上。円陣の効果もあってスズメバチ見る見る討ち取られていく・・・。
「大王、そろそろわれらも行きませんと、ご婦人方から叱られますぞ。」
パワランの戦士の一人が言う。
アラゴルンは笑って「そうさな。どこで寄り道してたかといわれそうじゃな。」
「よし、突撃だ!要塞を一気に突き崩すぞ!ものども、わしに続けえ!」
勇将アラゴルンを先頭にパラワン騎士団2千騎。怒涛の進撃を開始した。


203 :1万対1万作者:2005/08/30(火) 23:14:22
隊長、向こうはずいぶん派手にやってるようですねえ。」
ここはスズメバチ陣営の左翼。
遠く離れた右翼では虫明率いるパラワン軍団とオオスズメバチの激戦の様子を遠く見るのみ。
まさかクワガタ全てがメスだとは左翼に布陣するスズメバチたちには視認できなかった。
彼らの驚異的な視力をもってしてもである。
隊長「そうだな。しかしこれで俺達も楽ってもんさ。俺達の出番、多分ないだろうよ。昼寝でもすっか。」
と寝転ぶ隊長。「ン・・・?」
前方で大きな物音が・・・。砂塵を撒きちらして何かが押し寄せてくる!
ああ!はっきり見えた!
顎を大きく開き突進してくる巨大なパラワンの無数の群れを!
勇将アラゴルン率いるパラワン騎士団2千騎。突進だ!
スズメバチ「で、出たー!」
算を乱して遁走するスズメバチたち。
足が震えて飛び立つことのできないスズメバチも多数いる。
パラワンの大顎が一閃!
切断され宙に舞うスズメバチの頭。
大混乱に陥るスズメバチの前衛部隊。


204 :1万対1万作者:2005/08/30(火) 23:19:30
クワガタはオスよりメスのほうが咬まれたら痛い(笑)。
これは私も経験あります。
顎は小さいのですが、その分切れ味が鋭いです。
この調子なら第2部は後数日で掲載完了するでしょう。
そして、お待ちかねの第3部の再開を・・・。

205 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/31(水) 02:13:32
彼、頭が弱いんじゃないかな。

206 :1万対1万作者:2005/08/31(水) 23:09:31
周喩「おのれ!パラワンめ、左翼より押し寄せきたか!
よし屠龍戦隊を出撃させよ!」
屠龍戦隊・・・。周喩軍、最強の部隊と誉れ高い。
伝説の巨龍〔400mmクラスのオオムカデらしい〕を倒したという、誉も高き戦隊だ。
アラゴルン「うむ、屠龍戦隊だな。相手にとって不足なし!
勝負だ!ものども、魚麟の陣を敷け!」
魚麟の陣。鋒矢(鏃の先端部の形)の陣で突進してきたパラワン軍団。
両翼をたたみ魚の形に陣を敷く。減速し屠龍戦隊を迎え撃つパラワン騎士団。
急降下する屠龍戦隊。
上体を起こし顎を45度に開き迎え討たんとするパラワン騎士団!
勝敗はいかに!


207 :1万対1万作者:2005/08/31(水) 23:10:46
スズメバチ屠龍戦隊、急降下!
迎え撃つパラワン騎士団。
あ、パワランたちが一斉に顎を閉じた!
「噛むのではないのか?!!!」意表を突かれたスズメバチたち!
しかし、もう後戻りはできない。そのまま急降下!
パラワン、急降下するスズメバチたちに対し顎を上下に動かし、三連打!
はじき落とされるスズメバチたち!
「噛むな、叩け」アラゴルンは部下に指示していたのだ。
噛んで離す。これは2動作がいる。
1対1の戦いでは効果的な戦法だが、集団対集団では群がるスズメバチには対処できない。
叩くだけなら1動作で済む。
これなら顎を上下に3回振るだけで3匹のスズメバチを叩き落すことができる。
たたえ落とされたスズメバチはパラワンの鋭いカギ爪が襲い掛かる・・・。
羽をちぎられ、飛び立つことのできないスズメバチはなんら脅威にはならない。
次々に叩き落され無力化されるスズメバチ屠龍戦隊。
恐るべし!虫明が戦術の天才なら、アラゴルンは格闘の天才だ!


208 :1万対1万作者:2005/08/31(水) 23:11:50
将校「周喩どの。パラワン共は次々にフォーメーションを替え、わが要塞に接近しております!屠龍戦隊も敵わず撤退した模様!」
周喩「うぬぬ・・・。不甲斐ない。
奴ら[屠龍戦隊]は本当に巨龍[400mmムカデのこと]を倒したのか?」
将校「さあ、それは伝説でして・・・。
400mmムカデはいないという説もありますし・・・。」
「ガゼネタに騙されたか・・・」と思わずため息をつく周喩。


209 :1万対1万作者:2005/08/31(水) 23:19:31
今日はここまでです。
巨龍(400mmムカデ)について解説しましょう。
昆虫版でクワガタ対ムカデの熱い論争があったときのこと。
最大級クラスのムカデならクワガタにも勝てると、ムカデ派がいってましたね。
国産・外国産を問わずムカデの体長は大体150mmから200mm程度です。
ムカデ派は種類によっては400mmクラスもいると主張。
クワガタ派はソースを見せろ!と反論。
ガラパゴス島辺りに400mmクラスのがいるらしいということは
私自身調べてわかりましたけど。
実物を見たことがないので何とも・・・。
しかし「400mmムカデがいる」
ことは事実かどうかはわかりませんが、
「「400mmムカデがいる」との主張があった」
ことは紛れもない事実です。
この事実を使わせてもらいました。


210 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/31(水) 23:34:19
オタクは2種類いる。結婚できるオタクとできないオタクだ。
                               ――唐沢俊一

211 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/31(水) 23:47:11
>>202
喧嘩売ってるの?
この板に対して?

212 :1万対1万作者:2005/09/01(木) 00:03:56
分裂病・宅間守の遺言

宅間 「わしが殺したガキどもは、わしの自殺の為の踏み台の為に生きていたんやな!ほんま、感謝しとる。
   あのガキが8人死んでくれたから、俺が死ねるんやから 感謝せなあかん!死んでくれてありがとう!!
   でも、死刑になるだけやったら3人で十分やったな。残りの5人はおまけで感謝しといたる!」
・・・どよめく室内。裁判長が退廷を命じる・・・

宅間(引きづられなから)
   「おい、くそガキの親!おまえらのガキの8人分の命はワシ一人を殺して終わりの程度の
    価値やったんやぞ!エエ学校に行かせて偉そうにしとったから死んだんや! ガキどもが死んだ原因は
    おまえらあるんや!せいぜい一生反省せいよ! あの世でもおまえらの子供しばき倒したるからな!
    あははははは!あははは!こらおもろい!」
・・・どよめく室内。退廷・・・

5分ほど後に、判決文が読まれた。

213 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 07:59:48
なぁ。1万対1万作者さん。

虫板でスレ立ててあっちでやってみては如何か?
どうやら、向こうでは君のファンも沢山いるし、
板違いと思ってるのは少数の人のようだ。
君を追い出したのは、一部の人で、自治の人達は
板違いという見解には達してないようだ。
こっちよりも歓迎してくれると思うぞ。

なんならスレ立てようか?

214 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 08:42:15
ファンと言っても脳内ファンだろ?
虫板がそこまで知的障害者ばかりとは思えないし。

215 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 09:22:56
続編乙です♪

216 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 20:12:27
脳内ファンしかいないんじゃね?

>>213
やめとけ

217 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 22:24:51
看板・名無し&自治スレッド
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/insect/1094938040/103-

218 :1万対1万作者:2005/09/01(木) 23:12:56
「軍師殿!作戦通りでござるな!」とアラゴルンが声をかける。
パラワン騎士団2千騎、ようやく虫明率いるメスクワガタ婦女子挺身隊〔?〕に追いつく。
虫明「ははは大王、ご婦人方に囲まれ、快適でござった。」虫明余裕の返答。
メスクワガタたち「あんたら、遅いよ!どこで道草しとったん?」
アラゴルン「済まぬ、ご婦人方。後はわれらに任されい!」
「父上!ご無事で何より!」声をかけたのはガラドリエル。
アラゴルンの一人娘。
虫明とともに婦人部隊を率いた大将。気高く、強く、美しいパラワン王国の戦う姫君だ。
「おおガラドリエル、そなたはそこで見ておれ。
嫁入り前の顔に傷でもついたら大変じゃでのう。」とアラゴルンは笑う。


219 :1万対1万作者:2005/09/01(木) 23:14:15
メスクワガタA「後は旦那らに任せて、喫茶店でも行こうか?」
メスクワガタB「あたしはエステに予約あるし・・・」
虫明「はははは。ご婦人方。殿方の仕事ぶりを見るよい機会では?
もう少しここにおられたら?」やさしく声をかける。
メスクワガタC「ほんまや、うちの旦那、あんなにまじめに仕事してるの見たことないわ。
普段は飲んで[樹液を吸って]、喧嘩して、女の尻追いかけるだけやったもんね。」
メスクワガタたち「あんたー素敵よー。惚れ直したわー。離婚は取り消しよー」
女達の黄色い声援を受けて、飲む[樹液を吸う]、噛む「喧嘩する」、買う、三拍子揃ったパラワン騎士団、
迅速果敢に攻めかかる!


220 :1万対1万作者:2005/09/01(木) 23:15:37
アラゴルン「!おかしいな。」
スズメバチに混じって、アシナガバチやベッコウ蜂など他の蜂が相当数いるではないか?
アラゴルン「さてはスズメバチども、他の蜂に援軍をたのんだか?」
虫明「大王もお気づきですか?しかしあれらは援軍にあらず。傭兵です。」
扇子を口にあて、アラゴルンの耳元でそっと囁く虫明。
「公称3万とは聞こえはいいですが、
スズメバチ帝国はあちこちに戦線を広げすぎ、兵が足らぬ様子。
あのような傭兵が多数を占めておるのです。
従って兵質、戦意ともに低いのです。もはやこの戦の勝ちは見えましたな。」
と笑う虫明。


221 :1万対1万作者:2005/09/01(木) 23:16:53
ベッコウ蜂A「おい、誰だクワガタはクモより弱いって言った奴は?ぜんぜん違うじゃないか!」
ベッコウ蜂B「俺もその書き込み見て、この戦線に志願したんだけど。話あべこべだよな?」
アシナガ蜂C「おい突撃命令が出たぜ、どうするよ?」
ベッコウ蜂A「冗談じゃない!神風特攻じゃあるまいし、
あんな鬼みてえな奴らとやりあったんじゃ命幾つあっても足りねえ。
おりゃやだぜ。」
ベッコウ蜂B「おい逃げよう。みんなで逃げれば怖くないって。」
一同「そうするか。」
集団脱走する傭兵達!
「こらあ、逃げる奴があるか。帝国の栄光のため闘え!」
ベッコウ蜂ら「テイコクノエイコウ?知るかそんなもん。
命あっての物種よ。そんなにやりたきゃ、お前が闘いやがれ!」
どうなるスズメバチ帝国!


222 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 23:18:52
つまんね

223 :1万対1万作者:2005/09/01(木) 23:22:50
今日はここまでです。
「クワガタは蜘蛛より弱い」という台詞がありましたが、
これは昆虫版で毒虫対カブクワで実際あった書き込みですね。
まあ、どのクワガタとどの蜘蛛が戦かうかで、結果は違うでしょう。
国産のノコギリクワガタと最大級のタランチュラ、ゴライアスバードイーター
では確かにノコは食われるでしょう。
しかしパラワンオオヒラタが相手となれば・・・。
昆虫版での書き込み見て志願したベッコウバチ君は・・・。
ちょっと気の毒ですねえ。
ではまた。

224 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 23:27:54
  ヽヽ /   i  i: ', ; ,'ハ_i_!;:i ! ::::'ノ´,
   \i:i  ', ,、‐、,ヽ:/:/|_;;!/`!|:::::|', :',
    |i ヽ ヾ,`‐、``゛ ゛|:;;;;ヽl::::/ l: :|  移動!!
    l:ヽ、ヽ!ヾ!;;;| ,   '‐-'ノ::'゛ /|: /    移動!!
      !:、 ::l:'‐';、  <フ  .ィ゛! / ,'/ 
     ヽ、,:| ヽ、',``>‐'´ !、/‐'゛
 (ヽ__∠     ヽノ /´>  )
 (彡 )_ノ     / (_/ >>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1
    ̄|       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \


225 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 00:30:06
スルー推奨

226 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 01:09:42
お、続編出たんだ。

227 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 01:30:32
スルー推奨


228 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 07:49:07
>>223
>ちょっと気の毒ですねえ。

気の毒なのは君の頭の中です。


>>214
ウンコにマンセーする奴には以下の可能性があるってこと?

(1)作者の自作自演
(2)知的障害者

私も(1)だと信じたい・・・

あっ! (1)と(2)の両立もありえるか。
他人の文章を読めないということは、このウンコ作者は(2)でも
ある可能性が高いよねw

229 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 08:54:26
>>1

こちらで存分にどうぞ
感想も貰えるぞ。
 ↓
創作文芸
http://book3.2ch.net/bun/


230 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 17:00:32
↓以下スルー

231 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 17:22:57
“巨龍”はDNAを操作して造りだしたにしては
やけに半端な大きさだと思ったが、実在するサイズなのか・・・(汗
古代生物を登場させるならもう少し科学的考証が欲しい所だな。

232 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 20:13:35
↓以下スルー

233 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 20:30:47
キター

ワクワク

234 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 22:18:18
↓以下スルー

235 :1万対1万作者:2005/09/02(金) 23:23:47
「頃合いよし」逃げる傭兵(ベッコウ蜂ら)を見てにやりと笑う虫名。
「周喩は逃げたぞ!部下を残して敵前逃亡だ!」
「パラワンはまだ1万もいるようだ!」
「コーカサスやヘラクレス、アルキ、スマトラも援軍に駆けつけるそうだ!
もうおしまいだ!」
虫明は忍ばせた多数の間者に流言を放つように命じたのだ。
兵数不足で入隊資格が甘くなったスズメバチ軍団。
だから虫明は多数の間者を敵方に忍ばすことができた。
流言はたちまちのうちにスズメバチらに伝わる。
なまじ高い交信能力を持つスズメバチらには流言の効果は圧倒的であった。
情報は次々にスズメバチらに伝播する。
「もう敵わぬ!逃げろー・・・。」
数匹、数十匹、そして数百匹単位でスズメバチらの遁走が始まった。


236 :1万対1万作者:2005/09/02(金) 23:24:37
将校A「周喩殿。流言に惑わされ、兵達が逃亡し始めている様子!
いかがなされますか?」
茫然自失に周喩。突然大きな衝撃が部屋を震わす。
周喩「なんだ?地震か?」
将校B「クワガタたちが要塞の外壁に達し、壁を破ろうとしている様子です!」
なんと言う衝撃だ。
アラゴルン「よしいいか、一斉に壁を押し崩すぞ!」
パラワンたち「ドッセイー」掛け声もろとも外壁が崩れ落ちる。
「よし、かかれー」アラゴルンの号令が響く。
パラワン騎士団、陣を解き、切込みを開始した。
乱戦では絶対の自信を持つ、パラワンオオヒラタクワガタ。
積極果敢に吶喊攻撃だ!


237 :1万対1万作者:2005/09/02(金) 23:26:06
将校A「周喩どの!既にパラワンたちは二の丸、三の丸も突き破った模様!
この本陣に達するのは時間の問題ですぞ!」
将校B「味方は壊乱状態です。流言に惑わされ脱走する兵が後を絶ちませんぞ!」
頭真っ白となる周喩・・・。
将校C「周喩殿!例の媚薬がやっと届きましたぞ!後方基地から。」
朗報が入った!パラワンたちを発情させ錯乱状態に追いやる例の媚薬がである。
周喩「そうか、やったな!これで逆転できる!」
一斉に媚薬を撒き散らすスズメバチたち。
効いた!パラワンたちは一瞬惚けた表情を浮かべた。
そして錯乱状態になり、前よりいっそうに凶暴となった!


238 :1万対1万作者:2005/09/02(金) 23:27:08
虫明「馬鹿め・・・。周喩が愚か者であることはわかっていたが、
ここまでとは。薬は使いようによっては毒にもなるのだ。」
半ば呆れて、言葉を繋ぐ。
虫明「あの媚薬は陣形を崩し、敵方をバラバラにするために使うものじゃ。
既に乱戦状態。これ以上の乱戦にして何の得があるというのだ。」
媚薬の効果で益々凶暴化するパラワン騎士団の面々。
奴等の勢いでスズメバチを蹴散らしながら突進していく。
既に要塞内での狭所での戦い。自由に飛び回ることのできないスズメバチたち。
得意の機動力が封じられてしまっている。
片っ端からかみ殺されていく。
いやそれ以上の多くは押し合いの中、気温が急上昇。
熱に弱いスズメバチたち心臓麻痺で死んでいった。
日本ミツバチの対スズメバチ伝統戦術が形こそ違えども、実現されていく。
パラワン騎士団、勝利は近いぞ!


239 :1万対1万作者:2005/09/02(金) 23:38:00
今日はここまでにします。
若干解説を。
@アルキ、スマトラアチェ、コーカサス、ヘラクレスはいずれも外国産のカブトクワガタです。
前2者はオオヒラタクワガタ系、残り二つはカブト系です。
その体長は前2者が100mm、あとの二つが120mmから140mm
ちなみに国産クワガタとカブトは最大でも60mmぐらいですから、その大きさは実感できると思います。
しかもめちゃくちゃに強い!ときてます。

A日本ミツバチの伝統的戦術とは?
日本にいるミツバチは西洋ミツバチと日本ミツバチの2種類がいます。
蜂蜜やロイヤルゼリーは今では西洋ミツバチから取ります。
スズメバチは秋になると西洋ミツバチの巣を襲って、蜜や卵を奪いにきます。
西洋ミツバチは果敢に戦うのですが、全く歯が立たず数時間で全滅してしまうのです。
ところが、日本ミツバチは、スズメバチを撃退できるのです。
そのやり方がユニーク。数十匹でスズメバチに覆いかぶさり団子のようにスズメバチを覆いこみます。
すると内部の気温が急上昇。熱に弱いスズメバチは心臓麻痺を起こして死んでしまうのです。
この闘い方を参考にしました。

240 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 23:55:46
>…………ミィィィ――――――――ンンン……ミィィィ―――――――ンンン……
まで読んだ

241 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 15:37:14
↓以下スルー

242 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 17:33:06
虫嫌いにはホラーだねw

243 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 17:39:12
↓以下スルー

244 :1万対1万作者:2005/09/04(日) 00:00:30
遂にパラワン騎士団、敵の本陣へ突進した。
スズメバチの将校達「ああ!お前は虫明!クワガタどもの味方をしているという噂はまことであったか!
この裏切り者め!流言も貴様の仕業か!汚いぞ!嘘偽りの流言を放つとは!」
殺気立って怒鳴りたてるスズメバチたち。
虫明「偽りの流言だと・・・?後ろを見てみることだな。」
振り返ったスズメバチたち。「あ!」
見ると周喩は既に逃亡してしまっているではないか!
虫明「ははははは!これでも私が騙したといえるのか?わが知略は王道なり!周喩の知略は覇道なり!王道は決して人は騙さぬ。覇道は人を欺くなり。兵を見捨て敵前逃亡する将軍を持つ限りその方ら命がいくつあっても足りぬぞ!」
虫明は静かに言った。
「よいか、かえって帝国の者どもに伝えよ。覇道によって立つ者は覇道によって滅ぶと。
必ず神罰下るぞ!わしとパラワン騎士団ある限りその方らの勝手にはさせぬ。よいか!」
「あわわわわ・・・」スズメバチたちの大潰走が始まった・・・。


245 :1万対1万作者:2005/09/04(日) 00:01:57
アラゴルン「敵は全て逃げ去ったようだな。」
虫明「緒戦でのメスクワガタ作戦で敵の意表を突き、媚薬を無力化したのが大きかったですな。
後は先手先手ををとり、常に戦いの主導権を握り続けることができた、これが勝因かと。」
アラゴルン「あの作戦は見事だったわい。しかし人選は苦労したぞ。
ご婦人方を説得すのはな。
あんたらの甲斐性がないから、こんなことになるのだと散々なじられたわ。」
戦では鬼神のごとく強いアラゴルンも女は苦手であった。
さて、とアラゴルン。「この幼虫と卵はどうする?」アラゴルンは尋ねた。
周喩は兵ばかりか卵や幼虫まで見捨てて逃亡したらしい。
常に指揮官先頭で戦い抜いたアラゴルンとは対照的であった。
虫明「卵は全て潰し、幼虫は全てかみ殺すべきかと。」
アラゴルン「う、うむ。しかし」躊躇うアラゴルン。
虫明「敵に情けは無用ですぞ。
これらを放置しておけば、スズメバチらはまた戻り、要塞は復旧してしまいまする。」
アラゴルン「しかし・・・。われらパラワンは敵を倒す牙は持てど、幼き子供を殺す牙は持たぬ。」
虫明「・・・・」


246 :1万対1万作者:2005/09/04(日) 00:03:16
ここは大学の研究室。
宿直の柳原は、実験装置の前で転寝をしていた。
虫明「柳原さん、あなたを見込んで頼みがあります・・・。」
は、と目覚める柳原。夢か・・・、しかし?。
柳原、外に出た。バイクを飛ばし、夢に現れた場所に。
見つけた!山の中腹あたりの巨木の下、見たことのない大きなスズメバチの巣が。

翌朝
里見「柳原君。お手柄だよ。おかげでスズメバチの巣を駆除できた。
役見つけることができたな。やはり君は蜂の専門家だよ。
スズメバチの活動は集束した。
もう大丈夫だ。」
助手一同「いいなあー。柳原君。これで君の講師昇任はまちがいなし、と。」
柳原 心の中で。(違う。僕じゃない。
僕が駆けつけたときは巣は既に誰かに破壊されてた。でも誰だろう?
僕に話しかけてきたのは?)


247 :1万対1万作者:2005/09/04(日) 00:04:50
アラゴルン「虫明殿。どうしてもいくのか?今しばらくは余の元にいて欲しいのだが・・・。」
虫明「ご厚情ありがたく存じます。されど広く世を見聞し、知見を広めるべく旅に出たいのです。
どうかお許しを。」
アラゴルン「そこもとほどの知恵ある者が更に知見を広めるべく、旅にか・・・。
いや、恐れ入ったわい。日々精進を怠らぬとは、まことの賢者よな、そちは。」
「この二人を旅の共に連れて行って欲しい。」
ギムリとレゴラス。パラワン王国を背負う次世代の若者達だ。
「何かの役に立つと思う。ギムリ、レゴラス、虫明殿をお助け申せ。
そして多くを学んでこう!」
2人「承知いたしております、大王様。」
アラゴルン「よいか、クワガタ最強などと根拠なく、慢心してはならぬぞ。
時代は大きく変わろうとしている。
しかとその目で世界〔昆虫界〕を見てまいれ。」
虫明殿とアラゴルン。
「その方から受けた恩、われらパラワン一族終生忘れぬ。そなたの子孫は末代まで大切にいたす。」

旅立つ虫明。アラゴルン以下パラワン騎士団2千騎は微動だにせず虫明一行を見送り続けた。
地平線のかなたに虫明が消え去るまで・・・。

1万対1万第2部パラワンの逆襲 終


248 :1万対1万作者:2005/09/04(日) 00:08:29
第2部終了です。
いよいよ第3部を再開します。第3部は
>>63
からの続きです。
数日後から再開する予定。
ではまた。

249 :1万対1万作者:2005/09/04(日) 00:09:03
「おい、白河が来たぞ。あっち行こうぜ。」
「白河さん、私達に近づかないでくれる?」

【白河ことりは人の心を読めるらしい】

噂が広まって以来、学園中の人間から、ことりは薄汚い化け物の様に扱われていた。
いつものように一人寂しく体育倉庫裏で食事を取っていたことり。
そこに近づいてくる集団があった。

「!」
その集団の心を読んでしまったことりは、青ざめた顔で反対側へ走り出す。
が、角を曲がった所で人にぶつかり、そのまま羽交い絞めにされてしまう。
「いっいゃぁ、、」
声を出そうとするものの、即座に布を口に当てられ、意識を失っていく。

..............
..............
..............

下半身にヒリヒリするような痛みを感じつつ目を覚ますと、
「ことりちゃん、おはよう。」
眠っている間に何をされたかを理解し、声も出せずむせび泣いてしまう。
..............
「ことりちゃんサイコーだよ。
 気持ち良すぎて中に出しちゃいそう。
 ねぇ、いいよね?いいよねぇ!?」
「や、、、」
その瞬間、膣奥まで達していた物体が脈動し、先端から放出された熱いどろどろしたもので
子宮内がくまなく満たされていくのを感じて、ことりは心を読む力を、
そして心そのものを失っていった。

250 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 00:16:46
↓以下スルー

251 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 01:37:23
>>248
そこらへんの続きが気になってたw

252 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 01:54:18
↓以下スルー

253 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 18:18:35
ではいよいよ第3部再開です。
>>63
からの続きでした。
第2部でスズメバチ帝国の要塞を粉砕した虫明・アラゴルンコンビ率いるパラワン騎士団。
自信を得たカブクワ族は部族連合を成し遂げ、
大連合軍を結成。アラゴルンを総大将に、虫明を軍師に迎え、連戦連勝。
帝国の拠点を次々に潰し、遂に本拠地にまで進撃。
追い詰められた帝国側は切り札モンスターXこと伝説の最強昆虫メガニューラを覚醒させ
戦線に投入!
そこまででした。では続きをどうぞ。

254 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 18:22:18
「よし、敵の前衛基地に取り付いたぞ!一気に押し崩せー」
ヘラクレスオオカブトの怪力自慢セオデンが吼える。
ロングランスを真直ぐに構え、一列に並んだヘラクレス軍団。
角を要塞に突き刺して押し崩そうとする。
そうはさせじ、とスズメバチらはヘラクレスに取り付こうとする。
が、アルキ(アルキデスオオヒラタクワガタ)勢が脇を固めて寄せ付けない。
迂闊に接近するとかみ殺されてしまう。
ヘラクレス・アルキ組のすぐ左ではコーカサス・スマトラ組が右ではネプチューン・ダイオウ組が同じく要塞に取り付き押し壊さんとしている。
(解説:ネプチューンは巨大カブト族の一つ。ダイオウ→ダイオウヒラタクワガタのこと。厳つさではクワガタ界No1という評も.)
周喩「くそ、これまでか・・・」
そのとき、あたりが急に暗くなった。大きな影が映った。
何事かと空を見上げる両軍の戦士達。誰もが驚愕の表情を浮かべた


255 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 18:23:45
「何だ、あれは!」
翼長2mにも達する巨大トンボが頭上を覆っているではないか!
メガニューラは甲高い咆哮を上げ急降下する。
「うわわわー」カブクワたち逃げる暇もない。
メガニューラの巻き起こす突風で吹き飛ばされる。
カブト最重量のゾウカブトでさえ吹き飛ばされた!
メガニューラは一匹のヘラクレスを顎に捕らえた。そのまま急上昇。
ヘラクレスを口にくわえ、中空にホバリングする。
ヘラクレスを咥えたまま辺りを睥睨するメガニューラ。
必死にもがくヘラクレス。そして固唾を呑んで見守るカブクワたち。
戦場の喧騒は止み、静寂があたりを包み込んだ。
そしてその静寂はメガニューラによって破られた。
大顎でヘラクレスを一撃にして噛み砕いたのだ。粉々に肉片となって散るヘラクレス。


256 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 18:25:04
物凄い喧騒に包まれるカブクワたち。「そ、そんな馬鹿な!」「信じられん!」カブクワたち驚愕の叫びをあげる。
メガニューラが再び急降下。
「わー、逃げろー」算を乱して潰走するカブクワ軍団。
コラー逃げずに戦えー!持ち場を離れるなー!侍大将たちが声を枯らして檄を飛ばすが、効果なしだ。
メガニューラ、カブクワたちの頭上で旋回し、羽を激しく振動させる。
「痛い!」、「何だ、何が起こったのだ!」とカブクワたち苦しげだ。
虫明「うむ、超音波集束波動の術か!やるな!」
虫明は一人黙考する。(鯨の仲間で超音波を集束発射させ、魚の群れを失神させ捕食する連中がいるとは聞いていたが・・・。
まさか昆虫族でこの術の使い手がいるとは思わなんだわい。)


257 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 18:26:54
超音波の正体は軽い空気分子の振動である。それ自身には殺傷力はない。
しかしカブクワたちは朝からの戦いで砂塵まみれになっていた。
超音波に砂塵が共鳴し振動する。
砂塵はナイフと化してカブクワたちの装甲を切り刻んでいったのだった。
正直傷はたいしたことはない。
しかしカブクワたちは予想もしなかった攻撃を受けて完全にパニック状態に陥っていた。
遂に陣を崩し壊乱するカブクワ連合軍。
この好機をスズメバチらが見過ごすわけがない。
100匹単位の戦隊に分かれ、得意の機動力を駆使してカブクワに集中攻撃をかける。
次々に各個撃破されていくカブクワたち。
さしもの装甲も100匹、200匹のスズメバチらの大顎による噛み付きを受けてはたまらない。金属疲労を起こした鋼板のごとく端切れ落ちていく。
軍隊バッタやリオックらも攻撃に参加してきた。形勢は一気に逆転。カブクワ連合軍全滅の危機に・・・どうする?


258 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 18:31:19
今日はここまでです。
メガニューラの登場で形勢は一気に逆転してしまいました。
この難局を虫明・アラゴルンコンビはどう乗り切るのか?
超音波数集束波動の術ですが、
実際超音波によって物体を切断することは可能です。
方法はこの小説で解説されたとおり。
工業技術にも応用されています。
超音波を使って狩をする鯨の仲間がいることも事実です。
しかしメガニューラのような芸当ができるかは、わかりませんけども。
ではまた。

259 :1万対1万作者:2005/09/06(火) 20:17:39
 そもそも黒人というのは、予防が簡単(「知らない人とセックスしない」ただそれだけ)、
伝染力激弱のあのエイズで、アフリカ中の国が傾く程の死者を今も出し続けている
先天的に頭の弱い劣等人種なんだ。

 例え文明国に生まれ育っても「市民」という概念が黒人には内面的な規範として機能しない。

 確かに警察力や行政や地域社会からの外的規制が効いているときはやむなく
「市民的」にふるまうけれど、外的規制がなくなったとたんに「市民」の仮面を棄てて
恥じないという人間が今回多数存在したということは、黒人がことばの厳密な意味で
「近代市民社会の住人」になっていないということ。
 神戸や同じ米国のLAの震災の際の状況と比べれば、その差は歴然としている。

 黒人が我々現生人類の一員にとなるには、あと数十万年程掛けて進化の階梯を登る必要がありそうだ。

260 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 23:45:25
↓以下スルー

261 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 17:57:40
アラゴルン「虫明!どうする!味方はもはや総崩れじゃ!」
「あれなる森に撤退するべきかと。」虫明采配を手に森の方角を指した。
虫明「あの巨体ではメガニューラは森へは侵攻できますまい。それにもうすぐ日没。
日が暮れればスズメバチらも攻撃はできぬはず。」
しかし・・・と虫明。「撤退の時間を稼ぐ必要がありますな。
誰か殿(しんがり)の役を引き受ける者がおらねば・・・」
「わしがやる。」こともなげにいうアラゴルンに側近は驚倒した。
一同「大王が殿ですと!なりませぬ、それは!総大将が殿など聞いたことがござらぬ。」
アラゴルン「いや、今日の敗戦を招いたのは余の責任だ。
実はな、メガニューラのことは虫明から報告を受けておったのだ。
しかし余はまともな対策を講じなかった。これは余の不徳のいたすところじゃ。」


262 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 17:58:23
余はこの一戦をもって退位いたす!
ガラドリエル、そなたが第16代パラワン国王となれ、よいな!」
意外!アラゴルンは一人娘のガラドリエルを後継者と選んだのだった。
ガラドリエル「父上!正気か?わらわは女じゃ。王位が継承できるはずありませぬ。」
アラゴルン「大丈夫だ!そなたならできる!虫明殿、娘をお頼み申したぞ!
そなたの知略で助けてやってくれい!」
虫明「大王・・・」さすがの虫明も目頭が熱くなった。そしていった
「お任せくだされ。身命に誓ってガラドリエル様をお助けいたしまする!」
パラワンたち「大王、我らも異存ござらぬ。我らパラワン騎士団、いかなることあろうとも姫をお守りいたしまする!」
アラゴルン「皆のもの頼んだぞ!ガラドリエル、これを受けとれい!」


263 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 17:59:00
それは初代パラワン王、伝説の勇者エオルの牙でこしらえた宝刀。王位の証であった。勇者エオル体長15cmのオオヒラタ、岩をも砕く強力の武者であったという。
アラゴルン「いかなる時であっても、諦めてはならぬ。
必ずや帝国を打倒し、この世界〔昆虫界〕に平和を取り戻せる時が来る!
その日を信じて戦い抜くのだ!そなたならできる!ではさらばだ!」
アラゴルンは1千騎のパラワンと共に殿におもむく。
アラゴルンと生死を共にした老兵達である。
アラゴルンはふとガラドリエルのほうを振り向く。その隻眼に優しい光が宿った。
「そなたの、花嫁姿がみれんのが残念じゃ。良き殿御を婿に迎え、強き子を産むのだぞ。」
ガラドリエル「父上・・・」頬に幾筋もの光るものがある。
号泣して見送るパラワンの戦士達。無言でアラゴルンを見送る虫明。


264 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 18:01:26
スズメバチ陣営「周喩殿! 敵は森に撤退する模様です。
アラゴルンがパラワン1千騎ほど率いて殿(しんがり)に出てきました。」
周喩「ほう、総大将自らが殿とは・・・。見上げたものよな。
味方を助けるために自らを犠牲にするのか。
それがパラワン騎士道とかいうものか。
フン、そんなに死にたければ死なせてやるわ! 
・・・いや待て。奴は生け捕りにせよ。わしに考えがある。」
仲間を撤退させるため、必死に奮戦するアラゴルン隊。
しかし多勢に無勢、戦況はいかんともし難かった。


265 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 18:02:20
パラワンの戦士「大王・・・。おさらばでござる・・・」
アラゴルン「そうか、わしもすぐ参るでな。」
パラワンの戦士「ガラドリエル様の栄光を見れずに散るのが、ただ心残りでござる。」
アラゴルン「・・・・」
次々に散っていくパラワンの騎士達。
半刻後には、殆どのパラワンたちが討ち取られた。
アラゴルンも全身傷だらけである。
スズメバチの戦隊が前方より、止めを刺すべく急降下。
顎を45度に構え迎え撃とうとするアラゴルン。
気力を振り絞っての迎撃だ。
そのときアラゴルンの周囲から数匹の巨大なサソリが不意をついて現れた。
ダイオウサソリだ。一瞬にして太い鋏でアラゴルンの手足を押さえ込む。
身動きできないアラゴルン。囚われの身となった。


266 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 18:05:33
今日はここまでにします。
敗戦の責を負い、仲間を助けるため、
自ら殿(しんがり)を引き受けたパラワンの勇者アラゴルン。
囚われの身になってしまいました。
この後物語は急展開します。
ではまた。
当方、明日は忙しくアップできません。
再開は明後日となります。

267 :1万対1万作者:2005/09/07(水) 18:24:37
地下鉄の駅で黒人が暴れていた。「政府は黒人を見捨てた。差別だ。この国は白人の悪魔が牛耳っている。」って。
いま、アメリカではまた黒人と白人(というか非黒人)との間の隔たりが大きくなってきた気がする。
ライスさんも大変だ。
他の黒人もライスの1000分の1でいいから自分で何とかする努力があったらな。

普段から国民の税金でのうのうと暮らしている低所得者は、仕事を探すのも面倒くさい。
自分さえよければ税金泥棒でも、それが当たり前と思っている。
何か起きても助け合いなど絶対しない。人のせいにするだけ。
ひどいヤツは略奪、強姦、なんでもあり。それでも悪いのは政府と思っている。
同じ低所得でも、まじめに掃除などをして働くメキシコ人や他のラティーノとは大違い。

268 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/07(水) 19:03:19
↓以下スルー

269 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/07(水) 20:46:39
お、続きがうぷされてる。

270 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/07(水) 20:54:10
メガニューラは昆崙遊撃隊に出てくるトンボの化け物みたいだなw

271 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/08(木) 01:10:46
↓以下スルー

272 :1万対1万作者:2005/09/09(金) 18:23:51
ここはスズメバチ軍団の本営。
アラゴルンは周喩の前に引き立てられている。
周喩「どうだ、アラゴルン。お前ほどの勇者を殺すのは惜しい。
わしの部下になってはくれぬか?」
意外な申し出。しかし周喩には計算があった。
アラゴルンが投降すれば、カブクワ連合軍は戦意を失い、降伏するだろうと。
さすれば自分の軍功は魏延を上回り、救国の英雄となれる、と。
が、しかし・・・。
アラゴルン「ふふ、敵前逃亡を繰り返すお前の部下になれだと。
冗談ではない、命がいくつあっても足らぬわ。」
周喩「なんだと、貴様!」
アラゴルン「周喩よ、お前今までどれほど多くの仲間を死なせた?
全ては己が欲望のため死なせたのだろうが・・・。俺の隻眼は騙されんぞ!
誰が貴様のような屑の軍門に下るものか!この身焼かれてもならぬわ!」
屹然と言い放つアラゴルン。周喩、怒りに我を忘れた。
周喩「おのれ、おのれ、おのれ・・・!殺せ、殺せ、八つ裂きにしろ!」


273 :1万対1万作者:2005/09/09(金) 18:25:11
アラゴルンはそのまま処刑台へ引き立てられた。見晴らしはいい。
ここならカブクワ達からもよく見える。
周喩は見せしめにアラゴルンを処刑するつもりだった。
周喩「カブクワどもめ!よく見るがいい!お前たちの大将の最期を!
われらに逆らうものどもは皆こうなるのだ!さあ、殺せ!」
ダイオウサソリらに押さえつけられたアラゴルン。
そこに数百匹のスズメバチらが襲い掛かる。
無抵抗のアラゴルンに噛み付くスズメバチたち。
羽はちぎれ,足も切断された。
隻眼は既に抉られ、無残な残骸と化していく。
「よしとどめは・・・。そうだなタランチュラ族にやらせよ。」
2本の前足を大きく広げ威嚇のポーズをとるキングバプーン(タランチュラ族)。
そのままアラゴルンの背中に飛び乗り、胴の付け根に毒針を差し込む。
「うぐぐぐ・・・」うめき声を上げるアラゴルン.
そのまま痙攣し動かなくなった。
パラワンの勇者アラゴルン、無残な最期であった。


274 :1万対1万作者:2005/09/09(金) 18:26:05
「父上ー!もうやめて、やめて。」
半狂乱のガラドリエル。
父アラゴルンが無残に殺される様を見て、完全に錯乱してしまっている。
「姫、お気を静め下され!姫」
側近たちが懸命になだめようとする。
見かねたパラワンの若き戦士が飛び出そうとする。
将校「貴様、勝手に隊列を離れるな!」
戦士「離せ、もう我慢ならん。大王をお助けするのじゃ。
行かせてくれ!」
「軍紀を乱す者は死罪に処す!」
虫明の一喝が飛んだ・・・。
ただ一人微動だにせず、アラゴルンの最期を見届けた虫明。
しかし軍配を握るその手はかすかだが震えていた。


275 :1万対1万作者:2005/09/09(金) 18:35:57
今日はここまでにします。
うむむ、アラゴルンなきカブクワ連合軍はどう戦うのか?
絶体絶命のピンチになってしまった。
しかし、栄枯盛衰は世の常、人の常、じゃなかった虫の常(笑)。
ガラドリエル、幸村、アイクマン、次世代の若者達の活躍に
全てがかかっています。
そして虫明の知略は怪物メガニューラに通じるのか?

キングバブーーンはアフリカに住む毒蜘蛛。
毒性は大変強いとのことです。
虫王DVD第1弾、最強昆虫決定戦での第1回戦でベトナムオオムカデと死闘を演じました。
壮絶な殺し合いで、記憶に残る一戦でした。

>>270
そうですか・・・。
メガニューラの戦いぶりは平成ゴジラシリーズでのゴジラ対メガギラス
での昆虫怪獣メガギラスを参考にしたつもりです。
ではまた。明日続きをアップします。

276 :1万対1万作者:2005/09/09(金) 18:39:14
被災であらわになった米国の人種問題〜なぜ、黒人だけが略奪するのか〜

 こうした現象について日ごろ大手マスコミのリベラル偏向を大胆に非難する
保守派の論客ラッシュ・リムボウ氏が論評していた。リムボウ氏はラジオの
トークショー・ホストとしては全米第一の人気を保つ重鎮である。
 「大手マスコミは人種差別主義だと非難されることを恐れて、略奪者がみな
黒人だという重要な事実を報じないのだ。リベラル派の政治家たちは逆に
『黒人は日ごろ抑圧されているので、緊急時に略奪をすることも理解できる』
という態度をとる。いずれも間違った対応だ」
(中略)
 その原因が社会全体の黒人に対する偏見や差別だという説にも理はあろう。
とはいえ偏見や差別ならば、アジア系市民も対象になる部分がある。
だがアジア系の略奪者は皆無なのだ。なぜ黒人だけなのか。
 この点、リムボウ氏はびっくりするほど大胆な考察を一日三時間もの自分の
ラジオ番組で述べていた。
 「ニューオーリンズでここ数日、起きたことは数世代にもわたるエンタイトルメント
(社会福祉の受給権利)の失敗の現象なのだ。自分の努力よりも政府からの福祉
の受給に依存する心理が『自分たちは社会で恵まれない層だから、社会や政府
から特別の恩恵を受けることのできる特権がある』という潜在意識を生んできた
結果なのだ」
 つまり黒人は政府への依存が強すぎて、いざという事態には他者の財産をも
入手してよいとみなすような独特の心理を抱きがちだ、と示唆しているのである。
その示唆の背後には社会福祉を拡大してきたリベラル派の「大きな政府」への
辛辣な批判がある。黒人の側からすれば、飛んでもない糾弾ということになろう。
だが略奪者はみな黒人だという事実を否定することもできないのである。
(以下略)

ソース(日経BP・SAFETY JAPAN2005)
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/i/06/
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/i/06/02.html

277 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/10(土) 02:21:27
↓以下スルー

278 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:40:06
おお あらごるん!
しんでしまうとは なにごとだ!

279 :1万対1万作者:2005/09/10(土) 21:52:39
カブクワ軍の帷幕の中。ガラドリエルは全く無言のままだ。
静寂が辺りを包んでいる。
虫明は傍らに控え、こちらも一言も発しない。
虫明の従者ギムリとレゴラス[共にパラワン族]が心配そうに声をかける。
「姫様、いや大王様。もうすぐ軍議が始まります。そろそろ行きませんと・・・。」
 「よい、どうせ撤収するという意見に纏まるはずじゃ。
父上を失ったいま、我らに勝利はない。もう終いじゃ。」
と投げやりな返事のガラドリエル。


280 :1万対1万作者:2005/09/10(土) 21:53:35
「仮に我々が勝ったとしても、終いになるでしょうな。」と虫明。
「何!それはどういう意味じゃ?」意外な答えにガラドリエルは逆に聞き返した。
「もし我々カブクワ連合軍が勝利し、帝国が滅んだとしたら、その後世界はどうなると、
ガラドリエル様はお考えですか?」 虫明が質問を返す。
「それは・・・」とガラドリエル返答に詰まる。
そんなことは考えてみたこともなかった。
「平和な世界になるのではないかな?争いのない世界じゃ。」
「果たしてそうでしょうか?
カブクワ最強と驕り高ぶり、少しでも異を唱えるものあらば、その真偽・虚実も確かめることなく、相手を誹謗し非難し、場合によっては相手に危害さえ加えかねない・・・。
そのような連中が頂点に立つ社会が争いのない平和な社会になるとは、到底考えられませぬ。」


281 :1万対1万作者:2005/09/10(土) 21:54:17
「メガニューラの件がいい例です。その存在はだいぶ前に確認できていたのです。」
「ではなぜ、みなに知らせなかったのか?」とガラドリエル。
虫明「会議の席でアラゴルン殿と共に、対策の必要あり、と主張しました。
必要な資料もそろえてです。しかし彼らの反応は鈍かった。
嘘に決まっておるとか、妄想のしすぎであるとか、カブクワが負けるはずがないとか、
勝手放題申し立てておりましたな。
皆がわれらの提案をもう少しまともに取り組んでくれていたら、今日のアラゴルン殿の悲劇はなかったやもしれませぬ。」
虫明は優しく諭すように言った。
「カブクワたちが互いに無意味なプライドをかけて争い合う・・・。
これこそ姫様の父上が一番懸念していたことなのじゃ。
姫に是非ともカブクワたちを一つに纏めてほしい。
これが父上の真の願いであったのでござろう。この虫明、そう確信しておりまする。」
ガラドリエル「・・・・」
虫明「さあ、みなが待っております。軍議の場に参りましょうぞ。」


282 :1万対1万作者:2005/09/10(土) 21:59:16
今日はここまでにします。
ガラドリエル同様、私も今日はつらい一日でした。
家族のことでつらいことがありましてね。
正直書き込みできる状態ではなかったですが・・・。
つらいのはガラドリエルも同じこと、と思い直しupしました。

ここから物語は急展開します。
大役を担ったガラドリエル。
絶望から這い上がり、父アラゴルンの悲願を達成できるか・・・。
そして虫明は、どう闘う?
ではまた。明日も頑張ってupします。

283 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:06:46
↓以下スルー

284 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:42:48
弱脳電波くんさぁ、せめて、メール欄にsageと入れてくれないかな?お願い。

285 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:10:49
>>282
辛い時は無理しない方がいい。

286 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:03:27
↓以下スルー

287 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 23:44:01
何か対策を


とりあえず田代

メガ粒子田代砲
http://www.geocities.jp/usui12649006/tashiro.html
田代砲easy
http://home01.isao.net/symgames/tashiro.html
超田代砲改
http://lime.kakiko.com/coq/ctasirokai2.htm


288 :1万対1万作者:2005/09/11(日) 23:53:06
評定の席。誰もがうな垂れて悄然としている。絶対の自信を持って臨んだ筈の決戦。
そして結果はまさかの大敗北。
怪物メガニューラの圧倒的な破壊力を前になす術なく総崩れになったのだった。
「やはりここは一旦後退しては。本拠地の森に戻るのが上策ではないかな。」
「そうじゃ。本拠地なら地の利は我らにある。そこで体制を整えるべきじゃ。」
評定は撤退・籠城戦へと傾きかけていた。
そのとき、虫明がおもむろに口を開いた。
「撤退・籠城策は下策と考えまする。
ここで我らが引いては、援軍に駆けつけてくれた多くの他の種族[トンボ族・ミツバチ族ら]は全て我らを見限り、帝国側になびくでしょう。
我らは孤立無援となり、士気は低下。
退勢挽回はままならず、敗北必至と考えまする。」
「しかし他にどんな方法があると? それとも軍師殿は何か策をお持ちで?」
一同が尋ねる。
「すぐさま陣を張りなおし、夜戦に打って出るのが、上策にござる。」
虫明の大胆な発言にざわめきが起こる・・・。


289 :1万対1万作者:2005/09/11(日) 23:54:06
「これは、聡明なる軍師殿の言葉とは思えませんな。」
一同を代表して声を上げたのはアイクマン(ホペイオオクワガタ族)だった。
短気なクワガタの中にあって沈思黙考のオオクワ族。
その中でもアイクマンは冷静沈着第1の男である。
彼は後方から戦況の推移を正確に観察していた。
アイクマン「確かに夜にはスズメバチどもの活動は鈍ります。
メガニューラもあの様子では夜には襲ってこないでしょう。」
しかし、と言葉を続ける・・・。
「軍師殿も見たでしょう?アラゴルン殿の最期を。
サソリやタランチュラに囲まれて嬲り殺しにされた様を。
スズメバチの奴らは多数の毒虫を野に放っておりますぞ。
夜戦となれば、我らは毒虫らの陣を一つ一つ潰しながら進まねばなりません。
夜明けまでに敵の本拠地に到達するのは無理でしょう。
朝になれば、またスズメバチらが活動を開始します、あのメガニューラも。
そうなったら我々に勝ち目はありません。今日、今夜、明日の朝と我々は3戦連続ですぞ。それに対し明日の朝には休養十分なスズメバチとメガニューラが襲ってくる。
敗北必至です。」


290 :1万対1万作者:2005/09/11(日) 23:55:06
虫明「ご懸念は無用。われに必勝の策ございまする。」
虫明は幕僚たちに自分の策を話した。その壮大かつ巧緻な策略に皆は圧倒された。
さすがは軍師殿、と皆は思った。しかし・・・。やはり誰も声を発しない。
「ここはやはり、撤退・籠城策のほうが手堅いと存じるがいかがか?」
「いかにも、虫明殿の策、投機的に過ぎると思うが・・・」
虫明の策を支持する者はこの場にはいないようだ。虫明は嘆息をついた。
賢者が如何によい意見を献策しても、指導者にそれを受け入れる勇気がなければ何もならないのだ。
アラゴルンならば、献策を受け入れ決然と行動したであろう。


291 :1万対1万作者:2005/09/11(日) 23:55:51
虫明はトリビアル相撲大会でのアラゴルンとコーカサスオオカブトの戦士の試合を思い出した。
投げ飛ばされそうになったアラゴルンだったが、最後は逆転でコーカサスを投げ飛ばしたのだった。
いかなる状況下でも決して絶望はしない。
わずかな望みがあれば、それに賭け果敢に行動する。
それがアラゴルンの強さの秘密であった、と虫明は思う。
ここにいるカブクワたちはその気迫と姿勢に欠けている。
実際のところカブクワ軍の損害はたいしたことはない。
アラゴルンが殿(しんがり)を見事にこなしてくれたことと、日没が迫りスズメバチやメガニューラが追撃してこなかったことが幸いしたのだ。
しかし士気の落ち込みは大きかった。
万策尽きたか、と虫明が思ったそのとき意外な声が!


292 :1万対1万作者:2005/09/11(日) 23:56:34
「その方ら、何を臆しておる!」
ガラドリエルだった。
「何ゆえ虫明の策を受け入れ、夜戦に打って出んのじゃ!
その方ら、カブクワの戦士ならば、一戦交えて華々しく戦ってみよ!
日ごろの威勢はどこにいった? 
カブクワ最強などといっておったが、たかが一戦敗れただけで、なんというざまなのじゃ!情けないとは思わぬのか!わらわはいく!われらパラワン騎士団は決して退かぬ!
虫明、ギムリ、レゴラス行こうぞ。
このような臆病者どもはおいていけばよいのじゃ!」
ガラドリエルらが席を立って出て行こうとしたそのとき。


293 :1万対1万作者:2005/09/11(日) 23:57:20
タルカス(コーカサスオオカブト族)「ウオオオー。わしも行くぞ!ここまでいわれて引き下がればコーカサスの名折れじゃ!」
ブラフォード(アルキデスオオヒラタクワガタ族)「そうじゃ!ガラドリエル殿の言うとおりじゃ。臆してはならん!ここが踏ん張り所ぞ!」
そうなのだ。真の勇者とは、味方が絶望のどん底にいるときでも、一人絶望せずいる者。そして味方を鼓舞し奮い立たせるものこそ勇者なのだ。
われも、われも、と次々に声が上がる。ガラドリエルの一声で評定は夜戦に決した!
「総大将はガラドリエル様でよろしいですな?」すかさず虫明が提案する。
「異議なし!」「当然じゃ!」「いかような下知にも従いますぞ!」とカブクワたち。
姫大将ガラドリエルの下、カブクワ連合軍の結束なった。
ガラドリエル「采配は虫明に任す!よいな?」
虫明「ありがたきお言葉。お任せあれ。」
今度こそ、負けられぬ・・・、虫明は心に期した。
ガラドリエル「ものども!敵に怪物メガニューラあれども、恐れてはなりませぬ!
いまこそわれらカブクワの力と勇気を示すときぞ!いざ出陣じゃー!」
一同「オオー」
柳眉を逆立て獅子吼する姫大将。そして天をも揺るがすカブクワの勇者たちの咆哮。
再び戦意を取り戻したカブクワ連合軍10万騎。果たして奇跡の逆転勝利はあるのか?


294 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 00:04:01
選挙速報の合間を縫ってのupです。
選挙でも女性候補が頑張ってますねえ。
ガラドリエルの一声で評定は夜戦と決まりました。
古来女性が合戦に貢献した例はいくらでもあります。
有名なところでは承久の乱での北条政子。
頼朝亡き後、院の幕府討伐軍に対し鎌倉方は意気消沈。
箱根で迎撃をといった消極案を政子は一蹴。
積極果敢に都に攻め上るべし、と主張。
そして見事危機を救ったのでした。
果たしてカブクワ連合軍は夜戦にて帝国軍を打ち破れるか?
ムカデ・サソリ2大毒虫軍団がいよいよ登場します。
ではまた。

295 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 00:12:28
久々にSF板に来たけど、お前まだこんな事してんの?
ウザイから早く消えてくれない?

296 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 00:47:43
↓以下スルー

297 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 22:43:19
 (´・ω・`) 結局、「人権擁護法案」は自民党の手によって成立することになっちゃったね。

   自民党マニフェスト「人権救済制度(人権擁護法案)」
     http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2005_seisaku/120yakusoku/pdf/yakusokuText.pdf

  (問題点)     | 自民 | 公明 | 民主 |
  --------------------------------------------------------------------------    
  政府・官僚主導 | ◎   | ○   | △   | 個人情報保護法と組み合わせることで政治家や
            |     |     |     | 官僚の汚職への取材・調査ができなくなる
  --------------------------------------------------------------------------
  メディア規制   | ◎   | ○   |     | マスコミによる自由な取材・調査や2chのような
            |     |     |     | ネットメディアへの書き込みができなくなる
  --------------------------------------------------------------------------   
  外国人参加   | △   | ◎   | ◎   | 在日が好き放題する可能性がある
            |     |     |     | 特に公明は創価布教の手段として使おうとしている
  --------------------------------------------------------------------------    
 自民党の中の外国人条項・反対派は一掃されてしまったことや、公明党の選挙協定に基づき
 郵政民営化法案成立後に与党が提出する案は、「政府・官僚主導、メディア規制、外国人参加」の
 最悪パターンになる可能性が非常に高い。

 公明党が在日および韓国への布教の手段として、福祉や人権擁護法を使おうととしている今、
 2chに「在日」や「創価」に対する書き込みをすることで、2ch運営者や書き込みをしたちゃねらーに
 政府と人権擁護委員会から圧力がふりかかるリスクが現実となったわけだが、そのことを
 自民党支持ちゃねらーはどう考えているんだろう?
 まさに自分の首を絞めた状態になってしまったわけだが・・・(もちろん民主が勝っても人権擁護法の
 成立リスクはあったが、すくなくともメディア規制はなかった)。

298 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 23:01:55
続きを早く…

299 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 23:19:02
↓以下スルー

300 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:29:33
しかしカブクワ連合軍の夜戦は意外に地味な形で始まった。
オオクワガタ族がひっそりと出陣する。
それも陣を組んでの行進ではなく、二匹ペアとなってひっそりと出撃していく。
彼らはあらかじめ指定された持ち場に向かっていった。
持ち場に着いたオオクワガタたち。あるものは草陰に潜む。あるものは岩の陰に。
あるものは地中に穴を掘り、体半分を埋める。
タランチュラが進んでくる。その少し先には穴を掘って待ち構えるオオクワガタが。
穴の上のタランチュラが差し掛かったとき、オオクワの顎が一閃。
一瞬にしてタランチュラは討ち取られた。
タランチュラやハンミョウ族は広く散開してカブクワ陣に一撃離脱攻撃をかけてくるはず。虫明はそう予想した。そしてその予想は的中した。
俊敏に動き回る彼らを追いかけ捕捉することはカブクワにはできない。ならば・・・。
虫明が考案した策が待ち伏せ迎撃策であった。
彼らの通り道にクワガタを予め配置し待ち伏せ攻撃させたのだ。
その任は我慢強いオオクワ族こそ相応しい。
虫明はこの夜戦に備え、オオクワガタ族を昼間の合戦からはずしたのだった。


301 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:30:17
オオエンマハンミョウが二匹通り過ぎようとしている。その隙を窺うホペイオオクワガタのアイクマンとその部下。いまだ!一瞬にして2匹のハンミョウはオオクワの顎に捕らわれた。
足をばたつかせ、必死にもがき脱しようとするオオエンマハンミョウ。
アイクマン「おっと、大人しくするんだ。動くと斬るぞ」
ハンミョウ「誰かと思えば、臆病者のオオクワじゃないか。離しやがれ、この昼行灯が!
[昼行灯:普段は大人しくまったく目立たない人の意味]
俺達を斬ると?いっとくが俺達の装甲はカブクワ以上だぜ!やってみな!」
アイクマン「・・・。本当にいいんだな?」と部下に目配せする。
うなずく部下。大顎に力をこめる。
するとどうだ!オオエンマハンミョウは首と胴が真っ二つに割れたではないか!
アイクマン「どうだ。お前もあんなふうになりたいのか?
俺たちの顎の力はオオヒラタより上なんだぜ?」
「うう。わかった・・・。」恐怖に震えるハンミョウ。
アイクマン「そうそれでいい。大人しくしていれば命まではとらん。
足労願うぞ!歩け!」
アイクマンは虫明のいる本陣に捕虜を連れて行くつもりだった。
毒虫側の布陣に関して情報を集める必要があったからだ。


302 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:31:33
カブクワ軍、スマトラアチェの部隊。
「いて!」「野郎!また咬みやがったな」
兵士たちから叫びがあがった。
「構うな!静かに行軍するんだ!奴らを内側に潜りこませなければそれでいいんだ。
隊列を乱すな!奴らを追ってはならんぞ!」
その都度侍大将らが声をかける。
毒蜘蛛族とハンミョウ族は広く散開して、噛んでは逃げる一撃離脱戦法を採ってきた。
この攻撃に対する虫明の指示がいまスマトラアチェの侍大将たちが口々に叫んでいることだ。
すなわち相手にするな、構わず進め、と。


303 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:33:05
兵士の一人「それはわかるんですが、だったらもっと早く行軍できるでしょうに?
何でこんな密集隊形で進まにゃならんのです?」
侍大将「内側にミヤマクワガタの連中がいるそうだ。
奴らの薄い装甲じゃ、大型の毒蜘蛛やハンミョウらにやられてしまうのよ。
だから俺たちが楯になって守ってやらんといかんというわけさ。」
兵士「何でミヤマなんか連れてくるんです?あんな弱い連中、役に立つわけないでしょうが?」
侍大将「そんなことは俺に聞かれてもわからんぜ。
お偉方らに何か考えがあるんだろう。」
そういいつつも確かに変だ、と彼は思った。
(・・・国産カブトやノコの連中は毒虫相手に装甲が薄すぎ無理、
ということで今回の作戦から外されている。
何でミヤマだけが?しかも奴らの大半は昼行性だ。
なのに今日の昼間の戦闘では参加してなくて夜戦に参加するとはどういうことだ?)
「前方、右10時の方向からオオエンマハンミョウが接近!迎撃準備。」
彼の思考は緊急の伝令によってかき消された。


304 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:35:08
「アイクマン、ご苦労だった。
その方らが捕らえた捕虜のおかげで、敵の布陣の様子がおおよそつかめたわい。」
とアイクマンを労う虫明。彼らの会話が続く。
アイクマン「やはり毒蜘蛛族・ハンミョウ族は一撃離脱戦法を取っておるようですな。」
虫明「うむ。これは予想の範囲内だったわい。
この攻撃に対しては、予想進入路の要所、要所にオオクワ族を配置して迎撃させればよい。」
アイクマン「手はずは万端です。
それと捕虜の話では敵の野城は築かれていないとのことですが・・・」
野城とは、地中に掘られた毒蜘蛛族の巣のことだ。
虫明は、これを恐れていた。
野城を回避しながら進軍することになり、大幅に時間の遅れをきたしてしまうからだ。


305 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:36:17
虫明「このあたり一帯は、昼間の激戦地だったところだ。
帝国側は我らが森に撤退した後に毒虫らを野に放ったはず。
野城を作る時間がなかったのよ。
評定が早く纏まり、再出撃ができたのが幸いしたのじゃ。」
「それよりも・・・」と虫明。
「ムカデ族・サソリ族の消息が掴めぬのが、気に掛かる。」
アイクマン「そうですな。彼らも集団行動は苦手のはず。
毒蜘蛛らと同様、散開して単独攻撃をかけてくると思ったのですが・・・。」
虫明「まだ情報を集める必要があるな。アイクマン、では配置に戻れ。
何か新しい動きがつかめたら、すぐに知らせて欲しい。」
アイクマンは一礼してその場を退去する。
虫明「ムカデ族・サソリ族か・・・。
いかなる手を仕掛けてくるのじゃ・・・」
一人思案する虫明であった。


306 :1万対1万作者:2005/09/12(月) 23:42:03
今日はここまでです。
いよいよ戦いは第2ラウンドに突入。
オオクワガタ族の粘り強い戦いによって、
カブクワ軍は毒蜘蛛・肉食昆虫族(ハンミョウ族)の張る結界を
突破できる様子ですが・・・。
そして最弱クワガタ、ミヤマクワガタ族は何故、出撃したのか???
謎が深まりますね。
そしていよいよムカデ・サソリ族の登場???
カブクワ対サソリ・ムカデ
昆虫スレで決着がつかなかった両者はこの妄想小説の世界でどう戦うのか?
ではまた。

307 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 00:33:07
乙。待ち伏せするクワガタか、蟻地獄のようだw

308 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 05:01:49
タランチュラのかっこいいところも見たいニダ

309 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 08:07:30
↓以下スルー

310 :1万対1万作者:2005/09/13(火) 21:19:47
素人がオナニーの合間に思いついた程度の事は考え済みなのよね。
考えた上で、やってるわけよ。
それが成功か失敗かを語るのは構わんが(それは視聴者の楽しみの一つだし)
何も考えてないかのように語られてもなあ。思いあがるなってw

「ドタバタがよかった」「コメディがよかった」「最後だけシメればよかった」

としたり顔で語った人間は、俺らufotable製作のドッコイダーのDVDは買ってくれたのか?
まさにそのとおりの展開で、ネット上で絶賛され、神だの最高傑作だのと持ち上げられた結果、

         D V D 2 0 0 0 枚 

いう惨敗を喫しているんですが。ひたすらドタバタで絵的にも頑張ったシノブ伝も惨敗。
正直「2chやブログで神だ仏だと祀られても、実はあんまり意味が無い」と思ってる。

俺らだけではなく業界全体がその傾向にありますがね。

311 :1万対1万作者:2005/09/13(火) 22:53:50
ガラドリエル「敵の攻撃は下火になったようですわね。」
虫明「そうですな。オオクワガタ族らが戦果を上げ始めておりますゆえ。」
先ほどから毒蜘蛛族・ハンミョウ族の襲撃回数がめっきり減ってきた。
多少の損害には目をつむり、行軍した甲斐があったようだ。
この分なら夜明け前に敵の本拠地につけるかもしれない・・・。
虫明「第一段階はどうやら突破できた様子。首尾は上々でござる。」
ガラドリエル「次はムカデ族、サソリ族らとの戦いですわね。
正直どうなるのです?奴らの戦闘実力は?」
ガラドリエルは一番の懸念を口にした。
このことは大部前から軍議の場で検討されていたが結局結論が出ずじまいで、
今日のこの日を迎えてしまったのだ。


312 :1万対1万作者:2005/09/13(火) 22:54:36
ガラドリエル「カブクワどもはムカデ・サソリなぞ敵ではない、と豪語しておりますが。そなたは慎重論を唱えておったな?」
虫明「まあ、根拠の薄い決めつけで戦に臨むは怪我の元、と諌めたまでで・・・。
それだけなのに、お前は毒虫派だと、非難されましたな・・・」と苦笑する虫明。
それはともかく・・・と虫明。
「彼らの推論はともかく、結論は正しいように思います。」
ガラドリエル「ほう?散々考え抜いたそなたの結論は、全くものを考えないカブクワどもの結論と同じとな?愉快な一致じゃな」。
「ではその根拠を聞かせておくれ?」とガラドリエル膝を乗り出す。
「まずムカデですが・・・。」と説明を続ける虫明。
そこに伝令が入った!
通信兵「読みます!『ワガ前衛部隊。ムカデ軍ト遭遇セリ!戦ウヤ否ヤ。指示サレタシ!』以上であります。」
虫明「どうやら講義の時間は終わったようですな・・・。
この続きはまた後でということにいたしましょう。」
そして指示を与える虫明。


313 :1万対1万作者:2005/09/13(火) 22:55:15
「隊長いつまで待てばいいんですか!」
ここはカブクワ軍団の前衛。アルキデスオオヒラタクワガタの部隊だ。
目の前を無数のオオムカデたちが横切っている。
彼らが通過し終わるのを待つアルキたち・・・。
あたかもアルキらは踏み切りで列車の通過を待つ車の群れのようであった。
「うむ。しかしムカデは戦意がなく、こちらから攻撃しなければ襲っては来ぬと。
だからやり過ごせ、と司令部から命じられているのだ・・・。」
「でも、きりがありませんぜ。うじゃうじゃといるじゃありませんか。」
「おいこら。いい加減道空けろ!都心のどこぞの開かずの踏切じゃあるまいし。」
「歩行者優先!」
口々にアルキらが怒鳴り散らす。
ムカデたち「○▲×#・・・?」


314 :1万対1万作者:2005/09/13(火) 22:55:54
「駄目です。周喩殿。ムカデたちはカブクワを攻撃しようとはしません。」
スズメバチ帝国軍の司令室の中。
オペレーターたちがムカデを統制指令しているのだが、うまく制御できていない。
周喩「ムカデの言語(フェロモン)は簡単に解析できたのだろう?なぜ動かせんのだ?」
オペレーター「言語自体が簡単すぎるんですよ。奴ら極端にボキャブラリイが少なくて・・・。捕食と生殖の言葉しか持ってなんです。これで動かすのは無理です。」
周喩「クワガタを攻撃せよ」と指令してみろ。
オペレーター「攻撃という言葉が彼らにはありません。」
周喩「じゃあ、クワガタを食え。これはどうだ?」
オペレーター「それから何とか・・・。あ、そうかクワガタって言葉もないんだ。」
周喩「・・・・」
オペレーターたちも次第に苛ついてきた。
オペレーター「ウゼエヨ!コラ、ムカツク、これはどうだ?駄目か・・・」
言葉が貧弱なのはムカデだけではない。とうのスズメバチたちもだ。
国語教育にもっと力を入れるべきだったか、と天を仰ぐ周喩・・・。


315 :1万対1万作者:2005/09/13(火) 23:03:30
今日はここまでとします。
いよいよムカデ族の登場ですが・・・。
最強昆虫スレで一番熱かった論争がムカデ対クワガタでしたね。
思えば虫王のDVD第一弾での注目の2回戦
パラワンオオヒラタクワガタ対ベトナムオオムカデ
全く期待はずれの凡戦でした。
ムカデは全く戦意なく、ただケージの中をぐるぐる回るだけ。
クワガタを敵とも獲物とも見做していませんでした。
実際、国産のカブトクワガタとムカデはよく広葉樹で遭遇します。
樹液を吸うためです。
しかしムカデがカブトクワガタを襲っているシーンは見たことがありません。
この小説でも周喩はムカデを戦わすのに苦労している様子。
果たしてムカデに戦意を与えカブクワ軍と闘わせることが可能なのか?
そして虫明はどのような手を打つのか?
ではまた。

316 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 00:08:56
↓以下スルー

317 :1万対1万作者:2005/09/14(水) 01:33:21
郵政「民営化」の本質は、日本国民が戦後の焼け跡から始まって、
営々と汗水流して働き貯めてきた郵便貯金と簡保340兆円を、
「自由市場」に放り出し、アメリカなどの金融機関の餌食にさせることにあるのではないか?

事実、米政府は何年にもわたって郵貯を市場にもち出すことを具体的に日本政府に「要望」してきた。
もともと郵貯の一部は米国債を買うことに費やされ、米のイラク侵攻などを財政的に支えてきた
(米国債の購入国の1位と2位は中国と日本)。
それだけでなく郵貯・簡保はその出自からして、その大半を国債の購入にあてられ、
あるいは財政投融資に回され日本の屋台骨を支えてきた。
国民の側から言えば、日本人は二重に納税してきたことになる。

そのような国民の汗と涙の結晶である郵貯・簡保を平気で売りわたすことのできる、
アメリカ追従の日本政府は、次には日本の国土そのものも売り渡すかもしれない。
これは日本という一つの国の破壊だ。この破壊の後にくるものは、、、。

郵政民営化の是非を問うと称するこの選挙を前に、日本の将来を決するこのような大問題を、
なぜほとんどの政治家は口にしないのか?その沈黙にはどんな意味があるのか?

最後に一言、郵便貯金は日本国民が貯金した国民のお金だ。
グローバルマネービジネスの餌食になる前に、全ての貯金者が払い戻し請求すべきでは、、、。


318 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 08:45:55
夏場にムカデに刺された話を良く耳にしていた為、
かなり攻撃的な生物だと思っていたのだが意外だな。

319 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 17:18:03
↓以下スルー

320 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 23:13:16
後家蜘蛛にも活躍してホスィ。
ヒメグモの仲間は青大将の幼蛇すら狩る。

321 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 23:34:44
↓以下スルー


322 :1万対1万作者:2005/09/14(水) 23:35:33
君いつもいるね。いつもそんなことばかり書いているね。
気付いてるかい?はっきり言って誰も君のこと相手にしてないよ?わかってるの?
それって、自分ではおもしろいと思って書いているんだろうね。
きっと、薄ら笑い浮かべて書いているんだろうね。
でもさぁ、君以外の人には全然おもしろくないんだよ。
もしかして自分でもおもしろくないのに書いているんじゃないの?
自分でも何してるのかわからなくなってるんじゃないの?
家族からも近所からも煙たがられているんだね。
友達も彼女も彼氏もいないんだね。学校でも会社でも浮いているんだね。
どこに行っても相手にされないんだね。
ネットでも無視されてここに流れ着いて来たんだね。
ここでさえ相手にされてないじゃん。どうするの?
かわいそうに。もう駄目じゃん。
生きていても何もいいことないよ?
どうせ誰からも相手にされないんだから、死んだ方がいいんじゃない?
相手にされないから奇抜な言動で注目を浴びようと必死なんだね。
始めは少し注意を向けてもらったのだろうけど、
もう飽きられて完全に無視されているね。
それって迷惑なんだよ?気付いてる?
おもしろくもないのに、意味不明な事を大量に書かれても目障りなんだよね。
さようなら。この世から消えてくれ。君いるだけで迷惑。
せめて最後ぐらい人里離れた山の中で自殺してね。

323 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:05:13
「周喩どの。ある意味これでいいのでは?」と側近の一人が意見した。
「このまま硬直状態ならば時間が稼げます。
朝になればメガニューラも戦線に戻りますし」
メガニューラと聞いて周喩の眉がピクリと動いた。
それではまたあの魏延に手柄をさらわれてしまう。
ここはなんとしても、ムカデに戦わせる必要があった。
周喩「仕方ない。あの男に頼むとするか・・・。センチピート大帝を呼び出してくれ。


324 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:05:54
通信が繋がった。
「だいぶお困りの様子ですな、周喩殿」
地の底から響くような声、神聖センチピート帝国皇帝だった。
ムカデたちを一つにまとめ一代で大帝国を築き上げた地龍の覇者。
その名もセンチピート大帝である!
周喩「我らではムカデ軍を統制できぬ。済まぬがその方が采配して欲しいのだ。」
センチピート大帝「ふふ、いいだろう。しかし一つ条件がある。
全軍の指揮を余に任すのだ。ムカデ軍だけでなく、その方も余の指揮下に入れ。よいな。」
周喩「馬鹿な、そんな条件は飲めんわ!思い上がりも程々にしろ!」
センチピート大帝「そうか、なら勝手にするんだな。では失敬するぞ。」


325 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:06:45
「待て待て!」と狼狽する周喩。
「全権とはいかぬが、ムカデ軍の指揮はその方に任す。
どんな作戦・戦術を使おうと、自由だ。これでどうか?」
センチピート大帝「・・・よかろう。その条件で。では周喩どの。そこで寝て待っておれ。カブクワなど一撃で倒して見せるわ!」
臭気が漂う湿地帯のほとり。大帝の声が地の底から響く。
「いでよ、魔界の龍たちよ、古の契約に従い、今こそ我ら血の盟約を果たせ!」
無数のムカデたちが集まってくる。
絡み合い、地を這いながらカブクワたちの軍勢に進んでいく・・・。
その禍々しい姿は形容の仕様もなかった・・・。
「わがムカデこそ最強なり!カブクワなど我らの餌にすぎぬわ。
無駄無駄無駄!!!はははははは!」
力を誇示し進軍するムカデ軍団!果たして勝敗や如何に?


326 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:07:22
「周喩どの!サソリたちも動き出しますぞ!」オペレータの一人が叫ぶ。
周喩「何だと、よしスコーピオン大帝を呼び出すのだ!」
「何用かな?周喩殿。」
スコーピオン大帝の声が響く、こちらもセンチピート大帝に劣らぬ威厳に満ちた声。
周喩「勝手に持ち場を離れるとはどうゆう了見だ!配置に戻るのだ!」
スコーピオン大帝「・・・。貴様何様のつもりだ?
ムカデどもを自由にさせておいて、我らには指図する気か?」
言葉を続ける。「ムカデなどに遅れをとってなるものか!我らは進む!
周喩、悔しかったたら我らを倒してみよ!ワハハハ!」


327 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:08:00
周喩「うぬぬぬ。・・・わかった。こうなったら仕方あるまい。その方に任す。
しかし、ムカデ軍とは共闘してくれ、頼んだぞ。」
スコーピオン大帝「下等なムカデどもと共闘?まあ、それは構わんがな。
しかしそれはムカデどもにいうべき依頼だな。
奴らが攻撃してきたら、味方といえど容赦はせぬ!
わがサソリこそ最強なり!はははははは!」
周喩「・・・・」
一代でサソリ族を纏め、大帝国を築いた熱砂の英雄スコーピオン大帝。
ムカデに遅れてはならじと、怒涛の進軍を開始した。
暴走を始めた2大毒虫軍団!どうなる?


328 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:19:35
今日はここまでとします。
動き出した2大毒虫軍団。
最強昆虫スレの住民の方々はならわかるとおもいます。
両大帝はそのスレでのあるお二人をモデルにしていることを。
お二人ともなかなか個性ある人物でした。
でも一応いっておきますね。
この小説は架空のものであり、
登場する人物・団体は全て架空のものであることを。


329 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 00:36:31
>>318
ムカデは頭部にある触手を動かし、餌かどうかを認知しているようです。
肉食でもあるのですが、堅いものは苦手のようです。
ムカデが襲う昆虫はいずれも外皮のやわらかい昆虫ですので。
カブクワに対しムカデがどう戦うのか?これには苦労しました。
>>307
オオクワは樹木の穴を開け、そこを自分のねぐらにしまう。
戦いは避けるオオクワですが、
自分の住処にちょっかい出す相手には頑強に抵抗します。
そんなことからヒントを得て、待ち伏せ迎撃策を考えました。

>>320
うーーん。毒蜘蛛の出番はもうないかも。
蛇を狩る蜘蛛の存在はディスカバリーチャンネルで見たことはあったのですが・・・。
あまり多くの種類の昆虫を出すより、皆が知っている小数の昆虫を出して、
物語を生き生きと描こう、と考えました。
ご容赦のほどを。

330 :>>1:2005/09/15(木) 01:52:11
君いつもいるね。いつもそんなことばかり書いているね。
気付いてるかい?はっきり言って誰も君のこと相手にしてないよ?わかってるの?
それって、自分ではおもしろいと思って書いているんだろうね。
きっと、薄ら笑い浮かべて書いているんだろうね。
でもさぁ、君以外の人には全然おもしろくないんだよ。
もしかして自分でもおもしろくないのに書いているんじゃないの?
自分でも何してるのかわからなくなってるんじゃないの?
家族からも近所からも煙たがられているんだね。
友達も彼女も彼氏もいないんだね。学校でも会社でも浮いているんだね。
どこに行っても相手にされないんだね。
ネットでも無視されてここに流れ着いて来たんだね。
ここでさえ相手にされてないじゃん。どうするの?
かわいそうに。もう駄目じゃん。
生きていても何もいいことないよ?
どうせ誰からも相手にされないんだから、死んだ方がいいんじゃない?
相手にされないから奇抜な言動で注目を浴びようと必死なんだね。
始めは少し注意を向けてもらったのだろうけど、
もう飽きられて完全に無視されているね。
それって迷惑なんだよ?気付いてる?
おもしろくもないのに、意味不明な事を大量に書かれても目障りなんだよね。
さようなら。この世から消えてくれ。君いるだけで迷惑。
せめて最後ぐらい人里離れた山の中で自殺してね。

331 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 03:50:24
スコーピオン大帝は何サソリ?
熱砂ということは乾燥系サソリだよね。
てことはジャイアントデスストーカーかな?

332 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 08:02:15
↓以下スルー

333 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 21:03:09
「軍師殿!これでは埒があきませんぞ!ムカデなど恐れるに足らずです!
攻撃命令を下され!」 
前線を視察に来た虫明に掴みかからんばかりに意見するはスマトラアチェの重戦車ウィンザレオだ。
カブクワ勢にあっても、短気なオオヒラタ族は待つのが苦手のようだ。
「待たれよ。ここは我慢の一手じゃ。その方らもオオムカデらと遭遇するであろう。
広葉樹の樹液が出る場所などでだ。」と虫明。
ウィンザレオ「それはそうでござるが・・・」
虫明「そのとき、その方らムカデに襲われたことはあったか?」
「いいえ」とウィンザレオは答える。
虫明「そうであろう。ムカデはカブクワを餌と認識していないのだ。
ムカデ族は捕食と生殖のみしか関心のない種族。
カブクワを餌と認知しない以上、ムカデを使ってわれらを攻撃さすのは無理じゃ。
しなくてよい戦いは避けるのが上策じゃ。」
懸命に諭す虫明だった。そのとき・・・。


334 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 21:03:53
「ははははは!その方らの軍師はムカデとは何か、全く知らぬようじゃな!
それで賢者とは片腹痛いわ!」
無数のムカデが地に湧き上がってきた。
「我こそ神聖センチピート帝国大帝なり!カブクワどもよ!
わが帝国の地龍の毒牙、受けてみよ!ムカデこそ最強なり!」
大帝の一声でムカデたちの様子に変化が現れた。
さっきまでのカブクワ勢に対し全くの無関心だったムカデ勢。
今はカブクワ勢を睨み、盛んに触覚を動かし、顎を開閉させている。
明らかにカブクワを敵と認知し戦闘態勢に入った証拠だ。
虫明「・・・これはどうあっても一戦せねばならぬようじゃな。」
にらみ合う両軍。どうなる!?


335 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 21:04:31
「おお、遂に攻撃命令ですか!」喜び勇んだウィンザレオ。
虫明「まだじゃ。役者が揃っておらぬ。あれをみよ!」
虫明が指差した。遥かかなたから砂塵を散らして遣ってくる奇虫の群れがあった。
「なんだ、あれは?」カブクワたちから声が上がる。
「ははははは。我こそ神聖スコーピオン帝国大帝なり。最強昆虫は我がサソリなり!
カブクワよ、そしてムカデよ、ひれ伏せ!我がサソリ族の餌食になりたくなくばな!」
鋏を振り上げ、毒針を振りかざし、進軍してくる無数のサソリ族。
虫明「役者は揃ったな・・・。」
カブクワ対ムカデ対サソリ、三つ巴の最強昆虫決定戦!戦いの火蓋はいつ切られる?


336 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 21:08:38
今日はここまでとします。
当方、明日より出張です。再開は来週月曜とします。
>>331
鋭い質問ですなあ(笑)。
スコーピオン大帝の種族は今の段階では不明としておきましょう。
暫くの間、3大昆虫軍団の睨み合いが続きますが・・・。
さていかなる展開になるか?
ご期待ください。

337 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 21:55:43
電波中年は始末に負えない…

338 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:33:48
↓以下スルー

339 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 23:42:41
放課後の帰り道、隣には恋人のことりがいる。
あの日から二人の距離はいっそう縮まった。
以前にも増して、かいがいしく世話をしてくれるようになったことり。
一挙一動がかわいい。ずっとそばにおいて置きたい。
他の女の子にふらふらしていた時もあったが、やはりことりを選んでよかっ
ずっ。
わき腹をつねられたような気がした。
ずずっ……。
肉に食い込むくらい爪を立てられ、そこでやっと激痛が追いついた。
「っ…あああぁ、がっ」
あまりの激痛にまともに声をあげる事もできない。
いったいどんなつねり方をされたのだろうか。
「痛いですか…兄さん?」
朦朧とする意識の中、声の主が音夢だという事はわかった。
いきなり何をする、そう問い詰めようと振り向くと、まず音夢の手に目がいった。
真っ赤な血糊。真っ赤なナイフ。そして、血に染まった自分の制服。
「私、兄さんを恨んでなんていませんよ。だからこれは怒ってるとかじゃなくて…」
何の罪悪感も持たない、冷たく澄んだ笑顔。
「そう、約束です。最後まで一緒にいてくれるって」
何か言葉を吐き出そうとするが、痛みと吐血が邪魔をする。
すでにナイフは抜かれている。だが刺された部分の痛みが明瞭すぎて未だに鉄を挿入されているような感覚に陥る。
「兄さんが誰かを好きになってもいいんです」
再びナイフを挿れられる。
「があああああああがっ、いでぇ…いだっ、い、」
「それは約束を破った事にはなりませんから」
ナイフを抜く。また別の箇所を突く。

340 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 23:44:12
音夢のその作業は淡々としていて、まるで野菜を切っているかのようだった。
「やめでっ!! た、たすけ… これいじょうは、シ、しぎゃあああああああっ!!!!」
ナイフが純一の体内を出入りするごとに、地面を汚す赤の領域が増えていく。
このまま穴を空け続けていけば、五分たらずで純一の血液はすべて流れ落ちるだろう。
泣き声は激しくなっていく一方だが、体温はそれに反比例するかのように急速に冷たくなっていく。
「たの…む、から…もうやめてっ。もう刺さないでくれ……ぇぅっ」
「でもね、兄さんは逃げようとしたでしょ? 私から。でも大丈夫です」
音夢は純一の左胸を優しくさする。
しばらく手を乗せ、やがて生の鼓動を探り当てると、今までで一番すがすがしい笑顔を見せた。
彼女が手を当てているのは心臓。その意味を理解した純一は、力の入らなくなった手で精一杯阻止しようとする。
「最後に和解し合うのは、ドラマの定石ですから」
「じょうだんだろ?…や、めろ…やめろ!! やめて! 助けて! 誰か!」
「ドラマっていうより、サスペンスみたいになっちゃいましたね。あはは」
「やめろ…って…、それホント洒落になんない…」
心臓を壊される――
その事実は腹を何度も刺し続けられるより、純一により深い恐怖をもたらした。
音夢の握ったナイフがゆっくりと落ちていく。
それを止めるには、血と体力を消耗した体では荷が重すぎた。
純一の目の前で、ナイフがゆっくりと下降して行く。
先端が皮膚を破り、ずぶずぶと肉を掻き分けて最奥を目指す。
腹を刺された痛みよりも、今まさに胸を突かれていることよりも、もっと濃厚な死の臭いが純一を支配していた。
つま先から指先まで恐怖に犯され、痛みで失神する事すらままならない。
地獄。それは恐怖という名の感情だった。

朝倉純一。
この世で最も不幸な死に方をした内の一人かもしれない…。

341 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 23:51:11
一人殺した。二人殺した。
邪魔な女をころした。大切な人を道連れにできた。
「はあっ…はあっ、…ん」
病に犯された体で疾走したためか、体中がだるい。
しかし心に暗い影はない。音夢は今という時を精一杯生きていた。

ひとりきりで死ぬのは嫌だ。誰かと一緒にいたい。
その歪んだ帰属欲が、音夢を狂気の道へ走らせたのだった。
走るのをやめてから十数分。まだ息切れがやまない。
体の外より中のほうが寒い。
今まで体の奥で眠っていた黒が、ようやく動き出した事を実感する。
しかし体の不調とは逆に気分はいい。いつ死ぬか判らず怯えるよりは、はっきりと終わりが見えている状態方が精神的に楽だ。
残された時間は少ない。あとは…
音夢は首だけをぐるぐる回して辺りを見回す。
どれだけ旅の道連れを増やせるか、だ。
誰かが血まみれの音夢を見て駆け寄ってくる。美春だ。
どうやら音夢が暴漢に襲われたと勘違いしているようだ。
自分を励ますような台詞を吐きながら涙を流す美春を見て音夢は笑う。
美春が傷を見せてと音夢が抱えていたストールを剥ぎ取ろうとする。
ストールに包まれていたナイフを見た瞬間、美春の思考が凍りつく。
やがて自分の勘違いに気づくだろう――その前に、ナイフを美春の喉に埋めた。
美春が血を吐きながら崩れ落ちる。ばたばたと暴れて苦痛にもがく。

342 :1万対1万作者:2005/09/15(木) 23:52:57
つまらない、と音夢は思う。今の彼女をおびやかしているのは苦痛であって、恐怖ではない。
肉体的苦痛よりも精神を犯される恐怖の方が万倍もつらい事を音夢は知っている。
この、ちょっと頭の足りない後輩にもそれを知って欲しかった。
さくり、さくりと慣れた手つきで両方の腕の血管を切断していく。
音夢は彼女によく聞こえるように、耳元へ口を近づけ、宣言する。
あなたは五分以内に死ぬわ。もう助からないよ。
今から助けを呼んでも間に合わない、もうどう足掻いても死んでしまうの。
笑顔で死の宣告をされた美春は、暴れるのをやめた。
恐怖の支配が痛みを凌駕する瞬間。
瞳が絶望の色に染まっていく様子を、音夢は恍惚の表情で見届ける。
なんだか妙な親近感を感じ、勝手な話だが、今なら、彼女と本当に友達になれるかもしれないと思った。
腕時計を美春の見える位置において音夢は立ち上がる。
あと三分。私にとってはたった三分でも、あなたにとっては掛け替えのないほど貴重な時間なのね…。
その呼びかけは、親友にかける別れの言葉のように、心のこもったものだった。

音夢は再び歩き始めた。
まだ息切れが続いている。残り時間は、もう本当にわずからしい。
次で最後だろう。誰にするかは決めている。
この世に決して残してはおけない女…。

「さくらちゃん、今行くよ…」

343 :1万対1万作者:2005/09/16(金) 00:21:35
吐息を殺して、朝倉音夢は門をくぐる。
足音にも気をつける。さくらに気配を悟られては元も子もないから。
今日こそは、さくらと二人きりで話したかったから。
ストールを脱いでそのまま脇へ放る。服は真っ赤に染まったままだが、気取られても大丈夫だろうと楽観して着替えるのはやめた。
今は服を着替える時間すら惜しいのだ。このいつ立ち消えるか判らないほど脆弱な生命が尽きる前に、なさねばならない事がある。
音夢は右手のナイフを握ってみる。まだ一突き分くらいの余力は残っているのを確認して安心した。
鋭利な金属が赤黒い光を絶えず放っている。幾人もの生を奪ったそのナイフの輝きは、最後の晩餐を待ちわびているかのようだった。
「仲直りだよ、さくらちゃん」
さくらの部屋の前に立った。銀色のドアノブに恐る恐る手を乗せた。

ドアノブを掴む手に力がこもり、がチリという音がした。
踏み出してしまった。もう後戻りはできない。
深呼吸をして顔の火照りを消そうとする。が、うまくいかない。
緊張したり嬉しかったりするとすぐ顔が赤くなる、とかつてさくらちゃんにからかわれたことがある。

また、からかわれるのかな…。

色々な感情が一気に湧き出して涙がこぼれた。
眉は困っているのに、口元は嬉しくてたまらない…それはどんな感情だったのだろうか。
嬉し泣きであってたっけ…。
雫が落ちると視界が開けて、既にドアは開ききった後だった。
瞬きしてさらに目を凝らすと、
目の前にヒーターがあった。
ごとっ。
重量と高度に頭を潰されて音夢の視界は暗転する。いきなり襲ったにぶい衝撃に、思考と体の感覚を全て奪われてしまった。
体が動かない。真っ暗だ。それに重い…。
今の状況を誰かに口で説明してもらわなければ、自分は何が起こったか理解しないまま死ぬだろう。

344 :1万対1万作者:2005/09/16(金) 00:22:32
「音夢、起きてる?」
聞きなれた声。名前を呼んでもらっただけで涙が出てきた。涙腺まで壊れてしまったのだろうか。

水越眞子はわずかに漏れる嗚咽を聞き、音夢の生存を知ると上に乗っかったヒーターをどかしてやる。
「まだ大丈夫? あとどのくらい生きてられる?」
肩を無遠慮に揺らすが、音夢から帰ってくる反応は皆無だった。
しかし意識はあるらしい。
眞子の横に立ったさくらは義理の従姉妹の耳へ口を近づけた。
「まだ死んじゃだめだよ。言いたい事は山ほどあるんだから。死ぬのは…その後。

鈍器の衝撃を頭に受けた音夢は、ショック状態の体を時々びくっとふるわせた。
頭蓋は抉られたように陥没していていた。もう助からないだろう。
音夢の体は打ち上げられた魚のように体を痙攣させ続ける。それを見てさくらが笑った。
「やってくれたわね」
瀕死の音夢にも声が届くよう、耳に近づいて言葉をつむぎだす。
「生きてる時でさえ散々私達に迷惑をかけてきたっていうのに…死ぬ寸前まで不幸を撒き散らして」
力なく床を見ている音夢の髪を掴み、強引に正面を向かせた。
そして裸拳を鼻に打ち込む。なんの反応も無い。流れ出る鼻血が、音夢の顔をさらに汚していくだけだ。
眞子はつまらなそうに舌打ちした。
「さくら! 包丁とノコギリ!それと・・・バーベキュー用の鉄串を持って来て!」
「OK!」
さくらが屋敷の奥へと走り去る。
「…あんたはことりと美春、それに朝倉の仇…簡単には殺さないからね…」

345 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 00:23:18
すっかりキ印な人が住み着いちゃったなぁ。
この板も終わりか・・・

346 :1万対1万作者:2005/09/16(金) 00:25:41
ぐちゅっ。
ぐちゅっ。
ぐちゅっ。
夜の屋敷に響くその音は、ハンバーグ用のひき肉をこねる音によく似ていた。

手足を根元から切り落とされ、傷口を焼かれた音夢に、さくらが馬乗りになっている。
鋼鉄のメリケンサックを装着した拳で、柔らかい顔面を何度も打つ。打つ。打つ。
拳撃の度に肉が千切れ飛び、周囲の壁にへばり付いた。
部屋に血の臭いが充満していく。
まるで粘土のように音夢の顔は変形していった。どんな形もさくらの思うが様である。
鼻を砕いてからさらに同じ部分を殴打し骨を肉に埋め込む。
細い顎が気に入らなかったから頬をがつがつ殴る。たちまち腫れ上がり豚のできあがりだ。

途中から、音夢の反応が全く無くなったので、心配したさくらは呼気を確かめる。
ひゅう、ひゅうと短い息の音。
音夢の生が判るとほっとため息をつき、音夢は眞子に場所を譲った。
10発殴る度、交代する約束なのだ。
「まだ終らないよ…。まだまだ……あんたには言いたいことが山程あるんだから…。」

結局、最も単純な暴力による制裁は、数時間続いた。
度重なる鉄の衝撃で二人の拳が潰れなかったなら、一晩中殴り続けていただろう。
音夢の顔面はもう人の頭としての原型を保ってはいなかった。
目鼻の判断もつかない。性別すらも判らない。
砕けた骨と潰れた肉の混じり合った、血塗れの皮袋である。

…しかし、もしも彼女の死に顔に表情があったとしたら、それは笑顔だったに違いない。
愛する純一のたった一人の血族、そして、大の親友に、看取られて逝ったのだから。

347 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 01:53:44
↓以下スルー

348 :肉食茶碗マンディ創始学会ムカデサソリ将軍コ元帥皇帝:2005/09/18(日) 17:13:52
最後に残ったのは・・・・マンコブラリスフタマタクワガタだけであった・・・

注・マンディでなくマンコだ!覚えとけ愚民め!

349 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 23:12:46
↓以下スルー

350 :一万対一万:2005/09/19(月) 14:26:45
ぬるぽ うんこ 糞子 SF板=糞消防板 死ね 俺以外の糞はイってよし

351 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 17:18:34
↓以下スルー

352 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 18:25:29
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ…………」
降しきる雨の下、釘バットを握り締めた瑞希が肩で息をしていた。
「はぁッ、はぁッ……あっ…貴方が…貴方が悪いのよ…玲子………」
雨に濡れた髪が肩にまとわり付く。そこから滴る雫が、腕とバットにべっとりと
ついた返り血を洗い流していく。
彼女の足元には、無残な死体が転がっていた。
群青色の髪の毛は血で真っ赤に染まり、顔は既に原型をとどめていない。
顎骨が下に向かって外されており、頬も大きく裂けていた。頭蓋も大きく
陥没しており、脳漿と共にも灰色の脳の一部も露出している。片方の
眼球が飛び出し、その眼球も無残に叩き潰されていた。
しかし、首から下の身体は無傷である。頭部だけを、執拗に撲打されたのだ。
彼女が死ぬまで、何度も何度も…
「玲子…貴方が悪いのよ。私の…私の和樹に…手を出したりするから…」
まだ小さく痙攣する死体を、パンプスで踏みながら呟く瑞希。

353 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 18:27:41
瑞希が玲子を呼び出して問い詰めたとき、彼女は必死に否定した。
『瑞希っ、違うの!話を聞いて!』と、涙を流してすがり付いてきた。
でも、瑞希はその涙が嘘だと知っていた。何故なら、瑞希は先日、玲子と
和樹の逢瀬の現場を見ていたのだから…
そして、玲子が嘘をつくということは、和樹との関係を肯定したことに他ならない。
許せなかった。
いつも可愛い顔して、私を「親友」と呼ぶ。しかし、それは和樹に近づく為の
演技だったのだ。瑞希は、心の底から玲子を親友だと思っていたのに。
悔しかった。憎かった。だから、殺した。
「でも…もうこれでおしまいね…」
もはやピクリとも動かなくなった「玲子」から足を退け、誰にとも無く
呟く瑞希。そして灰色の空を見上げ、「そうおしまい…」ともう一度呟いた。
その瞬間――


     _
    '´   `ヽ  
    {. !i_i_i_i_i_}} < 通報しますた。
    !||! ゚ -゚ノ  
    ix}(ぃ9 |]つ
──‐()

354 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 18:30:09
今日はここまでとします。
当方、明日より措置入院です。再開は…退院後にいつかまた。
>>348
鋭い指摘ですなあ(笑)。
その名の理由は今の段階では不明としておきましょう。
暫くの間、お休みとなりますが・・・。
さていかなる展開になるか?
ご期待ください。

355 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 20:56:34
↓以下スルー

356 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:05:10
カブクワ、ムカデ、サソリ。3軍団のにらみ合いが続く。実力伯仲の三者。
互いに相手の出方を窺っている様子だ。
センチピート大帝「ははははは。カブクワなど我らの餌にすぎんわ!無駄無駄無駄!」
カブクワたち「やかましい。デム公! 
居間の置物じゃあるまいし、そんなところでどくろ巻くな!
さっさとかかってきやがれ!」
スコーピオン大帝「我がサソリこそ全知全能の神虫なり!全にして一。
カブクワは我らの僕!ひれ伏すがよい!」
カブクワたち「ゼンニシテイツ? 禅問答か?馬鹿ヤロウ!
能書きたれんと、さっさとかかってきやがれ!」
 互いに野次合戦を応酬している。カブクワ勢は今にも飛び出さん勢いだ。
しかしムカデ軍、サソリ軍は静まり返っている。そのとき、虫明の意外な声が。
「カブクワ軍全軍将兵に告ぐ!戦ってはならぬ!
カブクワはムカデ・サソリにはかなわぬ。両大帝の申すとおりだ。」
 両大帝「ははははは!どうだカブクワども。
そなたらの聡明なる軍師殿はカブクワはムカデ・サソリにはかなわぬといっておるぞ!
戦わずに降伏するのか?」


357 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:06:45
「軍師殿、これはどういうことだ!
われらがなぜ、ムカデ・サソリごときに敵わぬのじゃ!」
と狂戦士タルカスが吠える。カブクワの戦士たちが虫明の前に詰め寄っている。
「根拠を伺おう。われらが敵わぬという根拠じゃ!」
と破壊王ブラフォードが凄みを利かせて虫明をにらみつける。
そうだとばかり重戦車ウィンザレオ、強力セオデンも詰め寄る。
皆、返答しだいではただではおかぬ、といった剣呑な雰囲気だ。


358 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:07:57
「それは・・・」と虫明が説明を始めようとしたとき、ガラドリエルが手で制した。
「いいのじゃ、虫明。わらわのほうから説明しよう。」
口調は穏やかだったが、目は氷のような冷たさを宿していた。
「わらわはたった今思いだしたところだ。
先日の評定の席で軍師殿が毒虫らの力を過小評価してはならぬ、と申されておったときのことじゃ。」
カブクワたち「はあ、それは記憶にありますが・・・。」
「その方らは軍師の意見に異を唱えておったな。そしてこういったはず。
『根拠など必要ないわ!カブクワ最強!これで決まりじゃ!』とな。
>>29
どうだ?自らは根拠を示さずに言い募り、
意に沿わぬ他人の意見に対しては、根拠を示せとは。
あまりにも手前勝手な言い分!恥を知れ、恥を!」
再び姫大将の一喝が轟く。
「ううう・・」とカブクワたち、真っ赤な顔をして俯いている。
ガラドリエル「軍師殿は故あってあのように言われたのだ。
しかし今は戦場、いちいち説明なぞしている余裕はない。
わかったなら、持ち場に戻れ!指示があるまで動いてはならぬ。」
悄然として持ち場に戻るカブクワたち・・・。
ガラドリエル「虫明。これでよいのですわね。」
虫明は黙ってうなずいた。果たして虫明の発言の真意は?


359 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:10:01
ここはスズメバチ帝国前衛基地。周喩の陣所だ。
カブクワ・ムカデ・サソリ三者のにらみ合いが続いているという報告を受けて、
周喩は苛立っていた。
「全くどいつもこいつも、勝手な行動をしよってからに!」と酒を煽る周喩。
センチピート、スコーピオン両大帝から浴びせられた嘲笑を思い起こし、一人荒れていた。機嫌はかなり悪い。
そのとき、衛兵が入る。「周喩どの、女王陛下からお手紙が届いております!」
周喩「何、我が妹からか?よしよこせ!」
女王は周喩の妹であった。思わず頬が緩む周喩。
機嫌は直ったようだ。
周喩はこの妹を溺愛していた、殆ど近親相姦的な恋愛感情を抱いていた。


360 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:11:01
封を切り、手紙を読む・・・「お兄様!・・・」と可愛い丸文字のつたない手紙。
写真が同封してあった。
周喩「何々・・・、『宰相魏延が素敵な服をプレゼントしてくれたので試着してみました』だと?」
周喩は写真を見て仰天した!
その写真ではSM コスチューム姿の妹が鞭を手にし、
四つんばいになった魏延に腰掛けているではないか。
足を組んだポーズで!これは最近流行の写真写りのポーズだと書いてある。
おそらく魏延がそういったのであろう。
>>45
周喩「おのれ、あの変態宰相めが!帝国を我が物にするだけでは飽き足らず、
我が妹までも玩具しよってからに!許さんぞ!」
憤怒の形相で仁王立ちになって怒る周喩。
周喩「妹はわしのものだ!誰にも渡さぬ!」
周喩は家系図の書き換えを行っている最中だった。
自分と妹は血の繋がりがないことを証明する偽の家系図である。
それができたら自分が妹と結婚する気でいたのだ・・・!
しかし、どうやら魏延に先を越されてしまったようだ。
今すぐにでも妹の元に飛んでかえりたいが、戦場にありそれができない。歯軋りする周喩。
マゾ宰相の魏延と近親相姦願望の周喩。
変態趣味が全く違う両雄は当然合うはずがない。
権力闘争が激化するスズメバチ帝国!どうなる?


361 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:16:07
お約束のupです。
ありゃりゃ?
なにやら雲行きが怪しくなってきました。
両軍共に一筋縄では行かぬようですが・・・。
周喩対魏延
ムカデ対サソリ
そして虫明対カブクワ
なにやら波乱の予感が?
では今日はここまでとします。
ところどころに私のHNを語ったパラレルワールドがありますが(笑)。
これも一緒にお楽しみください。
ではまた。

362 :1万対1万作者:2005/09/19(月) 23:21:23
お約束のupです。
ありゃありゃ?
なにやら雲行きが怪しくなってきました。
両軍共に一枚岩ではないような・・・。
周喩対魏延
ムカデ対サソリ
そして虫明対カブクワ
なにやら波乱の予感が?
ではまた。


363 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/20(火) 00:47:01
えー、ムカデ対サソリなの?
カブクワ対ムカデサソリきぼん

364 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/20(火) 01:08:16
いやはや。デンパ ユンユン状態のスレですな〜

365 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/20(火) 18:40:12
↓以下スルー

366 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 21:22:53
その小さな王国に再び災いの影が現れたのは神紀2665年春の事だった。
ハカギーランドの東方にある交易都市トルキオンからも異変は認められた。天文学者ですら予測し
得なかった突然の日食。人々はそれが不吉の前兆である事を予感し街はざわめいた。
空を見上げて噂し合う群衆の傍らを、赤い髪をサイドポニーにまとめた少女が足早に通り過ぎていく。
少女の名はミズキ・タカセ。家政学校に通う学生だった。
ミズキは雑踏を抜けて目的地へ辿り着く。
学生向けの集合住宅の一室。幼馴染みのカズキが下宿している部屋だ。
無用心にも鍵のかかっていないドアを開けると、案の定カズキが爆睡している最中だった。
「こら!いつまでも寝てると腐るぞ!!」ミズキは幼馴染みを叩き起こす。カズキはようやくベッド
から上半身を起こすと眠そうな目でミズキを見る。ベッドと机の周りには画材や資料が散乱し、まるで
ゴミ箱の中のような有様だった。
カズキは悪友タイシに誘われて同人誌という素人漫画の世界にのめり込み、「漫画の宴」なる大会に
出入りするようになった為、ミズキは心配だった。画家としての才能があるカズキが漫画を描くなど
才能の浪費にしか見えていないのである。
「いいかげん目を覚まさないと手遅れになるわよ」等とひとしきり説教した後、ミズキは幼馴染みの
部屋を後にした。それが長い別れの前の最後の会話とも知らずに。
その夜は満月の美しい晩で、ミズキは自宅の窓から月を眺めていた。
突然、月の前を何か小さな物体が通り過ぎるのを、動体視力のいいミズキは見逃さなかった。
物体は何か赤いガス状の尾を引いている。ミズキは慌てて窓を開き、物体の行方を追う。
すると逆方向からも同じような物体が飛来するのが見えた。
飛行物体はトルキオン上空を交差するように飛んでいるらしい。物体の撒いた赤いガスが市街地に
降りてくる。それを見てミズキは慌てて窓を閉めた。
同じ頃、赤い霧はハカギーランド全体を覆っていた。地上からは月が赤く変色したと思えた程で、後に
この事件が「赤い月の夜」と呼ばれる由来になった。

367 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 21:23:50
赤い霧が地上に到達すると男達の体に異変が起こった。みるみるうちに石化してしまったのだ。
赤い月の夜が明けた時、王国は慟哭に包まれていた。
ミズキは周囲の様子から異変に気付き、カズキの下宿に駆けつけたが、部屋の中で石化した幼馴染みと
、その悪友タイシの姿を見つけ、呆然と立ち尽くしてしまった。
「・・・まさかこんな事になるなんて・・・」
昨日のやり取りを後悔するミズキだが、まさに手遅れである。
その時、ドアが開いてショートヘアでピンクのリボンを飾った年下らしい少女が入ってきた。
石化した男達を見てショックを受けた後、少女はミズキに「あの・・・お兄さんの知り合いの方ですか
?」と尋ねた。
ミズキが幼馴染みだと答えると、少女もカズキがよく利用していた印刷屋の娘チサだと答えた。
チサは上得意の石化にショックを受けている様だった。
「お姉さん、石化を解除する魔法とか知らないですか?」
しかしミズキには心当たりが無く、首を横に振った。
ハカギーランドには魔法が存在するのだが当然、誰もが使えるという訳ではなく、長い修行を積んだ
魔法使いか神官以外には使えない。それに最近100年間で魔法が表立って役に立つような事も無く、
好き好んで魔法を習得しようという奇特な人間も、ほとんどいないのが現実だった。
2人が善後策を協議している処へ3人目の訪問者がやって来た。
ドアを開けるなり、「あっちゃ〜見事に石化してるやん。」と西方都市ハンシンの方言で驚嘆の声を
上げた少女は、カズキとタイシの石像をしげしげと眺めた後、チサとミズキの方に向き直り、
「あんさん達、この2人の知り合いやろ?なんとかせーへんとあかんて思わへん?」と、話しかけて
きた。
いかにも押しの強そうな、おさげ髪を二つにまとめ眼鏡をかけた少女に、チサは「あの〜どちら様です
か?」と尋ねた。

368 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 21:25:15
「うちは同人作家兼行商人のユウ・イナガワちゅうもんや。ハンシンの近くから来とんねん。」と、
答えて自分の知っている秘伝の薬湯の話をした。
「うちの知ってる薬草を煮出して、その湯に体を浸ければ表面の石化が解けて元に戻ると思うんや。
な、お二人さん。一緒に探しにいかへん?」
ミズキとチサはカズキ達を救いたい一心で、ユウの言葉を信じ、トルキオンの近郊にある山へ向かう
事になった。
しかし異変は彼女達の身辺に迫りつつあったのだ。
ハカギーランドは本来、高温多湿の地であり春先でも気温が25度を下回る事は無いのだが、今日は
いつに無く暑かった。どうやら昨晩の赤い霧の影響らしいのだが、ミズキ達にそんな事を考える余裕は
無かった。
山に到着するとミズキとチサはユウから薬草の見分け方を教わり、3人で手分けして探し始めた。
いつに無く額を走る汗を拭いながらミズキは林の奥へと分け入る。
その姿を凝視する一つの影があったが、彼女は気付かない。
影は足音を忍ばせてミズキの背後へと近づいていく。
「これも違うみたい・・・」草葉の一つひとつを丹念に調べるミズキは、偶然、枯れ枝の折れる音で
背後に近づく存在に気付いた。
十分、距離を詰めたと判断したらしい謎の影は一気に襲い掛かってきた!!
「!」一瞬の間合いでミズキは地面を横に転がってかわす!!
襲撃者は標的を失って前のめりに草叢へ倒れ込んだ。ズササ・・・鈍い音が上がる。
間一髪、難を逃れたミズキは体勢を立て直して襲撃者の姿を見る。
黒い、漆黒の鎧を着た人影に見えた。
「こいつ!自分が何してるか判ってんの!?」
ミズキは叫びながら飛び退き、身近に落ちていた釘バットを拾い上げる。

369 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:41:23
カブクワ・ムカデ・サソリ3軍団の睨み合いはまだ続いている。
「先に動いたほうが不利ですな。この状況は。」と虫明が解説する。
「どうやらあの様子ではムカデ・サソリ両者は同盟しているとはいえ、
双方あまり相手を信用してはおらぬようです。
両者とも隙あらばこの戦いで相手を殲滅してやろうという意図がかなり明確ですな。」
ガラドリエル「では、うまくいけば両者を戦わせて、われらが漁夫の利を占めることもできるわけですね!」
「同じことを両大帝も考えていることでしょう。」と虫明はこともなげに言った。
「ムカデ軍は我々とサソリ軍を戦わせ、高みの見物。両者が疲弊したところを参戦し、カブクワ・サソリ両方を屠る。サソリ軍とて同様です。」
「そうか・・・。そうであろうな。この程度のことは誰でも思いつくことですし。
敵の裏をかかねばなりませぬわね。」とガラドリエル。


370 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:42:00
虫明「ここは敵の思惑に乗ってみるのも一興かと。
我らから仕掛けるのです。
ギムリ・レゴラス、その方らパラワン百ほどを手勢として率い、抜け駆けせよ。」
一同「ええ、しかしそれは敵の思う壺では?
それに抜け駆けはしてはならぬと取り決めになっております。
先ほど戦闘を固く禁じたばかりだったではありませんか!
それを軍師殿自らがお破りになっては、タルカスらが黙ってはおりませんぞ!」
「案ずるな。これも我が策の一環じゃ。」と笑う虫明。
「さてと、どちらに仕掛けるかのう。」


371 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:43:50
虫明の命を受けたギムリとレゴラスの率いるパラワン100騎、夜陰に乗じてムカデ軍の是前哨兵らに近づいていく。
ギムリ「頃合良し!かかれ!」距離をつめ、一斉に飛び掛るパラワンたち。
応戦するムカデたち。激しい戦いが始まった。
スマトラアチェ(オオヒラタ族)部隊の将校「大将!前方でパラワン100ほどがムカデらと戦っておりますぞ!」
「なんだと!抜け駆けか!パラワンだと!総大将の手勢ではないか!
おのれ、われらには勝手に戦うなといっておきながら、
なぜ自分らだけ抜け駆けするのだ!」と怒声を放つウィンザレオ。そして命じた。
「ようし、われらも突撃するぞ!遅れてはならん!」
スマトラ部隊の将校「しかし、勝手に動かしてはならんのでは?
総大将からの命であったはずですが。」
ウィンザレオ「その総大将自身が勝手に兵を動かしておるではないか!
かまわん、われらも勝手にさせてもらう!」
動き出したスマトラ部隊。すぐ横に展開していたアルキ(デスオオヒラタ)部隊。
ダイオウ(ヒラタ)部隊らも動き出している。彼らも同じ判断だったのだろう。
司令部の許可なく勝手に動き出したカブクワ連合軍。
ムカデ対カブクワの死闘がついに始まった。


372 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:44:35
カブクワ軍の幹部らが司令部の帷幕に招集されている。
ガラドリエル「あれほど戦うな、と命じたはずじゃ!
その方ら何ゆえ勝手に戦を始めたのじゃ!」
将校たち「お言葉ですが、戦を始めたのは姫大将の手勢と聞き及んでおります。
勝手な戦を始められたのは総大将自らなのでは?」
ガラドリエル「だから自分たちも始めたと申すのか?」
「御意」と一同頷く。
虫明が静かに口を開いた。「あの手勢は威力偵察部隊じゃ。前線の視察のために出した。
それが思わぬ戦闘に巻き込まれたのだ。
本来なら前線に展開しているその方らの手勢を偵察隊に使うべきではあった。
しかし気が立っておるその方らでは戦闘行為になるやもしれぬ。
従って総大将の手勢を差し向けたのだ。」
本来はお前たちがやらねばならない任務だったのだぞ、と虫明は脅しをかけている。


373 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:45:28
「それを確認しようともせず、抜け駆けなどと勝手に判断し、兵を動かすとは言語道断である!」と虫明の一喝。
一同しゅん、となる。虫明は心の中で
(単細胞な連中よのう。これだからスズメバチらに遅れをとるのだ。
わしならば「前方で戦闘が起こり、何事かと確かめるべく兵を差し向けたところ、
戦闘に巻き込まれ、合戦となった次第であります。」と答えるがのう。
こういえば詮議されることはないのであるが。)
 虫明「しかし、戦闘がここまで拡大してしまっては、もう後には引けぬ。
その方らムカデ軍と戦って勝てる自信はあるのだな?」
カブクワたち「勿論ありまする。」
虫明「わしにはムカデを倒す策なぞないぞ。それでも勝てるのか?」


374 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:45:59
虫明の意外な発言にカブクワたちは動揺した。
口ではああいったのもの、確たる自信があったわけではない。
心の中では虫明の知略を当てにしていたのだ。
虫明「どうなのだ!しかと答えよ。」
カブクワたち「・・・あ、ありまする。」
虫明「そうか、あいわかった。今回の抜け駆けの一件。
見事ムカデ軍を打ち破れば帳消しとしよう。陣所に戻り、皆にそう伝えよ。」
ガラドリエルが再び口を開く。その形相は般若のごとくだ。
「いったん口にしたことは必ず実行するのだ!
一歩たりとも引いてみよ、そのときはわらわがその首たたっきるぞ!わかったか!」
「ははー!」一同、ガラドリエルの迫力に押され、ただひれ伏すばかりであった。
虫明とガラドリエル、筋書き通りとほくそ笑んだ。
いったい彼らの思惑はどこにあるのか?


375 :1万対1万作者:2005/09/20(火) 22:46:39
遂に戦端は開かれましたが・・・。
虫明の挙動は謎だらけです。
この謎はいずれ明かされるでしょう。
推理小説っぽい展開になってきましたが。
次回はカブクワ対ムカデの死闘を描きます。
正直苦労しましたわ、ろくに資料がなくてね・・・。
今日はここまでとします。


376 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/21(水) 00:37:05
ムカデを倒すには顎の小さい雌クワガタじゃないと…。
逆にムカデもカブクワを倒せ無そうだけど。
しかしカニを食うんだっけ?
造形が大ざっぱなカブト虫なら隙間にムカデに入り込まれて食われる事はありそう。
クワガタってカブトより造形が緻密だよね。

377 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/21(水) 08:42:20

ジサクジエン乙

378 :一万対一万作者:2005/09/21(水) 11:15:12
その時、前方でスマトラ・アチェ軍から悲鳴が上がった
「ヒギャー」「助けてくれえ」
スマトラ軍を攻撃していた者それは体長はたかが6cmほどの短歯系ツヤクワガタであった
ワラストン ラゴタール ルデキング ガゼラツヤ ブルマータイツ
空に吹き飛ぶクワガタたちの足・大顎 そのたびに悲鳴が聞こえてくる
ウィンザレオは叫んだ
「お前たちはクワガタのはず。何故我々を攻撃す・・・」
その瞬間ウィンザレオの大顎そして足が千切れ羽に巨大な穴が開いた
ウィンザレオは悲鳴を叫ぶ暇も無く真っ二つにされ戦死した
スマトラ軍総大将にしてはあまりにも無残な最期であった



379 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 20:02:41
何故そんな所に釘バット?と考えてもファンタジーなんだから仕方ない。とにかくミズキはバットを
構えた。
黒鎧はダメージから立ち直ったのか、着地点の草叢から立ち上がろうとしている。
そこへ走り込んだミズキが釘バットで鎧の頭部をジャストミート!!
ガツッ・・・鈍い衝撃音と共に鎧の頭が・・・地面に落ちた!
「えっ!」あまりに大きすぎる効果に驚き、立ちすくむミズキだが、さらに驚くべき現象が起きた。
頭部を失った鎧の首から黒い粘液が盛り上がり、首のような形になって左右を探し始めたのだ!
どうやら頭部を求めているらしい。
「ば、化け物ッ!!」ミズキは叫びながら黒鎧を乱打した。腕が落ち、足が吹き飛ばされて黒鎧は
倒れたままもがき続けている。
暫らくは立ち上がって来られないと判断したミズキは現場を離れ、他の2人の元へ異変を知らせる為に
走った。
程無くしてユウの居場所は見つかった。別の黒鎧に襲われていたのだ。
「何すんねん!誰や、あんた!!」等と叫びながら、迫ってくる黒鎧に向かってリックサックから
取り出したガラクタを投げつけている。
ミズキは黒鎧の横合いから飛び出して、頭部目掛けて釘バットを振り下ろした。
しかし黒鎧の動きが一瞬早かった。鎧が腕でブロックすると、バットは衝撃で途中から折れてしまった。
「!」腕の痺れを我慢しながらミズキは代わりになる得物を探す為に飛び退く。
近くの地面にユウが投げつけたと思しき奇妙な形をした剣の柄の様なものが目に留まった。
ミズキがそれを拾い上げた時、何かが起きた!
剣の柄に飾られた宝石が眩い光を放つ!!次の瞬間、鞘と思われていた部分が伸びて刀身に変化する。
長剣と化したそれを上段に構えたミズキは、たじろぐ黒鎧を唐竹割りに切り捨てた!!
左右真っ二つに地面に転がった鎧の中身は黒い粘液だった。しばらく痙攣して動かなくなった。


380 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 20:04:38
「・・・私、今何をしたの?・・・」
ミズキは自分のした事が信じられず、長剣の切っ先を地面に刺し、目の前に転がる黒鎧の残骸を呆然と
見つめたまま立ち尽くしている。
「あ、あんさん・・・その剣が使えるんかいな・・・。」驚きの表情を浮かべたユウが近づいていく。
「ねぇ、この剣いったい何なのよ・・・」ミズキはユウに説明を求めた。
「これなぁ、古(いにしえ)の剣(つるぎ)ちゅうて誰にも抜けへん代物やったんや・・骨董品として
なら高く売れると思うて持ち歩いてたんやけど・・・」
その時、すでに敵を失った剣は再び元の奇妙な姿に戻った。
「戦う時だけ長剣に変化するのね・・・」ミズキは剣の特性に気付いた。
「そや、チサちぃはどないしたんやろ・・」ユウは周囲を見渡したが、チサを見出す事は出来なかった。
それから日暮れ近くまで2人はチサの姿を探し求めたが、見つかったのは無残に踏み壊されたチサの
編み籠だけだった。
「まさかあいつらに・・・」ミズキは森の奥を睨んだ。
「なァ、ここは一旦、街へ戻って人手集めて出直した方がええんとちゃう?」
さすがにランプや松明も無く、夜の暗闇が迫る状況ではミズキはユウの提案に従うしかなかった。
その頃チサは後ろ手に拘束され、猿轡を噛まされた状態で黒鎧の小脇に抱きかかえられ、
森を抜けた場所にある草原に着陸している飛空艇の中へと連れ込まれていた。
(な、なんとか逃げないとですぅ・・・)
チサは両足をバタつかせて脱出を試みたが黒鎧の腕から逃れる事は出来なかった。
飛空艇の壁に拘束具がぶら下がっている場所があり、黒鎧は小脇に抱えていたチサを降ろすと壁面へと
押しやり、まず左足を足枷に繋いだ。チサの瞳に恐怖の色が浮かぶ。
黒鎧は続いてチサの右足も拘束した。チサは左右に大きく足を開かれた状態で壁に寄りかかる形になった。
作業を終えた黒鎧はチサに向き直ると、猿轡を外し、ぎこちなく口を利いた。

381 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 20:05:51
「ヲ、オマエノ街。何人ヒトイルカ?」
チサは黒鎧が口を利いたのに驚いた。
「ナ、何人イルカ、聞イテルノダ!」黒鎧が再び尋ねた。
「こ、答えられないですぅ!」チサは恐怖心から、ひきつった声で叫んだ。
昨晩の事件で人口が変わってしまい何人いるのか判らない、という意味もあったのだが、
「正直ニ答エタクナイノダナ・・・デハ、正直ニシテヤロウ!!」
と、黒鎧を刺激する結果になってしまった。
次の瞬間、チサは我が目を疑った。黒鎧が籠手を外すと、そこには人間の手ではなく、手の形をした
黒光りする粘液があった。
粘液の手がもう片方の籠手を外す。そこにあったのも同じ粘液状の塊だった。
チサは相手の正体を見て、思わず息を呑んだ。
黒鎧はチサの衣服を剥ぎ取り始める。
「にゃああっ!やめて下さいですぅ!!」悲鳴を上げるチサだったが、その叫びが飛空艇の外へ出る事
は無かった。
黒鎧は容赦なく最後の下着の一枚までも毟り取り、チサの裸身を眺めた。少女は恥じらい、俯く。
黒い手が華奢な肩に触れる。背中で拘束された両手を外せないものかとチサは暴れるが、黒鎧の手は
少女の肩から、あどけない胸の膨らみへと滑る様に移動していく。
やわらかな突出は黒い手の平に覆われ、同心円を描く様に弄ばれる。
もう一方の黒い手は少女の太腿に触れる。嫌悪感に身をよじるチサだが、両足を拘束されている為、
股を閉じる事は出来ない・・・。愛撫はやがて太腿から内腿に移った。
少女は一瞬震えて身をよじり、愛撫から逃れようとする。しかし黒い手は躊躇する事無く股の付け根
に向かって攻め上っていく。
「!!!」黒い指が秘部に触れたとき、少女は声にならない声で叫んだ。


382 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 20:06:59
怪物の指がチサの秘芯を捉え、前後にゆっくりと嬲っていく。
少女は顔をそむけ、唇を噛む。花芯は羞恥心と反比例するかのごとく妖しく開花し始め、甘露が怪物の
指に絡む。
その時、花芯をまさぐっていた黒い人差し指が長い触手状に変化した。指の腹で花芯を刺激しながら
指の先端は菊門の方へ滑っていく。
肌の上をナメクジが蠢くような感覚と、菊門に何かが当たった感触に少女は顔をしかめた。
「オマエ、自分の気持チニ正直デナイ・・・」黒鎧は呻くように言うと、未成熟な胸を弄んでいた左手
を鞭状に変化させ、チサの太腿を叩いた。
「にゃああっ!!!」少女は痛みと悦楽のどちらともつかない呻き声を上げて身悶えした。
触手と化した怪物の指は激しく少女の菊門への刺激と侵入を繰り返し、花芯は以前にも増して露を溢れ
させている。少女は絶頂へ上り詰める寸前だった。
「・・・どうするつもりですかぁ・・・」チサは放心状態で目線を宙に泳がせながら呟いた。
「フフフ・・コウスルノダ。」黒鎧は右手の触手を一纏めにして肉柱状に変化させると、その先端を
少女の花芯に押し当てた。
少女は全てを諦め、目をつぶった。秘部からは異様な感触が伝わってくる。
次の瞬間、黒い肉柱がチサの中に突き入れられた。
「!」肉柱は激しく運動し、少女は処女を失った痛みと悲しみと屈辱に涙を溢れさせている。
遠のいていく意識の中で彼女は自分の中に何かが注入されたのを感じた。
チサが意識を回復した時、怪物は2体に増えていた。
「何!?一人ヤラレタダト・・・」新しく増えた怪物から報告を受けた黒鎧は少し考えた後「マアイイ
。コノ娘ヲ街ニ戻セバ損害以上ノ成果ヲ得ラレルダロウ。」と答えた。
後にトルキオンの街を揺るがす事態に発展する怪物たちの策略を耳にしたチサだったが、それが何を
意味する事かは判らなかった。

383 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 23:00:26
ここはカブクワ軍とムカデ軍の戦う最前線。
主に戦っているのはオオヒラタ勢と国産のトビズオオムカデ勢のようだ。
ムカデ勢は顎を広げ、しなる鞭のようにオオヒラタ勢に襲い掛かる。
一撃を与え、またしなやかな動きで元の位置に戻る。
ゆっくりとオオヒラタの周囲を旋回しながら次の一撃の機会を窺う。
一方のオオヒラタ勢の動きはこれに対してより直線的だ。
積極果敢に突進し、大顎で噛み砕こうとする。
 しかしどちらも決定打を浴びせることができない。
ムカデの噛み付きはオオヒラタの厚い装甲を破れないでいる。
一方のオオヒラタも細いムカデの胴体を掴みきれない。
捕らえてもするりと逃げられてしまう。



384 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 23:01:10
「駄目だな、あれじゃあ。オオヒラタのおっさんたち力任せに突っかかっているが、
ムカデ相手にはのれんに腕押し、効果ないぜ。どれ俺達の出番だな。」と幸村。
ミヤマクワガタ勢を率いる若大将だ。虫明に頼んで出陣してきた。
最初虫明は出陣に難色を示した。
虫明は実は大事な作戦に彼らを投入するつもりでいたからだ。
大切な戦力をここで消耗したくはなかった。
(弱い彼らを守ってここまで連れてきたのはその作戦のためだった。)
しかし幸村の策を聞いて大笑いし、なるほどと納得した。
そこで出陣を許されたわけだ。


385 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 23:02:09
さてその策とは。
「よしみんな塗り終わったな。」と幸村が確認。
彼らは昆虫ゼリーを自分らの顎の先端部に塗った。
そして一列にならび、顎を開いて狛犬のようなポーズをとり、そのまま静止した。
「後はムカデらをおびき寄せるのみ。」と幸村。
一匹のムカデが反応し、ゼリーをつけたクワガタのほうへ寄っていく。
そして顎についたゼリーに触角を動かし食べ始めた。
佐助「まだですか、大将。こそばゆいですよ。」
幸村「まだだ、もう少し引き寄せてだ。」
食べるのに夢中なムカデ、何本かの足で佐助の顎に押さえてむしゃむしゃとゼリーを漁る。ムカデの頭部は完全に佐助の顎の間に入った!
幸村「よしいまだ!」佐助、顎を閉じる。
ムカデ完全に挟まれ頭部がぐしゃりと押し潰された。もんどりうって倒れるムカデ。
激しく体をくねらせるが、やがて痙攣し動かなくなった。
幸村「よし。いちょ上がりーと」
陽気に声を弾ませる。こうしてミヤマ勢。トビズを確実に屠っていく。
幸村「これぞ、ミヤマ流ムカデ釣り戦法なり!」
その横ではオオヒラタ勢が力まかせの突撃を。相変わらず空振りの三振に終わっていた。


386 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 23:02:46
「軍師殿から指示であります。ミヤマ勢の戦法を真似よ、とのことであります。」
スマトラの将校の一人がいう。
ウィンザレオ「ほう、それはどんな方法だ。」
将校「昆虫ゼリーを牙の先端部に塗り、そのまま狛犬のようなポーズをとって動かずに待つ。ムカデがゼリーに引き寄せられて、食いついてきたところをかみ殺せ。」
とのことです。
「あのように、戦えということでしょうな。」と将校が遠くを指差す。
そこでは確かにミヤマ勢がこの戦法で戦果をあげている様子が見えた。
ウィンザレオ「馬鹿もん!あんなみっともない格好で戦えるか!
俺達は戦いに来たのであって、釣りに来たのではないわ!」
将校「しかし、我らの突撃はあまり効果ありませんが・・・。」
ウィンザレオ「うるさい。ミヤマごとき最弱クワガタの戦法を真似てはわがスマトラ族の沽券に関わる。重戦車ウィンザレオの名が泣くわ!」
 そう言い放って、重戦車はムカデに突撃していった。
そしてまたまた空振り三振に終わったのであった。


387 :1万対1万作者:2005/09/21(水) 23:08:15
今日はここまでです。
どうもオオヒラタ系は道化役になってしまってるような・・・。
ファンの方々には申し訳なく思っております。
虫王DVD第一弾、パワランオオヒラタ対ベトナムオオムカデでのパラワンの攻撃が
まさにウィンザレオそのものでしたよね。
これをイメージしました。
何故作者が最弱クワガタを揶揄されるミヤマに肩入れするか?
おいおいお話しましょう。

あと、私の名を借りてパラレルワールドの小説を書いておられる方がおりますが・・・。
なかなかの力作です。こちらもあわせてお楽しみを。
ではまた。

388 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/22(木) 00:59:07
↓以下スルー

389 :1万対1万作者:2005/09/22(木) 22:51:46
「ン?新手がやってきたな。」鼻歌交じりにムカデ釣りに興じていた幸村。
前方で新たなムカデ勢が待機しているのに気づいた。
「・・・こりゃ、やばいかも知れんぜ。そろそろお暇するか・・・」と幸村。
佐助「大きさはトビズとあまり変わらんようですけど?」
「違う。動きがな。それにかなり獰猛そうだ。」
幸村が見たのはベトナムオオムカデの一群であった。
確かにトビズに比べ、動きが激しく、獰猛そうだ。
「逃げるぞ!早逃げも戦術のうちよ!」と幸村。
部下を引き連れ撤退を開始した。
「後は、任せたぜ!オオヒラタのおっさんたち!」
と陽気に声をかけ戦場を後にした。


390 :1万対1万作者:2005/09/22(木) 22:52:34
「どうも戦況は芳しくはありませんな。」虫明の感想だ。
ガラドリエル「なぜ?クワガタ勢が押しているではありませぬか?」
確かに彼女の言うとおり、クワガタ勢が押している。
トビズたちがじりじりと後退していく様子がここからもよく見えた。
「あれを」と虫明が指さす。「あそこは兵法でいう隘路でございまする。」
そこは両側に高い岩があり、その間に細い道が続いていた。
「ムカデ軍はあの隘路に我が方の主力を誘導しようと戦術的撤退策を取っておるのです。おそらくあの隘路の向こうにはムカデ軍の主力が待ち受けているはず。
クワガタ勢は小勢ごとに分かれてしか、隘路を抜け出すことはできませぬ。
そこを待ち受けたムカデ勢が集中攻撃をする算段でしょうな。」
と虫明が淡々と解説する。


391 :1万対1万作者:2005/09/22(木) 22:53:14
両側の岩は高く、登ることはできそうもない。岩の背後には小さな林がある。
林を迂回してムカデ軍の背後をつくことは可能だ。しかし、もう遅すぎる。
第一バラバラに攻撃を始めたカブクワ勢の中には大局を見渡して作戦を練る能力のある者など一人もいなかった。
ただ一人の例外を除いて。ミヤマ族の幸村である。
幸村は敵の策を察知し、危険を感じて軍を引き返したのだった。
さすがに虫明のように、敵方の策の全容を理解するまでは至らないが、
天性の戦術眼を彼は有していたのだ。
引きの返してくる幸村らミヤマ勢を見て、虫明はなかなか、やるわい、と感心していた。


392 :1万対1万作者:2005/09/22(木) 22:54:11
「どうじゃ、幸村。ムカデどもの戦いぶりは?」と虫明が尋ねる。
幸村「離れた位置からの噛み付きに終始しておりました。それも一撃離脱にて。」
ガラドリエル「巻きついてはこなかったのか?」
彼女はムカデが大の苦手だった。巻きつかれるのだけはごめんと思っていたのだ。
いいえ、と頸を横に振る幸村。虫明が解説を加える。
「彼らの攻撃は咬みつきによって神経毒を相手の体内に注入し、
神経麻痺を起こさせることに主眼があります。
巻きつきは毒が効き始めてから、でござる。
彼らが巻きつくのは獲物を捕らえて離さないため、
というより獲物との位置を密着させておきたいためにござる。
あの体ゆえ、相手を取り押さえるのが苦手なのです。」


393 :1万対1万作者:2005/09/22(木) 22:54:49
したがってと虫明。「毒を注入されない限り、カブクワが破れることはありませぬ。
トビス程度の牙ではオオヒラタの装甲はびくともしないでしょう。」
ガラドリエル「つまりこれが答えじゃな。ムカデの攻撃はカブクワには通じぬと。」
虫明「いかにも。しかしこれは格闘術に限ってのこと。
センチピート大帝はこのことは百も承知で我らと戦っているのです。
何か策を有している、と見て間違いござらぬ。」
センチピート大帝、油断ならぬ男よ、と虫明は感じた。再び戦場に目を転じた。
そこには隘路に突進していくオオヒラタたちの姿があった。
誘いこまれようとしていることには全く気づいていない様子だ。
虫明は悪い予感がした。


394 :1万対1万作者:2005/09/22(木) 23:00:21
今日はここまでです。
カブクワ対ムカデ。いよいよ戦いは佳境に入ってきましたが・・・。
センチピート大帝の秘策とは?
明日から3連休。作者もしばし休憩をさせていただきます。
論文書かんといかんのでね。昆虫学の論文ではないですよ(笑)。
私を理科の教師であるとする書き込みがございましたが・・・。
惜しい!ちょっと違うなあ。
再開は来週月曜から・・・。
では皆さん、よき休暇をお過ごしください。

395 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 01:02:14
乙です。

396 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 03:17:54
1万対1万作者様へ

昆虫板にあなたのためのスレを立てさせていただきました。
是非ともご活用ください。

http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/insect/1127412983/



397 :1万対1万作者:2005/09/23(金) 16:48:11
ムシキングカードほしかった 郵政職員を詐欺で書類送検
http://www.asahi.com/national/update/0923/OSK200509230006.html

 日本郵政公社大阪監査室は22日、郵便小包の中身が汚れたり、
壊れたりしたと偽って損害賠償金をだまし取ったとして、新大阪郵便局郵便企画課の
元課長代理の男性(37)=8月30日付で懲戒免職=を詐欺などの容疑で
大阪地検に書類送検した。

 元課長代理は、テレビ番組の人気アニメ「ムシキング」のカードゲームにのめりこみ、
「カード代がほしかった」などと話している。

 調べでは、元課長代理は5月10日、吹田千里郵便局(大阪府吹田市)で
不要になったムシキングのカード2600枚と500円相当のワイン2本を実家の
母親あてに小包で発送。到着後、ワインが割れてカードが汚れたとうそを言って、
小包の損害賠償金25万9700円をだまし取った疑い。
 元課長代理は同様の手口で2月上旬から6月中旬にかけて計7回にわたり、
計90万3531円の損害賠償を請求していた。

 だまし取った金でムシキングの新たなカードを購入するなどしていたという。

398 :1万対1万作者:2005/09/26(月) 21:40:53
戦術的撤退を繰り返すトビズ。直線的に追いかけるオオヒラタたち。
両者は隘路の出口に差し掛かった。上り坂になってきた。
出口はかなり広がりがあるようだ。
「!」オオヒラタたちは前方に新たな敵が展開しているのに気づいた。
大きさはトビズとは同じぐらいだが、動きが激しく獰猛そうだ。
ベトナムオオムカデ、ハブムカデ、北アメリカジャイアントオオムカデら。
ムカデ族の中でもとりわけ獰猛な一団が迎撃陣を敷いていたのだ。
センチピート大帝「ははははは!かかったなカブクワどもめ!
我がムカデ軍団の真の恐ろしさ見せてやるわ!」


399 :1万対1万作者:2005/09/26(月) 21:42:01
10匹近くのムカデが円陣を組んでいる。
胴体の後部を互いにからませ、頭だけが独立に動いている。
その様は伝説の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)のようだ。
そのようなムカデの陣が無数にある。
センチピート大帝「行くぞ!八竜回転連打の陣!」
ムカデたちは絡ませた胴体を軸にしながら、回転運動を始めた。
そして次々に鎌首をもたげ、しなる鞭のように狙いを定めオオヒラタに連続攻撃をかける。8連打以上の噛みつきを受けて、思わず後ずさりするオオヒラタたち。
センチピート大帝「次だ!三頭咬竜共撃の陣!かかれ!」
3、4匹のムカデが互いに胴体をからませる。そして太い一匹のムカデのようになった。
互いの口を重ねあい攻撃力を増加させる。そして狙い定めたオオヒラタに飛び掛る。
3、4匹のムカデの顎の力が加算され、かなりの破壊力だ。
「痛!」といたるところでオオヒラタたちの悲鳴が上がる。
八竜回転連打の陣と三頭咬竜共撃の陣。
無数のムカデが陣を組み、組織的波状攻撃を繰り返す。
思わぬ攻撃にたじろぐオオヒラタたち。巻き返しなるか?


400 :1万対1万作者:2005/09/26(月) 21:42:44
これは拙いことになったぞ!」「どうすればいい!」
破壊王ブラフォード(アルキデスオオヒラタクワガタ族)と重戦車ウィンザレオ(スマトラアチェオオヒラタクワガタ族)が泡を飛ばして怒鳴りあっている。
ムカデなど鎧袖一触と豪語して突撃したものの、戦況は果果しくない。
ムカデ軍の緻密な連続攻撃を受けて、オオヒラタたちの行き足は完全に止まっていた。足を引きずるもの、触覚をやられて方向感覚をなくすもの、中には痙攣し始めているものまで続出している。
どこかの傷口から毒が入ってきたのだろう。
如何にオオヒラタ族の装甲が固いといっても、限度はある。
ムカデらの集中攻撃を受ければ、破られて当然なのだ。
「ははははは!どうだカブクワども!我がムカデ軍団の毒牙の力は、思い知ったか!」
ブラフォードら「おのれ、下等なムカデどもめが・・・!」
挑発に乗り、効果のない突撃を繰り返すのみであった。


401 :1万対1万作者:2005/09/26(月) 21:47:33
さて再開です。
ムカデの体型を利しての自由自在な攻撃法にたじろぐクワガタ勢。
巻き返しなるか、です。
ムカデの攻撃はおそらくカブクワの堅い装甲には歯が立たないでしょう。
虫明の解説は私の出した結論です。
ならば、というわけで集団戦法です。
しかもこの戦術には実は裏があるのですが・・・。
それはまたということで。
この戦いはどう続くか?
ではまた明日。

402 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/26(月) 23:01:16
1万対1万作者様、
>>396を御覧下さい。

御覧になったら、何かコメントを頂きたいのですが。


403 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/26(月) 23:08:38
虫明は諭した。
「理由は二つござる。一つは帝国側も必死であること。
拠点を全て失い、残るは本拠地のみ。彼らにも心に期するものがございましょう。
必ず巻き返しの策を講じておるはず。
それを考慮する間なく、総攻撃を行うのは敵の罠にみすみす嵌まりに行くようなもの。油断は禁物かと。」虫明言葉を続ける。
「これに関連してもう一つ。
知っての通り、毒虫族・直翅目族〔バッタの仲間〕は帝国側についておりまする。
しかし不思議なことに彼らはこれまでの戦いに一度も姿を見せておりません。
これには何か策があるはず、と小生は愚考いたしておりまする。いかに?」
カブクワたち「何を弱気な!帝国側に策などあろうはずがないわ!
毒虫やバッタどもが帝国側についただと? それは多分ガゼネタよ、ガゼネタ! 
仮についたとしても何ほど恐れる必要あろう!毒虫らの攻撃などわれらカブクワの装甲を打ち破ることなどできわせぬわ!」


404 :1万対1万作者:2005/09/27(火) 22:34:00 ID:0
>>400からの続きです。

「その下等なムカデどもの方がはるかに高等な戦術をとっておるのだ。」
前線からの報告を受けた虫明が呆れたように言う。
「確かに八竜回転連打の陣と三頭咬竜共撃の陣ですか・・・。
ムカデの体型を利用した見事な陣ですわね。」とガラドリエル。
「ガラドリエル様。あれなる陣は虚の陣でござる。実(まこと)の陣は異なりますぞ。」と虫明。意味がわからぬ、というガラドリエルらに虫明は説明をする。
「ムカデ軍の攻撃の中核はあれなる陣ではあらず。
陣の周囲にいる無数のムカデたちです。
オオヒラタたちはムカデらの陣のあまりの見事さ、派手さに惑わされ、これを攻撃目標にしている様子。
そのため陣の周囲に配置されたムカデたちに注意がいっていないのです。
オオヒラタたちの被害は実はこれら陣の周囲を固めるムカデらによってもたらされたもの。」
要するに陣を隠れ蓑にしてこれらのムカデは自らが攻撃目標にされることなく、
気楽な攻撃をオオヒラタらに与えている、
そしてオオヒラタはこの攻撃に全く関心を払っていないのだ、と虫明は言う。


405 :1万対1万作者:2005/09/27(火) 22:34:41 ID:0
更に、と言葉は続く。
「もっと大きな問題があります。
ムカデ軍全体は大きな円陣を組み、時計回りにゆっくりと回転している様子。
一匹のムカデが攻撃を終え、次の場所に移動する。
そのムカデがいた場所には別のムカデが位置する。
何回かの攻撃を行ったムカデは陣の後方に下がり、休息をとる。
そして再び攻撃へ参加、という具合にです。移動と攻撃が一体化し、動きに無駄がない。しかも一部のムカデだけが疲弊するのを避ける戦術を取っておりますな。」と。
そして最後に言った。
「これに比べ、我がオオヒラタ勢は突進し、ムカデらの連続攻撃を浴びて、後退。
これの繰り返しです。円運動のムカデ軍に比べ、ピストン運動のオオヒラタ勢。
動きに無駄がありすぎまする。
しかも、後方のカブト勢が押してくるために、後方へ引くこともできない。
カブト勢はオオヒラタ勢が前を塞いでいるため、前線に出れない。
前線のオオヒラタ勢は疲弊し、総崩れになるのは時間の問題でしょうな。」


406 :1万対1万作者:2005/09/27(火) 22:35:16 ID:0
「種族は違えども、兵理は同じじゃ。」虫明は思わず呟いた。
味方の戦力は一点集中し、相手には戦力の逐次投入を強いる。
この二つの達成が野戦における勝利の必要条件である。
ただその達成のやり方が種族によって違うのだ。
スズメバチ族は機動力と交信力を使い、バラバラになって相互支援できない敵を各個撃破する。
一方ムカデ族は地形を読み、隘路に相手を誘い込み密集回転円陣で相手を倒していく・・・。
カブクワ軍は隘路に閉じ込められ、頭をムカデ軍に抑えられ、身動きが取れないでいる。あたかも、交通渋滞て停車している車の列のような様相を呈してきた。
前線のオオヒラタたちは引くこともできず、相変わらず単調な攻撃を繰り返している。やはり地を這うムカデ族。
地形を読むことにかけてはカブクワよりも一日の長があるようだ。
自軍に有利な地形に相手をおびき寄せる。実に見事な戦術である。


407 :1万対1万作者:2005/09/27(火) 22:35:48 ID:0
「軍師殿!前線から連絡です。『我が方苦戦。宜しく献策を乞う。』以上であります!」
ブラフォードたちは背に腹を代えられず、虫明に指示を仰いできた様子だ。
虫明「よかろう。わしが指揮を執ろう。」
一同「ええ!しかし軍師殿はムカデを倒す策はない、と申されておったのでは?」
「あの時点では策はなかった。しかしあのような陣で攻撃してくるとなれば話は別だ。」と虫明。なにやら嬉しそうだ。
センチピート大帝という卓越した戦術家の出現でライバル心がわいてきたのだ。


408 :1万対1万作者:2005/09/27(火) 22:36:18 ID:0
どうもupです。虫明vsセンチピート大帝。
卓越した戦術家同士の戦いはいかに?
さてオオヒラタクワガタですが、確かに強いことは強いのですが、
どうも諦めが早いというか、長期戦は苦手のようです。
最初のスタートダッシュは爆発的な力を発揮しますが、
後が続かない。攻めあぐむとさっさと諦めて退散。
こういったシーンが相撲ではよくあります。
小説でもオオヒラタ勢は苦戦の様子ですが・・・。
さていかに? ではまた。


409 :1万対1万作者:2005/09/27(火) 22:40:50 ID:0
>>402
私の作品ごときに別スレを立ててくださり、恐縮であります。
後でじっくり観覧させていただきます。
コメントもできればしたいですと思います。
ではまた。


410 :reiba-:2005/09/28(水) 00:15:35
作者さんがんばってくだsふぁい!
おもしろいっす!僕も作者さんみたくな小説が書けるようになりたいです!
あとなんか昆虫版に勝手にコピペしてる人が居ます。
作者さんの名前もぱくっててむかつきます
真似っ子荒らしに負けないでがんばってくださいね!
今度僕の考えたキャラを登場、させてください(^_^)vお願いします。

411 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 08:35:38
虫明、その方講和の件宜しく頼みますぞ。」
こうして帝国側は終戦決定を下したのだが・・・。

ここは和睦会見の場である。虫明とアラゴルンが対峙している。
(思ったより若いな。)とアラゴルンは虫明を見てそう思った。
虫明「帝国側軍師、諸葛虫明にござる。女王陛下より全権を委任され、ここに参った次第。以後お見知りおきを。」
アラゴルン「パラワン王国第15代国王アラゴルンじゃ。虫明殿と申すか・・・。采配見事であったぞ。」
虫明「大王の御威光こそ近隣になり響いておりまする。こうしてお目にかかれ、光栄に存じまする。」にこやかに答える虫明。

412 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 08:37:26
「虫明殿。それは甘すぎる条件ではないか!」
女王陛下の御前会議の席上、宰相魏延が苛立って発言した。
重臣達は大戦の戦後処理、講和条件を巡って議論していた。
虫明は両国間で平和協定を結び、今後は争いごとを起こさないようにすべき、と考えていた。
本来勝者であるスズメバチ帝国側はパラワン族に領土割譲等の条件を突きつけることができる。しかし、これを放棄するべし、とも提案した。
両国の間で失われた信頼関係を取り戻すには、まず帝国側が誠意を示す必要あり、と考えていたからだ。
しかし、この条件は寛大すぎる、と魏延ら重臣達から反発を食らった。
「勝者である我々は当然領土の割譲を求めるべきだな。奴らが支配する広葉樹の森の西半分を我らに譲り渡すよう要求すべきだ。
それが飲めんというなら、戦争を続けるまでのことよ。」と魏延。

413 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 08:41:24
今までとは勝手の違うパラワン勢の戦いぶりにスズメバチ陣営の将校達は焦燥の色を浮かべていた。
周喩「数は我々の方が多いのだ。突撃だ!突撃させろ!」
しかし、無謀であった。突撃すればするほど、死骸の山を築くだけであった。
将校達「おやめくだされ!これ以上の無謀な攻撃は!」
周喩「無謀とは何だ!貴様、わしの采配を批判するする気か! 解任してくれるぞ、貴様!我が帝国軍は無敵なのだ!」
完全に錯乱状態になった周喩。遂に泡を吹いて倒れてしまった・・・。衛兵に担がれ退場していく周喩。
将校A「しかしどうする?このままでは敗北必死だぞ!」
将校B「とにかく本国に連絡し、指示を仰ごう。それまで何とかパラワン勢の進撃を食い止めるのだ。」

ここはスズメバチ帝国の本拠地。前線からの急報を聞いて、女王陛下の御前で緊急会議が招集されている。しかし幕僚達の表情は皆硬い。
将校A「女王陛下、戦況は芳しくありません。」
将校B「なぜ奴らがあんな複雑なフォーメーションが組めるのだ?
奴らの貧弱なコミュニケーション能力では不可能のはずだ。」
将校A「人間が手を貸しているようです。パラワンをうまく統制する手段を見出したようです。」
将校B「何度も戦隊を円陣に切り込ませたが、全て撃ち落された・・・。あの円陣を崩すことはできん。」
先代女王「はー。パラワンの力と人間の頭脳が加われば、勝ち目はないわね。
いいわね、クワガタは。ひいきの人間がいっぱいいて。私たちは害虫。味方してくれる人はいないもの・・・」
 なかなかいい策が浮かばない。皆の表情には次第にあせりの色が浮かんできた。
そのとき・・・。

414 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 08:43:59
今日はここまでです。
明日は第9部のupをします。
怪物メガニューラとカブクワ連合軍はどう戦うのか、お楽しみに。

415 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 23:21:20
>>407からの続きです。

クワガタ勢を下げよ。代わりにカブト勢を前に出せ!」虫明の号令が下る。
「カブクワの真の力見せてやる・・・」にやりと笑う虫明。
「いくぞ!飛翔吶喊(とっかん)移動の陣かかれ!」虫明、采配を振る。
それを合図にカブト勢が種族ごとに横一列数段に構えた陣を張る。
虫明「初弾!放てー!」
ヘラクレスオオカブト族、一斉に羽を広げ、角(長槍)を構える。
そしてムカデの陣目指して飛翔し一直線に突撃した。
飛翔能力を活かしたカブト勢の空中吶喊攻撃だ。ムカデの陣に突入。
大混乱に陥るムカデたち。「次弾!放てー!」
第2弾はコーカサスオオカブト族だ。
ヘラクレス同様、飛翔吶喊を。再び壊乱するムカデたち。
ネプチューン、モーレンカンブ、ゾウカブト、アトラス・・・。
次々と飛翔吶喊攻撃をかける。


416 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 23:22:17
虫明「よし、クワガタ勢押し出せー!」後方で体勢を整えなおしたクワガタ勢。
今度こそは、と太い牙をかざして、切り込んでいく。
カブト勢の飛翔吶喊の連続攻撃を受けたムカデたち。
壊乱したのはいいが、互いに絡み合い身動きが取れない。
あたかもつれあった糸のように状態だ。
しかもめいめいが勝手な方向に脱しようともがくため、益々身動きが取れずにいる。
クワガタ勢が切り込んだ。ムカデ数匹を束ね纏めて噛み砕いていく。
一匹では細すぎ逃げられたが、数匹まとめてなら、丁度噛み切るにはいい太さだ。
「八龍回転連打の陣、三頭咬龍共撃の陣、見事じゃ。
数匹のムカデを合体させ、パワーアップを図り、カブクワの装甲を打ち破るとはな。
しかしあの陣はあまり機動力に乏しいのが欠点。」と虫明。
センチピート大帝「やるな。虫明!ここは一旦後方に下がって体勢立て直しだ。」
ムカデ軍は後退を始めた。追い討ちをかけるカブクワ軍。しかし・・・?


417 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 23:28:08
カブクワ軍の反撃です。
先日NHKでタガメの生態に関してドキュメンタリーがありました。
水棲昆虫でありながら、夜はなんと最大4キロも飛翔・移動するとは。
びっくりしました。
昆虫の飛翔能力は我々の想像以上ですね。
そこで飛翔吶喊移動の陣ですが・・・。
前に虫明は「自分にはムカデを倒す策はない」といいました。
これは別に嘘ではなかったと思います。
と同時に彼は「ムカデにもカブクワを倒す術はない」と思ったはずです。
このことは緒戦でのオオヒラタ対トビズオオムカデの戦いで明らかだったと思います。
両者とも相手を攻めあぐんでいました。
がしかし・・・。
センチピート大帝は無理にでもカブクワを倒そうとして、
陣を変化させてしまった。
そこに虫明の勝機が生じてしまったのでしょう。
この後いかなる展開に?


418 :1万対1万作者:2005/09/28(水) 23:34:00
>>410
応援ありがとうございます。
作家志望ですか・・・。
私は作家じゃないですけど、職業柄、文章を書くのは好きです。
それでも自在に自分自身の文章を書けるようになったのは
30台あたりからかな(年齢がばれるな)。
20代のころはいろんな本(哲学書から漫画まで広く)を読みましたよ。
このころはあまり文章は書きませんでしたけど。
参考になれば幸いです。
昆虫版でのコピスレは善意でやっているものと思います。
ではまた。


419 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/28(水) 23:35:52
ありゃ、もう終わりかいな
また明日たのんます

420 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/29(木) 01:07:18
最初は電波かと思ったが、途中まで読んでこりゃ面白いと。
続き楽しみにしてます。

421 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/29(木) 02:09:56
>>419-420
ジサクジエン、乙。

422 :1万対1万作者:2005/09/29(木) 22:38:20
「軍師殿。何ゆえ我ら本陣は動かぬのです?」一同は尋ねる。
既にカブクワ軍の主力は隘路を抜けた。
反対側の平原に出て、ムカデ軍に追い討ちをかけている。
なのに虫明らの本陣は動かぬままだ。まだ隘路を潜ってもいない。
飛翔吶喊移動の陣は飛翔吶喊攻撃をするカブト勢に追いつく形で本陣を含め、
全ての部隊が移動せねばならない。
そうしないと陣がバラバラになってしまうからだ。
しかし虫明は本陣を動かさなかった。
そのため、本陣とカブクワ軍主力は大きく離れてしまっている。
 虫明は、遠くを見つめた。サソリ軍のいる方向である。
「さあ、どうするスコーピオン大帝?仕掛けてくるか?
我ら本陣を襲う絶好の機会だぞ?」と虫明。
虫明はサソリ軍に誘いをかけているのだ。
虫明は幸村に命じた。
「その方、サソリ族に流言飛語を飛ばせ。
やじり倒して我らに突きかからせるように仕向けるのだ。」
委細承知と一軍を率いて飛び出していく幸村・・・。


423 :1万対1万作者:2005/09/29(木) 22:39:19
「おらおら、どうしたサソリ最強じゃなかったんのかよ。」
「臆病者が!サソリなんか、クワガタの顎に挟まれりゃ、一巻の終わりだぜ!」
口々に囃し立てるミヤマ族。
スコーピオン大帝
「おろかものどもめ、カブクワ最強などという妄想を抱くばか者共めが・・・。
我が帝国の40cmダイオウにかかれば、パラワンもコーカサスも赤子同然だ!」
「ン・・・?俺達別に最強なんて思ってないもん、ナーみんな。」
そうだそうだ、とミヤマたち。
「証拠出せ、証拠、40cmダイオウのよー。画像出せ画像upせんか。
デジカメないのか、おまえんとこの帝国は?遅れとるのう。」
好き放題いうミヤマたち。プライド高いスコーピオン大帝は遂に切れた。
「おのれ・・・!弱小ミヤマどもめが。図に乗りよって。
目に物見せてくれるわ!行け、帝国の戦士達よ。
カブクワどもを一匹残らず殺すのだ!」
怒ったスコーピオン大帝。遂に攻撃命令を。
一斉に動き出すサソリ軍団!


424 :1万対1万作者:2005/09/29(木) 22:40:39
upです。今日はここまでにします。
遂にサソリ軍団も進軍を!
しかし果たして40cm級ダイオウサソリは本当に存在するのでしょうか?
ちなみにサソリの体長の測り方は口吻部から尻尾の先まで(但し針は除く)だそうです。
鋏は除きます。この長さが40cmとすると、尻尾の部分が20cmとしても胴体部だけで20cm! オオヒラタやヘラクレスら巨大カブトの2倍近い長さに。
長さがこれだけなら、腑太さや重さはカブクワの数倍にも達するかも?
鋏の大きさだけでオオヒラタの体長に達するでしょう。
これではカブクワには一分の勝機もないと思われますが、いかに?


425 :1万対1万作者:2005/09/29(木) 22:50:02
昆虫版最強スレの住人の方ならご存知ですよね。
スコーピオン大帝のモデルになったお方を。
神聖○○○皇帝氏です。
彼は40cmダイオウはいるのだ、と力説。
じゃあ、証拠見せろ、画像を出せ。
皆が書き込んで一時スレは騒然となりました。
結局真相のほどはわからずじまいでしたが・・・。
この小説がその謎解きに少しでも貢献できればいいのですが。
ところで最近サソリ出現の話が3件ほどテレビでニュースになってました。
そのうち二つはこのダイオウサソリでしたが。
いまのところマスコミは判断を控えてる様子ですが、
人的被害が生じると、一声に毒虫輸入禁止・飼育禁止の世論が起こるとも限りません。
そうなったら本当に小説でしか楽しめないことになるかも知れませんよ(笑)。
そうならないよう、責任を持って飼育・管理しましょう。

426 :1万対1万作者:2005/09/30(金) 23:19:18
「本陣はこれより、隘路を抜け、我が軍の主力と合流する。全速前進じゃ!」
サソリ軍が動き出したのを見て虫明は号令した。
一斉に動き出すカブクワ軍本陣。
追うサソリ軍。本陣全てが隘路に入った時点で、
虫明はパラワン7千騎を押さえに回した。
隘路に蓋をし、サソリ軍の足止めが目的だ。
ここで時間を稼ぎ、隘路の反対側に出て主力と合流。
その後パラワンらを撤退させ、改めてサソリ軍と雌雄を決する。
これが虫明の作戦だった。
 隊列を組んで隘路の入り口で待つパラワン騎士団7千騎。
数はサソリ軍の10分の一に満たない。
が、今はなき勇将アラゴルンの下、鍛えに鍛え抜かれた精強軍団だ。
隘路という地の利もある。
サソリ軍の侵攻を食い止める自信はあった・・・。


427 :1万対1万作者:2005/09/30(金) 23:20:20
サソリ軍の姿が見えてくる。
先頭集団は中型クラスのサソリのようだ。
デスストーカー、イエローファットテイルら.
無数の群れが前進してくる。
「しめた、これなら勝てる・・・」パラワンたちはほくそ笑んだ。
敵は毒性は強いが、力は弱い。
彼らの毒針ではパラワンの固い装甲は打ち抜けない。
「もらった!」大顎を開いて切り込むパラワンたち。
 そのとき!「痛!」、「熱い!」「何だ、何が起こったのだ!」
行き足が止まったパラワンたち。
サソリ族は毒針から毒をパラワンら目がけて噴射したのだ。
強い酸性を持つ彼らの毒を浴びてパラワンらは激しい痛みを感じた。
火傷に似た症状に苦しむパラワンたち。
そこに大型の装甲サソリ軍が襲ってきた。ダイオウサソリらだ。
大きな鋏でパラワンらを捕らえぐいぐいと締め上げる。
先手を取られ劣勢に陥るパラワン騎士団。


428 :1万対1万作者:2005/09/30(金) 23:21:40
どきな!俺達に任せろ!」パラワンの横から躍り出る一群があった。
幸村率いるミヤマ勢だ。中型サソリ勢が再び毒液スプレーを発射。
命中!しかし・・・?「効くかよ、そんなもん!」ミヤマ勢全く平気だ。
今度はサソリ勢がパニックに陥る。
ミヤマ勢。中型サソリ族を追い散らす。
サソリ族の毒は蟻酸が主成分。
強い酸性を帯びている。
幸村は雑草から配合したアルカリ性の溶液を作り、
これを部下たちに与えた。
この薬を全身に塗って出陣したのだ。
サソリから毒を吹きかけられても、
酸とアルカリが中和して効果がなかったのだ。
「おのれ、ミヤマどもめが・・・。
小ざかしい真似をしくさってからに。」
歯軋りして悔しがるスコーピオン大帝。
それにしても心の中で毒づく。
(デスストーカーらは何をしておったのだ。
ミヤマ相手ならスプレー攻撃などせずとも、
普通に正攻法で戦えば、負けぬものを。
いちいち余が指図せねば動けぬとは。機転の利かぬ奴らだ。)
部下の無策ぶりを嘆く点は虫明と同じだった。


429 :1万対1万作者:2005/09/30(金) 23:22:13
「後は任せたぜ!パラワン騎士団のお歴々がた!」
中型サソリ族をあらかた追い散らしたミヤマ族。
幸村は陽気に声をかけ、部下を引き連れ羽を広げ大空へ飛んでいく。
虫明らと合流する手はずだ。
「かたじけない。ミヤマ殿!後は我々が引き受けた。」体勢を立て直したパラワン騎士団。再びサソリ軍を迎え撃つ。「それにしても・・・」とパラワンたち。
クワガタ相撲では羽を広げ逃げたほうは負けなのだが・・・
と半ば呆れてミヤマらを見送る。
常識に囚われない自由闊達なミヤマ族の戦いぶりであった。


430 :1万対1万作者:2005/09/30(金) 23:23:11
「司令部から指令であります!
直ちに軍を返し、本陣と合流すべし!以上です!」
「何だと?引き返せだと? 
もう少しでムカデ軍を撃滅できるというのに・・」
と残念がるのはブラフォード(アルキデスオオヒラタクワガタ族)だ。
彼らクワガタ勢は後退するムカデ軍に追い討ちをかけている最中だった。
そこにこの命令だ。
「サソリ軍が攻撃を開始した模様です。
本陣は隘路も抜け、我が方へ合流しようと移動している最中とのこと。
全軍一体となってサソリ軍に当たる、とのことです。
既にカブト勢は引き返しておりますが・・・」
「何、サソリ軍が・・・。我らがおらぬ間に本陣を襲っておるのか!
おのれ火事場泥棒のような真似しくってからに!よし、わかった! 
次はサソリどもを蹴散らしてくれようぞ!」 
ブラフォードは怒号し、部下に反転を命じる。


431 :1万対1万作者:2005/09/30(金) 23:34:18
サソリ対カブクワの死闘が遂に幕を開けました。
毒針スプレー攻撃は作者の創作ですが、例がないわけではありません。
コブラの仲間で毒を拭きかけ相手を威嚇するものがいます。
目に当たると失明する恐れがあるとか・・・。
ただこういう攻撃でもないと無理でしょうね。
中型以下のクラスのサソリがパラワンらオオヒラタ相手に勝つのは。
例の虫王DVD第2弾でスマトラアチェオオヒラタがイエローファットテイルら
中型サソリを片っ端から撃破したシーン、記憶にあると思います。
人間でも刺されると生命の危険といわれる猛毒ですが、
オオヒラタの装甲は撃ち抜けず逆に針が折れてしまいました。
そしてオオヒラタの顎にまともに咬まれて瞬殺されました。
クワガタファンは大いに溜飲をさげたことでしょう。
史実(?)は以上の通りですが、
小説ではサソリ族も知恵を使って対抗
というわけです。
来週月曜から再開します。
ではまた。よき週末を。

432 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/30(金) 23:59:04
せめてメール欄にsageと入れてくださいませんか?

433 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:16:18
「もう少しで隘路を抜けます!全速で駆けるのです!」
ガラドリエルが味方を叱咤する。
「しかし虫明。大丈夫か?
40cmダイオウが本当にいるとすれば、大変なことになるのでは?」
「大型へラクレスを二周りほど凌ぐ大きさでしょうな。
正面からぶつかればまず勝ち目はないでしょう。」
と虫明、あっさりという。しかし・・・彼は心の中でこう考えていた。
(40cmダイオウなどこの世には存在せぬ。
最大級といわれるもので、27cmがやっと。
これとて公式記録ではない。
一般の個体は20cmに達するものは大型と認定されている
:ちなみに体長の測り方は頭部の口吻部から尻尾の先まで,
ただし毒針は除いてである。)


434 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:17:18
しかし虫明は慎重だった。
「この世に40cmダイオウが存在せぬ、
とまでは断言するつもりは毛頭ござりません。
しかしあれなる軍勢の中に40cmダイオウが存在せぬのは明らかかと。」
「何故にそのようなこと、いえるのです?」とガラドリエル。
虫明は静かに言った。
「ミヤマ族が、40cmダイオウいるなら証拠を示せ、
と揶揄したことありましたな。
怒り狂ったスコーピオン大帝は全軍を突進させました。
この戦術はかのセンチピート大帝とは対照的ですな。
彼の大帝は最初トビズを投入しましたな。
少しずつ戦力を投下し、こちらの実力を測りながら、次の策を練っていく・・・、
こういう慎重かつ緻密な戦術とはまったく正反対です。
スコーピオン大帝は。最初から全力で飛ばしてきました。従って・・・」


435 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:18:04
なるほど、とガラドリエル。会得したようだ。
「40cmダイオウがいるならば、スコーピオン大帝の性格からして、
最初から投入していたはず。
そうしないのは、つまり40cmダイオウなどかの軍には存在しないため。
こう言いたいのですわね?」
「御意。」と短く答える虫明。言葉を続ける。
「しかし、油断は禁物ですぞ。
40cmは無理にしても、
20cm超のダイオウサソリがあれだけの数揃えることができるとは、脅威です。」
20cm超のダイオウは1万以上の数がいる。
一般に20cmを超えるダイオウを作るに至難の業と言われているが・・・。
いかなるブリードを行ったのか、虫明は図りかねた。


436 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:18:54
隘路を抜けた! すんでのところだった。
そこにミヤマ軍が、そしてパラワン騎士団が合流する。
前衛で戦っていたカブト・オオヒラタ勢も本陣に合流した。
ミヤマ勢とパラワン騎士団は再び本陣奥深く、
オオヒラタ勢と巨大カブト勢は円陣の外延に位置する。
間一発のところで全軍合流を果たしたカブクワ軍。
追撃するサソリ軍、そして陣を建て直し、
反撃体勢を整えるムカデ軍。
三軍団は再び接近しつつあった。
 「全軍、全速前進! 目標はスズメバチ帝国前衛基地、急ぐのです!」
ガラドリエルの号令が下る。


437 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:19:58
戦術上は、隘路の出口に軍を展開し、サソリ軍の頭を抑え、
反対方向から反転してくるムカデ軍を迎え撃つ方が上策といえた。
両面から攻撃を受けるが、
隘路に阻まれ戦力の逐次投入を強いられるサソリ軍は
大して脅威にはならない。
先ほどのカブクワ対ムカデの対決が立場を代えて展開されるだけだ。
飛翔能力のないサソリ軍では
虫明が見せた飛翔吶喊移動の陣のような奇策は取れない。
サソリ軍を抑えつつムカデ軍を撃退する勝算は十分にあった。
 しかし、虫明は戦術上の要衝を捨て、敢えて軍を移動させたのだ。
スズメバチ帝国軍の前衛基地にできるだけ接近しようと、である。
虫明の秘策を為すには、この移動は不可欠だったのだ。
ムカデ軍とカブクワ軍が正面から衝突した。
そして行き足が止まった両軍にサソリ軍が追いつき、総攻撃をかける。
いよいよ戦いはクライマックスを迎えつつあった!


438 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:20:37
カブクワ軍対ムカデ・サソリ毒虫連合軍の決戦の火蓋が切られたとき。
ここはその遥か後方。
アイクマンらオオクワガタ族は毒蜘蛛族・ハンミョウ族との遊撃戦を展開していた。
アイクマンは緊急の知らせを聞いて大きな樹木の根元に駆けつけた。
一匹のオオクワガタが瞬殺されたのだ。
「持ち場を離れるな、といっただろう。」
とアイクマンは殺されたオオクワの相棒に言った。
「申し訳ありません。敵をあらたか片付けたもので、
戦果拡大を狙って、この木の近くにまで来たんですが・・・」と相棒。
彼の話では木の上から大きな蜘蛛が真直ぐに落下し、
気がついたときには仲間はやられていた、という。


439 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:21:29
アイクマンは死体を検分した。
胸部と腹部の付け根に毒針を打ち込まれている。
「樹上性の毒蜘蛛(ツリースパイダー)にやられたか・・・。
種類はわからぬが恐ろしい奴だな。
真上から奇襲を受けたのではひとたまりもあるまい。」
とアイクマン。
おそらく、敵はこの木の上のどこかに潜み、
クワガタが自分の真下に来るのを狙っていたのだろう。
「まだ、この木のどこかにいるな。ひょっとすると、俺達も狙われているのかもしれん。」
アイクマンは部下達の中の2名を指名し、命じた。
「お前達は持ち場に戻り、この木を監視しろ。
決して持ち場を離れてはならんぞ。
待ち伏せ攻撃だけでいいんだ。わかったな。」
うなずく二匹。


440 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:24:00
アイクマン「どうせ、この辺りはもう主戦場ではなくなっている。
押さえを置いておくだけでよい。残りは俺について来い。
今頃本軍はムカデ・サソリ両軍と激戦の最中だろう。」
一同「じゃあ、俺達も加勢にいくんですか?」と目を輝かせる。
アイクマン「違うな。俺達の戦場はそこじゃない。急ぐぞ。」
部下を引き連れ、走り去るアイクマン。
彼はオオクワ族を要所要所に配置し、毒蜘蛛・ハンミョウ族の攻撃を封じてきた。
本軍の前進に伴って、その配置も少しずつ前進させてきた。
不要となった配置を引き払い、新たな地点に配置する。
毒虫らの予想進入路を読みながら、である。
困難な仕事を粘り強くやり遂げていた。
そんな彼に虫明から新たな任務が与えられた。
彼は陣地に立ち寄っては余分な兵力を回収し、
一軍を率いて、ある場所へと向かいつつあった。
虫明から指定された場所にである。


441 :1万対1万作者:2005/10/03(月) 22:30:08
upです。40cmダイオウサソリの存在ですが、
作者も苦労しました。
色々な資料を漁り、行き着いた結論が虫明の言葉です。
スコーピオン大帝の性格からして・・・、
とはぐらかす以外にありませんでしたね。
このあたりが作者の力量の限界です。
サソリの中で最大種とされるダイオウサソリですが、
体長は15cm前後というのが、一般のようです。
しかしです。
40cmは無理かもしれませんが、
20cm超のダイオウはそのうちに出現するかもしれません。
なぜかというと今日の話に登場したオオクワガタを考えてみてください。
野生で採取されるオオクワで6cmを越す個体はめったにいません。
しかしどうですか、
今は?オオクワの飼育法も確立し、
6cm越えの個体も正しく飼育すれば素人でも楽に生み出せるようになりました。
同じことがダイオウサソリでも起こって不思議ではないと考えます。
いまは飼育するマニアは少なく、飼育法も試行錯誤の段階ですが、そのうち・・・。
スコーピオン大帝の言葉が真になる日も来るかもしれません。
ではまた。アイクマン率いるオオクワ遊撃隊の目的は?
そしてカブクワ対サソリ軍の戦いは?明日またupします。


442 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/03(月) 22:51:39
ツリースパイダーはインディアンオーナメンタルかな?

443 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/03(月) 23:34:36
せめてメール欄にsageと入れてくださいませんか?

444 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:48:21
「ここまでくれば小細工は無用!力と力の真っ向勝負じゃ!ものどもふるえや!」
タルカスが、ブラフォードが、ウィンザレオが、そしてセオデンが吼える。
カブクワ軍は火の玉となってムカデ・サソリ両軍を一進一退の激戦を演じている。
激しく戦っているのは、巨大ダイオウサソリとオオヒラタ・巨大カブト勢のようだ。
ムカデ勢は先ほどまでの勢いはない。
どちらかというと、カブクワ・サソリ軍の激闘を横から観戦し、
隙あらば襲い掛かるといった戦法のようだ。
「ムカデ勢は例の陣攻はかけてこぬようだな。
やはり我らの飛翔吶喊攻撃を恐れていると見える。」
しかし・・・「ほう、随分大きなムカデもいるようじゃな。」と驚嘆する虫明。
ジャアントマレーオオムカデであろうか?
40cmないし、60cmクラスの長さのムカデが数千以上はいる。
機会を狙って投入してくるつもりだろう。無断は禁物だ


445 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:48:58
しかし、当面はダイオウサソリ勢の動きが大事ではあるな・・・」と虫明。
 そのとき、一匹のヘラクレスがダイオウサソリの鋏に捕らえられあっさりと投げ飛ばされた。信じられぬ、という目で見るカブクワたち。
「おのれ、樹皮の上なら、簡単には投げられるものを・・・」
と悔しがるセオデン(ヘラクレスオオカブト族)。
カブクワ連合軍怪力No.1の彼らへラクレス族。
樹皮にしっかりとつかまり、長槍(角)を相手の下腹部の差しこみ、怪力で相手を跳ね飛ばすのが彼らの戦術だ。
しかし足場の悪い砂場での戦闘では、踏ん張りが利かず、得意の戦術も発揮できない。
一人冷静なのは虫明だった。
「ヘラクレスといえど、足場の悪い場所で、しかも自分よりも大きい相手と対戦すれば、ああなるのは目に見えておる。当然の帰結じゃ。」
単体同士の戦いなら大きいほうが勝つ。
武器の優劣が勝敗を分けるのは体格差がないときに限られる。
これは格闘戦技での理である、と虫明は思った。


446 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:49:42
「いかん、まずい!」虫明は思わず叫んだ。
一匹のオオヒラタがダイオウサソリの鋏で押さえつけられ、動きを止めている。
サソリは2本の鋏でがっちりとオオヒラタの顎を押さえ込んでいる。
かすかに揺らめいているのはサソリの尻尾だけだ。
明らかに毒針を打ち込む場所を探している様子だ。
 「ダイオウ相手には決して単体では仕掛けるな。
仲間が鋏で捕らえたれたら、必ず援護して救い出すのだ。
鋏で捕らえられたときでも動きを止めるな。
常に足の位置を変え、体を上下左右に移動させるのだ。
そうやって仲間が救いに来るのを待て。」と虫明は伝令を飛ばした。


447 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:50:26
動きを止めると危険。これが対ダイオウサソリ戦での戦いの要諦である。
サソリ族の戦いは毒針を相手に打ち込み、神経毒で敵を麻痺させることにある。
そのための補助兵器が2本の鋏だ。2本の鋏で相手を押さえつけ動けなくする。
そして毒針を打ち込める場所を探しだすのだ。これがサソリ族の戦法だ。
だから鋏で押さえつけられたとき、動きを止めるのは危険なのだ。
勿論、巨大カブトやオオヒラタ勢の分厚い装甲をサソリの毒針が簡単に撃ち抜けるとは思えない。
しかし、胸部と腹部の付け根や、これまでの戦いで受けた傷跡などに打ち込まれると毒を入れられるだろう。そうなればお終いだ。
 「鋏でバラバラにされる可能性はありませぬか?」とガラドリエル。
「中型以下のカブクワ相手なら、それも可能でしょう。
しかし大型のカブクワにはそのような攻撃は通じませぬ。
やはり毒針攻撃でしょうな。」
と虫明。


448 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:51:12
しかし・・・、と虫明は思った。
臆病なサソリ族をここまで統制して戦わすとは、スコーピオン大帝、恐ろしい男じゃ、と。オオヒラタ勢の万力ベアバックルもコーカサスの3点締めバックブリーカーもダイオウには通じないようだ。
必殺技が通じぬカブクワたち、次第にあせりの色が出始めた。
砂地という足場の悪さも手伝ってカブクワたちは思うような戦いができないでいる。
じりじりと後退し始めた・・・。
 「これから先は一歩たりとも退いてみよ、わらわがその頸たたっききるぞ!」
と味方を鼓舞するガラドリエル。「しかし・・・」とカブクワたち。
「はははは!これはおかしや!カブクワ最強ではなかったのか!
その方ら大嘘つきの臆病者であるな!」と揶揄する声が。


449 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:52:33
声の主はセンチピート大帝でもスコーピオン大帝でもなかった。
虫明その人であった。
「虫明、貴様・・・」
怒ったタルカスがすさまじい形相で虫明に詰め寄った。
「その方の相手は反対方向でござる。」
と涼しい顔で方向を指差す虫明。
「わ、わかっておるわい!」と虫明を睨みつけ、
踵を返して再びサソリ勢に向かっていくタルカスら。
全く誰が敵で誰が味方かわからない乱戦となっていた。
虫明はパラワン7千騎をはじめ後方部隊をも戦線に投入した。
総力戦の構えだ。いたるところで激闘が繰り広げられる。
そのすさまじい戦いに皆は目を奪われていた。
ただ一人虫明だけが目の前の激戦に背を向け、
ある一点を凝視していた。
それはスズメバチらの前衛基地の方角である。
彼はある「もの」を待っていたのだ・・・。


450 :1万対1万作者:2005/10/04(火) 22:53:38
upです。カブクワ対サソリの戦いが始まりました。
ダイオウサソリ最強説を唱えたのはかのファーブル博士です。
ファーブル昆虫記ではダイオウサソリと他の昆虫の戦いの様子
が詳しく描かれています。
カマキリとは2戦して2戦とも楽勝でサソリの勝ち。
対ムカデ戦は壮絶なる死闘の結果、サソリの勝ち。
カブトムシにも勝ちました。
ただカブト戦はピンセットでカブトの足を上に上げ、
サソリがカブトの腹部に針を刺しやすくしての試合でしたが。
ファーブル博士も虫明同様カブトの装甲はサソリの針では貫通しない、と考えたのでしょう。
さて・・・、その虫明ですが、彼は何を待っているのか?
続きはまた明日。


451 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/04(火) 23:50:42
ファーブルのサソリはランドックサソリだが。
ヨーロッパのサソリがダイオウのようにデカいとはおもいにくい。
ウスバカマキリといい勝負してる程度のサイズしかないよ、ファーブルのサソリは。

452 :1万対1万作者:2005/10/05(水) 19:36:17
「隊長いつまで待てばいいんですか!」
ここはカブクワ軍団の前衛。アルキデスオオヒラタクワガタの部隊だ。
目の前を無数のオオムカデたちが横切っている。
彼らが通過し終わるのを待つアルキたち・・・。
あたかもアルキらは踏み切りで列車の通過を待つ車の群れのようであった。
「うむ。しかしムカデは戦意がなく、こちらから攻撃しなければ襲っては来ぬと。
だからやり過ごせ、と司令部から命じられているのだ・・・。」
「でも、きりがありませんぜ。うじゃうじゃといるじゃありませんか。」
「おいこら。いい加減道空けろ!都心のどこぞの開かずの踏切じゃあるまいし。」
「歩行者優先!」
口々にアルキらが怒鳴り散らす。
ムカデたち「○▲×#・・・?」


453 :1万対1万作者:2005/10/05(水) 20:17:40
「駄目です。周喩殿。ムカデたちはカブクワを攻撃しようとはしません。」
スズメバチ帝国軍の司令室の中。
オペレーターたちがムカデを統制指令しているのだが、うまく制御できていない。
周喩「ムカデの言語(フェロモン)は簡単に解析できたのだろう?なぜ動かせんのだ?」
オペレーター「言語自体が簡単すぎるんですよ。奴ら極端にボキャブラリイが少なくて・・・。捕食と生殖の言葉しか持ってなんです。これで動かすのは無理です。」
周喩「クワガタを攻撃せよ」と指令してみろ。
オペレーター「攻撃という言葉が彼らにはありません。」
周喩「じゃあ、クワガタを食え。これはどうだ?」
オペレーター「それから何とか・・・。あ、そうかクワガタって言葉もないんだ。」
周喩「・・・・」
オペレーターたちも次第に苛ついてきた。
オペレーター「ウゼエヨ!コラ、ムカツク、これはどうだ?駄目か・・・」
言葉が貧弱なのはムカデだけではない。とうのスズメバチたちもだ。
国語教育にもっと力を入れるべきだったか、と天を仰ぐ周喩・・・。


454 :1万対1万作者:2005/10/05(水) 23:16:12
>>451
そうでしたか。これは私の記憶違いでした。
そういえば、カブト虫もどの種類かは詳しい記載がありませんでしたね。
では
>>450よりの続きです。
「サソリ軍、戦闘参加!カブクワ連合軍と交戦せり!」
その報を聞いて周喩は満足げに頷いた。
「やっと動いたか。はらはらさせよってからに。」
周喩は何度もスコーピオン大帝の下に使者を送り、
戦闘に参加しカブクワ軍を攻撃するよう要請した。
やっと動いてくれたか、という思いだ。
もともと仲の悪い毒虫同士、虫明の策にはめられ、同士討ちを始めないかと心配だった。だから、当初は違う地点に両軍を配置したのだった。
その両軍が同じ場所にまで進出したときは、どうなることかと心配であったのだ。
周喩「夜戦とは、カブクワどももよく考えたものよ。
おそらくあのメガニューラも夜は活動できぬと読んでの策じゃろうて。
夜が明ける前に我らの本拠地を襲うつもりだったのだろうな。
しかし、我らが毒虫の結界を張っていたことは計算に入れてなかったようだな。
ここまできたのは褒めてやる。しかしこれから先は進めんぞ。」



455 :1万対1万作者:2005/10/05(水) 23:16:46
将校「周喩殿。かなり激しい戦闘になっておりますが、
ここからは戦闘の様子がよく見えませぬ。いかがしますか?」
周喩「そうだな。今宵は月も出ておらぬし。よし蛍どもを集め蛍光をつけさせよ。」
酒でも飲みながら見物するか、と周喩。
彼はもう勝ったも同然という気持ちだった。
周喩「夜が明けたら、我が軍団で総攻撃をかけてやる。
連戦の疲れでカブクワどもには戦う力は残っておるまいて。
いや待て、この際ムカデ族・サソリ族も纏めて屠ってやるか。
互いに激しく戦っておる様子。朝には体力は残っておるまい。
いい機会かのしれぬわ。
ムカデ・サソリどもとはいずれは雌雄を決することになるしな・・・」
と一人自分に都合のよい算段を巡らす周喩であった。


456 :1万対1万作者:2005/10/05(水) 23:17:26
「我が策成れり!」
スズメバチ帝国の前衛基地にともる無数の蛍光を見て虫明は叫んだ。
これこそ彼が待ち望んでいたものだったのだ。
怪物が再び目を覚ました。遠くに光る蛍光に反応したのだ。
今宵は新月、月明かりはない。首を動かし、羽をゆっくり上下させるメガニューラ。
夜になって活動を停止したはずだったが、今再び覚醒しつつあった。
そして、あの悪魔の咆哮があたりを揺るがす。
激しく羽を振動させるメガニューラ。
飛び立ちまっしぐらに蛍光に向かって飛んでいった。


457 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/05(水) 23:21:37
メガニューラは色々な昆虫の遺伝子を持っている。
光に吸い寄せられる性質は蛾の遺伝子から来ているのだ。
虫明はこの性質を利用したのだ。
スズメバチの前衛基地があわただしくなっている様子だ。
突然のメガニューラの奇襲を受けて大混乱に落ちいっているのだろう。
その壊乱ぶりは、遠く虫明のいる場所からもはっきりとわかった。
虫明「メガニューラは帝国の切り札にあらず!我らの切り札じゃ!」
カブクワ側にいる誰もが「メガニューラを如何に倒すか」を考えていた。
一人虫明だけが異なっていた。
彼は「メガニューラを如何に利用するか」を考えていたのだ。
メガニューラを敵と決め付けないからこそできる逆転の発想であった。
既成観念に囚われてはならぬ。
その裏をかく発想こそ戦術・戦略の要。
これが虫明の哲学であった。


458 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/05(水) 23:22:56
「何だ!どうしたのだ!」すさまじい喧騒に周喩が叫ぶ。
巨大な昆虫の飛翔音がする!まさか・・・?
「メガニューラです! メガニューラが我が軍を襲撃しておりまする!」
うわわあああ!スズメバチらの絶叫があたりにこだまする。
そこは地獄絵の世界であった。
メガニューラの超音波集束波動の術で次々に打ち落とされていくスズメバチら。
超音波による砂塵の共鳴振動によってスズメバチらは切り刻まれていく。
ある者は羽を引き裂かれ、またある者は腹をえぐられ、落ちていく。
積極果敢に向かっていくものもいたが、
かえってメガニューラを刺激し、凶暴化させるだけであった。


459 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/05(水) 23:25:05
周喩「おのれ,魏延めが!さてはこのわしとわしの軍団を亡き者とするつもりか!
うむ、そうに違いない!そして帝国を乗っ取り、我が妹を・・・!許せん!」
恐ろしい勘違いをした周喩。全軍に命じた!
「引き返すぞ!全軍、本拠地に戻る!」
幕僚たちは動転した。
「何ですと!メガニューラはどうするのです!それにカブクワ軍は?」
周喩「うるさい!黙れ!これは命令だ!」
逆上し、理性をなくした周喩。
もはや頭の中には妹の女王のことしかなかった。


460 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/05(水) 23:27:14
どうもupです。物語は意外な方向に急展開。
物語の背景に退いていたメガニューラが再び中心に戻ってきました。
そして周喩は恐ろしい勘違いをしたようですが。
指揮官の一瞬の判断で勝敗が逆転する事例は幾つもあります。
例えばあの関が原の戦い。
家康は小早川秀秋の寝返りを期待していました。
が、一向にその様子なし。
使者を何度も送りますが、全く動こうとしません。
戦況は東軍側が苦戦。
業を煮やした家康は秀秋の陣に鉄砲を撃ちかけました。
「しまった、ぐずぐず決断せずにいたから、家康を怒らせてしまった」
と恐怖した秀秋は家康側につき西軍へ突撃を開始します。
1万7千もの大軍の寝返りがターニングポイントとなり、形勢は逆転。
家康の勝利となりました。(ちなみに東軍7万、西軍8万でした。)
しかしです。もし鉄砲を撃ちかけられた秀秋が
「さては、家康殿はわしを見限ったか!仕方ない、もはや西軍につくしかなし。」
と勘違いしたらどうでしょうか?家康は敗北し、歴史は変わったかもしれません。
さて、さすがというべき虫明の知略ですが、
彼は周喩がこんな勘違いをするとまで読んでいたのでしょうか?
さすがにそこまでは読めなかったのでは、と作者は推理します。
彼の意外な弱点ゆえにそう推理するのですが・・・。
ではまた。


461 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/06(木) 23:16:02
「見て。スズメバチ軍が撤退していくわ!メガニューラもあとを追っていく!」
ガラドリエルが叫ぶ。
虫明「これで敵の前衛基地を潰す手間が省けましたな。あとは我らが進むのみ」
ガラドリエル「しかし、どうやって?毒虫共が立ちふさがっているわよ?」
カブクワ軍はムカデ・サソリ両毒虫軍団を相手取り一進一退の攻防を繰り返していた。
戦況の帰趨はいまだ判然とはしていない。
虫明「もう少しの辛抱でございまする。」
虫明は待っていた。天象の変化を!
ガラドリエル「虫明、そなた天象を動かすことができるのですか!」
虫明「動かすことは無理にございまするが、読むことならできます。」
やがて、気温が急激に下がりだした。ここは山岳地帯。
真夜中となり、霧も出始めたようだ。
にわかにサソリ族の動きが鈍くなってきた。
高温を好む彼らには耐え難い気温低下だった。


462 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/06(木) 23:17:08
また乾燥地帯にすむサソリ族は濃い霧も苦手だ。
ムカデ族の動きもおかしい。
気温低下の直接的影響もある。
が、低温で空気が滅却しフェロモンの拡散が不活発になったのが大きいようだ。
センチピート大帝の指令が届きにくくなっているのだろう。
しかし状況はカブクワ勢も同じだった。
ムカデ・サソリ族ほどではないにしても、
全体的に動きが鈍くなっている。
ただ一団を除いて!ミヤマクワガタ勢だ!
寒冷地に住む彼らは寒さに強い。
虫明はこの特性を利用したのだった。


463 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/06(木) 23:18:01
虫明「ミヤマ勢前に出よ!ガラドリエル様!
ミヤマ勢と共に一気に駆けますぞ!」
この夜戦での虫明の決戦兵力はパラワンでもコーカサスでもなかった。
最弱クワガタ、ミヤマ!逆転の発想である。
「姫大将!俺の背中に乗りな!寒くて動けんのだろう!」
とミヤマの若者が声をかける。
ガラドリエル「すみませぬ、冷え性ではないのですがこの寒さはちと・・・
そなたは確か?」
ミヤマの若者「幸村。信州の上田から参った。父昌幸の名代としてじゃ。
以後お見知りおきを!」
幸村は溌剌と答える。
ミヤマ勢「若!準備整いましてございまする!」
「ようし、姫大将!軍師殿!参りますぞ!」
にっこりと頷く虫明。
幸村「ものども!敵の城まで一気に駆けるぞ!
我らミヤマクワガタ族、男を上げる時ぞ。いざ進め!」
ミヤマ勢「オオー、若に続けー!」
疾走するミヤマ軍団!


464 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/06(木) 23:26:32
upです。
昆虫族は変温動物です。
彼らにとって体温は戦闘の帰趨を決める重要な要素です。
実際クワガタ相撲ではホカロンなど使って体温をあげてますから。
体温が上がるとクワガタは戦闘的になるようです。
サソリも30度から35度ぐらいに温度管理すべきだとか。
ミヤマはクワガタ族の中では比較的寒冷に強いです。
しかし小説のように差がつくとは思いませんけどね。
さて物語はいよいよ最終ステージに突入しました。
帝国最期の時は迫りつつあります。
虫明、幸村、ガラドリエル、アイクマンらは
果たして帝国の野望を打ち砕けるのか?
では明日またお目にかかりましょう。

465 :1万対1万作者:2005/10/07(金) 00:18:29
「ン?新手がやってきたな。」鼻歌交じりにムカデ釣りに興じていた幸村。
前方で新たなムカデ勢が待機しているのに気づいた。
「・・・こりゃ、やばいかも知れんぜ。そろそろお暇するか・・・」と幸村。
佐助「大きさはトビズとあまり変わらんようですけど?」
「違う。動きがな。それにかなり獰猛そうだ。」
幸村が見たのはベトナムオオムカデの一群であった。
確かにトビズに比べ、動きが激しく、獰猛そうだ。
「逃げるぞ!早逃げも戦術のうちよ!」と幸村。
部下を引き連れ撤退を開始した。
「後は、任せたぜ!オオヒラタのおっさんたち!」
と陽気に声をかけ戦場を後にした。

466 :1万対1万作者:2005/10/07(金) 00:20:04
遂にパラワン騎士団、敵の本陣へ突進した。
スズメバチの将校達「ああ!お前は虫明!クワガタどもの味方をしているという噂はまことであったか!
この裏切り者め!流言も貴様の仕業か!汚いぞ!嘘偽りの流言を放つとは!」
殺気立って怒鳴りたてるスズメバチたち。
虫明「偽りの流言だと・・・?後ろを見てみることだな。」
振り返ったスズメバチたち。「あ!」
見ると周喩は既に逃亡してしまっているではないか!
虫明「ははははは!これでも私が騙したといえるのか?わが知略は王道なり!周喩の知略は覇道なり!王道は決して人は騙さぬ。覇道は人を欺くなり。兵を見捨て敵前逃亡する将軍を持つ限りその方ら命がいくつあっても足りぬぞ!」
虫明は静かに言った。
「よいか、かえって帝国の者どもに伝えよ。覇道によって立つ者は覇道によって滅ぶと。
必ず神罰下るぞ!わしとパラワン騎士団ある限りその方らの勝手にはさせぬ。よいか!」
「あわわわわ・・・」スズメバチたちの大潰走が始まった・・・。


467 :1万対1万作者:2005/10/07(金) 00:25:09
ここはスズメバチ軍団の本営。
アラゴルンは周喩の前に引き立てられている。
周喩「どうだ、アラゴルン。お前ほどの勇者を殺すのは惜しい。
わしの部下になってはくれぬか?」
意外な申し出。しかし周喩には計算があった。
アラゴルンが投降すれば、カブクワ連合軍は戦意を失い、降伏するだろうと。
さすれば自分の軍功は魏延を上回り、救国の英雄となれる、と。
が、しかし・・・。
アラゴルン「ふふ、敵前逃亡を繰り返すお前の部下になれだと。
冗談ではない、命がいくつあっても足らぬわ。」
周喩「なんだと、貴様!」
アラゴルン「周喩よ、お前今までどれほど多くの仲間を死なせた?
全ては己が欲望のため死なせたのだろうが・・・。俺の隻眼は騙されんぞ!
誰が貴様のような屑の軍門に下るものか!この身焼かれてもならぬわ!」
屹然と言い放つアラゴルン。周喩、怒りに我を忘れた。
周喩「おのれ、おのれ、おのれ・・・!殺せ、殺せ、八つ裂きにしろ!」

468 :1万対1万作者:2005/10/07(金) 00:26:16
カブクワ前衛はスズメバチ機動部隊と交戦状態に入ったようだ。
前衛はヘラクレス部隊。虫明はアルキ部隊を援護に回した。
カブクワ軍の戦略は巨大カブト部隊を敵前衛基地に突っ込ませ、その怪力で基地を破壊することである。
当然スズメバチらが妨害に入るが、これを追い払いカブト勢を支援するのがクワガタ勢の役割である。
機動力で各個撃破を狙うスズメバチらに対抗するにはカブト・クワガタ両者は緊密な陣を張る必要がある。
隙を与えず、前進し敵の要塞を破壊する。これがカブクワ軍の対スズメバチ戦の基本戦略であった。
ヘラクレス・アルキ勢は方陣を組んだ。へラクレスは横に100匹あまりが並ぶ列を形成。それを十段に構える陣を敷いた。これが8個。
アルキはヘラクレスの各横列のすぐ後ろにこれまた100匹あまりの横列を、これも十段にわたって構えている。これも8個ある。
全体としてカブクワ側が優勢に戦いを進めている。じりじりと後退するスズメバチたち。

469 :1万対1万作者:2005/10/07(金) 00:27:40
今日はここまでにします。
敗戦の責を負い、仲間を助けるため、
自ら殿(しんがり)を引き受けたパラワンの勇者アラゴルン。
囚われの身になってしまいました。
この後物語は急展開します。
ではまた。

470 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:07:04
>>464からの続きです。
センチピート大帝「虫明逃げるか!勝負はまだついてないぞ!」
スコーピオン大帝「臆したか!虫明!我がサソリ軍団の力に恐れをなしたな!」
虫明「ははははは。我が軍の主力はここに残しておきますゆえ、
心おきなく戦われるが宜しかろう。」
カブクワ軍の将校達「虫明殿・・・。我らも連れて行ってくだされ!」
「その方らは後から参れ。 夜明けまでに我らに追いつくのじゃ。よいな。」
と冷たく言い放つ虫明。
命令をたびたび無視し勝手な戦いを演じたカブクワたち。
虫明はよい感情は持っていないようだ。
「軍師殿!何か薬はありませんかな?我らが元気になる薬です。」
「そうじゃ、軍師殿は天才じゃ」
今度はお世辞を言って媚びへつらうカブクワの面々。


471 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:07:47
「軍師殿は手品師ではない。
その方らはムカデ・サソリなど鎧袖一触と申したではないか?
その言葉を実行せよ!
見事サソリ・ムカデの両軍を蹴散らし、
夜明けまでに我らに追いつくのだ。よいな!」
決然と言い放つ姫大将ガラドリエル。
ミヤマ軍団。動けぬカブクワたちを尻目に潰走する。
ミヤマA「ようよう、ヘラクレスの旦那。この前よくも俺様を分投げてくれたわな。
なんだその格好は。まるで標本になったみたいじゃないか?様ないぜ!」
パワランの戦士「済まぬが、ホカロンをとってきてはくれぬか?
あれで体を温めれば動けるのだが・・・」
ミヤマB「ホカロン? アホかお前は!クワガタ相撲じゃないんだぜ!
お前ら人間に頼りすぎなんだよ!」


472 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:08:50
「何をしておるものども!虫明を追うのだ!
ムカデ(サソリ)こそ最強なり!
いかなる状況においても最強であること、これこそ最強だ!」
両皇帝は部下を叱咤し、ミヤマ勢を追おうとする。
しかし、思うようにうまくいかない。
「そのような最強があれば、苦労はせぬ。」
と虫明はミヤマ勢と駆けながらそう思った。
「時と状況如何によって、強弱の序列は千差万別とまではいかぬが、
様々に変わりうるのだ。」
この状況ではミヤマこそ最強だ、と虫明は思った。


473 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:10:36
だがしかし。センチピート大帝そしてスコーピオン大帝。
両雄とも手ごわき相手であった、
と虫明は率直にその力量に認めた。
センチピート大帝。地を這うムカデ。
地形を読み、有利な戦場に敵を誘導。
そしてムカデの体型を見事に利した組織戦術を展開。
ムカデの攻撃はカブクワには通じず、
という大方の下馬評を覆した見事な戦いぶりであった。
スコーピオン大帝。
40cmは無理にしても20cmを優に超えるダイオウサソリ装甲軍団1万騎
を編成した力量は超絶である。
一般に20cmを超えるダイオウを作るは至難のわざと言われるが・・・。
力自慢のカブクワ相手に一歩も退かぬ力戦を演じた。
見事という他ない。
両軍団が反目せず、力を合わせてカブクワ軍に向かってきたら、
如何に自分の知略をもってしても敵わなかったのであろう。
これが虫明の偽らざる心境であった。
惜しいかな両皇帝共に最強の2文字にこだわり過ぎている。
もっと大きな目的のためにその才を使って欲しい。
虫明はそう思った。


474 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:11:18
どうもupです。
「時と状況如何によって、強弱の序列は千差万別とまではいかぬが、
様々に変わりうるのだ。」という虫明の言葉に作者も同意です。
これは昆虫版の最強昆虫スレでの作者の立場でもありました。
「無前提で何が最強」ってことは作者は一度も言ったことはありません。
これこれの前提では○○が××よりは強い、という主張しか言いませんでした。
時と状況を具体的に設定し、シュミレートする・・・これが面白い、
と作者は思います。
そういえば、昆虫版で「カマキリはムカデに勝てるか」
という新スレはそんな流れになってて楽しいですね。
ではまた。次は連休明けにupします。よき連休を。


475 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:40:41
サソリでも高地に住み、低温に強い種類がいたが…。

476 :1万対1万作者:2005/10/08(土) 20:42:33
>>472からの続きです
「謀られたか・・・」思わず唸るアラゴルン。
ギムリ・レゴラスらの報告を受けて、とりあえず帝国側からの解答を待ったが・・・。
何の返事もない。その間にも国境付近の要塞はどんどん建造されていく。
「おそらく、適当な返事をしておき、時間を稼いだのだ。その間に要塞を建造しておったのだな。」
「いかにも、スズメバチらは我らと和睦するつもりは最初からなかったのではないでしょうか?」
と側近達は言い合った。
「うむ、しかし・・・」
虫明と直接会見したアラゴルンにはにわかには信じられなかった。あの清清しい立ち振る舞いの誠意あふれる虫明がそのような二枚舌を使うなど、信じたくもなかった。


477 :1万対1万作者:2005/10/08(土) 20:43:50
勿論他にも打つ手はあった。
緊縮財政を敷いて経済を立て直すことだ。
しかし、そのためには歳出を減らさなければならない。
国家の利権に深く食い込んでおる魏延や周喩一派には受け入れられない政策であった。
豪奢な生活になれた彼らにはそのような窮乏は耐えがたかったのだ。
「帝国の2大派閥、魏延一派と周喩一派か・・・。
きゃつらは仲は悪いが、対外膨張政策という点では利害は一致しておる。
わし一人でどこまで奴らを抑えることができるか・・・。
気がかりではあるな・・・。」と苦悩する虫明。


478 :1万対1万作者:2005/10/08(土) 20:44:33
「ところで和睦の件と聞いておるが・・・?」アラゴルンは本題を切り出した。
「そのことにござる。
これ以上我らが争いを重ねても双方何の益もござらぬ。和睦は女王陛下の強い意志にござる。」と虫明一気に話した。
「あいわかった。和睦そのものには余も異存はない。
してその条件は?」
「領土のことでござるな。国境線は開戦前に戻すこと。われらにはこれ以上の領土拡張の意思はござらぬ。」
「何だと!領土は要らぬというのか!」意外な申し出にアラゴルンは驚いた。敗者である自分たちは当然領土割譲を強いられる、と覚悟していたからだ。
「その代わり、我が国の商人たちの自由な出入りを保障していただきたい。
これが条件でござる。」
虫明は領土拡張よりも自由で公正な交易を通じて帝国を繁栄させようと考えたのだ。
「うむ・・・。あいわかった。そのようなことお安い御用じゃ。」
虫明「ではこれにて和睦は相成りましたな。末永く両国が手を携え、共に繁栄することを願うばかりにござる。」
アラゴルン「まことそのとおりよ。余は過去の経緯は全て水に流す所存じゃ。」
帝国側の思いのほか寛大な和睦提案にアラゴルンは心の底から感謝していた。
両者は互いに誓詞に署名し、交換し合う。かくして長年の大戦に終止符が打たれた。
しかし・・・!

479 :1万対1万作者:2005/10/08(土) 20:49:15
「虫明殿。それは甘すぎる条件ではないか!」
女王陛下の御前会議の席上、宰相魏延が苛立って発言した。
重臣達は大戦の戦後処理、講和条件を巡って議論していた。
虫明は両国間で平和協定を結び、今後は争いごとを起こさないようにすべき、と考えていた。
本来勝者であるスズメバチ帝国側はパラワン族に領土割譲等の条件を突きつけることができる。しかし、これを放棄するべし、とも提案した。
両国の間で失われた信頼関係を取り戻すには、まず帝国側が誠意を示す必要あり、と考えていたからだ。
しかし、この条件は寛大すぎる、と魏延ら重臣達から反発を食らった。
「勝者である我々は当然領土の割譲を求めるべきだな。奴らが支配する広葉樹の森の西半分を我らに譲り渡すよう要求すべきだ。
それが飲めんというなら、戦争を続けるまでのことよ。」と魏延。


480 :1万対1万作者:2005/10/08(土) 20:50:45
第4部終了です。
いよいよ第5部を再開します。第5部は
>>479
からの続きです。
数日後から再開する予定。
ではまた。

481 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/10(月) 21:02:40
頭の弱い嫌韓厨、ウヨ厨のために(とりあえず侮蔑と嘲笑を)
http://ch.kitaguni.tv/u/8016/%a1%da%a5%c6%a5%f3%a5%d7%a5%ec%a1%db/0000254059.html


482 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/10(月) 21:21:03
マンディブ率いるフタマタ軍団登場きぼんぬあとsageて

483 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/10(月) 22:02:00
この人、どうしてsageてくれないんだろうな?

484 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 20:54:32
>>474から続きです。
476以下は私を名乗るどなたかのコピペです。
まあ、お分かりかとは思いますが、念のため。

疾走するミヤマクワガタ軍団1千騎。
メガニューラの追撃を振り払いながら退却するスズメバチ帝国軍の姿が見え始めた。
ガラドリエル「軍師殿。作戦成功ですわね。」
虫明「いかにも、山は越えましたな。後は敵の本拠地を一気に突くだけでござる。」
全ては虫明の計略だった。策は二つあった。
まず、カブクワたちをムカデ・サソリ軍とできるだけ派手に戦わせて、
スズメバチらの注意をひきつけること、これが第1の策であった。
そのためにできるだけスズメバチ陣営の近くで戦う必要があったのだ。
敢えて戦術上の要衝である隘路の出口を捨て、軍を移動した理由はここにある。
今宵は月明かりもない。夜目の利かないスズメバチらは戦況を掴むため、
必ず蛍光をつけるはず、虫明はこう読んだのだ。その読みは見事に当たった。


485 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 20:55:17
第2の策はこうだ。カブクワたちに熱闘させるため、
敢えて味方であるにも拘らず彼らを挑発したことである。
「カブクワはムカデ・サソリには叶わぬ」
といった虫明の暴言や抜け駆けの一件など。
これらは全て気の短いカブクワたちを刺激し、激しく戦わせるための計略だったのだ。
全てはメガニューラを覚醒させ、
スズメバチらと戦わせるために虫明の仕掛けた深遠なる計略の一環だったのだ。
「まあ、カブクワたちには激戦を演じてもらう必要がありましたからな。
昼間のように、ちょっと相手が強いだけで退くようでは、困りますからな。」と虫明。
ムカデ・サソリなど相手ではない、と繰り返しいうカブクワたち。
しかし虫明はこの発言は一種の強がりの裏返しであることを鋭く見抜いていた。
実はカブクワたちはいまだ戦ったことのない未知の相手を内心では恐れていたのだ。
その怖れの深層心理が実は強気の発言を生んでいたのだ。


486 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 20:55:57
したがってこのまま戦うのは拙い、と虫明は考えた。
昼間の戦闘のように、相手が予想に反して強ければ、
また総崩れになる危険があったからだ。
それではメガニューラを覚醒させ、スズメバチらと戦わせるまでに至らない。
こう考え、虫明はカブクワたちを味方であるにも拘らず挑発し、
怒りを湧き立てさせたのだ。
 「しかし、それだけではないでしょう?軍師殿。
この計略のためなら、もっと楽な方法もあったはずです。」とガラドリエル。
「いかにも」と虫明。言葉を続ける。
「カブクワたちには苦労してもらう必要がありましたからな。
帝国を打倒した後に、いかなる世界が来るかを考えねばなりませぬ。
スズメバチらの天下をカブクワが奪うだけでは何も変わりませぬ。」


487 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 20:56:29
スズメバチらに代わってカブクワたちが争いを繰り返し、
他の種族を迫害・圧迫し続けるだけだ。それでは駄目なのだ。
「カブクワ最強と豪語し、カブクワにあらずば虫にあらず、
などと吹聴しておる者も多数おります。
ここままでは帝国打倒後の世界はカブクワたちの争いの世界となります。
これは今は亡きガラドリエル様の父上、アラゴルン殿、が最も憂慮したことでもあります。」そこで虫明は考えた。カブクワたちには敢えて苦戦してもらおうと。
そうすれば、カブクワ最強説がいかに根拠なき迷信であるか、
骨身にしみてわかるであろうと。
 なるほど、と会得するガラドリエルとその配下たち。
虫明の深謀機略の凄さに改めて感じ入るのであった。


488 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 21:02:47
「虫明殿は凄いですな。」幸村がガラドリエルに話しかけた。
ガラドリエル「そなたにはわかるのかえ?」
彼女は意外に思った。 力自慢の連中が多いカブクワ族。
虫明の計算ずくめの戦い方を評価せず嫌うものも多い。
そのうえ虫明があまりの大きな戦果をあげるのも面白くなかった。
多くの反感と嫉妬もかっていたのだ。
しかし、このミヤマの若者は純粋に虫明を尊敬している様子だった。
幸村「それはもう・・・。父の昌幸が申しておりました
『我らミヤマ族は力が弱い。だから虫明殿のように知略でもって生きていかねば』と。
それで父は虫明殿から学んで来い、と私をここによこしたのです。」
ガラドリエル「すると、こたびの戦いはそなたにとっても学びの場でもあるわけですね。」
幸村「はい。最後の戦いで虫明殿のお役に立てて光栄であります。」
嬉しそうにいう幸村。


489 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 21:04:59
それに・・・と「高校もサボることができますし。勉強は嫌いですから」
本音を言う幸村。
ガラドリエル「ほほほほほ!それでは虫明殿のようになるのはちと無理よのう。虫明殿は超一流大学卒、アメリカの大学で博士号までとった秀才じゃぞ。」
ころころと笑い声を立てるガラドリエル。
幸村「今日初めて姫様の笑顔を見ました。
凛とした女武者姿もいいですが、
笑顔も素敵でござる!」
まあ、口のうまいこと、と思いつつも、
ガラドリエルは自分と同年代のこのミヤマの若者に好意を抱き始めた。
暖かく自分を包み込んでくれる大きな包容力がこの若者にあった。
それは戦い一筋の誇り高きパラワン一族の男達の中で育った彼女にとっては新鮮な魅力だった。
それに・・・ガラドリエルは思った。ハンサムだわっと!
のっぺりした顔立ちが多いオオヒラタと違い、彫が深い顔立ち。
金髪(体毛が黄金色)で、体もスラリとしてかっこいい。
ここが戦場であることも忘れ、うっとりと見つめるガラドリエルだった。


490 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 21:07:11
幸村とガラドリエルが中を深めているとき、虫明は一人黙考していた。
スズメバチ帝国には致命的な欠陥がある、と。
それは高度に分業化しすぎた彼らの社会制度に宿る欠陥だった。
社会性昆虫として高度に分業化した彼らの社会。
中央集権的な制度であるために、権力の中枢に悪しき者達が巣くうと、
帝国は暴走してしまう。
彼らは帝国の一切の権限を握り、自分達の欲望の赴くまま、悪政を敷き、
近隣種族をきり従えようとする。
今回の厄災も周喩や魏延が原因なのではない。
彼らを生み出した、そして彼らに権力を握らせたスズメバチ帝国の社会体制にあるのだ。「大戦終了後は、大幅な改革が必要であろうな。
民主化を進め、女王は国家の象徴となっていただくのが上策であろう」
結論を出す虫明。


491 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 21:07:58
一連の虫明のカブクワに対するミステリアスな言動の謎解きです。
単に勝つだけでなく、勝った後の方策まで視野に入れていたとは・・・。
さすがは虫明です。
それにしてもミヤマクワガタは弱いけど、かっこいいですなあ。
ガラドリエル姫君がうっとりするのも無理はないか。
作者も小学校6年の夏に体長6cmもミヤマを手に入れたときは本当に嬉しかったです。
西日本ではミヤマは珍しかった。ミヤマを持ってるだけで皆から羨ましがられたものです。
しかも6cmは大型個体です。
さて我が家には6匹の国産カブトの猛者たちがいて、盛んにバトルを繰り広げていたのですが・・・。この続きもまた明日に。


492 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 21:09:27
つまんね。

493 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 00:07:14
一万対一万の作者様へ

荒らしなんか無視して、是非とも↓での更新もお願いいたしますm(_ _)m
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/insect/1127412983

494 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 00:51:47
一万対一万の作者様へ

メール欄にsageの記入もお願いいたしますm(_ _)m
いやこれは真摯なお願いなんですが。

495 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 22:52:11
>>491より続きです。
「姫大将!敵の本拠地が見えます!」
幸村が叫んだ。駆けに駆けたミヤマクワガタ軍団、
遂に目的地に到達したのだ。
既に城は半壊状態だった。怪物メガニューラの仕業だ。
メガニューラと周喩の軍勢が空中で激しく交戦している。
スズメバチらは相当に混乱している状態だ。
「天罰だ」と虫明は思った。
「時の流れを逆さにし、太古の悪魔を蘇らせた帝国の者へ天罰が下ったのだ・・・」と。
「よし外壁を突き崩せー!」ミヤマ勢一斉に押し出す。
幸村「ありゃ?」
外壁に牙を入れたが噛み切れない。
ガラドリエル「あんた、力ないのねえ・・・」と呆れ顔。
色男、金と何とかは無かりけりとはよく言ったもの。
そのときだ。「どきな。あんたらの牙じゃ無理だ。俺達に任せろ!」
オオクワガタ族がいつの間にか追いついてきている。
大顎を一閃。外壁に突き刺し、そのまま噛み砕いた。
音を立てて崩れ落ちる外壁。


496 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 22:52:53
ミヤマたち「おおー凄い。あんたら強いんだなー!」
アイクマン「軍師殿。遅れて申し訳ござらぬ。」
虫明「おお、よいところにきてくれた。助かったぞ。」
虫明はオオクワ族がカブクワの中で一番好きだった。
決して大言壮語せず、謙虚で、与えられた仕事は文句も言わずにきちんとこなす。
自然虫明の顔もほころんだ
虫明「よく難しい任を果たしてくれたな。礼を申すぞ。」
ミヤマ軍団がここまでこれたのもオオクワガタ族の働きがあればこそだ。
彼らは遊撃部隊としてカブクワ軍を下支えしてきた。
毒蜘蛛族・ハンミョウ族からの襲撃を防ぎ、
少しずつ陣を前進させながら、ここまでやってきたのだ。
アイクマンはミヤマ達に言った。
「ぶっ壊しは俺達に任せろ!あんたらは頭の上のハエどもを追っ払ってくれ。」
幸村「委細承知!」


497 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 22:53:54
ミヤマたちはオオクワ族の作業を邪魔しようとするスズメバチらを追い払い始めた。
その戦い方はパラワンらオオヒラタのような力任せではない。
力を抜き、楽な姿勢でスズメバチらを追い払い、
機会があればかみ殺す。
まるで熟練の農夫が雑草を刈り取るように、
すいすいとスズメバチらを駆逐していく。
こんな戦い方もあるのかと目を丸くするガラドリエルに虫明はいう。
「ミヤマ一族はスズメバチとの戦いに慣れておりますからな。
彼らの多くは昼行性でスズメバチらと遭遇する機会が多い。
惜しむらくは数が少ないことでしょうな。
昔に比べかなり数が減りましたから。」 
幸村が率いるミヤマ勢はわずか1千。
これが1万もあれば、もっと楽に戦いができたろうに、
と虫明は残念に思った。


498 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 22:54:44
外壁を打ち破り、ついに場内へなだれ込んだミヤマ・オオクワ連合軍。
「ガラドリエル様。ここでしばしお別れでございます。」虫明は言う。
ガラドリエル「そうか、女王陛下を救済するのであったな。
しかし、どうしても軍師の職を解任せねばならぬのか?」
虫明「この後は帝国側として行動せねばなりませぬ。
カブクワ軍の職にいてはちと都合悪いのであります。」
ガラドリエル「わかった。これまでわらわをよく助けてくれたな。
そなたの知略なくば、ここまで来るのは無理であったろう。
カブクワ全軍の将兵に代わって礼を申しまする。」
虫明「ありがたきお言葉。周喩はこの城の3階の間にくるはず。
お父上の敵討ちはもう目の前ですぞ。
では幸村・アイクマン、姫を頼んだぞ!」
幸村・アイクマン「お任せあれ。虫明殿もご無事で。」
虫明、ギムリ・レゴラスと共に城内に消えていく。


499 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 22:56:00
どうもupです。オオクワガタ族のアイクマンも登場。
いよいよ小説も大詰めを迎えてきました。
オオクワガタは喧嘩を殆どしませんが、
やる気になったら滅茶苦茶に強いのです。
で、ミヤマはというと・・・。ここで昨日の続きを。
「きっと強いに違いない」と当時の私は思ってました。
ミヤマ対6匹のカブト。きっとミヤマが八面六臂の大活躍。
東映ヤクザ映画よろしく、
ミヤマがカブトたちをちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・。
きっとそうなるに違いない!そう思ってましたね。
ところが・・・。
熱帯魚用の大きな水槽に樹木を入れて自然状態を再現。
樹木の一箇所に砂糖と日本酒を溶いて造った人工樹液を塗っていざバトル!


500 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 22:59:49
ミヤマ、よ、弱い・・・。カブトの突進を支えきれず、一方的に後退。
何もできないままカブトの一本角の掬い投げをくらいマッハのスピードで
弾き飛ばされて終わり。
「そんな馬鹿な!もう一度だ!もう一度戦わすのだ!」
周喩ばりに錯乱した私は何度も実験を。しかし結果は皆同じでした。
当時の私は「カッコイイ=強い」という公式を信じてたんですね。
これも虫明の言う根拠なき妄信でした。
「事実を事実として受け入れよ。
さすれば物事の方から解決策がやってくる」
虫明の師、大軍師張良の言葉でした。
ミヤマが勝つ解決策は遂にやってきませんでしたが、
事実を事実として謙虚に受け止める心構えはできたと思います。
今から遠い昔。
またコーカサスとかパラワンとか図鑑でしかお目にかかれなかった時代の思い出です。


501 :1万対1万作者:2005/10/13(木) 01:53:21
今までとは勝手の違うパラワン勢の戦いぶりにスズメバチ陣営の将校達は焦燥の色を浮かべていた。
周喩「数は我々の方が多いのだ。突撃だ!突撃させろ!」
しかし、無謀であった。突撃すればするほど、死骸の山を築くだけであった。
将校達「おやめくだされ!これ以上の無謀な攻撃は!」
周喩「無謀とは何だ!貴様、わしの采配を批判するする気か! 解任してくれるぞ、貴様!我が帝国軍は無敵なのだ!」
完全に錯乱状態になった周喩。遂に泡を吹いて倒れてしまった・・・。衛兵に担がれ退場していく周喩。
将校A「しかしどうする?このままでは敗北必死だぞ!」
将校B「とにかく本国に連絡し、指示を仰ごう。それまで何とかパラワン勢の進撃を食い止めるのだ。」

ここはスズメバチ帝国の本拠地。前線からの急報を聞いて、女王陛下の御前で緊急会議が招集されている。しかし幕僚達の表情は皆硬い。
将校A「女王陛下、戦況は芳しくありません。」
将校B「なぜ奴らがあんな複雑なフォーメーションが組めるのだ?
奴らの貧弱なコミュニケーション能力では不可能のはずだ。」
将校A「人間が手を貸しているようです。パラワンをうまく統制する手段を見出したようです。」
将校B「何度も戦隊を円陣に切り込ませたが、全て撃ち落された・・・。あの円陣を崩すことはできん。」
先代女王「はー。パラワンの力と人間の頭脳が加われば、勝ち目はないわね。
いいわね、クワガタは。ひいきの人間がいっぱいいて。私たちは害虫。味方してくれる人はいないもの・・・」
 なかなかいい策が浮かばない。皆の表情には次第にあせりの色が浮かんできた。
そのとき・・・。


502 :1万対1万作者:2005/10/13(木) 01:55:49
「軍師殿!前線から連絡です。『我が方苦戦。宜しく献策を乞う。』以上であります!」
ブラフォードたちは背に腹を代えられず、虫明に指示を仰いできた様子だ。
虫明「よかろう。わしが指揮を執ろう。」
一同「ええ!しかし軍師殿はムカデを倒す策はない、と申されておったのでは?」
「あの時点では策はなかった。しかしあのような陣で攻撃してくるとなれば話は別だ。」と虫明。なにやら嬉しそうだ。
センチピート大帝という卓越した戦術家の出現でライバル心がわいてきたのだ。


503 :1万対1万作者:2005/10/13(木) 01:57:39
「その下等なムカデどもの方がはるかに高等な戦術をとっておるのだ。」
前線からの報告を受けた虫明が呆れたように言う。
「確かに八竜回転連打の陣と三頭咬竜共撃の陣ですか・・・。
ムカデの体型を利用した見事な陣ですわね。」とガラドリエル。
「ガラドリエル様。あれなる陣は虚の陣でござる。実(まこと)の陣は異なりますぞ。」と虫明。意味がわからぬ、というガラドリエルらに虫明は説明をする。
「ムカデ軍の攻撃の中核はあれなる陣ではあらず。
陣の周囲にいる無数のムカデたちです。
オオヒラタたちはムカデらの陣のあまりの見事さ、派手さに惑わされ、これを攻撃目標にしている様子。
そのため陣の周囲に配置されたムカデたちに注意がいっていないのです。
オオヒラタたちの被害は実はこれら陣の周囲を固めるムカデらによってもたらされたもの。」
要するに陣を隠れ蓑にしてこれらのムカデは自らが攻撃目標にされることなく、
気楽な攻撃をオオヒラタらに与えている、
そしてオオヒラタはこの攻撃に全く関心を払っていないのだ、と虫明は言う。

504 :1万対1万作者:2005/10/13(木) 02:01:04
第2の策はこうだ。カブクワたちに熱闘させるため、
敢えて味方であるにも拘らず彼らを挑発したことである。
「カブクワはムカデ・サソリには叶わぬ」
といった虫明の暴言や抜け駆けの一件など。
これらは全て気の短いカブクワたちを刺激し、激しく戦わせるための計略だったのだ。
全てはメガニューラを覚醒させ、
スズメバチらと戦わせるために虫明の仕掛けた深遠なる計略の一環だったのだ。
「まあ、カブクワたちには激戦を演じてもらう必要がありましたからな。
昼間のように、ちょっと相手が強いだけで退くようでは、困りますからな。」と虫明。
ムカデ・サソリなど相手ではない、と繰り返しいうカブクワたち。
しかし虫明はこの発言は一種の強がりの裏返しであることを鋭く見抜いていた。
実はカブクワたちはいまだ戦ったことのない未知の相手を内心では恐れていたのだ。
その怖れの深層心理が実は強気の発言を生んでいたのだ。

505 :1万対1万作者:2005/10/13(木) 02:02:47
今日はここまでにします。
ガラドリエル同様、私も今日はつらい一日でした。
家族のことでつらいことがありましてね。
正直書き込みできる状態ではなかったですが・・・。
つらいのはガラドリエルも同じこと、と思い直しupしました。

ここから物語は急展開します。
大役を担ったガラドリエル。
絶望から這い上がり、父アラゴルンの悲願を達成できるか・・・。
そして虫明は、どう闘う?
ではまた。明日も頑張ってupします。

506 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 17:22:11
sageろつってんのてのが分からないのか?
お前死ネ

507 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 22:50:39
>>500より続きです。
周喩はそのころ、女王に謁見すべく道を急いでいた。
「どけ、道を明けんか!」周喩は怒鳴り散らす。
メガニューラそしてミヤマ・オオクワ軍の攻撃を受けて
城は大混乱におちいっていた。
戦いを放棄し逃げ惑うスズメバチらが圧倒的に多い。
城内には他の種族、オサムシ族やアリ族なども乱入している。
彼らはこのどさくさに紛れて火事場泥棒宜しく、宝物(食べ物)を盗みにきたのだ。
各自が勝手な思惑で右往左往する。
「女王!どこにおられる!」。道を進むことのできぬ周喩。
あたりかまわず叫び続けた。
「周喩!見つけたぞ!」
ガラドリエル率いるミヤマ・オオクワ軍団、遂に周喩を見つけ出した。
周喩「やや、おまえらはカブクワ連合軍か!しまった!
城にまで乱入してたとは。」
女王のことで頭が一杯だった周喩。
完全に視野狭窄になり、戦況の経緯はほとんど掴んでいなかった。


508 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 22:55:46
「わらわはアラゴルンの娘。
そしてパラワン第16代国王にしてカブクワ連合軍総大将ガラドリエルなり!
父の仇。周喩覚悟いたせ!」
周喩「なんじゃと!あのアラゴルンの娘だと!」
「かかれー」姫大将の号令と同時にミヤマ・オオクワが切り込む。
周喩「つかまるか!」と羽を広げ飛翔!
空を切るクワガタたちの大顎。空振りだ!
周喩「!」ふと上を見上げると、真上に一匹のミヤマが羽を広げ飛翔している。
幸村だ!幸村の顎が一閃!周喩の首が吹っ飛ぶ。
「敵将周喩、ミヤマクワガタ族大将、幸村が討ち取ったり!」
ガラドリエル「でかした!幸村!ものども勝どきをあげよ!」
エイ、エイ、オー。三度勝どきがこだまする。
スズメバチ帝国の本拠地はついに落城した!


509 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 22:59:30
幸村は周喩の未来位置を読んでいた。
周喩がそこに飛び込んでくるのを待っていたのだ。
しかし自ら羽根を広げ飛翔するとは。
咄嗟の判断であるが,よく考え付いたものだ。
後日虫明はこの話を聞いていたく感銘を受けたという。
相手の意表をつく。
これが虫明の戦術・戦略に関しての基本的な考えだ。
幸村の格闘術は虫明の知略に相通じるところがある。
「鍛えれば、ものになるやも知れぬ。将来が楽しみじゃ。」
虫明の感想だったという。


510 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 23:03:04
「女王陛下、魏延どのをお連れしました!」近衛師団長の趙雲が言う。
ここは女王の間。非常事態発生に、宮廷内は大混乱であった。
女王「この騒ぎはいったい何事じゃ!答えよ、魏延!」
女王はまだSMコスチュームを着たままだ。
般若のごとき顔で魏延を睨んでいる。
その姿はSM女王そのものではないか!
非常時であることを忘れ、家臣たちはうっとりと女王に見惚れてしまっている。
しかし魏延は真っ青な顔になり、手足をがくがくと震わせる。
まさかあのメガニューラが暴走し、こんなことになるとは夢にも思っていなかった。
「現在帝国はカブクワ連合軍と交戦中なのです。
敵軍はこの城のすぐ近くにまで迫っている様子です。」
と魏延に代わり趙雲が答える。


511 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 23:04:02
女王「何じゃと、カブクワたちとは数年前講和したはずではなかったのか?
それにあの化け物は何じゃ?」
趙雲「あれは、我が帝国が作り出した昆虫兵器でございます。」
女王「確か、魏延、そのほう世界昆虫博覧会に出展するので予算をつけてほしい、
と申したことあったな?巨大なトンボを出すとか?
そなた、その名目でこのような軍事研究をやっておったのか!」
趙雲「そのとおりでござる。既に調べはついております。」
女王「その目的はカブクワ軍との戦いのため。
講和したというのは偽りであったのか?」
魏延、まったく答えない。
顔をうつ伏せ、女王の目を直視できないでいる。
再び趙雲が代弁する。
「それもおっしゃるとおり。調べはついております。


512 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 23:05:21
「おのれ!魏延!その方わらわを騙しておったな!許せぬ!」
女王陛下、般若のごとき怒りの表情を露に。そして魏延に命じる。
「そこにお座り!」文字通りSM女王の台詞そのまんま!
「は、はい、女王様!」と宰相、じゃなかった奴隷、魏延。
女王、ハイヒールで魏延の頭を踏みつけ、そして鞭の嵐!
「おのれ、おのれ、おのれ!この奸臣めが!お仕置きよ!」
魏延「あああー!女王様―!もっと、もっとおおー」
女王に踏みつけられ、鞭打たれ、愉悦の表情を浮かべる魏延。
彼の願望は思わぬ形で成就したのであった。
女王「牢獄に繋いでおくのじゃ!」
ひとしきり鞭を振るい終わった女王。
気持ちが落ちついたのか、荒い息をしながら衛兵に命じる。
魏延、愉悦の表情を浮かべ、衛兵達に担がれ退場する。
彼の欲望はその失脚と共に成就したのであった。


513 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 23:06:40
遂に、帝国の2大奸臣。周喩と魏延。
あえない最後を遂げてしまいました。
2人ともおのれの果てしなき欲望に自ら飲み込まれてしまったようです。
周喩はともかく魏延はある意味幸せだったのかも・・・。
女王は自分が何をやっているのかわかっていないようです(笑)。
この女王なら立派に帝国を再建してくれることでしょう。
しかし側近がしっかりしていないと駄目ですね。
スズメバチSM変態帝国になる恐れはありますから。
さて、残すはメガニューラ、ムカデ・サソリ軍ですが。
いかなる結末が彼らに待っているのでしょうか?


514 :1万対1万作者:2005/10/14(金) 00:39:07
>>497からの続きです。
今日は珍しく青空が広がる。数日続いた梅雨も一休みだ。そして・・・。蒼空を滑空する2匹のオニヤンマの姿があった。
オニヤンマA 「兄貴、もうすぐ任務区域ですぜ。スズメバチどもの本拠地がそろそろ見える筈ですぜ。」
オニヤンマB「よし、高度を下げて偵察といこうか。」
2匹はカブト・クワガタ連合軍、通称カブクワ連合軍、の傘下に入った偵察隊のメンバーだ。
高度を下げるにつれて敵の大要塞〔巣〕が次第に大きくはっきりと写ってくる。スズメバチ帝国の本拠地だ。その威容に2匹は思わず息を飲み込んだ。噂には聞いていたが、想像以上に大きい・・・。そのとき、どこからか多数の飛翔音が。
オニヤンマB「お、おいでなすったか。敵の歓迎だぞ!」
ゴマ粒のように見えたいくつ点が見る見る接近してくる。オオスズメバチの直衛隊だ。10匹以上が急上昇してくる。
2匹「捕まるかよ!」
羽を反転させ、遁走する2匹のオニヤンマ。追うスズメバチら。
が、速度性能にてオニヤンマはスズメバチを大きく凌駕している。あっという間に引き離されていくスズメバチら・・・。
2匹「ハハハハ!我に追いつくスズメバチなし、と!」
「ン・・・!?」
二匹は揃って声を上げた。
オニヤンマA「兄貴、見ましたか?湖の方。なんか、でっかい生き物が泳いでましたぜ。魚かな?」
オニヤンマB 「いや、あれは魚じゃねえ。まさかな・・・とにかく帰還して軍師殿〔虫明〕に報告しよう。」

ここはカブクワ連合軍の帷幕の中。オニヤンマらの報告を聞き終わった虫明。瞑目し一言も発さない。
オニヤンマA「・・・。軍師殿。どうも申し訳ござらぬ。我らの見間違いであったやもしれませぬ。」
いや・・・。と虫明。
「実はな、同様な報告は多数あるのじゃ。済まぬがその方ら、明日もう一度偵察に行ってはくれぬか。」
「はは!」と平伏する2匹。
(・・・。もう少し情報を集める必要があるな。帝国の者どもめ、何を画策しておるのじゃ)心の中で一人自問する虫明であった。

515 :1万対1万作者:2005/10/14(金) 00:40:15
「虫明殿は凄いですな。」幸村がガラドリエルに話しかけた。
ガラドリエル「そなたにはわかるのかえ?」
彼女は意外に思った。 力自慢の連中が多いカブクワ族。
虫明の計算ずくめの戦い方を評価せず嫌うものも多い。
そのうえ虫明があまりの大きな戦果をあげるのも面白くなかった。
多くの反感と嫉妬もかっていたのだ。
しかし、このミヤマの若者は純粋に虫明を尊敬している様子だった。
幸村「それはもう・・・。父の昌幸が申しておりました
『我らミヤマ族は力が弱い。だから虫明殿のように知略でもって生きていかねば』と。
それで父は虫明殿から学んで来い、と私をここによこしたのです。」
ガラドリエル「すると、こたびの戦いはそなたにとっても学びの場でもあるわけですね。」
幸村「はい。最後の戦いで虫明殿のお役に立てて光栄であります。」
嬉しそうにいう幸村。

516 :1万対1万作者:2005/10/14(金) 00:41:32
「ン?新手がやってきたな。」鼻歌交じりにムカデ釣りに興じていた幸村。
前方で新たなムカデ勢が待機しているのに気づいた。
「・・・こりゃ、やばいかも知れんぜ。そろそろお暇するか・・・」と幸村。
佐助「大きさはトビズとあまり変わらんようですけど?」
「違う。動きがな。それにかなり獰猛そうだ。」
幸村が見たのはベトナムオオムカデの一群であった。
確かにトビズに比べ、動きが激しく、獰猛そうだ。
「逃げるぞ!早逃げも戦術のうちよ!」と幸村。
部下を引き連れ撤退を開始した。
「後は、任せたぜ!オオヒラタのおっさんたち!」
と陽気に声をかけ戦場を後にした。

517 :1万対1万作者:2005/10/14(金) 00:42:11
女王「何じゃと、カブクワたちとは数年前講和したはずではなかったのか?
それにあの化け物は何じゃ?」
趙雲「あれは、我が帝国が作り出した昆虫兵器でございます。」
女王「確か、魏延、そのほう世界昆虫博覧会に出展するので予算をつけてほしい、
と申したことあったな?巨大なトンボを出すとか?
そなた、その名目でこのような軍事研究をやっておったのか!」
趙雲「そのとおりでござる。既に調べはついております。」
女王「その目的はカブクワ軍との戦いのため。
講和したというのは偽りであったのか?」
魏延、まったく答えない。
顔をうつ伏せ、女王の目を直視できないでいる。
再び趙雲が代弁する。
「それもおっしゃるとおり。調べはついております。

518 :1万対1万作者:2005/10/14(金) 00:44:25
幸村は周喩の未来位置を読んでいた。
周喩がそこに飛び込んでくるのを待っていたのだ。
しかし自ら羽根を広げ飛翔するとは。
咄嗟の判断であるが,よく考え付いたものだ。
後日虫明はこの話を聞いていたく感銘を受けたという。
相手の意表をつく。
これが虫明の戦術・戦略に関しての基本的な考えだ。
幸村の格闘術は虫明の知略に相通じるところがある。
「鍛えれば、ものになるやも知れぬ。将来が楽しみじゃ。」
虫明の感想だったという。

519 :1万対1万作者:2005/10/14(金) 00:45:38
遂に、帝国の2大奸臣。周喩と魏延。
あえない最後を遂げてしまいました。
2人ともおのれの果てしなき欲望に自ら飲み込まれてしまったようです。
周喩はともかく魏延はある意味幸せだったのかも・・・。
女王は自分が何をやっているのかわかっていないようです(笑)。
この女王なら立派に帝国を再建してくれることでしょう。
しかし側近がしっかりしていないと駄目ですね。
スズメバチSM変態帝国になる恐れはありますから。
さて、残すはメガニューラ、ムカデ・サソリ軍ですが。
いかなる結末が彼らに待っているのでしょうか?

520 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 01:06:13
判ったから、メール欄にsageと入れてくれ。

521 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 21:09:26
>>519からです。
「女王陛下。お気は静まりましたかな。」
いつの間にやら虫明がそこに。
女王「おお、虫明!よいところに来てくれた。
早速カブクワたちとの講和の使者として立っておくれ。
そなたの外交手腕だけが頼りじゃ。」
虫明「お任せくだされ。しかし今は非常時。
カブクワたちも気が立っております。
ゆえに、今すぐ講和というわけにはいきませぬ。
ここは危険ですゆえ、ひとまずお逃げくだされ。」
女王「しかし、どこに逃げるのじゃ。」
虫明「パラワン王国にです。これをご覧下され。」
虫明が差しだしたのは、
今は亡きパラワン王国15代国王アラゴルンが
女王に宛ててしたためた親書であった。


522 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 21:10:24
そこには女王の身柄はパラワン国が責任を持ってお預かりすること。
女王に対するいかなる危害も加えることはないこと、
・・・等が書かれていた。
アラゴルンは既にこの世にはないが、
その娘ガラドリエルはこのアラゴルンの遺言を必ず守ってくれる、
と虫明は確信していた。
女王「・・・わかりました。虫明の計らい、感謝します。」
女王は部下達に命じた。
「これより虫明をわが帝国の宰相に任じる。
わらわは虫明に全権を委任する。
今より帝国全軍は虫明の指揮下に入るように、よいな。」
一同「はは・・・」


523 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 21:12:02
「早くお逃げくだされ」と急かす虫明。
女王「少し化粧直しをしたいのじゃが・・・」
虫明「何をのんきなことを!一刻を争うときですぞ!」
珍しく声を荒げる。
心の中で
(・・・そのSMコスチュームはできれば着替えてほしいのだが、
時間がないか。)
雄蜂たちが女王を抱え上げ、逃げ出そうとしたとき・・・。
虫明「待て待て。これを女王に」
と一枚の布を与え、これを女王に被せるように命じた。
そして心の中でぼやく
(全く気の利かぬ若者達よ。
SMコスチューム姿の女王を
大勢の男達が抱きかかれて歩いているところを
マスコミにフォーカスされたらどうなるか、
考えぬのか?それこそ帝国は変態帝国。
スキャンダル塗れで再起不能の滅亡ぞ。)


524 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 21:13:16
虫明「ギムリ・レゴラスその方らもついて行ってくれ。
(雄蜂らを見て)こやつらでは頼りにならぬ。
宜しく案内いたせ。
途中追いはぎや夜盗(クモ族、オサムシ族ら)がいるかも知れぬ。
その方らがいれば安心じゃ。」
ギムリ・レゴラス「承知いたしました。虫明殿もお元気で。」
虫明「宜しく頼むぞ。次はパラワン王国で再会しよう。」
全く・・・と虫明は雄蜂達の顔をまじまじと見る。
ピアスや茶髪など異様な格好の者も多い。
(この中から女王の婿が決まるのだろうが。
皆、腑抜けた顔をしとるわい。)
この非常時に緊張感が全くといっていいほどない。
他人事のような顔をしている。
(アラゴルン殿とまでは行かぬとも、
せめて幸村やアイクマンぐらいの男はおらぬのか?
女王はあんな男達のどこがいいのじゃ?)
さっぱりわからぬとぼやく虫明。無理もない。
彼は平民出身〔働き蜂だった!虫明は女!〕。
男女の機智には疎かった。
これが唯一つ軍師としての彼〔彼女〕の弱点だった。


525 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 21:14:12
upです。
虫明の出自が明らかに。
ウーム。働き蜂、つまり女だったとは・・・。
女王はめでたく退出できた様子です。
しかし帝国再建にはお金がかかることでしょう。
SMクラブあたりで働いてお金を稼ぐとかどうでしょう?
女王(蜂)様の毒針拷問など、いかがでしょう?
マゾ男のクワガタファンが通いつめ、毒針一刺しで
悶絶・恍惚、足をヒクヒク痙攣させながら、
昇天するなんてアイディアもいいかもね(笑)。
ではまた。来週月曜にupします。
よき週末を。


526 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/14(金) 23:20:33
メール欄に(r

527 :1万対1万作者:2005/10/17(月) 23:21:34
「さて、趙雲はおるか!」と虫明。
女王を無事脱出させた虫明、次の仕事に取り掛かった。
趙雲「はは、ここにおりまする!」
近衛師団長の趙雲が答える。
虫明「よし、まず帝国の負の遺産を清算せねばな。」
趙雲「メガニューラですか?
しかし一体どうやってあの化け物を倒すのです?」
虫明「任せよ。わしに策がある。」


528 :1万対1万作者:2005/10/17(月) 23:22:16
メガニューラは相変わらず城の上空あたりで暴れていた。
城に近づけまいとするスズメバチらと激しく交戦中だ。
そのとき城の明かりが突然全て消えた。
そして遠くに新たな光がともった。
蛍らを移動させ、そちらに明かりを点けさせたのだ。
目標を失ってゆっくりと飛翔していたメガニューラ。
この新たな光に反応した。
再び激しく羽を振動させ、光めがけて飛び去っていく。
光の方向には底なし沼があった。
虫明はメガニューラの光に集まる習性を利用し、底なし沼に誘導。
沈めてしまおうと考えたのだ。


529 :1万対1万作者:2005/10/17(月) 23:23:08
趙雲率いる近衛師団は沼の上空、
メガニューラの予想飛行域に広く散開して迎撃体制を取っていた。
「果たしてうまくいきますかな、軍師殿の策は。」
と部下の一人が趙雲に問いかける。
趙雲「賭けるしかないさ、思い切ってやるぞ。」
「メガニューラ接近します!」と報告が。
巨大な体躯を羽根で振動させて飛んで来るメガニューラ。
目的近くまで来たせいか。速度をかなり落とし始めた。


530 :1万対1万作者:2005/10/17(月) 23:24:20
「いまだ、突っ込むぞ!」趙雲の号令。
スズメバチらメガニューラの前方に躍り出た。
「よし発射!」再び趙雲の号令。
数千匹のスズメバチらが一斉に毒針から
スプレーのように毒を散布したのだ。
毒の煙幕に真正面から突っ込んだメガニューラ。
激しくのたうち回る。
効いた!複眼をやられ一時的だが視力を奪われたようだ。
方向感覚なくふらついている。
また気門から毒を吸い込んだのか、体も痙攣している。
「よし取り付け!」3度趙雲の号令が。
スズメバチら、メガニューラの体に取り付く。
数千匹の蜂に取り付かれたメガニューラ。
重さに耐えられず墜落していく。
そして底なし沼に落ちた。
もがけばもがくほど沼に沈んでいくメガニューラ。
断末魔の叫びを上げる。怪物の最後だった。
「やりましたぞ。虫明殿・・・」
薄れいく意識の中で趙雲は呼びかけた。
「女王をお頼みもうしまする。帝国万歳・・・」


531 :1万対1万作者:2005/10/17(月) 23:25:14
どうもupです。
物語も終局を迎えつつあります。
前にサソリ族が毒針から毒をスプレー発射して
クワガタ勢を苦しめる戦闘シーンがありました。
あれは作者の全くの創作でした。
しかしスズメバチのスプレー攻撃は実際にあります。
目に入ると失明の危険もありますからご注意を。
ではまた。明日またupします。


532 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/17(月) 23:36:11
やっと終わってくれるのか。やれやれ。

533 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/18(火) 03:34:14
ジャイアントデスストーカーは毒液スプレーするよ

534 :名無し君:2005/10/18(火) 20:13:53
530>>の続き
そこへカマキリ連合の奴らが乱入。
デス・タンツ・マンティスク「ハッハッハッ、われらはカマキリ連合だ。
おとなしく降伏しろ、カブクワ連合。我々はパワン騎士団を虐殺した。
それにアラゴルン、おまえもおとなしく降参しろ。さもなければお前の仲間を抹殺する。」
スラッシャー・ボルゲリス「ケッケッケッケッケッお前らの
パラワン騎士団はこの私が抹殺した。」
アイレン・マンティクス「カブクワ連合の皆様私は、あなた方に抵抗する気はありません。
私は貴方方の軍に寝返ります。」
ワット・マンティスー「ふざけるなアイレン・マンティスク!!我々を裏切るのか!!」バコッ!!アイレン・マンテスクを気絶させた。
デス・タンツ・マンティスク「アラゴルン覚悟しろ!!我のカマを喰らえ!!」
デスタンツ・マンティスクはカマを振り上げスズメバチに振り落とした。

535 :1万対1万作者:2005/10/18(火) 20:23:04
>>531より続きです。
なんか、パラレルワールドが展開されているようですねw。
まあ、本編の方もお楽しみを。

ここは大学の研究室。
助手A「おいおい、大変なことになったぞ!
うちのクワガタ教教授(解説参照)。
業者に訴えられたらしい!」
助手B「知ってるぜ!
高価なクワガタや毒虫を大量に業者から買い付けたんだけど、
教授支払いしなかったらしいね。」
柳原「ええ?でも研究資金は十分にあったはずでしょう?
確か「虫の社会的コミュニケーション手段の方法に関する行動学的考察」
とかいったテーマで文科省から研究資金取ったばかりじゃないですか?」


536 :1万対1万作者:2005/10/18(火) 20:24:06
助手C「公金横領なのさ。
教授、その金をクラブのホステスに貸してたらしいぜ。」
助手D「あの女王蜂とかいうクラブのか?」
助手C「そうそう、そのホステスが金受け取ってドロンとしたらしい。」
助手E「はあ?クワガタ教教授は女王蜂の一刺しにやられたってわけ?」
助手A「教授の夢ならず!クワガタ最強の夢ならず!
クワガタは蜂に勝てなかった!」
そりゃ、いいやとばかり、皆どっと笑う。
助手B「でも俺たちはどうなるんだ。一緒に責任とらされるのかな?」
助手C「だから、そうならないように、里見先生が動いてくれてる。
俺たちには責任ないって。」
助手D[里見先生はいい人だよなあ。うちのクワガタ教教授とは大違い。]
助手E「うん、うちの教授みたいにクワガタ最強なんて決め付けないところがいい!」
再び皆どっと笑う。


537 :1万対1万作者:2005/10/18(火) 20:25:13
助手A「うちの教授はもうおしまいだな。
でも後釜にどんな教授が来るんだろう?」
話題はクワガタ教教授のスキャンダルから、自分達の将来へと変わる。
助手B「こんどはあんな独裁者タイプはごめんだよな。」
助手C「ほんと、『わしは蜂は嫌いだ!特にスズメバチは!』
なんていってたけど、
この教室はまるでスズメバチの巣そのものだったじゃん!」
助手D「俺達はこき使われっぱなしの働き蜂。
そして教授は俺達を顎でこき使う女王蜂だったもんな。」
助手E「おいおい、女王蜂は女だからまだいいけど。
中年の油ぎったおっさんじゃあね、最悪!」
また、皆どっと笑う!
「じゃあ、今度美人の女の先生が来るんですか?」
とボケをかましたのは柳原。
「おお!それいいかも!それなら俺、働き蜂でいい!
一生ご奉仕したしますー!」
すかさず一同突っ込み。どっと、笑いが。
「柳原君、君ってマゾ?なの。」とからかう。
「いいえ、違いますよ!」
と真っ赤になって反論する柳原。
屈託ない笑顔が皆に戻ったのだった。


538 :1万対1万作者:2005/10/18(火) 20:27:05
解説:クワガタ教とは? 
クワガタ最強を盲目的に信じる昆虫マニアの思想を指していう。
クワガタ最強説に不利なデータや資料が出ると、
「それはガゼネタだ」とか「どうせお前は毒虫びいきだから、
そんなことを言うのだ」
といって頭から否定してかかる困った御仁たち。
自らの説に異を唱えるものがいると、相手の人格をも否定する勢いで、
そして自らは神のごとくの存在であるかのように、
批判(多くの場合、嘲笑と誹謗に近い)を品のない言葉で浴びせる。
他にムカデ教、サソリ教などがあり、世界三大昆虫教といわれる。
三つ巴で昆虫宗教戦争を行い、昆虫界に多大な厄災をもたらしてきた。
里見先生の至言をここで・・・。
「クワガタ最強(ムカデ最強・サソリ最強でもいい)
を掲示板で唱えるだけならまだいい。
しかしそれを自分の人生で自らの思想として頑迷に実行に移すと、
大変なことになる、と。
進学、就職、結婚、転職、財テク、遺産相続・・・。
人生に大きな転機は誰でも訪れるもの。
そこで現実に目をつむり自分はこうだ、といった考えで押し通すと、
大変な目にあう。
これが里見先生の言っていることですね。
かく言う作者も同じ経験がありますから。
人生の先輩としての助言です。(余計なお世話か)

ではまた。明日が最終回です。


539 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:09:34
では続きです。

夜が白み始めた。
ここはカブクワ連合軍とサソリ・ムカデ軍団の激戦場。
といっても両者は完全に遊軍と化してしまった感はあるが・・・。
虫明らが戦線を駆け抜けた後も、我こそ最強昆虫なり、
と「無意味な」意地をぶつけ合い、夜を徹して殴り合いを続けてきた。
しかしさすがの両軍も疲労困憊の様子だ。
そこに、虫明の伝令係ミツバチらが飛んできた。
「お味方大勝利!スズメバチ帝国落城!敵将周喩は討ち死に!
ガラドリエル姫君は健在なり!
メガニューラもミヤマ・オオクワ軍が討ち取ったり!」
メガニューラを倒したのは趙雲率いるスズメバチ近衛師団であった。
しかし虫明は勝ちをミヤマ・オオクワ軍に譲った。
彼らがメガニューラを倒したとなれば、
カブクワの誰もが彼らに一目置くようになるだろう。
とかく弱い立場にありがちなミヤマ・オオクワ族の地位向上になればと、
虫明の優しい気遣いであった。


540 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:10:42
「そうか・・・。勝ったのか!それは祝着至極!」カブクワたちから歓声が上がる。
カブクワたちにとってはもうここで戦う意味は無くなった。
しかし、両大帝はまだ最強にこだわっていた。
彼らにとってスズメバチ帝国がどうなろうと、関係ないことであった。

両大帝「ははははは!帝国は滅んだか!
やはりスズメバチではカブクワには抗しえなんだか!
カブクワを倒すは我がムカデ(サソリ)軍団なり!」
カブクワたちうんざりした様子で「おいおい・・・まだやろうってのか?
しつこい奴らだぜ。」
「ああ、俺達の負けだ。認めるよ。」とタルカス、こともなげに言う。
一同「おい、何てこと言うんだ!」
タルカス「静かにしろ!ああでもいわんと、奴ら引き下がらんぞ!
相当しつこい連中だからな。これ以上遅れてみろ!また軍師殿から揶揄されるぞ!」
ブラフォード「ううむ。姫大将からまたどやされるしな・・・・」
ムカデ・サソリ族よりもガラドリエルのほうが今の彼らにとっては脅威であった。


541 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:11:23
タルカスの思いもせぬ返答に意表を突かれた両大帝。
振り上げた拳を下ろす機会を逸してしまった。
センチピート大帝「フン。虫明のおらぬカブクワ軍に勝ってとしても、自慢にはならん。ここは引きあげてやる!しかし次はこうはいかんぞ!」と強がる。
軍を引き上げていくセンチピート大帝。ふと振り返り一言。
「・・・虫明に伝えよ。飛翔吶喊移動の陣、見事であったとな。」
タルカス「ああ、わかった。あんたの八龍回転連打の陣、それと・・・」
センチピート大帝「三頭咬龍共撃の陣だ。名前ぐらい覚えろ。」
タルカス「ああ、それそれ。見事だったぜ。」
かすかに笑みを浮かべセンチピート大帝。ムカデ族を率い湿地帯へと戻っていく。


542 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:13:38
一方のスコーピオン皇帝。「我が軍団の力はまだこんなものではないぞ。
20cm級のダイオウに苦戦するようではな。
我が40cmダイオウにはカブクワは抗しえぬわ!」
カブクワたち「ああ、連れてこいよ。40cmダイオウを。あんたなら作れるだろう。」
スコーピオン大帝「虫明に伝えよ。40cmダイオウに勝てる策でも練っておけ、と。」
カブクワたち「了解した。さすがの軍師殿にも策があるかどうか、怪しいぜ。
お前さんらと戦ったとき、軍師殿は大した策も授けてくれなかったからな。」
スコーピオン大帝、その返答を聞いて、満足げに去っていく。砂漠に戻っていく。



543 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:14:46
両大帝は去った。
ブラフォード「しかし、俺は負けは認めないぜ。」と不満そうだ。
タルカス「未練がましいぞ!実際奴らの陣を破れなかったのは事実だからな。
負けは認めないかん。」
30cm近いダイオウサソリや60cm以上のオオムカデにはかなり苦戦した。
殆どしとめられなかった。これに対してカブクワ側は損害が著しかった。
昼夜連戦の疲れがあるとはいえ、負けは負けだ。
体格差が開けば、武器の優劣は重要な要素ではなくなる。
虫明の予想通りの展開だった。
タルカスは言葉をつなげる。「我らカブクワ族、日々戦いの連続なり。
なれば勝つときもあれば負けるときもある。潔さが肝心よ。」
「おおー」と一同。「タルカスいまのセリフ渋かったぜ。軍師殿みたいだなあ」
とはやす。
「あんた、全然いいとこなかったもんなー」とからかわれる.
「やかましい、お前にいわれとうはないわ」とやり返すタルカス。


544 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:16:22
「しかしだなあ。」とセオデンが。
「ミヤマ・オオクワ連中があのメガニューラを倒したとはたまげたぜ。
カブクワ最強はやつらってことになるのかな。」
タルカス「オオクワはともかくミヤマ最強など・・・。
うう・・・それは認めたくない。」
一同「おめーさっき潔く認めみゃいかん、っていったじゃないか!」
タルカス「うるさい!それとこれとは話が別じゃ!」
なにを、やるかこら、と再び喧嘩し始めたカブクワたち。
懲りない虫たちである。


545 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:17:22
旭日が上り、気温も上がり始めた午前。
地平線の彼方からカブクワ連合軍が進軍してくる。
虫明の姿を視認できたのだろうか。
将兵達はばつの悪そうな表情を浮かべていた。
「だいぶ手ひどくやられたようだな。」と虫明はにやりと笑う。
カブクワ連合軍は巨大ムカデと巨大サソリにかなり苦戦した様子だ。
最後は勝ちを譲られた形で何とか、ここまでたどり着くことができた。
「まあ、よい薬になったであろう。」と虫明は思う。
苦戦の原因は相手が強かっただけではない。
慢心したせいだ、と虫明は考えている。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず、とはよく言ったものよ。
確たる根拠もなく、カブクワ最強などと盲信し、
敵の力を正しく知ろうとしなかったのが、苦戦の原因だ。
しかしまあ、ここまでこれたのは彼らの地力があればこそ。
良しとせねばなるまいて。」


546 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:18:32
と一人思索する虫明。そのとき、彼の目に姫大将ガラドリエルの凛とした姿が映った。
カブクワ連合軍の将兵たちを鼓舞し、絶体絶命の窮地から逆転勝利を導いた立役者、
天晴れというほかなかった。虫明はふと遠くの空に眼をやり、つぶやいた。
「アラゴルン殿。ご覧になっておりますか?
ガラドリエル様は見事、大王の悲願を成し遂げましたぞ。
立派に成長した御娘を祝福してあげてくだされ。」
ガラドリエルのすぐ隣に幸村がいる。
肩を抱かんばかりにガラドリエルに寄り添っている。
「あのお調子者め。ちゃっかりといい場所に収まっておるな。」と笑う虫明。
ガラドリエルもまんざらではなさそうだ。
「気をつけなされよ、姫大将。男女の機智はそれがしの知略の及ばぬところ。
こればかりはこの虫明、献策はできませぬぞ。」
しかし・・・と虫明。
「意外にいいカップルかもしれぬ。しかしアラゴルン殿は仰天されるであろうな。」
とまた笑った。
さてと空を見上げる虫明。蝉の鳴き声が聞こえる。
「・・・今日もまた暑い一日になりそうじゃて・・・。」 虫明は日陰で羽を休めた。
カブクワたちの自分を呼んでおる声はかすかに聞こえたが、睡魔には勝てなかった。
世界〔昆虫界〕に再び平和を取り戻した虫明。
全てをやり遂げ満足げな寝顔であった。
[昆虫大戦争:1万対1万完]


547 :1万対1万作者:2005/10/19(水) 21:21:11
ご愛読ありがとうございました。
昆虫大戦争:1万対1万 は今回をもって終了させていただきます。
機会があればまたお目にかかりましょう!
ではまた。

548 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/20(木) 00:37:34
やっと終わってくれたか。
気が済んだらもう昆虫板から出てこないでね。

549 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/20(木) 01:24:41
まとめサイト作ってよ

550 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/21(金) 14:27:44
>>547
よく頑張ったwwwww根性あるなwwwww

551 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/23(日) 10:16:57
>>550
教師だからw

552 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/23(日) 23:28:26
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553 :名無し君:2005/11/21(月) 22:39:03
1万対1万作者様どうか1万対1万の続きを作ってください。
お願いします。

554 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/21(月) 22:57:08
>>553
ジサクジエン、乙。

555 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/24(木) 17:37:06
アタイこそが 555へとー

556 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/26(月) 02:48:13
保守

557 :名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/26(月) 08:28:35
>>556
作者必死。

558 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/30(月) 11:14:53
            __,.  -─-- 、_
        , - ' _,´ --──‐-   )
      ,イ´__-___,. -‐ '__,. - '´
      `ー----, - ' ´ ̄ ``  、__
         __,ィ            ヽ. `ヽ.
      ,  '⌒Y  /     、ヽ    ヽ  ヽ.
     /    /  i   /l/|_ハ li  l i   li   ハ
.    // 〃 /l  i|j_,.//‐'/  lTト l、l   j N i |
   {イ  l  / l  li //___    リ_lノ lル' lハ. ソ
    i| /レ/l l  l v'´ ̄  , ´ ̄`イ  !| ll,ハ 鉄人あぼーん晒しage
    ハ| ll∧ハヽ ト、 '''' r==┐ '''' /l jハ| ll ll
   〃  ‖ レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ ll l| 
  ll    ll {   ⌒ヽ_/ } ー‐<.__  ′  l| ‖ 
  ‖    ‖ ヽ,   /、 〈   |:::::::| `ヽ      ‖  
  ‖       {.  ハ ヽ Y`‐┴、::::v  l      ‖
  ‖      |iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. |      ‖ 
  ‖      |i:::::`¨´-- :::......:...:.:.::.}|     ‖
  ‖      |i::::::ヽ._:::_:::::::::::::::::::_ノ |     ‖
  ‖      |i::::::::::::i___:::::::::::/  |
           jj::::::::r┴-- `ー‐ '⌒ |
         〃:::::::マ二      _,ノ



559 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/30(月) 18:52:52
ジサクジエン、age

560 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/30(月) 20:24:13
作者必死age

561 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/31(火) 09:21:03
作者支援age

562 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/31(火) 15:36:59
ageもの

563 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/01(水) 08:51:58
1万対1万作者支援age

564 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/02(木) 09:34:05
1万対1万作者歓迎age

565 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/03(金) 08:38:24
┌───┬───┬───┐
| MUSIC NON STOP │
└──.Ω┴.Ω─.Ω.┴Ω.──┘
───ヾOシ────────
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
 ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
歓迎age

566 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/04(土) 09:52:46
作者オダテage

567 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/05(日) 10:35:44
早よ作者戻っておいでage

568 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/06(月) 09:18:51
1万対1万作者様どうか1万対1万の続きを作ってください。
お願いします。

569 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/08(水) 09:53:01
早よ作者戻っておいでage

570 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/09(木) 10:01:29
早よ作者戻っておいでage

571 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/09(木) 20:15:05
みなさん、まずはこのアニメ絵を御覧ください
ttp://popopenpon.net/tesu/src/1139107685263.jpg
ttp://popopenpon.net/tesu/src/1138961797616.jpg
ttp://popopenpon.net/tesu/src/1139130299088.jpg
ttp://popopenpon.net/tesu/src/1139107666041.jpg

このような絵は、常人なら思わず目を背けたくなる不快な場面ですが、
「おたく族」は、毎日この種のアニメを観てはおぞましい妄想に耽っているのです。
そして、隙あらば幼女を拉致監禁し、残虐なる虐待・暴行を加えた上、
欲望を吐き出した後は殺して、その遺体を食べようと企んでいるのです。
今この瞬間も、第二、第三の宮崎勤・小林薫が、車のウィンドー越しに、
あるいは人通りの少ない路地裏の物陰から、あなたの大切な家族を狙っているのです。

あなたの知人で、ロリコンアニメを所持していたり、DVDを借りている人はいませんか。
会話の端々で「モエ」と叫んだり、名前の後に「タン」をつけて話す人はいませんか。
部屋にアニメのフィギュアを飾ったり、メイド喫茶に入っていく姿を見掛けたことはありませんか。
もしいるのなら、彼の友人や近所の人たちを中心に、なるべく速やかに、
かつ一人でも多くの人にその事実を知らせてあげてください。
そして、そのおたく族が悲劇的な犯罪を起こすことのないよう
地域ぐるみで監視の目を張り巡らせてほしいのです。


572 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/10(金) 10:19:53
1万対1万作者、作風かわったのか・・・・

573 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/11(土) 10:07:53
早よ作者戻っておいでage

574 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/12(日) 11:27:39
              , -‐-'´ー- 、._
          ,、' : : ,:-'´: : : : : : :\
          /: : :/: : : : : : : : : : : : \
        /:/ : /: : :, : : : : : :/: : : : : : : ヽ
          !': : :/: :/;.、=7;、イ;i: : |: : : : 、: ヽ
         !: : /': :'´ ;| 'iァz;、,'ト|: :/;イ: : : }: i l  1万対1万作者、隠れてないで出てきなさいよ・・・
        !: : : : : : :{  `''゛'` !/'´/イ;ィ:/: リ'!
          '; : : : : ;|ヾ     ,ィ')y'/;ィ:/
          ヽ:|'; :{ヘ     _   ゝ./!'´ !'
            /' ヽ! 、   ´,. ィ':i/
       _,,..../    /` ‐' ´l/リ゛
      ノ `丶、  {、   ´
     / ' ‐- 、   \トヽ、
     ,イ;;;:::、:_:::::::`ヽ、 _\!`)、
    i;/    ヽ::::::::::::', `>ヶ、:>
     !     '、:::::::::::',∨|:ハ! ',
    /      iヽ、:i::::::',. |:| ';〉 i
   /      l   /::::::::',.L! ';.


575 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/13(月) 09:43:36
                _,,,,,,,,,,,,,,,_
            ,,,-‐''"~     ~゙ヽ、,,----、.,,,,_
         .,,r''~             ゙ヽ、   `ヽ、 最後の砦の祭りだ!!
        /                 ゙i,     `ヽ、
       /                   i,       ゙i,   http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1139341857/
~~'''''‐-= /                     i        ゙、
      i'             ;ヘ,     .:.::::i':::..       ゙,
      i                /./     .:.::::/.:.:.:..       i
       ノ                / /     .:::::::/:::.:.:.:.:.       i
    /            /./  .:.:.:.:.:.:/,;.:.:.:.:._____     (<ヽ!}
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  /              ..:....:.:゙、_ ゙:、:::::/  ,,,,,...-i'゙i;====ヨ    ,! \\  チンポほいやさぁ!!
  /;;;;i            .:.:.:.:゙i `ヽ、  :.:..:.:.:.:.:.:! ''゙i;:;:;:;:;;! ,r‐'゙゙'' ,! ヽ、>
 メ;;;;;;;i,           .:.:.:.:.:.:.:、  ゙'ー‐-、,,;---、ゞ ゙''''''i'/   /
/:::i;;;;;;;ヽ、         .:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ、        ゙     ゙`   ,ノ
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:::::::::::::::ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;゙''‐─--‐‐/ ,{;;;;ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:|    '"  ;:  ゙|
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576 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/14(火) 11:13:16
   ____ ___
  |┌――┐||f==i|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | | ゚Д゚ | || i=i |  < お前らいっつもいつもオレの前でオナニーすんな
  | i―――i ||` ̄|    \_______________
 . |`二>=<二´|、゚ /|
  ̄二二二二  ̄ヽ ̄
  / 田田 日::;ヽσ´
  ` ̄ ̄ ̄ ̄´


577 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/15(水) 11:45:36
                _,,,,,,,,,,,,,,,_
            ,,,-‐''"~     ~゙ヽ、,,----、.,,,,_
         .,,r''~             ゙ヽ、   `ヽ、 最後の砦のヴァレンタインディ撃沈供養祭だ!!
        /                 ゙i,     `ヽ、
       /                   i,       ゙i,   http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1139341857/
~~'''''‐-= /                     i        ゙、
      i'             ;ヘ,     .:.::::i':::..       ゙,
      i                /./     .:.::::/.:.:.:..       i    結局、チョコもらえなかったです。
       ノ                / /     .:::::::/:::.:.:.:.:.       i
    /            /./  .:.:.:.:.:.:/,;.:.:.:.:._____     (<ヽ!}    なので、
    /             i^ヾ'i:.:.:.:.:.::::::; '  .:.:.:;'、;:;:;;;;:;;゙i .  ゙iヽ\  チンポほいやさぁ!!
  /              ..:....:.:゙、_ ゙:、:::::/  ,,,,,...-i'゙i;====ヨ    ,! \\  チンポほいやさぁ!!
  /;;;;i            .:.:.:.:゙i `ヽ、  :.:..:.:.:.:.:.:! ''゙i;:;:;:;:;;! ,r‐'゙゙'' ,! ヽ、>
 メ;;;;;;;i,           .:.:.:.:.:.:.:、  ゙'ー‐-、,,;---、ゞ ゙''''''i'/   /
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578 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/16(木) 10:35:42
                _,,,,,,,,,,,,,,,_
            ,,,-‐''"~     ~゙ヽ、,,----、.,,,,_
         .,,r''~             ゙ヽ、   `ヽ、 最後の砦の祭りだ!!
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       /                   i,       ゙i,   http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1139341857/
~~'''''‐-= /                     i        ゙、
      i'             ;ヘ,     .:.::::i':::..       ゙,
      i                /./     .:.::::/.:.:.:..       i    今からでも遅くありません、チョコ大募集。
       ノ                / /     .:::::::/:::.:.:.:.:.       i
    /            /./  .:.:.:.:.:.:/,;.:.:.:.:._____     (<ヽ!}    なので、
    /             i^ヾ'i:.:.:.:.:.::::::; '  .:.:.:;'、;:;:;;;;:;;゙i .  ゙iヽ\  チンポほいやさぁ!!
  /              ..:....:.:゙、_ ゙:、:::::/  ,,,,,...-i'゙i;====ヨ    ,! \\  チンポほいやさぁ!!
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579 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/17(金) 13:24:38
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580 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/18(土) 11:30:06
              , -‐-'´ー- 、._
          ,、' : : ,:-'´: : : : : : :\
          /: : :/: : : : : : : : : : : : \
        /:/ : /: : :, : : : : : :/: : : : : : : ヽ
          !': : :/: :/;.、=7;、イ;i: : |: : : : 、: ヽ  あんたの汚い
         !: : /': :'´ ;| 'iァz;、,'ト|: :/;イ: : : }: i l  おちんちんなめてあげようか・・・
        !: : : : : : :{  `''゛'` !/'´/イ;ィ:/: リ'!
          '; : : : : ;|ヾ     ,ィ')y'/;ィ:/
          ヽ:|'; :{ヘ     _   ゝ./!'´ !'
            /' ヽ! 、   ´,. ィ':i/
       _,,..../    /` ‐' ´l/リ゛
      ノ `丶、  {、   ´
     / ' ‐- 、   \トヽ、
     ,イ;;;:::、:_:::::::`ヽ、 _\!`)、
    i;/    ヽ::::::::::::', `>ヶ、:>
     !     '、:::::::::::',∨|:ハ! ',
    /      iヽ、:i::::::',. |:| ';〉 i
   /      l   /::::::::',.L! ';. !
   /      | ! /::::::::::::l  ハ
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581 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/20(月) 10:41:01
                _,,,,,,,,,,,,,,,_
            ,,,-‐''"~     ~゙ヽ、,,----、.,,,,_
         .,,r''~             ゙ヽ、   `ヽ、 最後の砦の祭りだ!!
        /                 ゙i,     `ヽ、
       /                   i,       ゙i,   http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1139341857/
~~'''''‐-= /                     i        ゙、
      i'             ;ヘ,     .:.::::i':::..       ゙,
      i                /./     .:.::::/.:.:.:..       i    今からでも遅くありません、チョコ大募集。
       ノ                / /     .:::::::/:::.:.:.:.:.       i
    /            /./  .:.:.:.:.:.:/,;.:.:.:.:._____     (<ヽ!}    なので、
    /             i^ヾ'i:.:.:.:.:.::::::; '  .:.:.:;'、;:;:;;;;:;;゙i .  ゙iヽ\  チンポほいやさぁ!!
  /              ..:....:.:゙、_ ゙:、:::::/  ,,,,,...-i'゙i;====ヨ    ,! \\  チンポほいやさぁ!!
  /;;;;i            .:.:.:.:゙i `ヽ、  :.:..:.:.:.:.:.:! ''゙i;:;:;:;:;;! ,r‐'゙゙'' ,! ヽ、>
 メ;;;;;;;i,           .:.:.:.:.:.:.:、  ゙'ー‐-、,,;---、ゞ ゙''''''i'/   /
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582 :名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/21(火) 11:34:18
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       ̄ | |  ̄お祭りワッショイ!. ̄! !  ̄
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